「PAN」と一致するもの

Chart by Lighthouse Records 2010.03 - ele-king

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1

BURNT ISLAND CASUALS

BURNT ISLAND CASUALS SCOTH HOP / TRUTH & TEMPTATION UNDER THE SHADE / UK / 2010.3.16 »COMMENT GET MUSIC

2

SOCIAL DISCO CLUB

SOCIAL DISCO CLUB I'M GOOD FOR YOU HANDS OF TIME / UK / 2010.2.23 »COMMENT GET MUSIC

3

SLY MONGOOSE

SLY MONGOOSE NOITE ENE / JPN / 2010.3.18 »COMMENT GET MUSIC

4

ROBERTO BOSCO

ROBERTO BOSCO MY UNIVERSE EP WAVE MUSIC / US / 2010.2.23 »COMMENT GET MUSIC

5

RON TRENT

RON TRENT THE POWER OF SOUND FUTURE VISION / US / 2010.3.9 »COMMENT GET MUSIC

6

AGARIC

AGARIC CLUB TRACKS VOL.3 WE_ARE / GER / 2010.3.9 »COMMENT GET MUSIC

7

REZKAR

REZKAR ABOVE THE CLOUDS RUNNING BACK / GER / 2010.3.16 »COMMENT GET MUSIC

8

ROLAND SEBASTIAN FABER

ROLAND SEBASTIAN FABER GROPIUSSADT EP AUBE RECORDS / NED / 2010.3.9 »COMMENT GET MUSIC

9

ANALOG ROLAND ORCHESTRA

ANALOG ROLAND ORCHESTRA MIDNIGHT TIL NOON PASTAMUSIK / GER / 2010.3.2 »COMMENT GET MUSIC

10

BURRO MORTO

BURRO MORTO VARADOURO ORIKI / FRA / 2010.3.2 »COMMENT GET MUSIC

CHART by JET SET 2010.04.01 - ele-king

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1

FRANCOIS K.

FRANCOIS K. HERTBEAT PRESENTS FRANCOIS K. X AIR »COMMENT GET MUSIC
Francois K.最新ミックスが登場!!Derrick Mayによる13年振りのMix CDリリースで話題となった代官山"AIR"発"Heartbeat"第二弾は、ハウス・サウンド更新の鍵を握るNYの重鎮Francois K.!!

2

FOUR TET

FOUR TET SING »COMMENT GET MUSIC
■'10年ベスト候補筆頭■絶世の美麗トラックをFloating Pointsがリミックス!!ご存知レフトフィールド・ミニマル天才Four Tet。傑作5th."There is Love in You"からの2nd.カットは、既に大人気のあの曲。美し過ぎます!!

3

HAPPY BIRTHDAY

HAPPY BIRTHDAY S.T. »COMMENT GET MUSIC
メチャクチャおすすめー★Sub Popが送り出すスーパー・カラフル・ファズ・ポップ・バンド!!名門Sub Popから登場したヴァーモントの3ピース、Happy Birthday。噂のデビュー・アルバム到着しました!!爽快甘酸っぱメロが駆け抜ける激名曲M-1を筆頭に、全曲最高すぎます!!

4

DJ DUCT

DJ DUCT BACKYARD EDIT PT.2 »COMMENT GET MUSIC
海外でも大好評だったエディット・シリーズ、待望の第2弾!!サンプリング・ファンク的王道ヒップホップ・ビーツに、ダブ的要素を散りばめたルーツ・ロックな曲まで、実にバラエティーに富んだ内容に。

5

PANTHA DU PRINCE

PANTHA DU PRINCE STICK TO MY SIDE »COMMENT GET MUSIC
☆特大推薦☆お待たせしました。Four Tetリミックスも搭載の特大傑作です!!レーベルメイトEfdeminと主宰に加え、なんとまさかのFour Tetリミックスまで搭載。これがまた笑えてくるほどに完璧な仕上がりなのです~!!

6

COBBLESTONE JAZZ

COBBLESTONE JAZZ MODERN DEEP LEFT QUATET »COMMENT GET MUSIC
傑作「23 Seconds」以来3年ぶりとなるCobblestone Jazzの2ndアルバム!Wagon Repaieを主宰するMathew Johnson率いるCobblestone Jazz。The Moleを加え4人編成となり完成させた圧倒的な完成度を誇る1枚!

7

RUBY SUNS

RUBY SUNS FIGHT SOFTLY »COMMENT GET MUSIC
ニュー・ジーランドのマジカル・トロピカル・ポップ・バンド。大成長の2nd.アルバム!!Sub PopからのUS盤リリース!!めちゃくちゃ素晴らしいです。

8

COLE MEDINA

COLE MEDINA RED HOT »COMMENT GET MUSIC
遂に来ましたよ、人気急上昇のCole MedinaがPrins Thomas主宰Internasjonalに参戦!!House Arrest、American Standardでお馴染みのファンキー・カリフォルニアンのInternasjonal参戦。The Moleリミックスも収録で鬼に金棒のマスト盤です!!

9

CHRISTIAN PROMMER

CHRISTIAN PROMMER DRUMLESSON ZWEI JAGUAR / GROOVE LA CHORD »COMMENT GET MUSIC
デトロイトの2大名曲のジャズ・リメイク出ました!!間もなくK7よりリリースが予定の最新アルバム『Drumlesson Zwei』からの先行シングル・カット作品はあのURきっての名曲"IaguarとAril Brikhaによる"Groove la Chord"とヤバイ選出!!

10

JULIAN JEWEIL

JULIAN JEWEIL BABOU »COMMENT GET MUSIC
Pulus 8から規格外なドラッギーEPが登場!!FigureやCraft MusicそしてCocoon等から作品をリリースするJulian Jeweilがやはりドラッギーなリフが飛び交うフロア・キラーな作品をリリース!!

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1

SCUBA

SCUBA Triangulation HOTFLUSH / JPN / 2010/3/27 »COMMENT GET MUSIC
新たなるDUBSTEP新世紀の幕開け!! 自身のレーベルよりリリースされた2NDアルバム。 OSTGUT TONからのMIX CDでもダークなテクノとも重なり合う独特の価値観を提示したシーンのキーマン。モチロン近作でもメタリックなリズム、退廃的な未来感を感じさせるシンセのメロ、DRUM&BASS、UK BREAKS辺りにも近しいタフなベースライン。まだDUBSTEPを体感していない人にも是非。(I)

2

FRANCOIS K

FRANCOIS K Heartbeat Presents Mixed By Francois K LASTRUM / JPN / 2010/3/24 »COMMENT GET MUSIC
DERRICK MAYによる第1弾の勢い冷めやらぬ中、フランソワによる第2弾がリリース!! 70年代のNYから現在まで、常にダンスミュージックの中心で輝いてきた巨星。今回は自身が運営する「WAVE MUSIC」絡みの音源をメインに、TECH HOUSE、DUB TECHNOをスムースにMIXしたフロア直結の陶酔型作品。(I)

3

COBBLESTONE JAZZ

COBBLESTONE JAZZ Modern Deep Left Quartet !K7/ULTRA-VYBE / JPN / 2010/3/24 »COMMENT GET MUSIC
間違いなく今年を代表する作品です。類似品のない独自の「JAZZ」感を表現しきった1STアルバム「23 SECONDS」から3年を経てリリースされた2ND アルバム。先行12inchでも見られた、これまでのスタイルをさらに推し進めた図太いGROOVEは本作でも健在。ディスクユニオン限定の特典として来日時のLIVEを収めたDVD-Rが付きます。(I)

4

DJ YOGURT & KOYAS

DJ YOGURT & KOYAS Chill Out THIRD-EAR / JPN / 2010/3/10 »COMMENT GET MUSIC
未だに売れ続けるロングセラーMIX CD「AMBINET FOR HARD WORKIN' PEOPLE」でもおなじみのヨーグルトがコヤス氏と組んで、あの名作「CHILL OUT」のカバーアルバムを発表!! コラージュ、SE、様々なAMBIENT的要素を組み合わせて新しく蘇った「CHILL OUT」。この作品も長い間愛される作品となることでしょう。(I)

5

GREG GOW

GREG GOW Pilgrimage EP TRANSMAT / US / 2010/3/19 »COMMENT GET MUSIC
歓喜!!! デリック・メイ主宰「TRANSMAT」レーベル復活!!! 先日リリースされたデリックのMIX CDでも終盤で強い印象を与えたあの曲です!! STRINGS OF LIFE時代から変わらない「TRANSMAT」らしいストリングスのフレーズとシンセ使いの組み合わせを、完全フロア対応型で成立させたエクストリーム・トラック!!!(I)

6

VARIOUS ARETIST

VARIOUS ARETIST Cecille Italy CECILLE / GER / 2010/3/24 »COMMENT GET MUSIC
EUのMINIMAL│HOUSEシーンの重要レーベル「CECILLE」からイタリア人プロデューサーをセレクトしたオムニバスが登場。アンダーグラウンドな顔ぶれですが、「CECILLE」のフィルターを通過しているだけに、全曲即戦力。個人的なオススメは、重心の低いGROOVEと酩酊感がたまらんLEON、オルガン使いとハウシーなハイハットがNICEなPIRUPAあたりをチョイス。(I)

7

DANI CASARANO & FELIPE VALENZUELA

DANI CASARANO & FELIPE VALENZUELA La Tulipe EP CADENZA / GER / 2010/3/24 »COMMENT GET MUSIC
絶好調レーベル、ルチアーノ主宰「CADENZA」より異色JAZZ MINIMALが登場!!! 南米チリのDANI CASARANOとFELIPE VALENZUELAによるトラックで、エレガントでモダンなJAZZピアノと、CADENZAらしいパーカッションでミックスしたA面。B面はVOICEサンプリングと美麗なピアノをMIX。こちらも盛り上がり間違いないです。(I)

8

V.A.

V.A. Don't Believe The Hype OSLO / GER / 2010/3/24 »COMMENT GET MUSIC
レーベル発足から3年、間違いなくミニマル・ハウスのトップレーベルの一つへと躍進を遂げたOSLOが届けてくれた渾身の12インチ4枚組! CHRISTIAN BURKHARDT、JOHNNY D、FEDERICO MOLINARIといった主力アーティストが、セクシーでグルーヴィーな"本物の"フロア向けミニマルをドロップ! DON'T BELIEVE THE HYPE!(S)

9

GLENN UNDERGROUND

GLENN UNDERGROUND AFRO GENTE SUPERB ENTERTAINMENT / FRA / 2009/4/2 »COMMENT GET MUSIC
確か07年のマイアミWMC、毎日Glennを追っかけてその都度彼がプレイしていた曲。めでたく12インチリリースで間違いなく大ヒット(!)かと思いきや、当時はそれ程騒がれませんでしたね。Theo Parrishがセットに組み込むようになり、先日のDerrick MayのCDにも収録。3年越しでようやくヒットに至った遅咲き演歌ヒット曲のような1枚。(Y)

10

PINK SKULL

PINK SKULL ENDRESS BUMMER MUSIC 4 YOUR LEGS / JPN / 2010/3/5 »COMMENT GET MUSIC
1stアルバムがそこそこ話題になったNYのサイケロック(?)バンドの2nd。ドロドロになり過ぎないための聴きやすいダンスロック~ESGのような臭いもしなくも無い曲もありつつ、中盤から後半はいろんな意味で"bummer"な少々OD気味にトバす「あっち側で鳴ってる音」ばかり。どなたか野外フェスに呼んでくれないですかね?(Y)

