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Home >  News > Chim↑Pom展 - ──「ヤジルシソビエトル~ChimとPomのパラドックス」

Chim↑Pom展

──「ヤジルシソビエトル~ChimとPomのパラドックス」

Oct 30,2014 UP

会期:2014年11月1日(土)~11月29日(土)
会場:無人島プロダクション
135-0022 東京都江東区三好2-12-6
info@mujin-to.com  www.mujin-to.com
Open:火~金|12:00-20:00
土・日|11:00-19:00
Closed:月(11/10、17) ※11/3、24はオープン

Chim↑Pomの無人島プロダクションでは3年ぶりとなる個展が開催されます。
どこまで一般公開できるか微妙ですが、凄い内容の展覧会になりそうです。

無人島プロダクションでの個展開催は、2011年 の「REAL TIMES」「SURVIVAL DANCE」以来、3年ぶりです。今回も、ギャラリーフロアのみならず、エントランス部分や天井裏、事務所領域まで 使ったインスタレーションを展開します。

本展の展示のキーワードは「ボーダー(境界)」です。
2011年の2つの個展と、2012年にChim↑Pomがワタリウム美術館でキュレーションした「ひっくりかえる」展、そして現在進行 中のプロジェクトで、2015年福島の帰還困難区域内で開催する「見ることが できない」国際展「Don’t follow the wind」を進めていくうちにChim↑Pomは「ボーダー」という概念に着目しはじめたといいます。
また、今夏NYでChim↑Pomは「展覧会を キャンセルする」ビデオインスタレーション「コヨーテ」を発表しました。「コヨーテ」は、Chim↑Pomメンバーのエリイが抱えるアメリカへのイミグレーション問題という事実をベース に、1974年にヨーゼフ・ボイスがアメリカで行ったパフォーマンス「コヨー テ-私はアメリカが好き、アメリカも私が好き」を引用した作品です。
隠語で「コヨーテ」と呼ばれるメキシコからの密入国斡旋業者の存在を作品内に示しつ つ、9.11以降のアメリカのセキュリティ強化やイミグレーション、不法移民 の問題など、ボイスのパフォーマンスからちょうど40年後の現在のアメリカが 抱える問題を「外から」浮き彫りにした作品も「ボーダー」についてChim↑Pomが考えるきっかけとなっています。
さらに本展でChim↑Pomは、「ボーダー」を考察するキーとして、「パズル」と「パラドックス」を展示の 重要な構成要素と捉えています。
パズルのピースは、「SURVIVAL DANCE」展以降、たびたびChim↑Pom作品に登場しています。
2011年 にはじめて登場した際には、世相を反映した「ピースが崩れた」という、ホワイトキューブのギャラリーの壁がパズル状にばらばらに切り 取られ壊された作品を 発表しましたが、今回はギャラリーから切り出したピースを国や歴史、文化が異なるバラバラな場所へと移植し、代わりにそこから同じ形 に切り抜いたピースた ちをギャラリーに運び入れ繋ぎあわせることで、「壊れたピース」の再生・修復を試みます。
し かしやはり同時に、現実にはさまざまな異なる二者を分けるボーダーは歴然と社会に存在し、近年その境界線━たとえば領土問題、アート と猥褻、都市と田舎、 福島の帰還困難区域など━はどんどんはっきりと規定され、そしてそのボーダーの壁はグローバリズムの中で価値観が均一化されてきた中 でも、さらになお高く なってきているようにも思われます。
今回Chim↑Pomは、国境や帰還困難区域、リーガルとイリーガルといった、歴史や社会状況で変化 する現実の事象だけでなく、思想や生と死といった概念のボーダーや、文化や言語の違いについての考察も新作を通して行います。
社会に表現者として真っ向から対峙しているChim↑Pomが、さらに大きな広がりをもったことを本展で確かめていただけることでしょう
今回ギャラリーの入口は封鎖されたような構造になっています。
それを外と中の境界線ととるのか、アートの敷居の高さととるのか。
是非、そして心してこのボーダーに足を踏み入れてください。
※ある問題を論理学のうえで解を求める場合、その問題は3種(あるいは4種)
に分類されるという。すべてが整合した唯一の解が導ける「パズル」、それぞれに理の ある複数解が互いに矛盾する「ジレンマ」、論理的に解けそうでいて不思議と解答が見つからない「パラドックス」です(もうひとつは、 とんちが必要ななぞなぞのような「リドル」)。

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