「Lea Lea」と一致するもの

 そう、そういう言葉があるのだ、“オンライン・アンダーグラウンド”……の、オフライン祭が23日に開催される。フレッシュなメンツをメインに、Seihoや食品まつりa.k.a foodmanなど八面六臂の活躍をみせる先輩的プロデューサーたちが脇をかため、VJには§✝§の名も。連休明けにオチないために!

DJ KOPERO - ele-king

TOP 10(家でよく聞いている曲)

■初めまして! 9sari Group/BlackSwanのサポートDJをしております、DJ KOPEROです! 今回からゆるりとチャート書かせてもらいます!今回は、この2ヶ月ほどの間で家でよく聞いている曲から選んでみました。意図せずUnsignedでFREE DLのものが多いですが、楽しんでいただければと思います。iTunesの肥やしにでもDLしてみてください。最後に少し告知させてください! 毎月第一水曜にSocial Club Tokyoで開催されているパーティー"FOREMAN"ですが、5月は〈DOGMA gRASS HOUSE Release Party〉と称して、5月4日月曜日みどりの日にYENTOWNtokyoのサポートのもと開催されます! 皆様ぜひ!

interview with QN - ele-king


QN
New Country

SUMMIT

Hip Hop

Tower HMV Amazon iTunes

 以下に掲載するのは、紙版『ele-king Vol.7』(2012年10月20日発行)のQN(現・菊地一谷)のロング・インタヴューの後編、あるいは番外編である。雑誌のほうでは、自身がリーダーを務めていたヒップホップ・ポッセ、シミラボからの脱退の真相やノリキヨとのビーフ、これまでの彼自身の歴史といったディープな話を赤裸々に語ってくれている。

 そういうこともあって、ここに掲載するインタヴュー記事は音楽的な話題に絞ることができた。新しい作品を作るたび、変化と成長を楽しむようにフレッシュなサウンドに挑戦しつづける、ラッパー/プロデューサー、QN/菊地一谷。当時21歳だった若き音楽家が語った言葉は、過去・現在の彼の音楽をより深く聴くための手助けになるのではないだろうか。

 デート・コース・ロイヤル・ペンタゴン・ガーデン(以下、DCPRG)が2012年に発表した『セカンド・リポート・フロム・アイアン・マウンテン・USA』へのゲスト参加や彼らとのライヴ、同年6月に発表したサード・アルバム『New Country』やラウ・デフとのニュー・プロジェクト〈ミュータンテイナーズ〉の興味深いコンセプトについて語ってくれている。最新インタヴューとあわせて楽しんでほしい。

■菊地一谷 / きくちかずや
またの名をQN。2012年までヒップホップ・クルーSIMI LABに在籍。数多くのストリート・ネームを持ち、楽曲も多数手掛けてきた異才にして、理解され難い行動や言動でも記憶されるプロデューサー/ラッパー。前作『DQN忠臣蔵~どっきゅんペチンス海物語~』リリース後、菊地成孔プロデュースによる女優・菊地凛子の「Rinbjö」名義でのデビュー・アルバム『戒厳令』へも参加。2015年、音楽活動を再スタートさせることを宣言し、客演にSEEDA、菊地成孔、NORIKIYO、MARIA、RAU DEF、GIVVN(from LowPass)、田我流、菊丸、高島、北島などを迎えてのアルバム『CONCRETE CLEAN 千秋楽』をリリースした。

きっかけはトロ・イ・モワでしたね。あそこから、アニマル・コレクティヴとかムーとかヤー・ヤー・ヤーズを聴くようになって。あと、ジ・エックス・エックスとか。


DCPRGの『セカンド・リポート・フロム・アイアン・マウンテン・USA』のなかの2曲に、シミラボはゲスト参加してますね。“UNCOMMON UNREMIX”、あれはラップを録り直してますよね?

QN:あれは録り直してますね。

DCPRGは、70年代初期のエレクトリック・マイルスに強く影響を受けているバンドですよね。QNくんやシミラボのラッパーの柔軟なリズム感がDCPRGのポリリズミックなリズムとハマってて、すごいカッコイイですよね。実際やってみて興奮しました?

QN:すげぇ興奮したっすね。〈ageha〉のライヴ(2012年4月12日に行われたDCPRGのアルバムの発売記念ライヴ)も良かったですね。 “UNCOMMON UNREMIX” と“マイクロフォン・タイソン”はもちろんやったんですけど、最後にアンコールで、“Mirror Balls”の生演奏に“The Blues”のラップを乗っけたのがとにかく記憶に残ってますね。あれは、テンション上がったっすね。

それは菊地さんのアイデアだったんですか?

QN:そうっすね。

菊地さんから録音やライヴのときに、「こうやってほしい」みたいなディレクションはありました?

QN:いや、とくに何も指示されてないっす。すげぇ自由にやらせてくれたっすね。「もう好きにやって」みたいな。

オファーのときに、シミラボへの熱いメッセージはなかったんですか?

QN:それはもちろんあったっすね。でも、ちょっと覚えてないっす(笑)。とにかく、シミラボをすごい気に入っていて、応援してるっていうのは言ってくれてましたね。で、オレらもなんとなくイヤな気がしなかったんです(笑)。直感ですね。

菊地さんのことは知ってました?

QN:いや、ぜんぜん知らなくて。

はははは。そうなんだ。シミラボの他のメンバーも?

QN:知らなかったですね。

じゃあ、DCPRGの音楽を聴いて、やろうと決めた感じですか?

QN:そうですね。音を聴いて、これだったらおもしろいものができるなって。ただ、個人的にはもうちょっとできたかなとは思いますね。

なるほど。ところで、『New Country』はこれまでの作品に比べて、ベースとビートが強調されて、よりグルーヴィになった印象を受けました。すごくいいアルバムだなって感じましたし、はっきりと音楽的飛躍がありますよね。

QN:そうですね。まぁ、シリアスなアルバムだとは思いますけど。なんて言うか、ヘイトしているわけじゃないんですけど、ヒップホップがすごい好きだったぶん、それ以外の音楽にもっと触れたくて、去年はずっとロック系の音楽を聴いてました。最近のロックは普通にMPCが使われていたりするから、それは自然な流れでしたね。チルウェイヴとかオルタナティヴ・ロックとかを聴くようになったんです。きっかけはトロ・イ・モワでしたね。あそこから、アニマル・コレクティヴとかムーとかヤー・ヤー・ヤーズを聴くようになって。あと、ベタですけど、ジ・エックス・エックスとか。ヒップホップだと、キッド・カディですね。すごいいいですよね。こういうやり方もあるのかって、影響受けましたね。キッド・カディはヒップホップだけど、なにかちょっと他の音楽も入ってる感覚があって。

キッド・カディはオルタナティヴ・ロックとかサイケデリックの要素もありますもんね。あと、歌詞が内省的ですよね。

QN:そうっすね。かなり内省的ですね。そうやっていろんな音楽を聴いていたのもあって、ネタ掘りが変わってきたんです。有名どころですけど、マイク・オールドフィールドの『チューブラー・ベルズ』にもハマって。『エクソシスト』の主題歌の原曲を弾いてるイカれてる人ですよね。あと、カンとかキャプテン・ビーフハートとか。オカモトズのレイジと彼の友だちの副島ショーゴっていうまじ熱いDJといろいろ情報交換してたんですよね。そのDJはオレの1コ下でとにかくヒップホップが詳しくて、オレはその頃ロックに興味持ってたんで。


結果的に、トーキング・ヘッズにたどりついて。

それは、前作『Deadman Walking 1.9.9.0』を制作しているぐらいの時期ですか?

