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John Corbett

John Corbett

──フリー・インプロヴィゼーションについての画期的入門書が翻訳、刊行記念イベントも開催

Oct 08,2019 UP

 インプロって何? フリーって、自由? なんとなくはわかるけど、でもやっぱりよくわからない……そんなアナタに朗報だ。シカゴの音楽批評家にしてミュージシャン、ジョン・コルベットによる画期的な入門書が翻訳された。タイトルは『フリー・インプロヴィゼーション聴取の手引き』。直球である。
 また、今回の邦訳刊行を記念し、10月26日に国分寺M'sにてトーク・イベントが開催される。出演は、訳者の工藤遥、ele-kingでもおなじみの細田成嗣、そして若手批評家の仲山ひふみ。これはなかなか興味深い議論を聞くことができそうだ。お時間ある方はぜひ!

『フリー・インプロヴィゼーション聴取の手引き』
ジョン・コルベット著 工藤遥訳

●内容紹介

「前提とされている自分の役割は何なのか。そして自分がそれをしなかったらどうなるのか。」一部の先鋭的なミュージシャンにより、あらゆる前提がひっくり返された音楽=フリー・インプロヴィゼーション。好奇心溢れる全ての音楽ファンに捧げる画期的入門書、ついに邦訳!
【附録】即興音楽のさらなる探索のための書籍・録音作品リストを掲載(選書・選盤=細田成嗣)

●著者略歴

著者:ジョン・コルベット(John Corbett)
1963年生まれ。シカゴを拠点に活動する音楽批評家、ミュージシャン、プロデューサー、キュレーター。レーベル兼ギャラリー〈Corbett vs. Dempsey〉主宰。著書に、Extended Play: Sounding Off from John Cage to Dr. Funkenstein(1994年)、Microgroove: Forays into Other Music(2015年)、A Listener’s Guide to Free Improvisation(2016年)、Vinyl Freak: Love Letters to a Dying Medium(2017年)、Pick Up the Pieces: Excursions in Seventies Music(2019年)。

訳者:工藤 遥(くどう・はるか)
1986年生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了(音楽文化学)。研究領域はフリージャズ文化史、音盤蒐集学。

●推薦コメント

「くすっと笑えるユーモアと、音楽好きなら心当たりのあるちょっとした出来事を引用しながら、あなたを未知の世界に導いてくれる最高の即興音楽入門書にして、音楽と即興をめぐる好奇心と思考のガイドブック。即興音楽の根底にある様々な発想や思想が、この先の社会に大きな意味をもつと思っている私にとって、本書はヒントの宝庫でもあります。」
(大友良英/音楽家)

「ありそうでなかった、そして、こんな本が欲しかった、ユーモアとウィットとエスプリに富んだ即興音楽入門。コルベットの愛と悪戯心に満ち満ちた筆の運びは、さながらそれ自体が論述のインプロヴィゼーションのようだ。初心者のみならず、うるさ方の皆々様も必読!」
(佐々木敦/批評家)

「フリー・インプロヴィゼーションって何だろう。どう楽しんだらいいんだろう。こう思っている人には、本書は最高の手引書だ。即興音楽聴取をバード・ウォッチングになぞらえる本書は、私たちが通常「音楽」と考えている領域の外側に広大な音の世界が広がっていることをその聴き方とともに教えてくれる。本書が紹介する定番ツアーから始めるのもよし、いきなり未開の荒野に進むのもよし。即興音楽をあらゆる人に解放する画期的ガイドブック!」
(毛利嘉孝/社会学者)

●商品データ

出版社: カンパニー社
判型:小B6判(17.4 x 11.2 x 1.3 cm)
頁数:168ページ
定価:本体1600円+税
発売日:2019年9月27日
ISBN978-4910065007
http://p-minor.com/?pid=145692178


●刊行記念イベント

即興音楽の入門と応用──ジョン・コルベット『フリー・インプロヴィゼーション聴取の手引き』刊行記念

米国の音楽批評家/ミュージシャンであるジョン・コルベットによる即興音楽の画期的入門書『フリー・インプロヴィゼーション聴取の手引き』(工藤遥訳、カンパニー社)の邦訳版刊行を記念し、訳者でありカンパニー社代表でもある工藤遥さん、および批評誌『アーギュメンツ♯3』の共同編集人であり即興音楽とも関わりの深い哲学者レイ・ブラシエの訳書を準備している仲山ひふみさんとともに、即興音楽の入門と応用をめぐるトーク・イベントを開催します。前半は「入門編」として『フリー・インプロヴィゼーション聴取の手引き』のエッセンスを抽出し、訳者の裏話やコルベットが紹介している音源などを交えつつ、ときに聴かれることなく敬遠/称揚されてしまう即興音楽の「聴き方」を、聴くことの入門にまつわる様々な言説を踏まえながら紹介/検討します。後半では「応用編」として主に現代の即興音楽とその周辺の事例をピックアップしつつ、コルベットの「聴き方」はどこまで応用できるのか/他にも「聴き方」はないだろうか/そもそも聴取が中心であるべきなのか/音響以降の即興音楽をどのように考えられるのか/絶滅と共生の非人間中心主義的な哲学はどのように現代の即興音楽と関わるのか……といった議論へと向かいます。(細田成嗣)

出演:細田成嗣(ライター/音楽批評)、工藤遥(カンパニー社)、仲山ひふみ(批評家)
日時:10/26(土)19:30~
料金:チャージ1300円、別途1オーダー(学割:チャージ800円、別途1オーダー)
会場:ART×JAZZ「M’s」(エムズ)
   東京都国分寺市本町2-7-5赤星ビルB1F
   TEL:042-325-7767
   https://www.ms-artjazz.com/
フライヤーデザイン:内田涼

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