「IO」と一致するもの

Chart by JET SET 2011.10.24 - ele-king

Shop Chart


1

BORIS

BORIS BLACK ORIGINAL - REMIX EP »COMMENT GET MUSIC

2

HARVEY PRESENTS LOCUSSOLUS

HARVEY PRESENTS LOCUSSOLUS TAN SEDAN / THROWDOWN REMIXES »COMMENT GET MUSIC
Dr. Dunks & Com Truiseによる話題の2リミックスが遂に12"リリース!!DJ Harveyによる"Locussolus"プロジェクトの1stフル・アルバムから、先行カット第二弾として登場し爆発的なセールスを記録した人気タイトル"Tan Sedan / Throwdown"のリミキシーズ12"が限定500枚にてリリース。

3

PHIL WEEKS

PHIL WEEKS BY MY SIDE »COMMENT GET MUSIC
2000年設立以降、良質かつ即戦力のハウス・トラックをコンスタントに輩出してきたフレンチ・ハウスの代表レーベル"Robsoul Recordings"から、オーナーPhil Weeksによるカタログ100番が登場。

4

THEO PARRISH / BURNT FRIEDMAN

THEO PARRISH / BURNT FRIEDMAN MEET MANCINGELANI AND ZINJA HLUNGWANI »COMMENT GET MUSIC
南アフリカ発起の高速辺境ビートをコンパイルした奇天烈コンピ「Shangaan Electro」のリミキシーズ最新作。Oni AyhunやRicardo Villalobosらに続いて、Theo Parrish & Burnt Friedmanの重鎮コンビが参戦。

5

SOFT ROCKS

SOFT ROCKS WE HUNT BUFFALO NOW »COMMENT GET MUSIC
サイキック・ダブワイズ傑作が先行カット!!Andrew Weatherallによるキラー・リミックス収録!!Lovefingers主宰"ESP Institute"から、UKのハード・ディガー・ユニットSoft Rocksによるニュー・アルバム「Curse Of Soft Rock」からの第一弾先行シングル・カットが登場。

6

LARGE PROFESSOR

LARGE PROFESSOR KEY TO THE CITY »COMMENT GET MUSIC
新作が待たれるLarege教授の先行カットが登場! スクラッチにはRob Swift!全ヒップホップ・ヘッズ待望の新作12"は、Side-Bに別リミックスMad Scientist Remix、インスト、アカペラ収録の間違いない内容! *クリアー・バイナル、ダウンロード・カード付。

7

LORD ECHO

LORD ECHO MELODIES SAMPLER EP »COMMENT GET MUSIC
Reggae~DubバンドであるThe Black Seedsの核を担うギタリスト、Mike Fabulousの新プロジェクトがLord Echo。Wonderful Noiseからまたしても素晴らしいタイトルがリリース!

8

SHE & HIM

SHE & HIM A VERY SHE & HIM CHRISTMAS »COMMENT GET MUSIC
人気女優Zooey DeschanelとギタリストM. WardによるShe & Him。3枚目となるアルバムは、全曲クリスマス・ソングのカヴァーという素敵すぎる贈り物です!!

9

AEROPLANE

AEROPLANE IN FLIGHT ENTERTAINMENT SAMPLER 1 »COMMENT GET MUSIC
オフィシャル・ミックス"In Flight Entertainment"からのアナログ・サンプラー1/2!!エクスクルーシヴ音源のみで構成された話題のマンスリー・ミックス・シリーズ初のCD化に合わせ、収録4楽曲が抜粋されたアナログ・サンプラーが2作同時入荷。

10

KASHMERE STAGE BAND

KASHMERE STAGE BAND TEXAS THUNDER SOUL 1968-1974 (DELUXE EDITION) »COMMENT GET MUSIC
史上最強高校生ファンク・バンドのアンソロジーがデラックス・エディション新装版にて再登場!!Bonus LP + DVDを追加収録!!DJ Shadow"Holy Calamity"にてサンプリングされた"Kashmere"、Dennis Coffey"Scoripo"カヴァーなど、末恐ろしいレア音源満載のディープ・ファンク・クラシック!!

HEXSTATIC - ele-king

 SBTRKTとアニマル・コレクティヴとホワイト・ストライプスとキッド・カディとアフリカ・ハイテックをミックスすDJがいるかって? いるんですよ。これ見て(https://vimeo.com/30103637)。
 UKの〈ニンジャ・チューン〉レーベルを主宰するコールドカットは、1987年にDJのミックス文化にウィリアム・S・バロウズのカットアップの手法を持ち込んで、そうした脈絡のないミックスを実現した。ヘックスタティックは、コールドカットの初心とも言えるミックス文化を継承するレーベルの映像チーム。そんな彼らのヴィデオ・ミックスが無料配信されている。くだんのリンクは、1時間にもおよぶ驚愕の映像音楽体験です。

 今週末、世界初披露となるHalloween Audio Visual Setを組み上げて〈エレクトロニック・トライブ〉(通称、エレトラ)に出演する! 彼ら御機嫌なパフォーマンスは祝祭にバッチリはまるはず。とくにハロウィーン好きは必聴で必見。パーティには他にも個性的な出演者が登場するので、詳しくはホームページをご参照ください。

【ELECTRONIC TRIBE HALLOWEEN PARTY 2011】

ELECTRONIC TRIBE HALLOWEEN PARTY 2011
ELECTRONIC TRIBE HALLOWEEN PARTY 2011

2011年10月29日(土) 23:00 開場/開演
@UNIT/SALOON/UNICE 
渋谷区恵比寿西1-34-17ザ・ハウスビルB1、B2、B3
HP: www.unit-tokyo.com

出演者
HEXSTATIC -Halloween Audio Visual Set- (Ninja Tune/UK)
O.N.O a.k.a. MACHINE LIVE (THA BLUE HERB/JPN)
80KIDZ (Kidz Rec./KSR/JPN)
DJ OLIVE (the Agriculture/USA)
KAORU INOUE (SEEDS AND GROUND/JPN)
DE DE MOUSE (JPN)
ALTZ (Flower of Life/Altzmusica/JPN)
NUMB (Revirth/JPN)
IAN O'BRIEN (Peacefrog/UK)
QUARTA330 (Hyperdub/Lo-bit Playground/JPN)
CALM (Music Conception/JPN)
VJ : SO IN THE HOUSE (JPN)

前売り券&W/F : ¥3,000、当日券: ¥3,500
仮装割引 : フル・コスチューム無料!、セミ・コスチューム ¥2,000!

www.electronic-tribe.com/hw

 

■HEXSTATIC (Ninja Tune/UK)