[Drum & Bass / Dubstep] by Tetsuji Tanaka - ele-king

1.F / Energy Distortion Part 1 ~ 3 | 7even

 フランスと言う国は、「優雅で艶やか、華々しく華麗」などとイメージしてしまう。実際、表面上はそう見える。筆者はフランスという国の思想、国民性、感性がとても好きで、すでに5~6回は訪れたのだが、毎回その裏の顔に驚かせられる。コスモポリタンならではの荒んだ一面が随所にあるからである。貴族階級の華々しさとコスモポリタンが融合した何かそのフランス独特のギャップに魅了されるのかもしれない......ビューティ&ダーティの反面性が違った形で自身を共鳴しているようで。フランスのようにもっとも芸術産業が国民的支持を得ている国柄で創られるダブステップ......まさにエフのサウンドはこの影響下に培われた産物だ。
 
 そのサウンドをひも解くとアンダーグラウンド・ミュージックの神髄である地下音楽さながらの暗黒感が少し漂うアトモスフェリックにフランスの洗練された気品に満ちた感覚を取り入れたサウンドが垣間みれる。このサウンドは、さまざまな要素が入っている。が、一貫した構築、一遍の迷いもないプログラミングは、 ほぼミニマルを注入したダブステップである。聴いてみると......昨年大ヒットした2562のセカンド・アルバム『アンバランス』に酷似した感覚を憶えるが......次第に......"酷似"していると感じた自分の無知さ加減に恥ずかしくなる。ダブステップのアナザーサイドと捉えれるその深くもソフィスティケイトされた独創的創造性、これがフランス産のオリジナル・ダブステップなのだと。
 
 エフのメイン・リリースを担っている〈セブン〉は、グレッグ・G率いるミニマルライクなダブステップ・レーベルである。筆者もDBSにてグレッグ・Gとは何度も共演したこともあって、実際素晴らしい人柄の人物だが、レーベルの方向性に関しては、るぎなく、しかも時折遊び心のあるフランス的感覚を持っている。ダブステップ最重要レーベルのひとつだろう。ちなみにその他に所属しているアーティストは、ヘリクサー(Helixir)、リクハン(Likhan)など。今後の動向にも注目である。

2. Jack Sarrow / Terminal/Tormented | Tectonic

 今日のベース・ミュージックにおけるニューウェイヴ="ダブステップ"の発展に大きく貢献しているのが〈テクトニック〉である。UKにおけるピュア・ダブ・カルチャーの音楽都市であるブリストルを拠点に、レーベル・モットーの「If your chest ain't rattling, it ain't happening」(胸が高ぶらなければ何も起こってない証拠)が示す通りの活動を続け、すでに数々のビック・アンセムを世に送り出している。ダブステップが南ロンドンにてガラージの突然変異的に誕生してから、それを先導したアーティストたち(デジタル・ミスティック、シャックルトン、ホース・パワープロダクションズ、ローファーなど)が、こぞってダークなガラージ・サウンドを土台とするダブステップに傾倒していったなか、ピンチはダブ、ミニマル、グライム、ガラージをシャッフルしたニュー・フォーム・サウンドで大きな支持を集めている。彼の音楽的バック・グラウンドにおいて、ダブと同等に大きな影響を与えたのが"ディープ・ミニマル"だ・ベルリンのベーシック・チャンネルやチェーン・リアクション、そしてリズム&サウンド......。いわゆるミニマル・ダブである。その影響は現在でもレーベルに色濃く反映されている。
 レーベルは今年に入っても勢いが衰える気配はなく、刺激的なリリースを続けている。昨年、筆者ともUNITフロアで共演したピンチがダブでスピンしていたのがジャック・スパロウによる"Terminal"である。そのディープで濃密な一夜に相応しく、それは暗く蠢きながら響きわたる残響感たっぷりのトライバル・テック・ファンキーで、レーベルのテイストを残しつつ、今年最注目のアーバン・ムーヴメント"UKファンキー"を効果的に取り入れたフロアサイド・ステップとなっている。フリップサイドの"Tormented"だが、まるでベルリンとブリストルをミックスしたかのような暗黒地下ダブステップ、シャックルトンの〈スカル・ディスコ〉へのアンサー・バックと捉えたいほどだ。年々活発しているテクノ/ミニマルとの交流は、お互いのジャンルがマンネリズムを打開する起爆剤としても機能しているのである。
 さて、〈テクトニック〉の新たな核になろうとしているジャック・スパローだが、そのデビューは、2007年〈センスレス(Sensless)〉からリリースされた「Spam Purse」であった。その後、2008年テクトニックのサブ・レーベル〈イアーワックス(Yearwax)〉からの「For Me/Lights Off」、マーク・ワンの〈コンタージャス(Contagious)〉からの「I And I」で頭角を現し、彼の名前を決定的にしたのは、2009年ピンチの「Get Up」のジャック・スパロウ・ミックス)である。そして、テクトニックからの前作「The Chase」......。今年も彼の高度かつ深いプロダクションから目が離せそうにない。

3. LV & Untold / Beacon | Hemlock

 いまや奇才として名高いアントールド主宰の〈ヘムロック〉。UKベース・カルチャーを最先端ニュー・ガラージ・サウンドで引っ張る彼だが、レーベルの起源は2008年「Yukon」に遡る。独特の変拍子によるビート・パターンとミニマルが持つ無機質な静寂性、ガラージが持つヒプノティックで柔軟な高揚性、どこかポスト・ロック的アプローチも垣間みれるサウンド・コントロールによって、ダブステップのシーンのみならず他ジャンルからも注目されているプロデューサーである。今作は、〈ハイパーダブ〉からのリリース「CCTV/Dream Cargo」やアントールド自身の「Walk Through Walls」のリミックスを手掛けたダビー・エレクトロの旗、LVとタッグを組んでいる。フリップサイドには〈ホットフラッシュ〉から「Maybes」、「Sketch On Glass」を発表したUK3人組のホープ、マウント・キンビー(Mount Kimbie)がリミキサーとしてセットアップする。遊び心を取り入れつつエレクトロ色の強いダブステップで、まさにたコンテンポラリー・ニュー・ガラージといったところ。リリースされるごとに〈ヘムロック〉の歴史が塗り替えられ、吸収した先に......また生まれる。

4. Donae'o / Riot Music | Diigital Soundboy

E王 これは先日の3月16日のダブステップ会議@DOMMUNEにて、飯島直樹さんが推薦したドネオーの「Riot Music」だ(......ダブステップ会議では、とても有意義な時間を共有できました。野田さん、飯島さん、エクシー君およびdommuneのスタッフの方々全員に深くお礼申し上げます)。さて、アーバンR&BとしてのUKガラージ・シーンにおける至高の存在、ドネオーは、昨年発表したUKファンキーを取り入れた傑作『Party Hard』によってシーンで大きな話題となった。その最新リリースは何とシャイ・エフェックスの〈デジタル・サウンドボーイ〉から発表。〈デジタル・サウンドボーイ〉と言えば、昨年の7月の〈DBS〉にて待望の再来日を果たしたシャイ・エフェックスと最新アルバムによって不動の地位を確立したダブステップ・プロデューサー、ブレイキッジを主軸とするベースライン・トップ・レーベルである。今回の「Riot Music」では、リミキサーにダブステップ界のエース、スクリームを起用。〈デジタル・サウンドボーイ〉からの前作「Burning Up」と同様に、初期ジャングルに回帰するかのように、懐かしのレイヴ・ジャングルを彷彿とさせるアーメン・ブレイクを打ち出している。
 ところで、ジャングル/ドラムンベースではごく一般的なビート・パターンであるが、スクリームがふたたび持ち出して脚光を浴びているブレイクビーツの代名詞"アーメン・ブレイク"を解説しよう。そのオリジナルは、ウィンストンズ(The Winstons)の"Amen, Brother"曲内の8小節のドラムにある。それをさらにサンプリングして、ループして、広く用いられている。それはソフト"ReCycle!"――サンプル・ビートを分解、構築してブレイクビーツを再生成する――よって幅広くシーンで重宝されるのである。
 スクリームのような大物トップ・プロデューサーが自身の影響を明かすような作品をリリースすることによって、ダブステップとドラムンベースは今後も"親戚"のような関係を保ち続けるだろう。インフィニティーと呼ばれるUK名うてのダンス・ミュージック・カルチャーとしてお互い存在し続けているのだから。

5. Headhunter & Djunya / DJG & XI / El Presidente/Putney Says | Surefire Sound

 前回のサウンド・パトロールでも紹介したサンフランシスコ発〈シュアフィイアー〉だが、早くも第二弾がリリースされた。今回は、広くテクノ・シーンでも通用するであろうトラックを要している強力なアーティストで、2組のコラボレーションを実現している。シーンの代表レーベル〈テンパ〉などからカッティング・エッジなリリースを続けるヘッドハンターと元ドラムンベース・プロデューサーであったジュジュ率いる〈ナルコ・ヘルツ(Narco Hz)〉からテッキーでオーガニックなダブステップを発表しているDJアンヤが組んで生まれたテック・ダブステップである。もうひと組は、同じくサンフランシスコを拠点し〈ナルコ・ヘルツ〉、〈アンタイトルド!(Untitled!)〉、〈チューブ10(Tube 10)〉などから傑作を発表しているテッキー・ダブステッパーのDJジーとカナダ・トロント出身でテック・ミニマル・レーベル〈イマーズ(Immers)〉からの「000」が話題となったザイがコンビを組んで、ダークでミニマル・インフルーエンスなテクノ・シンフォニック・サウンドを披露する。フロアの空気感を一瞬のうちに変えうる力を持ったトラックで、使うものの意志とは無関係に作用する攻撃的なシンセ群が......防御反応を無力化させる最先端のリーサル・ウエポンとも言えるだろう。解放のさらにそのまた向こう側へ......。

6. Ben Verse / Flip The Coin | Wheel & Deal

 〈クランチ・レコーズ〉というディープ・アトモスフェリックなドラムンベース・レーベルを率いていたバース(Verse)がペンデュラムの一員としてのビッグ・ヒットを成し遂げて早2年......そのあいだ、ダブステップの末恐ろしい躍進が破竹の勢いで進行......誰も止められない速度で世界中で感染し続けている。その勢いはいろいろなプロデューサーやDJを巻き込んでいるが、彼らも例外でなく、いち早くペンデュラムのアルバムなどで取り入れていた。そしていま、エヌ-タイプ(N-Type)の〈ウィール&ディール〉からベン・バース名義でダブステップ界におけるソロ・デビューを果たす。
 硬質かつマッシブなビートと妖しくも切ないシンセ使いがフロアをより引き立てる"Flip The Coin"。先日の〈dommune〉でも筆者が大変お世話になったフロアライクなアンセムだ。一方の"Inhale"はスライトリーなダビー・リヴァーブ・シンセとシンプルに共鳴するカッティングエッジなフロアダブとなっている。
 それにしても......世界的に有名なロック・ドラムンベースの王者さえも振り向かせ、虜にさせるこのダンス・ミュージック......あらためてダブステップのとんでもない快進撃を感じてしまう。初期のジャングル・シーンのときと同じ現象がいままさにに起こっている。

7. Blokhe4d / Full Circle/Skylines | Hospital

 先日発表したダーク・サイバー/ニューロ・ファンクの集大成的コンピレーションアルバム『Bad Taste Vol.3』でサイバー・シーンをリードする最後の大物伝道師マルディーニ&べガス(Maldini & Vegas)。長らくバッド・カンパニー名義で活躍していた彼らだが、音楽性の違いなどにより、フロントマンであったDJフレッシュとDブリッジが立て続けに離脱し、ソロ・アーティストとして成功を収めるなか、彼らは一貫してバッド・カンパニーの強力サイバー・サウンドを守り続けている。
 そして昨年暮れ頃から、マルディーニ&べガスにユーマン(Uman)も加えた新たなドラムンベース・ユニット、ブロックヘッド(Blokhe4d)を始動。先述のコンピレーションなどで立て続けにサイバー・アンセムを発表し、確実にフロアをロックしている。
 今作はあのリキッド/エレクトロ・ドラムンベースのトップ・レーベル〈ホスピタル〉からニューカラー・ヴァリエーションを携えリリースした。その疾走感溢れるスペイシー・ファンクな空間処理技術を惜し気もなく披露し、エレクトロ感といったトレンドも注入し、絶妙なホスピタル・サウンドとなっている。みんなが待ち望んだ作品がダンスフロアを通して発表される......このサウンドのお陰でフロアは隙間なく満たされるのである。

