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What if punk never happend もしもパンクがなかったら

What if punk never happend
もしもパンクがなかったら

メディア総合研究所

野田 努

Amazon

Dec 24,2010 UP

手前ミソで恐縮ですが、久しぶりに自分の単行本が出たので報告させてください。『もしもパンクがなかったら』という我ながら青いタイトルの本は、雑誌『EYESCERAM』に2005年から連載中のコラム「SHOUT TO THE POP」をまとめたものです。自己解説すると、ざっくり言って、ゼロ年代後半の大きなムーヴメントのない時代のレポートのようになっているかと思います。正直言いまして、過去の自分の原稿を読むほど過酷な作業はないので、実はまだしっかり直視できていないのですが、「ムーヴメントがない時代」をテーマに宇川直宏のマイクロオフィスで三田格とトークショーをはじめた話なんかも書かれていて感慨深いものです。以下、目次を載せて、自己宣伝を終わらせいただきます。ちなみに、年明けの1月は復活!『ele-king』が1月17日に刊行予定、また、『ゼロ年代の音楽――ビッチフォーク編』という怒濤の刊行が続きます。自分で言うのも何ですが、どちらもかなり面白い本ですよ。(野田)

■Part 1
パンク・バンドが通俗的なディスコをカヴァーするとき――!!!『ラウデン・アップ・ナウ』は素晴らしい 14/「これは私が生きていくために必要なモノなの」と女性MCのシェイスティーは言う――グライムという新しいムーヴメント 18/ダフト・パンクのように、人生の無意味さをはしゃいでみせる屈折した陽気さはないけれど――LCDサウンドシステムの快進撃 22/「ワン、トゥ、スリー、ヘイメン!」、そしてリキッドルームには・インスピレーション・が鳴り響いた――来日したマッド・マイクとUR 26/ 私には、あんたをぶっぱなす爆弾がある――M.I.A.登場! 30/ スペイン語によるヒップホップで、イケイケで、猥褻で、とにかく最高に好色なダンス・ミュージックである――拡大するレゲトン・ブーム 34/それは「フェスティヴァルというよりは社会的集会に近い」と『ワイアー』は形容している――フリー・フォークなる新しいアンダーグラウンド 38/「それらは残酷な人生を送っている人たちによる日常生活の年代記なのよ」と彼女は語った――バイリ・ファンクの時代 42/音楽が時代への反抗心を内包するものであり、少数派の意見を反映するものであること――コールドカット『サウンド・ミラーズ』の挑戦 46/見事なほどに、これといった取り柄を持たないダメな人間たちを描いている――賛否両論のザ・ストリーツ『ザ・ハーディスト・ウェイ・トゥ・メイク・アン・イージー・リヴィング』 50/フロイト心理学を持ち出しながら健康のためのグループ・セックスを試行錯誤したヤッピーに比べたら――ディプロとボルチモア・ブレイク、あるいはDJシャドウの新作 54/「夜に似合う感じなのはたしかだよな。雨だな。雨がたくさん含まれてて、夜で、悲しくて......」――ブリアルとダブステップ 58/それが毎週末さまざまな場所で繰り返されるとなると、週末その街の繁華街から若者が消えてしまう――ニュー・レイヴなるトレンド 62/夏だ、「それは究極のバカ騒ぎよ」、MCのマリナは語っている――リオのホンヂ・ドー・ホレに注目 66/僕は夜が来るのを待つ。夏の終わりを待つ。外が暗くなるのを待つ――ダブステップのネクスト・ステップ 70/上品な子供たちの陰気なポップが聴こえる──ニュー・エキセントリックなるムーヴメントについて 74/すべての人びとは踊らなければならない──ヘラクレス&ラヴ・アフェアが訴えている 78/一九七〇年代にザ・ストゥージズのレコードを探すことは困難だった。しかしいまは違う──レトロ・ポップの時代 82/ユース・カルチャーはいまとにかく踊りたがっている、それもかなり強烈に──更新されつつあるUKの音楽シーン 86/ソニック・ユースには・スメルズ・ライク・ティーン・スピリット・がない──ニューヨークのアヴァン・ロック最前線 90/彼はいま、なんとしてでも人生を誉めてみたかったのだろう──ザ・ストリーツの最後から二番目の新作について 94/彼のなかの・彼女・が歌うとき――アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズを聴け 98/もしもパンクがなかったら......――ザ・キング・ブルースは素晴らしい! 102/それは大胆で口汚く、淫らでバカなスリム・シェイディを演じた彼にしては弱々しい言葉に思える――エミネムのカムバック作『リラプス』 106/UKクラブ・カルチャーの系譜において現在もっとも最良な結実であり......――ダブステップが迎える新局面 110/騒々しくて、目まぐるしくて、しかもスタイリッシュで、エンニオ・モリコーネとジャマイカの脈絡のない混合物で――ダンスホールのミュータントたち 114/大量生産されるロボットDJに抵抗するように......――デリック・メイの十三年のぶりのミックスCD 118/「無垢」、これはここ数年のUSインディにおけるキーワードである――ビーチ・ハウスというエレガントで憂鬱なポップ 122/この新ジャンルは、南アフリカで開催されるワールド・カップへの熱狂とも相まっているのだろうか?――UKファンキーなるダンスのモードを紹介しよう 126/二〇一〇年のティーンエイジ・ライオット――拡大するダブステップ 130/幸福は・余暇・にしか見出せないという切ない悲しみが、陶酔的なディスコビートによって表されているようじゃないか――チルウェイヴなる新しいムーヴメント 134

