「CE」と一致するもの

[Drum & Bass / Dubstep] by Tetsuji Tanaka - ele-king

1. Zinc / Killa Sound [Skream RMX] [Heavy Feet RMX] | Bingo Bass

1. Zinc / Killa Sound [Skream RMX] [Heavy Feet RMX] | Bingo Bassジンクvsスクリームの強力タッグが復活した! 2006年にダブステップ浮上のきっかけになった大ヒット・トラック"Midnight Request Line"のリミックス以来、久々のコラボレーションが実現。まさにキャッチー・フロア・アンセムの登場だ。いまやすっかりダブステップ界のトップに上り詰めたスター・プロデューサーのスクリーム、そしてDJジンクのほうも前作のときとは状況が違う。ジンクと言えば、今はエレクトロ・ハウス/UKファンキー/クラック・ハウスを牽引するベース・レジェンドである。そして、今回のコラボレーションによって生まれたこの作品は、前作の流れを汲みつつ、しかししっかりと現在のトレンドも注入したもので、シンプルだがまったく新しいパーティ・トラックである。これによって、"クラック・ダブステップ"が生まれたと言えよう。
  ジンクがドラムンベースの創作を中断して1年以上の歳月が過ぎたわけだが......現在ベース・シーンでは恐ろしいぐらいのスピードで刻々と進化を遂げている。忘れもしない。衝撃的かつエポック・メイキングな出来事だった。2008年の11月22日、筆者もレジデント出演している〈DBS〉にて、12周年を祝う、「Mega-Beat Sessions」によるDJジンク再来日だった。
  巷では、「ジンクが最後のドラムンベース・セットをやる」、「UK最先端の4つ打ちジャンルも回す」、「クラック・ハウス? なんだ??」等々......大きな話題を集めたものだった。刺激的な用語と新しいジャンルによる新しいムーヴメントを予感させ、もちろん大観衆を集めた大盛況なアニバーサリー・パーティとなった。実のところ、筆者はジンクのプレイ時間と〈SALOON〉でもろに被ってしまい......残念ながら目の当たりできなかったのだが、いろんな人に取材してみたところ、賛否両論を巻き起こす興味深いものとなった。で、受け入れられたのかって? 答えは当然イエスである! 時代の最先端を走る"クラック・ハウス"。ベースラインから派生したUKファンキーよりの"4つ打ちジャンル"が日本のジャングリストにも受け入れられた瞬間だった。
  その挑戦的な試み、興味深いこの出来事は、当時かなり興奮したことをよく憶えてる。〈Bingo Beats〉が初期のレーベル・コンセプトである2ステップやガラージなどのハーフステップ主体だった90年代末に、いまにして思えば現在のスタイルの青写真がある。ジンクの変名ジャミン〈Jammin'〉の「Kinda Funky」、「Go DJ」やジンク名義の「138 Trek」などハーフステップ・ガラージ・アンセムなどはその代表だ。
  現在、ジンクのクラック・ハウス布教活動は大きな形で実を結んでいる。現在のトレンドであるエレクトロやフィジェット・ハウスのシーンにまで波及する大きな波を起こしている。彼の先見性にはまったく脱帽である。
  そして今年の4月17日、〈DBS〉にて待望の再来日を果たすことが決定した。今度はドラムンベース界のレジェンドではなく、ベースマスター・レジェンド、DJジンクとして最高のクラック・ハウス・セットのみならず、日本仕様の〈DBS〉限定セットを披露してくれるはずだ。各地の大型フェスや大箱をロックしているそのセットをいまから楽しみに準備しておこう。だてそれは、正真正銘のUKパーティ・チューンを体感できる貴重な日になるのだから!

  さて、もうひとりの大物プロデューサー、スクリームだが、今年に入って立て続けにリミックス・ワークをリリースしている。アーバン・ダブステッパー、シルキーの「Cyber Dub」のウォブリー・リミックスや〈Non Plus〉からインストラ:メンタルのディープ・アトモスフェリック・ドラムンベース「No Future」を[Skreamix]としてウォブリー・ダブステップに昇華したカッティング・エッジ・アンセムなど......これは昨年2月にベンガと再来日した際、ダブプレートとしてバック2バック・プレイしたのを記憶している。しかも彼らのような言わば"若手"DJ/プロデューサーが全編レコードによるアナログ・プレイであったのは予想外のことで、衝撃的な嬉しい出来事であった! UKではいまだ古き良きダブプレート文化がちゃんと若手にも受け継がれている。アナログの素晴らしさ、貴重さが再認識されたセットでもあった。もちろん筆者も、それを継承するアナログ・オンリー3台セットであるのは言うまでもない!
  そして来る2月13日〈DBS〉にてドラムンベース界の皇帝、ゴールディーが再来日する。とともに、スクリームの実兄、ハイジャック〈HIJAK〉が初来日! ダブステップの最高峰〈FWD〉、〈DMZ〉でレジデントを務めるシーンのパイオニアのひとりである彼のダブステップ・イズムを体感できる貴重な日になるだろう。

