「PAN」と一致するもの

interview with Takeshi "Heavy" Akimoto - ele-king

 ボブ・マーリーの初期の有名な曲に"スモール・アックス"がある。「おまえたちがでっかい木なら、俺たちは小さな斧だ/いつかおまえらをぶった切ってやる」......秋本武士は自分がその歌で歌われる"俺たち"のひとりであることをいまでもまったく疑っていない様子だ。その強い気持ちが彼のベースをドライヴさせ、そしてまた自身のベースという楽器を銃に喩えるのだ。試しにザ・レヴォリューショナリーズのアートワークをネットで検索してみよう。
 "スモール・アックス"で歌われる"おまえたち"とは植民地主義の支配者で、"俺たち"とはその配下で働く奴隷。ボブ・マーリーはそうした奴隷制時代の光景を、実はいまでも続いているんだと、現代の喩えとして表現したが、たぶんいまどきほとんどの人は自分を奴隷だなんて思っていない。わりと自由にモノを買い、自由にツイットしたり、自由に飲み食いする(東日本はそうも言ってられないか......)。あるいは、みんな"小さな斧"なんかよりも"でっかい木"になろうと懸命なのかもしれない。そういう考えは古くさいと言う人もいる。まあ、とにかく......まわりがどうで、何を言おうが、秋本武士は"小さな斧"であり続けようとする。90年代のドライ&ヘビー、ゼロ年代以降のレベル・ファミリアとザ・ヘビーマナーズ......彼が作る音楽のすべてがそういうものだ。


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サバイバル

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 ザ・ヘビーマナーズのセカンド・アルバム『サバイバル』にはラッパーのルミが4曲にフィーチャーされているほか、インターナショナルに活躍するダブステッパーのゴス・トラッド、〈ON-U〉から作品を出している女性シンガーのサミア・ファラー、トロンボーン奏者のイッチー等々......いろいろな人が参加している。ルミがラップする"誰かのあの子"は原発事故を主題にした強力な曲で(反原発デモのアンセム第一候補)、サミア・ファラーが歌う"ARAB IN DISGUISE"は反グローバリゼーションをテーマにしている。秋本武士のベースは、ドラムスとの息を呑むようなズレのなかで劇的なグルーヴを作っている。
 夜の10時に、中野のスタジオで秋本武士に会って話を聞いた。

最初はボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの『ナッティ・ドレッド』でしたね。15か16のときですね。「もう、これしかない」と思って。その瞬間に人生変わっちゃった感じですよね。結局いまでもこういうことやってるっていうのは。

秋本君が最初に出会ったレゲエって?

秋本:最初はボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの『ナッティ・ドレッド』でしたね。

何歳のとき?

秋本:15か16のときですね。

最初に聴いたときから、来るモノがあった?

秋本:来ましたね。"ライヴリー・アップ・ユアセルフ"という曲があって。

1曲目の。

秋本:1曲目。「もう、これしかない」と思って。その瞬間に人生変わっちゃった感じですよね。結局いまでもこういうことやってるっていうのは。

15歳で『ナッティ・ドレッド』を聴いて......。

秋本:はい。

それ以前は?

秋本:パンクやニューウェイヴの時代だったんで、そういうのを聴いてましたね。

『ナッティ・ドレッド』の何がすごかったんだろう?

秋本:なんかわかんないすけど、とにかく、尋常じゃないエネルギーっていうか。ものすごいエネルギー......太陽が目の前にいきなり出て表れたみたいな。もう、すごい......。

そこまで感じたんだ。

秋本:何の言い訳もなく......、こんなに格好いい、すごいことが世のなかにあるんだっていう。

どういうきっかけで聴いたの?

秋本:レゲエに影響を受けていたニューウェイヴとか。後期のクラッシュとかポリスとか。

ニューウェイヴ自体がレゲエの影響を受けていたし、レゲエ好きのミュージシャンが多かったよね。ジョン・ライドンを筆頭に。

秋本:そう、それで、音数を減らすことやその緊張感みたいなもの、1曲をひとつのループでいくやり方とか、そういう他の音楽とは違うところに興味は持っていたんですけど、でも、本物を聴くのが少し恐かったところがあって。

ほぉ。

秋本:ジャケの感じも全然違うし。

なるほど。

秋本:子供の俺にもこれは本物のゲットーの音楽だっていうのがある程度わかってて、「俺が聴いていいのか?」みたいなところもあった。

はははは。そこまで......。

秋本:「俺なんかが聴いちゃいけないんじゃないか」って。

『ナッティ・ドレッド』を選んだ理由は?

秋本:なんだろうなぁ......。

"ノー・ウーマン・ノー・クライ"が入ってるからとか?

秋本:いや、ぜんぜん違いますね。たぶん......何の予備知識もなかったんですよ。試聴もできなかったし......。とにかく、『ナッティ・ドレッド』だったんです。

そのときベースは握ってる?

秋本:ぜんぜんそれはないですね。ぜんぜんなくて......ベースをやりはじめたのは18ぐらいなんで。その3年後ですかね。

秋本武士のなかでは、『ナッティ・ドレッド』からどういうプロセスでバレット兄弟にまで辿り着いたの?

秋本:そうっすね......けっこう、ひねくれたガキだったんで、何て言うか(笑)、何も知らないけど、世のなかのリアリティなんて何にもわかってなかったけど、ひねくれたガキだったんで、斜に構えた見方してましたよね。で、当時の日本には何かを本気でやるのとか、すごいダサい風潮にあった気がしたんですよ。

80年代にはそういうところがあったね。

秋本:そんななかで......何の言い訳もなしに、ここまでさらけ出して、すべてを表現するっていうか......そしていち音いち音が究極に研ぎ澄まされているというか、あの1曲ワンループの強力なグルーヴで最後まで引っ張るというか......。1曲をひとつのフレーズのベースラインでもっていくところなんか、他にたくさんある緻密な音楽よりも、何か答えを持っているような気がしたんですよね。はっきりと答えが見えているようなね。

なるほど。

秋本:こんなすごいことはないなと思ったんですよね。こんなに格好いいものはないんじゃないかと思いましたね。シンプルで、ドラムとベースとギターと、たまにキーボードと、その音の空間がすごい。結局、音数が少ないから、音のひとつひとつがよく聴こえるし、緊張があるし。しかもあの時代の究極のミュージシャンがそれをやっているんですよね。

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スライ&ロビーが日本に来たときにライヴに行って、で、打ち上げにもこっそり忍び込んで、で、ロビーがいたんで話しかけて、「あなたの大ファンで、間違いも含めてぜんぶコピーしました」って(笑)。

パンク/ニューウェイヴの頃って、ベーシストが目立ったというのもあるよね。ベースに格好いい人が多かったというか、PiLだったらジャー・ウォーブルとか。そういう人たちのダブに影響されたベースラインって、ロック聴いていた耳にはすごく新鮮だったじゃないですか。ただし、PiL聴いていた子のほとんどはジャー・ウォーブルにはすぐにいけるんだけど、だからといってみんながみんなバレット兄弟にいくわけじゃなかったよね。とくに10代だったら。

秋本:もう「やっと本物を聴いちゃったな」と思ったんですよ。結局そこに憧れていた人たちの音楽を介して(レゲエ/ダブ)を聴いていたわけじゃないですか。ジャー・ウォーブルとかポール・シムノンとか......まあ、スティングとか。だけどそこを越えて本物を聴いたときに、「やっぱもう、これだ」と。それから自分の持っているありったけの金を集めて、とにかくボブ・マーリーのレコードを買いましたね。

あの当時はボブ・マーリーの歌や言葉が注目されてはいたけど、俺もそうだったけど、だいたいの人はバレット兄弟がすごいというところまではいかなかったじゃないですか。まだ耳がそこまで出来ていなかったというか。

秋本:そうっすね。だけど......何でなんすかねー。とにかくドラムとベースというものに惹かれましたよね。それで後からですけど、ボブ・マーリーのインタヴューを読むと、「レゲエをいちばん表現しているのはドラムとベースなんだ」と。「自分より」っていうニュアンスでそれを喋ったり、「ゲットーの現実を伝えるのはベースだ」とか言っていたり、だから......ますます「そういうことか」って思いましたけどね。

しかも70年代のルーツ・レゲエって、何人かの優れたベーシストやドラマーがいろんなバンドで演奏しているんだよね。アップセッターズもアグロヴェイターズもレヴォリューショナリーズもルーツ・ラディックスも顔ぶれはけっこう重なっているんだよね、ドラムとベースとか。

秋本:ほぼそうっすよね。

逆に言えば、それだけ当時のジャマイカの音楽のドラムとベースっていうのは、誰にでもできるわけじゃなかったっていうかね。

秋本:ただそのなかでも、(アストン・)バレットとロビー(・シェイクスピアー)っていうのは特別なんですよね。まあ直系というか、ロビーはバレットの弟子だったりするんですよね。あのふたりはミュージシャンというよりはメッセンジャーだから。ベーシストと呼ぶには音にあまりにもメッセージがあるんですよね。

なんか、ほら、秋本君はスライ・ダンバーといっしょにやったんだよね。レベル・ファミリア......。

秋本:じゃなくて、ヘビーマナーズのほうですよね。

そうか、ヘビーマナーズのファーストか。それで、いっしょにセッションしたときのことを秋本君が「あの人はリズムで人を殺せる」って表現で言っていたんだよね。僕のなかにその言葉がすごく心に残っているんだよ。その「リズムで人を殺せる」っていう喩えは、どういう感覚なんだろう?

秋本:俺もスライといっしょにやるときに、自分のベース人生、俺の人生最大の勝負だと思ったし、そこでスライとセッションして結果が出せなければ(音楽を)やめようと思ってたんですよ。そのぐらいはっきりさせたかったし、で、本当のガチンコのセッションをやったんですよ。何にも決めずにね。まあそれで、納得できる結果ができたんで......、ホント、ものの30分ぐらいだったんですけど。
 ドライ&ヘビーはスライ&ロビーに憧れてはじまったぐらいなんで、俺が世界でいちばん研究しているはずなんですよ。そんな俺でさえ、セッションして最初のいち音をパーンってスライが出したときに、その場でしゃがみたくなるくらい、もうすごいんですよ、音の圧力が。音圧じゃないんですよ、エネルギーの気です。気が乗った音、気迫の音っていうのかな......それを殺意のある音っていう風に俺は思ったんですけど。だからロマンティックな話で、世のなかには達人は本当にいるんだなと思ったし、あと、あの人はミュージシャンである前に革命家なんだなと思って。

ああ。

秋本:あの人は闘ってきたんですよね。ピーター・トッシュのバックもやっていれば、ボブ・マーリーともやっているし、仲間はバンバン殺されたり、死んでいくし。いつ撃たれてもおかしくない音楽のバックをずっと支えてきたわけじゃないですか。そういう彼の生き方、生きてきた過程、仲間への思い、それらが完全に音に染みこんでいる。だから普通の音を越えた圧力がある。すごいですよ、だから。いざやると......(苦笑)。

それを感じことができる秋本武士もすごいと思うんだけど。そういえば、OTOさんもじゃがたらの最初の頃はずっとレヴォリューショナリーズに憧れていたって言ってたよ。あの人のギターには「TAXI」のシールも貼ってあったし。

秋本:へー、そうなんですか。

秋本君がドライ&ヘビーを結成するのはいつなの?