■Part 2
「だけどさ、嘘でもいいからメール欲しいよな? 嘘でもいいからメールをくれよ」――こだま和文『In The Studio』 140/この国で最高のロックンロール――RCサクセション『ラプソディー・ネイキッド』 144/公園通りには「チケット、売ってください」などと書かれたプラカードを持った若いファンが何人もいた――フィッシュマンズの七年ぶりのライヴ  148/街で遊ぶ――ストラグル・フォー・プライド『YOU BARK WE BITE』 152/彼らは一日を楽しく生きるために、くだらない冗談を言い合い、熱く語り、笑い、そして大声で歌う――泉谷しげるとギターウルフ 156/こんなご時世、信じるに値するのは愛の悦楽のみ――曽我部恵一『ラヴ・シティ』を聴きながら 160/世のなかはもう変わらないと諦めてしまっては、人は家畜みたいになってしまう――一九八〇年からのロックンロール・ショー 164/彼はバースデー・パーティの・ソニーズ・バーニング・を「坊やは燃えている」と歌った――石野卓球とWIRE 170/かつてジョー・ストラマーは新聞やニュース番組を見ながら歌詞を書いたと言うけれど......――鎮座ドープネスなるラッパーの『100%RAP』 174/俺は自分の足でクラブに行き、自分でフレンズを選び、自分で曲を作る、シーンのルールには興味もない、ただミュージックのみ――S.L.A.C.K.というラッパーについて 178/リリー・アレン、彼女もそう、もろにロンドン訛りだって言うね――あるぱちかぶと、そして彼の『◎≠(マルカイキ)』 182/この夏が終わったとしても......――やけのはらの『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』 186

■Part 3
「奴らを殺せ/おかまは死ななければならない/奴らの頭を撃ち抜け/おまえらも連中には死んで欲しいだろ」――ダンスホールとゲイ差別 192/ポップ・カルチャーのなかで同性愛に対する憎悪がここまで顕在化したことは、六〇年代以降なかったのではないだろうか――ますます加熱するゲイ憎悪 196/パーティで人を集めるには、昔から特別な音楽が必要なのだ――一枚一万円のディープ・ファンク 200/ブラジルの生んだフットボールの王様は、現役時代に五百曲以上の曲を書いている――ペレ『ジンガ』 204/アンダーグラウンドとは必ずしもアンダーグラウンドに閉じていくことではない。アンダーグラウンドとは可能性の追求である――ムーヴメント不在の時代 208/「これは新たなるサマー・オブ・ラヴか?」、サラはその真偽を確認するために侵入する――ニュー・レイヴ・ジェネレーション 212/その場にいた二百人は明日が月曜日であることを考えもせずに、雄叫びをあげ、激しく踊った――デリック・メイが静岡にやって来た! 216/遅刻したかのように私たちは駆け込む、秘密のレイヴ、内緒にしておいて、よろしくね――一九九二年のレイヴ・カルチャー 220/ぶっ飛んだままトイレに入って、山状に盛り上がった大便の海に財布を落とし、そしてどうしたと思う?――グラストンベリー・フェスティヴァルの思い出 224/悲しい日なのに、そのとんでもない状況にみんなから微笑みがこぼれた――渋谷のシスコ閉店 228/それは「ロックンロール選挙」であり「ヒップホップ選挙」でもあった──バラク・オバマとポップ・カルチャー 232/エイミー・ワインハウスのファースト・アルバムの内ジャケットの写真を見てごらんよ──エスカレートする大麻報道について思うこと 236/それもまた、スマイリーをめぐる冒険のアイロニカルな通過点だった――再刊されたコミック『ウォッチメン』を読みながら 240/ガソリンの涙がキミの目に浮かぶ、早くセックスしよう、死んでしまう前に――J・G・バラードが音楽に与えた影響 244

■Part 4
『ワシントン・ポスト』はジョニーについてこう結論づけている。「彼は反抗の世界における反抗者だったのだ」――パンクが右翼になるとき 250/ダグラス・クープランドは「買った経験は数に入らない」と八〇年代の高度消費文化を自虐的に批評したけれど――パンク三〇周年 254/狂人ではなく、人はそれを何故・並はずれた感受性・と言えなかったのだろう――シド・バレットに捧ぐ 256/いま僕たちが暴動を起こすとしたら、いったい誰に向けて石を投げればいい?――映画『ロンドン・コーリング』を見ながら 260/音楽は現世的な愉楽、幸福、微笑みの化けの皮をひっぺがす力を持っている――ロバート・ワイアット『コミックオペラ』、ゆらゆら帝国『空洞です』、七尾旅人『911FANTASIA』 264/セックス・ピストルズにもザ・クラッシュにも言うことができなかったメッセージを彼女は言った――初来日したザ・スリッツ 268/彼は描く、僕たちはどうしてロックンロールを手放せなくなってしまったのかを──ジュリアン・コープの『ジャップロックサンプラー』の翻訳を読んで 272/激しく燃え尽きるように、狂気を友としながら十代を生き急いだその人生に――シド・ヴィシャス三〇回忌 276/あのとき彼女たちを触発したのがクール・ハークやファブ・ファイヴ・フレディ、要するにヒップホップだった――ザ・スリッツの新作があまりにも良いので 280/いま、北京に行ってもパンクの店を見つけることができる。マルコムとヴィヴィアンなしではありえなかったことだ――マルコム・マクラレン、R.I.P. 284/彼女たちはショービジネスの世界で女性がありのままの普通でいることが、どれだけ異様に見えるかを証明した――ザ・レインコーツの初来日 288

野田 努

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