Home > News > new releases in 2014 - 青春パンクのノイズ/ドローン? 年明け1月は注目作が目白押し!
1月1日。元旦早々、ディストピアですよ。ロンドンの電子音楽の急進派、アクトレスの新作『ゲットーヴィル』。アクトレスとは、UKのおけるもっとも目立ったデトロイト・テクノ・フォロアー(自らホアン・アトキンスの系譜だと主張)のひとり。すでに『スプラッシュ』(2010年)や『R.I.P.』(2011年)といった傑作を発表している。自身が主宰するレーベルからもゾンビーの『Where Were U In '92?』(2008年)やローンの『Ecstasy & Friends』(2009年)などの名作をリリース。パンダ・ベアがリミキサーに起用したり、テクノ・ファンのみならず、その名は幅広く知れている。今回は、新作『ゲットーヴィル』と、入手困難だったデビュー・アルバム『ヘイジーヴィル』も同時にリリースされる。
1月8日は、知る人ぞ知る日本のパンク・ファンク・ダンス・バンド、ゴロ・ゴロのアルバムがリリース。ご機嫌な新年にぴったりの、パンクかつダンスのファンタジーだ。大穴狙いとも言える。
さらにこの日は、本格的にヒップホップのトラック作りに着手したジョン・フルシアンテの、ブラック・ナイツなる新プロジェクトのアルバム『メディーヴァル・チャンバー』もリリースされる。ウータン・ファミリーのCrisisとRugged Monkのラップが見事に絡み合っている。
1月15日は激戦日、いわば死のグループだ。注目のハードロック・バンド、快速東京の新作『ウィーアーザワールド』があり、およそ9年ぶりの新作を発表する銀杏BOYZの2枚同時発売、そして〈BLACK SMOKER〉からは奇才BUNとHIDENKAのふたりによるアルバムが出る。どれもが注目作だが、とくに銀杏BOYZの2枚は問題作で、好むと好まざるとに関わらず、話題をかっさらうだろう。そもそもこのバンドがノイズとテクノとサンプリング・アートに手を染めることを誰に予測しえたであろう。ライヴ盤のほうも青春パンクのノイズ/ドローン・ヴァージョンとも呼べる衝撃作だ。
1月22日には、酔いどれブルース・ロック・バンド、踊ってばかりの国の待望の新作『踊ってばかりの国』が待っている。そして、1月末には、日本を拠点に活動するアンビエント・ユニット、イルハのセカンド・アルバム『Akari』がリリースされる。これ、アンビエント・ファンはぜひ気にして下さい。
■1月1日発売
Actress -
Ghettoville
WERKDISCS/ビートインク
Actress -
Hazyville
WERKDISCS/ビートインク
■1月8日発売
GORO GOLO -
Golden Rookie, Goes Loose
Pヴァイン
BLACK KNIGHTS -
MEDIEVAL CHAMBER
AWDR/LR2
■1月15日発売
快速東京 -
ウィーアーザワールド
felicity
銀杏BOYZ -
光のなかに立っていてね
初恋妄℃学園
銀杏BOYZ -
BEACH
初恋妄℃学園
HIDENKA x FUMITAKE TAMURA (BUN) -
MUDDY WATER
BLACK SMOKER
■1月22日発売
踊ってばかりの国 - 踊ってばかりの国
ツクモガミ