秋本:91年、七尾(茂大)君と出会ってですね。

代々木チョコレートシティだったよね?

秋本:はい。代チョコで最初のライヴやりましたね。七尾君とはその前に出会って、練習しはじめて......。

ワン・パンチ』までずいぶん時間があるよね。

秋本:そうっすね。『ワン・パンチ』が98年だから......まあ、セカンドっすけどね。その前に1枚あるんですけど、もうそれはレコード会社がつぶれて出ないっすけど。

その数年間は、秋本君はどんな気持ちでドライ&ヘビーを続けていたの?

秋本:91年に七尾君と知り合って、で、ヴァイタル・コネクションっていうバンドをやりはじめて、まあオーディオ・アクティヴとかも出てて、2~3年やってたんですかね。

あの当時の代チョコはレゲエとヒップホップの小屋だったよね。

秋本:そうですね。それで......まあ、いろんなゴタゴタにも巻き込まれましたけど。本当はドライ&ヘビーが〈ON-U〉から出すはずが、オーディオ・アクティヴになっちゃたんですよね。ただ、俺はその頃、名前がないし、デビュー前だったし、本当に悔しい思いをしましたけどね。

七尾君とはどうやって知りあったの?

秋本:ずっと自分ひとりでベースを練習して、じゃあ、そろそろメンバーを集めようかと、その当時、日本で本気でレゲエをやりたいと思っているヤツ全員の目に触れてやろうと思って、2年以上も雑誌に俺のメンバー募集広告が載るように書き続けていて。

2年?

秋本:2年以上っすね。で、ハガキとか電話かかってくる度にいろんな人とセッションして、だけど、もうぜんぜんダメで。それでもう、ジャマイカ行こうと思って。

秋本君らしいなー(笑)。

秋本:スライ&ロビーが日本に来たときにライヴに行って、で、打ち上げにもこっそり忍び込んで、で、ロビーがいたんで話しかけて、「あなたの大ファンで、間違いも含めてぜんぶコピーしました」って(笑)。そしたらロビーもだんだん機嫌が良くなってきて、「ジャマイカ来たら、ここ来い」って、住所とか書いてくれたんです。そういうこともあったんで、もうジャマイカに行こうと決めて準備をしはじめていた頃に、『ロッキングオン』に俺が出した広告を七尾君が見て連絡してきたんですよね。

へー。

秋本:それが最初っすね。

最初から彼は上手かったんだ?

秋本:最初から「この人しかいない」と思って。もう何10年もいっしょにやってきたような感覚だったんですよね。「もういける」「これでレゲエができる」と思って。絶対いけるって。

最初はふたりでやっていたの?

秋本:それとギターで力武(啓一)さんがいて、で、ヴァイタル・コネクションに七尾君のほうからオーディオ・アクティヴをゲスト的に入れてやって欲しいって頼まれたんですよね......、オーディオ・アクティヴのヴォーカルとキーボードを。オーディオ・アクティヴには俺は興味はなかったけど、「まあ、いいや、そんな言うなら」って感じで。彼らが「やる場がない」って言うから、それでヴァイタル・コネクションに入れたら、まあ、乗っ取られたっていうか。

はははは。

秋本:そんな感じでしたね(笑)。

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ゴス・トラッドはいまでも海外にくらべて国内では知名度が低いけど、海外ではもう第一線でやってるじゃないですか。あいつは俺が初めて会って初めてセッションしたときからすごかった。


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僕はドライ&ヘビーをライヴでしっかり聴いたのはすごく遅くて、『フル・コンタクト』の前だったんだよね。

秋本:覚えてますよ。『ele-king』でね。

そうそう、『ワン・パンチ』出して、しばらくしてからだったよね。

秋本:そうっすね。

あのときのドライ&ヘビーは、時代のトレンドとかさ、そういうこといっさい考えずに、とにかくルーツ・レゲエをやると。ものすごくはっきりした目的意識があって。

秋本:まあ、そうっすね。

あのときも秋本武士のなかにはものすごく明確なヴィジョンがあったよね。で、バンドも『フル・コンタクト』のあたりからどんどん人気が出てきて、ライヴもお客さんが入るようになって、で、『フロム・クリエーション』か。

秋本:そのときは俺はもういないっすよ。

途中で辞めたんだっけ?

秋本:いや、『フル・コンタクト』を最後に辞めましたね。

辞めた経緯はまあおいといて、あの頃の俺がいちばん驚いたのは、ドライ&ヘビーを辞めて、秋本君が次に"新しいドライ&ヘビー"を作らなかったことなんだよね。ドライ&ヘビーのコンセプトを作った男がバンドを退いて、新しくはじめたレベル・ファミリアではあれだけこだわっていたルーツ・レゲエのスタイルを捨てたでしょ。

秋本:いちばんわかりやすい方法はとらなかったですね。もういちどレゲエ・バンドをやるっていうのはなかったですね。

あれだけレゲエ・バンドのスタイルにこだわっていた人間がそれを捨てたっていうのは何だったの?

秋本:それは......自信があったんですよ。

ほー。

秋本:まあベース。俺ひとりでもあいつらみんな殺してやるぐらいの。俺ひとりでぜんぶ封じ込めてやるぐらいの。

ハハハハ。

秋本:ゴス・トラッドとやるのも決まってたし。あいつとやることにすごく自信があったんです。「おまえらみたいに名前にこだわって目先の金目当てにやってんじゃねぇんだぞ」って(笑)。あいつらがヘビーがいないドライ&ヘビーをやってたわけじゃないですか。だったらそれをひっくり返してやろうって思ってましたね。「レゲエってそんな簡単じゃねぇぞ」って。

そのひっくり返すときにドライ&ヘビーみたいなスタイルを取らなかったのは何故? 

秋本:俺がベースを弾いていれば、それがどんなスタイルだろうがレゲエになると思ったんすよね。あと、ゴス・トラッドはいまでは海外ではもう第一線でやってるじゃないですか。あいつは俺が初めて会って初めてセッションしたときからすごかった。あいつのダブのセンスはすごいっすよ。日本では、内田(直之)君が「すごい」ってなればみんながみんなダブ・ミキシングは内田君に依頼するけど、俺に言わせれば、ダブのセンスに関しては、内田君よりもゴス・トラッドのほうが100倍すごいっすよ。

たしかに、いまでこそゴス・トラッドの国際的な知名度はすごいけど......。彼とはどうやって知りあったの?

秋本:たまたまあいつがやっているライヴを見たんですよね。ドライ&ヘビーvsDJバクっていうのがあって、そこにゴスがひとりで出てたんですよね。まだダブステップもない頃で、自分のビートをダブ・ミックスするようなライヴだったんすよね。それがもう、すごい良くて......。気がついたら最前列にいってて。「アイツ誰だ?」って話になって。だから......最初はドラヘビで(内田直之の代わりにゴス・トラッドにミキシングを)やらせようと思ってたんですよ。それもバンドと揉めた一因でしたね。俺は、ミキサーにゴスを推薦したんですよ。

その話も前に会ったときに言ってたね。まだドライ&ヘビーを辞める前だったもんね。

秋本:そうっすね。そもそもどうしてドライ&ヘビーって名前にしたかと言うと、俺と七尾君のドラムとベースに自信があったからなんですよね。それは練習してどうにかなるようなものでもないんですよ。

それは......?

秋本:あのね、グルーヴ感なんすよね。それは練習量で可能なものじゃない、だからものすごい確率で出会っているんすよ。100曲やれば100回マジックが起きるんですよ。普通では出ないグルーヴの落としどころっていうのがあるんです。で、そこにゴスのダブが加われば、「コレはもう絶対にいける!」と思ってたんすけどね......。
 面白かったのは、ゴスはリー・ペリーも知らなければキング・タビーも知らなかった、レゲエなんか知らないわけですよ。でもいざセッションしたら、ダブのセンスがすごいわけですよ。そのとき「キング・タビーはこういうヤツだったんだ」って思ったんですよね。

ああ。

秋本:キング・タビーの前にダブはないわけじゃないですか。で、リー・ペリーの前にダブはないし、あのふたりは同時期にはじめて、だから完全に自分の世界のオリジナルでやっているわけですね。その音の方向性が見えているわけですよね。ゴスも「あ、こういうことなんだな」って思ったんですよね。アイツは現代のキング・タビーっすよ。

そこまで言う?

秋本:10年前からそう思ってましたね。だから自信があったんですよ。先輩として、ミュート・ビートが最初に日本のダブっていうのを認めさせて、ドライ&ヘビーも日本でそれをやって......、ただドライ&ヘビーはファンといっしょに成長したっていうか、大きくなっていったんです。当時、世界でいちばんダブが売れる国がフランスだったんですけど、その次が日本だったんですけね。ドライ&ヘビーはファンも巻き込んで、「ルーツ・レゲエっていうのはこういうものだったんだ」ということを学んでいったバンドだったと思うんですよね。

うん、本当にそうだったね。

秋本:だから、本当にダブの意味をわかってくれれば、俺はみんなもレベル・ファミリアに来てくれると思っていたんです。みんなこっちに連れて行けると思ってたんですね。だけど、みんな最初の曲がり角で迷子になっちゃったっていうか(笑)。

ドライ&ヘビーのわかりやすさっていうのもあったしね。まあ、ドラヘビに関しては、イギリス人を認めさせたっていうのがあるよね。〈グリーン・ティー〉からイギリス盤も出ているし、ゼロ年代のなかばだったかな、ドラヘビはとっくに解散してたけど、アンディ・ウェザオールが日本に来たときに、彼はたしか最初にドラヘビをかけたんだよね。それは感動的だったし、スタイル的には目新しさがないのに、それでも認めさせたっていうのがすごいよ。だから自信があったという話だけど、ホントによくその長い時間かけて磨いてきたスタイルを捨てることができたなと思っていたんだよね。

秋本:いろいろ、まあ、苦しみましたけど(笑)。

はははは。

秋本:到達するまではね。愛着もあったしね。

それこそ俺にドライ&ヘビーを推薦してくれたのはオーディオ・アクティヴの大村(大助)君だったんだけど、彼が僕に何て説明したかと言うと、「とにかく気合いがすごいバンドなんで」って言うんだよね。「どこが良いの?」「気合いっすね」みたいな感じで、で、実際に秋本君と会ったら本当に気合いだった。そういう意味ではレベル・ファミリアも同じなんだけど、でも、やっぱ打ち込みでやるっていうのは、それまでのドライ&ヘビーを聴いていると、ちょっと驚きだったなぁ。

秋本:グルーヴは......打ち込みだったら、(テンポが)狂わないじゃないですか。それだったら、それまで俺が練習してきたベースでグルーヴを出せる自信があったから。ビートさえあればレゲエはできるっていう風に思っているし、俺がいないドライ&ヘビーよりもレベル・ファミリアのほうがレゲエだよっていう風に思ってましたね。

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レゲエしか持っていないグルーヴっていうのがあるんですよ。それを後天的に欲しいと思ったら、練習によってDNAの配列を変えていくしかないっていうか。練習でDNAが変わってしまうぐらい、やるしかない。練習して、それを血のなかに入れていくしかないんですよ。

秋本君はベースをどういう風に練習したの?