8. Netsky / Eyes Closed/Smile | Allsports

E王 最近はこんな呼び方をするアーティストは、ほとんど存在しなかった。ドラムンベース・シーンにとって久しぶりに現れたベルジアンの"超新星"と呼ぶべき逸材......と、もはやこう呼ぶべきではないぐらいのスピードで駆け上がったニュー・スター・プロデューサーが、そう、ネットスカイだ。しかもまだ20才前後の幼顔が残る若者だから、これがまた衝撃なのだ。
 ダブステップで例えるならスクリームに近い神童性を感じるネットスカイは〈ホスピタル〉とサインを早々済ませ、「Escape」、「Memory Lane」など現在ダブプレートで席巻しているエレクトロ・ロック・チューンのリリースを控えている。今後さらに期待されるプロデューサーだ。今作「Eyes Closed / Smile」は、ジャンプ・アップ・レーベル〈グリッドUK(Grid UK)〉傘下のリキッド・レーベル〈オール・ソーツ(All Sorts)〉からドロップされた特大エレクトロ・アンセムだ。ドラムンベース・シーンが下降気味な現在において、彼の出現は、今もっともホットな出来事である。数年後にハイ・コントラスト、ブルックス・ブラザーズを凌駕する次代の才能を秘めたアーティストとして、彼のポテンシャルに今後も刮目していかなければならない。どんな時代でも不遇のときこそ、救世主現わる。そう願わずにはいられない存在になるよう願っている。

 さて、最後に、何人かの方からリクエストがあったので、3月16日〈DOMMUNE〉にて筆者のセットのプレイリスト公表します。今後ともどうぞ宜しくお願いします!!

TETSUJI TANAKA - MINIMAL x DUBSTEP set 3/16 DOMMUNE PLAYLIST

1. AL TOURETTES/Sunken〈APPLE PIPS〉
2. SCUBA/Negative〈NAKED LUNCH〉
3. KRYPTIC MINDS/Wondering Why〈OSIRIS〉
4. MONOLAKE/Alaska(SURGEON RMX)〈IMBALANCE COMPUTER〉
5. RESO/Toasted〈PITCH BLACK〉
6. JOSE JAMES/Blackmagic(JOY ORBISON RMX)〈BROWNSWOOD〉
7. PATTERN REPEAT/Pattern Repeat 01a〈PATTERN REPEAT〉
8. BEN VERSE/Flip The Coin〈WHEEL & DEAL〉
9. RAMADANMAN & APPLEBLIM/Justify〈APPLE PIPS〉
10. INSTRA:MENTAL/Futurist〈NAKED LUNCH〉
11. APPLEBLIM & PEVERELIST/Over Here(BRENDON MOELLER RMX)〈APPLE PIPS〉
12.J OY ORBISON/Wet Look〈HOTFLUSH〉
13. F/Energy Distortion〈7EVEN〉
14. VALMAY/Radiated Future〈BLUEPRINT〉
15. MARLOW/Back 4 More〈BOKA〉
16. ROB SPARX/2 Faced Rasta(RESO RMX)〈Z AUDIO〉
17. F & HEADHUNTER/Dedale〈TRANSISTOR〉
18. MARLOW/Druid〈NO COMPANY〉
19. INSTRA:MENTAL/No Future(SKREAMIX)〈NON PLUS〉
20. SCUBA/I Reptured(SURGEON RMX)〈HOTFLUH RMX〉
21. SUBEENA/Circular〈IMMIGRANT〉
22. SCUBA/Aeseunic〈HOTFLUSH〉
23. SILKIE/Head Butt Da Deck〈DEEP MEDI MUSIK〉
24. GUIDO/Chakra〈PUNCH DRUNK〉
25. KOMONAZMUK/Bad Apple〈HENCH〉
26. HARRY CRAZE/Wa6〈DEEP MEDI MUSIK〉
27. KRYPTIC MINDS/The Weeping〈DISFIGURED〉

CHART by JET SET 2010.03.26 - ele-king

Shop Chart


1

SLY MONGOOSE

SLY MONGOOSE NOITE »COMMENT GET MUSIC
遂に到着!!大注目"ene"からSly Mongoose!!メジャー・デビュー作"Mystic Daddy"収録のフロア・キラー・トラック"Noite"が、アルバム・リリース迫る"Prins Thomas"によるチャート・エントリー必至のリミックス・トラックと共に待望の12"カットにてドロップ。

2

SEBASTIEN LINTZ

SEBASTIEN LINTZ HOUSE MAESTRO »COMMENT GET MUSIC
哀愁のジプシー・クラリネットが炸裂するツイステッド・エレクトロ・ハウス特大ボム!!大人気Sneakerz Muzikからリリースされた'09年アンセム"Amazzonia"でもタッグ名義でリミックスを提供し注目を集めた新星が、遂に待望の単独リリースですっ!!

3

THESE ARE POWERS

THESE ARE POWERS CANDYMAN EP »COMMENT GET MUSIC
これは危険です。トライバル&フリーキーなノー・ウェイヴ・アヴァン・シンセ・コア爆裂EP!!元LiarsのPat Noecker率いるThese Are Powers。アルバム未収の新録曲が、Tim SweeneyのRVNGから超限定12インチ・リリース!!Teengirl Fantasy、CosmeticsによるRemixも鬼ヤバです。

4

DANI CASARANO & FELIPE VALENZUELA

DANI CASARANO & FELIPE VALENZUELA LA TULIPE EP »COMMENT GET MUSIC
これは心地よい空間を演出してくれそうな美麗モダン・ミニマルハウス。Fumakilla 等でも活躍するスイスとチリをそれぞれ拠点とする遠距離コンビ、Dani Casarano & Felipe ValenzuelaがCadenzaに初登場!!Mike Shannon、Sascha Dive、Tobi Neumannらがプレイ、サポート中。

5

MIGHTY MOUSE

MIGHTY MOUSE SONG WITH NO WARD VOL.1 »COMMENT GET MUSIC
ナンとMighty Mouseの初オリジナル・シングルはCheap Thrillsから!!数々のリミックス、そしてMindless Boogie発"Song for Ellen"で否が応にも期待が高まっていたMighty Mouseオリジナル1st.リリースは500枚限定シリアル・ナンバー入り!!

6

F

F ENERGY DISTORTION PART 3 »COMMENT GET MUSIC
圧倒的なまでに濃密な美。フレンチ・ダブステップ金字塔アルバムからのカット3弾!!☆大推薦☆Helixirによる"Convultions"も当店スマッシュ・ヒットを記録したフレンチ・ダブステップ・レーベルより、大本命Fがぶっ放す歴史的傑作です!!

7

PILL WONDER

PILL WONDER JUNGLE/SURF »COMMENT GET MUSIC
完璧です。一人ぼっちでReal Estate + Animal Collectiveなロウファイポップ・ジーニアス!!ごぞんじUnderwater Peoplesから、またまた素晴らしい1枚が到着!!ワシントンのベッドルーム・ポップ・シンガー、Pill WonderことWilliam Murdoch君のデビュー・アルバム。超最高!!

8

YOUNG JAZZ REBELS

YOUNG JAZZ REBELS SLAVE RIOT »COMMENT GET MUSIC
Madlibの新たなジャズ・ユニット、その名もYoung Jazz Rebels!!Yesterdays New Quintetから派生した新ユニットがアルバムをリリース。さらにドープなMadlibワールドを展開した大注目盤!!

9

WOODS

WOODS I WAS GONE »COMMENT GET MUSIC
当然マスト。woodsist最重要バンドWoodsの激待望ニュー・レコーディング!!名作"Songs of Shame"以来となる最新シングルがWoodsistから到着!!サイケ・テープ・コラージュのA面、泣かせる寂寥キラー・フォーク・ロックB-1などグレイテストな全3曲!!

10

ONI AYHUN

ONI AYHUN OAR 004 »COMMENT GET MUSIC
期待のOni Ayhunによる待望の第4弾!!先週再入荷した3番も一日で売切れてしまった謎のレフトフィールド・テクノ・アクトOni Ayhunによる4枚目。これがホント素晴らしすぎます!!

CHART by DISC SHOP ZERO 2010.03 - ele-king

Shop Chart


1

MONKEY STEAK

MONKEY STEAK HYPED UP feat. MC ZULU STEAK HOUSE / UK / 2010.3.3 GET MUSIC

2

F

F ENERGY DISTORTION 7EVEN RECORDINGS / FRANCE / 2010.2.23 GET MUSIC

3

DVA

DVA NATTY HYPERDUB / UK / 2010.2.2 GET MUSIC

4

GINZ & KOOL MONEY KWAME

GINZ & KOOL MONEY KWAME WET WIPE RIDDIM EARWAX / UK / 2010.2.2 GET MUSIC

5

DETACHMENTS

DETACHMENTS CIRCLES (REMIXES PART TWO) THISISNOTANEXIT / UK / 2010.2.2 GET MUSIC

6

FANTASTIC MR FOX

FANTASTIC MR FOX SKETCHES EP BLACK ACRE / UK / 2010.2.16 GET MUSIC

7

DJ ZINC feat. MS DYNAMITE

DJ ZINC feat. MS DYNAMITE WILE OUT ZINC MUSIC / UK / 2010.2.16 GET MUSIC

8

MESAK

MESAK SCHOOL OF MESAK HARMONIA / FINLAND / 2010.2.12 GET MUSIC

9

THE SOUL JAZZ ORCHESTRA

THE SOUL JAZZ ORCHESTRA RISING SUN STRUT / US / 2010.2.12 GET MUSIC

10

STICKY

STICKY JUMEIRAH RIDDIM EP Mixpak / UK / 2010.2.11 »COMMENT GET MUSIC

intervew with DE DE MOUSE - ele-king

すごくメチャクチャをやる人っていうのが書いてあって。「なんか面白そうだな」って、それで高3のときに初めて買ったのが『リチャード・D・ジェイムス・アルバム』。それが転機になった。転機というか、道を踏み外したというか。

 エイフェックス・ツインがポップ・カルチャーにぽっこりと残した巨大な玉手箱、そのひとつは"子供"、いわばピーターパンである。アニマル・コレクティヴ、コーネリアス、そしてデデマウス......。ロックンロールが思春期のものであるのなら、その思春期とやらを嘲笑するかのように掃除機で吸い取り、あるいはまるめてゴミ箱に投げる。いや、そんな悪意のあるものではない。もっと愉快なものだ、子供たちを楽しませるような。


DE DE MOUSE
「A Journey to Freedom」

rhythm zone/Avex Trax

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 話を聞くために初めてデデマウスに会った。まるで十数年来の知り合いに会ったような気分だった。彼は息つぎする間もなく喋った。僕に質問する間も与えない。これは彼の策略なのだろうか。言いたいことを言い切って、そして走って逃げていく、子供のように......いや、マンマシンのように。

 2007年にインディ・レーベルから出した『Tide of Stars』がほとんど口コミを中心に驚異的なセールスを記録して、まさに日本のテクノ新世代を代表するひとりとなったデデマウスは、この度、通算3枚目になる新しいアルバム『A Journey to Freedom』をエイベックスから発表する。以下のながーい話を読んでもらえれば、彼の音楽に特有な郷愁の感覚がどこから来ているのかわかってもらえると思う。あるいはまた、彼の音楽の背後にある理想のようなもの、そしてまた彼が音楽に託す思いのようなものも......。いや、それ以上によくわかるのは、彼が心底エレクトロニック・ミュージックを愛しているってことだ。

シロー・ザ・グッドマンって......近いですよね?