2. Seba & Kirsty Hawkshaw / Joy (Face To Face) | Secret Operations

2. Seba & Kirsty Hawkshaw / Joy (Face To Face) | Secret Operations  こ、これは! 聴いた瞬間そう思った......背筋を走り抜けた衝撃の余韻がいまでも感覚として残っている。いったい何だろう......この感覚は......鳥肌が止まらない。いま、執筆しているときでも残っている。頭から離れないコードのメロディ。もしかしたら巡り会ったのかもしれない。自身が思い描く最高の曲の地点に限りなく近い作品に......ひとつ言えるのは、明日から向こう1年いや2年、自身のDJバックに"必ず" 入ることが決定したことだ。
  "セバ"〈Seba〉ことSebastian Ahrenberg。スウェーデン出身である彼のプロデューサー起源は、〈Good Looking〉のサブ・レーベル〈Looking Good〉から1998年にリリースされた「Connected/Catch The Moment」だった。当時はアートコア全盛、オリジナリティ溢れるコズミック・アートステッパーとしてLTJブケムが見出したひとりである。この後、〈Good Looking〉の契約アーティストとしてアートコアの傑作アンセム「Planetary Funk Alert/Camouflage」を1998年、「Soul 2000/Waveform」を1999年に発表する。
  とくにこの時期の筆者のお気に入りは「Soul 2000」だった。流麗なエレピの旋律から始まる序章......そこから呼応するシンセの冷たくも気高い響きに美しくはまる高速ビーツ。すべてのサンプルが絶妙に当てはめられた、これぞまさにパーフェクト。1995年から聴きはじめたドラムンベースで初めてそう思った曲が「Soul 2000」だった。そして、それを超える衝撃、完成度を誇る作品が今回リリースした「Joy (Face To Face) 」だ。セバの、北欧ならではの寒くも美しく共鳴する深層深い作曲センスは、ひと言で表せば"天才技"だ。
  ヴォーカルとして共演しているカースティ・ホークショウ(Kirsty Hawkshaw)は、ロンドン出身のシンガーソングライター。90年代にテクノよりのポップ・バンド、オーパス・スリーのメンバーとして活躍していた。バンド解散後、ソロとして主にクラブ・シーンのヴォーカルとして、さまざまなアーティストと共演している。コラボレーションでとくにヒットとなったDJティエスト〈DJ Tiesto〉とのトランス・アンセム""Just Be"やプログレッシブ・ブレイクス・ユニット、ハイブリッド"〈Hybrid〉の「All I Want」、「Blackout」などが有名だ。ドラムンベースのシーンにおいては、主にセバのセルフ・レーベル〈Secret Operations〉からのリリース、彼のプロデュース・パートナー、パラドックス(Paradox)との共作、はたまたエレクトロ・ステップ/トランス・ドラムンベースのパイオニア、ジョンビー(John B)との「Connected」など幅広く活躍している。その艶やかかつ幻想的な起伏を生む高揚感溢れるヴォーカルは、クラブ・シーンに欠かせない存在として現在も各方面からオファーが絶えない。とにかく彼女は人気ヴォーカリストである。
  さて、「Joy (Face To Face) 」の解説だが、オープニングの寂しげなバック・トラックからオートメーションによりじょじょに入ってくる高速ブレイクビーツ、トランスのエッセンス溢れるサンプルを叙情的に組み込み、妖しげなレイブ・ベースラインを絶妙に注入する。その後、スライトリー・トランス的サンプルの音数を増やしながらファースト・ブレイクへの到達でカースティのヴォーカルの感情とベースラインが最高潮に達するエピック・リエディット。これが、少しづつ進むごとに深みを増して、深海の奥地で繰り広げられているレイヴと言ったところで、曲が終わった後にも入り込んだ残響感が心の芯まで残り、決して離れない。
  自身はこれを待っていた。何度も聴きながら、そういう結論に行き着いた。この境地に辿り着く作品と出会えてこの上なく幸せであり、このふたりの偉大なクリエーターが今後もこの境地を何度も更新し続けてくれることを期待する。

Guy Gerber - ele-king

 06年の出世作「Sea of Sand」(Cocoon)辺りからこのイスラエルの才人に注目した僕は、まぁ最初に彼を見出したトランスやプログレッシヴ・ハウス畑のひとたち(それこそディグウィードとかさ)から見たら、遅いよって感じだろうけども、自ら"遅咲き"を名乗っちゃう彼のそこからのさらなる躍進はほんとーに目を見張るものがあった。卓球が〈Sterne〉に呼んだときにDJを、スヴェンが恵比寿ガーデンホールで〈Cocoon〉のパーティをやったときにライヴを聴いてるんだけど、実は現場でのプレイは期待が大きすぎたのか死んでもいいわぁ! と悶絶するほどいいってこともなく、どっちかというとスタジオのひとなのかなとも思ってる。しかし、出すもの出すものほとんど外しがなく、しかもトランスとテクノとミニマルとその狭間の微妙なキモチイイツボをクリクリと(グリグリじゃないんだよね)押してくる感じは、絶妙すぎて勝手に神格化したいくらいなんだが、どーもあまり日本では評判になったりする感じでもないようだ。元サッカー少年で、突然ニュー・オーダーだとかを聴いて音楽に目覚めたという微笑ましい経歴含め、とっても好きなんだけどな、ガイ・ガーバー(と読むのかどうかは謎、英語読みでいいのか?)。

 さて、今回のリリースは、昨年末に出たEPで、アナログだと2枚組で4曲、約40分。デジタル配信だとさらに4曲追加で計8曲、70分超というアルバム並のヴォリュームで迫ってくる。基本DJ向きのリリースだし、CDも出てないのでメディアにもスルーされている感じだが、これはぜひぜひ、iTunes StoreとかBeatportとかで買って、DJ以外のひとにも聴いてほしいリリースだ。以前のはっきりしたメロディ感や、トランス的なキラキラ感はいささか後退し、よりディープなトリップ感、ミニマルなフロアと交感した後の気分を素直に曲にしたような恍惚感が充満してる。――と思ったら、制作期間は昨夏で、ちょうどイビサに住み込んで〈SPACE〉でレジデントDJをやったり、各地のフェスを回っていた時期に作られたトラックらしい。春頃にリリースされたルシアーノとの共作曲「Arcenciel」が超ディーーーーーーーーーープで、昨年のフォルクローレや生音/トライバル一色だった〈Cadenza〉にあってはちょっと異色な1枚だったけど、あれが好きだったひとなら間違いなく気に入るであろう傑作だ。ただ今作はディープさやガイの持ち味だった精緻なプロダクション、美しい世界観だけでなく、チャント的なヴォイスであったり、ポリリズム的なパーカッションが大きくフィーチャーされていたり、"Jango Records"のようにギターをフィーチャーした曲まであって10分を越える長尺であってもまったく飽きずに楽しめる。

 これだけタイプの異なる曲をギミック的にならずに料理できる腕は業界随一と言えるレヴェルになってきたんじゃなかろうか。どの曲も甲乙つけがたいが、去年はEkloや、ガイのレーベルである〈Supplement Facts〉からもヒットを飛ばしたフランスの3人組dOPとの共作曲"Ei Sheket"あたりが白眉か。今年中に出るというセカンド・アルバムも楽しみだ。野外で聴きたいから夏にどこかのフェスに来てくれないかなぁ。

CHART by TECHNIQUE 2010.01 - ele-king

Shop Chart


1

PETRE INSPIRESCU

PETRE INSPIRESCU INTR O SEARA ORGANICA [a:rpia:r] / Romania / 2009/12/25 »COMMENT GET MUSIC
LucianoのCadenzaやVinylclubレーベルからの作品が非常に高い評価を得ている大注目のニュー・カマーPetre Inspirescuによる、3枚組みの待望のファースト・アルバムが、彼のホームレーベルとしても知られるルーマニア発の先鋭レーベル[a:rpia:r]からリリース。
綿密に練られた高密度のグルーヴと、壮大な広がりを見せるSEやピアノ、シンセリフでがっちりもっていってくれる鮮烈な音作りを披露。この才能には目が放せません。

2

RYO MURAKAMI

RYO MURAKAMI JUST FOR THIS Dessous / Germany / 2010/1/25 »COMMENT GET MUSIC
ご存知Steve BugによるPoker FlatのサブレーベルDessous Recordingsから注目の日本人プロデューサーRyo Murakamiによるニュー・シングル。リミキサーにはDeep FreezeやWolf Music、Bosh、Resident Advisor、Timbre Recordingsなどで活躍のUKの新世代アーティストGraeme ClarkのプロジェクトTHE REVENGE!!Ryo Murakamiらしい、ディープでトリップ感のファットなハウス・トラック。ムーディーに仕上がったTHE REVENGEのリミックスも抜群のセンスを発揮。

3

BEN KLOCK

BEN KLOCK TRACKS FROM 07 Deeply Rooted House / 2010/1/25 »COMMENT GET MUSIC
ベルリンのアンダーグラウンド・シーンの拠点ベルクハインのレジデントを勤めながら、コンスタンスに良質で硬質なテクノ・トラックをリリースするBEN KLOCKによるニュー・シングルが、Kerri ChandlerでおなじみのDeeply Rooted Houseレーベルからドロップ。彼ならではの硬派なアナログ・エレクトロニクスを駆使した、フラッシュライトと大量のスモークのフロアにバッチリはまりそうな漆黒のテクノ・トラック!!!!

