「AY」と一致するもの

蓮沼執太 - ele-king


蓮沼執太フィル
時が奏でる

B.J.L. AWDR/LR2 蓮沼執太フィル vinylsoyuz

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 「今日は取材、兼、指揮者ということでよろしくお願いします」。
 わたしに向けた蓮沼執太の一言があまりにも衝撃的だったために、あやうく上りのエスカレーターを一目散に下るところだった。もちろん絶対に違うとはわかっていながら、頭の中には、ポンコツ指揮者のためにせっかくの曲がめちゃめちゃになり、猛烈なブーイングを浴び、舞台のど真ん中で恥も外聞も忘れて号泣するわたしの姿があった。反射的に浮かんでくる被害妄想を振り払ったはいいものの、いい意味でもわるい意味でもこんなに動悸が止まらない開演までの待ち時間はない。被害妄想が正しくないとして、そうじゃない指揮者っていったい?
 だんだん事情が飲みこめてくる。わたしのまわりには同様に橙色の当日パンフレットをわけもわからず持たされ、蓮沼執太から同様の宣告を受けたであろうひとたちが、不安そうに立ち尽くしている。ある者はキョロキョロとあたりをみまわし、ある者は当日パンフレットを凝視してなんらかのヒントを得ようとし、ある者は「ごめん指揮者になったから待ち合わせ時間まにあわない」「は?」「いやだから指揮者」「??」という噛み合わないやりとりを友人とLINEで行っていた(わたしです)。
 そのまま開場直前の舞台へ、疑問符を頭から数本生やしたままのわたしたちは連れていかれる。そこで明かされたのは、本日5曲めに披露する新曲“Time plays – and so do we.”で、観客全員(!)が6通りのインストラクションに従って演奏に参加すること、わたしたちはフィルのメンバーのうちのひとりを指揮する役割を担うこと、わたしが大谷能生担当であること(畏れ多いよ!)、簡単な指揮の方法。なにせサクラではなく、ついさっきそこで捕まえてきたばかりの新鮮な観客なので、動揺は著しく、スタッフのひとにあれこれ尋ねてみようとするのだけれど、スタッフのほうはスタッフのほうでてんやわんや感が滲み出ている。それはそうだろう、どんな不測の事態にも臨機応変に対応するのが役目だとはいっても、ここには不測の事態しか存在しない。これから何が起こるのか完全に把握しているひとはこの場に誰もいない。もちろん演奏のルールは周知されている。しかし、どれだけ懇切丁寧に説明を受けても、新曲がいったいぜんたいどのような演奏になるのか、想像できた者はこの場に誰もいない。この場に誰もいないまま、開幕の時間は刻一刻と迫る。

 どうしてこのようなコンセプトの新曲が発表されるに至ったのか? それを説明するためにはTPAMの話をしなければならない。TPAMとは、今年で第18回めの開催となる国際舞台芸術ミーティングである。期間中は横浜の徒歩圏にある多様な文化施設を会場に、さまざまなプログラムが催される。蓮沼執太のTPAMへの参加は、蓮沼執太フィル以上に多種多様な、ジャンルの枠をまるで気にしていないメンバーの、いい意味でのやりたい放題によって、類似したもののみあたらない作品に仕上がっていた、詩人・山田亮太(TOLTA)とのコラボレーション『タイム』にひきつづき、じつは二度めである。少々長いが、蓮沼執太『作曲:ニューフィル』を招聘した今回のディレクター、野村政之の言葉を全文引用してみよう。

先般の震災と原発事故の経験は、私たちの社会に対する信用を総じて覆しました。信用とは「計算」あるいは「コントロール可能性」のことです。コントロールできないのは資本主義や放射性物質だけではなく、私たちの生命も人間関係も同じである……私たちは生まれたときから受動態であるということに、改めて気付かされたわけです。主体的な能動性から客体的な受動性へ。計算された構築から不確定な生長へ。個々バラバラに受動態で生まれてきた私たちが、他者と連結し、どのように、うまくやりながら生きていけるのか。破局が潜在する不確定な社会でどのように共同性を育んでいけるのか。そうした「生命」と「関係」に対する受動性、それを前提とした「生」の行方、「分断」と「共同」についての考察になるような作品を選びました。(野村政之)

 この一文を読むのと読まないのとでは、“Time plays – and so do we.”で行われていたことの受け止め方も、だいぶ変わってくるに違いない。“Time plays – and so do we.”は、個々バラバラに集まった聴衆が、耳を澄まし、めまぐるしく変容するその場の空気の流れに身を委ね、時には流れに棹をさしながらも、ある一定の共同性を常に保っていなければ、美しい演奏に導くことはおろか、そもそも演奏そのものが成り立たない作品だからだ。当日パンフレットが橙色のひとは指揮者を、空色のひとは紙鉄砲を、緑色のひとはハンドクラップを、桃色のひとは毛笛を、灰色のひとは風船を、黄色のひとはコーラスを――強制的に役割を押し付けられ、その役割に多少は反抗したとしても受け入れる努力はし、他者との調和を乱すことなく、各々の可能な範囲で奮闘すること。そのような営みは、わたしたちに、震災後に、急激に、切実に、求められるようになったふるまいではなかったか?