デデ:すごく近いです。でも、最近会ってないです。〈ロムズ〉から「(変名で)ださない?」と言われたことがあって、シロー君と高円寺のラーメン屋さんで会いながら。

飲み屋じゃなくて。

デデ:シロー君、シャイじゃないですか。

そう? ああそうかも(笑)。

デデ:シャイなんで、すごく冗談を言うんだけど、あんま目を見てくれなかったり(笑)。

ハハハハ。いやね、シロー・ザ・グッドマンと......年末だったかなぁ。高円寺で一緒に飲んでて、「いやー、オレにとっての失敗はデデマウスを出さなかったことやわ~」とぼやいていたんだよね。

デデ:ハハハハ。ホントに〈ロムズ〉が好きで、デモを送ってたんですよ。

言ってました。なのにオレは......みたいな(笑)。

デデ:でもダメで、そしたら永田(直一)さんが出してくれるっていうんで「じゃ、出しまーす」って。で、その後、シロー君からオファーされたんだけど、「いまさら鞍替えっていうのも何なんで」って(笑)。

最初から出してくれよって(笑)。

デデ:はい(笑)。正直、そう思いました(笑)。

まあ、それはともかく、デデマウスみたいな明白なまでにテクノをやっている新しい世代が、どっから来たのか興味あるんです。僕らの時代は、ハウスがあって、で、テクノがあってという風に、クラブ・カルチャーの歩みとともにあったけど、たぶん、違うじゃない。

デデ:ああ、はい。

どっから?

デデ:小さい頃はテレビのアニメ・ソング。まさに自分が曲作りするとは思わなかった......というか、歌うのが好きで。だからそれで、光GENJIとか歌って、「自分もこーなりたいなー」と(笑)。音楽とは歌って楽しくて儲かって、っていうイメージで(笑)。群馬の片田舎で育ったんで、テレビぐらいしかなかったんですよ。オレは大きくなったらアイドルになるって(笑)。人には言わなかったけど。さすがに中学生になる頃にはアイドルになろうなんて思ってなかったけど、まわりで地味だったヤツが音楽はじめたりして、バンドやったりね、「なんで、あいつが?」って、それがすごく悔しくて。

負けず嫌い(笑)。

デデ:で、家に父親のクラシック・ギターがあったので、友人からXの楽譜をもらって、クラシック・ギターでコピーしようとしたり。

ぜんぜんテクノじゃないね(笑)。

デデ:小学生のとき『シティハンター』のアニメがあって、そのエンディングがTMネットワークだったんですよ。その影響は実は、僕ら世代では大きい。みんな言わないけどね、実は大きいんです(笑)。それと都会に対する憧れが強い。そうなったときに、ダンス・ミュージックのほうが圧倒的にアーバンなわけですよ、Xよりも(笑)。すごくサイバーな感じがして。小室さんもライヴでシンセサイザーに囲まれていたりするじゃないですか。最初はあれが格好良く見えた。で、13~14歳ぐらいの頃から、ダンス・ミュージックいいなって思っていて、それと電気グルーヴですよ。

ああ、そうなんだ。

デデ:最初はよくテレビに出てたから芸人だと思ってたんですよ。でも、電気が"NO"出した頃から聴くようになって。

3枚目の頃から。

デデ:アシッドとかやりだした頃ですね。『テクノ専門学校』を聴いたり。

それは嬉しいね。中学生?

デデ:中3か高1ぐらい。そう、それで独学でキーボードの練習をはじめるんです。あと父親がオーディオマニアで、ヴィデオテープにFM番組を録音するような。

音質が良いからね。しかしホントにマニアだね、それ。

デデ:そうなんです。それで洋楽の格好良さを僕も知ってしまって。で、父親のコレクションにアバ、シック、カイリー・ミノーグなんかがあるわけですよ。そういうのを聴いているときに、ちょうど高2の頃、テクノ・ブームに当たった。ケンイシイさんが出した『ジェリー・トーンズ』とか。ただ、群馬の田舎だったから、ソニーが出していた〈ワープ〉のCDとか、ハードフロアとか、そんなものしか入って来ないんですよ。デリック・メイの『イノヴェイター』とか、もうちょっと後にはケミカル・ブラザース、アンダーワールド......。

まさにテクノ・ブームだよね。

デデ:当時、NHKでテクノの特番があって、〈レインボー2000〉の映像を流したんですよ。そこでアンダーワールドの"ボーン・スリッピー"を初めて聴いて、「これ、聴きたい!」と思って、買ったのが『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』で、「あれ?」って(笑)。「こんな曲だっけ?」って。しばらくしてからシングルで出ているのを知ったような(笑)。

ハハハハ。

デデ:まあ、そんな感じだったんです。エイフェックス・ツインを知ったのは『キーボード・マガジン』だったかな。すごくメチャクチャをやる人っていうのが書いてあって、「なんか面白そうだな」って、それで高3のときに初めて買ったのが『リチャード・D・ジェイムス・アルバム』。それが転機になった。転機というか、道を踏み外したというか。

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で、エレクトロニカがブームになって、エイフェックス・ツインもエレクトロニカに括られて、「なんか違うな」って。エレクトロニカって上品なイメージがあったんですよ。そんなものじゃない気がするし、ラップトップの画面を見ながらライヴをしておしまいという、なんか不健全な感じがしたんです。

 

そうだよね。デデマウスの音楽を聴いてまず最初に思うのは、エイフェックス・ツインからの影響だもんね。

デデ:ドラムの打ち込みとかすごいじゃないですか。連打しまくって、感覚だけで作っているっていうか。リズムのバランスも悪いし、あのアルバムのすべてにもっていかれたというか。お気に入りの玩具、ゲーム、そんなようなものというか。いっつも聴いていた。
 衝撃という点ではスクエアプッシャーの『ハード・ノーマル・ダディ』でしたけどね。ジャングルの影響受けながらフュージョンみたいなことやっているし、ホントにびっくりした。96年~97年ぐらいですかね。で、ミュージック(μ-Ziq)も出てくるでしょ。もう、あのブレイクビーツを聴いてまたびっくりしちゃった。スクエアプッシャーの『ビッグ・ローダ』、ミュージック、コーンウォール一派や〈ワープ〉をずーっと聴いていましたね。貪るように聴いた。で、ソニーがしばらくして、〈リフレックス〉の日本盤も出すんですよ。田舎で日本盤しか手に入らないから、それはほとんど買い漁った。あとはもちろんオウテカ。

まあ、通ってるだろうね。

デデ:『キアスティック・スライド』。三田(格)さんがライナー書いていたんじゃないかな。で、その後に出した......。

『LP5』!

デデ:あれがもう最高で! コンピュータが自動生成されたメロディとリズムによるまったく新しい音楽に思えた。

『キアスティック・スライド』や『LP5』はミュージシャンに与えた影響が大きいよね。シロー君たちもあそこら辺からテクノに入ったって言ってたよ。

デデ:ちょうどその頃から学校で上京したんです。もうそうなったら、暇さえあればシスコに行って新譜をチェックするという。

なんか意外と真っ当な道を歩んでいるんだね。

デデ:インターネットがまだ普及していないし。

そうだよね。だけどデデマウスを聴いて、エイフェックス・ツイン、そして〈リフレックス〉からの影響というのはすごくよくわかる。

デデ:そういってもらえると嬉しいんです。僕は、そこは愛を出しているつもりです。

アンダーワールドというほうが意外だよ。

デデ:当時『ロッキングオン』にも流された世代だから(笑)。『ロッキングオン』と『エレキング』に(笑)。リチャード・D・ジェイムスに関する伝説が載ってるじゃないですか。戦車乗ってるとか、1日3曲作ってるとか。

夢のなかで作曲してるとかね(笑)。

デデ:そういうのを全部信じていた(笑)。なんて格好いいんだろうって。

遊んでいる感じがあったよね。当時のエイフェックス・ツインって、20歳そこそこの若者が、業界の大人をからかっている感じがすごくあったでしょ。

デデ:そうそう。ちょっとバカにしている(笑)。それがすごく格好良く思えたんです。暴力的で、悪意に満ちていて、それが最高だって。僕が19~20歳で作った音楽には、ものすごくその影響があったんです。突然ノイズが出てきて、「あーっっははは」って笑ってみせたりとか。
 音響やポスト・ロック系も好きでしたね。モグワイも好きだった。それでもデモを送ったのは〈リフレックス〉でしたけど。で、そうしたら〈リフレックス〉から返事が返って来たんです。まだ英語も読めないし、emailもできなかったんだけど、友だちでパソコン持ってるヤツがいて、彼のところに来たんです。「なんかお前宛に英語でメールが来ているよ」って。そしたらもう怖じ気づいちゃって(笑)。

ハハハハ。

デデ:「これは出せないけど、君は良いものを持っているから、もっと送って欲しい」って。それがものすごくプレッシャーになって、しばらく〈リフレックス〉を意識したものしか作れなかった。

なるほどね。

デデ:そのまま自然体で作れれば良かったんだけど。それでいちどダメになってしまったんです。小心者だから。

まったく小心者には見えないけどね(笑)。

デデ:それくらいからCM音楽の仕事をさせてもらえるようになったんだけど、まだ若いから、カネよりも自分のやりたいことをやるんだって、バイトしてでもやろうと。だけど、90年代末になってくると、かつて自分がエレクトロニック・ミュージックに感じていたワクワク感がどうもなくなってしまって......。

うん、そうだったね。エイフェックス・ツインも「ウィンドウリッカー」(1999年)がピークだったし。

デデ:うん、あれはすごかった。あのフィルの感じとか信じられなかった。

曲もすごかったし、PVもすごかった。ところが2001年の『ドラックス』でエリック・サティとテクノの中間みたいなことになったでしょ。

デデ:でも僕はあれがいちばん好きかもしれないんです。すごくピュアだし。

ああ、たしかに、ピュアであることは間違いないよね。

デデ:みんなはピアノの曲が良いって言うけど、僕はビートが入っている曲が大好きで。ドラムマシンとブレイクビーツの絡みという点では、ものすごく影響も受けた。

なるほどね。

デデ:もちろん「ウィンドウリッカー」や「カム・トゥ・ダディ」は大好きですけど。

ポップということを意識しているよね。

デデ:うん、そうなんです。それでも僕は『ドラックス』のビートものが大好きなんです。構成的にも、ピアノの曲があって、ビートものがあって、まあ、予定調和と言えばそうなんですけど、安心して聴ける。
 「ウインドーリッカー」の後にアルバムが出るって話があったじゃないですか。それをすごく楽しみにしていたんです。当時は大田区に住んでいて、毎日のように川崎のヴァージンに行って、「出てないか? 出てないか?」ってチェックしていたほど楽しみにしていた。でも、結局、あのあと出なかったじゃないですか。ものすごくがっかりしちゃって。あの頃がリチャードに対する気持ちのピークだったかもしれない。

エイフェックス・ツインの音楽のなかにはいろんな要素が入ってるしね。

デデ:そうなんです。エレクトロニック・ミュージックのピークって、やっぱ97年ぐらいがピークだったと思うんです。ジャングルがドラムンベースになって、そこからドリルンベースへと発展して......。で、しばらくしてDMXクルーみたいなエレクトロも出てきて、それはそれで面白いなと思ってたんですけど、正直、それ以外のところではそんな刺激がなくて。ボーズ・オブ・カナダみたいなのも好きでしたけど、あれがエレクトロニカって呼ばれるのが僕にはわからなくて。アブストラクトの流れなんじゃないかなと思っていた。

あるいはサイケデリック・ロックの流れというか。

デデ:そうそう。で、エレクトロニカがブームになって、エイフェックス・ツインもエレクトロニカに括られて、「なんか違うな」って。エレクトロニカって上品なイメージがあったんですよ。そんなものじゃない気がするし、ラップトップの画面を見ながらライヴをしながらおしまいという、なんか不健全な感じがしたんです。もっとフィジカルなものだったと思うし。あと......〈リフレックス〉の悪意を変な風に解釈する日本のエイフェックス・ツイン・フォロワーみたいな人たちがいて。敢えて名前を挙げると〈19頭身〉とか。

いや~、知らない。

デデ:2000年ぐらいにあったんですよ、そういうのが。〈ロムズ〉のコーマとかも初期は関係してましたよ。僕も関わっていたし。なんていうか、相手に対してただ攻撃的になればいいみたいな。「それは違うだろう」っていうのが僕にはあって。

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僕にとって〈ロムズ〉は届かない人たちだったんですよ。みんな独自のオリジナリティというか、スキルを持っていて、自分はまだそれを確立できていないから、自分はその辺の人たちと対等にはなれないけど、近づけるようにがんばってみようって。そこからデデマウスのファーストが作られるんです。

 

エイジ君(コーマ)とは、じゃあ、もう知り合っていたんだ。

デデ:その頃はまだ出会ってないんです。作っていた音楽も違っていたし、僕は僕で、リチャードの幻影を追い求めるのは止めて、もっと自分のコード感を出した曲を作っていたし。コーマ君と出会ったのは2004年ぐらいです。僕の友だちの女性シンガーで、Jessicaという子がいて、それをワールズ・エンド・ガールフレンドやジョセフ・ナッシングがアレンジするっていうことで紹介されたのが最初かな。僕もそれに参加したんです。

そのときはもうデデマウスとして活動していたんだ?