QN:そうすね。で、結果的に、トーキング・ヘッズにたどりついて。

トーキング・ヘッズ! どのアルバムですか?

QN:アルバムはひととおり持ってるんですけど、衝撃だったのは、『ストップ・メイキング・センス』っていうDVDでした。あれを観て、「わおー!」って思って。とくに好きな曲は“ジス・マスト・ビー・ザ・プレイス (ナイーヴ・メロディ)”ですね。わかります?

いや、その曲、わからないです。

QN:あとはトム・トム・クラブとかにやられましたね。『New Country』を作るきっかけは、わりとトーキング・ヘッズにありますね。

それは興味深い話ですね。トーキング・ヘッズのどこに魅力を感じました? ファンクとロックを融合した音とか、いち早くアフリカ音楽にアプローチしているところか、いろんな側面がありますよね。

QN:そうっすね。いろいろありますけど、これはもうヒップホップだなって思ったんです。だから『New Country』は、オレの勝手なイメージですけど、質感的には、トーキング・ヘッズを意識したんです。そういうのもあって、バンド編成みたいなニュアンスでトラックを作ろうって考えたんです。

Talking Heads “This must be the place (Live: Stop Making Sense)”


『Deadman Walking 1.9.9.0』にもコーラスの女性ヴォーカルや、ヴァイオリン奏者、ギタリストが参加していますよね。シンセを弾いてるサドラーズ・ウェルズっていうのは、たぶんQNくん本人じゃないですか?

QN:あれはオレですね。サンプリングで作っている以上は、要はある意味で、他人の音楽をパクッてるのに近いじゃないですか。これまでは、まあ、盗むっていう発想だったんです。『New Country』は、ギター、ドラム、シンセ、ベースがいて、ラッパーのオレが前に出ているっていう大体5人組ぐらいのバンド編成のつもりで作ったんすよ。そこに、フィーチャリングでたまにホーンが入ってきたりするっていう。でも、基本的にはギター、ドラム、シンセ、ベースをイメージしてサンプラーをいじってましたね。あとちょっと、オレのひねくれが出ちゃって、昔のドラム・マシーンみたいな荒れてる音にしたりもしてますね。


ヒップホップから離れようと思ったら、逆にヒップホップでありたいと思ったというか。

トーキング・ヘッズをはじめ、いろんな音楽に耳を傾けたのが大きかったんですね。ジ・XXを聴いてるってことは、UKのベース・ミュージックも聴いてました?

QN:それは大きかったっすね。去年はもうUKに行こうかなぐらいでしたよ。

そこまでだったんだ。UKのベース・ミュージックのどこに魅力を感じました?

QN:「踊れるなー」ってとこがデカかったっすね。

でも、『New Country』はそこまで思いっきりダンサンブルでもないよね。

QN:まぁ、そうっすよね。1、2、3曲めまでは踊れる感じだとは思いますけど。ヒップホップから離れようと思ったら、逆にヒップホップでありたいと思ったというか。いざ離れてみたら、やっぱヒップホップだなっていう感じになって。『New Country』はバンド編成のイメージといっても、すげぇヒップホップに向き合いましたね。向き合ったって言うと堅苦しいんですけど、思い出して作ったっていう感じですかね。1年間、ロックばっか聴いてきたぶん、なんかちょっと振り返るじゃないですけど。

『New Country』は全曲、QNくんがプロデュースしてトラックを作っていますよね。これははじめてのことで、ひとつの変化ですよね。理由はあったんですか?

QN:そうっすね。シンプルに考えて、必要だと思ってる人だけを呼びましたね。いろんなラッパーに参加してもらってますけど、ビートは全部自分で作りたかったんです。コンセプトが自分の中に強くあったのと、自分の等身大のアルバムを作りたかったので。

QNくんはほんとにハイペースで作品を発表しつづけてますけど、『New Country』はいつから作りはじめたんですか?

QN:『Deadman Walking 1.9.9.0』のリリースが去年の12月だから、『New Country』のビートは12月から4月ぐらいまでに作りましたね。マスタリングの日までレコーディングしてて、超やばかったっす(笑)。『Deadman Walking 1.9.9.0』を作ったあと、思った以上にイメージがわいてきて、リリースする予定はなかったんですけど、1月の段階で7曲ぐらいできちゃったんです。なんかすげぇミニマルっていうか、音数が少ないものができてきて。

音数が少ない、ミニマルというので思い出したんですけど、『New Country』のいくつかの曲を聴いて連想したのは、バスタ・ライムスの“プット・ユア・ハンズ・ホウェア・マイ・アイズ・キャン・シー”だったんですよね。

QN:あー、なんとなくわかります。

Busta Rhymes “Put Your Hands Where My Eyes Can See”

あと、古くて新しい音の質感とかちょっとひねくれたサンプリングのセンスとか、RZAのソロ作の『バース・オブ・ア・プリンス』とかRZAの変名のボビー・デジタルに近いものがあるなぁと。

QN:もしかしたら、それは近いっぽいっすね。わりと。そうかもしれないっすね。『ボビー・デジタル・イン・ステレオ』はたまたま聴いてたっすね。フランス語かなんかのスキットがすげぇ好きで。

『New Country』にはこれまでの作品に比べて、ファンクを強く感じたんですよね。個人的に僕はいままでのQNくんのアルバムでいちばん好きです。本人的にはどうですか?

QN:ほんとっすか。うれしいっすね。ただ、ファンクももちろん好きっすけど、でも意外とファンクっていう気持ちはなかったかな。うれしいことなんですけど。


オレは大人にはならないんで。それはもう考えないようにしてる。

ところで、QNくんはこれまで大人なることを拒絶するような態度をラップで表現してきたと思うんですけど、いまはどうですか? “Better”でも「まだ自分はクソガキだ」ってラップしてますけど。

QN:ああ、『Deadman Walking 1.9.9.0』までは、もう大人になんのか、なっちゃうのか、みたいな感じだったんですけど、『New Country』ではもう開き直ってますよね。“DaRaDaRa”でも「誰がオレをこんなにした? 誰がオレをこんなにアホにした?」とか言い出しちゃってますし(笑)。けっこう開き直ってるんすよ。

QNくんにとって大人になるっていうのはどういうことですか?(笑)

QN:いやー、難しいっすねー(笑)。オレは大人にはならないんで。それはもう考えないようにしてる。

大人になるというのは、QNくんにとってネガティヴな意味合いがあります?

