「Man」と一致するもの

Marii (S/LTD) - ele-king

女3人でパーティ「S」をオーガナイズしています。
次回は3/29(sat)、ゲストにKABUTO(CABARET/LAIR)を迎えて開催します!

DJスケジュール
29th Mar 2014 S@KOARA
25th Apr 2014 JACARANDA@M

Sblog :https://ameblo.jp/s-3djs/

Soundcloud : https://soundcloud.com/mariiabe

むいしきにダンシングできる10曲を選んでみました。
のどに詰まった魚の骨、満員電車でひっかかった私のカバン、よく覚えていないけど気になるアノヒト。
地面におちてゆくID。すべてむいしきの仕業。今夜はどこかへ遊びに行こう、そんなときに踊りたい10曲。
(順不同)

むいしき10トラック


1
Cola&Jimmu - Enigmatic - Herakles Records

2
French Fries - Smoke Wine(Goldffinch Remix) - Dirtybird

3
A Man Called Adam - Que Tal America?(Robert Mello's Filter Edit) - Other Records

4
Jon Kwest - That's Love(Love Movements) - ?

5
Guillaume&The Coutu Dumonts - Indigo Shower - Oslo

6
Point G - Braka - Point G

7
Madteo - Insider - Morphine Records

8
Beat Freak feat.Maria - Loop Trick Original Mix - King Street Sounds

9
Enrico Mantini - Dont't Think About It - Traxx Underground

10
Thomas Schumacher - You got me(Onno Remix) - Get Physical Music

 春の宵、アンビエントに身を委ねましょう。イルハ、オピトープの伊達トモヨシが、3月末から4月にかけてツアーをします。東京、京都、鎌倉と、全9公演が予定されています。ちなみに京都では旅館、鎌倉では光明寺で開催されます。電子音楽、とくにそれがダンスを志向しないもの、アンビエントなものであるならば、ゆったりとした環境で楽しみたいものですが、この公演はうってつけです。ちょっとの冒険心があれば、きっと、素晴らしい音楽体験を得られます。
 テイラー・デュプリー──〈12K〉という今日のアンビエント・ミュージックのシーンでもっとも重要なレーベルのひとつを主宰する男、そしてみんな大好きステファン・マシュー──信頼すべきドイツの音響アーティストも同行します。会場によっては、Asuna、Toshimaru Nakamura 、Tetuzi Akiyamaなどなど、ユニークなアーティストも多数出演。下のスケジュール表を見て下さい。そして、ぜひ、この機会にどうぞ!

 来る2014年3月末、4月に初来日となるStephan Mathieu, Federico Durand,そして盟友 Taylor Deupreeを迎えて、東京・鎌倉・京都ツアーがついに実現!!

 ドローン/アンビエントミュージックシーンの最重要人物たちとともに、日本からはILLUHAをはじめ、まさにシーンのド真ん中に位置するミュージシャン達が勢揃い!!
 今回で第六回目となる「Kualauk Table」主催による、お寺で荘厳音響に包まれる音楽イベントも、今回は規模拡大につきド級の会場とサウンドシステムでお出迎えします!!

 ツアー中はどの会場ともそれぞれ異なったコンセプトで開催され、どれも見逃せないイベントになること間違いなし!!!

■ツアー日程■

3/28 (金) 東京 青山 CAY (主催:CAY)
予約 4000円+1drink / 当日 4500円+1drink
詳細・予約:https://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_1052.html
open 19:30 start 20:00 close 22:00
出演
Melodia(Tomoyoshi Date + Federico Durand)
Ichiko Aoba
プラネタリウム演出:大平貴之

3/29 (土) 東京 水道橋 Ftarri
予約 2300円 / 当日 3000円 限定30名
https://www.ftarri.com/suidobashi/
open 19:00 start 19:30 close 22:00
出演
Melodia(Tomoyoshi Date + Federico Durand)
ILLUHA
Asuna + Opitope

3/30 (日) 吉祥寺 Tone (主催:flau)
料金:3,000円(ダンディゾンのパン + ドリンク付き)
詳細・予約:https://www.flau.jp/events/crosss6.html
Open 19:00 Start: 19:30
出演
Grand Slavo
Federico Durand

4/2 (水) 東京 水道橋 Ftarri
予約 2500円 / 当日 3000円 限定30名
https://www.ftarri.com/suidobashi/
open 19:00 start 19:30 close 22:30
出演
Toshimaru Nakamura + Ken Ikeda + Tomoyoshi Date
Federico Durand + hofli
Makoto Ohshiro + Satoshi Yashiro

4/5 (土) 京都 きんせ旅館
予約 4000円 / 当日 5000円 / 翌日との2日通し券 7000円 限定60名
https://www.kinse-kyoto.com/
open 16:00 start 16:30 close 19:00
出演
Stephan Mathieu + Taylor Deupree
Federico Durand
ILLUHA
Live PA:sonihouse