 いやいや、肝心の演奏の話をしよう。“Time plays – and so do we.”の演奏が美しかったかといえば、決してそうではないだろう。実際、終わったあとのKAATのロビー、帰り道、ツイッターで幾度となく「失敗作だったのでは?」「消化不良感。」などという言葉が吐き出されていた。そしてそれは、純粋にフィルの演奏だけを聴きに来たひとにしてみれば、当然の反応だったのかもしれない。指揮がうまく伝わらなかったり(これもわたしです)、任意のタイミングで鳴らした音がやたらと重なっていきなりうるさくなったり、逆に変なタイミングで妙な静寂が訪れたりもした。ホールが満席になれば優に千人を超える。それだけの観客が思い思いに演奏していれば、それはまあ、ピシッとまとまるほうがおかしい。ただ、わたしの胸のなかには、奇妙な肯定感が生まれていた。まとまらなくていいのではないかと。多様性を祝福するというか、バラバラであることを心から微笑ましく思えるような貴重な体験だったことは間違いない。

 そのような思想は、舞台美術からも見出すことが可能である。つい先日、〈アートフェア東京〉のベスト賞ともいえる賞「ベーコンプライズ」を受賞したことで注目の的となっている現代美術作家・毛利悠子の手掛けた装置が、今回の公演で果たしていた役割について触れておこう。舞台の中心で強烈な存在感を放っていた、ごちゃごちゃとした、アンバランスな、本来隣にあるはずのないものを強引に寄り添わせたような独特な形状の装置は、ただの飾りではない。当日パンフレットが灰色のひとは、その装置の上部にある巨大な風船が膨らむたびに手元の小さな風船を膨らませてブシュウゥ~ッという間抜けな音を出し、黄色のひとはその装置の下部にあるバスドラムが鳴るたびに「アー」とコーラスするよう仕向けられていたのだから。ここまで舞台美術を演奏中に観客が凝視しなければならないケースはめずらしいのではないか? わたしは劇場のかなり後方に座っていたのだけれど、そこからは、蓮沼執太、フィルのメンバー、始終動いている装置、観客、それらがぐちゃぐちゃと混ざりあって、臓器となり、皮膚となり、毛となり、顔となり、まるでひとつの生き物に近づいていくようにみえていたのだ。稚拙なたとえで申し訳ないが、宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』をご覧になったかたは、カオナシが物凄い勢いでさまざまな生物を呑み込んでいく場面を思い出していただきたい。あれがもうちょっと綺麗になったかんじ、というのがいちばん近いだろうか。

一斉に振り向く光の中、一緒に行こうと言ったのは誰?
熱烈なノックの中、ぼくはうまれる時を、たずね、たばね、 
蓮沼執太“ONEMAN”(『時が奏でる』)

蓮沼執太フィルがバラバラでありながらも、確固とした統一感を時折みせる、その秘密が少しつかめたような気がした。

蓮沼執太 公式サイト 
https://www.shutahasunuma.com/performance/2697/

弓J (S) - ele-king

サディスティックでキレキレなものからディープハウス寄りな漂えるものまで、テクノ、ハウスと混ぜてかけれるベース周辺を10曲。

3/29(土)はKABUTOくんをゲストに「S」を開催します。ぜひ!

女3人がテクノ、ハウス、ベースで攻める「S」@KOARAを不定期開催でオーガナイズ。
次回は3/29(sat)開催。ゲストはKABUTO(CABARET/LAIR)。

偶数月第1水曜「Radical Simplicity」@Bar Jam、偶数月第3火曜「SUPER DRY!」@KOARA、にレギュラー参加。
その他、都内各所にて活動中。

twitter | S blog

S的ベース周辺 10選 (2014.3.9)


1
Objekt - Fishbone - Objekt

2
Second Storey - Still Seas/Just Mortal - Houndstooth

3
Bass Clef - Stenaline Metranil Solar Flare - Punch Drunk

4
Pasteman & Tanka - Torino - 877 Records

5
Nubian Mindz - Only Lover - Teng

6
H-Sik - Sonic Rage - Black Acre

7
Jam City - Worst Illusion - Night Slugs

8
Jack Dixon & Rick Grant - Muted - Man Make Music

9
Aardvarck - Brawa - Skudge

10
Kloke - To The Rescue - Granholme

GET ACTION - ele-king

 ちょっと自分の話をする。
 ぼくは1975年生まれで、89年ごろにバンドブームの直撃を受けて音楽に興味を持った。ブームが去るのは早かった。坪内祐三『昭和の子供だ、君たちも』によれば90年3月までだったそうだ。ブームを支えた高校生たちが卒業すると同時にブームも終了したということで、ぼくが高校に上がるころにはもう終わっちゃっていたということである。
 ブルーハーツ(当時)の真島昌利は92年リリースのソロ・アルバム『Raw Life』発売時に「バンドブームが終わって、けっきょく日本はチャゲアスじゃねえか!」と発言している。よく言われることだが、あれは「バンドブーム」であって「ロックブーム」ではなかったのだ(功罪あって、収穫も多かったとは思いますが)。
 それでも自分はブームが去ってからもしつこくロックを聴きつづけ、とくにボアダムス界隈とパンク~ハードコアに夢中になる。なんといっても90年代のパンク・シーンはすごく盛り上がっていた。
 ぼくが大学時代に初めて結成したバンド(少年ナイフのコピーバンドでした・笑)のギタリスト(「T君」としておこう)とはもともとラモーンズやジョニー・サンダースが好きということで意気投合したのだが、その後はけっこう違う方向に進み、ぼくはノイズとかファストコア/パワーヴァイオレンスにどっぷりハマり、T君はガレージやパワーポップのほうに行ったのだった。そんな彼に教えてもらったバンドのひとつが、この映画で取り上げられたティーンジェネレイトだったのである。
 静岡出身のレコード・マニア、Finkが兄のFifiとともに結成したのが前身バンド、アメリカン・ソウル・スパイダーズ(ASS)。映画は兄弟が故郷を訪ねるところからはじまる。ひょっとしたらここに出てくるレコード屋やライヴハウスには野田編集長も通っていたのかな、とか、なんて思いながら観るのも楽しいかと。
 ストゥージズ~MC5的なガレージ・ハードロックを演奏するASSは、バンドブームの日本には居場所がなく、最初から海外のレーベルにデモテープを送り海外に演奏の場を求めていく。バンドブームとそのあとの空洞化したシーンにあって、90年代には続々と海外に活動の場を求めるバンドが増えていくのだが(ゼニゲバとかメルト・バナナとか)、なかでも彼らは周囲に先駆けていた部類だと思う。
 ヴォーカリストが活動拠点をアメリカに移すためにASSを脱退、バンドはそのままFinkがヴォーカルとなってTeengenerateと名前を変えるとともに、音楽性もよりシンプルなロックンロールへと変更。映画の中では「あんまり練習しなくてもいいような音楽」なんていう表現がされている。
 基本的にはパンク・バンドにカテゴライズされることの多い彼らだが、50年代のロカビリー、60年代ガレージ~プロト・パンク、ブリティッシュ・ビート~モッズ、NYパンクに77パンク等々と続くロックンロールの歴史すべてを取り込んだその音楽は、〈Crypt Records〉の名コンピ『Back From the Grave』シリーズなどに端を発するロウファイ(サンフランシスコ周辺などの奇天烈なバンド群を指すケースもあるが、この場合はガレージ・パンク系)のムーヴメントとも時を同じくし、世界的な評価を得てバンドの大躍進がはじまるのである。
 以後、映画のキャッチコピーにもあるように結成からわずか3年のあいだに「年間海外ツアーおよそ80本、総制作楽曲73曲、世界10か国から音源発売」――解散までのバンドの勢いはおそらく本人たちにもよくわからぬまま駆け抜けたという感じだろう。
 そして本作にも登場するThe5678'sやJackie & The Cedrics、ギターウルフ、Supersnazzといったバンドたちもけっして後を追ったというわけではなく、それぞれ独自に海外で熱い支持を得ており、それが逆輸入されるような形で国内のシーンも盛り上がっていくことになる。規模は小さかったかもしれないが、その熱さは「DOLL」の誌面などから傍目にも伝わっていた。
 結局バンドは93年から95年末までという非常に短い期間で突然の解散を迎える。「そんなに短かったんだ」という感じもするが、あの頃はいまと密度が違ったというか、1年がもっと長かったような気がする(自分が暇な大学生だったからかもしれないが)。ちなみに解散間際のライヴ映像には、最前列かぶりつきで盛り上がっているT君が映り込んでいて感慨深いものがありました。