QN:いや、ぜんぜんネガティヴだとは思ってないっすけど。

でも、大人に対する反発心みたいのを強く感じますけどね。

QN:それは、自分にウソをつきたくないっていうのがいちばん近い感覚かもしんないっすね。もちろん尊敬できる大人もたくさんいるんですけど。いままでは、普通や常識をいちおう見て知っておかないと自分がいい方向に行かないんじゃないかって思ってたんですよ。でも、シミラボを辞めるタイミングあたりで、「それは違うよな」って思ったんです。ありのままの自分を認めていかないと、どうすることもできないなって。だから、オレはいまヒップホップもすげぇわかりやすいものが好きですね。自分が好きな90年代のヒップホップがあらためてフィードバックしてきてる感じがありますね。


これまでの自分は何かを演じていないと自分を維持できないタイプの人間だったのかなーって思うんです。でも、このアルバムあたりから、普通に自分のいろんなものを認めてやれるようになった気がしますね。

それと、『New Country』のクライマックスの、“Better”“船出~New Country~”“Flava”の3曲がとくにそうかもしれないけれど、リリックも明瞭に聴き取れて、言葉を伝えようという意識を感じました。

QN:自分の言葉でラップするというのを意識して、それができたのかなとは思います。やっと自分の言葉に消化して表現することができはじめてきたかなって。まだまだ煮詰められるとは思いますけど。『New Country』は、ほんとにすっげー勢いで作ったんですよ。朝から夜まで1日で3曲とか作って。ほんと余計なことを考えなかったっていうことっすね。

勢いもあるんでしょうけど、コンセプチュアルなアルバムでもありますよね。

QN:ほんとそうだと思うんす。でも、ぶっちゃけ後付けですけどね。というか、後付けもなにも、2、3ヶ月の間に自分に起きた現象が全部の曲に自然とはまったんです。それはじつは自分でもけっこうびっくりしてるっていうか。それだけ歌詞がたぶんスマートに出てきたってことだと思いますね。

アルバムのタイトルを直訳すると、“新しい国”ですよね。この言葉が意味するところはなんですか? QNくんのなかにイメージとかあったりします?

QN:そうっすね。どうなんだろ? タイトルどおり、自分の理想郷の話っすね。「ほんとはこうだったらいいのに」みたいな話でもありますね。ただ、『New Country』は、自分で言うのもなんですけど、ほんとにヒップホップのアルバムだと思ってて。ラップもフッド・ミュージックに近づいたっていうか。ラップのフロウの取り方も雑って言えばすごい雑で、細かいって言えば細かいっていう。そういう感じとか、ちゃんとオリジナルのヒップホップに近づいたのかなっていう気はしてますね。いちばん自分らしいアルバムになったんじゃないかなって。これは超イルな発言なんですけど、これまでの自分は何かを演じていないと自分を維持できないタイプの人間だったのかなーって思うんです。でも、このアルバムあたりから、普通に自分のいろんなものを認めてやれるようになった気がしますね。大げさなこともたぶん言ってないし、自分の中にあるもので表現できたかなって。

なるほど。

QN:あと、『New Country』を制作してるあいだ、人との関係とかいろいろシャットアウトしてたっていうか。それぐらいの気持ちになっちゃって。他の音楽とかぜんぜん聴かなくなって。そうじゃないと自分がもたないぐらいの現象が起きてて。とにかくアルバムを作ることしか考えられなかったですね。しかも、自分が作ったものに納得できなかったりもして。まあ、生々しい感じでした。


もう変えてますね(笑)。ヘルメスって名前に。でも、もう変えないっすね。次の名前で終わりっす。それを末永く使おうかと。

ところで、QNって名前を変えるって話を聞いたんですけど、ほんと?

QN:いや、もう変えてますね(笑)。ヘルメスって名前に。でも、もう変えないっすね。次の名前で終わりっす。それを末永く使おうかと。でも、なんかいま、女の子に訊くと、たいがい「QNの方がいいよ」って言われるんですよ。「ヘルメスっていうのヘルペスみたい」って。

はははは。じゃあ、変えないほうがいいよ。名前を変えると、せっかくQNで有名になったのにもったいないよ。

QN:そうですよね。だから次で最後かなって。名前を変えたら、ツイッターのフォロワー200人ぐらい減っちゃって(笑)。

このタイミングで普通はQNって名前は捨てないですよね。

QN:そうっすよね。でも、オレが新しい動きをして、それについて来れなかった人だけがたぶんフォロー外してるんだろうから、それはそれでいいかなって。完全強気っす。

強気だなぁ。

QN:はい。あと、オレら界隈でいま、ミュータントっていう言葉が流行ってるんですよ。シミラボも最初は街に黒いシミができて、その黒い液体が人の形になって、音楽を作りはじめるっていうストーリーがあったんです。要はSFなんすよね。ミュータントって突然変異体って意味ですけど、もともとは差別用語だったと思うんです。奇形児とかをミュータントって呼んだりして。べつにオレはハードな環境で育ったわけじゃないけれど、社会不適合者っていう意味ではミュータントなんじゃないかなって。でも、社会不適合者とかミュータントは特別な能力を持ってる人たちなんじゃないのかなって。

なるほどー。

QN:で、ミュータントとエンターテイナーを掛け合わせて〈ミュータンテイナーズ〉ってレーベルを立ち上げたんです。俺とラウ・デフがまとめたグループ名でもあるんです。いまはその新しいプロジェクトでアルバムを制作中っていう感じですね。


REMI (ROUNDHOUSE / DAWD) - ele-king

All time favorite BOOTLEG KILLER HOUSE tracks

MORE INFO
AIRでシカゴハウスパーティ「ROUNDHOUSE」やってます。次回は4月17日金曜日にシカゴのゴッドファーザー「Marshall Jefferson」をゲストDJに開催します。
https://www.air-tokyo.com/schedule/2013.html

DJスケジュール等はこちらで。
https://acidbabyjam.blogspot.jp/
https://twitter.com/theacidbaby
https://www.facebook.com/remi.yamaguchi.3

katsuhiro chiba - ele-king

 美しい音とは何か。主観的な相違などがあるかもしれないが、しかしそこに客観を持ち込んで判断できるものでもあるまい。だからあえて断言してしまおう。美しさとは「透明さ」のことである。
 美しさの領域においては、残響であっても(いや、それこそ)いっさいの妥協は許されないはずだ。光の反射のようにクリスタルに交錯していなければならない。それは、われわれがデジタルに求める思想に限りなく近い。では、その思想とはいかなるものか。これも断言しよう。未来へのピュアな希求であり希望である、と。
 
 カツヒロ・チバ(katsuhiro chiba)の4年ぶりのフィジカル・リリース・アルバムにして、セカンド・アルバム『キコエル』(KICOEL)は、まさに、いっさいの濁りのないクリアでピュアなエレクトロニック・ミュージックである。ここには彼が追い求めた響きのみがある。まるで仮想現実の夏の夜に高解像度に輝く星空のような音の粒と連鎖。そこに煌めく純度の高いポップネス。私はこのアルバムを聴いて、新しい時代のポップ電子音楽を感じた。