4

THOMAS BRINKMANN

THOMAS BRINKMANN WALK WITH ME Curle / Belgium / 2010/1/25 »COMMENT GET MUSIC
Studio 1シリーズや、Soul Centerとしても偉業を残してきた、ジャーマン・シーンの大御所Thomas Brinkmannによるニュー・シングルが、EfdeminやAnthony Collinsらのリリースで人気のベルギーのレーベルCurleからリリース。
Soul Center名義でのファースト・アルバムに収録されていた傑作「Walk With Me」をも収録し、独特のサンプリング技巧で、ファンキーでトリッキーな期待通りの内容!!ファン待望の一枚と言えるリリース。

5

UFFIE

UFFIE MCS CAN KISS Because Music/ Ed Banger Records / France / TBA »COMMENT GET MUSIC
御大Mr Oizoをプロデューサーに迎えたパーフェクト・シングル!プリティー・フランス・ギャルUffieちゃんのキュートなラップが炸裂する完全無敵のオールド・スクール・マナーのエレクトロ・ディスコ・ヒップ・ホップ!!!
フィラデルフィアのトラックメイカーStarkeyと、Institubesレーベルなどでも活躍の注目ユニットZombie Disco Squadのリミックスも、かなりの完成度を誇るモンスター・シングル!!!

6

BLACK VAN

BLACK VAN ARNING DFA / US / TBA »COMMENT GET MUSIC
ニューヨークの名門レーベルDFAが見せる新境地!!今回は、な、な、なんとフレンチ・ハウス・プロデューサーKris MenaceとMoonbooticaの片割れOliver KowalskiによるプロジェクトKowesixの異色コンビによる注目作です!!
更にChicken LipsのメンバーAndy Meecham率いる変態サイケ・ダブ・ユニットThe Emperor Machineがリミキサーに召集された、正に異種格闘技戦的激話題盤!!

7

SESSION VICTIM

SESSION VICTIM LEFT THE BUILDING Delusions Of Grandeur / UK / TBA »COMMENT GET MUSIC
Morris AudioやResopalでも活躍するHauke Freer率いるプロジェクトSession Victimが、今一番脂が乗っているディスコ・ハウス・レーベルDelusions Of Grandeurから送る一大スペクタクル!!!
ハウス好きも、ディスコ好きも、あなたも、私も、みんなを虜にしてくれる濃厚上質3トラックス!!!

8

MIRKO LOKO

MIRKO LOKO SEVENTYNINE RMXS CARL CRAIG, VILLALOBOS Cadenza / TBA »COMMENT GET MUSIC
Lazy Fat PeopleとしてもPlanet EやWagon Repair、Border Communityレーベルなどで活躍するMirko Lokoが2009年にリリースし、大ヒットを放ったアルバム「Seventynine」のリミックス12"カット盤!Carl CraigとRicardo Villalobosともはや説明不要のトップアーティスト2人がリミックス!2010年初頭のビック・リリースになること必至。

9

PAUL RITCH

PAUL RITCH CANNIBALLS EP Quartz Music / France / TBA »COMMENT GET MUSIC
躍進する鬼才Paul RitchによるレーベルQuartz Musicから、Paul Ritch自身による待望のニュー・シングルが登場!彼真骨頂でもある、疾走感のあるファンキーなグルーヴに、メリハリの効いたヌケよい展開で、クラブトラックとして機能性を追及した音作りをみせる一枚!!!盛り上がり必至の内容です。

10

THE RHYTHMIST

THE RHYTHMIST THE AGENCY P&D / France / 2010/1/26 »COMMENT GET MUSIC
これまでに、MD 3 aka MIKE DUNNや、JESPER DAHLBACK & THOMAS KROMEの名作を再発&リミックスをし、あらゆるリスナーを唸らせてきたRobsoul RecordingsのボスであるPhil Weeksが新たにスタートした話題のレーベルP&Dからの第4弾シングルはまたしてもヤバイ代物。
USの知る人ぞ知るハウスレーベルSolid Traxから1997年にリリースされた、コンピレーション・シングル「Trax Cafe: Solid Trax Vol. 2」からのDerek ScottによるプロジェクトTHE RHYTHMISTの「THE AGENCY」をランセンスリリース!!!Phil Weeks & Didier Allyneによるリミックスも収録され、10年以上も前にリリースされた密かな名作を見事に蘇らせた一枚!!

CHART by TRASMUNDO 2010.01 - ele-king

Shop Chart


1

UG KAWANAMI

UG KAWANAMI 『DROP SCENE』 »COMMENT

2

SKUNK HEADS

SKUNK HEADS 『ANTI-HERO』 »COMMENT

3

HAIR STYLISTICS

HAIR STYLISTICS 『Throbbing GRIZZLY』 »COMMENT

4

Dj Killwheel a.k.a.16flip

Dj Killwheel a.k.a.16flip 『180atomosphere 2』 »COMMENT

5

SFP

SFP 『WE ARE THE ENEMY』T-SHIRTS »COMMENT

6

コンピューマ

コンピューマ 『副笑い 手ぬぐい』 »COMMENT

7

LVDS CAP

LVDS CAP »COMMENT

8

ELEVEN(SEMINISHUKEI)VS BLACKASS(M.N.M/MEDULLA)

ELEVEN (SEMINISHUKEI)
VS BLACKASS (M.N.M/MEDULLA)
『DUB CITY OF CURSE』 »COMMENT

9

PAYBACKBOYS SWEAT

PAYBACKBOYS SWEAT »COMMENT

10

(500)日のサマー

(500)日のサマー »COMMENT

intervew with Eccy - ele-king

ベンガ、スクリーム、キャスパ......超オールスター。それで2000人ぐらい入っていたのかな。で、若い女の子が、上は下着だけみたいな。ガン踊りしてて。

 初対面のわれわれが何故まず手はじめに童貞についての話を延々としたかと言えば、すべてはY氏が悪い。僕よりも20歳も年下のトラックメイカーは僕に向かって童貞にまつわる話をはじめ、僕は自分の童貞喪失について話す羽目になった。ことの経緯についてはご想像におまかせしよう。ただひとつ知ったことは、若い世代にとって"童貞"とういことが大きな問題となっているらしいということである。僕の世代では、思春期においてはそれがそれほど大きな問題意識になったことはなかった。

 さて、エクシーのUK体験談を聞くために僕はビールと呼ばれる背徳の液体の入った中ジョッキを持っている。この冒険心溢れるトラックメイカーは、2007年、彼が22歳のときにシンゴ02をフィーチャーした"アルティメイト・ハイ"によって広く注目されている。その後エクシーは......文学肌のラッパーをフィーチャーしつつ、ストリートというよりもどちらかといえばアーティな作品(『フローティング・ライク・インセンス』、『ブラッド・ザ・ウェイヴ』等々)を発表している。