秋本:いまでもそうですけど、レゲエのグルーヴはレゲエのミュージシャンにしか出せないんですよね。どんなにうまい黒人のジャズ・ミュージシャンでもそれは出せない。ジャズのミュージシャンやファンクのミュージシャンがそれをやってもレゲエのグルーヴは出せない。それをやってしまったダサい例はいっぱいあるんですけど......ていうのは、レゲエ・ミュージシャンしか持っていないグルーヴっていうのがあるんですよ。それを後天的にというか、俺が後からそれを欲しいと思ったら、練習によってDNAの配列を変えていくしかないっていうか。

なるほど。

秋本:練習でDNAが変わってしまうぐらい、やるしかない。練習して、それを血のなかに入れていくしかないんですよ。毎日、本当に......。

どういう練習?

秋本:それは悩むより、考えるより、もうとにかくコピーですよね。それはもういち音いち音ぜんぶ確実に......ですよ。耳壊れるぐらいに。大変なんですよ、レゲエのアルバム1枚、ベースを自分で起こしながらコピーするのって。低域だし、音階もわかりづらいし......それを1枚コピーしたら、3年間毎日繰り返す......。そういうのを何100枚もずっとやってきているんです。そうやってグルーヴを追いつめていくっていうか、そうやって時間かけてやっていると、レゲエのなかで見えてくるんですよね。

それはすごい話だね。

秋本:いまでもまあたまに、「このグルーヴは知らない」っていうのが出てきますけど、まあほとんどは......。そういう風に、身体で覚えるしかないんです。だから遠回りのようで近道なのは、コピーするしかない。だからみんなは俺のベースを聴いて「遅れてる」って言うんですけど、レゲエやりたいってヤツで俺とセッションして「遅れてる」って言うのはまだそいつがぜんぜんわかってない。ロビーのベースにも、レコーディングのミスじゃないかってぐらいに遅れているやつ、けっこうあるんですよ、ベースがドラムに対して遅れてるっていう。でも、それがレゲエのグルーヴなんですよね。一定のドラムのビートに対して0コンマ何秒で落としている。そのループがあのタフなグルーヴを作っている。単純にイコライジングでグッと上がるものじゃない。グルーヴで音圧を出している。

なるほどね。あのシンプルさのなかにある細かい複雑さなんだね。

秋本:そうっすね。だから俺は打ち込みでもレゲエのグルーヴはできると思ったんですよ。あとはゴスのダブのセンスがあれば......ってね。アイツにはあと、トラックメイカーとしての卓越したものがある。それに俺のベースが加われれば......って。

その0コンマ何秒の遅れっていうのがすごい話だね。

秋本:スライとやるために3年前にジャマイカ行ったときも、ダンスホール・バブルで、日本人はそこに金を落としてくれる連中だぐらいにしか思っていないわけですよ。ジャマイカ録音っていう言葉が欲しくて、お金を落としていくわけじゃないですか。俺なんかそんな金ないから......だけど、みんな認めてくれて、俺に良くしてくれたのは、俺にそのグルーヴがあったからっていうのがあって。それがやっぱ、「何でなんだ?」ってなるわけですよ。「日本人のおまえが何でこれを出せるんだ?」って。それで最終的にみんな認めてくれたりとか、良くしてくれて。

へー、そうか。秋本君は自分のクレジットを"REBEL BASS"ってしてるじゃない。レベル・ファミリアにも"レベル"が付いているんだけど、秋本君のなかでベースと"レベル"はどうやって結びついているんだろうか?

秋本:意地ですよね。俺のなかの"レベル"っていうのは、スライといっしょにやったときに感じたもの。その気の圧力みたいなもの、それが"レベル"だと思っているんですよ。俺はレベル・ファミリアをやったときに、意地で言ったんです、レベル・ミュージックっていう言葉を。『RIDDIM』のインタヴューだったな......その頃、"レベル・ミュージック"なんていうのは死語になっていて。俺はボブ・マーリーと同じ世界で生きる者として聴いてきて、生きてきたから、レベル・ミュージックっていうのは当たり前だったんだけど、でもその編集長は「いまさらレベル・ミュージックなんて言っても」みたいな、シラけた感じだったんですけどね。俺のなかでレベル・ミュージックっていうのは。ボブ・マーリーの"トレンチタウン・ロック"のなかで「音楽で俺を打ってくれ(hit me with music)」っていう、それって心を打たれるってことじゃないですか。音で心を打つっていう、そういう魂を打つっていうのが、俺はレベル・ミュージックだと思う。俺にとってはそういう意味っすよね。それが入っているか入っていないか......。

なるほどー。

秋本:こないだ『ベース・マガジン』で取材受けましたけど、俺は自分をミュージシャンだと思ったことがないんですよね。テクニックがあるわけじゃないし、音符も読めないし、スケールもコードもわからない。俺にとってベースは銃みたいなものなんです。本当に銃だと思っている。

そのことを『ベース・マガジン』で言ったの?

秋本:言いましたよ。だいぶ笑われましたけど。

はははは。

秋本:上手い人なんていくらでもいるし、器用なベーシストなんていっぱいいるんすよ。ひとつあるとしたらその意識だけっていうか、楽器としてベースを弾くか、銃としてベースを持つかっていう、その違いだけだと思っている。

レベル・ファミリアとヘビーマナーズと、ふたつに分けた理由は?

秋本:いまはドライ&ヘビーも復活しましたけど、レベル・ファミリアをはじめた頃はまったくそういうつもりがなかったですからね。いまから1年前まで、もういちどやるっていう考えはなかったですね。
 ヘビーマナーズをやったのは、ドラヘビを止めて、さっき野田さんが言ったように、敢えてレベル・ファミリアみたいな音をやって、そのレベル・ファミリアも新しいリスナーから支持されるようになって。で、ひとつ思ったのは、若手を育てなきゃーなと思ったんですよね。

ああ、それはどっかのインタヴューで読んだ。

秋本:日本は......、ダンスホールは俺の領域とは関係ないんですけど、ひとりのレゲエのシーンに関わる人間として、やってる人たちが20年前とあまりにも変わっていないんですよね。それこそジャマイカごっこで、名前を変えてやっているだけで、同じ人がずっとやっている。若い子がぜんぜんいない......ていうことは、ルーツやダブが憧れの対象になってないってことなんですね。それは不健康なことだと思っていたし、で、レゲエの人たちが何かやるって言っても、みんな仲間内の村社会的な人選で決めちゃうし、俺は昔からそんなのは大嫌いで。だからなおさら若手に場を与えて、若手を育てなきゃーなと思ったんですよね。

鬼コーチでしょ?

秋本:いやー......、ていうか、ジャマイカ行ったときも思ったんですけど、もういないんですよ。ジャマイカでさえもミュージシャンがいないし、スライとか、あの辺がピークで、その少し下にちょっといるぐらいで、ジャマイカはリアルに食えないとやる余裕がないんで、楽器なんかやっても金持ちになれるわけないっていう。だからあのグルーヴはあの世代で終わってしまうんですよね。これはものすごい損失だなと思って。「おまえがやってくれ」ってスライからも言われて。「ジャマイカの若いヤツらができないことをおまえがやってるんだから」って(笑)。イギリスにしたって、ダブ・シンジケートがコンスタントにやってるわけじゃないし、いつも活動してるわけじゃないじゃないですか。そういうことに危機感を感じたし、まあ、俺なんかが偉そうなこと言えないんだけど、ただ自分ができる範囲でやろうっていうか、ルーツに根ざしたレゲエを練習する場を作らなきゃなと思ったんですよ。ヘビーマナーズはそこからはじまったんすよ。

秋本君は、現在の......というか、この20年のジャマイカの音楽をどう見ている?

秋本:昔は、ボブ・マーリーが死ぬ前と後とではぜんぜん違うなと思っていて、「これはもう、ものすごい指針を失ったんだな」と勝手に想像していたんですね。大きなキングというか、みんなのシンボルが死んで、いっきに力が抜けてしまったんじゃないかという風に思ってたところがあったんですね。ドライ&ヘビーをはじめた頃は、ボブ・マーリー以降のものは受け付けられなかったし、「何でこんなに軽い、安っぽいものになってしまったんだろう」って思ってたんです。だけど、最近はぜんぜんそうは思っていなくて、ジャマイカに行くともうレゲエはレゲエなんですよね。バレットが演奏してなかろうが、スライがいなかろうが、レゲエが成り立っている理由はひとつというか、みんな共有していて、昔から何も変わっていないということがわかって。いまでもレゲエがいちばん進んでいると思っているし、間違ってないと思ってますけどね。

具体的にはどんなところにそれを思う?

秋本:サウンドシステムに行ってもそうだけど、最新のクラブ・ミュージックよりも実験があるし、ぜんぜん新しいことやってるし、これが10年後にまわりが気がついて取り入れはじめるっていうか、昔からそうじゃないですか。

たしかに。

秋本:早すぎるんですよ。すごいんですよね、ジャマイカのレゲエって。

アリ・アップも同じようなことを言ってたな。

秋本:そういうヒントの断片がすごくある。新しいっていうか......やっぱすごい。

リズム?

秋本:リズムもそうだし、テクノにも聴こえるし、アフロにも聴こえるし、最先端っていう感じがある。レゲエはレゲエなんですよ。

ジャマイカは何回も行ったの?