 まずカツヒロ・チバの経歴を簡単に振り返っておこう。2011年にファースト・アルバム『サイレント・リバーブ(Silent Reverb)』を〈トーン・オン・トーン(tone on tone)〉から発表し、翌2012年にEP『パーク.EP(PERC.EP)』を、〈Hz-レコーズ〉からフリー・ダウンロードでリリースした。これらのアルバムには、本作へと至る電子音とポップネスのエレメントがあり、まずは必聴である。
 そして、カツヒロ・チバは音楽プログラミング言語Max/MSPのスペシャリストとしても知られている。2003年に、サンプル・ループを主体とするラップトップ・インプロヴィゼーション用ソフトウェア「cyan/n」を発表し(現在はフリーウェアとして公開されている→ https://audiooo.com/cyann)している。このシステムを用いたライヴ・パフォーマンスも展開した。
 また、彼はアイ・フォーン・アプリの「hibiku」の開発者でもある。このアプリはデジタル合成技術によって、特別なイヤフォンやマイクを用いることなく、美しい残響音を生成するというものだ。本アプリはリリース時、大きな話題を呼び、2013年リリース時にはApp有料アプリ・ランキング1位を獲得したほど。そのほか専門誌への寄稿・連載なども行っており、まさに電子音のスペシャリストといってもいいだろう。まさに一流のプログラマーなのである。
 じじつ、彼の出す音はすべてコンピューターから生成されている。それは本作でも同様だ。シンセサイザーやサンプリングやフィールド・レコーディング音などをいっさい使わず、すべての音を「Cycling'74 Max」を中心としたプログラミング技術によって生成しているのだ。本作の大きな魅力でもある残響も独自のアルゴリズム・リヴァーブ「Chiverb」によって生まれているという。まさに一流のプログラマーによって生まれたサウンドなのだ。

 しかし、私が注目したいのは、その数学的/工学的ともいえる知性から生まれた音は、たしかに明晰な数式のようにクリアであるにも関わらず、誰もが楽しめるポップネスを獲得している点なのである。エクスペリメンタルな過激さよりも、深い叙情すら兼ね備えた音楽とでもいうべきか。完璧にクリアな電子音によって鳴らされるポップネスは、私たちの感情の奥深い場所を刺激する。それは懐かしさといってもいいかもしれない。
 電子音楽にノスタルジア? だが、それは不思議なことではない。本作に横溢しているドリーミーな感覚は、まるで夢をみている感覚に近いからだ。それも幸福な夢、幼少期の夢だ。それを実現させるためにカツヒロ・チバは自分が追いとめる音色だけを追求しているのだ。この知性とポエティックな感覚の共存にこそ、作曲家カツヒロ・チバの真骨頂がある。本作は、ノスタルジック・ポップネスが前2作よりも、よりいっそう追求されているのだ。

 1曲め“クラフツマン(Craftsman)”の冒頭、透明な持続音からすべての雰囲気は決まる。キラキラと煌く電子音たちは、どれも耳に優しくも聴きやすいのだが、しかし徹底的に磨き上げられている。まるで工芸品のようなコンピュータ・ミュージックだ。
 2曲め“パーフェクト・マン(Perfect World)”の軽やかな電子音のアルペジオと軽やかに耳をくすぐるハイハットやビートの音色が、私たちを音の旅へと一気に連れていく。まるで47分のファンタジー・トラヴェル。そうして行き着いたラスト曲“ザ・ランプ(The Ramp)”はひと時の旅の終わりを告げる曲だ。まるでオルゴール的な音色と光のカーテンを思わせる電子音で、アルバムは静かに夢の終わりを告げるように優しく幕を下ろすだろう。どこか宮沢賢治的な電子音楽。いわば「銀河鉄道の夜2015」か(本作を細野晴臣氏に聴いてほしいものだ)。マンガ家タナカカツキによるアートワークも本作の雰囲気をとてもよく捉えている。もちろん、これまでのカツヒロ・チバ作品に共通する深い青/緑の色彩も健在だ。

 私は本作を聴きながら、子どものころに遊んだコンピュータ・ゲームを思い出した。むろん30年前のゲームなのでテクノロジー的には拙いものだ。だが大切なのは技術の問題「ではない」。そのテクノロジーを用いて、夢というイマジネーションを生みだしているのか、という点こそ重要なのである。
 テクノロジーが描く未来の世界と、懐かしい世界の創造。現代最先端の音楽プログラマーであるカツヒロ・チバの音楽に純粋なポエジーが満ち溢れているのは、ミライへの夢とノスタルジアへの想いに一点の濁りもないからではないか。
 仮想現実が見せてくれた美しい星空の饗宴がここにある。テクノポップならぬ「テクノロジー・ポップ」の誕生だ。

interview with Kikuchi Kazuya - ele-king


菊地一谷
CONCRETE CLEAN 千秋楽

Pヴァイン

Hip Hop

Tower HMV Amazon iTunes

 アニマル・コレクティヴ、ムー、ヤー・ヤー・ヤーズ、マイク・オールドフィールド、ジ・エックス・エックス、トーキング・ヘッズ、プリンス……、QN改め菊地一谷の口からは年代もジャンルも雑多なミュージシャン、バンドの名前が出てくる。人騒がせな行動のおかげで、筆者が彼に出会ったときの大切な第一印象を忘れそうになっていたことに気づく。菊地一谷は音楽好きのラッパー/プロデューサーで、レコードを掘るのも大好きな男だった。一時は音楽への情熱が薄れたのかと思わせる発言も耳にしていただけに、再び音楽への情熱を取り戻したと聞けてうれしかった。

 菊地一谷はQN名義で昨年リリースした『DQN忠臣蔵~どっきゅんペチンス海物語~』からMPCとトライトンでの制作へ移行している。そこで彼は、スウィズ・ビーツのミニマリズムとエッジの効いたコールド・ファンクが合体したようなヒップホップ・サウンドを展開した。菊地一谷名義のファースト・アルバム『CONCRETE CLEAN 千秋楽』のサウンドはその深化形であり、さらに本作にはプリンスやトラップ・ミュージックや90年代ブーム・バップの要素も多分に含まれている。ちょっと未来的な感じだ。
 また、SEEDA、NORIKIYO、菊地成孔、田我流、北島、高島、MARIA、RAU DEF、菊丸、GIVVN(LowPass)といったゲスト陣が参加しているものの、菊地一谷が彼らに食われていない、というのがもうひとつのポイント。ゲスト・ラッパーに頼りっぱなしでお茶を濁したような作品ではない。謙虚に見せつつも主役は俺だというエゴを出しているのがいい。さらにさらにこの男、どこか放っておけないという気分にさせるさびしげな詩情を持っているからズルイ。

 取材場所へ登場した彼は筆者にドトールのコーヒーと茶菓子を手渡し、「どうぞよろしくお願いします」と言った。ん? あれだけ拒絶していた大人になったのだろうか。仕事をして、飯を食って、仲間とチルして、音楽を作る。そういう日常のサイクル、菊地一谷流のヒップホップ的ライフ・スタイルからこの最新作はできあがっている。そのように菊地は語った。さて、その真意とは?

