破壊するのだ! ! ──赤塚不二夫の「バカ」に 学ぶ
髙平哲郎、三上寛、坂田明、奧成達、足立正生、山下洋輔
2015/9/14 本体1,850円+税 ISBN:978-4-907276-38-6
ひとはなぜ裸になり、ケツにローソクを刺したり、
朝までギャグを語り、生産性のないことに高じるのか……
いや、こんな時代だからこそ「バカ」が必要なのだ!
赤塚不二夫の「バカ」とはいったい何なのか?
生前に親交のあった、サブカルのゴッドファーザー、ジャズメン、フォーク歌手、映画監督など、70年代サブカルチャーを牽引した大物たちが、いま語る赤塚不二夫のすごさ。
元『宝島』編集長にして『笑っていいとも!』のスーパーヴァイザー──髙平哲郎
過激なフォーク歌手にして俳優──三上寛
世界で活躍する日本フリー・ジャズの巨匠のひとり──坂田明
ビートニクの詩人でありジャズ評論家、伝説のパロディスト──奧成達
日本の映画界のラジカリスト──足立正生
日本のフリー・ジャズの大いなるピアニスト──山下洋輔
酒を飲み、裸になり、バカをやってきた生き証人たちが語る赤塚不二夫の正体。70年代の日本のサブカルチャーの一場面を浮彫にしつつ、混迷するこの時代にあらためて赤塚の残した「バカ」を追い、「バカ」の必要性を問う。
目次より:
ペーソスはいらないのだ!/書を捨て町を裸で街を歩くのだ/深遠なバカなのだ!/クーダラナイから良いのだ!/ほか
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ただバカっつったて、ホントのバカじゃダメなんだからな。知性とパイオニア精神にあふれたバカになんなきゃいけないの。(中略)リッパなバカになるのは大変なんだ。だから、バカになる自信がなかったら、キミもごく普通のリコウな人でいたほうがいいって。まァ、これでいいのだ!!
──赤塚不二夫『人生これでいいのだ!!』より
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