クラフトワークとともに70年代クラウトロックのもっとも大きなインパクトとして知られるCAN。この度、〈Traffic〉より(英〈Mute〉経由にて)CANの全18タイトルがリイシューされる。過去何度かリイシューされているCANだが、今回はリミックス盤の『Sacrilege』(1997)、ライヴ盤『Music (Live 1971-1977)』(1999)、ベスト盤の『Anthology』(1994)、あるいはファンのあいだでは賛否両論の『Out Of Reach』(1978)や『Can』(1978)もリイシューされる。第一弾は7月17日。以後、2か月おきにリリースされていく予定。
『エーゲ・バミヤージ』のTシャツ付限定盤も発売、そして唯一の生存者であるオリジナル・メンバーのイルミン・シュミットの最新ソロ・アルバム『ノクターン』も同時にリリースされる。乞うご期待。
■第一弾再発シリーズ一覧 (7/17発売, 6W)
全作品共通情報:
・発売日:2020年7月17日(金)
・定価:2,400円(税抜)*Tシャツ付限定盤除く。
・紙ジャケット仕様(オリジナル・アートワークを再現)
・高音質CD: UHQCD仕様
・海外ライナーノーツ訳/ 日本盤解説付
CANはドイツのケルンで結成、1969年にデビュー・アルバムを発売。
20世紀のコンテンポラリーな音楽現象を全部一緒にしたらどうなるのか。現代音楽家の巨匠シュトックハウゼンの元で学んだイルミン・シュミットとホルガー・シューカイ、そしてジャズ・ドラマーのヤキ・リーベツァイト、ロック・ギタリストのミヒャエル・カローリの4人が中心となって創り出された革新的な作品の数々は、その後に起こったパンク、オルタナティヴ、エレクトロニックといったほぼ全ての音楽ムーヴメントに今なお大きな影響を与え続けている。ダモ鈴木は、ヴォーカリストとしてバンドの黄金期に大いに貢献した。