古くからNinja Tuneで映像部門の中枢にいたStuart Warren Hilと、グラフィック・デザイナー、DJのRobin Brunsonによるユニット。95年の結成以来、ヴィジュアル素材をコラージュ&マッシュアップする手法で、常に革新的なオーディオ・ビジュアル・エンターテイメントのフィールドを開拓し続けてきた。第1回目のBig Chillフェスティバルでの映像がきっかけでNinja Tuneの伝説的イベント"Stealth Night"に参加。レジデントVJとしてキャリアをスタートさせることになる。その後、彼らの映像作品は数々の賞を獲得し世界の主要フェスに出演するなど、現在オーディオ・ヴィジュアルの領域においては向かう所敵無しである。また映像だけでなく音楽面においてもコラージュ・センスを発揮。00年にUK初のオーディオ・ヴィジュアル・アルバムとして発表された『Rewind』や、3Dメガネをかけて立体映像が楽しめる2ndアルバム『Master View』、07年の3rdアルバム『When Robots Go Bad』などはクラブ・シーンのみならず芸術作品として多方面で評価されてきた。昨年も4thアルバム『Trailer Trax』を全曲無料ダウンロードでリリースし大きな話題を呼んだ。現在、Robin Brunsonのみでのライヴ活動を新たに始動させ、映像と音楽をシンクロさせた遊び心溢れるステージで世界中を賑わしている。.今回なんと4年振りの来日となるハロウィーンにあわせHalloween Audio Visual Setという特別なライヴをセッティング。観る者を虜にさせる御機嫌なパフォーマンスは必見だ。

vol.15 : CMJ 2011 (1) - ele-king

今年で17回目を迎えたCMJ(カッレジ・ミュージック・ジャーナル)。大学のラジオ(カレッジ・ラジオ)から発生したこの音楽見本市は、本来目的としていたインディ・バンドのショーケースするという領域を越えて、すでに有名なバンド、世界中のインディ(メジャーもあり)バンドをこれでもか、というぐらい見れる4日間という、いわば、お祭り騒ぎになっている(もちろん、名の知れないインディ・バンドがプレイするヴェニューもあるが、とって付けたような扱いとなっている)。
昼間はパネル(モデレーターとパネリストがいろんな課題、例えば、これからのカレッジ・ラジオはどうなるか、音楽イヴェントを成功させるには......などについて、5人ぐらいで白熱論議をする)&ディパーティ(ほとんどフリーショーで、さらにスポンサーがついて、ビーガンのブリトー、ビールなどがふるまわれる)、夜は公式のショーケース、夜中は朝までダンス・パーティ、さらには公式とはまったく関係ない場所で、それに乗っかったショーケース(アンオフィシャル)も加わり、まったく寝る間がない音楽漬けの4日間(火曜日から土曜日)となる。いわゆる音楽がらみの自分のビジネスを宣伝する場所ということもあり、いろんなフリーのアイテムが手に入る。スポンサーがレッドブルというのも納得だが、みんなレッドブルを飲みながらショーに参加する様子はスポンサーの効果大......というか、これこそお手本にすべき宣伝効果とも言える。
 それでは、はじまり。


CMJの本部になっているニューヨーク大学へ

■10/17(月)
Oh my rockness CMJ kick off party @ pianos
 Jonquil
 Ski Lodge
 The Hairs
 Gross Relations
 Sea Monsters

 何故かまだ月曜日なのにプレCMJキック・オフ・パーティが、オー・マイ・ロックネスというバンド・リスト・サイトがスポンサーで開催された。バンド自体は、ルタード・ゾーン(『ピッチフォーク』がスポンサーをしているエレクトロ・サイト)がらみのバンドもいて、そこそこ人も入っていてよい感じ。ただ、これからの長いイヴェントを考えると、今日はそこそこにして切り上げる。明日からの怒濤の日を祝う。

■10/18(火)
 朝いちで、CMJバッジをピックアップにニューヨーク・ユニヴァーシティ内のジャドソン・メモリアル・チャーチに出向く。ここがCMJの本部になっている。大学のイヴェントなので、講堂みたいなところでバッジをピックアップする。
 バッジを無事ピックアップしたあとはギフト・バッグをもらいに( というかそれは文句で、スポンサーのショーケースに向かわされる)、隣のキメル・センターへと急ぐ。大学の校舎の各階では、CMJのいろんなパネルがおこなわれている。
 スポンサーには、チャンピオン(洋服ブランド)、ソニック・ビッズ(インディ・ミュージックをサポートするサイト)、サウンド・エクスチェンジ(インディバンドの権利を守る機関)、フーチューン(新しい音楽のデジタル・サイト)、チャック(マーケティング・カンパニー)、ファンフリー(ペーパーレス・チケットのアンチ機関)、アスキャップ(音楽権利機関)、サウンドタップ(カレッジ・ラジオを選べるサイト)、ヴォリ(ライトヴォッカ)などから、国際的な国を代表したテーブル(彼らはそれぞれの国ごとにショーケースを持つ)、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、フランス、スウェーデン、台湾、カナダ、(日本はなかった)が所狭しと並んでいた。

火曜日に行く予定だったショーは以下。

Merge records showcase @ bowery ballroom
 11:00 Wild Flag
 10:00 Eleanor Friedberger
 9:00 Hospitality

school night NY showcase with East village radio & MFG @ bowery hotel 335 bowery @ great jones
 Duke Sprit (DJ)
 11:00 Drop the Lime (DJ)
 10:30 U.S. Royalty
 9:30 The Silent comedy
 8:30 Duke Sprit

9:30 pm Zola Jesus @knitting factory

Carpark CMJ showcase @ public Assembly (front)
 1:00 Class Actress
 12:00 Dent May
 11:00 Cloud Nothing
 10:00 Young Magic
 9:00 Adventure

Mexican Summer CMJ showcase @ public Assembly (back)
 12:00 Light Asylum
 11:30 Radio people
 10:15 Date Palms
 9:30 Quilt
 8:45 Home Blitz
 8:00 Xander Duell

Afro-punk presents "Death to Hiphop" A CMJ showcase @ music hall of williamsburg
 Death
 Cerebral Ballzy
 Ninjasonik