 今回の映画を監督したのは映画館〈シアターN〉の支配人として数多くのロック・ドキュメンタリーを世に出してきた人物であり、さすがにツボをおさえた王道のドキュメンタリーに仕上がっている(もちろんバンドへの強烈な愛とリスペクトあってのものだ)。
 よくもまあこんな映像が残っていたな、というライヴ映像の数々はもちろんどれも超かっこいいのだけれど、やはり中心となるのはFinkとFifiの兄弟をはじめ、元メンバーたちのコメント。とくにベースのSammyのいい意味でくだけた発言の数々には試写室でも笑いが起きていた。
 そして周辺人物たちの人選もツボを押さえている。個人的にとくに重要だと思うのは、当時おそらく日本で唯一このシーンをしっかりと伝えていたライターの関口弘(少なくとも紙メディアでは、氏が「DOLL」や「クロスビート」に寄稿していたレビューがほぼ唯一の情報源だったんじゃなかろうか)。ギターウルフをはじめ、先述したような同時代・同シーンのバンドマンたち、それに個人的には高円寺のレコード店BASEの飯島氏がアメリカで目撃したエピソードがものすごくぐっときたので実際に観てみてください。ぼくはあそこでちょっと泣きました。

90年代半ばというインターネット普及前、レコード店が現場でありメディアだった時代である。ガレージもハードコアも毎週のように面白い7インチ・シングルがたくさんリリースされていて、お店に通うのがすごく楽しかったのだ。おかげでいまでもぼくは7インチというメディアがいちばん好きですね。というか実際いまでもレコード屋は現場でありメディアなのだけど、忘れられがちだ。
そして「90年代中盤のライヴハウスのおもしろさ」というのは個人的にも大事なテーマなのだが、その感じをすごくよく伝えるドキュメンタリーである。もっと大事なのは、ティーンジェネレイトはすでになくとも、Fifi率いるFirestarter、Fink率いるRaydiosという最高のロックンロール・バンドが健在だということ。ロックンロールというのは50年代から、ときにレッテルを貼りかえられながら連綿と続いているのである。

3/15(土)~3/28(金) 新宿シネマカリテにて連日21:00より
2週間限定レイトショー!

Photo by Masao Nakagami (TARGET EARTH)

幻のロック・バンド“TEEN GENERATE”のドキュメンタリー映画が2014年3月、公開! なんと監督は日本でもっとも多くのロック映画を上映しつつも2012年に閉館となった映画館、〈シアターN渋谷〉の元支配人・近藤順也さん。本当にかっこいい音楽を知ってもらいたいという思いだけで作られた映画『GET ACTION!!』が、今週末より〈新宿シネマカリテ〉にて限定レイトショー!

公式サイト https://www.get-action.net/

■映画『GET ACTION!!』公開記念イベントin新宿シネマカリテ
☆3/15(土) 初日舞台挨拶
ゲスト:Fink、Fifi、(以上TEENGENERATE)、近藤監督
☆3/18(火)「あの頃僕らは最前列にいた!」
ゲスト:TSUNEGLAM SAM(YOUNG PARISIAN)、近藤監督
☆3/21(金)「音楽ドキュメンタリーはどこへ行く!?」
ゲスト:樋口泰人(映画評論家、boid主宰)、川口潤(映像作家)、近藤監督
☆3/22(土)「90年代初めのUSツアーってこんな感じでした!」
ゲスト:TOMOKO(SUPERSNAZZ)、Fifi、近藤監督
☆3/27(木)「間もなく公開終了! ズバッと総括!」
ゲスト:Fifi、近藤監督

さらに、クロアチアで世界最速上映決定!
本作の公開発表と同時に欧米の様々な国から上映への問い合わせがあり、中でも最も早い問い合わせがあったのが、何とクロアチア! サッカー以外に馴染みの薄い国ではありますが、今年で8回目を迎える“FILM FESTIVAL DORF”から熱心な誘いを受けました。聞くところによるとプログラム・ディレクターが94年のヨーロッパ・ツアーでスロヴェニアにて彼らのライヴを観ているというTEENGENERATEの大ファン! 上映は現地時間3/8(土)の17:00~ということで世界最速上映となりました! 世界で最初の上映がクロアチアというのもTEENGENERATEらしいエピソードではないでしょうか!?

