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Home >  News > φonon - ──佐藤薫主宰の〈フォノン〉が一挙3タイトル新作をリリース

φonon

φonon

──佐藤薫主宰の〈フォノン〉が一挙3タイトル新作をリリース

Sep 04,2019 UP

 勢いが増してきました。2018年にローンチした EP-4 の佐藤薫によるレーベル〈φonon(フォノン)〉が、きたる10月11日になんと、一挙に3タイトルを発売します。1枚は正体不明の歌手マダム・アノニモ、もう1枚はテンテンコ、そして A.Mizuki によるラヂオ・アンサンブル・アイーダの計3枚です。それぞれ強い個性を放つアーティストだけに(約1名ナゾですが)、どれもリリースが楽しみです。詳しくは下記をご覧ください。

〈φonon(フォノン)〉のニュー・リリース3タイトル
2019年10月11日(金)発売


●Madam Anonimo(マダム・アノニモ)
『il salone di Anonimo(サロン・アノニモ)』
(SPF-011・税別2,000円)

〈φonon〉初の歌モノ作品。70歳を超えるというソプラノ女性歌手、Madam Anonimo (アノニモ夫人)の「il salone di Anonimo (サロン・アノニモ)」だ。その名は匿名であり無名、そもそも名前は不要であり、アノニモは仮の名でしかない。60年代よりアングラ劇団などで歌っていたという彼女だが、その歌声による作品は半世紀を経ながら本作が初となる。アルバムは異形のカバー曲集となっており、東西の有名楽曲が14トラック収録されている。
〈φonon〉ではおなじみの楽士、森田潤が音楽プロデュースを担当。アノニモ本人による自録りに近いアカペラ音源を基に、モジュラー/電子自動演奏による一人集団即興を繰り広げ、アノニモの部屋を彩っている。シャンソン~カンツォーネ~オペラからアメリカン・ソングブック、そしてサイケロック~現代音楽から“革命的”軍歌まで、独自の解釈とパラフレーズが黒く輝いている。──アノニモ夫人とは何者なのか?

ライナーノーツ・佐々木敦、市田良彦
ジャケットデザイン・内山園壬
※初回プレス限定ボーナスCD付

試聴リンク
https://audiomack.com/artist/onon-1/


●Tentenko(テンテンコ)
『Deep & Moistures(ディープ&モイスチャーズ)』
(SPF-012・税別2,000円)

新時代のミュータント・ポップを体現するテンテンコ。自主レーベル〈テンテン・レコーズ〉から毎月発表してきたプライベート作品のCD-Rは、これまでに約50枚のコレクションを形成しているが、中でも15枚以上のシリーズとして人気の高い“Deep & Moistures”から選りすぐった13トラックに、未発表曲を加え全14トラックがコンパイルされたのが本アルバム。
鋭い重工業ビートで脳髄に切り込んでくるかと思えば、鼓膜をスルーしたノイズで内臓を刺激したり、人懐こくキャッチーなリフで急所をくすぐる……。歌メインのテンテンコ名義作品やライヴとは異なる趣の収録曲たちは、カシオトーン、リング・モジュレーター、オシレーター、サンプラー、ポータブル・シンセ──などの機材を自ら操って作られ、自宅スタジオで録りためたトラック、ライヴやイベントのために制作した作品などから構成されている。テンテンコの、宅録とライヴの現場というスペースを自由に往き来する活動スタイルと、アーティストとしての柔軟な姿勢が表現された“一家に一枚”の決定盤だ!

ライナーノーツ・伊東篤宏
ジャケットデザイン・Material

試聴リンク
https://audiomack.com/artist/onon-1/


●Radio ensembles Aiida(ラヂオ・アンサンブル・アイーダ)
『by chance ≒ by choice(バイ・チャンス ≒ バイ・チョイス)』
(SPF-013・税別2,000円)

A.Mizuki のソロ・ユニットであるラヂオ Ensembles アイーダ。これまでに発表された『IN A ROOM』と『From ASIA』の Radio Of The Day シリーズ2作に続くサード・アルバムが本作。前2作同様、BCLチューナー片手に訪れたタイ/アメリカ/日本──各地でのフィールド・レコーディング音源を素材としながらも、本作では、複数音源を恣意的にミックスしたり、サイコロをロールして出た数字による偶然の順番で並べてミックスしたりと、トラックごとに異なる脱々構築的な試みが成功している。
従来の手法を深化~発展させ、仕掛けられた偶然と意図的/恣意的な選択とが限りなくイコールに近づこうとする空間に、脱構築と構築がせめぎ合う不確定的コンポジションが奇跡的に成立し、不可思議な時空を表出させる。意図と恣意と選択、選択は仕掛けられた偶然、偶然は選択された必然──と、リスナーに“人が何に価値を見いだすのか?”を問う、価値への挑戦とも言える意欲作だ。なお、テンテンコ、佐藤薫、森田潤が参加し、時間指定された進行表でBCLラヂオを演奏した19年平成ラストデイ@DOMMUNEの“φonon Radio Orchestra”ライヴ演奏も収録している。

ライナーノーツ・中原昌也
ジャケットデザイン・河村康輔
マスタリング・noguchi taoru

試聴リンク
https://audiomack.com/artist/onon-1/

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