デデ:いちおうしてました。でも、そんなにアクティヴではなかった。23歳の頃かな、いちど〈19頭身〉の人と喧嘩になってしまったことがあって、自分も悪かったんですけど、そういうこともあって自信をなくしている頃で、もう外に出るのが恐くなってしまって(笑)。

ハハハハ。

デデ:恐いなって。だから〈ロムズ〉の人たちもきっと恐いんだろうなと思っていました。で、ジョセフと会ったら、すごく変人だけど、すごく柔らかい人で。で、コーマ君は、〈ロムズ〉の3周年に行ったときかな、僕が「すごく良かったです」って声かけたんです。そこでデモを渡したら、後からメールをくれて「君はストリートっぽい音楽をやるよりもメロディものにいくほうがいいんじゃないかな」みたいな内容で、「あ、やっぱそうなんだ」って思って。それもターニング・ポイントだったな。

ホント、気の良い連中だからね。

デデ:〈ロムズ〉のアニーヴァーサリーは毎年行ってましたよ。

なるほど。たしかにデデマウスからは、キッド606からの影響も感じるんだよね。あのアウトサイダーな感覚というか、アナーキーな感覚というか(笑)。

デデ:それはすごく嬉しい。エイフェックス・ツインやキッド606もそうですけど、僕にとって〈ロムズ〉は届かない人たちだったんですよ。みんな独自のオリジナリティというか、スキルを持っていて、自分はまだそれを確立できていないから、自分はその辺の人たちと対等にはなれないけど、近づけるようにがんばってみようって。そこからデデマウスのファーストが作られるんです。

なるほど。

デデ:エイフェックス・ツインはとんでもなくすごいし、〈ロムズ〉の人たちもすごいし、だったら自分にできることをやるしかないって。そう思えるようになってからアクティヴになりました。

どんな場所でやってたの?

デデ:中野の〈ヘヴィーシック〉とか。自分の近くいたのが、ゲットー・ベースの人が多くて。

おお。

デデ:DJファミリーとか。

僕もミックスCD持ってますよ。

デデ:そう、あの頃ゲットー・ベースすごかったじゃないですか。あの辺の下世話で、BPMが速い感じが好きだったから。

デデマウスの音楽とはあんま繋がらないけど。

デデ:そんなことないですよ。自分のなかではあるんですよ。あの下世話さ、ストリート感、そしてメロディというのは実は自分のなかにあるんです。

なるほどなー。話聞いていてすごく面白いんだけど、デデマウスがいた場所というのは、90年代のテクノ熱がいちど終わってしまって、で、廃墟のなかでなんか子供たちが遊んでいるぞっていう、そんな感じだよね。何もないところでさ。

デデ:シーンを意識してなかったですけどね。踊らせたい、メロディを聴かせたい、それだけとも言える。それでも、〈ロムズ〉まわりの人に聴かせるのは恐かった。自信がなかったんです。それでも支持してくれて......〈ロムズ〉5周年のアニーヴァーサリーには僕も出てるんです。

あ、僕もそれ行ってるかも。アニヴァーサリーにはけっこう行ってたよ。

デデ:けっこう来てるんですよね。サワサキさんも来てたって言ってたし。そういうなかで、僕はB級だってずっと思ってたんです。

ジョセフ・ナッシングは〈プラネット・ミュー〉だし、コーマは〈ファットキャット〉だったりとか、海外からも出していたしね。

デデ:〈プラネット・ミュー〉なんか......僕のなかでは夢ですよ。僕、〈ドミノ〉から返事をもらったことがあったんです。

いいじゃない。

デデ:でもリリースまではいかなかった。ちょうどフランツ・フェルディナンドを出した頃で、良い時期だったんだけど(笑)。「がんばれ」みたいな返事だった。それはそれで自信になったんですけどね。
 ただ、僕もふだんは〈ロムズ〉まわりの人たちとつるんでいたわけじゃなくて、月刊プロボーラーっているじゃないですか?

はい。

デデ:あの辺の、テクノの人たちと一緒にやってることも多かったんです。わりと根無し草的に、いろんなところでやっていた。自分のホームを欲しいなと思っていたけど、ボグダン(ラチンス)の影響があったわけじゃないけど、ライヴでめちゃくちゃやるっていうのが......。

ボグダン! あれ面白かったよね。

デデ:わけもわからず「あー」って叫んで(笑)。ラップトップでもああいうの良いなって思って。自分にカツを入れるためにマイクで「ぎゃー」って叫んでアジテートしたり。

時代のあだ花じゃないけど、ブレイクコアみたいなシーンが花咲いたよね(笑)。

デデ:すごかった。「何? ブレイクコア? 意味わかんなくねぇ?」みたいな(笑)。で、そういうなかで「ぎゃーぎゃー」言いながらライヴやってたんですけど、何かそういう、サーカスの見せ物小屋的なところで「こいつ面白い」と言われることも多くて。それがまた勘違いされる第一歩になってしまったというか。

それこそベルリンでジェフ・ミルズが初めてDJやったときは、まわしたレコードをすべて放り投げるパフォーマンスをやったという伝説があって、やっぱそういうサーカスティックな行為って「オレを見ろ!」ってことなわけでしょ?

デデ:格好いい、それ。やっぱそうなんだね。DJファミリーもね、ジャグリングがうまくて、かけたら前に放り投げるっていうことをやっていた。で、そういうことやられると、見てるほうもやっぱ上がりますよね。

重要ですよ、そういうことは。

デデ:で、あるとき〈ユニット〉でやったことがあって。シロー君も出ていて、シロー君は上でやっていて、下で永田さんがやっていて、で、僕の友だちが永田さんに僕のデモを聴かせてくれて、で、永田さんが「君、いいよ」って言ってくれて、そこからアルバムの話に発展するんです。〈ロムズ〉から出したかったんだけど、〈ロムズ〉は何も言ってくれないし(笑)。

ハハハハ。このインタヴューを真っ先にシロー君に読んでもらおう(笑)。

デデ:いやー、怒られちゃいますよ。

おおらかな人だから、笑ってくれるよ(笑)。

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僕のなかの東京のイメージなんです。自然と人工の殺伐としている風景、あんま人間くさくなくて......子供の頃に読んだ『おしいれのぼうけん 』って本があって、僕、あれが大好きで、保育園でいたずらしていた子が押し入れに閉じこめられてしまう話で、そこにはトンネルがあって、トンネルを抜けると夜の大都市に出るんです。

 

デデ:とにかく、それがきっかけで〈ロー・ライフ〉にも出ることになって。で、そのとき、最初はステージがあったんだけど人が押し寄せてなくなちゃって、僕のまわりに客がわーっといて、「オレの機材守れ! テーブルを持て、みんな!」って言って。で、テーブルを持たせながらライヴやって、そんなに激しい曲じゃないのに何人かの客がダイブしたりして。それを永田さんが見て、「新しい時代がはじまった」と感じたっていうんです。それでファースト・アルバムを出すことが決まるんです。

それはすっごくいい話だね。

デデ:でもね、アルバムを出すのは決まったけど、ディストリビューターも決まっていなかった。それなのにアルバムの噂が広まっていたらしくて、タワレコの人や新星堂の人たちから直接メールが来るんですよ。「アルバムを置きたいから」って。でも、「ディストリビューターがいないんです」って言っていたら、〈ロムズ〉のタカラダ君が、ウルトラ・ヴァイブを紹介してくれた。それで出したら、宣伝してなかったんだけど、みんなが応援してくれて......。

それはホントにいい話だよ。宣伝力ではなく音で売れたんだから。素晴らしいよ。

デデ:ホント、最初は信じられなくて。永田さんから「5千枚いくかもよ」って言われたときにはびっくりしちゃった。

口コミなわけでしょ。

デデ:タイミングも良かったんですよ。何故か、爆発寸前のパフュームと比べられたりして。

違うでしょ!

デデ:キラキラ・テクノみたいな(笑)。なんだかテクノ・ポップと扱われたりして。でも、中田ヤスタカさんとかもDJでかけてくれていたみたいで。ヴィレッジバンガードみたいなお店も大プッシュしてくれたりして......ホントに運が良かった。タイミングが良かっただけなんです。

それを言ったら、エイフェックス・ツインだって電気グルーヴだってURだって、みんなタイミングが良かったんだよ。

デデ:絶対にエイフェックス・ツインや〈ロムズ〉にはかなわない、そう思って違うことをやろうとはじめたのがデデマウスだったから。

デデ君のなかで〈ロムズ〉ってホントに大きかったんだね。

デデ:とても。絶対に自分よりすごいと思っていて......、アイデア、ミキシングのテクニック、すべて自分よりレヴェルが高いと思っていたし。

ファースト・アルバムが売れてもそう思っていたの?

デデ:ずっとそう思っていて、セカンド・アルバムでエイベックスに来たのも、テクノというより、自分はフュージョンにはまっていて、スーパーで流れるような音楽を作りたいって、そういう気持ちだったから。ホームセンターとかスーパーでかかるような音楽を目指したんです。郊外のニュータウンとか、僕、大好きだから。

へー、何でまた?

デデ:僕のなかの東京のイメージなんです。自然と人工の殺伐としている風景、あんま人間くさくなくて......子供の頃に読んだ『おしいれのぼうけん 』って本があって、僕、あれが大好きで、保育園でいたずらしていた子が押し入れに閉じこめられてしまう話で、そこにはトンネルがあって、トンネルを抜けると夜の大都市に出るんです。そこでねずみばあさんが出たりとか、いろいろあるんですけど、僕、その誰もいない夜の大都市というのが強い印象に残っているんですね。たとえば、誰もいない夜の高速道路とか。

群馬というのも影響しているのかね?

デデ:あるかもしれない。僕の家の近くに国道が通っていて、夜になると誰もいないんだけど、オレンジの街灯がばーっとあって。うん、だからそれとリンクしたというのもあるかもしれないけど、何故かニュータウン的なものが僕にとっての東京だったんです。

ふーん、それは興味深い話だね。決して、華やかなところではなく。

デデ:そう、閑散としたところなんです。そしてそこのホームセンターやショッピングモールでかかる安っぽいフュージョン、それをイメージしたんです。

ある種のアンビエントだね、"ミュージック・フォー・ニュータウン"とでも呼べそうな。

デデ:そうそう、ホントにそう。ああいうところでかかる音楽が好きなんです。で、スタジオ・ジブリみたいなのも好きだったから、自分の音楽のなかにどうしたら日本的なものを取り入れることができるのかって考えていて、それが、そう、ニュータウンのフュージョンであり......。

『Sunset Girls』?