Sima Kim (Umor-Rex / Blwbck) - ele-king

韓国を拠点に活動するプロデューサー/音楽家。大学で音楽学を学び、2011年から音楽制作を開始。mu-nestからリリースされたコンピレーションアルバムでデビュー、以降はrural colours、umor-rex、ginjoha, soft corridor recordsと数多くのレーベルから作品をリリース。2012年には東京で初めてライブパフォーマンスを行う。これまでpost-classical, ambient, droneなどに影響を受けた楽曲を発表していたが、フランスのレーベルBLWBCKからリリースした最新EP『Ur Silhouette』は浮遊感のあるダークなシンセにボーカルやトラップなどの最新のビートを取り入れた意欲的な作品として注目を浴びる。今後、本国のみならず世界中での活躍が期待されるアーティストだ。
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Current Top 10


1
Kurtag / Jelek / ECM

2
芦川聡 / Still Park Piano Solo / Sound Process

3
Henri Dutilleux / Au Gre Des Ondes / ECM

4
Flying Lotus / Such A Square / self-release

5
Ametsub / Vestige For Wind Day / Nothings66

6
Balam Acab / Welcome / Tri Angle

7
Canooooopy / 骨蒔く真鍮馬 [boneprints of brasshorses] / Virgin Babylon

8
メトロノリ / 水面 / selfーrelease

9
Eadonmm / Mirage / Day Trippers Records

10
The Salovers / Sad Girl / TAIYO

“玉之丞ウィンク”に気をつけろ! - ele-king

劇場版も絶賛公開中。ドラマ『猫侍』に惚れ込んだ岡田屋鉄蔵が、“浪人斑目久太郎(北村一輝)”と“怪猫玉之丞”を活写する! 猫好きの目と筆は本作をどうとらえるのか。そして、この北村一輝が……すごい!

岡田屋鉄蔵
2007年「タンゴの男」(宙出版)でデビュー。2010年奇譚時代劇『千』(白泉社)発表後、時代劇ジャンルに活動の場を広げる。2011年、歌川国芳一門を題材にした『ひらひら国芳一門浮世譚』(太田出版)を発表、文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出され評判を得る。現在『口入屋兇次』(集英社)『無尽-伊庭八郎伝』(少年画報社)『むつのはな』(太田出版)を同時連載中

 幕末の江戸、主人公である元加賀藩剣術指南役斑目久太郎は、剣の道をひたすら追い求め、その凄まじい太刀筋から「まだら鬼」の異名を取る剣豪であった。ゆえあって役を解かれ、いまは浪人となり江戸で仕官先を探す毎日。しかし戦国時代ならいざ知らず、泰平の世にあって剣の腕だけで雇い入れる藩もなく。ツテもコネもない上に愛想笑いの一つもできない愚直で無骨ですこぶる強面な斑目久太郎。必死の就職活動も空しく、気づけば絵に描いたような貧乏浪人に。内職でもして当座をしのげばよいものの元剣術指南役のプライドが邪魔をする。まるでリストラされた潰しの利かないサラリーマン。ああ生きるのに不器用な男の悲哀はいつの世でも変わらない。

 さて、斑目は困っていた。半年溜めた家賃を今月中に払わなければ長屋を出て行ってもらうと大家から宣告されていたのだ。いよいよ住む家すら無くなる危機に。無宿人となっては洒落にならん、なんとか金を調達しなければと焦る斑目。そこへ奇妙な依頼が舞い込む。依頼人は大店の番頭佐吉と名乗る男。店の主人与左衛門が玉之丞と言う魔性の猫に取り付かれ魂を抜き取られている、主人を助けるためにこの猫を成敗してほしいと言うのだ。猫を斬るなど侍のやることではないと断る斑目に、相手は化猫、ただの猫にあらず、立派な侍の仕事だと佐吉は必死に食い下がる。尋常ではない佐吉の様子、加えて報酬は金三両。気乗りはしないが金のためと斑目は化猫退治を引き受ける。佐吉の手引きで深夜の大店に忍び込み、化猫玉之丞の部屋へと向かう。豪奢な部屋の真ん中に絹の座布団で鎮座まします玉之丞、後ろからエイと斬り込むその瞬間、玉之丞が振り向いた。

 大きく愛らしい目が斑目を捉え、鈴のように軽やかにニャーンと一声。
 斑目の動きが止まる。

©岡田屋鉄蔵

 ……というところまでをYoutubeの予告動画で観た。昨今珍しい娯楽時代劇。加えて北村一輝の浪人姿。とどめは主演の玉之丞。これは観なければならんドラマだ、とゴーストが囁いた。直感とも言う。第六感か。何でもいい。ともかく時代劇&猫好きのアンテナにビンビンと引っ掛かったのだ。だがまだ油断はならない。「萌え」とか言うてるしな。猫が歩く度に「ぷきゅっぷきゅっ」とか妙な効果音ついたりしないとも限らん。甲高い声で人語喋るやも知れん。おまけに語尾が「~にゃん」だったりしたら目も当てられん。正直わたしはその手の動物ドラマが苦手なのだ。とくに猫はいかん。猫は猫のままでいい。愛らしさを強調する必要などないのだ。すでに完璧なものに何かを足すのは蛇足というものだ。猫の考えていることなど人にゃ分からんし分からなくていいのだ。妙な効果で可愛いアピールされたらいっそ白ける。どうかそれだけは止めてくれ。重度の猫好きなら誰もが思うであろうが普通の人にはどうでもいい期待と不安を抱いて第一話放映を待った。

 放映初日、まずオープニングで「おお!」と思った。格好いい。歌詞の土臭さ、そしてイントロに使われているズルナ(なのだろうか?)の独特な響きが、現代的でありながら地に足のついた演出を感じさせ時代劇とうまく噛み合っている。これぞ娯楽時代劇! という感じだ。そして途中途中で挟まれる玉之丞&斑目画像の犯罪的な愛らしさ。この時点で床を転げまわった。期待が高まる。高まり、高まって、そのままエンディングまで一気に視聴。そして確信した。これは猫好きによる猫好きのためのドラマだ。