■菊地一谷 / きくちかずや
またの名をQN。2012年までヒップホップ・クルーSIMI LABに在籍。数多くのストリート・ネームを持ち、楽曲も多数手掛けてきた異才にして、理解され難い行動や言動でも記憶されるプロデューサー/ラッパー。前作『DQN忠臣蔵~どっきゅんペチンス海物語~』リリース後、菊地成孔プロデュースによる女優・菊地凛子の「Rinbjö」名義でのデビュー・アルバム『戒厳令』へも参加。2015年、音楽活動を再スタートさせることを宣言し、客演にSEEDA、菊地成孔、NORIKIYO、MARIA、RAU DEF、GIVVN(from LowPass)、田我流、菊丸、高島、北島などを迎えてのアルバム『CONCRETE CLEAN 千秋楽』をリリースした。

“CLEAN”という言葉が出てきたのは、これまでのちょっとイリーガル感のある作品じゃなくて、ヒップホップであっても若い世代に悪影響のない音楽を作りたかったからなんです。

まずやはり『CONCRETE CLEAN 千秋楽』というタイトルですよね。

菊地一谷(以下、菊地):最初からシンプルかつライトな聴きやすい音楽を作ろうというコンセプトがあって、タイトルも菊地一谷の頭文字を取って『KK』にしようと考えてたぐらいなんです。でも、客演を集めていくなかでSEEDAくんのフィーチャリングが決まって、俺がふざけて『CONCRETE GREEN』をもじったりしていたら、『CONCRETE CLEAN』にたどりついた。“CLEAN”という言葉が出てきたのは、これまでのちょっとイリーガル感のある作品じゃなくて、ヒップホップであっても若い世代に悪影響のない音楽を作りたかったからなんです。

“イリーガル感”のある作品とは、『DQN忠臣蔵~どっきゅんペチンス海物語~』のこと?

菊地:それもそうですけど、僕自身がいま普通に働いてクリーンな生活をしていたから、そこからもきてますね。あとなにより、『CONCRETE GREEN』は僕の憧れのアルバムだったんですよ。僕らの世代にとってあのコンピはすごく大きい。『CONCRETE GREEN 5』以降、とくに『CONCRETE GREEN 8』や『CONCRETE GREEN 9』ぐらいになると、若い世代もかなり収録されていたから、「俺にもいつかオファーがくるんじゃないか」と思ってたんです(笑)。でも自分は入ることができないまま終わってしまった。だったらもう自分で作るしかないなと。だから、このアルバムは『CONCRETE GREEN』のパロディと思っていただきたいです。

ということは、『CONCRETE GREEN』監修者であるSEEDAと“神奈川ハザード”で共演できたのは感無量なんじゃないですか?

菊地:それはめっちゃありますね。SEEDAくんとNORIKIYOさんといっしょに曲を作れたのは大きいです。“神奈川ハザード”は、SEEDAくんが川崎出身で僕が相模原出身なんで、神奈川つながりで曲を作りましたね。

実際いっしょに制作してみてどうでしたか?

菊地:SEEDAくんのヴァースはフリースタイルなんですよ。じつは僕が半分騙したんです(笑)。

どういうこと?

菊地:最初はレコーディングと言わないで、「家に遊びに来てください」って誘ったんです。それで自分の部屋やリヴィングで遊びながらいい感じになってきたところで、「フリースタイルでいいんで俺のアルバムに入ってほしいです」ってお願いしたんです。SEEDAくんには、「お前、ハメたっしょ?」って言われました(笑)。そう言いながらもSEEDAくんは、30分ぐらいフリースタイルしてパリッと作ってくれました。

だからなんですね。SEEDAのリラックスした、隙間の多いフロウがすごい気になってたんですよ。“神奈川ハザード”の2人のラップには中毒性がありますね。

菊地:そうですね。でも僕はリリックを書きましたね。

NORIKIYOとの共作はどうでしたか? NORIKIYOをディスした曲以降、2人の関係について気にしているファンやヘッズもだいぶいますよね。

菊地:自分のいまの考えではビーフはよくないです。自分がNORIKIYOさんをディスったことを振り返ると、自分のやり方は間違っていたと思いますね。ああいうディスやビーフにヒートアップしてくれた人もいますけど、人のことをおとしめる音楽はやっぱりよくないなと。とはいえ、NORIKIYOさんをディスったのには理由があって、相模原の地元でずっと憧れ続けてた存在だったからなんです。単に営業妨害や邪魔をしたかったわけではなくて、音楽的に勝負したかったんです。だけど、それがああいう形になってしまった。そういうことを今回NORIKIYOさんに話したら理解していただけて、あらためて音楽的な部分で勝負させてもらいましたね。


人のことをおとしめる音楽はやっぱりよくないなと。

今回の作品で僕がまず素晴らしいと思ったのは、豪華なゲスト陣に菊地一谷が食われていないところなんです。フィーチャリングの多い作品の場合、聴く側からすると主役のラッパーがゲストのラッパーに負けていないかというのはいちばん気になるポイントでもあるじゃないですか。そこは考えてアルバムを構成したんじゃないんですか? ヴァースをラップしてる人たちに食われてないだけではなくて、菊地成孔や田我流はフックで歌ってもらうだけにとどめてますよね。

菊地:そこはゲストのみんなに無理のない程度に際立ってもらうようにお願いしたんです。それもありますし、僕がキチキチに気張った音楽が好みじゃないのもあって、さっぱり作ってほしいって依頼したんです。田我流くんは、「ヴァースも書きたいしフックもやる」と言ってくれたんですけど、フックで歌ってもらうだけにしました。田我流くん、SEEDAくん、NORIKIYOさん、それに菊地(成孔)さんはみんな大御所ですし、そのほうが高級感も出ると思ったんです。だからメインの役割は僕がやって、ゲストの人たちにはちょっと食べてもおいしいキャビアみたいな感じになってもらいましたね。ただ、MARIAにはヴァースまで書いてもらった曲(“続BETTER”)とフックだけの曲(“SLAVE ROCK”)をそれぞれ作ってもらって、RAU DEFにもかなり協力してもらってますね。

菊地一谷 feat. 菊地成孔“成功までの道のり”

菊地一谷 feat. MARIA“SLAVE ROCK”


名前に頼らないで自分の音楽とスタイルが評価されればいいし、それで存在感を示せればおもしろい展開が作れるんじゃないかと思って名前を変えました。

ところで、このタイミングでまた名前を変えたのはどうしてですか? 

菊地:QNっていう名前にいろんなバックグラウンドがついてしまったから、それに収拾をつけるために名前を変更したのがまずありますね。それと、しょっちゅう名前を変える人間が作品をポンポン出して、その上で注目されるのはそれなりのハードルだと思うんです。だから、自分への試練ですね。名前に頼らないで自分の音楽とスタイルが評価されればいいし、それで存在感を示せればおもしろい展開が作れるんじゃないかと思って名前を変えました。

それでなぜ菊地一谷?

菊地:菊地凛子さんからオファーが来たときに(菊地一谷はRinbjö『戒厳令』に参加)、「ハリウッド女優からオファー来た!」ともう舞い上がってしまって、しかも菊地成孔さんからもオファーが来てるし、もう菊地一派に入れてもらおうと完全な独りよがりでこの名前にしました。

なんだそれ……(苦笑)。

菊地:菊地一派に入りたいがためだけにこの名前にしましたね。

おふたりは何か言ってましたか?

菊地:いや、複雑な顔してたっすね。「ま、いいよ。勝手にやれば」みたいな感じだったと思います(笑)。

そりゃ反応のしようがないですよね。ぜったいまた名前変えるでしょ?

