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DJ file

Prettybwoy

Mar 22,2013 UP

DJ file(7)

Prettybwoy

取材:野田 努

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UKのパーティには行ったんですか? 

Prettybwoy:残念ながら、まだ飛行機で北海道(修学旅行)しか行ったことないです。

トラックを作りはじめたのはいつからですか?

Prettybwoy:大学生の頃、(まだWindows98)ノートPCでACIDの廉価版を買って、弄っていましたが、本格的にはじめたのは、2010年の後半から、PCを新しくしてからです。その前少しのあいだ、友人から古いPCを頂いて、使っていたのですが、ソフトも新しくして、それまでWin98だったのでWin7になって一気にリニューアルしたので技術の進歩に感動しました(笑)。

DJの技術や音楽制作はどのように学びましたか?

Prettybwoy:独学ですね。DJに関しては、僕はいま家にターンテーブルしかないので(CDJはなし)。たまに楽器屋にいって、弄ってみるか、現場で覚える感じです。ターンテーブルを買った学生のとき、ちょうどパイオニアのスクラッチ可のジョグダイヤルのタイプが初めて発売された頃でした。で、当時仲良くなった店員さんが元DJで、「凄いの出るよ!」いろいろと教えて貰ったり、ふたりで店でB2Bみたいなことをよくやっていました(笑)。よく現場で言われる、CDJのちょっと変わった使い方の基礎はこの頃覚えたものです。
 いま思い出しましたが、1回、日曜デイタイムのお店のDJイヴェントに出させて貰ったのが僕の人前でのDJデビューでした。そのときも、UKガラージでしたね(笑)。
 制作は、失敗と成功の繰り返しです。いまも、毎回曲を作るごとに、思いついた新しいことを1回1回やっています。FL Studioを使っていますが、僕はとても気に入っています。ハッキリ言って、人に誇れる技術は持ち合わせていないと思います。毎回がテストです。作ってみて、仲良しの海外UKガラージのアーティストに送ってみて、感想を聞いてみたり。その人だけかもしれませんが、イギリス人は、素直に感想を聞かせてくれて、良い曲だと、プレイで使ってくれたり、日本人よりも反応がわかりやすいので、デモは彼らにまず送ってます。

どのようなパーティでまわしてたののですか? 

Prettybwoy:大きいパーティだと、「Drum & Bass Sessions」で、サブフロアのSALOONですが、たまに呼んで頂いています。それと、Goth-Trad主催の「Back To Chill」も定期的に呼んで頂いてます。
定期的にD&Bのパーティではやらせていただいてますね。Soi、Hangover、Jungle Scape......など。やっぱり、親和性は高いと思います、D&B/ジャングルは。
 それ以外は、スポットで呼んで頂いて、やらせてもらっています。
ただ、やはり、UKの低音カルチャーに重きを置いたパーティのブッキングがほとんどです。僕個人としては、UKガラージの多様性を活かして、ハウス、テクノ、ヒップホップ、レゲエなど、いろいろな音楽と交流できればと思っています。そこはもっと、リスナーの理解と、自分自身の知名度が必要だと思いますが。

UKガラージは、まさにUKならではの音楽スタイルですが、日本に根付くと思いましたか?

Prettybwoy:いまでも、根付いているとは思ったことがありません。まだたまに、日本でUKガラージが聴けると思わなかった! って外人さんから言われます(笑)。
 いま多くの日本に根付いているのは、2ステップでしかないんです。それがいい悪いではないのですが。本当に根付いているならば、こんなにグライムとUKガラージに壁があるわけはないと思います。本当に、ごくごく一部のリスナーにしか、まだ根付いてる、とは言えないと思います。
 ただ、ダブステップ、グライムがジャンルとして確立したおかげで、UKガラージに興味を抱く人が昔より増えたと思います。そういう人たちに、あまり個人では堀りにくいオールドスクールからいまの流行まで紹介していけたらいいと思っています。

もっともインスピレーションをもらった作品/アーティストを教えてください。

Prettybwoy:「U Stress Me 」K-Warren feat. Lee O(Leo the Lion)です。コレはアナログしか出てなくて、Vocal mixとDub mix(両方K Warren本人プロデュース)が入っています。こんなにハードでRawでベースなヴォーカル・トラックがあるんだなぁって。こういう前のめり感って、UKガラージならではの魅力だと思います。

UKガラージはレコードもなかなか日本に入ってきません。音源はネットを探しているんですか?

