Home > News > Ryoji Ikeda - ──池田亮司のインスタレーション音源がリリース、限定999部
日本のグリッチを代表するひとり、池田亮司。さまざまなアプローチでヴィジュアルとサウンドの可能性を探求してきた彼の新たな作品、『music for installations vol.1』が3月26日にリリースされている。
同作はこれまでのオーディオ・ヴィジュアル・インスタレーション音源を集めたもので、不可視なデータを知覚化する「datamatics」シリーズや、あらゆるデータをバーコードと0と1のパターンに変換する「test pattern」シリーズからのものが収録されている。
96ページに及ぶブックレットも付随するとのことで、これは手元に置いておきたい一品だ。限定999部とのことなので、お早めに。
Ryoji Ikeda
music for installations vol.1
池田亮司が世界各地で発表しているオーディオヴィジュアルインスタレーションの音源を集めた『music for installations vol.1』をcodex | editionから限定999部でリリース
音そして視覚的要素、物理や数学的なアプローチを用いて人間の知覚能力やテクノロジーの臨界点に挑むような作品を様々な形態で発表し続けている作曲家/アーティストの池田亮司。このたびcodex | editionから、オーディオヴィジュアルインスタレーションの音源を集めた『music for installations vol.1』を限定リリースする。池田が長期的に取り組んでいる不可視なデータを知覚化するプロジェクト「datamatics」シリーズから《data.tron》や《data.flux》、あらゆるデータをバーコードと0と1のバイナリパターンに変換して見る者を激しい明滅の渦に巻き込む「test pattern」シリーズよりニューヨーク・タイムズスクエアのビルボードをジャックした《test pattern [times square]》などを含む、これまで世界各地で発表してきた作品の中から貴重な音源を自ら厳選・編集して計7曲を収録。今回は「music for installations」シリーズの第一弾として発売され、今後vol.2とvol.3がリリース予定。
池田のインスタレーション作品では常にサウンドとイメージの同一性が保たれているが、それらがひとたび離れサウンドに焦点を当てることによって、本作では池田の音が生み出す精細で複雑な構造の美しさがより際立っている。順列と不規則性のバランスが織りなす、静謐かつ時に激しく展開される音の世界に感覚が研ぎ澄まされていく
また、CDとセットになった96ページのブックレットには収録曲の作品図版を多数掲載し、アーカイブとしても魅力的な一冊に仕上がっている。同レーベルから発売された前作『music for percussion』(2018)のジャケットデザインを継承しており、ぜひコレクションに加えたい一作。
* CDと96ページのブックレットのセット
* 限定999部、エディションナンバー入りカード付き
* 3月16日(火)20時(JST)よりcodex | editionのオンラインショップにてプレオーダー開始
[商品情報]
アーティスト: Ryoji Ikeda
タイトル: music for installations vol.1
レーベル: codex | edition
品番: CD-002
税込価格: 4,950円
発売日: 2021年3月26日(金)
(デジタル音源は2021年4月リリース予定)
TRACK LIST
1. data.tron (2007‒14)
2. test pattern (2008‒17)
3. data.tecture (2012/2015)
4. data.path (2013)
5. test pattern [times square] (2014)
6. data.scape (2016)
7. data.flux (2017)
合計収録時間:66:43