4/6 (日) 京都 きんせ旅館 〜Day 2〜
予約 4000円 / 当日 5000円 / 前日との2日通し券 7000円 限定60名
https://www.kinse-kyoto.com/
open 16:00 start 16:30 close 19:00
出演
Stephan Mathieu + Federico Durand
Taylor Deupree + ILLUHA
Stephan Mathieu solo
Live PA:sonihouse

4/10 (木) 東京 青山CAY 〜the Scent of Legend〜
予約 3800円+1drink / 当日 4500円+1drink 限定200名
https://www.spiral.co.jp/shop_restaurant/cay/
open 19:00 start 19:30 close 22:00
出演
Stephan Mathieu + Taylor Deupree
Federico Durand + Opitope
ILLUHA
照明演出:渡辺敬之

4/12 (土) 鎌倉 光明寺 〜Live at 光明寺 Fes〜
予約 3800円 / 当日 4500円
https://park16.wakwak.com/~komyo-ji/html/keidai.html
open 12:00 start 13:00 close 18:00
出演
Stephen Mathieu + Taylor Deupree + ILLUHA
Toshimaru Nakamura + Tetuzi Akiyama
Ken Ikeda + sawako
Melodia + Tetsuro Yasunaga
Tsutomu Satachi + Yusuke Date
Live PA:Flysound

4/13(日) 東京 中目黒 みどり荘 〜SPEKK Party〜
予約 3200円 / 当日 4000円 限定35名
https://midori.so
open 12:30 start 13:30 close 19:30
出演
Stephan Mathieu + Toshimaru Nakamura
Taylor Deupree + Federico Durand + ILLUHA
Tetuzi Akiyama + Ken Ikeda + Chihei Hatakeyama
Minoru Sato (m/s, SASW) + ASUNA


■来日アーティストプロフィール■

<Stephan Mathieu>

https://www.bitsteam.de/

 独ザールブリュッケン在住の音楽家、美術講師。90年代にはSTOLのインプロドラマーとしてKITTYYO等からリリース。その後、ソロ活動に専念、Hapna, Headz, Ritornell, Lucky Kitchen, Fallt, Orthlorng Musork, Cronicaなど世界中のレーベルから リリース。またEkkhard EhlersやJohn Hudakともコラボレーション作品を発表。とりわけFULL SWING名義でOrthlorng Musorkからリリースした「Full Swing Edits」(2001年)は、彼のドラムをDSP処理でリアルタイム加工し断片化させたもので、当時画期的なその手法は高い評価を得た。さらに最新作の短波ラジオのリアルタイム・プロセッシングをテーマにした” RADIOLAND”(Die Schachtel)は、英国の名門ショップBOOMKATが選ぶ2008年のトップ 100レコードの栄えある第一位に選ばれる。2008年からはVirginalシリーズという偉大な 現代音楽家に敬意を表し、彼らの楽曲をVirginalというルネッサンス時代のキーボード、グラモフォンで演奏している。

試聴:https://soundcloud.com/schwebung/maison


<Taylor Deupree>

https://www.taylordeupree.com

 テイラー・デュプリーは1971年生まれ、ニューヨーク、ブルックリン在住で、サウンド・アーティスト、グラフィック・デザイナー、写真家として活動。1997年1月1日、彼は、デジタルミニマリズムと現代様式に焦点をあてた音楽レーベル「12k」を設立。
 2000年9月には協力者のリチャード・シャルティエと12kのサブレーベルとして、コンセプチュアルかつウルトラミニマルな電子音響、そして音と静寂とリスニングアートとの関係性を探究するレーベル、LINEを設立。
 デュプリーは、Prototype 909, SETI, Human Mesh Dance,Futique(1992-1996)など過去のテクノ・アンビエントのプロジェクトを含め、多くの評論的賞賛と評価を得ており、数多くのレコーディング実績と確かなディスコグラフィを持っている。また、彼のデザインワークは世界中のレーベルの多くの作品で見ることができ、日本やイギリスで多くのデザインブックも出版されている。

試聴:https://soundcloud.com/12k/dreams-of-stairs


<Federico Durand>

https://federicodurand.blogspot.jp

 マレーシアのmu-nestコンピに参加後、SPEKKからのファースト・アルバムが全世界で大ヒット。英Home NormalやルクセンブルクのOwn Records,米Desire Path Recordingなど世界中のレーベルから矢継ぎ早に新作をリリースする傍ら、OptiopeのTomoyoshi DateとのMelodia、Nicholas SzczepanikとのEvery Hidden Colorなど注目アーティストとコラボレーションも活発に行っている。
 基本は電子音楽ながら、日常や山で採取したフィールド・レコーディングやギターなどの楽器音をさりげなく取り込む作風で常に有機的で温かい質感を有している。アルゼンチンのアーティストに多く見受けられる、その情調感をもった楽曲はここ日本でも人気が高く、アールグレーの紅茶が大好きと語る素朴な人柄同様、どこかキュートで優しい味わいが特徴である。