菊地:ファッションでも大人ラインと自由度の強いキッズのラインがあったりするじゃないですか。菊地一谷はそういう意味では大人路線ですね。

ただ少し前に話したときは、音楽への情熱が薄れているような発言をしていたけど、音楽への興味や探求心も復活してきたんじゃないですか?

菊地:そのとき言ったことは撤回したいですね。

それはよかった!

菊地:いまは音楽は宇宙の世界で、キリがないほどいろんな構成が作れると思ってますね。あとけっきょくレコーディングがすべてなんです。ただ日々ダラダラと生活してる人間がレコーディングのときだけ急にちゃんとできるはずがないんです。毎日の生活があってはじめてレコーディングがあるということにようやく気づいたんです。たしかに音楽への興味がなくなったときはあって、そのときはファッションに興味が行ってましたね。そういう時期があったのもいまはよかったと思ってますね。


ただ日々ダラダラと生活してる人間がレコーディングのときだけ急にちゃんとできるはずがないんです。毎日の生活があってはじめてレコーディングがあるということにようやく気づいたんです。

たしかに服は超持ってそうだよね。見るたびにちがうファッションだもんね。

菊地:服や靴の量はヤバいですね。(取材場所のP-VINEの会議室を見回して)ここが埋まるぐらいありますね(笑)。


トラップ・ミュージックをヒップホップでクラシックとされてる90年代のサウンドに混ぜたような音が作りたかったですね。

なるほど。もう少しアルバムの話をしたいんですけど、『CONCRETE CLEAN 千秋楽』は『DQN忠臣蔵~どっきゅんペチンス海物語~』の延長線上にありますよね。サウンドのひとつの核は電子ファンクですよね。

菊地:それもあるし、グッチ・メインのプロデューサーだったり、ウェスト・コーストのヒップホップだったりにけっこうハマってたので、そういう要素もあると思いますね。それと自分としてはわりとクラシック路線を狙っていきましたね。

たしかに菊丸との“菊エキシビション”とか菊地流のGファンクですよね。クラシックな路線を狙ったというのはもう少し具体的に言うとどういうこと?

菊地:最近のトラップ・ミュージックも聴き慣れると悪くないなっていう感じがあって、そういうトラップ・ミュージックをヒップホップでクラシックとされてる90年代のサウンドに混ぜたような音が作りたかったですね。

『NEW COUNTRY』を出したあとのインタヴューでは、トーキング・ヘッズの『ストップ・メイキング・センス』にインスピレーションを受けたと話してましたけど、そこに関していまはどうですか?

菊地:トーキング・ヘッズはいまも好きですけど、当時ほどは熱が入っていないですね。どちらかと言えば、最近は新しい音楽を聴いてる感じですね。

たとえば?

菊地:最近はプリンスのアルバム(『Art Official Age』)がおもしろいと思いましたね。

Prince“Breakfast Can Wait”

あのアルバムはよかったよねー。

菊地:あと、昔はレコードで音楽をかなり聴いてたんですけど、いまはMixcloudを再生したりしてさっぱりした感じで音楽を聴いていますね。音楽を聴くのもそうだし、音楽の制作もさっぱりやってますね。午前中に仕事して、夜は友だちとお酒飲んだりしてチルして、その流れで音楽をさくっと作ると。だから、今回はパラデータのやり取りもしてなくて、ミキシングもマスタリングも自分でやってますね。スタジオに入ってレコーディングするっていう気張った制作の仕方ではなくて、ライフ・スタイルの一環として音楽を作るようになりましたね。

生活の流れで作ってパッと出すと。そういう制作がいまの菊地一谷の考えるヒップホップらしさなんですか?

菊地:そういうふうに思ってますね。

ラテンにはラテン、ジャズにはジャズのコード感があるのもなんとなくわかってきていて、もちろん専門的なことを言いはじめたらちゃんと勉強した人にはかなわないけど、独学ミュージックでそのあたりも追及していきたいですね。

いまもMPCとトライトンで制作してますか?

菊地:『DQN』からトライトンを導入しましたね。

しかしマスタリングまで自分でやったんですね。

菊地:全部〈ミュータント・エンパイア・スタジオ〉っていう自宅スタジオで作ったっすね。MARIA、RAU DEF、SEEDAさん、菊丸、GIVVNもそこレコーディングしてます。やっぱりお金をかけてスタジオを借りて作業して、毎回パラデータを作って制作すると、どうしても1、2年に1枚のペースが限界になる。もっとはやいスパンで僕の音楽を聴きたい人に自分の音楽を提供したいと考えたときに、今回のようなスタイルがいちばんでした。

そうすると、これからだいぶ制作のペースが上がる感じですか?

菊地:いちおうペースは上がる予定です(笑)。『CONCRETE CLEAN』のシリーズは今年中に最低でももう2作完成させようと思ってます。

へええ。音楽にたいして再びピュアになってきたんじゃないですか?

菊地:そうですね。そう言っていただけたらありがたいです。

“コンクリート・ピュア”なんじゃないですか?(笑)。

菊地:はははは。だと思いますね(笑)。

ところで、今回作りたい理想の音というのはありました?

菊地:作りたい理想の音はたしかにあるんですけど、言葉で説明するのは難しいし、今回はあんまりそういうことを考えなかったですね。今回のトラックはここ1年ぐらいで作ったもののなかから選んでいて、このアルバムのために新しく作ったのは“アチチチ”と“SLAVE ROCK”ぐらいです。今回の菊地一谷のファーストはこれまで作ってきたビートがメインで、次の作品で自分の理想に近づけたいですね。個人的にはMARIAとの“続BETTER”のビートや“アチチチ”のラテンっぽい感じが気に入ってますね。

“アチチチ”はラテンだよね。

菊地:意外とラテン音楽とか好きなんですよ。

そうなんだ。レコードを掘ってる?

菊地:ラテン系の音楽はかなり掘って聴いてます。ラテンにはラテン、ジャズにはジャズのコード感があるのもなんとなくわかってきていて、もちろん専門的なことを言いはじめたらちゃんと勉強した人にはかなわないけど、独学ミュージックでそのあたりも追及していきたいですね。

なるほどー。なんか話をきいてると、大人になってきた感じですか?

菊地:はははは。やっぱりバレてるんすね、そういうこと(笑)。自分のライフ・スタイルって考えたときに、こだわりを持っていくうちにいまの形に近づいていますね。

2012年のインタヴューでは大人になりたくないと言っていましたもんね。

菊地:いまもずっとキッズでいたいと思ってるし、僕の音楽を聴いてくれるリスナーのことも考えてますけど、ただ好き勝手やるだけでは意味がないと思うんです。菊地一谷はファッションで言う大人ラインとして、音楽を大事にしていきたいと思いますね。




本インタヴューにつながる“QN”時代のお蔵出しインタヴューを公開中!

