「小説家」の二〇年 「小説」の一〇〇〇年/ササキアツシによるフルカワヒデオ
古川日出男 佐々木敦(著)
2018/7/30 本体 2,500円+税 ISBN:978-4-909483-03-4
小説家は何を考え、どのように前に進むのか
二〇年にわたり小説という怪物に全身で挑み続け、数々の超大作を送り出してきた作家・古川日出男
そしてそれを見守り、時には「作家・批評家」の枠を超えて並走してきた批評家・佐々木敦
対話を重ね、ときに赤裸々に苦しみをさらけ出しながら、創作の根源と小説の原理に迫るドキュメント!
■著者プロフィール
古川日出男
小説家。1966年福島県生まれ。
佐々木敦
1964年生まれ。批評家。HEADZ主宰。小説、音楽、映画、舞台芸術、アートなど、複数ジャンルを貫通する批評活動を行う。
『「批評」とは何か』『「4分33秒」論』『批評時空間』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『シチュエーションズ』『未知との遭遇』『即興の解体/懐胎』『ニッポンの思想』『テクノイズ・マテリアリズム』『ゴダール・レッスン』など著書多数。
■目次
小説家の、苛烈なる饒舌 ―まえがきにかえて― 佐々木敦
第一章 ルーツなき作家の誕生と再生の記録 二〇〇七年
第二章 朗読をめぐって 二〇〇八年
第三章 『聖家族』をめぐって 二〇〇八年
第四章 「対談」という「未知との遭遇」 二〇〇九年
第五章 全部小説のためにやっている 二〇一〇年
第六章 不可逆的な出来事の後に 二〇一三年
第七章 歴史を物語る声 二〇一四年
第八章 「三」をめぐる三時間 二〇一五年
第九章 エクストリームなミライへ 二〇一八年
あとがきにかえて
古川日出男 略年譜
作品紹介
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