 とはいえ、彼が現在、新世代においてもっとも興味深いひとりになりえているのは(彼と銀杏ボーイズとの繋がりはさておき)、音に対する彼の貪欲さにおいてである。とにかくエクシーは、欧米で起きている新しい動きにやたら敏感に反応する。彼がフライング・ロータス以降のエクスペリメンタル・ヒップホップないしはハドソン・モホークに対する回答のような、全曲インストによる『ルーヴィア・ミトス』を昨年末に出したことは、音の刺激に飢えている連中にしたら納得のいく話である。そして......アルバムのジャケでムーグのアナログシンセのつまみを乳首を触るような手つきでつまんでいる彼は、最近はヤマハのDX7を安くゲットしたと嬉々として語るような、いわば音フェチでもある。

 予想外だったのは、彼のそれまでのイメージからは想像できないほどのエクシーがパーティ・アニマルだったという事実だ。それは嬉しい事実である。彼は、昨年の10月にUKに渡っている。目的はひとつ、ダブステップのパーティで踊ること。

なんでイギリスに行こうと思ったの?

海外行ったのが初めてで。最初はロスとかニューヨークとか、普通にそっちに行こうかなと思っていたんですけど、一緒に行くことになったのがDJケイタっていう、バトル系のDJで、ドラムンベースが好きなヤツだったんです。そいつがロンドンに行くって言い出して、それで「じゃあ、行こうか」ってなった。どうせ行くならパーティに合わせようぜってなって。

行く前からダブステップやグライムみたいなのが面白いなとは思っていたんでしょ?

そうですね。ダブステップは1年前くらいからハマりはじめていて。

きっかけは?

ブリアル。でも、最初はいまほど面白さわかんなくて。それで漁っていくうちに、「けっこう面白いジャンルだな」と。そっからミックス聴いたり......。そのあと〈ハイパーダブ〉とか好きになって。日本にひとり、〈ハイパーダブ〉から出している人いるの知ってます? クオルタ330って。

面識はないけど知ってる。

あの人にオレらがやっているパーティの1回目に出てもらって。今度も出てくれるんですけど。で、〈ハイパーダブ〉が好きになった後、スクリームやベンガが日本に来たときに行ったりとか、いろいろ知識を付けたうえでロンドンに行って......みたいな。で、ロンドン、アムス、マンチェスターに行ったんですけど、いや、すごかった。

なにが?

6日連続でクラブに行ったんですけど(笑)。

1週間いて(笑)?

はい(笑)。

ハハハハ、誰もが通る道(笑)。

とにかく客がすごいっすね。

やっぱもっとパーティっぽい?

そうですね。

[[SplitPage]]

じゃあ、順をおってお願いします。

まずモスクワに泊まったんすけど。アエロフロートのせいで(笑)。

空飛ぶロシアンルーレットね(笑)。

いまぜんぜんいいっすよ。ぜんぜん機体が綺麗。

そうだよね。ロシアは好景気だもんね。オレ、93年にイビサ行ったときにアエロフロートだったな。その頃、冗談で"空飛ぶロシアンルーレット"って言ってたの。モスクワの空港も酷かったしね。何もない。

あ、そこは変わらない(笑)。とにかく出発が6時間遅れたから、ロンドンに6時間遅れで着くのかなと思ったら、出る便がないって言われて。で、成田で、ロシアに着いたらホテルを用意しているからそこに泊まれと、ただし、そこは自分で交渉してくれと。で、初めての海外で、英語も喋れないのに交渉できるわけないだろうと(笑)。で、飛行機のなかでずっと英会話の本を読んでいて(笑)。で、行ったら行ったで、ちゃんとホテルが用意されていて、大丈夫だったんですけど。すげー、良いホテルだったし。

ロシアでクラブに行ったわけじゃないんだ?

行かなかったすね。それで、次の日にロンドンに着いて、すぐアムスに行かなきゃならなくて。

なんで(笑)?

そういう日程組んであったから。ちょうどアムステルダム・ダンス・イヴェント(ADE)やっていて。で、オレらより先に、ヨーロッパひとり旅しているヤツと合流して。1日目はそれで、スティーヴ・ローラーのパーティ行って。

誰それ?

Y氏:プログレッシヴ・ハウスのDJ。

Y氏の専門分野じゃないですか(笑)。

〈ワープ〉のクラークのパーティに行きたかったんだけど、すげーデカイところなんですけど、ぜんぜん入れなくて。それでクラブ探し回って。そしたらそこだけ入れた。で、次の日もアムスにいて。〈ワープ〉のラスティっているじゃないですか。あいつと〈ストーンズ・スロー〉のデイム・ファンクのDJに行って。

いいな~。

音はまあ、良かったんですけど、でも「日本とそんな変わんねーじゃん」と思って。で、次の日にオレとケイタはロンドンに戻って。で、〈ファブリック〉に行って。気合いを入れて前売りまで買ってたんですけど、疲れていて朝の3時まで寝ちゃって。で、「やべー、いまから行かないと終わっちゃうぞ」って。朝の4時に〈ファブリック〉に着いて。まあ、空気を楽しむぐらいだったんですけど。で、思っていたよりも子供向けのクラブみたいなイメージがあって。

観光客向けだよね。

そういう感じで。

やっぱ地元の連中が行くクラブがいちばんだよね。

そう。で、翌日は電車乗ってマンチェスター行って。マンチェのパーティが今回のベストでしたね。まあ、うちらそのパーティのために行ったようなものなんですけど。eBayでチケット買ってね。ウェアハウス・プロジェクトといって倉庫を使ってある期間やっているイヴェントなんですけど、毎週大物が来るみたいな。2フロアあって。まずメンツが凄くて。モードセレクター、ベンガ、スクリーム、キャスパ、ジョーカー、ラスコ、で、セカンド・フロアでメアリー・アン・ホブス、デイム・ファンク、ラスティ、ガスランプ・キラー、ノサッジ・シング......。

オールスターだね。

超オールスター。それで2000人ぐらい入っていたのかな。で、若い女の子が、上は下着だけみたいな。ガン踊りしてて。

モードセレクターはちょっと毛色が違わない?

違うんですけど、良かった(笑)。

いちばん良かったのは?