©岡田屋鉄蔵

 懸念材料だったアテレコも効果音もなく、画面の玉之丞は気侭にフリーダム。自然体でありながらどのシーンもこれでもかと猫好きのツボを突いてくる。昔、サーカスの調教師から猫を調教するのは相当難しいと聞いたことがある。とすると、さらっと流しているあのカットもこのカットも現場の努力と忍耐のたまものか。特筆したいのはオープニングと第2話に出てくる玉之丞ウィンク。抱き上げた斑目と目があった時に玉之丞がゆっくりとウィンクするこのカット。一体どうやって撮ったのか。奇跡としか言いようがない。画面の前で魂を抜かれ与左衛門化した視聴者はわたしだけではないはずだ。たまらぬ。

 全話を通して、猫飼いなら頷かずにはいられない猫あるある満載なのも制作側の猫愛を感じ「分かってらっしゃる…!」と言わざるを得ない。布団で小便、留守中の悪戯、蚤の洗礼、口に合わなければ腹ペコでも食わないグルメ舌……などなど、斑目が玉之丞に翻弄される姿にいちいち「あるある」と頬が緩む。ちなみに玉之丞は三猫一役で撮っているそうで、あなご(メイン、くりくりの大きなブルー・グリーンの瞳)、さくら(鼻筋が通ったゴールドの瞳)、大人さくら(最年長、動じない貫禄演技とまろやかボディ)がそれぞれ場面にあった役をこなしているとか。どの場面がどの猫なのかを当てるという楽しみ方もできる。

©岡田屋鉄蔵

 さて、ココまで書いて猫語りしかしていないことに気づいた。内容についても触れておこう。コメディベースではあるが、コメディだからという甘えはなく至極真面目に作られた作品だ。何より制作側の熱意と情熱を感じさせ観ていてわくわくする。「萌え」が売りの作品は少しでも制作側の「こういうの好きなんだろ? ほらヨ」的な傲慢さが見えると萎えてしまうのだが、猫侍は最後まで楽しめた。面白いものを作ろう、楽しませようという制作側の熱気と遊び心が、オープニング、エンディング、予告、アイキャッチにいたるまで行き渡っている。

 時折差し込まれる現代的要素や横文字は計算されたギャグなので素直にクスリと笑えるし、そもそも娯楽時代劇に「時代考証ガー」などと突っ込みを入れるのは野暮というもの。視聴者に斑目の心の声が聞こえるという手法は漫画的だが嫌いではない。時代劇では珍しいので最初は驚いたが慣れると斑目の意外と怖がりで俗っぽい心の声が楽しくなる。同時に、元剣術指南役の凄腕剣豪という遠い存在が、「うちの駄目なお父さん」くらい身近な存在になりぐっと感情移入しやすくなるのだ。悪を裁く闇のヒーローがいるでもなく、将軍のご落胤が暴れるわけでも陰謀渦巻くわけでもなく、極悪人も聖人君子も出てこない。登場するキャラクターは誰もが人間的で当たり前で、地に足がついている。「基本的にみな根はいい奴」というファンタジーを嫌味なく描いているのは素晴らしいと思う。最終的にはどのキャラクターも嫌いになれないのだ。斑目を執拗に狙う水責めの政や、仕官の道を故意に閉ざしたかつてのライバル内藤勘兵衛、さらには不良武士蜂谷孫三郎ですら、最後はなんだか憎めない。トラブルを巻き起こした番頭佐吉も気持ち悪い男だな……だったのが「お前、しっかり幸せになれよ!」とエールを送りたい相手になっている(ところでこの佐吉役水澤紳吾の演技がべらぼうに上手い、視聴時にはぜひ注目していただきたい。最終3話はその迫真の演技にぐいぐい引き込まれるだろう)。

©岡田屋鉄蔵

 気侭な玉之丞と生活するうちに、武士として父として男して「あらねば」「あるべきだ」にがんじがらめだった斑目が、憑き物が落ちたようにホッと肩の力を抜けるようになった。観る人にも同じように心地よい脱力と爽やかな癒しを与えてくれる、それが猫侍ワールドだ。1話20分程度という長さもいい。現代社会の荒波を泳ぎ疲れた夜はちょっとだけ夜更かしして猫侍の世界に癒されてみてはどうだろう。第1話で嵌った人はその週末は空けておくといいかもしれない。我慢できず全話一気視聴からのリピート再生ルートをたどると思われる。

©岡田屋鉄蔵

 放映終了からペットロスならぬ玉之丞ロスに悩まされた人にとっては、待ちに待ったDVD発売。(BDが出なかったのが返す返すも残念だがDVDの売り上げ次第ではまだ出るチャンスが残っていると信じている)玉之丞関連書籍も続々発売。猫好きならば手に入れて損はない。いますぐ本屋へGOだ。そして今月ついに劇場版も公開された。ドラマ版に負けない素晴らしいキャスト、音楽、そして大画面の玉之丞&斑目! 萌えるもよし、癒されるもよし。こちらもリピート間違いないので手前の懐が少々不安だが気にしない!