 まずは〈バワリー・ボールルーム〉へ。最初に登場したバンド、ホスピタリティーは若い感じだったが、そんなに印象には残らなかった。早くはじまったので、そのあいだに数ブロック離れたバワリーホテルで友だちのUS ロイヤリティのショーを見に行く。
 が、......彼らはまだその後だったらしく、代わりにデューク・スピリットというロンドン出身のバンドを見た。ケイト・モスによく似た女の子がフロントにいるパワフルなサウンドで、パフォーマンス的に好きだったが、これもそこまで印象に残らず、フェアリー・ファーナシスのエレノア・フレイドバーガーを見に〈バワリー・ボールルーム〉に戻る。あわよくば少し見てUS ロイヤリティに帰って来れるかなと思いながら......。この時点で〈ミュージック・ホール〉のセレブラル・ボルジーは諦めた。
 〈バワリー・ボールルーム〉ではちょうどエレノア・フレイドバーガーが始まったばかりだった。からし色の前あきシャツをからし色のコーデュロイのパンツ(リーバイス)にタックインし、ウエスタン・ブーツを履いているのが上からでもわかる。その上に星マークの紺色のカーディガン。メンバーはギター(パンチ・パーマ、もしかして、もじゃもじゃしているだけかも)、タータン・チェックのシャツにジージャン)、ベース(天然パーマ、白の前あきシャツにジーンズ)、ドラム(彼だけサングラスにオールバックとちょっと浮いていた)......外見だけ見ると、とてもじゃないが現在のバンドと思えない、レトロ感に満ち溢れているバンドだ。が、エレノア・フレイドバーガーは予想よりも素晴らしかった。MCで「地元に帰ってきて嬉しい」と言っていたのでツアー中だったのだろう、メンバーの息はぴったりで、とても快適にプレイしている。特別なことをしていないのに良い。トイレに行きたかったのに行けなかったほどに......ショーのあとの物販は、きちんと本人たちがしていた。

素晴らしいライヴのEleanor Friedberger (photos : Brooklyn Vegan)

 今回のCMJでもっとも注目されているのがワイルド・フラッグだ。このバンドは、スリーター・キニー(キャリー、ジャネット)、ヘリウム(メアリー)、マインダーズの(レベッカ)メンバーで結成された、いわばスーパー・ガールズ・バンド。この日のメインでもある。
 実は、本来はパブリック・アセンブリーに〈メキシカン・サマー〉と〈カーパーク〉のショーケースを見に行こうと考えていてたので、ワイルド・フラッグに関してはとりあえず見てみようと思っていたのだが、まだ初日というのに、おそらく今回のショーでいちばん良いショーになった。演奏が上手いのはもちろん、音楽、パフォーマンス、メンバーの動き、衣装、タイミング、すべのバランス最高で完璧。格好いいガールズ・バンドはたくさんいるが、ここまでオーディエンスの印象に残るようなバンドはレアだ。オーディエンスがほとんど女の子というのも納得。最前列は女の子で溢れかえっていたし、黄色い声がガンガン飛んでた。私は背が小さいので、いつもなら難なく前に入れてもらえるのだが、今回ばかりはガッツり断られてしまった!
 メアリー・ティモニー(ギター)とキャリー・ブラウンスタイン(ギター)がツイン・ボーカルで、交互に歌うのだが,メアリーは女の子よりの歌い方で、スパンコールのトップにタイト・スカートにアミタイツにフラット・シューズ。キャリーは、サーモン・ピンクのリボン付きノースリーブにピタピタの黒のパンツ、ブーツ・カットの黒ハイヒールでキリッと男前でカッコ良い。ジャネット・ワイス(ドラム)はピンクのスパンコールが胸のところにあしらわれたチューブ・トップにジーンズ、レベッカ・コール(キーボード)は黒のスパンコール・タンクトップにジーンズ。みんな光りものが好きなのか......。バックコーラスも完璧で、最後のアンコールには、ビールを客席にけり上げて終了。最後にまわりの人たちと「最高だったね~」と言いながら、家路についた。パブリックアセンブリーには興奮していけなかった。あ、ゾラ・ジーザスも......。

デビュー・アルバムのリリースも控えている、Wild Flagの圧倒的なライヴ (photos : Brooklyn Vegan)

■10/19(水)
True panther & popgun presents CMJ showcase @ glasslands (9-3am)
 Trash Talk
 Tanlines
 King Krule
 Little Red
 Teengirl Fantasy
 Lemonade

noisey.com,SUPRA NYC showcase @Santos party house
 TWIN SHADOW
 MAIN ATTRAKIONZ
 BLEACHED
 CAVEMAN
 INC
 PUJOL
 FIDLAR

Jagjaguwar/secretly canadian/dead oceans CMJ showcase @ union pool
 A place to bury strangers
 Gauntlet Hair
 Parts & labour
 Porcelain Raft
 Exitmusic

The Fixed CMJ Freakout! @ public Assembly (9-4 am)
 Teengirl Fantasy
 Still Corners
 CFCF (DJ)
 Warm Ghost
 Chad Valley
 Radio people
 Lemonade (DJ)
 JDH and Dave P

 昨日行けなかったパブリック・アセンブリーに行くとまだはじまっていない。よく考えるとグラスランズとメンツが被っているので、そういうことかー、と思いグラスランズに移動。ちょうどティーンエイジ・ファンタジーの真っ最中。CMJは同じバンドが同じ日にいろんな場所でやるので時間配分がとても難しい。CMJのオフィシャル・サイトには時間まで載っていないこともあるので、ある意味賭けなのである。例えば、ブルックリンとマンハッタンをはしごする場合、もう帰って来れない、という危機感がつきまとうが、ブルックリン内、マンハッタン内では、行ったり来たりするのが、CMJの定番。実際歩いているとパスをかけた物同士が、道ばたで「~はいま行くと良いよ」、など情報交換している場面に遭遇する。実際私もパスをかけている人に「~に行くんだけどいまどんな感じ?」と聞いたり、友だちになったりもする。


CMJ #2 (10/20-10/22)に続く。

Chart by Underground Gallery 2011.10.20 - ele-king

Shop Chart


1

ONUR ENGIN

ONUR ENGIN Edits 5 [Onur Engin/12inch] »COMMENT GET MUSIC
シカゴの[Plimsoll]からのリエディット作品も話題となった、トルコはイスタンブールのアーティスト ONUR ENGIN新作が、自身主宰レーベル[Onur Engin]から登場。何と言っても今作のオススメは Side-Aに収録された「Love Talkin'」で、先日のDommuneでもDANIEL WANGが一発目にプレイしていた「メリーゴーラウンド」や国内某アーティストによる「Blow」のリエディットなど、ここ数年多くのアーティストがDJプレイに取り込みつつある、山下達郎氏の音源をしようしたもの。この曲は、82年にリリースされた6枚目のアルバム「For You」に収録されていた作品で、作詞を手掛けているのは盟友 吉田美奈子!、原曲をピッチアップし、甘くアーバンな雰囲気はそのままに残した、文句のつけようがない、超フロアーキラーな仕上がりとなっています!!さらに Side-Bには、DJ HARVEYのプレイで知られる ROD STEWARTの名作「Do Ya Think I'm A Sexy」を、トルコの女性シンガー SENAYがディスコ・カヴァーした「Kent Yasami」をリエディット。こちらも原曲以上にパワフルで、ちょっとオリエンタルな雰囲気を感じさせて良いですね縲怐Bどちらもホントに最高です!!今回もリプレスなし、完全限定プレスでのリリースとなっていますので、絶対に買い逃しのないよう、お早目のチェックをオススメしますよ縲怐B間違いなく、下半期を代表するキラータイトルとなる事でしょう。大・大・大推薦!