試聴:https://soundcloud.com/federicodurand/adormidera-preview


DJ Tsukasa (WarmRoom) - ele-king

不定期でWarmRoomというパーティーを福井で開催中!!!!!
ジャンルを問わず夜に合いそうな10曲選んでみました!!
3/27 Mole×MOLE @Church Guest/Mitsuki(MOLE Music)
DJ/Tsukasa、Tomoharu、masAaki

最近かけるちょっと古い曲


1
Manzel - Midnight Theme - Dopebrother

2
Penny Goodwin - Too Soon You're Old - Freesound Records

3
Quantic & Alice Russel - Here Again - Tru Thoughts

4
Vincent Montana JR - That's What Love Goes - Philly Sound Works

5
Terence Parker - Your Love - Seventh Sign

6
Cultural Vibe - Ma Foom Bey - Easy Street

7
Terry Callier - Love Theme From Spartacus - Talkin' Loud

8
Ashford & Simpson - Don't Cost You Nothing - Warner BROS.

9
Hard Meat - Free Wheel - Warner BROS.

10
Syrup - Sweet Shop - Compost

シャムキャッツ - ele-king

物語のない、あったとしてもその語り手を持たない場所に生きる、名もなき若者たちの姿。ブルーにこんがらがったベッドルームを抜け、社会に出ていったかつての少年少女たちの、それぞれのアフター・アワーズ。そう、シャムキャッツの新作『AFTER HOURS』は、そんなどこにでもいる若者たちの生活の断片を、あるいは群像劇とも呼べないくらいに細かく微分された日常のムードを、批判も祝福もなくただそこに集めることによって成り立つある種のドキュメンタリーだ。
 ベスト・ソングはやはり、先行シングルにもなった“MODELS”だろう。ここで描かれるのは、郊外に暮らす若きトラック運転手の男の子と、京葉線を使って勤務先に急ぐ女の子の、なんでもない一日のスナップ。男の子は、夜の高速を走り終え、グッタリしながら、とっくに冷めてしまった缶コーヒーの残りをもったいなさそうにすする。女の子は、安定した恋人との関係に安心しつつも、ランチの時間になれば「食費抑えて、オシャレもしないとなあ」などと思ったりしている。そんな、本当にどこにでもいそうなふたりは、何の記念性もない一日の終わりに、少しだけ将来の話をするために、会う。惜しみないツイン・ギターとゴキゲンなベース・ラインは、約束の時間に急ぐふたりとともに転がっていく。べつにドラマティックなことなんて何もない。出会ったころのようなトキメキもない。それでも、ふたりは会うのだ。心拍の安定値を少し超えるくらいのBPMがその雰囲気をさらに煽る。サラッとした三人称、ポンと使われる固有名詞、「君と僕」の戯れ合いを越えて、バンドは間違いなく新しい季節を迎えている。

 こうした変化の兆しが見えたのは、おそらくターンテーブル・フィルムズとのスプリットという形で発表された“FOOTLOOSE”だった。個人的には当初、リリックの言葉選びがやや花鳥風月に頼り過ぎているように思え、初期の代表曲“渚”をさらにブラッシュアップしたような演奏とはまた別のレベルで、どこに視点を置いて入っていけばいいのかわからない感があったのだが、いま聴くとその視点の落ち着かなさは、『AFTER HOURS』の全体像を予告したトレーラーでもあったのだと気づく。
本作がユニークなのは、カメラを花鳥風月ではなく他者へと向け、現状を肯定するでも否定するでもなく生きている人たちの姿を、あくまでもその生活を介しながら、しかし淡々と描いている点だろう。アルバムに通底するのは、そんな「彼ら」が、とくに大きな不満や危機感を抱えることもなく人生を進めていく姿だが、これはおそらく――たとえば、かつて日常の終わらなさに真剣に悩んでいた世代がいたことを考えれば――不幸なことではない。映画『イントゥ・ザ・ワイルド』で描かれた、後期消費社会と縁を切るためにアラスカの大地で野宿をはじめるしかなかった青年や、映画『ゴーストワールド』で描かれた、「ここではないどこか」へ不恰好に憧れ続けた少女に比べれば、彼らはよっぽど「うまく」やっている。
しかしシャムキャッツは、夏目知幸は、彼らの平穏さを点描することによって、むしろそこに隠されたブルーのフィーリングを浮かび上がらせる。大人になった「俺」が、少年の日の自分にじっと見つめられる構図のようにも解釈できるハードロック風の“FENCE”。翌日の仕事のことを無視して平日の夜遊びを終えたにも関わらず、むしろ不満感を噛みしめるハメになるサラリーマンを描くミドル・バラードの“AFTER HOURS”。転勤の辞令を断って無期休暇に入り、引っ越ししたばかりの部屋で新しい生活を想像する一方、このくらいのことでしか自由を感じられない自分になんとなく悲しくなってしまう“LAY DOWN”や、日常を変質させるためのサイケデリック・ソングとしても聴ける“SWEET DREAMS”では、シンセ/キーボードのあたたかい音色が空間を満たすが、後味はビター。テムズビート周辺のUKバンドがラモーンズをカバーしたような“PEARL MAN”では、もっとも熱かった恋を忘れられないだらしのない男を、ラストの“MALUS”では団地の公園でささやかに繰り広げられるボーイ・ミーツ・ガールを描いて、アルバムは終わる。その爽やかさとの距離を聴き手に見せつけるかのように。