デデ:そう、『Sunset Girls』です。だからあの、夏祭りのイメージとかも、その考えから来ているんです。

90年代だったら、テクノの目的意識がはっきりしているじゃない。踊らせるとか、トリップだったりとかさ、だけど、デデマウスみたいなゼロ年代のテクノはそうした拠り所みたいなものを喪失しているんだよね。クラブとかDJに90年代のようにアイデンティファイしている感覚とは違うじゃない。

デデ:自分がどこにアイデンティファイすればいいのか、わからなかったですね。

その感じは音楽に出ていると思いますよ。

デデ:上京して、深夜にクラブに出掛けても、4つ打ちのテクノしかかからないし......ハード・ミニマルは好きでしたけどね。

クラブには遊びに行っていたの?

デデ:頻繁に行くっていうほどではない。友だちが出るからとか、つき合っていた彼女から「ケンイシイの出る〈Womb〉のイヴェントに行こうよ」って誘われて行ったり、そんなものですよ。そういうところ行くと、「なんか違う」って思ってしまって。酒飲んで、4つ打ちで踊るって、音楽を聴いているっていうよりは......なんだろう? それでも昔はクラブで遊ぶのが格好いいっていうのがあったけど、いまはもうそんなのないじゃないですか。しかも自分の求めるテクノって、そういうところからはずれているものだったから。

それは90年代からそうだよ。僕がエイフェックス・ツインを好きでも、最初は肩身狭かったもん。「健吾、オウテカって面白いね」って言っても「んー、でも踊れねーじゃん!」みたいな(笑)。やっぱほら、あの頃はテクノと言っても主流はトランスだったから。〈ワープ〉なんてDJやってる連中からけっこう冷ややかだったんだから。

デデ:僕はその頃、学生で東京にいなかったから良かったのかもしれない(笑)。ただ、僕も、ブレイクコアとか、エイフェックス・ツインとか、そんなのを胸はってDJでかけて「ウォー!」ってなるなんて、考えられなかった。

だいたいね、日本で、エイフェックス・ツインの影響を自分の音楽に取り入れた最初の人って、オレが知る限り、コーネリアスだもん。

デデ:あー。

UKやヨーロッパはすぐにフォロワーが出てきたのにね。日本ではムードマンあたりが多少違っていたぐらいで、あとはおおよそトランスだった。で、ゼロ年代になって、〈ロムズ〉やデデマウスが出てきて、僕は初めてエイフェックス・ツイン・チルドレンが顕在化したと思った。USインディもそうだよね。アニマル・コレクティヴだって、バンドだけど、エイフェックス・ツインからの影響じゃない。だから、エイフェックス・ツインの影響って、意外なことにそのあとの世代から面白い人たちがけっこう出てきている。

デデ:コーネリアスの"スター・フルーツ/サーフ・ライダー"がFMから流れたときはホントにびっくりして。

あれはびっくりした。

デデ:ホントにびっくりした。自分がやりたかったことをやっている。『ファンタズマ』の"スター・フルーツ~"にいくまでの流れが最高なんですよ。

「真似しやがって!」とは思わなかった(笑)?

デデ:それよりも「やられた!」って感じでした。あれでコーネリアスはすごいと思った。

デデマウスやコーネリアスっていうのは似ているよ。音楽性はぜんぜん違うけど、「ファンタジーを見せる」っていうところは同じでしょ。

デデ:そう言ってもらえるとありがたいです。僕、アニメが好きで......古典的なアニメなんですけど。世界名作劇場とか、ルパンとか、少年が少女を救うために自分の身を犠牲にするくらいの気持ちで突っ走るっていうか。『未来少年コナン』とか、僕、大好きで。

ハハハハ。オレ、大昔だけど、ピエール瀧から「見たほうがいい」って言われて貸してもらったことがある。VHSのテープ10本ぐらい(笑)。でもさ、『未来少年コナン』なんて、うちらの世代じゃない。

デデ:だから追体験なんです。宮崎駿を掘り下げていったらそこに行ったというね。昔のアニメが好きなんですよ。野田さんがリアルタイムで見ていたような。

『巨人の星』......、いや、『マジンガーZ』とかだよ。

デデ:『マジンガーZ』はないけど、『ど根性ガエル』は好きですね。

ああ、なるほどね。あの時代の真っ直ぐな感じのアニメね。

デデ:そうそう、ラナを救うために命をかけるコナンの真っ直ぐさがたまらなくて(笑)。

実写ものにはいかなかったの? 『仮面ライダー』とか、『ウルトラセブン』とかさ。

デデ:『ウルトラセブン』は早朝、幼稚園のときに再放送で見ていた。

『ウルトラセブン』は幼稚園児には難しいでしょー。

デデ:もちろん重くて政治的なにおいをわかるようになったのは大人になってからなんだけど、ウルトラマンが格好いいと思っていたから。あとね......ロボコンとか。日曜の早朝に再放送してたんですよ。すごく影響受けましたね。

そのへんは、ジョセフ・ナッシングやエイジ君(コーマ)とも共通する体験なのかな?

デデ:どうでしょうね。実はそこまで話したことがなくて。ジョセフとはUFO話をしたことはあるけど(笑)。どうでもいい宇宙知識をいっぱい仕入れて、それで話したことはあったけど(笑)。アニメに関しては、話したことないですね。僕も最初は恥ずかしかったんです。「ジブリが好き」なんて言うと、だいたい「それって違くない?」って言われて。だからあんま言わなかった。......で、もうひとつデデマウスの影響を言うと、バグルスなんですよ。

バグルスって、あのバグルス?

デデ:そう、「ヴィディオ・キルド・レディオスター~」っていう。父親が持っていて。すごく好きになって、あの人のアルバムも聴いたんです。そしたらそのエンディングで、曲がリプライズするんですね。楽器だけの演奏で。そこがすごく好きで、で、それを僕はファースト・アルバムで最初の曲でやったんです。そう、懐かしさ......それも僕には重要な要素のひとつなんです。で、80年代のポップスって、僕のなかでそれなんです。DX-7の音を聴くとすごく懐かしくなるんです。

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童話的な......、色あせているんだけど、煌びやかなっていうか。で、多摩ニュータウンが好きだったから、休みの日に渋谷に行くんじゃなくて、多摩ニュータウンに行くんです。散歩するんですよ。そこをユーミンやボーズ・オブ・カナダを聴きながら歩くんです(笑)。

 

YAMAHAのDX-7と80年代ポップスって、本当は僕の世代なんだけどね(笑)。

デデ:そこは父親が大きいですよね。だから、ジャスティスみたいなニュー・エレクトロとか、僕のなかではしっくりこないんです(笑)。「これがエレクトロ?」みたいな。いまでも解せない(笑)。

あれは文脈が違うからね。エレクトロって呼ばないでほしいよね。

デデ:僕のなかではやっぱメランコリックな要素がなければエレクトロじゃないというか、すごくそれが重要なんですよ。プローンっていたでしょ?

プローン......?

デデ:〈ワープ〉から1枚だけ出した。

はいはい(笑)。

デデ:〈ワープ〉の10周年記念盤のリミックス集のほうにも参加していて、たしかトリッキー・ディスコをリミックスしていたのかな。とにかく......プローンが好きで。プローンが僕に80年代的な記憶を呼び起こしてくれたんです。自分の記憶の奥底で暴れられているような感じというか。『アンビエント・ワークス』よりもプローンのほうが僕はすごかったんですよ。野田さんたち世代はやっぱ『アンビエント・ワークス』がすごいでしょ?

もちろん。

デデ:僕はあんまそれを感じなかった。初めて聴いた17~18歳の当時はね。それよりもプローンのほうが懐かしさを感じたんです。

あれも変な1枚だったよね。

デデ:イージー・リスニング・ブームからすると遅すぎたし(笑)。童話的な......、色あせているんだけど、煌びやかなっていうか。

なるほど。

デデ:で、多摩ニュータウンが好きだったから、休みの日に渋谷に行くんじゃなくて、多摩ニュータウンに行くんです。散歩するんですよ。そこをユーミンやボーズ・オブ・カナダを聴きながら歩くんです(笑)。

なんでユーミン(笑)?

デデ:ユーミンやキリンジみたいなニュー・ミュージックが好きだったんです。

ぜんぜんエイフェックス・ツインとは繋がらないけどね(笑)。

デデ:だから、それを繋げたかったんですよ。ミュージック(μ-Ziq)っているじゃないですか。

はいはい。マイク・パラディナスですね。

デデ:彼のキッド・スパチュラって名義の作品あるじゃないですか。

最高だったよね。あの、〈リフレクティヴ〉から出ているヤツ?

デデ:あの名義で、『Full Sunken Breaks』(2000年)というアルバムがあって。

あー、それ、聴いてないわ。『スパチュラ・フリーク』しか聴いてない。

デデ:あれが大好きだったんです。キッド・スパチュラ......初期のミュージックと言ってもいいんですけど、簡単というか稚拙というか、ものすごいわかりやすいメロディがあったじゃないですか。『アイ・ケア・ビコーズ・ユー・ドゥ』の1曲目にもそれがあるし。あのアイデアでもって、自分のグッと来るメロディ、コード感でやったらどうなるんだろう?っていうのがあって。

なるほどねー。

デデ:だから、わかりやすいメロディみたいなものを追求したくて。

ミュージックはその辺、すごかったよね。イコライジングされた変態的なブレイクビーツで、しかし上物のシンセがやけにベタなメロディを弾くんだよね(笑)。

デデ:そういう点では、僕、ミュージックからの影響すごいですよ。

あー、言われてみれば、そうだね。

デデ:〈プラネット・ミュー〉はホントに憧れです。

いまはダブステップとグライムのレーベルですよ。

デデ:あー、〈プラネット・ミュー〉から出したかったなー。

ハハハハ。ちょっと話が飛ぶけどさ、ハドソン・モホークみたいな新世代はどう?

デデ:大好き。

やっぱり。

デデ:ニュー・ジャック・スウィングでしょ、あれ。

ハハハハ。うまいこと言うね。R&Bみたいなこともやってるしね。

デデ:プリンスみたいな曲もあるでしょ。「やられたー!」って思った。プレフューズ73のときも「やられたー!」って思ったんだけど、ああいうヴォイス・サンプリングをチョップするの自分もやっていたから。だから、自分はメロディをチョップして、自分なりのものを作ってやるって思った。

そうそう、なんで使っているのが、チベットやインドネシアの少女の声なの?