ラスコ。超パーティ野郎みたいな感じで。ガスランプ・キラーも良かったな。

ジョーカーは? まさにヒップホップ出身じゃん。

ケイタとジョーカーちょっと見て、ケイタが「ジョーカー、ダサくないっすか」って言うから、「ダセーなぁ」って(笑)。ほとんど聴かなかった。で、帰ってきていろいろ聴いていたらジョーカーがいちばん格好良くて(笑)。いまではオレ、ジョーカーがいちばん好きなんです(笑)。

ハハハハ。もっとも期待されているブリストルの新世代だからね。てか、もうすでにスターらしいよ。それこそG・ファンクから来てるんだよね。

へぇー。ダブステップって、出身がいろいろあって面白いっすよね。トランスっぽいヤツもいるじゃないですか。

テクノ出身者、ヒップホップ出身、レゲエもいるし、ハウスもいるし、ジャングルもいるよね。

でもやっぱ、いちばんは客の熱気だよね。同じこと日本でやっても絶対にこんな盛りあがらないなっていうのがあるから、「あー、こんなに反応してくれて、こんなに盛りあがってくれたら楽しいだろうな」と、やってる側の目線で思って。日本人のDJがあの場にいって、そこまで盛り上げることはできるだろうけど、向こうのDJがこっちに来て、あそこまで盛りあがるのは無理だろうなと。この先、何年後にはできるかもしれないけど。それをけっこう思って。
 で、マンチェスターのパーティで、普通に煙草吸っていたら、地元の奴らと仲良くなって。で、「うち来ない?」みたいな話になって。

ハハハハ。オレもまったく同じ経験ある。それでみんなでレコード聴くんだよね(笑)。

ベンってヤツのカップルとアンって女の子3人に声かけられて。だから「3人で行くのかなー?」と思って、」で、タクシーに乗って行ったら、すでに部屋には15人ぐらいいて(笑)。

ハハハハ。20年前と何も変わってねーじゃん(笑)!

ハハハハ、ホント、みんなグダグダで(笑)。

よくあれでポンドを保ってられるよね。

ハハハハ。で、ケイタのミックスをかけたらみんな上がって(笑)。「どこでDJやってんの?」とか訊いてきて。

何歳ぐらい?

若いっすね。オレより2個下ぐらいかな。20歳から大学生ぐらい。で、ベンの彼女のアンナってヤツだけしっかりしてて、定期的に紅茶入れてくるんすよ(笑)。

ミルクティーでしょ!

いや、それはちゃんと何が良いか訊いてくれて(笑)。

それで、帰りに紅茶買ったでしょ(笑)?

買った(笑)。

変わってないじゃん(笑)!

ハハハハ、楽しかったすね。

[[SplitPage]]

Y氏:でも、日本でもそういう瞬間があったじゃないですか。

90年代前半とか?

Y氏:90年代の後半とかも。パーティが終わると、「代々木公園行こうよ」とか。「うちに来なよ」とか。

まあ、そうだね。

でも、日本では無理っすよ。

無理じゃなかった瞬間もあったわけだし。

でもいまは無理な気がする。

なんで?

まわり見てて、パーティ行くヤツが少ない。

残念だね。

クラブもカラオケの代わりになっちゃってるし。マンチェスターの奴らとか、あれしか楽しみがないんだろうなぐらいの気の入れようだったから。で、次の日はロンドンで、〈プラスティック・ピープル〉に行って。

〈プラスティック・ピープル〉?

それは地元密着型の濃いパーティ。

どこ?

えー、あれは......、ダメだ、ぜんぜん思い出せない(笑)。ロンドンで有名な駅って?

たくさんあるよ、パディントン、ノッティングヒル・ゲート、コヴェント・ガーデンとか(笑)。

えー、思い出せない(笑)。とにかく小箱で、でもファンション・ワン置いてあるみたいな。ミラーボールもなんもなくて、そこで毎週〈フォワード〉っていうダブステップのパーティをやってて。それに行って。メンツはMAワンっていうファンキーのDJ、で、ジンクやって。

おー、クラック・ハウス。

で、ジャック・ビーツっていうエレクトロ・ハウスっぽいのをやって、で、スクリームがやるみたいな。

ジンクのクラック・ハウスのコンピ、知ってる? 黄色のジャケのヤツ(「Crack House EP」)。

オレも買いました。

あのCDだけ聴いても現場がどんななのかわからないんだよね。

そうですよね。オレ、ジンク好きっすよ。

あれはホントにパーティ・ミュージックだよね。ちなみにそのパーティは何曜日?

日曜日っすね。オープンが大幅に遅れて、9時ぐらいから2時までやってましたね。で、そこ行ったら、今回初めて日本人がいて。「あれ日本人じゃないっすか?」ってケイタが言うから、で、訊いたら「そうだよ」って。で、話したら、その人がエナさんっていう、ゴス・トラッドなんかが出ている〈Back To Chill〉をやっている人で。共通の知り合いがすごくいっぱいいて、で、仲良くなって。

へぇー。

Y氏:よくロンドンのどのクラブ行っても日本人がいるって話聞くんだけど、ダブステップのクラブには滅多にいないよね。

ぜんぜんいないっすね。アジア人がいない。

アフリカ系はいるでしょ?

半々ぐらいでいますね。で、それが5日目で、で、6日目は「さすがにちょっとぐらい観光しようか」って話になって。で、結局レコード屋とかに行って、CDとTシャツを買って。そしたらまたエナさんに会って(笑)。

ハハハハ。行動パターンが同じなんだ。

そう。で、「今日の夜、ブリクストン・アカデミーでヤバいパーティがあるよ」って。それが16歳以上から入れるパーティで。

16から入れるっていいよな。

だから酒は売っていない。

なるほど。

で、ケイタと「どうする?」って。オレら、ドラムンのパーティをアムスで逃していて、ケイタがどうしてもドラムンで踊りたいって言い出して(笑)。「じゃ、行くか」みたいになって(笑)。

ブリストルって、中心地からは遠いからね。

遠いじゃないですか。だから終電で行って。そしたらガキんちょたちで溢れていて、あり得ないくらいの熱気で(笑)。

あんな広いところで。

あんなに広いところがガキんちょでいっぱいで(笑)。で、さすがにその日はもうオレらも疲れていたから隅っこのほうで休みつつって感じだったんですけど、誰かのDJになった途端、すべてのフロアから人が集まってきて。それがチェイス&ステイタスで。「うわ、こんなに人気があるんだ」って。

チェイス&ステイタス?

リアーナのダブステップやったり、スヌープのダブステップやったり。

ああ~。

すごかった。あんなに人気があるとは思わなかったね。

しかし16歳で行けるDJパーティがあるって良いよね。

しかも朝の5時ぐらいになると親とか車で迎えにきて(笑)。ドラムンでガン踊りしていた子供を迎えに来るって、「物わかり良すぎだわ」って(笑)。

それはハウス世代の親じゃないの? 「もう、しょーがねーな」みたいな(笑)。

しかし、月曜日に5000人の若いのが踊ってるって......。

健康的でいいなー(笑)。

ヴァイタリティ半端ないっすよね。〈プラスティック・ピープル〉で、白人のガキんちょがでかい黒人のセキュリティに超からんでいるんすよ。「おまえ出てけ」って投げ飛ばされたりしてるんすけど、すげー食いかかっていて。明らかに体格差もあんのに、「ファックユー」連発で、「こんなヤツ、日本人であんまいないなー」と思って。

へぇー。

とにかく、ダブステップ、こんなに踊ってる感じなんだーって、日本からはつかめなかったんで。それがもう、爆発してたんで。

レイヴ・カルチャーそのものなんだね。

それでオレも、自分でもダブステップやりはじめようかなと思って。

やってるじゃん、新作『ルーヴィア・ミトス』で。

それはダブステップというよりは......。

フライング・ロータス?