それでいて後味が不思議と悪くならないのは、やはり作詞の研究を含むポップスとしての完成度と、ビートの追求の賜物だろう。いっそのこと“MODELS”くらいの分量で、何気ない固有名詞がどの曲にも散りばめられていたらまた違ったおもしろさがあったかもしれないが、そんな風にして時代と簡単に寝ることを拒んだかわりに、地方や郊外に与えられた画一的な記号や、ある種のテンプレ化された物語を引き受けることのない普遍的な作品に仕上がった。音数は厳選されているが、その展開は多彩。10曲が10曲の個性を持っている。アルバムとしての完成度は、まず間違いなくこれまでの中でベストだ。東京でくすぶる若者、というよりは、変化に乏しい場所に暮らし、もしかしたらかつて持っていた理想を少しずつ失ってしまっているような人にこそ届いてほしいと思う。いつか本当に音楽が終わって、人生が始まってしまうときのために。「TOKYO-INDIE」なる枠は、シャムキャッツにはすでに小さすぎる。

medical (裏専家 / opposite) - ele-king

DJ HI-GO、ERAらとの超長時間Ustream「WAVE TRAIN」、不定期で「opposite」をG.E.Nとともに主催。ファッションショーの音楽セレクトなどでも独自の何かを展開中。

4/12にWang-GungくんとThe Overdriveというパーティーをします。
ゲストDJは異色の組み合わせのKEIHINさんと森本晃司さん。
この化学反応を目撃しつつ、夜を踊り明かしましょう!是非遊びに来てください。

3/22(sat) opposite at 神宮前bonobo
4/6(sun) unknown at 神宮前bonobo
4/12(sat) The Overdrive at 神宮前bonobo

WAVE TRAIN | Twitter | FaceBook

夜、10曲 2014/3/16


1
Tool - Reflection - Volcano Entertainment

2
Lukas Rube - Méduse - SVS Records

3
Meat Beat Manifesto - Token Words - Metropolis Records

4
David Lynch - I Know (Skream's Not So Ravey Remix) - Sunday Beat Recordings

5
Millimetric - Extrapoler Le Passe - Statik Rek

6
Amon Tobin - Kitchen Sink (Clark Remix) - Ninja Tune

7
Derek Marin - Cut The Line (Jeff Milligan Remix) - Thoughtless Music

8
Morgaŭa Quartet - Set The Controls For The Heart Of The Sun - 日本コロムビア

9
Lex Gorrie - Mission Pigeon - Illegal Alien Records

10
DJ Sodeyama - Space Sand - Bass Works Recording

INNA (LifeForce / mixer) - ele-king

今年はLife Force21周年、mixer10周年ですのでいろいろおもしろいパーティを企画しています。
3/29には初来日のLivity SoundのAsusuを迎えて、原宿のスタジオ会場、2フロア、Asadaサウンド、Mixerのインスタレーション空間でスペシャルなパーティがあります。ぜひ遊びにきてください。

3/29 Life Force "Flower War"
@Sad Cafe Studio Harajuku
DJ: Asusu(Livity Sound from Bristol),
Shhhhh, MaNA, Inna, Cossato, pAradice, Ginji
more info- https://lifeforce.jp

inna soundcloud- https://soundcloud.com/innamixer

Inna "On Repeat" Feb2014 Chart


1
Hazylujah - How Can You Hide From What Never Goes Away - Meda Fury
https://soundcloud.com/meda-fury/sets/hazylujah-how-can-you-hide

2
Charles Cohen - The Middle Distance - Morphine Records
https://soundcloud.com/experimedia/charles-cohen-the-middle

3
Archie Pelago - Lakeside Obelisk - Archie Pelago Music
https://soundcloud.com/archiepelago/ap003-archie-pelago-lakeside

4
Vtgnike - Dubna - Other People
https://soundcloud.com/experimedia/vtgnike-dubna-shop-excerpts

5
Georgia - Like Comment - Meakusma
https://meakusma.bandcamp.com/album/like-comment

6
Joakim & Bambounou - Fructose EP - Sound Pellegrino
https://soundcloud.com/soundpellegrino/sets/joakim-bambounou-fructose-ep

7
SH2000 - Untitled Works - Volking Music
https://volking.biz/

8
Co La - Soft Power Memento - Hands In The Dark
https://soundcloud.com/experimedia/co-la-soft-power-memento-album

9
Rachael / DJ Sotofett - Okada/So-Phat Riddimix Is Junglized - Hotline Recordings
https://www.youtube.com/watch?v=nC1wPnZgtUI

10
Chapelier Fou - Protest (Dimlite's re-ça va pas Remix) - Ici D’ailleurs Records
https://soundcloud.com/dimlite/protest-remix

