ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. 別冊ele-king J-PUNK/NEW WAVE-革命の記憶
  2. ele-king Powerd by DOMMUNE | エレキング
  3. 大友良英スペシャルビッグバンド - そらとみらいと
  4. Teresa Winter, Birthmark, Guest,A Childs - Teresa Winter, Birthmark, Guest,A Childs | テレサ・ウィンター、バースマーク、ゲスト、エイモス・チャイルズ
  5. Jeff Mills with Hiromi Uehara and LEO ──手塚治虫「火の鳥」から着想を得たジェフ・ミルズの一夜限りの特別公演、ゲストに上原ひろみと箏奏者LEO
  6. 『90年代ニューヨーク・ダンスフロア』——NYクラブ・カルチャーを駆け抜けた、時代の寵児「クラブ・キッズ」たちの物語が翻訳刊行
  7. 別冊ele-king 音楽が世界を変える──プロテスト・ミュージック・スペシャル
  8. Columns 大友良英「MUSICS あるいは複数の音楽たち」を振り返って
  9. Dual Experience in Ambient/Jazz ──『アンビエント/ジャズ』から広がるリスニング会@野口晴哉記念音楽室、第2回のゲストは岡田拓郎
  10. DADDY G(MASSIVE ATTACK) & DON LETTS ——パンキー・レゲエ・パーティのレジェンド、ドン・レッツとマッシヴ・アタックのダディ・Gが揃って来日ツアー
  11. Milledenials - Youth, Romance, Shame | ミレディナイアルズ
  12. Dolphin Hyperspace ──凄腕エレクトリック・ジャズの新星、ドルフィン・ハイパースペース
  13. interview with Autechre 来日したオウテカ──カラオケと日本、ハイパーポップとリイシュー作品、AI等々について話す
  14. Young Echo - Nexus  / Kahn - Kahn EP / Jabu - Move In Circles / You & I (Kahn Remix) | ヤング・エコー
  15. Deadletter - Existence is Bliss | デッドレター
  16. KMRU - Kin | カマル
  17. Jill Scott - To Whom This May Concern | ジル・スコット
  18. Loraine James ──ロレイン・ジェイムズがニュー・アルバムをリリース
  19. Jabu - A Soft and Gatherable Star | ジャブー
  20. LIQUIDROOM 30周年 ──新宿時代の歴史を紐解くアーカイヴ展が開催

Home >  Features >  Interview > Interview with shonen knife - ただいま800本通過中!

Interview

Interview  with shonen knife

Interview with shonen knife

ただいま800本通過中!

――少年ナイフ、インタビュー

取材:水越真紀   Jun 05,2012 UP

日本で大震災があったからどうのっていうようなことはとくにないです。いろいろ感じてくれたら嬉しいなあと思いますけど。地震があったことに、少年ナイフとして曲をとおしてなにかしなければ、ということは考えないです。個人的に募金したりというのはありますけど。(なおこ)


少年ナイフ
Pop Tune

Pヴァイン

Amazon iTunes

なるほど。ところでえみさんもヴォーカルを担当している曲がありますね。

えみ:ええ。"サイケデリック・ライフ"(笑)。

なおこ:あははは。

えみ:なんで笑うんですか(笑)。

なおこ:ははははは。歌詞はギャグで書いたもんで。えみさんは、サイケな服とかいつも着てはるから、ばっちりだよねと思って。ペパーミント・ティーも飲んでるし。

えみ:瞑想もするし。はははは。

りつこ:ボヘミアンチックな服で。

ああ、ちょっと不思議な歌詞なんですけど、事実そのままということなんですね(笑)。話が最後の曲に飛んでしまったんで、"大阪ロックシティ"にもどりたいのですか......。

なおこ:これはロビン西さんが原作の『ソウル・フラワー・トレイン』という映画の主題歌を少年ナイフにやってほしいということで、面白そうだから作ったんです。舞台が大阪だからこういう歌に。自分ら通天閣とか大阪城とか好きだから、アメリカやヨーロッパでもリリースがあるし、外国の人にも大阪の魅力を知ってほしいと思って。

わたしはつぎの曲が頭にこびりついてしまったんです。「食べ放題のレストラン」なんですが。

三人:(ざわめく)