デデ:ただ手元にあっただけっていう。

アジアに対する妄想があるとか(笑)。

デデ:そういうわけではないんです。ただ、手元にあって使ったら「良いね」って言われて、「じゃ、使ってみようかな」みたいな。

なかばトレードマークになってるでしょ。

デデ:ただ、エイベックスに来たときにあれはもう捨てたかったんですよ。ヴォーカリストを使って、何か他のことをやりたいと思っていたほどなんです。あの声はライヴでも使ってないし......。

しかし......そう考えると、新しいアルバムは好き放題やってるよね。

デデ:うん、そうですね。

僕は6曲目がいちばん好きです。"double moon song"、これ、ホントに良い曲だと思います。テクノが好きな人はこれは好きだと思うよ。

デデ:はっきり言うと、これ、「カム・トゥ・ダディ」の2曲目の"フリム"なんです。ああいう、妖精が飛んでいるような曲を作りたいというのがあった。実はこれ、19歳のときの曲なんです。そのときからほとんど変わってない。ビートがちょっと変わったぐらいで。テクノに対する愛をいちばんストレートに出した曲なんです。

そうだね、ホントにそう思う。

デデ:昔、NHKの深夜番組で風景の映像にアンビエント音楽だけっていうのがあったんです。ボイジャーの映像にテクノがかかるみたいな。そこで『アンビエント・ワークス』の2曲目か3曲目がかかったんです。「いいな~」って思って。そう、そのときの感覚や、"フリム"みたいな感覚、それは僕のなかですごくピュアなものなんです。それをもう1回やってもいいかなと思って。それが結局、今回のアルバムのいちばん中心になった。

3曲目の"sweet gravity"も面白かったな。

デデ:あれはねー、あからさまにやってやれって感じで(笑)。

デデマウス的なアシッド・ハウスというか(笑)。

デデ:アシッドもの好きなんですよ。

やっぱそうなんだ。

デデ:いまやっておけば、4枚目ではもっと出せるかなって(笑)。

ハハハハ。

デデ:だから、自分がやりたかったこと、やってきたことの橋渡し的なことになればいいなと思っているんです。ただ、ぶっちぎり過ぎないようにしようとは思いました。だから、やりたいことをやっているんだけど、デデマウスを客観視して作ったアルバムでもある。ようやく、〈ロムズ〉への劣等感を払拭できたというか、やっとみんなと同じところに立てたのかなというのもある。

〈ロムズ〉は、そこまで大きかったんだね。

デデ:あと去年、タイコクラブに出たとき、そこで見たスクエアプッシャーのライヴがすごく良くって。わかりにくいことをやるのかなと思ったら、初期の頃の名曲と最近のメロディアスなポップスばかり、たとえば"ア・ジャーニー・トゥ・リードハム"とか"カム・オン・マイ・セレクター"とかやるんです。それに励まされて、自分の好きなことをやろうって気持ちをさらに固めた。

ああ、そうか、"ア・ジャーニー・トゥ・リードハム"(1997年の『ビッグ・ローダ』の1曲目)から『A Journey to Freedom』が来ているんだ。

デデ:もう大好きだったから。今回は曲名もすべてパロディなんです。"マイ・フェイヴァリット・スウィング"とか"ニュータウン・ロマンサー"とか。

なるほど。

デデ:最後の曲の"same crescent song"がロキシー・ミュージックの"セイム・オールド・シーン"から来ているというのはわかりづらいかもしれないけど。

絶対にわかりません(笑)。

デデ:それで、ジャケットの方向性が決まったときに、「あ、もうこれは『A Journey to Freedom』でいこう」と。

強烈なジャケだね(笑)。

デデ:強烈ですね(笑)。

下北の駅で見たよ~。でっかいヤツ。

デデ:ハハハハ、ありがとうございます。もう......、血を見るような努力の結果なんで、これ。イラストレーターの先生(吉田明彦)がスクエアの社員の方なんで、社外仕事になってしまうじゃないですか。だから、描いてもらうのに、何度も何度もお願いして断られ、でもお願いしてって。先生自身はやる気になってくれていたんだけど。で、描いてもらえるってことになったときに、自分の入れて欲しい要素をぜんぶ入れてもらおうと思って。だから、背景に団地が描かれている。これ、多摩ニュータウンなんです。奥さんがそっちのほうの方だったので、けっこう感覚的にわかってもらえて。

なるほど。

デデ:誰もいないパレードというテーマもあった。

子供っていうのはテーマとしてずっとあるんでしょ? アルバムも子供の声からはじまっているし。

デデ:僕の場合、子供っていうのは真っ直ぐさみたいなものの象徴としてあるんです。冒険とか......思春期前の真っ直ぐさ。先の見えない真っ暗な未来へと飛び込まされる以前の、真っ直ぐさ。13歳から15歳とか、僕は、その年代のときには恐怖しかなかったけど、希望とかいうものを託して旅立たせたいという気持ちがあって。で、ひとりでは淋しいから仲間がいれば安心だろうって。そういうことなんです。

タイトルが『A Journey to Freedom』だもんね。

デデ:だけど自分が描いたストーリーはけっこうヘヴィーなんです。8曲目の"station to stars"から9曲目の"goodbye parade"って、曲名にもそれは表れている。ってことは......。

そこはいまは言わないでおこうよ。

デデ:そう、隠しているストーリーがある。パレードが葬儀にも見えるから。だけど、僕なりにメッセージがあるんです。誰も頼れる人がいなくなったときがスタート地点じゃないのかなっていう。自分がデデマウスとして活動しているとき、助けてもらえる環境がすごくあった。彼女もいたし......。だけど、彼女もいなくなって、たったひとりになったとき、「がんばらなきゃ」と思って、そこから物事が進むようになったんです。

なんだかんだ言って、デデ君の場合は、表現する場があったじゃない。それは大きいですよ。

デデ:あんま説教臭いのは好きじゃないんだけど。

そういう音楽じゃないしね。ただ......いまのオタク世代になってくると、デデマウスの思春期とは違う窮屈さがあるんだろうね。インターネットで世界に繋がっている錯覚を覚えて部屋からもでない。誰にも傷つけられないし、誰も傷つけない空間にいるっていうかね。デデ君はいろいろ傷ついたり、傷つけたりしたかもしれないけど、傷つくことを恐れて外に出ないっていうのはものすごく恐いことだと思うんだよね。だからCDが売れててもそのファンたちは、オムニバスのライヴになるとあんま来ないっていうか。自分の好きなもの以外の世界を見ようとしないというか。デデ君はだって、DJファミリーだからね(笑)。

デデ:わかりますよ。ニコニコ動画とか、ああいうなかから、ゆとり世代の子たちが出てきているじゃないですか。面白いんだけど、ああいうのを聴いていて何が足りないのかと言うと、リアルさというか、現場で感じる現場感というか。場を経験していないで作っているのがすごくよくわかるんです。フィジカルさがついてないっていうか。まあ、それは若いから当然なんだけど、でも、やっぱ自分が外に出て行って、生の人間を相手していかないと。そういう意味でも『A Journey to Freedom』なんです。

なるほど。話変わるけど、すごいですね、ロンドンの〈ビッグ・チル〉でリリース・パーティだなんて。しかもプラッドと一緒に。

デデ:いや~、プラッド、大好きなんで、ホントに嬉しい。

あの人たちはホントに才能があると思う。作っている音楽もほとんどはずれないでしょ。

デデ:うん、最高ですよ。

しかし、商業的な成功には縁がないんだよ(笑)。

デデ:地味なんですよね。LFOなんかと違って。だけど、僕はホントに尊敬している。『ダブル・フィギア』(2001年)にはとくに影響された。ああいう、微妙にポップなものが好きなんです。そういう意味ではルーク・ヴァイバートが大好きで。一時期はリチャードよりもルーク・ヴァイバートのほうが好きだったくらい。あれほど才能がある人はいない。

ハハハハ、あの人、マジですごいよね。あれこそ根無し草というか、ホントいろんなレーベルから出しているし、「いったい何枚出しているのか?」っていうか。

デデ:わけわからないアシッド・ハウスを出したかと思えばトリップホップやったり......あの人の(ワゴン・クライスト名義で〈ニンジャ・チューン〉から出した)"シャドウズ"って曲のPVが最高で。

ドラムンベースもアンビエントもIDMも、やれることは全部やってるよね。彼がすごいのは、あれだけ作品数出しながら、彼のスタイルってものがないでしょう。あれはすごい。普通はハウスとかIDMスタイルとか、普通はなにかしらあるじゃない。自分のスタイルってものが。あの人は空っぽだよなー(笑)。それで作品が良いからすごいよね(笑)。

デデ:僕、「いちばん好きなのが誰か?」って訊かれたらルーク・ヴァイバートって言うかもしれない。............(以下、延々と同じような話が続くので省略します)

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THEO PARRISH FEAT. BILL BEAVER

THEO PARRISH FEAT. BILL BEAVER Melloghettomental SOUND SIGNATURE / US / 2010/3/1 »COMMENT GET MUSIC
3/13にelevenへ訪れるTheo Parrishの新作は古くからデトロイトにてヴォーカリストとして活動するBill Beaverが参加。DJだけでなくクリエイターとしても孤高の存在であることを証明するアブストラクトなジャズ~ディープ・ソウルを展開。オリジナリティ溢れる楽曲性の高さには、もはや誰も追いつけない。

2

VARIOUS ARTISTS

VARIOUS ARTISTS Mahogani Music MAHOGANI / US / 2010/3/1 »COMMENT GET MUSIC
ショーケースコンピとしてリリースされたのが今から4年前。ノンプロにもかかわらず瞬く間にSOLD OUTとなった1枚が再プレス。ボーナスディスクがアーチストアルバムそのものというのもデトロイトならではだが、実はそのアルバム(Nikki-Oというシンガー)はMoodymannを中心にMike GrantやAlton Millerがプロデュース、ここでしか聴けない音源も多数収められています。

3

TYCHO

TYCHO Coastal Brake GHOSTLY INTERNATIONAL / US / 2010/3/1 »COMMENT GET MUSIC
最近のリリースがどんどんシューゲイザー系になってきているGHOSTLYから、ex MERCKのTYCHOが限定12"をリリース! キラキラ眩しすぎるシンセのシャワーが多幸感いっぱいのオリジナル、さらに涙腺うるうるのドラマチックな展開が待ち受けるMANUALリミックス、WINDSURFの1/2・HATCKBACKによる生音を活かしたバレアリックなリミックスなど、全曲悶絶必至のメロウ・エレクトロニカ傑作盤!

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AUTECHRE

AUTECHRE Oversteps (Tシャツ付き限定セット: S) WARP/BEAT / JPN / 2010/3/2 »COMMENT GET MUSIC
孤高の革命家・AUTECHREによる記念すべき10thアルバムは、トレードマークである無機質なトラックの殻を破り、メロディーに焦点を当てたかのような問題作!DISK UNIONでは、DESIGNERS REPUBLICが手掛けたこの作品のモノトーンなアートワークをモチーフにしたスペシャルTシャツとCDアルバムをセットにしたファン垂涎の超レア・アイテムを販売!各サイズあります!

5

LINKWOOD FAMILY

LINKWOOD FAMILY Miles Away (Intrusion Dubs) FIRECRACKER / UK / 2010/3/8 »COMMENT GET MUSIC
極小プレスで即SOLD OUTとなってしまった12inchが再プレス!!! 毎リリース、ジャンルを問わず、DJ諸氏から熱い賛辞が贈られるFIRECRACKERレーベル。ECHOSPACEのINTRUSIONによるREMIXを2VERSIONを収録し、完全にECHOSPACE色に染め上げたMODERN TECH DUBなHOUSEチューンに仕上がってます。

6

JUZU A.K.A. MOOCHY

JUZU A.K.A. MOOCHY Live Mixed @Sound-Channel Osaka On 20090926 PROCEPTION / JPN / 2010/2/22 »COMMENT GET MUSIC
ラッパーRINO LATINA IIをフューチャーした「MOVEMENT EP1」もヒット、間もなくアルバムもリリースされるJUZU A.K.A. MOOCHYによる新作LIVE MIX CD!!!今作は昨年9月、大阪SOUND CHANNELの音源。SOUL、AFRO、BRAZIL、REGGAE、DISCO、FUNK、JAZZなどの生音楽曲で、ラウンジ的リラクゼーションを作り出すMIXに成功!

7

AUDIO WERNER

AUDIO WERNER Meanwhile HARTCHEF DISCOS / GER / 2010/3/9 »COMMENT GET MUSIC
まったくハズレなし、毎回スマッシュヒットを飛ばす「イチロー」タイプなAUDIO WERNER。自身のレーベルからの4曲収録のWパックでのリリースですが、視聴せず買ってもOK!?ぐらいの内容で、当然オススメですっ!! さらりと溶け込むシンセと、エレガントなウワもの。うねってる低音が腰にくるハウシーなリズム!!! 参ってしまうほどに使えすぎる!!!

