ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. Eli Keszler - Stadium (review)
  2. John Grant - Love Is Magic (review)
  3. Kankyō Ongaku ──日本のアンビエントにフォーカスしたコンピレーションが発売 (news)
  4. Kode9 & Burial - Fabriclive 100 (review)
  5. God Said Give 'Em Drum Machines ──デトロイト・テクノの新たなドキュメンタリーがローンチ (news)
  6. 冬にわかれて - なんにもいらない (review)
  7. 栗原康 × 大谷能生 ──ともにele-king booksから新著を刊行したふたりによるトークショウが開催 (news)
  8. Elecktroids ──ドレクシアがエレクトロイズ名義で残した唯一のアルバムがリイシュー (news)
  9. interview with GillesPeterson UKジャズ宣言 (interviews)
  10. DJ Sotofett ──DJソトフェットが来日ツアーを開催 (news)
  11. Niagara - Apologia / De Leon - De Leon (review)
  12. Norhern Soul ──『ノーザン・ソウル』、この最高な映画を見たらスリムのデニムを履けなくなる (news)
  13. Brainfeeder X ──〈ブレインフィーダー〉10周年を記念した強力なコンピレーションが発売 (news)
  14. Jah Shaka ──ジャー・シャカ来日20周年 (news)
  15. 『別冊ele-king フライング・ロータスとLAビートの革命』 ──刊行のお知らせ (news)
  16. Columns 「ハウスは、ディスコの復讐なんだよ」 ──フランキー・ナックルズの功績、そしてハウス・ミュージックは文化をいかに変えたか (columns)
  17. Maisha - There Is A Place (review)
  18. Cat Power - Wanderer (review)
  19. Columns 坂本龍一の『BTTB』をいま聴いて、思うこと (columns)
  20. James Ferraro - Four Pieces For Mirai (review)

Home >  Interviews > interview with Hot Chip - いいですか? 絶対に真実は言わないください

interview with Hot Chip

interview with Hot Chip

いいですか? 絶対に真実は言わないください

――ホット・チップ、2度目のインタヴュー

斎藤辰也    企画:野田努   通訳:伴野由里子  写真:小原泰広   Jul 09,2012 UP

 僕が欲しかったのは君だった
 さあ、僕らの最後の選択の時だ
 僕たち、どうやって嘘をついたり後知恵で批判したりするだろうか?
HOT CHIP "Don't Deny Your Heart"(2012)

 え~、またなの~? 親愛なる読者、どうかそう思わないで欲しい。来日ライヴはまるでパンクのコンサートのように、下手したらトリのブロック・パーティを食ってしまうほどの縦のりの大騒ぎだったホット・チップ。以下、バンドのフロントをつとめるふたり、アレクシス・テイラー(Alexis Taylor)とアル・ドイル(Al Doyle)といっしょに、実験的な取材を試みた......。

うん、髭のある女性は好きだな。とっても無愛想で......脅迫的で......暴力的で......男っぽくて......毛だらけで......髭が生えてる女性かな。


Hot Chip
In Our Heads

Domino/ホステス

Review Amazon iTunes

野田:いいですか? 今回はひとつルールを決めたいと思います。「絶対に、本当のこと、真実を言ってはいけない」というルールです。
どうでしょう?

アレクシス:(即答)了解。いいよ。

アル:りょ、了解......難しいね(笑)!

野田:それでは「ホットチップくん」、よろしくお願いします。

オッケー。えー、まず最初に、Welcome to Japan! ということで、日本の好きなところはどこでしょう?

アル:(即答)何にも好きじゃない。嫌い。

(一同爆笑)

アル:こんな感じで行きますよー、みんな(笑)!

アレクシス:この視点で、ちょっと考え方を変えてみよう。なんで僕が日本を好きか。食べ物がシンプルで、ここで食べれる料理はひとつだけ。

アル:そうだね......(笑)!

アレクシス:ハンバーガーしかないから。まあ、いいんだけど。あと、住んでる人が......もっと愛想があったらいいのになと思う。

アル:ふふふふ......(笑)!

アレクシス:献身的じゃないし、秩序もないし、何事にも雑だから。いや、これ難しいね。こんな嘘をついてると、僕が無礼に聞こえない?

(一同爆笑)

アレクシス:でも嘘をつき続けなきゃいけないんだよね。もっと上手く答えていこうか。

好きな女の子のタイプは?

アル:アレクシス、これはマジでちょっと......(笑)!

アレクシス:これも嘘じゃないといけないんだよね? 了解。(しばし沈黙)......とっても無愛想で......脅迫的で......暴力的で......男っぽくて......毛だらけで......髭が生えてる女性かな。

アル:うん、髭のある女性は好きだな。うん、髭か......気にしないけどね。

アレクシス:ほんと、こんなこと考えたことなかったよ。ねえ、やっぱり、ほら、すごく無礼に聞こえるよね?

アル:無礼になるのは愉しいよ! 日本では無礼な感じでいこう。ははは(笑)。

アレクシス:女性全員を不快にしてしまいそうだね。

心配しないで!「Don't Worry. There is nothing left to....」

アル:そうだね(笑)。

(註:アレクシスの別バンドであるアバウト・グループ≪About Group≫の曲"Don't Worry"の歌詞)

得意な楽器はなんですか?

アレクシス:僕はギターの才能が輝いてるよ。

(一同笑)

アレクシス:ギターに関してはハッキリと言える。それに、たぶん僕は世界一のギタリストだよ。惑星一だ。あとは、吹奏楽器ならなんでも得意。なんでもこいって感じだよ。

アル:僕も吹奏楽器は得意だな。

ほう。2010年のツアーでは"I Feel Better"のイントロでフリューゲル・ホルンをプレイしてましたね。

アル:そうそう。とても得意だよ......って、嘘つくのも大変だ!

アレクシス:これって僕らが嘘をついてることは読者に伝えてくれるの?

野田:もちろん、もちろん!

もちろん、もちろん! オフコース!

アレクシス:了解。いいよ。......でも、それも嘘かもしれないじゃない?

いやいやいや......なにもなにも......(笑)。

アル:ぷははははは! 了解(笑)。

このインタヴューはスペシャル・ゴージャス・ボーナス・トラックです!

アレクシス:了解。

アル:ははは、了解。気にしないで(笑)。

そう、そのロイヤル・トラックス(Royal Trux)みたいな感じです。

アレクシス&アル:ふふふふ......。

(註:『In Our Heads』のボーナス・トラック"Doctor"にはロイヤル・トラックスのニール・マイケル・ハガティ≪Neil Michael Hagerty≫がギターで参加しており、ロイヤル・トラックスのアルバム『Accelerator』のTシャツをインタヴュー時のアレクシスが着ていた)

司会と註釈:斉藤辰也(2012年7月09日)

123

Profile

斎藤辰也/Tatsuya Saito斎藤辰也/Tatsuya Saito
破られたベルリンの壁の粉屑に乗って東京に着陸し、生誕。小4でラルク・アン・シエルに熱狂し、5年生でビートルズに出会い、感動のあまり西新宿のブート街に繰り出す。中2でエミネムに共鳴し、ラップにのめり込む。現在は〈ホット・チップくん〉としてホット・チップをストーキングする毎日。ロック的に由緒正しき明治学院大学のサークル〈現代音楽研究会〉出身。ラップ・グループ〈パブリック娘。〉のMCとKYとドラム担当。

INTERVIEWS