なおこ:これは、去年、アメリカ・ツアーに行ったときに車で移動中に昼ご飯の時間になったので「ここが美味しいよ」と連れていってもらった店のことです。ゴールデン・コーラルという店なんですが、そこに行ったら、チョコレート・ファウンテンもあるし、ミートローフみたいな巨大なハンバーグもあったね。
りつこ・えみ:あったあった。

えみ:食べ過ぎました(笑)。

なおこ:日本ではいま食べ放題がたくさんあるけど、アメリカで食べ放題といったらラスベガスのバフェみたいなとこしかなくて、「こういう店もあるんだ」と感動してばくばく食べて。

えみ:おいしかったね。

なおこ:それで作った。食べ放題にいくときは、先にお皿を持って順番に取っていくよりも、まず全体を見渡してから選ぼうということを言いたかった。

美味しいんですか?

なおこ:ええ、おいしいですよ。

アメリカのレストランって......。

三人:あー(笑)。

なおこ:ヨーロッパは好きですよ(笑)。

どこが好きですか?

りつこ:スペインが...。

なおこ:スペインのごはんは好きです。

えみ:ヨーロッパはどこ行ってもおいしいです。

なおこ:おいしくないことの方が少ない。でもわたしが行ってた最初のころのイギリスは、たとえばサンドイッチにマヨネーズがかかってなくて、パサパサのパンにハムが挟んであるだけで、イギリスに行くときはいつもマヨネーズを持っていってたくらいなのに、最近、ちゃんと味がつけてあって、日本のコンビニのサンドまではいかないけど、まあおいしいです。

りつこ:チーズとかバターとかパンはおいしいですよ。

手をかけなければ...

なおこ:2、30年前のイギリスだと、スパゲティは柔らかく茹でてあって、缶詰のミートソースをかけたみたいのしかなかったのに、最近は日本のイタリアンで食べるようなものがパブで出てきたりとか、フィッシュ・アンド・チップスの店なんかも......。

やっぱり食べ物の歌は重要ですね。そしてアルバムではさっきの"サイケデリック・ライフ"から"ミスターJ""ゴースト・トレイン"とちょっと不思議な曲へとつづいていくんですが。

なおこ:"ゴースト・トレイン"というのは、家の近所を電車が走ってて、最終電車が行ったあと、回送列車が車内灯をつけずに走ってくるんですね。先頭のライトだけついててあとは真っ暗なのでおばけの列車みたいなんです。それにインスパイアされました。"ミスターJ"は、地下鉄の駅のベンチにいつもおじいさんが座ってはって、携帯をいじったりしてるんです。ほんとにいっつもいるの。

ああ、実在の人なんだ。一日中、そこに座っているんですか。(笑)全曲に渡ってありがとうございました。少年ナイフの曲って、こうやって種あかしを聞いても、それに影響されずに聴けるのでつい聞きたくなってしまうんです。

三人:ははははは。

なおこさんがインスパイアされたというもとの体験がとても楽しいし、おもしろいんですよね。ささいなできごとなんだけど、それがこんな歌になるんだって。

りつこ:いっしょに体験していることが、歌になって出てくるときに、すごく感動します。

えみ:ほんとにそうですね。

りつこ:「あの時の歌」というのは聞いてないけど、そこにいた人間ならわかる。「ああ、チョコレート・ファウンテンおいしいゆうてはったなあ、おいしいおいしいって食べてはったなあ」って。そういうのが、聞かなくてもわかる。

ああ、なるほど。だから、そこにいなかった人も、そこでの話を聞いてから歌を聞くともっと楽しくなるんですね。

なおこ:昔から、実体験を歌にすることが多かったんですね。想像をふくらませて、想像の世界でおおきくして。

ロマンじゃないんですよね。

なおこ:ああ、ロマンじゃないんです。ロマンは苦手なので(笑)。現実主義なんで、そういう現実から少しふくらませていくんです。

取材:水越真紀(2012年6月05日)

123

TWEET

shimadagen_2012年のインタビュー記事で、少年ナイフのモンドリアン風衣装は既に確認できます。https://t.co/fqySINRwji@shimadagen_ 02.9 12:41

INTERVIEWS