2

AFRIKAN SCIENCES

AFRIKAN SCIENCES Means & Ways [Deepblak Recordings / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
新世代アフロ・トライバル・ハウス超推薦盤!ここ最近欧州では急激に評価が高まってきている注目黒人ハウサーAYBEEが主宰する[Deepblak Recordings]の新作はかなりヤバめのトライバル・チューンでオススメ! THEO PARRISHのリズムの打ち込みにも通じるような、独特のつんのめり感のある、パーカッションの組み上げ方が、凄まじくカッコイイ、新感覚のアフロ・トライバル・ハウスのB1がヤバい!その他にも、ドリーミーなシンセ音がタームワープするかのように、捩れながら上昇していく、ドラッギーなテック・チューンのA1、デトロイティシュな空間シンセを響かせたディープ・トラックのA2など、全てがキラー!DJ的にもかなりアクセントとなりそうなトラックばかりなので、上手く使って頂きたい一枚です!スタッフ推薦盤!

3

SOFT ROCKS

SOFT ROCKS We Hunt Buffalo No [ESP Institute / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
UKのハードディガー・ユニットSOFT ROCKSによる70's UK Reggae/Dubマナーなオリジナルを、ANDREW WEATHERFALLが男気溢れる[On-U]ライクなロッキン・ダブへリミックス!COS/MESやTIAGOらのリリースで話題を集めた LOVEFINGERS主宰の超人気レーベル[ESP Institutes]新作は、UKのハードディガー・ユニット SOFT ROCKS。PATRICK COWLEY作品を手掛けたり、INDOOR LIFEのヴォーカリストとしても活躍していたJORGE SOCARRASを起用した今作、まず Side-AにはTIM SWENNYも Beats In Spaceでプレイしていた、70'sパンクやNew-Wave、Dub/Reggaeを巧く昇華した ぶっ飛びまくった ドープ・パンキー・ダブ、オリジナル。そしてSide-Bには、UKの超大御所 ANDREW WEATHERALLが不良感溢れるロッキンなリミックス。どちらもとにかく間違いありません!これは何がなんでもゲットしておいて下さい。UGスタッフ 超オススメの1枚!

4

ANSWER CODE REQUEST

ANSWER CODE REQUEST Subway Into [Answer Code Request / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
HARDWAXが送る期待の新レーベル!ANSWER CODE REQUESTなる謎のアーティストによる、デトロイト、IDM、UKG/ダブステップのハイブリッドとも言える、強力盤! この所、リリースペースが落ちていたベルリンHARDWAX関連の作品ですが、久々にリリースされた今作は、 ここ数年のハイブリッド・サウンドの集大成と言えそうな、ダブステップ/UKG、エレクトロニカ、デトロイト・テクノなどの要素が詰まった、流石の地下サウンドを披露!トライバルハウスともUKファンキーともリンクするバウンシーなビートを軸に、デトロイティシュに色ついていくB2「Reflected」、エレクトロニカ的な硬質ビートと、ダークアンビエンスなシンセの絡みが緊張感を生み出しているA2「Escape Myself 」など、4トラックを収録!

5

BOMBAY BICYCLE CIRCLE

BOMBAY BICYCLE CIRCLE Shuffle - Leo Zero Remix - [Let'S Get Lost / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
A MOUNTAIN OF ONEのリード・オブ・マン LEO ZERO リミックス!トビの効いたパーカッションを鳴らした、北欧の天才 RUNE LINDBAEKとの共作、Side-Bが一押し!! KZA氏、[Mule Musiq]共同主宰[Let's Get Lost]第10弾は、同シリーズ初登場となる A MOUNTAIN OF ONEの DJ LEO ZERO。今回は、2009年にデヴューを果たした UKの若き4人組みロックバンド BOMBAY BICYCLE CIRCLEの 3rdアルバム「Different Kind of Fix」に収録された「Shuffle」をリミックス。原曲のポップメランコリーなギターリフを巧く残しながら、よりディスコ/ダンスフロアー仕様へと昇華させた、ナイスなバレアリック・リミックス Side-A、Side-Bでは LEO ZEROのリミックスに、トビの効いたパーカッションなどを鳴らしながら、展開させていった RUNE LINDBAELによるリエディットを収録。バレアリック方面の方は要チェック!

6

V.A

V.A Vibe 2 Compilation [Future Times / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
NYCのアンダーグラウンド、要注目レーベル[Future Times]新作は、現在、シーンのド真ん中で活躍するアーティスト、総勢 9組が参加した、超豪華 12"×2 EP!!NINA SIMONEの楽曲をネタにしていると思われる、デトロイトスタイルなビートダウン・ハウス A1を筆頭に、80年代のアーバンでソウルフルなディスコサウンドを彷彿とさせる TOM NOBLE手掛ける A2、AAX DONNELL & ERIC MALONEの人気クラシック「Golden Cage」的なリズムと[Island]的なトビ感が◎なエレクトロ・ダブ・ディスコ CONFUZED HOUSEの B1、バレアリックフィールなシンセ音とアシッドテイストなグルーブが見事に絡みあう JUJU & JORDASHの C1、浮遊感のあるシンセが印象的な STEVE MOOREのスローモートラック C2など、本当に捨て曲なしなキラートラック 全9トラックを収録!!是非お見逃しなく!

7

HOT BURRITO

HOT BURRITO Hot Burrito #1 [M1 Sessions / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
デトロイトのディストリビューター兼、レコード・ショップ"FIT"(実はSubmergeと同じ建物の中にあるらしいです...)が送り出す、謎多きデトロイトの新レーベル[M1 Sessions]から、DAVID SHETTLERなる人物による、粘り具合ばっちりなディープ・テック・ハウスがリリース! 粘るようにうねる、中音域のシンセ・シークエンスが、巧みな変化を繰り返グルーヴのヘビー・ベースの効いたディスコ・ライクなグルーヴの上で、軽やかに反復するA面、音フェチの方へもオススメ出来る、アナロジカルな電子音が、グチュグチュと変化しながら不規則に動く、ドープなビートダウン・ハウスのB面、共に、かなり個性的なカッコイイです!今後、どんな展開を魅せるのか楽しみなレーベルが誕生です!要チェック!