11
Metome - Objet - Schist
https://metome.bandcamp.com/album/objet

蓮沼執太 - ele-king


蓮沼執太フィル
時が奏でる

B.J.L. AWDR/LR2 蓮沼執太フィル vinylsoyuz

Tower HMV Amazon iTunes

 「今日は取材、兼、指揮者ということでよろしくお願いします」。
 わたしに向けた蓮沼執太の一言があまりにも衝撃的だったために、あやうく上りのエスカレーターを一目散に下るところだった。もちろん絶対に違うとはわかっていながら、頭の中には、ポンコツ指揮者のためにせっかくの曲がめちゃめちゃになり、猛烈なブーイングを浴び、舞台のど真ん中で恥も外聞も忘れて号泣するわたしの姿があった。反射的に浮かんでくる被害妄想を振り払ったはいいものの、いい意味でもわるい意味でもこんなに動悸が止まらない開演までの待ち時間はない。被害妄想が正しくないとして、そうじゃない指揮者っていったい?
 だんだん事情が飲みこめてくる。わたしのまわりには同様に橙色の当日パンフレットをわけもわからず持たされ、蓮沼執太から同様の宣告を受けたであろうひとたちが、不安そうに立ち尽くしている。ある者はキョロキョロとあたりをみまわし、ある者は当日パンフレットを凝視してなんらかのヒントを得ようとし、ある者は「ごめん指揮者になったから待ち合わせ時間まにあわない」「は?」「いやだから指揮者」「??」という噛み合わないやりとりを友人とLINEで行っていた(わたしです)。
 そのまま開場直前の舞台へ、疑問符を頭から数本生やしたままのわたしたちは連れていかれる。そこで明かされたのは、本日5曲めに披露する新曲“Time plays – and so do we.”で、観客全員(!)が6通りのインストラクションに従って演奏に参加すること、わたしたちはフィルのメンバーのうちのひとりを指揮する役割を担うこと、わたしが大谷能生担当であること(畏れ多いよ!)、簡単な指揮の方法。なにせサクラではなく、ついさっきそこで捕まえてきたばかりの新鮮な観客なので、動揺は著しく、スタッフのひとにあれこれ尋ねてみようとするのだけれど、スタッフのほうはスタッフのほうでてんやわんや感が滲み出ている。それはそうだろう、どんな不測の事態にも臨機応変に対応するのが役目だとはいっても、ここには不測の事態しか存在しない。これから何が起こるのか完全に把握しているひとはこの場に誰もいない。もちろん演奏のルールは周知されている。しかし、どれだけ懇切丁寧に説明を受けても、新曲がいったいぜんたいどのような演奏になるのか、想像できた者はこの場に誰もいない。この場に誰もいないまま、開幕の時間は刻一刻と迫る。

 どうしてこのようなコンセプトの新曲が発表されるに至ったのか? それを説明するためにはTPAMの話をしなければならない。TPAMとは、今年で第18回めの開催となる国際舞台芸術ミーティングである。期間中は横浜の徒歩圏にある多様な文化施設を会場に、さまざまなプログラムが催される。蓮沼執太のTPAMへの参加は、蓮沼執太フィル以上に多種多様な、ジャンルの枠をまるで気にしていないメンバーの、いい意味でのやりたい放題によって、類似したもののみあたらない作品に仕上がっていた、詩人・山田亮太(TOLTA)とのコラボレーション『タイム』にひきつづき、じつは二度めである。少々長いが、蓮沼執太『作曲:ニューフィル』を招聘した今回のディレクター、野村政之の言葉を全文引用してみよう。

先般の震災と原発事故の経験は、私たちの社会に対する信用を総じて覆しました。信用とは「計算」あるいは「コントロール可能性」のことです。コントロールできないのは資本主義や放射性物質だけではなく、私たちの生命も人間関係も同じである……私たちは生まれたときから受動態であるということに、改めて気付かされたわけです。主体的な能動性から客体的な受動性へ。計算された構築から不確定な生長へ。個々バラバラに受動態で生まれてきた私たちが、他者と連結し、どのように、うまくやりながら生きていけるのか。破局が潜在する不確定な社会でどのように共同性を育んでいけるのか。そうした「生命」と「関係」に対する受動性、それを前提とした「生」の行方、「分断」と「共同」についての考察になるような作品を選びました。(野村政之)

 この一文を読むのと読まないのとでは、“Time plays – and so do we.”で行われていたことの受け止め方も、だいぶ変わってくるに違いない。“Time plays – and so do we.”は、個々バラバラに集まった聴衆が、耳を澄まし、めまぐるしく変容するその場の空気の流れに身を委ね、時には流れに棹をさしながらも、ある一定の共同性を常に保っていなければ、美しい演奏に導くことはおろか、そもそも演奏そのものが成り立たない作品だからだ。当日パンフレットが橙色のひとは指揮者を、空色のひとは紙鉄砲を、緑色のひとはハンドクラップを、桃色のひとは毛笛を、灰色のひとは風船を、黄色のひとはコーラスを――強制的に役割を押し付けられ、その役割に多少は反抗したとしても受け入れる努力はし、他者との調和を乱すことなく、各々の可能な範囲で奮闘すること。そのような営みは、わたしたちに、震災後に、急激に、切実に、求められるようになったふるまいではなかったか?