 スペシャルなニュースと、スペシャルな告知! 
 1999年にリリースされ、まさに世紀を画する大傑作となった『Eureka(ユリイカ)』を代表作として、数々のプロデュース仕事や映画音楽など幅広い活動を通じ、いまや音楽史上の偉人として一層のリスペクトを集めるプロデューサー、ジム・オルーク。2009年の『ザ・ヴィジター』以来、約6年ぶりとなるオリジナル・アルバムのリリースが発表された。これはまた、2001年の『インシグニフィカンス』以来じつに13年半ぶりのヴォーカル・アルバムとなる。日本盤先行で、発売日は5月15日。待ちきれない。

 そしてele-kingでは、この発売にあわせて、ジム・オルークのすべてを解き明かす永久保存版『別冊ele-kingジム・オルーク完全読本』を同時刊行! 膨大なリリース・カタログを総ざらいする、“世界でもっとも完全に近い”ディスコグラフィ(本人監修)も収録。本人監修にもかかわらず「完全に近い」というところがミソである。加えて、超ロング・インタヴューや関係者が語るジム・オルーク評、レヴューに論考、過去記事の収録など、全キャリアとともに90年代~2000年代の時代精神までもを振り返る。1冊まるごとジム・オルークづくしの別冊ele-kingの登場だッ!
 また、あのフジオプロ様のご協力により、フジオプロ描き下ろしのジム・オルーク・ポストカードが綴じ込み付録でついてくる。絵柄がまた……ジム・オルーク氏も喜ぶすばらしい仕上がりなのだ! こちらも発売は5月15日。みなさまよろしくおねがいしますなのだ。

《アルバム情報》
【アーティスト】ジム・オルーク(Jim O’Rourke)
【タイトル】シンプル・ソングズ(Simple Songs)
【フォーマット】CD
【品番】PCD-18787
【価格】定価:¥2,495+税
【発売日】2015年5月15日

【収録曲】
1. Friends With Benefits
2. That Weekend
3. Half Life Crisis
4. Hotel Blue
5. These Hands
6. Last Year
7. End Of The Road
8. All Your Love

これぞまさしく待望。ジム・オルーク、2009年の『ザ・ヴィジター』以来、約6年ぶりのオリジナル・アルバムにして、2001年の『インシグニフィカンス』以来、じつに13年半ぶりとなるヴォーカル・アルバムがついに完成! 毎度のことながら、ジム・オルーク以外の誰にも作り得ない、さらに『ユリイカ』(1999年)、『インシグニフィカンス』を凌駕する、正しく圧倒的な最高傑作!

■すべての楽器を自身で演奏した、全一曲の衝撃のインストゥルメンタル・アルバム『ザ・ヴィジター』を2009年にリリースして以降、細野晴臣やカヒミカリィらが参加したバート・バカラックのカヴァー・アルバム、『オール・カインド・オブ・ピープル~ラヴ・バート・バカラック』や、石橋英子や長谷川健一、前野健太といったアーティストのプロデュース、復活したクリスチャン・フェネスとピーター・レーバーグ(ピタ)とのユニット、フェノバーグや、石橋英子と山本達久と結成したバンド、カフカ鼾としての活動、敬愛する故・若松孝二監督の『海燕ホテル・ブルー』をはじめとする映画音楽の制作、多岐にわたるアーティストとのコラボレーションやゲスト参加等、相変わらずのワーカホリックぶりを見せている東京在住の音楽家ジム・オルーク。2013年6月の、東京、六本木のスーパー・デラックスにおける6日間すべて違う演目という驚異のライヴ企画『ジムO六デイズ』も大きな話題となった彼が約6年ぶりにリリースするニュー・アルバム『シンプル・ソングズ』!

■本作の最大のトピックは、ジム・オルークが2001年の『インシグニフィカンス』以来、じつに13年半ぶりに発表するヴォーカル・アルバムだということだろう。まさに待望のアルバムである。しかしジム・オルークは、我々の期待をはるかに上回るものを届けてくれた! ジム・オルークの音楽的ヴォキャブラリーを凝縮したかのような、丹念に練り上げられたメロディを備えた、細部まで緻密にアレンジされた起伏に富んだ楽曲のクオリティの高さはもはやおそろしいほど。アコースティック・ギターの爪弾きからバンドが一体となった演奏まで、静と動を行き来する、計り知れないほど奥行きのある楽曲がじつに感動的だ。より渋みを増した歌声もなんとも味わい深い。

■『シンプル・ソングズ』はまた、ジム・オルークとって初の日本で録音した歌もの楽曲のアルバムである。ここ数年、活動を共にしている石橋英子、須藤俊明、山本達久、波多野敦子の4人に加え、高田漣らがゲストで参加している。ジム・オルークと丁々発止の演奏を繰り広げる日本のミュージシャンたちにも注目してほしい。

■ギタリスト、ジム・オルークがたっぷりと堪能できることもまた、『シンプル・ソングズ』の魅力のひとつである。デレク・ベイリーやジョン・フェイヒィ、ヘンリー・カイザー、レッド・ツェッペリン、ジェネシス……、さまざまなアーティストからの影響、その要素を吸収して独自のスタイルにした唯一無二のギター・プレイがぎっしりと詰まっている。

■サウンド・クオリティについてはもはや言わずもがな。いつもながら、見事な工芸品のような丁寧に作り上げられた音響空間は幻想的ですらある。

■徹頭徹尾ジム・オルーク、なにもかもが破格の傑作がここに誕生した!

《書籍情報》
【書名】別冊ele-king ジム・オルーク完全読本 ~All About Jim O’Rourke~
【ISBN】978-4-907276-32-4
【Release】5月15日(金)
【判型】A5判
【ページ数】160頁(予定)
【著者】監修:松村正人
【価格】本体1,700円+税(予価)

永久保存版。
ジム・オルークを知るならばこの一冊から。

本人監修の“世界でもっとも完全に近い”ディスコグラフィも収録!
全キャリアとともに90年代~2000年代の時代精神までもを振り返る

1999年にリリースした『Eureka(ユリイカ)』は先鋭化と細分化きわまった90年代音楽の粋を集めた作品であっただけでなく、その実験とポップの相克のなかにつづく2000~2010年代のヒントを散りばめた、まさに世紀を劃す大傑作だった。
このアルバムでジム・オルークはシーンの中央に躍り出た。多面的なソロワーク、秀逸なプロデュースワークに他バンドへの参加、映画音楽にゆるがない実験性を披露した電子音楽の傑作群、さらに2006年来日して以降の石橋英子や前野健太とのコラボレーション――以降の活躍はだれもが知るとおりだ。
そして2015年5月、ジム・オルークは個人名義の「歌ものアルバム」を発表する。そこには『ユリイカ』以後の年月に磨かれた何かが凝縮しているにちがいない。
それについて訊きたいことは山ほどある、というより、このアルバムを聴き尽くすこと、ジム・オルークを多面的に知ることは音楽の現在地を知ることにほからない、のみならず、おしきせの90年代回顧を覆す問題意識さえあきらかになるはずだ。

ジム・オルーク、新作『シンプル・ソングス』を語り尽くす~超ロング・インタビュー
気鋭の批評家たちによる新作大合評
石橋英子、山本達久はじめ、バンドメンバーおよび関係者が語るジム・オルーク
どこまで行けるか! ジム・オルーク「完全」ディスコグラフィ
ジム・オルークを多面的に考察する論考集
ジム・オルークを語った過去記事の再録も
一冊まるごと、ジム・オルークづくし!