秋本:いや、俺はスライとできるようになるまで行かないと決めてたんで。その機会が3年前にあったんすよね。だから初めて行ったんですよね、3年前に。

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こっちも燃えてくるような、そんな気持ちを持った人としかやれないし。俺はいままで、シンゴ02もそうだし、ボス・ザ・MCもそうだし、キラー・ボングもそうだし、ルミちゃんもそうだし、本物としか絶対にやらない。


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そろそろ今回のアルバム『サバイバル』について話を訊かないとね。まずはアルバム・タイトルの『サバイバル』はどういう意味を込めているんですか?

秋本:震災があったからじゃなくて、あらかじめ考えていたテーマなんですよね。まあ、レゲエの普遍的なテーマでもあるじゃないですか。状況がどうであれ、生き抜く、生きていくしかねぇんだっていう。1月から録りはじめて、もともとぼんやりとあったんですよね。まあそれでルミちゃんもゲストに迎えて、まあ、震災があった後ではなおさら必要な言葉じゃないのかなと思って。

震災前にドミューンで会ったときに、ルミさんのことは言ってたね。まさかにこういうカタチになるとは思わなかった。

秋本:言ってましたか......。まあ、けっこう夢中で、1年半ぐらい練習してたんですよね。すごい娘になったなーと思って。すごいメッセンジャーになったなぁと。で、いっしょに練習しはじめてから、化学反応がすごかったんで、「これは面白くなるな」と思ってましたね。

ラガマフィン調のラップも格好良かったけど、その辺りは秋本君のディレクションはあったの?

秋本:何もないっすね。ひと言も言ってない。

秋本君と話したときに、「すごいメッセンジャーは絶対にレゲエのシーンから出てくると信じていた」と。「悔しいけど、出てこなかった」と。「ヒップホップのほうから出てきた」ってことを言ってたよね。

秋本:はい、そうっすね。ただ俺がまだ知らないだけど、レゲエのなかにも孤軍奮闘しているメッセンジャーがいると信じてますけどね。俺のなかでレゲエっていうものを音楽のジャンルやスタイル以外で考えたときに、生き方だったり、メッセージ、日本での立ち位置がよりレゲエ的っていうかね。こっちも燃えてくるような、そんな気持ちを持った人としかやれないし。俺はいままで、シンゴ02もそうだし、ボス・ザ・MCもそうだし、キラー・ボングもそうだし、ルミちゃんもそうだし、本物としか絶対にやらない。

秋本君が言うところの"本物"の定義っていうのは?

秋本:メッセージがあるっていうか、人のためにあるかないかっていうか。いいまのルミちゃんは自分のためじゃないですよ、存在も歌もね。人のために歌っている。そこが大きな違いじゃないかなと思いますね。

なるほどね。話が前後しちゃうんだけど、『サバイバル』っていう言葉にした背景をもうちょっと話してもらえますかね。

秋本:そうですね......。

"サバイバル"って、いまの日本では下手したら勘違いされる言葉だと思うんだよね。だってこれだけ息苦しい競争社会なわけじゃない。僕なんかが子供の頃はまだゆるい社会で、たとえば成績が良い悪い関係なく、「俺はサラリーマンはイヤだから板前になるわ」とか、生き方にもっと多様性があったんだよね。でもいまは世のなかがもっときつくなっているというか、なんか企業の正社員になることが唯一の生き方みたいな、そういうサバイバルもあるわけじゃない。

秋本:そういうサバイバルは頭にぜんぜんなかったですね。

絶対にないと思うんだけど(笑)。

秋本:いつも話すことでもあるんですけど、俺がいまでもベースを持って......やっぱ俺も好きなだけじゃやれないわけですよね。ポップなことやってるわけじゃないから、生きていくのも大変だし、実際金に困るし、でも、俺は金に媚びてやったことはいっかいもないし、金以上に素晴らしいことを知ってる。
 なぜここまで......俺も人のためというか、自分がボブ・マーリーからもらったように、俺も分け与えたいっていうのもあるんですよ。俺はボブ・マーリーに心を打たれて、そのときに宿された魂みたいなのがあって、それがいまだにやっているエネルギー源なんですよね。石油も石炭も燃えてしまえば消えるけど、永久に消えないエネルギーってもんがあるんですよね。それは人間の思いなんじゃないかと思うんすよね。誰かにもらったエネルギーが人に宿って、他の人にも連鎖していく、こんな俺でさえここにはせいいっぱい込めたものがあって、それがもし誰かの心を打つことができて、そのエネルギーをその人に分け与えることができれば、それもまた連鎖していくっていうか。だから、"サバイバル"のための頼りにできるような何かにしたいという願いを込めてこういうタイトルにしたっていうのもあるんすよね。生き抜くための頼りになる音っていうか......。

秋本君は、秋本君が15歳のときに『ナッティ・ドレッド』を聴いて感じたように、いまの15歳も同じように感じてくれると信じているんだね。

秋本:信じてますね。

実際にそういうリアクションはあるの?

秋本:ありますよ、手紙が来たり。汚い字で、17歳で、「ベースやってます」と。「将来、俺も前に立てるようになりたいです」とか。それとか、「まだ歳がいってないから、夜中のイヴェントに行けないんで、夕方のコンサートもやってください」とか。地方行くと、たまに16歳ぐらいの子が来てたりしますよ。だからいるんですよ。

そうだね。

秋本:嫌いな人は俺らのこと絶対に嫌だと思うし......、俺の音楽ぜんぶそうだと思うんですよね、暑苦しいし。

ハハハハ、わかってるんだね(笑)。

秋本:拒否反応する人、絶対にいるんですよ。ルミちゃんも絶対にそういうアーティストだと思うし。俺は自分が弱っているときにボブ・マーリーを聴くんですけど、ふだん、いちばん聴けないのもボブ・マーリーなんですよね。ビッグ・ユースとかもそうですけど、簡単に針を落とせないっていうか、俺はなるべく聴きたくないんですよ(笑)。ホント、自分が精神的にも充実してないと聴けない。でも、弱っているときに、ホントは聴きたくないんですけど、でも、聴くと魂をもらって元気が出てくるっていうか。本物のメッセンジャーはそう容易いものじゃないし、ルミちゃんもそうだと思うんすね。みんな傷ついたら耳障りの良いものを聴きたがると思うんですけど、それは応急処置なんですよね。絶対に治癒はしないと思うんですよね。

秋本君は震災があったときにどこにいたの?

秋本:俺はたまたま仕事が休みで家にいたんですよね。

じゃあ、けっこう棚が倒れて。

秋本:そうですね。CDがばーっと落ちてきましたね。

そのときレコーディングはどのくらい進んでたの?

秋本:もう収録曲はほとんど録って、あとはオーヴァーダブ、ダブ・ミックスだけが残っていた。それがあの原発の事故があったんで、ルミちゃんと"誰かのあの子"を作ったんですよ。こんな事態になってしまって、何かそれに対して曲を作らないとって、ルミちゃんにも「何か新しいリリックできないか」って話して、それが"誰かのあの子"になったんすよね。

そうだったんだね。秋本君はいまでもトラックの運転手やってるの?

秋本:やってますよ。

けっこう長いよね。

秋本:ドラヘビでいちばん揉めていた頃からですからね。俺がいないのにドラヘビで出すってことが決まったとき、俺はトレーラー運転してましたからね。

はははは、そうなんだ(笑)。

秋本:トレーラーでレゲエ聴いてましたよ。40トンとかひっぱりながら(笑)。

はははは。

秋本:「俺のほうがいま絶対にレゲエに向き合っているんだ」って思いながらね。「おまえら楽してるかもしれないけど、俺のほうがレゲエに近づいてるぜ」って思いながら(笑)。

もう和解したことだし(笑)。

秋本:もちろんいまはもうぜんぜん何もないすけどね(笑)。

何でトラックの運転手を選んだの?

秋本:いや、もう単純に、他にやれることないんすよ。俺がドラヘビ辞めたとき、俺はもう32だったんすよ。それまでもずっとバイトで食いつないできたんですけど、俺はリーダーだったから、みんなはレコーディング中で自分のパートが終われば終わりだけど。俺はミックスが終わるまでずっといるわけです。だからレコーディングの度に仕事をクビになるんですよ。まあ、リーダーだから仕方がないんですけど。それでもう、借金もすごいたまってたし(笑)。ただ、毎回クビになりながらも、ドラヘビ続けながらやっていた仕事が運送の仕事だったんですよね。ドライヴァーやって、最初は軽トラからはじまって、2トンになって、4トンになって。自分なりにステップアップしてって......で、最後はトレーラーまでいったんですよ(笑)。いちばんでかいヤツっすね。

なんて言うか、秋本君は本当にそういう男だよね。

秋本:孤独ですけど、自由ですからね。朝出ちゃえば、誰にも文句言われない(笑)。

秋本君が落ち込むときっていうのは、たとえばどんなとき?

秋本:うーん、どうっすかね......。やっぱ、納得いかないライヴやったときっすね。

そうか......。

秋本:そうっすね。

じゃあ、最後に何か予定があればお願いします。

秋本:8月26日に恵比寿のリキッドルームでリリース記念のライヴがありますね。まあ、そんなところですかね。

ドライ&ヘビーもやるんだよね。楽しみです。じゃあ、今日はどうもありがとうございました! 