8

KAHUUN : ARTO

KAHUUN : ARTO Batteri : Midi Sync [Sex Tags Ufo / TOTALLY / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
まさに"カルト"という言葉が相応しい、ノルウェー秘境レーベル[Sex Tags Mania]傘下[Sex Tags UFO]の第3弾は、かなりキラー!!その昔UKの[Paper]からも作品をリリースしていた地元ノルウェーのDJ、KAHUUNと、詳細不明のARTOなるアーティストのスプリット12インチ!01年に[Hi Fi Terapi]からリリースしていたA面、KAHUUN「Batteri」は、最近ありそうでないジャズ・ファンク・ライクな、ブレイクビーツハウスを展開!MOODYMANNの傑作の「Black Mahogany」を思い出させる傑作です! ARTOによるTR-808+ピアノな、オールドスクールハウスも◎!

9

FLOATING POINTS

FLOATING POINTS Danger [Eglo Records/ 12inch] »COMMENT GET MUSIC
もはや説明不要の存在、FLOATING POINTS の新作は7インチでのリリース! TR-808ビートとメカニカルでピプノティックなアルペジオシンセで展開していく、かなり個性的なテック・チューン!これはお手上げです...。ベースも低い位置でしっかりと鳴っています!中盤でパッドシンセが迫り上がって来た後の展開に痺れますよ!!

10

FARBEN

FARBEN Xango [Fatiche/ 12inch] »COMMENT GET MUSIC
90年代後半、[Klang]や[Scape]と言った名門から、数多くの傑作を世に送り出してきたミニマル/クリック・ハウスのパイオニアJAN JELINEK aka FARBENが、待望の新作12インチを発表!FARBENらしい、フカフカした手触りと、アナロジカルな空気感は健在!

Mark McGuire - ele-king

 2011年、マーク・マッガイアは彼の過去の大量のアーカイヴからの編集盤『A Young Person's Guide To Mark McGuire』を〈エディションズ・メゴ〉からCD2枚組で発表している。パッケージには、収録元の過去のCDRないしはカセットの作品名とその枚数(75個限定だとか130枚限定だとか200枚限定だとか)が細かく記され、また過去のCDRないしはカセットのアートワークを並べたポスターが封入されている。ポスターの裏側では、フェンダーのテレキャスター、そしてギブソンのレスポール・ジュニアとともにマッガイアが部屋に座っている。牧歌的な『リヴィング・ウィズ・ユアセルフ』や既発のアンビエント作のレコード盤『タイディングス/アメシスト・ウェイヴス』、あるいはアコギ演奏による"VDSQ - Solo Acoustic"シリーズ作など、2010年のエメラルズへの評価と比例して発表された諸作が好評だったこともあって、ソロ・アーティストとしての存在感が急速に増した感じである。
 マニュエル・ゲッチング直系のループ(ミニマリズム)を現代的なドローンの感性で再解釈した『タイディングス/アメシスト・ウェイヴス』、『リヴィング・ウィズ・ユアセルフ』で言えば"Brain Storm"のような瞑想的な曲、それから『VDSQ』や『リヴィング・ウィズ・ユアセルフ』の前半で見せたレイドック気味のコード・ストロークの響きを活かしたメロウな曲、あるいはごくまれに出てくるノイズ・ギター、そうしたものの自由な組み合わせのなかでマッガイアの音楽は鳴っている。『ゲット・ロスト』は『リヴィング・ウィズ・ユアセルフ』以来1年ぶりの新録によるアルバムで、おおよそギターの多重録音という制約がある音楽において、リスナーの期待をうわまる作品だと言える。

 このアルバムがレコード店の視聴機にあったら3曲目の"Alma"から聴くことをお薦めする。透き通るように牧歌的なアコギの反復、そしてメロディ、そしてマッガイアは歌っている。それはおかしな喩えだが、青年になったパンダ・ベアのようなヴォーカリゼーションである。そう、つまり、アニマル・コレクティヴが『サング・トングス』を最後に失ったものがこの曲には、さらに前進したものとしてある。それはホントに、予期せぬ美しいものに出会ったときの感動をもたらす。"Alma"は、5曲目でも繰り返されている。
 素晴らしいチルアウトとトリップを約束する"When You're Somewhere"や"Firefly Constellations"も捨てがたい。"Another Dead End"もマッガイアらしい瞑想的な曲だ。『ゲット・ロスト』には"Brain Storm"や"The Passing Of The Road Chief"を上回る曲がある。しかし何よりも、『サング・トングス』以降というものに出会えたことが嬉しいです。

Ao Inoue - ele-king


1
Glover - Love Skank (1point5 Dubstep Mix) -SiZe Records

2
Roots Manuva - 4everevolution -BIG DADA

3
Jai Paul - BTSTU (Edit) - XL Recordings

4
Cutsigh - Pipedreams - PHASE WORKS

5
Ghost Poet - Cash and Carry Me Home - Brownswood Recordings

6
Wiley - 100% Publishing - BIG DADA

7
Samiyam - Sam Baker's Album - Brainfeeder

8
Bibio - Mind Bokeh - Warp Records

9
Roots Manuva - Get The Get (Breakage Remix) - BIG DADA

10
Snoop Dogg - Wet & Sweat (sarpdagcinar) - via.soundcloud

interview with Joker - ele-king


Joker
The Vision

4AD/ホステス

Amazon iTunes

 リアム・マクリーン......ジョーカーを名乗るこの青年は、路上では不良だったかもしれないけれど、音楽シーンではいわば神童だ。地元ブリストルのグライム・シーンで頭角を現していた彼は、2009年に〈ハイパーダブ〉から"デジデザイン"を発表すると、その評価はいっきに加速した......というのも強いて喩えるのなら、"デジデザイン"からはデビュー直後のマッシヴ・アタックのあの蛇のような艶めかしい暗さがいよいよグライム/ダブステップのフロアに接続されたかのような、ある意味では我々が待ち望んでいた陶酔が展開されていたからだろう。
 また、ジョーカーが、ピンチやペヴァリストといったDJ/プロデューサーが開拓したブリストルのダブステップのシーンにおいて、もっとも若いひとりだったことも彼の神話に拍車をかけたのかもしれない。いずれにしても、グイードとジェミーとの3人による通称パープル・サウンドのパーティは、ジョーカーによればそれはDOMMUNEが広いと感じるぐらいの規模だったというのに関わらず、ブリストルの新風の象徴として瞬く間に広く知れ渡った。
 『ザ・ヴィジョン』はジョーカーのファースト・アルバムで、待ち望まれていた1枚だ。ブリストルのアンダーグラウンドのこの10年の秘密を明かすかのように、グライム、ジャングルやダブステップが混ざっている。そして本人に自覚はないかもしれないが、多くのリスナーはブリストルらしい"低音"を感じるだろう(彼の音楽が「町から生まれたもの」であることは、以下のインタヴューを読めばわかると思う)。ビートが直撃するようなパワフルなR&B"ザ・ヴィジョン"は数ヶ月前に先行リリースされているが、アルバムのなかばの"ミルキー・ウェイ"以降の流れはとくに素晴らしい。フラフラになりながらクラブの入口を目指して真っ暗な階段を下っていく。その先に待っているのは暗闇のなかの孤独な恍惚だ......。たとえ本人がこの言われ方を拒もうが、ジョーカーからはブリストルの"ネクスト"を感じる。ヒップホップを基盤としながら、騒々しいベースを擁するメランコリー・ミュージックという意味において。