 いやいや、肝心の演奏の話をしよう。“Time plays – and so do we.”の演奏が美しかったかといえば、決してそうではないだろう。実際、終わったあとのKAATのロビー、帰り道、ツイッターで幾度となく「失敗作だったのでは?」「消化不良感。」などという言葉が吐き出されていた。そしてそれは、純粋にフィルの演奏だけを聴きに来たひとにしてみれば、当然の反応だったのかもしれない。指揮がうまく伝わらなかったり(これもわたしです)、任意のタイミングで鳴らした音がやたらと重なっていきなりうるさくなったり、逆に変なタイミングで妙な静寂が訪れたりもした。ホールが満席になれば優に千人を超える。それだけの観客が思い思いに演奏していれば、それはまあ、ピシッとまとまるほうがおかしい。ただ、わたしの胸のなかには、奇妙な肯定感が生まれていた。まとまらなくていいのではないかと。多様性を祝福するというか、バラバラであることを心から微笑ましく思えるような貴重な体験だったことは間違いない。

 そのような思想は、舞台美術からも見出すことが可能である。つい先日、〈アートフェア東京〉のベスト賞ともいえる賞「ベーコンプライズ」を受賞したことで注目の的となっている現代美術作家・毛利悠子の手掛けた装置が、今回の公演で果たしていた役割について触れておこう。舞台の中心で強烈な存在感を放っていた、ごちゃごちゃとした、アンバランスな、本来隣にあるはずのないものを強引に寄り添わせたような独特な形状の装置は、ただの飾りではない。当日パンフレットが灰色のひとは、その装置の上部にある巨大な風船が膨らむたびに手元の小さな風船を膨らませてブシュウゥ~ッという間抜けな音を出し、黄色のひとはその装置の下部にあるバスドラムが鳴るたびに「アー」とコーラスするよう仕向けられていたのだから。ここまで舞台美術を演奏中に観客が凝視しなければならないケースはめずらしいのではないか? わたしは劇場のかなり後方に座っていたのだけれど、そこからは、蓮沼執太、フィルのメンバー、始終動いている装置、観客、それらがぐちゃぐちゃと混ざりあって、臓器となり、皮膚となり、毛となり、顔となり、まるでひとつの生き物に近づいていくようにみえていたのだ。稚拙なたとえで申し訳ないが、宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』をご覧になったかたは、カオナシが物凄い勢いでさまざまな生物を呑み込んでいく場面を思い出していただきたい。あれがもうちょっと綺麗になったかんじ、というのがいちばん近いだろうか。

一斉に振り向く光の中、一緒に行こうと言ったのは誰?
熱烈なノックの中、ぼくはうまれる時を、たずね、たばね、 
蓮沼執太“ONEMAN”(『時が奏でる』)

蓮沼執太フィルがバラバラでありながらも、確固とした統一感を時折みせる、その秘密が少しつかめたような気がした。

蓮沼執太 公式サイト 
https://www.shutahasunuma.com/performance/2697/

 デッドビートと言って「おっ」と反応する人は、かなりの玄人。
 とはいえ、90年代末からどどどと出てきたベーシック・チャンネル・フォロワーのなかで、POLEに続いて、音にうるさい玄人たちから評価されたのがカナダのデッドビートだった。ことダブ好きにとっては、こと低音好きにとっては、デッドビートはいわばダブのレフトフィールド、つまり本物なのである。
 彼の新作は、かつてリズム&サウンドのMCとして名を馳せたティキマンとの共作。このリリースにともなう来日が来週金曜日、南青山ORIGAMIにてあります。
 共演は、ゴストラッドとレベル・ファミリア。ウルトラ硬派最新ダブの夜へようこそ。

3/21(金) DEADBEAT “The Infinity Dub Sessions” Release Party公演概要

 現行ミニマル・ダブのトップランナー、Deadbeatのリリース来日公演開催! さらにGOTH-TRADがExclusive Techno Setを披露し、なんと秋本“HEAVY”武士(ex.Dry&Heavy)とのユニットREBEL FAMILIAもライヴを敢行! 進化を続けるダブの最新型を体感せよ!

 ベルリンを拠点に活躍しScape、Wagon Repair、Cynosure、Musique Risqueeをはじめとする数多くの著名レーベルからリリースを重ね、ライヴ・アクトとしてもSonar、Transmediale、MUTEKといった世界各地のビッグ・フェスティヴァルに出演するカナダ人アーティスト、DeadbeatがTikiman名義でも知られているSt.Hilaireとのコラボレーション・アルバム『The Infinity Dub Sessions』をひっさげの来日!