 最後に本文とは直接関係ないが、秋本武士の取材のちょうど直前に中村とうよう氏の訃報を知った。僕がいちばん最初に買ったレゲエのレコードは、当時氏が監修した〈トロージャン〉レーベルの「THIS IS REGGGAE」シリーズの1枚、『グレイテスト・オリジナル・レゲエ・ヒッツ』だった。いまでも家にあるそのベスト盤のライナーは氏が書いたもので、中学3年生だった僕はそのライナーを読みながら、何百回とそのレコードを聴いた。ライナーは当時のレゲエの解説としてはずいぶんと詳細なデータが記されていて、そこには当時の僕の汚い鉛筆の筆跡でいくつかの傍線や書き込みがある。ロックステディという言葉もそのライナーで知った。末筆ながら、氏のご冥福を祈りたい。

 〈パラダイス・ガラージ〉は、たくさんの、本当にたくさんの人たちのこうした思い出の中心だった。閉鎖10年以上経った今日も、〈ガラージ〉は聖なる場所として敬意をもって語られる。彼らは、そこは避難所であり、箱船であり、教会であり、寺院であり、家だったと言う。命を救われた、ストリートから足を洗うきっかけになった、生きる目的を与えられたと多くの人が口にする。こうした言葉でディスコを表現するのは奇妙に思えるかもしれないが、私たちは実際にひとつの部族のようだったし、部族の人々が何千年もやってきたことを、私たちも行っていたのだ。共に踊り、祝福することを通してコミュニティを築いた。古代の先祖たちのように、ドラムを叩き、顔にペイントし、月明かりの下で踊る、私たちはその同性愛者版の化身だっただけなのだ。私たちにとってそれが特に重要だったのは、ディスコから一歩外に出れば、まだ社会の除け者だったからだ。
――メル・シェレン『パラダイス・ガラージの時代』(浅沼優子 訳)


 僕がそのニュースを最初に知ったのは、ブルックリンのバンド、グリズリー・ベアのメイン・ソングライターのエド・ドロステのツイートだった。「7年付き合っている相手と今年結婚する予定のゲイとしては、このNYの平等な結婚でどれだけ興奮しているか説明できないぐらいだよ! (エド)」
 6月24日ニューヨーク州で、同性婚を合法とする法案 が州議会で可決し、ニューヨークはアメリカで同性婚を認める史上6番目の州となった(アメリカでは民法に当たる法律は主に州法である)。そのような話が進んでいたことを迂闊にも知らなかった僕は、次々流れてくるミュージシャンたちの歓喜と祝福のコメントを見て胸が熱くなり、次の瞬間それをネットでしか見られないことが残念に思えた。いま、ニューヨークはどんなに沸いているだろう!
 ......実際、ニューヨークの地元紙では大いに沸くゲイ・ピープルの写真が一面を飾り、そして週末のゲイ・プライドは相当な盛り上がりだったそうだが、その熱は日本にはほとんど伝えられていないように思われる。

 結婚というのは公的な制度であるので、同性婚が認められることによってさまざまな法的な権利がクリアになる。まずはこれが大きい。住居のこと、子どもを持った場合の親権、終末医療の問題、相続など......同性婚の是非についてはいまアメリカでもっともホットな議題のひとつだが、反対論者は根拠として宗教的・倫理的なものを挙げつつ、マイノリティの権利が拡大することを牽制している部分も大きいと僕は考えている。同性婚支持者が「平等な結婚」と表現するのもそういった理由だろう。
 だがそれ以上に、やはりこれはゲイとレズビアンにとってひとつの夢の達成である。結婚とはロマンティックに言えばその「愛」を社会が認める、ということだ。同性愛者たちが日陰のなかで生きる必要はなくなり、その愛を祝福されるときが訪れたことを告げている。それが、ニューヨークで実現したことは非常に重要なことである。

 ニューヨークはゲイの歴史にとって因縁の深い街だ。古くからアメリカ中、世界中からゲイが逃れるように集まりコミュニティを形成してきた都市であり、ここで1969年に起きた同性愛権利運動の端緒とされるストーンウォールの反乱は「ヘアピンの落ちる音が世界に響き渡った」という名文句とともに語り継がれている。ゲイ・カルチャーは長年アンダーグラウンドで発展を続け、ディスコが〈パラダイス・ガラージ〉とフリー・セックスの享楽のなかで頂点を迎える。そして地獄のようなエイズ時代も、この街は嫌というほど経験した。多くのものを喪いながら、いまでもニューヨークはたくさんのゲイたちが動かしている。

 ニューヨークのゲイ音楽にとって、ここ数年でのエピックはヘラクレス・アンド・ラヴ・アフェアの登場だろう。彼らはシカゴ・ハウスそして〈パラダイス・ガラージ〉の記憶と亡霊たちを召喚し、ディスコがいったい誰のための何のための音楽であったのかを完璧に思い出させた。地下のダンスフロアにダンスとセックスの快楽を求めに逃げてきたアウトサイダーたち、彼らがただすべてを忘れて踊るためだけの音楽。そして何よりも重要なのは、彼らはゲイ・カルチャーにおける、いや、ゲイの生における、愛ではなく孤独を、誇りではなく屈辱を、光ではなく影を、「今一度」鳴らしたということである。
 ゲイ・ポップスの多くは、多様な生き方とありのままでいること、それに「愛」を肯定し、それをほとんど過剰なまでにアッパーに祝福する。それはマイノリティであることの誇りを促すレインボー・フラッグの主張と合致するのだが、いまでも偏見が根強いことを思えばとても切実で、価値のあるものだとは思う。多くのゲイに支持されるレディ・ガガが歌っているのも基本的にそのようなことである。だが、その切実さがいったいどこから生まれたものか、時として見失われていることがあるようにも感じるのだ。
 ヘラクレス・アンド・ラヴ・アフェアが表現していることは、アントニー・ハガティをディーヴァに仕立てた"ブラインド"に集約されている。子どものころ、星が輝けばこの暗闇を後にできると思っていた。けれども年老いて、星は頭上で輝いているけれど、それは過去と未来とを悲痛に照らし出すだけで、「いま」を映し出しはしない。私は孤独で、何も見えないようだ......。"ブラインド"ではそのようなことが歌われている。その絶望的なまでの真実としての孤独をディスコのグルーヴに乗せることで、ただ刹那的なダンスを生み出している。それはまるで......その昔、毎晩ディスコに通い快楽に酔いしれ、エイズで命を失ったたくさんの名もなきゲイたちの記憶とともに踊るようだ。ヘラクレスの首謀者のアンディ・バトラーはどうしようもなくロマンティストであり、"ブラインド"はフランキー・ナックルズのリミックスによってはっきりとあの時代へと接続される。
 その暗闇は、たとえ時代が変わってもすべてのゲイが知っているものである。人生のある時点で、自分がこの世界でははみ出し者であると事実としてはっきりと悟るあの瞬間のことだ。誇りもありのままに生きることも、そして「愛」も、その暗闇がなければ輝くことはない。

 ニューヨークの同性婚の合法化は、かの地の同性愛者たちの長年の努力の結実である。彼らは警官に暴力を振るわれ、エイズで多くの恋人たちと友人たちを喪い、それでも権利を訴えることをやめなかった。それは、たとえ「社会の除け者」であることを自覚していた前世代のゲイたちのディスコ・ビートが鳴り止んでも、その想いは潰えなかったことの証明でもある。翻って、ストーンウォールの暴動が起こりようもないここ日本では、同性婚は夢物語だろうか、いや......。
 いまでも"ブラインド"を聴きながら目を閉じれば、ニューヨークのゲイたちの生と死に想いを馳せることになる。そしてニューヨークでも日本でも、あるいは世界中のあらゆる場所で、マイノリティにとってその暗闇は同じ冷たさに支配されていることが伝わってくる。すべてはその影から生まれる。やがてそれを知る者が、光と愛を求めて地上へと足を踏み出すだろう。

Chart by JET SET 2011.07.25 - ele-king

Shop Chart


1

砂原良徳

砂原良徳 LIMINAL »COMMENT GET MUSIC
10年ぶりのリリースとなる話題の5thアルバム『Liminal』が、ゲートフォルド・スリーヴの豪華2LP仕様にてアナログ化。益子樹氏(ROVO)がミックスとマスタリングを手掛け、ムーグ山本氏(Buffalo Daughter)がアート・ワークを担当。

2

COS/MES & CHIDA

COS/MES & CHIDA 12 INCHES FOR JAPAN (1) »COMMENT GET MUSIC
ESP Instituteの日本トリビュート企画第1弾は、Funiki/ENEタッグ!!日本の復興への手助けとしてESP Instituteが企画した限定アナログ・リリース企画"12 Inches For Japan"第1弾となるのは、今まさにヨーロッパ・ツアーを絶賛敢行中の2組、Cos/Mesと、Chidaによるスプリット・リリース!!

3

SOULPHICTION / MISSING LINKX

SOULPHICTION / MISSING LINKX FULL SWING »COMMENT GET MUSIC
Michel Baumann a.k.a. Jackmateによる人気2ユニットのスプリットEP。どちらの面がSoulPhictionでMissing Linkxか明確な表記がないので判りませんが、それもどちらでもいいと思える傑作です!!

4

JOHNWAYNES

JOHNWAYNES LET'S GET LOST VOL.8 »COMMENT GET MUSIC
ポルトガルの気鋭Johnwaynesが前作に続いて連投のLet's Get Lost第8弾!!Nittin Sawhney、Sheila Chandraなどをネタにした前作も好評を博したJohnwaynesによるLet's Get Lost第2弾は、またしてもヒットの予感大な内容です!!

5

FUNKINEVEN

FUNKINEVEN ROLANDS JAM »COMMENT GET MUSIC
好調なリリースが続くFoalting Points主宰レーベルから新着!!レーベル10番"Heart Pound"に引き続き、オールドスクールなエレクトロ/アシッド節が全開している"Eglo"きっての鬼才FunkinEvenによる新作3トラックス。

6

ZARA MCFARLANE

ZARA MCFARLANE CHIAROSCURO / NIGHT AND DAY »COMMENT GET MUSIC
Brownswoodからまたもや逸材。大注目女性ヴォーカリストのプロモ・10インチ限定入荷!!Giles PetersonのBrownswoodが送り出す新鋭ヴォーカリスト、Zara Mcfarlane。B面はCole Porter定番"Night And Day"のスタイリッシュ・カヴァーです!!

7

GHOSTFACE KILLAH

GHOSTFACE KILLAH APOLLO KIDS EP »COMMENT GET MUSIC
あのDJ Premierも2010年度の年間アルバム・チャートNo.1に挙げ、豪華客演陣も話題となった9thアルバムから全8曲を収録。LPは現時点で未発売ですので、この機会に是非!

8

MURO

MURO DIGGIN'ICE MURO'S BREEZY SOUL - / »COMMENT GET MUSIC

9

MIRKO LOKO VS STACEY PULLEN

MIRKO LOKO VS STACEY PULLEN DEUX ELEMENTS »COMMENT GET MUSIC
元相方のRippertonに比べると寡作ながらどれもが高水準な内容のMirko Lokoと、こちらもリリース・ペースは全盛期に比べると落ちてきたとはいえいまだ現役のデトロイトTransmat門下生Stacey Pullenによる充実したコラボレーション。

10

FOUNTAINS OF WAYNE

FOUNTAINS OF WAYNE SKY FULL OF HOLES »COMMENT GET MUSIC
Chris Collingwood、Adam Schlesinger率いるN.Y.の世界最高峰パワー・ポップ・バンド、F.O.W.。2007年の"Traffic And Weather"以来となる5th.アルバム!!