ドラマ「猫侍」DVD-BOX 発売中!
猫侍

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劇場版も現在公開中

全国15局ネット、BSフジ、ひかりTV、スターキャットなどで放送中の、猫好き、動物好きの枠を超えて評判を呼んでいる連続ドラマ『猫侍』が、全編撮り下ろしのオリジナル・ストーリーで映画化。絶賛公開中だ。
主演は、たしかな演技力と強烈な個性を併せ持つ実力派・北村一輝。映画版オリジナルのキャストとしてヒロインに蓮佛美沙子、敵役に寺脇康文を配し、〈EDO WONDERLAND日光江戸村〉の全面協力によりリアリティ溢れる日本最大級の江戸の街並みの中で全編を撮影。『ねこタクシー』『幼獣マメシバ』『くろねこルーシー』の製作チームが“笑い”と“癒し”で贈る剣客ムービー。

公式サイト 
https://nekozamurai.info/


Nicolas Bernier - ele-king

 2013年、世界的なメディア・アートの祭典〈アルス・エレクトロニカ〉において「デジタル・ミュージックス・アンド・サウンド・アート」を受賞したアーティストがモントリオールのニコラス・ベルニエである。作品の名は「フリークエンシーズ (a)」。「音叉」の震動を音響的に拡張させる装置/テクノロジーを用いたサウンド・アートだ。

 音叉の物質的な震動によって生成する響きは、既存の(90年代後半以降、PCのHD内での音色生成・エディットや、エラーによる偶然性の活用=グリッチを用いた)ポスト・デジタル・ミュージック作品と似て非なる魅力の音を生み出すことに成功している。氷のようなクールなビジュアルと、透明なガラスに反射する光のようなクリスタルな音の生成と持続は、観るものに静かな衝撃を与えるだろう。インターネットでダイジェスト映像が公開されているので、そちらをご覧になっていただきたい。この装置の概要がわかるはずだ。


frequencies (a) | nicolas bernier from Nicolas Bernier

 本盤は「フリークエンシーズ (a)」の音源化である。リリースはリチャード・シェルティエが主宰するサウンド・アート・レーベル〈ライン〉。タイトルに「フラグメンツ」とついていることからも、実際のインスタレーションの音をエディットしたものと思われる。

 ニコラ・ベルニエは、この作品を「純と不純の二分法に関するシリーズ」と述べている。この「純」とは何か。音叉によって生まれる響きのことか。事実、彼は「音叉は純粋な正弦波に近いサウンドを生成するオブジェクト」と語ってもいる。では「不純」とは何か。それが人間によるエディット・コンポジション、もしくはコンピューターによるフリーケンシーな音色の生成のことであろうか。純=音叉とアナログ、不純=コントロールとマシンとは、いささか粗雑な解釈だろうが、ひとつの補助線を引くことくらいはできるだろう(それにしても音叉という本来、調律を行う器具を用いて、このような非平均律的なノイズを生み出すというコンセプトがユニークだ)。

 私見だが、「純と不純の二分法」という概念は、本シリーズ作品のテーマでもあるようにも思える。そう「フリークエンシーズ」はシリーズ作品なのだ。アルス・エレクトロニカ受賞作品「フリークエンシーズ (a)」は、音叉による震動を音に変換する独自のシステムを用いたインスタレーション/サウンド・アート作品。そしてシリーズ2作め「フリークエンシーズ(シンセティック・バージョン)」は、同じシステムを用いたラップトップによるデジタル・ミュージック作品。こちらも動画がある。


frequencies (synthetic variations) | nicolas bernier from Nicolas Bernier

 本シリーズの音源化は、まずは、2013年に、フランスの実験音楽レーベル〈エントラクト〉から「フリークエンシーズ(シンセティック・バージョン)」がリリースされたことにはじまる。〈ラスター・ノトン〉的な律動感に満ちたトラックばかりの傑作で、コンピューター制御されたトラックが脳髄をバキバキに刺激していくアディクティヴなアルバムである。そして2014年、〈ライン〉から『フリークエンシーズ (a / フラグメンツ)』も発表された。これでまだ発表されていない第3部を除き、第1部「(a)」と第2部「(シンセティック・バージョン)」が音盤/音源化されたことになる。

 個人的には、ニコラス・ベルニエの新作が〈ライン〉から出るというアナウンスを知ったときは軽い驚きを感じたものだが、同時に納得もした。ベルニエは〈ホーム・ノーマル〉などからポストクラシカル/アンビエントな、可憐なアルバム『Music For A Piano / Music For A Book』(2012)などもリリースしていたので、〈ライン〉からのリリースは意外に感じるものの、彼のライヴやインスタレーションの動画を観ると、エクスペリメンタルな楽曲をコンスタントに発表していたし(こちらにいくつかの動画がまとまっている。https://vimeo.com/nicolasbernier)、そのうえ13年のアルス・エレクトロニカ受賞が追い風にもなったであろう。さらに〈エントラクト〉からの本シリーズの別バージョン音源の完成度の高さを考えると、〈ライン〉のラインナップに加わることは納得がいく。そして〈ライン〉としても、そのレーベル・カラーに大きな変革をもたらす重要なアルバムになるのではないかとも思えるのだ。

 では〈ライン〉的なるものとは何か。それは音響の建築的(アーキテクチャー)設計によるサウンド/アートの再設定というものではなかったか。聴こえないほどの微音=震えを、建築的な音の構造論から設定し、新たな音環境を構築すること。それがレーベル初期の思想であったように思われる。それらは主宰リチャード・シェルティエらの作品のようにロウワーケース・サウンドなどと呼ばれもした。

 そのブームのようなものが去った後も〈ライン〉はいくつもの方法論を模索しながら、やはり「音/響のアーキテクト的な再設定の思考」を進めてきた。00年代中盤以降〈ライン〉はもはや微音量にこだわってはいなかった。彼らが、その時期以降に実践してきたことは、「音楽的ではないドローン」の環境的・美学的な音響生成であったように思う。12kが「音楽的なドローン」=アンビエントへと向かっていたこととは対照的であった。

 しかしこの2014年最初のリリースにおいて、〈ライン〉は、非音楽的ドローンをエステティックなレベルに持っていくという一連の実験・実践とは異なるコンセプトをプレゼンテーションしてきたように思う。それはどのような変化なのか。一言で言うならば、音の物質的な震動を再生成することではないか。同時リリースされたディスクが、環境音からほとんど鳴っていないような静寂と震えを生み出すフランシスコ・ロペスの音源データ(7時間分)を収録したクロニクルDVDであったことも示唆的だ。そう、2014年、〈ライン〉は、音の「震動」に焦点を当ててきた。