Prettybwoy:いまは時代が時代なので、比較的データ・リリースも多くはなったと思います。残念ながら、iTunesのみのリリースとかも見かけます。本当に仲良くなったアーティストは新曲を日本でも紹介してくれって送ってくれます。むしろリリース予定は無い曲とかもありますが。けっこう、昔からブート・リミックスも大量にあるので、そういう曲はフリーダウンロードになっていたり、プロモメールのみだったり。いまはほとんどそういう曲をプレイしています。
 レコードに関しては、日本の中古レコード屋で、100円とかでたまに掘り出し物みつけますね(笑)。ただ、UKガラージオリジナルの曲だと、ほとんど中古にはないです。昔はBig Appleで、初期ダブステップ、グライム、ガラージを扱っていたので、(昔はグライムではなく、SUBLOWでしたね)そこと、HOTWAXを利用していました。いまアナログを本気で掘ろうと思ったら、あんまり教えたくないんですが(笑)、DNRっていうイギリスのレコード・ショップが、大量の在庫を持っています。たまに僕もここで購入します。

Prettybwoyと名乗るようになった理由を教えて下さい(カタカナ表記も教えてください)。

Prettybwoy:あまり、カタカナ表記は拘りないのですが、プリティブォイですね(笑)。本当、思い付きです。名前をつけた20代中盤頃、クラブで女子に、何故かカワイイと言われることが多かったのと、ガラージ・アーティストで、Pretty boy Entertainmentってのがいたんで、語呂もいいし、呼びやすいかなって。もともと、ガラージ・アーティストでなんとかボーイって多かったですし。

Pretty Boy Entertainment - Buttas (Sunship Vs Chunky Mix)


 それと丁度、SoundBwoy Ent.ってアーティストが2ステップ曲出して日本にも入ってきてたので、じゃあ、Prettybwoyでいいやって(笑)。後から、prettyboyって、男好きな男子とか、チャラ男とか、いい意味ではないよって外人の友だちに言われて、まあ、ガラージDJでプリティブォイとかまんまだしネタになるしいいか。という具合です。

いつぐらいから良いリアクションが得られるようになりましたか?

Prettybwoy:もう、それこそ、その時々でリアクションは違いますが......。DBSに出させていただいてから、こんな人がいたんだってリアクションはありました。最初の頃、ガラージDJっていうイメージがもう、チャラいんですよね。でも、みんなが想像するより、低音が凄くて、ていうのは最初の頃よく言われていました。
 ただ、それは僕が好きなラインがそういう、グライムとガラージの中間ぐらいが好きなので、いい具合にみんなの期待を裏切れたんだと思います。だから、もっと、いろんな層に、違うアプローチで試してみたいとはつねづね思っています。超お洒落セットとか(笑)。

日本にもガラージ・シーンと呼べるものがあるのでしょうか? あるとしたら、どんな人たちがいるのか教えてください。

Prettybwoy:シーンと呼べるものは、ないと思います。ただガラージが好きで、メインでガラージDJをやっていなくても、プレイできる人はけっこういると思います。僕は僕のやり方で、求めるガラージ感を追求していくことが、いまやるべき事と思っています。ガラージをメインに活動している人間自体が、僕しかいないと思っているので、他にももしいるんなら、名乗り上げてほしいですね(笑)。シーンは、僕のDJや曲がいいねって言ってくれる人が増えたら、それがイコールシーンになるのかな? と、うっすら思っています。

地方ではどうですか?

Prettybwoy:DBSに初めて出演したときに、真っ先に反応してくれたのが名古屋のクルーの方だったのですが、名古屋では2000年当初、UKガラージをメインにパーティをやっていたクルーがいて、いまでも名古屋の現場にいます。だから、名古屋は比較的、ガラージに理解があると思います。栃木で活動しているBLDクルーもガラージには理解があります。他の都市は、正直ほとんど行ったことがないのでわかりません。

取材:野田 努

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