DJ Yama - ele-king

April Fool "DisqClash" Techno 10

Jesse Ruins - ele-king

 チルウェイヴからインダストリアル/ダークウェイヴへと舵を切ったジェシー・ルインズが、5月20日、リミックス・アルバムを出す。
 リミキサーのメンツには、Black Rai、Taquwami、食品まつり、あらべぇ、sanm、DJ Soybeans、Djwwww、LSTNGT、Nicole Brennan、Schwartz Brotchen、Castration Fear、Ultrafogなどなど、最近の彼の幅広い音楽性と、いろんなジャンルと繫がっていくどん欲ささが反映されていると言えるだろう。
 現在の日本のシーンを知る上でも、注目のリミックス盤だ。

Jesse Ruins
The Other Type of Heartless

2,200Yen + tax /
CAT No: MGNF-1024
限定盤にはオリジナル盤のカセットバージョンが付きます。

Jesse Ruins - Truth of D (Taquwami Remix)
https://soundcloud.com/jesse-ruins/truth-of-d-taquwami-remix

Jesse Ruins - She is in Photo SNS (あらべぇ Remix)
https://soundcloud.com/jesse-ruins/she-is-in-photo-sns-remix


以下、ジェシー・ルインズ本人がコメントを寄せてくれました。

「Jesse Ruinsが3年前にCaptured Tracksから音源をリリースしていたことなんか、もうみんな忘れたかもしれないし、僕も忘れそうなくらい少しづつ音楽性も変わってきてて、でも3年も経ったら変化していくのも当然かもですね。Cold Nameなどの別名義とかもそうで、そのときそのときの好きな音楽を反映させながら作りたい音楽が変わっていくのは自分的にすごく楽しいです。
 最近始めた新しい名義CVNはこんな感じです(https://soundcloud.com/cvntrack)。
 こちらもこれからリリースが控えてるので、楽しみにしててください。
 最近は聴いてるもの→やっと買えたMarshstepperの12インチなどAscetic Houseの周辺もまだまだ聴きつつ、LoticなどJanusの周りやYoung Echo界隈のFuckPunkのレコードもすごく良くて。あとはAhnnuの新しいカセット楽しみ。
 で、今回のリミックスアルバムの人選なんですが、名前は知ってるけど初めて話す方とか、新しい出会いが最近多く、ライヴやDJなど一緒になって繋がった人などを中心に人選させていただきました。
 先行公開してるTaquwamiくんは去年のリミックス盤でも声をかけてたんですが、タイミング合わず今回ようやくということで。最近の彼らしいビートに元の素材がうまく溶け込んでて突然降ってくる甘いメロディも癖になります。
 他にも食品まつりさん、あらべぇくん、DJ Soybeans/Schwartz Brotchen、Djwwww/Nicole Brennan、sanm、Ultrafog、LSTNGT、Castration Fearさんなど国内勢に加えてBlack Rain、Violence、Orphan Swordsの海外勢もみんなオリジナルの楽曲と言っても違和感ないぐらいに個性が強く出ています。是非買って聴いてください」
Nobuyuki Sakuma (Jesse Ruins / CVN / Cold Name(R.I.P.))

■リリース・パーティ
The Invention of Solitude #8 <Jesse Ruins "The Other Type Of Heartless" Release Party>
日時 5/31 OPEN/START 18:00
場所 KATA [LIQUIDROOM 2F]
出演 Jesse Ruins , 食品まつり aka Foodman , LSTNGT , sanm , Ultrafog , CVN , あらべぇ(DJ) , Naohiro NIshikawa (DJ) , and more.
チケット: DOOR 2,000 / ADV 1,500
問い合わせ先: https://www.kata-gallery.net/

TERRENCE PARKER - ele-king

 テレンス・パーカーは、デトロイト・テクノ/デトロイト・ハウスにとって大先輩のひとりである。彼はディスコの時代からヒップホップ時代を経て、彼の地でもっとも早くハウスをスピンしたプロのDJだ。デリック・メイからURまでみんながリスペクトしているし、まだ無名だったムーディーマンをいち早くフックアップしたのもテレンス・パーカーだった。また、千葉のDJノブが初期においてもっとも大きな影響のひとりがパーカーである(パーカーはフューチャー・テラーに敬意を表する意味で、〈チバシティ〉なるサブレーベルを発足したことがある)。
 このデトロイトの重鎮は、世界の気まぐれなのか、周期的に地球に近づく彗星なのか、何年かにいちど、ものすごく脚光を浴びるときがある。2013年、ハウス・リヴァイヴァルがあらゆる位相で起きたときに、彼はいきなり表舞台に躍り出て、2014年に15年ぶりのアルバム『Life On The Back 9 』を発表した。さらにまた、つい先日は、ハウスの名門〈King Street Sounds〉からミックスCDを出したばかり。
 来日DJは4月4日。場所は渋谷のAIR。デトロイト仕込みの、ファンキーで、ソウルフルなDJを聴きたくないかい? だったら行こう。

4月4日(土)
Deeep Detroit Heat
TERRENCE PARKER MIX THE VIBE RELEASE PARTY

10PM | ¥3500 w/f ¥3000 AIR members ¥2500 Under 23 ¥2500 Before 11:30PM ¥2000 After 6AM ¥1000

MAIN: Terrence Parker (from Detroit),
DJ NOBU (Future Terror | Bitta),
DJ SHIBATA (探心音 | the oath),
You Forgot (UGFY Records)

LOUNGE: haraguchic (DAWD | FFF), Wataru Sakuraba, Akinori Shimura, Akey, Tatsuoki (Broad | Crept)

NoMad: CUTS, Tatsuya Ouchi (Drop), ABULA (choutsugai), HIROMI NOGUCHI

“MIX THE VIBE”のリリースツアーで待望のDJがAIR初登場

90年代からリリースを重ね、王道ハウス・ミュージックの象徴的存在となってきたミックスCDシリーズ“MIX THE VIBE”。TERRENCE PARKERがコンパイルを務めたその最新作がリリースされる。拠点であるデトロイトのアーティストたちに「もっとも凄いDJは誰か?」と聞くと、必ず名前が挙がるほど彼のプレイスキルは高く評価されており、現地では超絶テクニックを誇るJEFF MILLSとも並び称されるほどの名声を獲得している。AIRには、これが待望の初登場。昨年はCARL CRAIGのレーベルからのリリースも実現して話題となった男の、スリリングなプレイを体感せよ。そして共演には、TRRENCE PARKERの初来日を実現させたDJ NOBUも登場する。

■Terrence Parker

キャリア35年以上を誇り、電話の受話器をヘッドフォンとして使用する独特のDJスタイルと、テクニカルなスクラッチで知られるデトロイトきってのテクニシャン、オリジネーターの一人である。2014年、Planet E/Defectedよりアルバム 『Life on The Back 9』をリリース。

※ミックスCDにも注目!

Terrence Parker
Mix The Vibe: Terrence Parker - Deeep Detroit Heat
King Street Sounds / Nite Grooves

 ハウスの名門〈King Street〉からのMix The Vibeの記念すべき20作目は、デトロイトのカリスマDJ、テレンス・パーカーが登場。その卓越した感覚と技量に支えられた独自のグルーヴは、ハウス・ミュージックの枠に留まることなく、全てのクラブ・ミュージック - ダンス・ミュージックのファンにアピールするだろう。


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