 となると、ベルニエのこの作品のどこが「震動」的なのか。いうまでもなく、音叉の震えから純粋な電子音響を生成しているところである。この作品は、一聴したところ透明な電子音が持続と変化と切断の中でコンポジションされるポスト・デジタル・ミュージック作品に聴こえるし、たしかに、コンピューターによって制御されてもいるのだが、しかし、その音は、音叉とその装置の接触による物質的な震動なのだ。それこそが、ほか(の電子音響作品)にはない、新しさに思える。事実、本盤の響きをよく聴いてみると、そのトラックを満たしている震動には、微細なアナログ感があり、それがフェティッシュな音の快楽を生んでいる。デジタルな音の生成とアナログで物質的な音の震動の交錯とでもいうべきか。

 アルバムは33分程の1トラックだが、音は変化を繰り返すので飽きることはない。冒頭からガラスを弾くような響きが間をおいて繰り返され、残響から別の音の層が空気のように生まれ出ていく。さらに打撃音が持続の中に打ち込まれ、光のようなアンビエンスの層と融合する。透明な打撃と持続。微細なノイズの粒。微かなノイズから生まれるクリッキーなリズム。パチパチとした細かいリズムに、ガラスのカーテンのような音の交錯。それらはまたも非反復的な打撃音ともに消え去っていくのだが、そこからさらに氷のように冷たく透明なサウンド・カーテンやマイクロ・ノイズが幾層にも生まれ出る……。

 個人的には、やはり9分から12分あたりで展開されるクリッキーなリズムと、砂時計のような微細なノイズと空間を揺らすような透明な音が交錯するあたりが好みだが、全33分、どの瞬間も、透きとおっていて、美しい緊張感がある。そのクリスタルな音の持続は電子音楽と非電子音楽の間を越境し、音の磁場・震動・環境は、マシニックな緊張と官能性の中で見事に刷新されている。まさに2014年、ポスト・デジタル・ミュージックの最前線。必聴のアルバムである。

 最後になったが、ニコラ・ベルニエは、ボールドというインプロ・ノイズ・ユニットとしても活動しており、昨年はカセット作品『FMV/SHR』を発表した。こちらもインターネットにパフォーマンス動画がアップされている。まるでボードゲームをプレイするかのように3人向かい合ってのラップトップでパフォーマンス。ユニーク極まりない。


MASUO (Lighthouse Records / Gallery) - ele-king

自分がSound System/Lightingを担当しているSunday Afternoon Party「ギャラリー」を3/9青山CAYで開催します。
皆さんお誘い合わせの上お越しください!

■3/9 (Sun) Sunday Afternoon Session "Gallery" at Cay
Open: 17:00~24:00
Admisson Fee: 2,000yen
Music by DJ Nori, Fukuba, Alex from Tokyo, Kenji Hasegawa
Food: Rico Curry (カレー), Cacao∞Magic (ローチョコ), 玄米おむすび
https://www.facebook.com/RestaurantCAY

■3/5 (Wed) "Tree - Smoker Edition" at Aoyama Zero
OPEN :22:00
Door:2000yen (1d) W/F:1500yen(1d)
Special Guest DJ: DJ FUKUBA
DJ: DJ NORI, YUKI TERADA

■3/7 (Fri) "3on3" at Bonobo
60min of f**k match by MASUO x G.O.N. x DJ BAJA aka 元カレー屋まーくん
Special foods "のぐち亭" by Yukancois [ROOM FULL OF RECORDS]
Welcome Ladies: YUKIKO & CHIE
Fee: 1,000yen
https://bonobo.jp/

■3/26 (Wed) "MASUO 5hours Exclusive Set" at Kieth Flack (福岡)
OPEN: 20:00 - 25:00
https://www.kiethflack.net/

■3/29 (Sat) "World Invader" at SHeLTeR (八王子)
GUEST INVADER: イケダマスオ aka MASANORI IKEDA & MASUO
WORLD INVADER: MR.KEI (SAL), FUJINO▼ (feel), SANCHE☆
INVADER MIXER: SHO-DEN (Surprise Audio Lab)
https://www.at-shelter.com/

=== 2014 Early Spring Chart ===


1
Grandbrothers - Ezra Was Right - Film

2
Fat Freddy's Drop - Mother Mother (Cosmodelica Remix) - The Drop

3
Africaine 808 - Lagos, New York - Golf Channel Recordings

4
Whilst - Everything That Was Was There - Optimo Music

5
David Bowie - Love Is Lost (Hello Steve Reich Mix By James Murphy For The DFA) - Columbia

6
Paqua - Late Train (Emperor Machine Mix) - Claremont 56

7
Bah Samba - Here For Now - Village Again

8
Wild Rumpus - Musical Blaze-Up - Bitches Brew

9
Mantis - Yoru no Tobari feat. Mahina Apple - 3rd Stone

10
Kuniyuki - Precious Hall (Secret Street Mix) - Natural Resource

JAY DANIEL - ele-king

 昨年、デビュー・シングルをセオ・パリッシュ(今日のハウス・シーンにおいて、おそらくもっとも影響力のある人)のレーベルから発表、そして来週にはデビューアルバムをカイル・ホールのレーベルから出す予定の、若干23歳、ジェイ・ダニエルが初来日する。まずはこのボイラールームでのDJを見てくださいよ。ちゃんとレコードとターンテーブル使っているし。

 

 お母さんが、カール・クレイグが作ったガラージ・ハウスの傑作、“スターズ”で歌っていたナオミ・ダニエルだって事実だけで、往年のファンには大受けだったジェイ・ダニエルだが、そのバイオに相応しく、DJの腕もたしかだ。90年代後半のムーディーマンとセオ・パリッシュのタッグのように、2010年代、彼とカイル・ホールが、シーンに新しい風を送る。渋谷モジュールでの1回キリのDJ。 伝説の夜に、GO THERE!