フライング・ロータス。

やっぱり。

そう、でも、もっとフォーマットにのったダブステップを作ろうと最近は思っているんですよ。

ダンス・ミュージックって、フォーマットがあるからね。

そうなんですよ。オレ、これ(『ルーヴィア・ミトス』)では好き勝手やってるだけなんで。もうちょい縛りあったうえで踊らせるっていうか、他のDJもかけやすくするっていうか。それって大事かなって。で、やってみたら面白かった。

[[SplitPage]]

エクシー君のイメージって、やっぱキース・ジャレットのジャケの写真を自分のCDのアートワークに使っているように、すごくシリアスなさ、ある意味求道者的なさ(笑)。

この前もVJの人と飲んでて、「エクシー、おめーぜんぜん知性派じゃねーじゃん。下品だおめーは」って言われて(笑)。

ハハハハ。

やっぱ向こうの現場見ちゃうと、とくに。

それ、日本でもやって欲しいな~。

渋谷の〈プラグ〉で〈Coldsteel〉ってパーティやってます。2月5日に渋谷の〈プラグ〉でリリース・パーティかねてやりますよ。

行こうかな。

野田さんはクラブ行かないんですか?

ここ数年、子供ができてからはめっきり行かなくなったけど、嫌いになったわけじゃないからね。昔は毎週末行っていたし、ある時期はロンドンに隔月で行っていたよ。クラブとレコードを目当てに(笑)。だから今日の話はすごーくわかる(笑)。オレの世代はブリクストンと言えば、〈ロスト〉っていうテクノのパーティだね。上半身裸で壁によじ登るようなヤツがひと晩に20人ぐらいいるような(笑)。ロンドンはどこに泊まったの?

キングスクロスのあたりとか。

えー、そうなの! キングスクロスって、オレも昔よく泊まってたけど、娼婦や売人が立っているようなところだったんだよ(笑)。駅の反対側に倉庫街あって、あっちでもパーティがあったりして。

あー、あったあった。

で、いきなり『ルーヴィア・ミトス』の話に戻すと、過去2枚って、シンゴ02とか、マイク・ジャック・プロダクションとか、あるぱちかぶととか、文学肌のラッパーを入れているじゃん。それが、『ルーヴィア・ミトス』ではいっさいラッパーなしでやってるじゃん。そこはオレ、ラッパーの力を借りずに勝負してるなって思ったんだけど。

もともとインスト作品を出したくて。あとこれ、インストのシリーズなんですよ。ラッパーいないとさくさく曲作れるし。このアルバム、昨年の12月に出ているんですけど、ほぼ全曲9月に作っているんですよ。

すごいね。

すぐ出せるのがいいなーと。自分でミックスもしているし。

ロンドンに持っていかなかったの?

ミックス前だったんですけど、持っていきました。けっこう気に入ってもらえましたよ。

音を聴いてくれるのっていいよね。

そうっすね。

オレ、こないだタナソーとのトークショーでも言ったんだけど、音を面白がる文化って良いと思うんだよ。

オレ、ホント、意味とかどーでもいいと思っていて。

えー、意味あるラッパーばかり揃えているじゃん(笑)。

テーマとかどうでも良いと思ってて(笑)。

銀杏ボーイズが好きなくせに。

銀杏ボーイズは歌詞カード見ないでも言葉が入ってくるから好きなんですよ。うちのラッパーだとオロカモノポテチっていうのがいて、そいつがオレはいちばん入ってくるんですけど、正直、あるぱちかぶととか難しくて。

ハハハハ! 自分の作品でラップしてもらってるのに(笑)!

いや、もちろん良いんですけど! そこまでグッと来ない(笑)。

マジ(笑)? あるぱちかぶと、グッとくるじゃない。言葉でトランスさせるような感じでしょ。

ま、そうっすね。シンゴさんは、ライヴが好きっすね。ライヴが素晴らしい。あるぱちかぶとも、そろそろシンゴさんぐらいいってるのかなと思ってたんだけど、ライヴを観たらまだまだだった(笑)。

オレ、あるぱちかぶとのアルバムの1曲目、すごいと思ったけど。東京をラップしている"トーキョー難民"という曲。びっくりした。

はいはい。

あの風景の描き方はすごいよ。まあ、踊らせるってタイプじゃないけどね。で、ああいう優れたラッパーが身近にいながら今回はインストで勝負しているところにエクシー君のソウルを感じたんだよね。気が早いけど、次のアルバムが楽しみだね。

オレ自身も楽しみっすよ。なんか、〈テクトニック〉が気に入ってくれたみたいで。

えー、最高じゃない!

ピンチが気に入ってくれたみたいで。それで実は昨日、ぶちあがっていて。

それはオレでさえあがるよ(笑)。

このまま食らいついて、「シングル出そうよ」って言われるぐらいになりたいっすね。〈テクトニック〉、最高っすよね。

最高のレーベルのひとつだよね。昨年のコンピレーションも良かったし、ピンチのシングルあったじゃん。歌モノのヤツ。

「ゲット・アップ」っすよね。

そうそう。

あれで、グイードがリミックスしてるじゃないっすか。オレ、グイードがヤバくて。

ブリストルのジョーカーの仲間だよね。みんなまだ若いんだよね。

オレ、コンプリートしたんですけど。写真とかも、みんなかっこつけるんですけど、グイードだけがリーボックのジャージ着て突っ立ているだけで、リーボックってところがいい、イギリスっぽいな~って(笑)。

ハハハハ。ジョーカー、グイード、ジェーミー、あいつら、まだみんな20歳そこそこなんだよね。ジョーカーがいちばん若くて、たしか昨年の時点で20歳だったと思ったよ。

え、あいつがいちばん老けた顔しているのに(笑)。

ベンガやスクリームもみんな若いじゃん。13歳からDJやったり作っているわけでしょ。

あいつら若いっすよね。そういえば、〈プラスティック・ピープル〉の外で煙草吸っていたら、BMがやって来て、ゴミ袋を何度も轢いてて、頭おかしいヤツ乗ってるなーと思ってたら、車からベンガが出てきて、「おー、ベンガだ!」って(笑)。

いいな~、そんなことやっててレベル・ミュージックになっているところがいいよな~(笑)。

そうっすよね。しかもベンガとスクリーム、ヨーロッパのどこにもいますからね。ヨーロッパのいたるところのフライヤーに書いてある(笑)。

グラストンベリー・フェスティヴァルでもやって話題になってるもんね。ということで、エクシー君、がんばれ!

