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小さな演劇の大きさについて

佐々木敦(著)

2020/6/3   本体 2,800円+税   ISBN:978-4-909483-56-0

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テン年代演劇の「いま」と「ここ」

新しい演劇はどこにあったのか──
テン年代日本演劇シーンをつぶさに目撃してきた批評家・佐々木敦による、初の演劇批評集!

平田オリザ、岡田利規とチェルフィッチュやそれ以降の「言葉」と「身体」の挑戦、ケラリーノ・サンドロヴィッチの不条理と笑い、神里雄大と岡崎藝術座・ノゾエ征爾とはえぎわ・木ノ下裕一と木ノ下歌舞伎等々の若手作家/劇団たち

目次

0 ─ 小さな演劇の小ささについて

1 ─ 「現代口語演劇」のアップデート
岡田利規へのファースト・インタヴュー
チェルフィッチュ『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』
岡田利規著『遡行 変形していくための演劇論』
『地面と床』の上と下
地理的身体たちの演劇 『プラータナー:憑依のポートレート』
アンドロイドはロボット演劇の夢を見るか?──平田オリザの転回
松田正隆/松本雄吉『石のような水』
(演劇の)零度のエクリチュール──松田正隆とマレビトの会論
空き家の「二階」はどこにある?──『東京ストーリー』
地点──「非=自然主義」の演劇
「チェルフィッチュ以後」以後のニッポンの演劇

2 ─ アングラ・不条理・笑い
かつて不条理と呼ばれたもの──ケラリーノ・サンドロヴィッチ論、その1
怪物とは何か? 祈るのは誰か? │ 『祈りと怪物』
二〇一三年のゴドー │ 『ゴドーは待たれながら』
条理なき笑いの彼方に │ ケラリーノ・サンドロヴィッチ論、その2
サンプル『あの人の世界』、或いは動物化するポストモダン演劇
エスエフ・ヘンタイ・サンプル
語ること、語れること、語らぬこと、語れぬこと │ 遊園地再生事業団『トータル・リビング 1986‐2011』
飴屋法水/ロメオ・カステルッチ『宮沢賢治/夢の島から』
飴屋法水/椹木野衣『グランギニョル未来』
朗読と上演 │ 古川日出男『ローマ帝国の三島由紀夫』

3 ─ 新しい演劇はどこにあるか?
「演劇2.0」への/からの道程
岡崎藝術座『隣人ジミーの不在』
快快『Y時のはなし』
私の(偏)愛する劇団たち
はえぎわ
「ことば」の彼方へ? フェスティバル/トーキョー
ミュージカルシアター2013
若手劇作家たち
「演劇」とは何か?
別役実的な社会
アダプテーション2015
木ノ下歌舞伎
身体・舞台・アート
純粋劇作家、松原俊太郎
Twitterには書かなかったこと
下北ウェーブはニューウェーブか?
極私的小劇場若手俳優ベストテン
渋谷慶一郎『Scary Beauty』
アピチャッポン・ウィーラセタクン『フィーバー・ルーム』
響きあうアジア2019
演劇のことば 詩のことば
匿名劇壇『大暴力』
小泉明郎『縛られたプロメテウス』
シティキラーは何処にも落ちなかった

この本を読みながら考えたこと(あとがき)


著者
佐々木 敦 (ささき あつし)
1964年生まれ。HEADZ主宰。芸術文化の複数の分野で活動する。著書に、『私は小説である』(幻戯書房)、『この映画を視ているのは誰か?』(作品社)、『アートートロジー』(フィルムアート社)、『新しい小説のために』(講談社)、『ゴダール原論』(新潮社)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『シチュエーションズ』(文藝春秋)、『批評時空間』(新潮社)、『即興の解体/懐胎』(青土社)など多数。

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