■2014.3.15(土) module

Dope Dive -JAY DANIEL-

23:00~

2000 (with flyer) | 2500/(door)

Jay Daniel (Fundamentals / Sound Signature)
Tommy (Technique/V.)
DJ MUCKY (Vinylists)

Shota Tanaka (Beaten Space Probe/Disco Deviance)
Ryo Nakahara (Ranamusica / Lighthouse Records)
Masashi Matsu i(L.S.S TRAXX / Loudspeaker Survey)
DJ STOCK (World Spin / JMC)


 時代が動くときはいっきに動くもの。ゆっくりと予兆があって、いきなりどかっと変化する。ハウス・ミュージックが90年代リヴァイヴァルという華やかなトレンドとなったその裏側では……レフトフィールドな事態になっている。カッセム・モッセは、ロンドンの野心的な〈ノンプラス〉(アクトレスのリリースなどで知られるボディカのレーベル)、ベルリンのハーワックス系の〈ワークショップ〉、オマー・Sの〈FXHE〉など、カッティング・エッジなレーベルからの作品で知られる。彼のライヴセットが3月22日の代官山UNITでおこなわれる。
 これ、代官山UNITと格好いいTシャツで知られる〈THE TRILOGY TAPES〉、そして我らがスケシンがデザインするファッション・ブランド、C.Eとの共同企画。メインには、DJノブも出演する。下の階では、C.EのスタッフもDJ。音楽が変化する、この瞬間に出会おう。

 〈WORKSHOP〉からのリリースによりブレイクしたKASSEM MOSSE(カッセム・モッセ)がライヴ・セットで再来日!  先述した〈WORKSHOP〉をはじめ、〈FXHE〉、〈Laid〉、〈nonplus〉など多数のレーベルからエレクトロ~ディープ・ハウス~テクノの境界線を横断するオリジナリティ溢れるトラックを発表し、その存在を揺るぎ無きものとしているKASSEM MOSSE。待望のニュー・アルバム『Workshop 19』のリリースもアナウンスされた異才の、まさに絶好のタイミングでの再来日に注目してほしい。
 さらに、KASSEM MOSSEもカタログに名を連ねるUKのレーベル、〈THE TRILOGY TAPES〉を主宰し、古くは〈Mo’Wax〉のヴィジュアル・ディレクションを手掛け、最近では〈THE TRILOGY TAPES〉はもちろん〈Honest Jon's Records〉など名だたるミュージックレーベルへデザインを提供するWILL BANKHEADの出演も決定。そして日本からはKASSEM MOSSEの過去2回にわたる来日時にも競演を果たしているDJ NOBUが3時間のDJセットで参戦。確固たる存在感を放つ3者の競演が果たしてどのような空間を生み出すか、興味は尽きない。
 なお、この日はSk8thingが手掛けるストリート・ウエアブランド〈C.E〉と〈THE TRILOGY TAPES〉が〈UNIT〉とタッグを組み開催するパーティであり、階下のSALOONには〈C.E〉ディレクターのTOBY FELTWELLをはじめ同ブランドと馴染み深いキャストが名を連ねる他、〈C.E〉×〈THE TRILOGY TAPES〉によるTシャツも会場限定で発売。

2014/03/22(SAT)
@ DAIKANYAMA UNIT & SALOON

[UNIT]
LIVE:
KASSEM MOSSE (WORKSHOP, THE TRILOGY TAPE, FXHE)

DJs:
WILL BANKHEAD (THE TRILOGY TAPES)
DJ NOBU (Future Terror, Bitta)
GENKI (Yuk, UV)

[SALOON]
DJs:
CLOAK DAGGER(Stray form the path)
TOBY FELTWELL
KOKO MIYAGI
1-DRINK
LIL' MOFO

OPEN/START 23:00
ADV.3,000yen DOOR 3,500yen

TICKET OUTLETS: e+ / diskunion 渋谷 Club Music Shop / diskunion 新宿 Club Music Shop / diskunion 下北沢 Club Music Shop / diskunion 吉祥寺 / JET SET TOKYO / TECHNIQUE / Clubberia / RA / UNIT

MORE INFORMATION : UNIT 03-5459-8630
https://www.unit-tokyo.com


Asusu (Livity Sound / Project Squared) - ele-king

Asusuが3月29日に-Flower War- Life Forceで初来日する。彼はPeverelistとKowtonと同じレーベルでライブユニットである”Livity Sound”のメンバーで、UKブリストルから、ベースミュージック以降のシーンにテクノやハウスの実験精神を持って、ダブステップやダブの最良の部分を組み合わせたサウンドを追求し続けている。昨年はLivity Soundのセルフタイトルアルバムや、Pevとの共作シングルといった傑作をリリースし、2013年のRA Pollではレーベル部門で見事1位に輝いた。Asusuは3月28日(金)に豊橋Quark、29日(土)原宿The Sad Cafe STUDIOでは、90年代初頭より20年以上にも渡り、国内でオープンエアパーティー、ウェアハウスパーティーのカルチャーを根付かせてきたLife Forceに登場する。3月26日(水)にはDOMMUNEへの出演も予定されている。Asusuによるテクノとハウス、ガラージュ、ダブステップが融合した現行ブリストルサウンドをAsadaのサウンドデザインで是非体感してみてほしい。

Asusu Tour Dates
3/26 (水) Life Force Presents BROADJ at DOMMUNE, 渋谷
3/28 (金) Paranoid at Grand Space Quark, 豊橋
3/29 (土) -Flower War- Life Force at The Sad Cafe STUDIO, 原宿

限定前売りチケット発売中 -Flower War- Life Force 3/29 (土)
Feelgood Shop

Asusu
Soundcloud | Facebook | Twitter

Life Force

a top 10 of old and new bits I'm playing at the moment...


1
Zenker Brothers - Vamp Like - Tresor

2
Iori - Wave - Phonica White

3
Kobosil - Aggregate - Unterton

4
Photek - Glamourama - Science

5
Hodge - Renegades - Ytivil Dnuos

6
Batu - Spooked / Clarity(Dismantled) - Ytivil Dnuos

7
Skudge - Wonder Stories - Skudge

8
DJ Dozia - Pop Culture #1 - Ovum Recordings

9
Elgato - We Dream Electric - Elgato

10
Rashad Becker - Traditional Music of Notional Species - PAN
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