自転車にはまっていた。ゲットー・バイクという自転車に乗って悪いことをするグループに入っていて、俺はそのグループのなかでもいちばん落ち着きのない子供だった。ずっと喋っているし、落ち着きがなかった。で、「うるさいから、おまえ、黙っておけや」って、「おまえはジョーカー(おどけ者)だな」って。

昨晩のDOMMUNEでのプレイ、わずか1時間でしたが素晴らしかったです。

ジョーカー:えー、あー、......(しばし沈黙、そして日本語で)ありがとう。

どういたしまして(笑)。今日着ているそのTシャツは、ビリオネア・ボーイズ・クラブ(ファレル・ウィリアムスのファッション・ブランド)のヤツですよね?

ジョーカー:そうだよ。昨晩着ていたのも同じブランドさ。原宿の店で買ったんだ。

ファレル・ウィリアムスというのは、あなたにとってヒーローのひとりと言っていいんですか?

ジョーカー:ああ、そうだね。

ゾンビーもファレル・ウィリアムスがヒーローだと言っていたけど、あなたがた世代にとって彼は本当に大きな存在なんですね......あ、でも、ゾンビーのほうが年上なのかな?

ジョーカー:ゾンビーは30歳だよ。

あー、ぜんぜん彼のほうが上なんですね。ちなみにあなたはファレルのどんなところが好きなんですか?

ジョーカー:数年前にネプチューンズのインタヴューを読んだ。そこでファレルが、「俺たちにできるんだから君たちにもできる」って言ってて、俺はそれで「そうか、できるのか!」って。

とくに音楽的に影響を受けたってことはないんですか?

ジョーカー:もう、メチャメチャメチャメチャメチャメチャ......好きだ。彼の音楽は大好きだ。

音楽にのめり込んだきっかけは?

ジョーカー:つねに音楽があったから。

親からの影響?

ジョーカー:てか、音楽が嫌いなヤツっているのかな? 音楽はずっとそこにあった。最初の影響は、10代になったばかりの頃に聴いたアンダーグラウンド・ミュージックだった。それから俺はターンテーブルを手に入れて、クルーに入って、ますます音楽の世界に入っていった。

あなたのいうUKのアンダーグラウンド・ミュージックとは、昨晩も話したけど、グライムのこと?

ジョーカー:いや、違う。最初はどちらかと言えばガラージだった。それからジャングルだね。ジャングルは、UKではものすごく大きいから。グライムはガラージの新しい型で、ドラムンベースはジャングルの新しい型っていう言い方もできるよね。

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ひとりっ子で、いつも母親といっしょだった。彼女は車を運転しながらいつも音楽を聴いていた。それがジャングルだった。9年前に兄弟ができたんだけど、それまではずっと住む場所も転々としていて、ようやく一カ所に落ち着いて住むことになったとき、近所にクラックハウスみたいな家があって......

最初はDJから? 

ジョーカー:俺、ひとりっ子で、1日のうちの24時間、1週間のうちの7日間、母親といっしょだった。母親は車を運転しながらいつも音楽を聴いていた。それがジャングルだった。9年前に兄弟ができたんだけど、それまではずっと住む場所も転々としていて、ようやく一カ所に落ち着いて住むことになったとき、近所にクラックハウスみたいな家があって......まあ、実際に売人の家ってわけじゃなく、そう見えたってことなんだけど、そこにたまっていた連中のひとりが、いかにも売人なのか中毒者みたいな人なんだけど、いつも車で音楽を流しながらカセットテープを売り歩いていたんだ。それを友だちがよく買っていて、それを俺はよくコピーさせてもらっていた。そのテープを聴いていたよ。

そのテープがガラージだったんですか?

ジョーカー:そう、ガラージとグライムがミックスされていたね。

あなたはどういう風に、音楽制作を学んでいったんですか?

ジョーカー:いとこの家に行ったときにコンピュータを見せてもらって、そのなかにものすごい数のループがあったんだ。それをつないでいるのを見て、「あれ、それって曲を作ってるの?」って訊いたら、「そうそう」って。「こうやって、こうやって、こういう風にやるんだよ」って、で、「おお!」みたいな。それが最初だったね。それから数ヶ月後に自分でもコンピュータを手に入れて、そこにループを集めて、で、自分でやるようになったんだよ。

それは何歳のとき?

ジョーカー:13歳だね。えー......だから2002年ぐらいかな。

音楽に夢中になった理由みたいなものについて話してもらえますか?

ジョーカー:7歳の頃かな、さっきも言ったように母親の車になかにいるときにはいつも音楽があって、で、車中で流れている曲に自分の頭のなかで想像で違うフレーズを加えていった。だから子供ながらに頭のなかでトラックを作っていた。「俺ならこうするのに」とか、「何でここでこうならないんだろう」とか、実際に作る前からずっとそういうことをやっていた。

2007年にピンチの〈イヤーワックス〉から「Kapsize EP」をリリースするまでの経緯を教えてください。

ジョーカー:ヘンリーって男がいてね、彼はダブプレートを作っているんだけど、そのヘンリーがピンチの知り合いだった。俺はいつもダブプレートをヘンリーに頼んでいた。そのダブプレートがピンチのパーティのオープニングで何度か使われた。そのとき、けっこう良い反応をもらって、で、あのシングルがリリースされたんだ。15歳ぐらいのときかな。まあ、18歳になるまでは、ホントに身近な人しか俺が18歳以下(合法にクラブに行ける年齢)だということは知らなかった。

「Kapsize EP」の前から、ダブプレートはけっこう切っていたの?

ジョーカー:俺、その前からラジオのDJもやってたんだ。その頃はまだCDJがそんなに一般的ではなかったし、いまでも俺はCDよりもヴァイナルが好きだから、ラジオでプレイするためにもダブプレートはけっこう切っていた。

ちなみに何であなたはジョーカーという名義を使ったの?