 Deadbeatを共演をするのは、彼以上のアーティストは居ないといっても過言ではない日本が誇るサウンド・オリジネイター、GOTH-TRAD。なんと今回はなかなか聴く事ができないExclusive Techno Setを披露!! ミキシングを自在に操り、様々なアプローチでダンス・ミュージックを生み出し、MALA主宰によるレーベルDeep Medi Musikから数々の楽曲をリリース。ヨーロッパ~アメリカ~カナダ~オーストラリア~アジアでのツアー等、現在、日本人アーティストの中で年間最も世界中からオファーされ賞賛を浴びているアーティストの一人であるGOTH-TRADとDeadbeatの共演は見逃せません。

 さらに、そのGOTH-TRADと秋本“HEAVY”武士(ex.Dry&Heavy)とのユニット"REBELFAMILIA"がORIGAMIでLIVEを敢行!!!
 野外フェスティバルMETMORPHOSEでの衝撃のデビュー・パフォーマンスにはじまり、FUJI ROCK FESTIVAL等のGIGを経てROSSO、BOOM BOOM SATELLITES、ゆらゆら帝国等と共演。REGGAE LEGENDのMAX ROMEOとの楽曲など、今までリリースしたアナログはことごとく即日完売しオーディエンスから熱烈なプロップスを集める。その名を世界に轟かせる日本が世界に誇るREBEL FAMILIAが、ORIGAMIに新たな1ページを刻む。

 絶え間なく進化を続けるダブの世界最新型を体現するトップ・ランナー達がオンリーワンのサウンドシステムを持つ表参道ORIGAMIに集結する! 強力なスピリットを伴った力みなぎるダブ・テクノ、ベースミュージックの夢の共演をお見逃しなく。

[日程] 3/21(Fri)
[公演名] DEADBEAT “The Infinity Dub Sessions” Release Party
[OPEN] 22:00
[PRICE] 3,500yen

[出演]
MAIN FLOOR:
DEADBEAT
REBEL FAMILIA
GOTH-TRAD -Exclusive Techno Set-
DJ MIKU
SHIGETO TAKAHASHI

GALLERY FLOOR:
ngt. (rebel base)
SHIMAMU (Chord Memory)
HIROMI NOGUCHI (groundrhythm)
KATORI YOSHITAKA (Flowers)

[会場名] ORIGAMI
[住所] 〒107-0062
東京都 港区 南青山 3-18-19 FESTAE表参道ビルB1F(表参道交差点)
[電話] 03-6434-0968
[URL] https://origamientertainment.jp/
[facebook イベントページ]
https://www.facebook.com/events/1410325882558580/

DEADBEAT (BLKHRTZ / ~Scape / Wagon Repair / from Berlin)

 ベルリンを拠点に活躍するカナダ人アーティストScott Monteithのソロ・プロジェクトであるDeadbeat。Monolakeとのコラボレーション「Atlantic Waves」やStephen Beaupreとの「Crackhaus」としても知られる彼は、これまでにWagon Repair、Cynosure、Musique Risqueeをはじめとする数多くの著名レーベルからリリースを重ね、ライヴ・アクトとしてもSonar、Transmediale、MUTEKといった世界各地のビッグ・フェスティヴァルに招かれている。
 かつてScottは、数々のソフトシンセを開発しシーンの先端を切り開いてきたモントリオールのソフトウェア製作会社Applied Acoustics Systemsに務めていた。その最先端デジタル技術に関する広い知識と創作への深い探究心によって産み出されるサウンドはハウスやテクノから切れ味鋭いデジタル・サウンドによるダンスホール、または超重量級のダブまで変幻自在。名門レーベル~Scapeからリリースされた3枚のアルバムはBasic Channel系譜の金字塔作品としてカルトな人気を得ている。
 また、2008年発表のアルバム『Roots And Wire』は、Tikimanをフィーチャーしたダブ・ベースのトラックからテッキーなミニマル・テクノまでを展開。まったく新しい進化型ベルリン・サウンドはネクスト・ダブ・サウンドとして世界中のリスナーから絶賛された。
 2009年秋にはBEAMS RECORDSがスタートさせたコンセプチャルなミックスCDシリーズ『aLive 01』の第1弾アーティストとして作品を提供。エクスペリメンタルなスタイルに攻撃的で根太いグルーヴが独創的な内容となっている。
 2010年にリリースしたミックスCD『Radio Rothko』ではマスタリングにBasic Channelのエンジニアとして名高いPoleことStefan Betkeを迎え、現行ミニマル・ダブの集大成ともいえる作品を発表している。
 2011年には自身のレーベルBLKRTZをスタートさせ、アルバム『Drawn And Quartered』をリリース。また翌年にソロ名義8枚目のアルバムとなる『Eight』をリリース。2013年にはNYブルックリンのレーベルThe Agricultureの主宰のEscape ArtことJames Healyが新たに立ち上げたレーベルAir Textureのアンビエント・コンピレーション・シリーズ『Air Texture Volume III』をDJ Oliveと共に担当。
 そして2014年の3月にはTikiman名義でも知られているSt. Hilaireとのコラボレーション・アルバム『The Infinity Dub Sessions』をBLKRTZからリリースすることが決定している。


弓J (S) - ele-king

サディスティックでキレキレなものからディープハウス寄りな漂えるものまで、テクノ、ハウスと混ぜてかけれるベース周辺を10曲。

3/29(土)はKABUTOくんをゲストに「S」を開催します。ぜひ!

