Home > Interviews > interview with Scuba - ベース・ミュージックのもうひとつの高み
個人的にいまはまったく興味がないだけなんだ(笑)。数年前は本当につまらなかったけど、ここ1年くらいはダブステップの周辺に面白い派生音楽があると思うし、そこはちょっと気にしてるけど、いまのダブステップを聴いてって言われたら、嫌だね。
Various Artists ホットフラッシュ・レコーディングス・プレゼンツ......バック・アンド・フォース Hotflush Recordings /Pヴァイン・レコード |
■さて、あなたはいま、ダブステップというジャンルはどんな位置にいると思いますか? ダブステップはすでに終わって、いまはポスト・ダブステップにあると捉える人もいるし、まだまだシーンは元気だという人もいるし、いろんな解釈があると思いますが。
スキューバ:んー、まぁ終わってないことはたしかだね。この前マイアミに行ってたんだけど、ガンガンかかってたよ(笑)。でもたしかに変わったし、ここ数年の変化を客観的に見るのは面白かったけどね。そしてその変化はジャンルとして成功してきた結果の変化だと思う。それには問題はないんだけど、ただ個人的にいまはまったく興味がないだけなんだ(笑)。数年前は本当につまらなかったけど、ここ1年くらいはダブステップの周辺に面白い派生音楽があると思うし、そこはちょっと気にしてるけど、いまのダブステップを聴いてって言われたら、嫌だね。
■欧米においてこのシーンはここ2~3年で加速的に拡大しましたね。最後にあなたがシーンの拡大を実感したときのことを教えてください。
スキューバ:んー、何かきっかけがあったという風には感じてないけど、徐々にそう感じるようになったかな。もともと自分もダブステップ専門とかじゃないし、レーベルも偶然ダブステップ的なレーベルに見られるようになっただけなんだよね。
■ありがとうございました。日本でお会いできるのを楽しみにしています。
スキューバ:ありがとう。僕も早く日本に戻りたいと思ってるよ!
最後に、『バック・アンド・フォース』に曲を提供している主なプロデューサーの名前を記しておこう。取材でも触れているように、ダブステップ、ファンキー、ミニマル、ハウスなど、実に多様性のある内容だが、ひと言で言えば、現在のベース・ミュージックにおけるテクノ系の総本山としての〈ホットフラッシュ・レコーディングス〉の特徴の出ている好コンピレーションになっている。
■BoxcutterBoxcutter / Oneric Planet Mu |
dBridge / Fabriclive 50 Fabric |
Scuba / Triangulation Hotflush Recordings |
Falty DL / You Stand Uncertain Planet Mu |
George Fitzgerald / Don't You Hotflush Recordings |
Roska / Rinse Presents Roska 12 Number One Rinse FM |
Mount Kimbie / Crooks & Lovers Hotflush Recordings |
Joy O - Wade In / JelsHotflush Recordings |
Untold / AnacondaGet Physical |
Cosmin TRG / A Universal CrushRush Hour |
取材:野田 努(2011年5月06日)