ジョーカー:音楽とは別に、自転車にすごくはまっていたんだ。ゲットー・バイクというね、自転車に乗って悪いことをするグループに入っていて、俺はそのグループのなかでもいちばん落ち着きのない子供だった。ずっと喋っているし、落ち着きがなかった。で、「うるさいから、おまえ、黙っておけや」って、「おまえはジョーカー(おどけ者)だな」って。いつもそういう風に言われていて、最初は「俺のことをジョーカーと呼ぶな」と反論していたんだけど、いつしかそれも面倒くさくなって、「ま、いいか」と。それでジョーカーになった。

トランプの最強のカードって意味かと思った(笑)。

ジョーカー:ま、それでもいいよ(笑)。

そういえば、2009年、あなたが"デジデザイン"を出したあとに『ガーディアン』に載った記事で、あなたが"パープル(紫色)"を用いるのは、女の子が入りづらいような、モノクロームでダークなダブステップへの抵抗みたいな話がありましたが、実際のところどうなんですか?

ジョーカー:悪いけど、そのことに関しては話したくないんだ。俺が意図したこと以上に、話がでかくなってしまって......。

でも、今日も紫色のデザインのTシャツじゃないですか。

ジョーカー:......(ものすごく小さな声で)たまたまね。

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俺は、自分の音楽をブリストル・サウンドだと思っていない。正直言って、レジェンドとされているマッシヴ・アタック、トリッキー、ポーティスヘッドのことはよく知らない。それよりも〈フル・サイクル〉やロニ・サイズのほうが俺にとっては身近だった。

ところでブリストルという町は、日本のリスナーからも音楽の町として知られています。

ジョーカー:その通り。

そういうブリストルの歴史や背景は知ってましたか?

ジョーカー:ああ、ある程度は認識していたよ。

そのあなたの地元で、とくに好きな音楽家はいましたか?

ジョーカー:それを言うのは難しいな。正直言って、レジェンドとされているマッシヴ・アタック、トリッキー、ポーティスヘッドのことはあんまよく知らない。名前は知ってるよ。でも、彼らの音楽は聴いていない。それよりも〈フル・サイクル〉やロニ・サイズのほうが、俺にとっては身近だったな。あのあたりは友だちも多いし、知り合いもいるしさ。


Joker
The Vision

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なるほど。でも、あなたの『ザ・ヴィジョン』、あるいは昨晩のDJプレイにも、ブリストルらしさと言われているメランコリーを感じたんですよね。

ジョーカー:俺は、自分の音楽をブリストル・サウンドだと思っていない。だいたい、昨晩のDJではブリストルの音は使ってないよ。

わかりました。あなたのなかでアルバムというのは、どういう風に考えている?

ジョーカー:うーん。いまのところ『ザ・ヴィジョン』には何と言って良いかわからない。

曲のコレクション?

ジョーカー:違う。それ以上のものだ。でも、いまは何と言って良いかわからないんだ......。

シングルとは別に考えていたわけですよね?

ジョーカー:作っているときにはまったく別物だと考えていたね。それで、結果的にできた......そういう感じなんだ。

『ザ・ヴィジョン』というタイトルにしたのは?

ジョーカー:その言葉はいまとなっては半々かな。最初は、自分のなかの「ヴィジョン」を目指して作っていった。でも、そのヴィジョンを果たせたわけではない。そういう意味で半々だよな。ただ、結果には満足しているよ。当初考えていたものとは違ったものになったけど、それもまた「ヴィジョン」だからさ。

あなたのなかには理想のアルバム像のようなものはありましたか?

ジョーカー:ない。

フライング・ロータスには共感がありますか?

ジョーカー:うーん、何と答えたらいいかわらないな......ふたりとも黒人だからそう言うの?

ヒップホップに影響された音楽でありながら、コズミックなところが似ているかなと。

ジョーカー:ああ、たしかにそこは共通するね。彼とは友だちだし。

あなたはフライング・ロータス以外にもたくさんの人たちとの交流がありますよね。同郷のグイードやジェミー以外にも、ラスティとか。みんなそれぞれのバックボーンを持っていると思いますが、もっともあなたが共感しているのは誰になるのでしょう?

ジョーカー:それはものすごい数のリストになってしまうな......。たとえその人が俺の好みの音楽でなくても、でもその人が何をやりたいのかわかっているから、俺には共感があるし、だからすごい長いリストになってしまうんだよ。

ここ数年で、ダブステップやベース・ミュージックのシーンはずいぶんと大きくなったように思います。あなたはいまの状況をどう思っていますか?

ジョーカー:大きくなったことをハッピーに思っていない連中がいることも知っているけど、俺は良いと思っているし、実はシーンのことは気にしてないんだ。やっぱ、そのジャンルの人間だとカテゴライズされるのが嫌だし、自分はこれからもただ自分の好きな音楽をやっていこうと思っているから。(ダブステップのような)ひとつのジャンルで括られるのは本当に嫌なんだ。そうするとそこから外へ出て行けない。それ以上のものをやっていても、そのカテゴリーのなかでしか語られないっていうのがね。......まあ、呼びたいように呼んでくれればいいんだけどさ。

なるほど。もし自由に使える時間があれば、四六時中音楽のことばっか考えているようなタイプなんですか?

ジョーカー:ガキの頃、ホントに他にやることがなかったんだ。他にやることと言えば、チャリンコ乗って、盗みやってっていう、音楽以外にまともなことをやっていないんだよ。まあ、もし1日自由に使えるとしたら、半分は音楽制作、もう半分はコンピュータ・ゲームか自転車に乗ってるか、あるいは友だちと遊んでいるかだね。

なるほど(笑)。今日はどうもありがとうございました。

 ......それにしてもジェームス・ブレイクの"リミット・トゥ・ユア・ラヴ"は、あんな風にベースラインを活かして、ダンス・ミュージックとしてミックスするんだな。まったくあれは......グライムじゃないか。いやー、震えるほど格好いいと思った。

special thanks to E-Jima @ Disc Shop ZERO

MARTYN - ele-king

ten favourite recent tracks


1
Redshape - Throw in Dirt -forthcoming 3024

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Daphni - Jiao -Jiaolong

3
Mosca - Dom Perignon -3024

4
Mathew Jonson - Cold Blooded dBridge remix -Crosstown Rebels

5
Morphosis - Too Far Marcel Dettmann remix -Delsin

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Rustie - Flash Back -Warp

7
Kate Wax - Echoes and the Light -Holden edit -Border Community

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Dj Assassin - Face in the crowd -Cross Section