ハハハハ。

Eccy DJ Chart
  • 1. Hudson Mohawke / FUSE (Warp)
  • 2. Jinder / Youth Blood[12th Planet & Flinch Remix] (Trouble & Bass)
  • 3. Doshy feat.Raspe / Crtzl[Robot Koch Remix] (Robox-Neotech)
  • 4. Guido / Beautiful Complication (Punch Drunk)
  • 5. Rustie / Inside Pikachu's Cunt (Warp)
  • 6. Scuba / Twitch[Jamie Vex'd Remix] (Hot Flush)
  • 7. Rustie & Joker / Play Doe (Kapsize)
  • 8. Ikonika / Smuck (Planet Mu)
  • 9. Joker & Ginz Purple City (Kapsize)
  • 10. Zomby / Spliff Dub[Rustie Remix]- Hyperdub
  • 11. Skream / Trapped In A Dark Bubble (Tectonic)
  • 12. Bjork / Hyperballad[Eccy Dubstep Edit] (Nytebug)

※以下のサイトもチェック。
https://eccy.cc
https://www.slyerecords.com

また、昨年の12月から〈NYTEBUG〉という無料ダウンロードのレーベルを実験的にスタートしているで、そちらも是非。
https://nytebug.blogspot.com/


2010/02/05(Fri)
COLDSTEEL vol.5 @Shibuya PLUG
"あるぱちかぶと - ◎≠" and "Eccy - Loovia Myhots"
Double Release Party!!!!!!

-starring-
あるぱちかぶと
Eccy
Matt.B(Bass Science / Made In Glitch)
Quarta330(Hyperdub)
broken haze
haiiro de rossi
DJ KEITA
Notuv
Emufucka
小宮守

Struggle For Pride - ele-king

 初めて観た人たちは、きっと驚いただろうな。何度か観ている僕でさえも、毎回新鮮な驚きを覚える。僕の隣の隣にいた白人の青年は始終、眉間にしわを寄せながら凝視していたが、その隣にいた人は最初は凍り付いていた表情も、時間ともに笑みを浮かべていた。まあ、無理もないというか、これはカジヒデキとカメラ・オブスキュラだけを目当てに来た人にとっては気の毒だったのかもしれない。しかし、普段滅多に観れないものを体験できるわけだし、僕はSFPがはじまったらフロアから人がもっといなくなるんじゃないかと思っていたんだけれど、意外なほど多くのオーディエンスがいたのが嬉しかった。スコットランドから来た人のなかには共感を覚えた人もいたかもしれないし、良いものを観れたと感激した人もいるんじゃないだろうか。SFPポッセの激しい身振りも、最初は強烈に感じるだろうけれど、しかしよく観るとあれはある種の悦びの表現であることに気がついてくる。よく言われるようにあの爆発的なノリには「健康的な感じ」さえ漂っているし、まあ、とにかくあれが彼らの流儀で、自分の肉体が自分の肉体であることを表すときの、まさにハードコアなスタイルに思える。

 僕はその晩は、夕方からEccyの取材をしていた。例のY氏とともにアルコールを摂取しながら、この若いトラックメイカーのロンドンにおけるダブステップ体験談を聞いていた(その話は近いうちにUPします)。そしてわれわれ3人は電車に乗って、7時ぐらいに会場に着いた。会場はすでに満員だった。

 「Cookie Scene Night Special」と題されたそれは、先述したようにグラスゴーのカメラ・オブスキュラ、カジヒデキ、そしてStruggle For Prideだった。いわばネオアコ系というか、旧渋谷系というか、このなかにSFPが混じっているということは、控えめに言って、良く晴れた正午のカフェテラスにブラック・サバスが鳴っているようなもので、それは決して自然に溶け込んでいるとは言い難いところがある。が、何故こんな奇妙なブッキングが実現したかと言えば、このイヴェントの企画者によれば、SFPの今里=DJホリデーがカメラ・オブスキュラの音楽が好きだったという、とても単純な理由からだった。カヒミカリィをはじめ、DJホリデーが特定の旧渋谷系の音楽に並々ならぬ愛情を抱いていることは有名な話だ。しかし、だからといって、ねぇ......(いやいや、こういう冒険心はときとして重要だ)。

 SFPの出演前、場内にはヴァンパイア・ウィークエンドの『コントラ』がかかっていた。それもまた悪い冗談のようにも思えたが、「いや、でもこの並びでSFPを聴くのはスゲー面白いんじゃないか」と、僕はビールを片手に下高井戸における脅威のワンダーランド、トラスムンド店長の浜崎氏とともにフロアで待機していた。浜崎氏を横目で見ながら「きっとこの男は、いまかかっている音楽がビルボードで1位の、最先端のお洒落なポップスであることを知るまい......」などと思っていた。「いや、意外と知っているかもしれない......この男はこう見えても、抜け目なく、けっこう新しい音をチェックしているからな......」などと思いながら、ひとりでニヤついていた。

 ライヴはいつの間にかはじまり、嵐のようにフロアを通過した。僕はSFPのリズムが変化したんじゃないかと思った。「あれ、SFPってこんなに踊りやすかったっけ?」と思えるほどダンサブルに感じた。とくにライヴの後半は、ヤッキ・リーベツァイトがハードコアを叩いているように聴こえた。そしてフロアの中央であんにも無心に激しく踊っているSFPポッセをちょっぴり羨ましくも思った。「あのなかにオレがいたら......」、一瞬だが僕は想像してみた。「気が狂った不気味なオヤジにしか見えないだろうな......」

 SFPはそして、取り乱すことなく、冷静に演奏した。彼らはいつかライヴ盤を出すべきだ。いちど音だけで聴いてみたい。僕はその後、キング・オブ・オーパスの酒井君と水越真紀さんとアルコールを摂取しながら話して、適当なところで帰路についた。

intervew with Derrick May - ele-king


Heart Beat Presents
Mixed By Derrick May× Air

Heart Beat

Amazonで購入する

 ハウスのミックスCDと言われてとくに興味も湧かないような人でも、デリック・メイの13年振りのそれと知れば振り向くかもしれない。実際、都内のレコード店に行くとどこも力を入れて店頭展開している。われわれ世代にとっての最高のDJによる久しぶりの公式のミックスCDなのだから当然といえば当然だ。

 僕にはこのミックスCDが期待以上に面白かった。女の笑い声からはじめるところもいいし、彼が----この一流のDJが、ピッチが多少合っていない箇所もそのままさらけ出した、実に生でヒューマンなミックスをしているところがとくに良かった。CDということもあってか、宇川直宏が言うところの"絶倫スタイル"は影を潜めているかもしれないが、彼のエレガントさ、未来的な響きとトライバルな展開との往復は健在である。

 また、デトロイト・テクノならではの----というかデリック・メイならではの最初の3曲のかけ方----動物的だが上品で、力強くもデリケートな展開(そしてまるで手を引っ張るように、なかば強引に「オレの世界に連れていくぜ!」って感じ)がいまでも充分に魅力的なことも良かった。これ、彼のDJを何度も経験している人は知っている。とにかくデリック・メイは最初のはじまり方がホントにうまい。あれで人は魔法をかけられたように幸福な気になって、まんまと騙されるのだ。

人間らしく聴こえるものを作るために人が金を払う時代がくる。そんなソフトウェアを人間が買うなんて、悲しすぎると思わないか? 最悪だな! この世の終わりだ! どのみち、俺がやっていることは今後そう長くは続かないと思う。

元気ですか?