8

MARCEL DETTMANN

MARCEL DETTMANN Dettmann Remixed OSTGUT TONTRAGER / GER / 2010/3/9 »COMMENT GET MUSIC
硬質モノ、文字通り鉄板タイトル!!! ベルリン・アンダーグラウンドの「てっぺん」的レーベル「OSTGUT TON」から、MARCEL DETTMANN音源のREMIX集が登場!! MDRからリリースするNORMAN NODGEによる90'S HARD TECHNOっぽいインダストリアル感が表現された2TRACKと、新鋭WINCENT KUNTHのおこもり感満点、地下DUB TRACKを収録。

9

VALMAY

VALMAY Radiated Future BLUEPRINT / UK / 2010/3/8 »COMMENT GET MUSIC
2009年の復活劇は、アンダーグラウンドにおける大きなトピックと思います。JAMES RUSKINによるBLUEPRINTからの新プロジェクトVALMAY。実はベテランPAUL MACの変名!! 打ち込まれる尖ったハットと抑えの利いたシンセのバランスは、相当計算されてフロア用に調整されいたり、HARD MINIMAL的ベースラインが光っていたりと、ベテラン・プロデューサーらしいキラーチューン。

10

PETER VAN HOESEN & DONATO DOZZY/MATT O'BRIEN

PETER VAN HOESEN & DONATO DOZZY/MATT O'BRIEN Talis/Into The Red CURLE / BEL / 2010/3/2 »COMMENT GET MUSIC
素晴らしいTECHNO作品!!! 来日の度に素晴らしいDJプレイで、ファンを増やしている、イタリアン・アンダーグラウンドのトップDONATO DOZZYと、間もなくアルバムをリリースするベルギーのPETER VAN HOSENによるコラボ!! 90年代のUK TECHNOのような透き通ったシンセのリフと、緻密なプログラミングによる音の粒子。フロアで鳴らせば百万馬力な低音は完璧!!!

CHART by JET SET 2010.03.18 - ele-king

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UNKNOWN ARTIST

UNKNOWN ARTIST WOMAN OF CANDY »COMMENT GET MUSIC
出た!!話題のInternational Feelからド最高な謎リエディット物登場!!先日のHarvey pres. Rocussolusの瞬殺振りも凄まじいものがあったInternational Feelから"I'm Not In Love"ネタに続くリエディット物第2弾!!

2

GONJASUFI

GONJASUFI A SUFI & A KILLER »COMMENT GET MUSIC
新世代ビート通過後のフリークアウト・メロウ・ソウル衝撃の傑作!!西海岸ビート・シーンから登場した謎のシンガー/トラックメイカー、Gonjasufiの1st.アルバム!!Flying LotusとGonzalesが正面衝突したような驚異のニュー・サウンド。とにかく聴いて下さい!!

3

DJ ASPARAGUS

DJ ASPARAGUS EP#1 -WAN'CHA »COMMENT GET MUSIC
Ur Daddy Loves Uが(B面込みで!)喝采(?)を浴びた新鋭、DJ Asparagusの第2弾リリース!今回も、Wipe The Needleとの"Ur Daddy Loves U"(Gil Scott-Heronの同名曲のRe-Edit)の流れを汲んだ"I Wan'Cha"、Erro"Don't Change"を文字通りファンキーに料理したB/W"Funk For Me"と、今回も両面イケます!

4

DONAEORIOT MUSIC

DONAEORIOT MUSIC »COMMENT GET MUSIC
大推薦☆D'N'Bを呑み込んだ進化形UKファンキー・ボムをSkreamがリミックス!!"Party Hard"の特大ヒットも記憶に新しいUKガラージュ・プロデューサー/シンガーDonaeoを、SkreamがD'N'Bリミックスした特大アンセムがこちらっ!!

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V.A.

V.A. IN A CLOUD - NEW SOUNDS FROM SAN FRANCISCO »COMMENT GET MUSIC
これは素晴らしい。サン・フランシスコのインディ・シーンをパックした超グレイト・コンピ!!サン・フランシスコで活動する14アーティストの未発表曲を収録。アナログ・リリースのみの限定500枚。ロウファイ~ガレージ~フォークを中心に素敵な曲がめいっぱい入ってます。ジャケもグレイトです!!

6

RUSKO

RUSKO WOO BOOST »COMMENT GET MUSIC
ダブステップ史を塗り替えた天才がDiploのMad Decentから初登場!!■'10年度ベスト候補■流石のDiplo。先物データDJたちの間ではお馴染みの強力新鋭ばかりを起用した超強力リミックス12"へと仕上がりましたっ!!

7

V.A

V.A CECILLE ITALY »COMMENT GET MUSIC
人気のCecilleからの興味深い企画コンピが登場!!ミニマルハウス・シーンの最前線を走るCecilleが注目するイタリアン・プロデューサー達を一挙に紹介するコンセプト・コンピレーション!!!

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QATJA S

QATJA S KROM EP »COMMENT GET MUSIC
☆大推薦☆これが当ジャンル'10年の一推しサウンド=フレンチ・テックだ!!当店お馴染みのベルジャン・ジャンパーDr. Rudeとのコラボ12"もリリースしているフレンチ・テック・マスターQatja Sによる特大傑作がこちら!!

9

D.I.T.

D.I.T. LONG GONE (PRINS THOMAS EDIT) »COMMENT GET MUSIC
コロラド発の幻のマイナー・ソウル/ファンク・バンド音源の正規再発!!Still Musicの再発専科Past Dueから、Alex From Tokyo、Rondenionによるリエディットも含めて'07年に再発された"Let's Start Dancin"に続く第2弾。

10

REZKAR

REZKAR ABOVE THE CLOUDS »COMMENT GET MUSIC
南アフリカからのグッド・ディープ・ハウスをJohn Dalyがリミックス。The Revenge、Dixon、Ame、Tim Sweeney、Jacques Renault、D'Julz、Michael Reinboth、Sasse、Lexxと多くのサポートが集まる話題作!!

CHART by JAPONICA 2010.03 - ele-king

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BASED ON KYOTO

BASED ON KYOTO SUNRISE EP JAPONICA/JPN / 3月8日 »COMMENT GET MUSIC
我らがBASED ON KYOTOの傑作アルバムからシングル・カット第3弾!アルバム収録曲の中でも"FLOWER"と並び人気の高い、た胸キュン・ディープ・ナンバー"SUNRISE"に、アルバムの中でも最もダンサンブルなナンバー"JUST AFTER THERAIN"をニュージーランドの天才RECLOOSEが、MARK E等の活躍で注目を集めるポスト・ビートダウンの注目株FRANK BOOKERと共同リミックス!

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UNKNOWN

UNKNOWN STORY #3 STORY/GER / 3月7日 »COMMENT GET MUSIC
まったくの詳細不明ながら第1弾、第2弾ともに大反響を呼んだ"STORY"シリーズの最新第3弾が到着!今回も誰が手掛けたか不明ながら、ダビーでスモーキーな極上の黒さをまとったダウンビート系ディープ・ハウスを4作品!とにかく素晴らしい出来なので是非ともチェックしてみて下さい!

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MENDO

MENDO ENCANTOS CADENZA / GER / 12月20日 »COMMENT GET MUSIC
大ヒットを記録した"REMEMBER"に続いて、LUCIANO主宰CADENZAから2枚目となるスイスのベテランによる本作は、子供声が癖になるフロア・キラーなミニマル・トライバル!FRANCK ROGER、RADIO SLAVE、SASCHA DIVE、MATHIAS KADEN、PETETONGら、錚々たる面々がプレイ!

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BILLY LOVE (THEO PARRISH feat. BILL BEAVER)

BILLY LOVE (THEO PARRISH feat. BILL BEAVER) MELLOGHETTOMENTAL SOUND SIGNATURE / US / 3月2日 »COMMENT GET MUSIC
JEFF MILLSやMIKE BANKS、NIKO MARKSも在籍した伝説的なユニットMEMBERS OF THE HOUSEのメンバーであったBILL BEAVERが、THEO PARRISHとの共同プロデュースでお届けする話題作!"SUMMERTIME IS HERE"でも参加していたヴォーカリストGREEN PICKLESや、MEMBERS OF THE HOUSE(UR)、ROTATING ASSEMBLY等の作品でヴォーカリストを努めてきたベテランBILLY LOをフィーチャー!

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KAFKA

KAFKA KAFKA REMIXED MIGHTY HIGHNESS/AUS / 12月25日 »COMMENT GET MUSIC
オーストラリア発、新興クロスオーヴァー・レーベル<MIGHTY HIGHNESS>第二弾!ブラック・ルーツ・ミュージックをふんだんに取り込んだオーストラリアのアフロ・ファンク・バンド「KAFKA」のリミックス EPとなる今作。アフロ・ディスコ、ロービート・ダビー・ブレイクス、ビートダウン?ニュー・ディスコなアフロ・ファンク・ブレイクビーツまでジャンルレスに全方位対応型の粒揃いなナイス・リミックスEP!

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SOFRITO SPECIALS

SOFRITO SPECIALS TROPICAL SOUNDCLASH! SOFRITO SPECIALS/UK / 3月10日 »COMMENT GET MUSIC
素材のレアグルーヴ独特の土着的質感を活かしながらもディスコ?ハウス・フィールドにまでばっちり対応できてしまうナイスなエディット4トラック収録!中でも<G.A.M.M>からリリースされた"AFRICAN RHYTHM"のリエディットで注目を集めたスウェーデンのTROPICAL TREATSによるA面2トラックはリズム・アンサンブル主体のハウス?ブレイクビーツ・フィールなかなり秀逸な出来!

7

HOLGER CZUKAY

HOLGER CZUKAY A GOOD MORNING STORY CLAREMONT 56/UK / 2月16日 »COMMENT GET MUSIC
先日リリースされた限定10インチが瞬く間にソールドアウトとなったクラウト・ロックの伝説的グループCANのオリジナル・メンバー、ホルガー・シューカイが99年にリリースした大傑作アルバムが10年の時を経て2LPで登場!当時もCDオンリーでのリリースだったため今回が初のアナログ化!未発表音源を 3曲収録、見開きジャケット仕様、ナンバリング入りの世界限定500枚プレス!

8

LOWER EAST SIDE PIPES

LOWER EAST SIDE PIPES MINI DEMO SAMPLER SACRED RHYTHM/US / 3月9日 »COMMENT GET MUSIC
DANNY KRIVITの最新MIXCDに収録された"DISORGANIZED CORRUPTION"に続く本作、リードトラックとなるA1"DRAGON"は熱いギターリフとホーンへ程よい深みを備えたダビーかつドープなエフェクトを多用させたダンストラック!タイトルにはかつてJOE CLAUSSELLが勤めていた"DANCE TRACKS RECORDS NEW YORK"の所在地"91EAST THIRD STREET"を掲げた入魂のDUB VERSION!

9

TRISHES

TRISHES DIDN'T I ? / MAKE A SMILE FOR ME THE LOUD MINORITY/AUS / 3月9日 »COMMENT GET MUSIC
ドイツの<MELTING POT>からのリリースもあるオーストラリアのDJ/プロデューサーTRISHESによる今作。イチオシはA面"DIDN'T I?"!"DARONNDO/DIDN'T I"のヴォーカル・パート、メロディー・ラインに"JAY DEE/F*CK THE POLICE"ネタでおなじみ"RENE COSY/SCRABBLE"のドラムブレイクを被せた超絶マッシュ・アップでDARONNDOの名曲を絶妙なハマリ具合でフロア仕様へとアップデートしたかのような逸品!

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ERDBEERSCHNITZEL

ERDBEERSCHNITZEL 4 MONTHS FAUX PARR/UK / 3月3日 »COMMENT GET MUSIC
ドイツの新鋭ERDBEERSCHNITZEL自身による"4 MONTHS"オリジナルVer.はジャズ・ソウル感覚をふんだんに盛り込み、ビルドアップしていくデトロイト・サウンドにも通じる黒光りした秀逸ディープ・ハウス・トラック!さらにボトムへヴィに展開されるMARK E節炸裂のリミックスももちろん◎!そして"TONIGHT IS TODAYIS TOMORROW"もスペイシー・ジャジーなビートダウン?ディープ・ハウス・トラックでこちらも文句なし!
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