Chart by JAPONICA 2011.07.25 - ele-king

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1

IFEEL STUDIO

IFEEL STUDIO MORGENGRUSS III INTERNATIONAL FEEL / URY / 2011/7/22 »COMMENT GET MUSIC

2

V.A. [LARRY HEARD / MOODYMANN / OSUNLADE]

V.A. [LARRY HEARD / MOODYMANN / OSUNLADE] MOXA VOL.1 - FOLLOW THE X REBIRTH / ITA / 2011/7/22 »COMMENT GET MUSIC
廃盤状態となっていたMOODYMANN"I'D RATHER BE LONELY"の再収録をはじめ、当コンピレーションのために制作された新曲となるLARRY HEARD"WINTERFLOWER"、そしてOSUNLADE"MOXA'S THEME"の豪華顔ぶれによる絶品アナログ・サンプラー!

3

GROOVEBOY

GROOVEBOY GROOVEBOY EP3 UNKNOWN / US / 2011/7/21 »COMMENT GET MUSIC
80S'R&B名曲ALEXANDER O'NEAL feat. CHERELLE"NEVER KNEW LOVE LIKE THIS"をMARK E/EDDIE Cばりにざっくりとミニマル・ビートダウン化したA面"LOVE LIKE DIS"、そしてこちらも80S'ソウル名曲にしてサンプリング・ソースとしてもお馴染みのMTUME"JUICY FRUIT"を斬新にもレゲエ/ダブ・テイストでリコンストラクトしてしまったB面"WHAT U ARE"の今回も現行シーンの流れを的確に突いたDJフレンドリーな好エディットを披露の最高すぎる2トラック!

4

JOHNWAYNES

JOHNWAYNES HOOMBA HOOMA LET'S GET LOST / UK / 2011/7/22 »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYもプレイする85年リリースのアフロ/バレアリック古典PILI-PILI"HOOMBA HOOMBA"のエディットA-1にはじまり、GWEN MCCRAE"FUNKY SENSATION"のボトム・ファットなエレクトロ・ファンク・スタイルでのドープ・ビートダウン・エディットB-1、そしてレゲエ・ネタを駆使したダ ビー・ディスコ・エディットB-2と、どれもかなり良い!

5

V.A.

V.A. BLACK FEELING VOLUME 2 FREESTYLE / UK / 2011/7/22 »COMMENT GET MUSIC
LANCE FERGUSON率いるバンド・プロジェクトが様々な名義を使い分けて名曲の数々をファンク・カヴァー&コンパイルする人気シリーズ第2 弾。"NAUTILUS"のトロピカルなラテン・ファンク・カヴァーにはじまり、JORGE BEN"COSA NOSTRA"のディープ・ファンク・カヴァー、そしてJACKIE MITTOO"OBOE"、RONNIE FOSTER"MYSTIC BREW"まで、、鉄板ネタを極上ファンク・アンサンブルで再演してしまった最高すぎる一枚!

6

DENSE & PIKA

DENSE & PIKA BAD BACK / VOMEE DENSE & PIKA / UK / 2011/7/22 »COMMENT GET MUSIC
<PLANET E>周辺という情報のみで全く持って詳細不明ながらそのクオリティの高さにはついつい反応せずにはいられない漆黒ドープ・ハウス2トラック届きました!MOODYMANN/THEO PARRISH系のデトロイト・ブラックスネスにベルリン地下経由のダブ・テクノ・サウンドの質感を混ぜ合わせたドープ・ブラック・ハウス!

7

BUILD AN ARK

BUILD AN ARK THE STARS ARE SINGING TOO DISQUES CORDE / JPN / 2011/7/22 »COMMENT GET MUSIC
才人CARLOS NINO率いるスピリチュアル・ジャズ・コレクティヴ=BUILD AN ARK、結成10周年を記念するメモリアル・ニュー・アルバム!今作は過去のライブ・パフォーマンス、リハーサル、レコーディング・セッション、コラボ レーションにて残された未発表音源の数々からCARLOS NINO自身が厳選コンパイルしたというこれまでの活動歴10年での全ての年代における音源を収録したいわゆる裏秘蔵ベスト音源集的内容の一枚。

8

MURO

MURO DIGGIN' ICE -MURO'S BREEZY SOUL- KING OF DIGGIN' / JPN / 2011/7/21 »COMMENT GET MUSIC
90年代「DIGGIN'ICE」シリーズ制作当時に収録候補となった楽曲や、続編用に考えていた楽曲を中心にコンパイル/ミックスしたという今 作までの 10年以上の時間の隔たりを全く感じさせない当シリーズならではのクール&ブリージンな空気感をしっかりと保った、まさに当時の秘蔵ミックス的内容の一 枚。

9

COYOTE

COYOTE HALF MAN HALF COYOTE IS IT BALEARIC? / UK / 2011/7/16 »COMMENT GET MUSIC
COYOTE待望のファースト・フル・アルバム!全編に渡り揺らめくダブワイズが要所で効いた幽玄バレアリック~アコースティック・チル・トラック、ダウンテンポetc..野外/海辺での開放感ある現場やラウンジ空間でのゆったりしたDJプレイには勿論、リスニング・アイテムとしてもばっ ちり重宝する聴き心地の良い絶品内容。今夏の清涼音楽としてもいかがでしょうか。ジャケット・アートワークも◎

10

DR. DUNKS / JUSTIN VANDERVOLGEN

DR. DUNKS / JUSTIN VANDERVOLGEN SO GOOD FEELING / VERSIONS KEEP IT CHEAP / US / 2011/7/11 »COMMENT GET MUSIC
首謀者DR.DUNKSサイドは和やかなミッド・クラップ・グルーヴに流麗なストリングス、色鮮やかなギター/キーボード・リフが爽快に掛け合っ ていく最高に突き抜けた絶品サマー・ブギー・トラック。そしてB面の盟友JUSTIN VANDERVOLGENサイドもバレアリック・フィールなギター/キーボード・リフが軽快に織り成すこれまた夏仕様な絶品ディスコ・トラックで、こちら 終盤あたりでタイトな四つ打ちグルーヴへと移行する展開もナイスな逸品。

Chart by TRASMUNDO 2011.07.19 - ele-king

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1

ERA

ERA 『3 WORDS MY WORLD』 »COMMENT GET MUSIC

2

INGLORIOUS BASTARDS

INGLORIOUS BASTARDS 『INGLORIOUS.LP』 »COMMENT GET MUSIC

3

Dj Bokados

Dj Bokados 『OLDIES AND GOODIES』 »COMMENT GET MUSIC

4

DJ gringoose

DJ gringoose 『Prillmal Spring DEODORANT SONGS』 »COMMENT GET MUSIC

5

febb

febb 『3000』 »COMMENT GET MUSIC

6

Hollie Cook

Hollie Cook 『Hollie Cook』 »COMMENT GET MUSIC

7

$kinny Cee

$kinny Cee 『HANG MAGIC TIME』 »COMMENT GET MUSIC

8

ACE a.k.a.少年A

ACE a.k.a.少年A 『FUCKIN BOOT EP』 »COMMENT GET MUSIC

9

Dj Highschool

Dj Highschool 『fill in my[blank]』 »COMMENT GET MUSIC

10

dj ASAMA

dj ASAMA 『RUBY MY DEAR』 »COMMENT GET MUSIC

Chart by JET SET 2011.07.19 - ele-king

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1

TOWA TEI

TOWA TEI SUNNY EP »COMMENT GET MUSIC
2011年ダンス・ポップの最高峰!豪華ゲストが参加したTowa Tei注目の6thアルバム、『Sunny』からのアナログ・カットが実現!YMOの高橋幸宏と、今最も輝いている人気モデル水原希子の参加が話題を呼んでいる"The Burning Plain"をはじめ、アルバム未収録のエクスクルーシヴ・トラックなど全6曲を収録。渋すぎるムーヴィー・ポスター風のジャケットにてお届けです!

2

WASHED OUT

WASHED OUT EYES BE CLOSED »COMMENT GET MUSIC
Grimes、Star Slinger、Lovelock(Steve Moore)によるリミックス収録!!ファースト・フル・アルバム"Within & Wihtout"からのリード・トラックが遂にヴァイナル・リリース!!リミキサー陣も完璧すぎます。

3

SLY MONGOOSE

SLY MONGOOSE WRONG COLORS »COMMENT GET MUSIC
誰も追いつけない怒涛のグルーヴに完全ノックアウト!!サイケデリック・ブルース・アフロ・ファンク・グルーヴ・バンド最高峰★新作登場です。JET SETオリジナル特典付き!!

4

PROJECT CLUB

PROJECT CLUB EL MAR Y LA LUNA »COMMENT GET MUSIC
Lovefingersリミックス収録!!アルバム・リリースも控えている模様のサウス・イースト・ロンドン発新進気鋭コンビ、The Project Clubの2nd.シングルは、自らかなりの自信作と述べるAndrew Hogge a.k.a. Lovefingersによる傑作リミックスを収録!!

5

WASHED OUT

WASHED OUT WITHIN & WITHOUT »COMMENT GET MUSIC
Glo-Fi / Chillwaveの代表格、Ernest Greene = Washed Outによる待望のファースト・アルバム!!09年の傑作"Life of Leisure"でMexican Summerから衝撃のデビューを飾ったUS西海岸の天才Washed Out。FREAKS MUSIC FESTIVAL'11での初来日パフォーマンスと併せて大きく話題を集めていた待望のファースト・アルバムが遂に到着。

6

IFEEL STUDIO

IFEEL STUDIO MORGENGRUSS III »COMMENT GET MUSIC
International Feel新シリーズから最高に素晴らしい新作が到着!!現在アルバム制作中と噂される"Ifeel Studio"シリーズの新作第2弾は、BBC Radio 1のRob da BankやChris Coco、Giles Peterson、Balearic Mike、DJ Cosmo、Bill Brewsterといった玄人をも唸らせた珠玉作。初回プレス・オンリーの700枚限定盤。

7

L.H.A.S. INC.

L.H.A.S. INC. DUSK TILL DAWN / LIQUID SOUL DROPS »COMMENT GET MUSIC
Jamie Read & Felix Dickinsonによる痛快アシッド・ハウス!!今年はRoots Unit主宰Vibrationからも"Learning to Live"をリリースと復活してきたベテランJamie Readと、Life Forceでお馴染みの人気者、Felix Dickinsonから成る"Larry Heard Appreciation Society"の新作が、4年振りのリリースとなるFelix主宰Cynicから登場!!

8

RAS G & THE ALKEBULAN SPACE PROGRAM / SUN RA

RAS G & THE ALKEBULAN SPACE PROGRAM / SUN RA VIEWS OF SATURN #1 »COMMENT GET MUSIC
注目のSun Ra再解釈シリーズ第1弾を担当するのは、やはりこの人Ras G!All City Dublinからのリリースとしては、同じく& the Afrikan Space Program名義の例の10"シリーズ第3弾ぶり。今回はSun Ra"Nidhamu"(71年)の熟成リコンストラクト・ワーク!

