Home > News > TOKYO BLACK STAR - アレックス・フロム・トーキョーのレーベル〈World Famous〉第一弾が素晴らしいです
アレックス・フロム・トーキョーが新設したレーベル〈World Famous〉(世界で有名)からの第一弾……Tokyo Black Starの新作EP「Edo Express EP」がリリースされてから早10日が経っている。
ええと、アリックスクン……ではなくアレックスは、90年代後半の東京のアンダーグラウンド・シーン、それも当時“ディープ・ハウス”と呼ばれたシーンで活躍した在日フランス人DJで、ここ10年以上は、ずうっとニューヨークを拠点にワールド・フェイマスな活躍をしてらっしゃる(欧米/アジアの主要都市をはじめ、先日もはコロンビアでDJしたそうで、毎年必ずイスラエルでもまわしている)。「明日なき世界で暮らしているかのような熱狂」のなかで、DJをし続けているのだという。
で、熊野功雄(エンジニアとして有名)とのプロジェクト、Tokyo Black Starの4曲入りの新作「Edo Express(江戸急行) EP」がレーベルの第一弾として先頃リリースされたってわけ。
そのなかの曲、“Mitokomon”を聴いてみよう。
なぜか江戸時代の政治家の名前が曲名になっているのだが、曲はとてもユニークな(アップセッターズがハウスをやったような)ラテン・ディープ・ラガ・ハウスで、主旋律はまるで昔の西部劇のようだ。
彼らが好きなエレクトロ・ファンクな曲もあれば、“Meltdown”などという、電力自由化を控えた我々にとって、ある意味実に重たい主題を投げかけるような曲もある。いずれにせよ、密度の高い4曲です。ぜひレコード店で手にとって欲しい。