9
Jimmy Edgar - Women -white

10
Rivet - Metrist -Kontramusik

Chart by JAPONICA 2011.10.17 - ele-king

Shop Chart


1

SUN RA

SUN RA THE MIKE HUCKABY REEL TO REEL EDITS VOL.2 ART YARD / KINDRED SPIRITS / NL / 2011/10/2 »COMMENT GET MUSIC
目玉はやはりSUN RAの代名詞的ナンバーでもある"SPACE IS THE PLACE"の長尺エディットB-1。ミステリアスでスピリチュアルな趣を密封しDJユースにリコンストラクトされた渋味のあるエディット・ワーク◎その 他"FRIENDLY GALAXY"、"TO NATURE'S GOD"といずれも耳馴染みの良いSUN RAジャズ・セレクトで送る極上内容。勿論今回も特殊スリーブ仕様の限定プレス。

2

DR DUNKS EDITS

DR DUNKS EDITS DUNKS GOT THE ANSWER / ON YOUR KNEES DISCO DEVIANCE / UK / 2011/10/9 »COMMENT GET MUSIC
LARRY LEVANやDAVID MANCUSOもフェイバリットにあげるガラージ・クラシックにして70'S漆黒ブギー・ファンクCROWN HEIGHTS AFFAIR"SAY A PRAYER FOR TWO"ネタのB面"ON YOUR KNEES"がやはりキラー!最高です。

3

JAY SIMON

JAY SIMON FAITH WILD OATS / US / 2011/10/9 »COMMENT GET MUSIC
JAY SIMONなる新人(?)クリエイターによるもので、1995年リリースのグッドR&BチューンFAITH EVANS"YOU USED TO LOVE ME"をダンサブルにピッチ・アップしラグドなビートダウン・フォーマットへ落とし込んだ痛快作。原曲が素晴らしいので、もうその時点で間違いないのです が、この塩梅な仕上がり具合はホント最高の一言。

4

SHIT ROBOT

SHIT ROBOT ANSWERING MACHINE DFA / US / 2011/10/12 »COMMENT GET MUSIC
MCDEリミックス!・・に尽きます。意外とも思える組み合わせですが、完全にいつものMCDE節を前面に押し出したヒンヤリ&クールな質感で黒 いエレクトリック・ディープハウスに仕上げてきました◎ここ<DFA>よりアルバム・リリースも果たしたマルチ・インストゥルメンタリスト PLANNINGTOROCKによる"WHISPER REMIX"も同路線でカッコ良し!

5

SABRINA MALHEIROS

SABRINA MALHEIROS DREAMING FAR OUT / UK / 2011/10/12 »COMMENT GET MUSIC
AZYMUTHのベースプレイヤー=ALEX MALHEIROSの実娘でもある女性ブラジリアン・シンガー=SABRINA MALHEIROSによる通算3枚目となるソロ・アルバム。父でもある前途のALEX MALHEIROSをはじめとした多数の熟練名プレイヤー達によるブレの無い安定したバック演奏を基に伸びやかに歌い上げる爽快ブラジリアン・フュージョ ン・ソウル傑作。

6

KLIC

KLIC DISCO MUSIC / BUMP HOMETAPING IS KILLING MUSIC / UK / 2011/10/9 »COMMENT GET MUSIC
なんとも気持ちの良いシンセ・フレーズのループにヴォイス・サンプルやディスコ・フレーズ等ちりばめながら巧くまとめたA-1"DISCO MUSIC"。こちらもループするシンセ・フレーズにもったりしたキックとハンド・クラップ・サウンドがバッチリハマったB-1"BUMP"。両サイド共 にかなりハイクオリティに仕上がった好内容!

7

LEO ZERO EDITS

LEO ZERO EDITS MAGNIFICENT DUB LEO ZERO EDITS / UK / 2011/10/2 »COMMENT GET MUSIC
LARRY LEVANのフェイバリットとしても有名なUKのパンク・ロックバンド=THE CLASHによるドス黒パーカッシヴ・ブギー・ナンバー"MAGNIFICENT DANCE"をLEO ZEROがドライブ感増強、濃厚なダビー・ディスコ/ハウスへリエディット!本編には無いヴォーカル・パートを盛り込み随所で抜群のダブワイズも差し込ん だ超絶エディットに仕上がっております。

8

COFFEE & CIGARETTES BAND

COFFEE & CIGARETTES BAND SESSIONS -LIVE AT FORESTLIMIT- DISQUES CORDE / JPN / 2011/9/28 »COMMENT GET MUSIC
3台のラップトップ、ドラム、シンセサイザー、フルート、ギターと総勢8名によるほぼバンド編成とも言える迫力の陣容で送る第2弾。根底としてあ るDJ視点な部分がしっかりセッションの中で息づいており耳馴染みがとても良くミックスCD感覚でも楽しめます◎そしてKUTMAHに続くジャ ケット・アートワークは勿論この人、山尾光平 as BAKIBAKI!<CORDE>主宰MASAAKI HARA氏のライナーノーツも封入。内容/仕様共に素晴らしい!

9

OBRIGARRD

OBRIGARRD HEIGE ME MARS E.T. 音韻王者REC. / JPN / 2011/10/13 »COMMENT GET MUSIC
お待たせの再プレス!世界各地に点在する民族/辺境音楽にB-BOY的視点から選び抜かれた王道/定番ドラムブレイク、サンプリング・ソースをふ んだんに差込み、見事マージナルなブレイクビーツ・トラックへと磨き上げる粋な手法にて生み出された傑作アルバム「OBRIWORLD」から、厳 選4トラックが待望のヴァイナル化!

10

DJ NATURE

DJ NATURE CELEBRATE YOUR LIFE / LET IT RING GOLF CHANNEL / US / 2011/9/22 »COMMENT GET MUSIC
ラグドなクラップ・グルーヴに淡いシンセ・フレーズ、そして味わい深いヴォーカル/コーラス・ワークが艶やかにフィーチャーされる極上ブラック・ ビートダウン"CELEBRATE YOUR LIFE"、そしてディスコ・ファンク調のミニマルな疾走系グルーヴにこちらも黒い女性ヴォーカルが絶妙に馴染むクラップ・ディスコ・ハウス"LET IT RING"の鉄壁2トラック!

Haruka - ele-king

B.G.M.10


1
Ricardo Villalobos,Max Loderbauer - Re: ECM - ECM

2
Raymond Scott - Soothing Sound For Baby - Basta

3
John Mcguire - Pulse Music ... - Sargasso

4
Jim O'rourke - The Visiter - P-Vine

5
V.A. - I Don't Feel At Home In This World Anymore - Mississippi

6
Joe Meek & The Blue Men - I Hear A New World - RPM

7
Fripp & Eno - Evening Star - Editions E.G.

8
Haruka,nicciee - Detox Audio - CDR

9
Aphex Twin - Selected Ambient Works 85-92 - Beat Records

10
Nsi. - Plays Non Standards - Sahko
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