Home > News > ドニー・フリッツやオールマン・ブラザーズ・バンドの若き姿が見切れる!? - ――映画『コックファイター』が4週間限定で日本初公開!
ドニー・フリッツが出演している、だと......?
スワンプ・ファンはもちろん、シネフィルのみなさん、若き音楽リスナー諸兄、いまもっともトレンドから遠い(と敬意をこめて。)サザン・ロックの髄液を視覚的に味わえる吉報が舞い込んだ。
ホワイト・ソウルの名盤『PRONE TO LEAN』を世に残し、09年の来日でも大きく話題となったシンガーソングライター、ドニー・フリッツやオールマン・ブラザーズ・バンドも出演していたという日本未公開映画がついに上陸。ドニー・フリッツはサム・ペキンパー監督『ビリーザキッド/21才の生涯』等への出演も知られるところだが、本作ではマスク姿が確認できるとのことだ。滾る。
音楽を手がけるのは「ミスターAOR」ことマイケル・フランクス。こちらも大御所だが、シティ感覚にあふれる、ジャジーでメロウな作風を確立する以前の音源だというから、大いに注目されるポイントである。
映画史的な評価・重要性については、下記をご覧あれ!
公式サイト:http://www.cock-f.com/
シアター・イメージフォーラム上映案内:http://www.imageforum.co.jp/theatre/
映画「コックファイター」ニュープリント版
2013年1月19日(土)より、
4週間限定渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開!
後、全国順次公開
(C) 1974 Rio Pinto Productions, Inc. and Artists Entertainment Complex, Inc.
名優ウォーレン・オーツ『ガルシアの首』×鬼才モンテ・ヘルマン『断絶』
闇に葬られた幻の傑作が、製作39年目にして35mmニュープリント日本初公開。
スクリーンに叩きつけられた負け犬たちの意地が、今ここを荒野へと変える!!
今週末1月19日(土)より渋谷のシアター・イメージフォーラムにて39年の時を経て映画『コックファイター』が4週間限定で日本初公開となる!
この映画の音楽を担当したのは、マイケル・フランクス(1944~)。
フランクスはその後1975年に発表したセカンドアルバム『アート・オブ・ティー』で自らの音楽スタイルをスムースジャズ(フュージョンの一様式の名称で、日本では独自の呼称「AOR(大人向けロック)」を当てはめられることもある)路線に転換し、以後一貫して同路線を継続することになる。
1977年発表のアルバム『スリーピング・ジプシー』に収録されたアントニオ・カルロス・ジョビンに捧げられた歌曲『アントニオの歌』がよく知られている。
さらにこの映画『コックファイター』には思わぬ人たちが"出演"している。
ひとりはドニー・フリッツ。そうです、あのサザン・ロックの大ベテラン。
といっても出演当時はファースト・アルバムが出たばかりか出る直前。
ホテルでの闇闘鶏会場を襲うギャングのひとりとしてマスクを被ったままの演技なので、残念ながら素顔は見られません。
老人のマスクを被った人物がそうです。
ちなみに何故彼がこの映画に出演したかというと、その前に『ガルシアの首』にも出演していて、ウォーレン・オーツの推薦によるものだったとのこと。
そしてオールマン・ブラザーズ。
闘鶏のシーンを見学にやってきたところ、そのまま闘鶏場の観客として出演することになった。
こちらは、「ジュニア」と呼ばれる青年との闘鶏シーン。
青年が反則負けになる場面に注目。あの会場のどこかにメンバーが映っているはず。
メンバーのひとり、ディッキー・ベッツはこの映画の音楽を作りたがっていたという。
マイケル・フランクスの音楽に耳を傾け、ドニー・フリッツやオールマンブラザーズのメンバーをスクリーンで探しながら映画を楽しんではいかが?
公式サイト:http://www.cock-f.com/
シアター・イメージフォーラム上映案内:http://www.imageforum.co.jp/theatre/