9

SLUM VILLAGE

SLUM VILLAGE FANTASTIC VOL.2.10 EP 2 »COMMENT GET MUSIC
まさかの! "Fantastic Vol.2.10"からのカット第2弾が登場。(涙)Bustaを迎えた"What It's All About"、D'angeloとの"Tell Me"、そして"Jealousy"を収録! もちろんインストもしっかりあります。

10

MELTON BROTHERS BAND

MELTON BROTHERS BAND LIVIN' IN THE CITY »COMMENT GET MUSIC
遂にあの激名曲が手に入ります....。奇跡のメロウ・グルーヴ"Livin' in the City"!!須永さんMix Tape収録、Madlibがサンプリング。エレピと込み上げメロディーが一生胸を締め付け続ける名曲"Livin' in the City"収録の超レア盤が再発です!!

KNK (Space of Bass / Enish) - ele-king

新譜を中心に2011年上半期ぐっときた宇宙曲10曲(順不同)


1
Hyetal - Phoenix - Orca Recordings

2
Helixir - Undevided - 7even Recordings

3
Boxcutter - LOADtime - Hotflush Recordings

4
Tropics - Give It Up - Planet Mu Records

5
Acid Burp - Asdacoke - THEM Records

6
Mesmer - Fearless - scarcityrecords

7
Pantha Du Prince - Stick To My Side (Four Tet version) - Rough Trade US

8
Kryptic Minds - The Things They Left Behind - Black Box

9
Jahcoozi - Read The Books(Ikonika Remix) - BPitch Control

10
Space of Bass - A Colourful Dive -Unreleased

Joseph Nothing Orchestra - ele-king

 ジョセフ・ナッシングといえば、いまをときめく〈プラネット・ミュー〉からデビューした、IDMにおける過激な異端児としてファンのあいだでは知られている。まあ、DOMMUNEのアタリ・ティーンエイジ・ライオットの番組で披露した彼のライヴをご覧になった方は、そのあたり、よくご存じでしょう。2001年にリリースされた彼の『Dummy Variations』(七尾旅人も1曲歌っている)は、いまではIDM~ブレイクコアにおけるもっとも重要な1枚として歴史的な評価を受けているが、それから10年後のいまもジョセフ・ナッシングは唯一無二のエレクトロニック・ミュージックの作り手として健在だ。
 ......で、ワールズ・エンド・ガールフレンドが主宰する〈Virgin Babylon〉からリリースされたジョセフ・ナッシング・オーケストラの『スーパー・アース』のリミックス・アルバム『スーパー・アース・リミックス』が、同レーベルと〈分解系レコーズ〉から共同リリースされた。しかも無料ダウンロードですよ! クリックせよ!

詳細: https://www.virgin-babylon-records.com/information/

分解系レコーズ : https://bunkai-kei.com/
Virgin Babylon Records : https://www.virgin-babylon-records.com/

Joseph Nothing Orchestra
super earth remixes

01march of the last battalion (for promise Go-qualia remix)
02.every beauty has its scum(yaporigami remix)
03.super earth(we're not alone mix)
04.Gliese581(iserobin remix)
05.EBE pt01(joseph nothing mix)
06.Gliese581(FutonDisco remix)
07.lullaby for a patient(joseph nothing mix)
08.Gliese581(joseph nothing remix)
09.Izsak-Delporte(DJまほうつかい remix)
10.a shine on your head(CDR remix)
11.halo23(joseph nothing remix)
Bonus Track
12.super earth(original)

Art work : タカノ綾
2011 Aya Takano/ Kaikai Kiki Co.,Ltd All Rights Reserved.

*Go-qualia
自ら新鋭ネットレーベル「分解系レコーズ」を主宰し、
その他多くのネットレーベルから楽曲/リミックスを発表。
アニメ・ゲーム等の現代を彩る文化を素材に分解、再構築し
新たなエレクトロニック・ミュージックの可能性に迫る。
楽曲の持つ美しさとある種のPOPさには定評があり
待望のCDアルバムをVirgin Babylon Recordsより今秋リリース!
自らのオリジナルな世界を新たに追求した意欲作となっている。
https://bunkai-kei.com/

*FUTON DISCO
ポップスユニット"オーラルヴァンパイア"のメンバーによるソロプロジェクト。
あくまでベッドルームテクノを受継ぐスタイルだが、
全ての情報や情念を布団の中で処理させようとした事が災いしクリーチャー化した。
布団の中で制作をし、布団の中でLIVEを行う。
https://auralvampire.com

*CDR
15歳の時から毎日のように作曲活動を続けているトラックメイカー。
ライヴでの他の追随を許さない発狂パフォーマンスがJoseph Nothingの目にとまり、2011年にJoseph Nothing Orchestraのメンバーとしてスカウトされる。
多作家であり、いままでに数百枚のCD-Rと5枚のCD、3枚の7インチ等をリリース。また、世界各国からのフリーmp3リリースも盛んである。
現在、自らのCD-Rレーベル「NEO RDC REC」運営中。
https://www.asahi-net.or.jp/~zr3a-tnmt/

*Yaporigami
1984年生まれ。山梨県出身。Brighton在住(英国)。
日本と英国を拠点に活動する電子音楽家"Yu Miyashita"によるソロプロジェクト。
これまでにHz-records, Symbolic Interaction、Merry Worksなどから作品をリリースし、国内外多数のコンピレーションアルバムに参加。
近年は"Yu Miyashita"名義の活動も精力的に行なっており、2011年5月には昨年復活を果たした名門レーベル"Mille Plateaux"から"Yu Miyashita"名義での1stアルバム"Noble Niche"をリリース。
ノイズ、グリッチといった素材を駆使し、Yaporigami名義ではビートのある作品、Yu Miyashita名義ではノンビート作品を生み出している。
https://www.underarrow.com

*iserobin
機材に囲まれたいがためにKORG Electribeを購入し音遊びを開始、現在に至る。
ダンスミュージックとあまり親和性の無いジタバタビートに胡散臭いメロディ。
ライブは主にごちゃ混ぜ系イベントにお呼ばれされてはハードシーケンサー+エフェクタ武装でジタバタ演奏を披露している。
https://iserobin.otherman-records.com/

*DJ まほうつかい
DJまほうつかいはターンテーブルを持っていないDJです。まほうのちからで音楽を作ります。MIX CD『世界の終わりmix』や自作のサントラ盤『イメージアルバム・ディエンビエンフー』、さらにX JAPANのコピーバンドなど、その音楽性は常に変化。相対性理論presents「実践III」や、フリージャズの聖地新宿PITINNなどで演奏を行う異端の音楽家。最新のプロジェクトはヘヴィメタルをエレクトロニカの文法で再構築した「Metaltronica」。2011年Joseph Nothing、蓮沼執太、芳川よしのらのリミックスを含むアルバム『Metaltronica』リリース予定。本業はマンガ家の西島大介です。
https://www.simasima.jp/

Chart by Underground Gallery 2011.07.13 - ele-king

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1

TUMBLACK

TUMBLACK Tumblack (promo) »COMMENT GET MUSIC
78年にフランスのカルトレーベル[Barclay]よりリリースされた、TUMBLACKの唯一のLPが再発。アフロパーカッションによるミニマルなハメ感がヤバい「Invocation」を筆頭に、DJツールとしても使えそうな「Waka」、当時のディスコ~ファンク、ジャズなどのエッセンスを加えたダンストラック「Caraiba」など全10トラックを収録。サンプリングネタとしても使えそうなので、そちら方面の方も是非お見逃しなく!

2

JAMIE 3:26

JAMIE 3:26 Ep (Strobelight Honey) »COMMENT GET MUSIC
RON HARDYの実甥BILL HARDYによるレーベル[Partehardy Records]からも作品を残す、シカゴのアンダーグラウンド気鋭 JAMIE:326 最新シングル!! THEO PARRISHもへヴィープレイしていたFATBACK BAND「Wicky Wacky」のロングリエディットが大ヒットした「Basement Edits」シリーズの JAMIE:326、今回は KATE BUSH、GRACE JONESをネタに使った FRED PALAKONなる謎のリエディッターによる前作が大きな話題を集めた UK発のホワイトレーベル[Strobelight Honey]第2弾に登場。今回はまず Side-Aで、先日の再発盤も話題を集めた、スイスのNew-Waveバンド YELLOによるGarage~Music Boxクラシック「Bostich」のリエディットを、Side-Bでは覚醒観MAXな強烈アシッドチューン「Acid Whump」を収録。シカゴ~アンダーグラウンドハウス好きには、絶対にチェックしてもらいたい1枚です!大推薦!

3

ANTHONY

ANTHONY"SHAKE"SHAKIR Piper (Frictional) »COMMENT GET MUSIC
デトロイト第一世代重要アーティストANTHONY "SHAKE" SHAKIRの新作は、ダブステップ的ビートを取り入れた新境地! 昔から、リズムやビートへのこだわりが強く、ブレイクビーツやドラムンベース等を上手く取り入れてきた、SHAKEですが、今回はダブステップ/ UK FUNKY的なリズムを全面にFeatした、新境地と言える、トライバリッシュ・トラックを披露!乾いた音色のパーカッションが、バウンスするステッピン・ビートの上で打ち鳴らされたA面[Piper]がイチオシ! このトライバル感は、DERRICK MAY辺りに上手くプレイして貰いたい感じ? ルーツを重んじる傾向が強いデトロイト贅の中で、常に新たしいサウンドを取り入れようとする、SHAKEの前向きな貪欲さは流石です!

4

FLOATING POINTS

FLOATING POINTS Marylin (Eglo Records) »COMMENT GET MUSIC
若き天才FLOATING POINTS新作!コズミック・フュージョン・エレクトリック・ブギー! やはりこの人は最高です!!両面共に本当に文句なしの1枚である今作ですが、まず Side-Aでは THEO PARRISHを彷彿とさせる、粗くざらついたミッドグルーブに、気持ちの良い高揚感を持ったスペーシーなシンセメロをフィーチャーした、コズミックフュージョン的感覚もあるデトロイト・ビートダウンハウス「Marlin」。Side-Bでは、大ヒットしたFATIMA作品みたいな、アーバンなNu-Soul風ロービートファンク「Farukx」。THEO PARRISHやDJ SPINNA的、デトロイト作品が好きな方ならまず間違いありません。是非お見逃し無く!

