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News

Takehisa Kosugi横浜トリエンナーレ 演奏風景 (2008 年)

Takehisa Kosugi

──50年代から現在に至る小杉武久の活動を紹介する展覧会が開催、トークや上映会も

Dec 06,2017 UP

 個と集団の即興、イヴェントとコンセプト、電子音楽からサウンド・インスタレーション――小杉武久の歩みをたどりなおすと1960年代以降の実験的な音楽の歴史がみえてくる。かたわらにいるのはケージやテュードアやマース・カニングハム、ナム・ジュン・パイクとフルクサスのながれがある一方でジム・オルークやボアダムスのヤマタカEYEら、ピチピチした音楽ファンにもおなじみの名前が登場するのも小杉武久の作品がくりかえし問題にされてきたゆえんである。その可能性はときを経るごとに古典的な風合いを帯びるどころかいよいよ存在感を増しつつある、ひとつには作品の射程の広さと深さにおいて、さらにそれが継起的につねに現在にありつづけることによって。たとえば《マノ・ダルマ、エレクトロニック》(1967 / 2015年)は数個の発振器とトランスミッターと受信機にあたるラジオを、間隔をあけて天井から紐で吊し扇風機の風をあてると場内の空気の状態で受信状態が変わるさまを聴くサウンド・インスタレーションであり、これはのちに《キャッチ・ウェーブ》へ発展していくことになるだろう。あるいはソーラーパネルを電源に電子音を発生させる多数のオブジェクを机の上に乗せ、ちかづく観客がオブジェの光を遮断すると音がかわる《ライト・ミュージックⅡ》(2015年)しかり、本展のサウンド・インスタレーションは視聴覚上の体感はむろんのこと観客の鑑賞が作品にかかわることで、観る(見る)こととつくることが共存するひらかられた作品でもある。小杉武久は音をながれるにまかせ、西欧的な形式はもとより、そこにこびりついたしつこい制度も洗いながそうとした。タージ・マハル旅行団はその結晶のひとつだがヒエラルキーがないからすばらしいのではない。音は囁いたり呟いたり飛び跳ねたかと思えば、寝転んでいる、即興という名称からして自由な、ところがじつはそうでもないこともすくなくない方法を小杉武久は60年代末から70年代にかけてすでに解放していた。その時代的な背景を述べるのは本稿の主旨ではないが本展に足を運べば、1938年に生まれたたぐいまれな音楽家の足跡を一望できるチャンスがある。

タージ・マハル旅行団 (1971 年)

 展覧会は5部構成。まずは「グループ・音楽から反音楽へ(1957~1965年)」(第1章)からはじまり、ついで「フルクサスからインターメディアへ(1965~1969年)」(第2章)さらに「タージ・マハル旅行団(1969~1976年)」(第3章)、「マース・カニングハム舞踊団(1976年~)」(第4章)と、時間軸に沿って記録写真、チラシやポスター、プログラムなどのアーカイブ資料で小杉の履歴を俯瞰する構成をとっている。上述の《マノ・ダルマ~》などは第5章「サウンド・インスタレーション(1963年~)」での展示だが、これだけ網羅的な記録が集まる機会はまたとないだろうし、会期中はトークや映像など(フルクサス的な意味じゃないほうの)イヴェントももりだくさんなので、関西圏はむろんのこと、それ以外のみなさんも、音楽のピクニック気分で足を運ばれるのをはげしくおすすめします。(松村正人)

小杉武久 音楽のピクニック

会場:兵庫県芦屋市立美術博物館
会期:2017年12月9日(土)~2018年2月12日(月・祝)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし1/8・2/12は開館、1/9は休館)、年末年始(12/28-1/4)
観覧料:一般800(640)円、大高生500(400)円、中学生以下無料(括弧内は20名以上の団体料金)
フリーパス:一般:1,200円/大高生:800円
※ご本人様に限り、会期中何度でも展覧会をご覧いただけるお得なパスポートです
高齢者(65歳以上)及び身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳所有の方ならびにその介護の方は各当日料金の半額
※同時開催「昔のくらし」展の観覧料も含む
※観覧無料の日:2017年12月24日(日)、2018年1月8日(月・祝)

■関連イベント
1. トークショー
高橋悠治(作曲家・ピアニスト) 聞き手:川崎弘二(電子音楽研究)
日時=2017年12月23日(土・祝) 14:00~ *約1時間を予定
会場=講義室
定員=80名
参加費=無料(ただし要観覧券)
*要事前申込(締切12月7日(木))

2. 対談
小杉武久(音楽家) × 藤本由紀夫(アーティスト)
日時=2018年1月13日(土) 14:00~ *約1時間を予定
会場=講義室
定員=80名
参加費=無料(ただし要観覧券)
*要事前申込(締切12月25日(月))

3. 上映会
日時=2018年
1月27日(土) プログラム1「小杉武久 演奏記録」
1月28日(日) プログラム2「現代美術とのかかわり」
2月10日(土) プログラム3「PR映画・記録映画・科学映画」
2月11日(日) プログラム4「マース・カニングハム舞踊団」
いずれも13:30より(開場13:00~)
会場=講義室
定員=80名
参加費=無料(ただし要観覧券)
*申込み不要、直接会場へお越しください。
*上映予定作品は芦屋市立美術博物館の公式HPよりご確認ください

4. ギャラリー・トーク
日時=2017年12月16日(土)、2018年2月3日(土)
いずれも14:00~ *約1時間を予定
会場=展示室
参加費=無料(ただし要観覧券)
*申込み不要、直接会場へお越しください。

〈1、2の申込方法〉
往復はがきに参加希望者全員の氏名(2名までお申込可)、代表者の住所・電話番号と希望のイベント名を明記のうえ、芦屋市立美術博物館までお送りください。
【申し込み注意事項】
※お申込みは1つのイベントにつき1通、申込多数の場合は抽選。
※申込締切日の2~3日後に結果や参加方法をお知らせいたします。お知らせが届かない場合は、お手数ですがご連絡ください。




グループ・音楽 「即興音楽と音響オブジェのコンサート」 チラシ (1961 年)

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