女3人がテクノ、ハウス、ベースで攻める「S」@KOARAを不定期開催でオーガナイズ。
次回は3/29(sat)開催。ゲストはKABUTO(CABARET/LAIR)。

偶数月第1水曜「Radical Simplicity」@Bar Jam、偶数月第3火曜「SUPER DRY!」@KOARA、にレギュラー参加。
その他、都内各所にて活動中。

twitter | S blog

S的ベース周辺 10選 (2014.3.9)


1
Objekt - Fishbone - Objekt

2
Second Storey - Still Seas/Just Mortal - Houndstooth

3
Bass Clef - Stenaline Metranil Solar Flare - Punch Drunk

4
Pasteman & Tanka - Torino - 877 Records

5
Nubian Mindz - Only Lover - Teng

6
H-Sik - Sonic Rage - Black Acre

7
Jam City - Worst Illusion - Night Slugs

8
Jack Dixon & Rick Grant - Muted - Man Make Music

9
Aardvarck - Brawa - Skudge

10
Kloke - To The Rescue - Granholme

カタコト - ele-king

 カタコトって何者? 快速東京のメンバーがいるとかいないとか?
 YANOSHITの言葉を借りれば「♪カタコトのカは快調~/カタコトのタは体調/カタコトのコは好調~/カタコトのトはトウチョウ~?」(“Man In Da Mirror”)とのことで、あるいは『bounce』誌のインタヴューによれば「カタコトっていうのは概念なんですよね。いわば宗教……ですよね」(MARUCOM)とのこと。ううん? まあ彼らがそう言うのであればそういうことなのだろう……。

 とにかく。カタコト、超待望のファースト・アルバムである『HISTORY OF K.T.』をプレイすれば、このヤングでギャングなボーイズが何者かなんてことはどうでもよくなってしまう。『HISTORY OF K.T.』はとんでもなくゴキゲンでグルーヴィで──もっとも重要なことに、底抜けに楽天的だ。
 だってこのご時世に「♪安心なのさ/安心なのさ/安心なのさ/安心なのさ~」(“からあげのうた”)なんてだれが歌えるのだろう(とはいえもちろん「こんなループに乗せて歌う日本の平和な音楽」というアイロニカルな一節は無視すべきではない)? ふざけたおしすぎて意味不明で笑かしてくれる謎のブックレットやスキットにはいったいどんな意味が? ……つまり、カタコトにしか表現できないへんてこな抜けの良さ=大衆性が、アルバムにはぎゅうぎゅうに詰まっている。
 元気の良さとふざけっぷりはティーンだった頃のオッド・フューチャーの悪ガキどもと同じくらいだ。でもカタコトは露悪的な猟奇趣味じゃない。というよりは、橋元さんが書いているように(https://www.ele-king.net/review/live/003305/)「コミカルな妖怪たち」あるいはオバケみたいな「はっきりした正体不明さ」でもって肯定的な開放感をめいっぱい呼び込んでいる。

 “Man In Da Mirror”にはビースティ・ボーイズとB級ホラー映画が、VIDEOTAPEMUSICを迎えた“リュックサックパワーズ”にはローファイと裏山の冒険が、“G.C.P”にはファンクとパンクが、“魔力”にはサイケデリックと超能力が、“からあげのうた”には童謡が、“Starship Troopers”にはアシッド・フォークと昆虫採集が、“ピアノ教室の悪魔”には学校の怪談とゲームボーイがそれぞれひしめきあっている。そして、どの曲にも映画と食べ物とヒップホップへの愛が詰まっている。それは、何かの間違いでそういったものをぜんぶ洗濯機に投げ込んで回してしまって、ぐっちゃぐちゃのかっちかちのぴっかぴかの一塊の何かとして取り出されたような、ストレンジで強引なラップ・ロックとして形成されている。

 もちろん僕らをそわそわさせるあの名曲“まだ夏じゃない”も、ゴキゲンでキュートなお宝探し冒険譚“Gooonys”もパワーアップして再録されている。とくに“Gooonys”は最高だ。カタコトというバンドをよく表している。
 YANOSHITはここで「心が未だにTeen-age/もしかしたらと思った大人が大冒険」なんてヴァースをぶちかましていて、RESQUE-Dのフックは「鎖繋がれてるモンスター」「悪餓鬼6人集めて映画にすれば大人が感動する」といった具合だが、果たしてカタコトはティーネイジャーの心を持った大人なのか、それとも「悪餓鬼」なのか、はたまた鎖に繋がれた「モンスター」なのか? もしも「モンスター」だったとしたら大変だ。いまに鎖をぶっちぎって僕らに襲いかかってくるかもしれない……。

 『HISTORY OF K.T.』は愉快痛快な一撃だ。スチャダラパーとRIP SLYMEの王座を奪うのは、もしかしてカタコトなんじゃないの? そんなことまで想像させるだけのポップネスとユーモアがきらきらと炸裂している。

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