5

NICHOLAS

NICHOLAS No More Hits 14 (No More Hits) »COMMENT GET MUSIC
NICHOLASが主宰するイタリアの大人気レーベル[No More Hits]第14弾。MAW作品を彷彿とさせるファットなハウスビートと艶やかなヴォーカル、鍵盤によるエモーショナルな高揚感が◎な 90's USハウススタイルなリエディットA2、カップリング3作には、BOBBY WOMACKのガラージ古典「I Can Understand」をネタとする A1や TEMPTATIONS & UNDISPUTED TRUTHの名作「Ball Of Confusion」をネタにした B1、LE FREAK'O「Keep On Gettin Down」をネタにした B2は、デトロイト勢にもオススメできる、黒くファンキーな雰囲気を持ったビートダウン/スローモーハウス作。調子の良いリリースが続くイタリア勢のリエディットシリーズですが、UG的にはこのレーベルが一番お勧め!当然今回も大・大・大推薦です!

6

ABDULLA RASHIM

ABDULLA RASHIM Gizaw (Abdullah Rashim) »COMMENT GET MUSIC
ダーク・モノ・ミニマル推薦盤! B2はまるでPLASTIKMAN「Consumed」のようです。 スゥエーデンからのニュー・カマーABDULLA RASHIMの新作がかなりヤバいことになっています!ダークな空気感と、作り込まれたビートの質感が、中毒性の高いうねりと、絶妙なテンションでズッポリとハメていくここ最近のディープ・ミニマル系のテクノのリリースの中でもかなり出色の一枚!必聴です!マイナーレーベルでプレス枚数も少ないので、お早めに

7

THE BEAT BROKER

THE BEAT BROKER Pacific Break (Reverso 68 Club Mix) (Adult Contemporary) »COMMENT GET MUSIC
西海岸シーンの最重要人物が集った話題の新レーベル リリース第1弾は、[Sentrall]からのリリースでも知られる、同地の重鎮 RYAN BISHOPの変名 THE BEAT BROKERによる久々の新作。まず Side-Aには、レイドバック感のあるエレクトリックなシンセメロが、柔らかく緩やかに展開していく、心地良過ぎるバレアリックディスコなオリジナル。Side-Bでは、よりフロアーナイーズなリズムと軽快なカッティングリフなどを交えた、REVERSO 68のリミックスを収録。[Ene]の CHIDAさんも COYOTEのサイトに上げていたMixショーでもプレイしていましたね~。リリースを待っていたという人も多くいたのでは!?しかもコレ!、音に拘りを持つレーベルオーナーの意向により 180gの重量盤プレスと言うのも嬉しい限り!!西海岸周辺、バレアリックサウンド好きは要必聴!

8

FALTY DL

FALTY DL Make It Difficult / Jack Your Job (All City Dublin) »COMMENT GET MUSIC
ダブステップ通過後の、新感覚ディープ・ハウス! [Rush Hour]がフックアップするN.Yの要注目のUKGアーティスト FALTY DLの新作がアイルランドの[All City]から! ダブステップ/ UKG通過後のボトム感と、90年代のUSディープ・ハウスをミクスチャーさせたかのような、新感覚ディープ・ハウスが2トラック!何処と無くレイビーなムードをある女性ヴォイス・サンプルと、ブレイク・ビーツを要所に取り入れたA面が◎!FALTY DL絶対に注目です!

9

VAKULA

VAKULA Unthank002 (Unthank) »COMMENT GET MUSIC
ミニマル・ミュージックの巨匠STEVE REICHのリミックスも本当に素晴らしかったウクライナの新鋭ディープ・ハウサーVAKULAが、LINKWOODらのリリースで御馴染みのUKビートダウン・レーベル[Firecracker]の姉妹レーベル [Unthank]から限定10インチをリリース! 今回はいつものビートダウン/ディープ・ハウス路線は控えめに、Aphex Twin辺りを思わせるような、繊細なピュア・テクノ/ディープ・ミニマルへアプローチした3トラックを収録!APHEX TWINの「Selected Ambient Works」辺りに収録されていても違和感のない、アーリー90'sピュア・テクノ・スタイルのA1、空間の奥の方で「Spastik」のようなローリング・スネアが転がるミッド・テンポの4つ打に、メロディックなシンセ・フレーズがカラフルな響きを効かせたA2、SLEEPARCHIVE的?といったら大袈裟ですが、無機質な電子音フレーズがミニマルにループし、ぼんやりと淡い色彩の空間シンセを浮かばせたディープ・テクノのB1と、懐かしくも新鮮なムードを持ったトラックばかり!やはりVAKULA才能あります!引き出しも多く、サウンドのクオリティーも高い!今回も手放してオススメです!

10

BUSEN

BUSEN Busen (General Elektro) »COMMENT GET MUSIC
90年代中期に活動していたベルリンの超カルト・レーベル[Elektro Music Department]からリリースしていたTHE HOPE FOR THE BEST aka DANIEL PFLUMMと[Sex Tags Mania]のSTEFAN MITTEREによるドープ・エレクトロ・レーベル[General Elektro]の第3弾! DANIEL PFLUMMによるBUSEN名義での作品。当時[Elektro Music Department]をチェックしていたマニアックなテクノ・ファンの方なら、音を聴いただけで鳥肌が立つであろう、相変わらずのロウ・モノ・エレクトロを披露!アナロジカルなモノ・ベースが、ジリジリと捩れながら、ドープに展開していく、カルト・レーベルによるカルトな一枚

Chart by STRADA RECORDS 2011.07.13 - ele-king

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1

 AGORIA

AGORIA PANTA REI-REMIXES INFINE (FR) »COMMENT GET MUSIC
Agoriaの4thアルバム「Impermanence」からのシングル・カット!クールでハウシーなA1のBalearic Mixがオススメ!

2

TRIBE

TRIBE WHERE AM I(feat.JOAN BELGRAVE) PLANET E (US) »COMMENT GET MUSIC
デトロイトのスピリチュアル・ジャズの伝説レーベルTRIBEで活躍したレジェンダリー・アーティストをCARL CRAIGがプロデュースした奇跡のプロジェクトTRIBEのアルバム「REBIRTH」からの12インチ・カット!リミキサーとしてINFINEで活躍中のAGORIA、デトロイトの次世代を担う若き天才KYLE HALLが参加!PLANET-Eらしからぬウォーミーでラグジュアリーなディープなハウス・サウンド全開の一枚でジャジーなオリジナルもグッド!

3

60 HERTZ PROJECT

60 HERTZ PROJECT CAPRICORN GOGO MUSIC (GER) »COMMENT GET MUSIC
ギターやベース、パーカッション等の生楽器を交えたライヴをこなす南アフリカのユニット60 Hertz Projectによる注目盤!心地良いパーカッションにメロディアスなヴァイブのソロが最高なディープ・ジャジー・ハウス!全4ヴァージョン収録しており、どれをプレイするか迷うほどの出来!

4

RICARDO MIRANDA pres.LATIN SOUL BROTHERS

RICARDO MIRANDA pres.LATIN SOUL BROTHERS BOMBA IS BLACK EP NEROLI (ITA) »COMMENT GET MUSIC
ディープ&ジャジーなサウンドで人気を集めるシカゴ新世代の最重要アーティストRICARDO MIRANDAがイタリアNEROLIから登場!ボッサ、ラテン、ジャズ等をふんだんに盛り込んだディープ・ハウス・チューン加え、VEGA RECORDSからの過去作品のGLENN UNDERGROUNDによるアーバンな フュージョン感覚溢れるリミックスも収録!

5

VA

VA SECRETS PART THREE OSTWIND(GER) »COMMENT GET MUSIC
ドイツの人気レーベルOSTWINDから第三弾となるレーベル・コンピ・シングルが登場!当店的にはレーベル生え抜きの新鋭アーティストJEAHMON「SOME SERIOUS DING DANG」を強くオススメ!ラテン・トラックに全編を通して響く流麗なピアノの旋律の美しさは特筆もの!正統派ディープ・ハウスなJOSH「MARIENPLATZ」、マレット系のシーケンスがアジアン・トロピカルなテイスト演出するSANDRU「P NONGA」などハイクオリティーな4曲入り !

6

CISCO CISCO

CISCO CISCO HIGHER-GREG WILSON VERSION APERSONAL(UK) »COMMENT GET MUSIC
ニュー・ディスコ・ファンだけでなくディープ・ハウス派からも絶大な支持を集めている新興レーベルAPERSONAL MUSICからの第6弾は同レーベルからは2タイトル目となるポルトガルのCISCO CISCOの12インチ!ミッドテンポのバレアリック・ビートダウン・ブギーなオリジナル2曲に加え、なんとベテランGREG WILSONがリミキサーとして参加!原曲を絶妙にテンポ・アップさせ、よりピークタイム仕様に!

7

MIZZ BEATS

MIZZ BEATS PINPIN(10inch) EGLO(UK) »COMMENT GET MUSIC
FLOATING POINTS主宰のEGLOからUKの新進気鋭の女性ダブ・ステップ・アーティストMIZZ BEATSによる注目の一枚がリリース!グルーヴィーなサンバっぽいリズムにエレピのコードとハイトーン・ストリングスが重層的に配された泣きそうに美しいソウルフルなディープ・ブレイク・ビーツ・ハウス!限りなくホワイト盤みたいで、初回のみの限定プレスということなのでお見逃しなく!

8

TUCCILLO

TUCCILLO MATHEMATICS EP 2020VISION (UK) »COMMENT GET MUSIC
UKの老舗レーベル2020VISIONからDELUSIONS OF GRANDEUR、FREERANGE、REBIRTHといったレーベルで傑作連発中の注目のスペイン人アーティストGLUSEPPE TUCCILLOがリリース!RON TRENT、PRESCRIPTIONサウンドを彷彿とさせるような正統派USディープ・ハウス・スタイルなA1、ミュート・ギターとクラシックスからのサンプルを巧みに使ったビートダウン・ブギー・ディスコのA2など本作も期待を裏切らない見事な仕上がり!

9

INNER LIFE

INNER LIFE AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH-LARRY LEVAN UNRELEASED MIX SALSOUL (US) »COMMENT GET MUSIC
【売れています!】永遠のピークタイム・アンセム「AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」の故Larry Levanによるアン・リリースド・ヴァージョンが入荷!オリジナルとは大幅に異なる展開や音使いにぶっ飛びます!これはマスト!

10

CHANGE

CHANGE SERCHIN'-A TOM MOULTON MIX WARNER (US) »COMMENT GET MUSIC
故Luther Vandrossがリード・ヴォーカルを努めたChangeの人気曲にナント未発表のTom Moultonによるミックスが!B面にはHerbie Mann「Hi-Jack」をカップリングしており、こちらも未発表のTom Moultonによるミックスです!
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