元気だぜー。

今回は13年振りの2枚目の公式のミックスCDとなるわけですが、この2枚とも日本のレーベルからのリリースになりました。ある意味、あなたと日本との関係を物語っているようにも思うのですけど。

え? 13年前? ホントにそんな昔か? オーマイゴッド! 俺が日本をどれほど特別に思っているかはもうよく知ってるだろ! 俺は日本が大好きなんだよ。日本の仕事は喜んでやるさ。それはビジネス的な観点でなく、俺は日本を第二の故郷みたいに思っているからだ。なぜだかわからないが、日本はデトロイトと深いつながりを持っている。なぜこれほどまでに日本とデトロイトが親密になったのかはわからない。特定のシーンが特定の場所と特別な関係を持つケースは他にもある。例えば、もともとイギリスの植民地だった東南アジアの国ではサシャやディグウィードが人気だとか。日本の場合は、クラブ〈ゴールド〉の頃からニューヨークとの深い繋がりがあった。その後〈イエロー〉ができて、より幅広い音楽が聴かれるようになった。それがあのクラブの本当にクールだったところだ。そのなかでデトロイトの音楽も紹介されるようになり、俺たちに扉を開いてくれた。

浅沼:新宿〈リキッドルーム〉もデトロイト音楽を紹介したという点では重要だったと思いますけど、どうですか?

たしかに。俺が初めて日本に行ったときは東京も地方も小さいクラブでやったのを覚えてるが、2回目は〈リキッドルーム〉だったな。その後4~5年は続けて〈リキッドルーム〉でやったと思う。〈イエロー〉でやったのはだいぶ後になってからだ。新宿の〈リキッドルーム〉が閉店してしまってからじゃないかな? いずれにせよ、そういう過去があるからいまがある。現在のデトロイトと日本の関係が築かれたんだ。これは俺に限ったことじゃない。デトロイトの連中はみんなそう感じているはずだ。

[[SplitPage]]

浅沼:ふたつのミックスCDを日本から出すことになったのは、日本のレーベルにオファーされたからなのか、それともあなた自身が日本のオーディエンスに特別な気持ちがあるからなんですか?

俺は世界中どこへ行っても、自分の好きな音楽をかけている。それはよく知ってるだろう? でも、日本でプレイすると、他のどの場所よりも心地よくそれができる。どうしてなのかは上手く説明できない。もしかしたら、日本の未来的(フューチャーリズム)な部分がそう思わせるのかもしれないな。日本に行くと未来にいるみたいな、エキサイティングな気分になる。いつも日本に着くと、ホテルにいるのがもったいなくてすぐに街に出るんだ。ご飯を食べに行ったり、レコード屋に行ったり、朝はすぐにコーヒーを買いに行ったり。とにかく街を歩き回りたくなる。東京に限らず、日本のどの街に行っても同じだ。それくらい俺にとって居心地がいいんだよ。まあ、いつも言ってることだからよく知ってると思うけど!

僕はこのミックスCDを初めて聴いた夜、泣いたんですが、何故だかわかります?

ええ! マジで? そこまで大したもんじゃないだろ! なんで泣いたかなんてわからねえよ!

まず最初のミックスが素晴らしい! 細かいことを言うと、最初の3~4曲目までのミックスが本当に格好いい。デリック・メイらしい技というか、見事ですよ。

そういうことか。あれを聴いて何か思い出したってことなんだな。なるほど、それなら理解できる。(ここでいきなりiPhoneと取り出し、音声を流す)「カイキョー」。「カイキョー」。

浅沼:は? 改良? 改行? 何ですか???

これだよ(と画面を見せるとそこには「海峡」の文字)。

浅沼:「海峡」!? 日本語勉強アプリですか?

いいだろ、これ。毎日ひとつずつ言葉を教えてくれるんだ。だいぶ上達してきたぜ。今度日本でタクシーに乗ったらまず「カイキョークダサイ!」って言ってみる!!

......ぜひ次回試してみて下さい。で、次の質問ですが......ちょっと真面目な話をしますよね。この10年、音楽環境はずいぶんと変化しました。オンライン・エイジ、mp3、ダウンローダーズ......これらデジタルの大衆運動はある側面では歓迎すべきことでもありますが、ある側面ではどうかと思うことがあります。そのひとつの例を言えば、DJのミックスです。いまやたいてい、どんなミックスCDでもコンピュータで完璧にピッチを合わせてあります。そしてDJはピッチの合わせの練習をすることなく、データを操作してミックスする若いDJも少なくありません。

そうだな、そういう連中はピッチ合わせができるようになることはない。そういう奴らは「DJ」と呼ばれるべきではない。「オーディオ・テック(技術者)」と呼ばれるべきだ。DJの定義は、物理的なマニュアル操作ができる人間に限られるべきだ。こういう新しい種類の「DJ」は音楽は流しているがDJをしているわけではない。テクノロジーを使って音楽をかけているのだから、「オーディオ・テック」だ。この呼び方を俺は定着させたいと思ってる。DJとオーディオ・テックはまったく違うんだってことをみんな理解して欲しいね。オーディオ・テックが悪いってわけじゃない。ただまったく別モノだから、彼らをDJと呼ぶべきではない。DJに出演してもらうのか、オーディオ・テックに出演してもらうのか、頼む方はよく理解しといてもらいたい。

(それはそれで、たとえばリッチー・ホウティンのようなクリエイティヴなこともできるだろうけど)あなたのこれは人間味を排除していく文化状況に抗っているように聴こえるんですよ。

ほう、それは嬉しい感想だな。ただ俺は抗っているつもりもなくて、俺のやり方を貫いているだけだ。これをいつまで続けることができるかはわからない。それが現実だ。このミックスCDを俺は1テイクで録った。途中で止めることもなく、やり直すこともなく、ただそのときの直観でかけたいものをかけたいようにプレイした。それがいい仕上がりになるかどうか考えもせずプレイして、たまたまでき上がったものなんだ。でも、逆にそういうものをリリースしたいと思った。細かい修正を加えて綺麗に仕上げることなく、そのまま出したいと思ったんだ。だからMAYDAYミックス(『MIX-UP』)とは違う。MAYDAYミックスは、テクニックを披露する目的で作ったものだった。俺がラジオ番組をやっていた頃に培ったテクニック、デトロイトではみんなが使っていたテクニックだ。ケヴィンやホアンが編み出したテクニックもある。それを、「見てみろ、俺にはこんなことができるんだぜ!」と見せつける目的で作ったミックスだったんだ。「他のDJには絶対真似できないことをやって見せてやる!」ってね。そういう意味では、俺がMAYDAYミックスでやったテクニックの多くは、やっといまのテクノロジーを使って他の奴らにもやれるようになった。だから今回のミックスは、「ヒューマン・エラー」あるいは人間の「本能」へのトリビュートといったところだな。現在のテクノロジーの力を借りずに、人間の力で作ったものだ。全てが完璧に作られている現在、逆に貴重なものだろう。女性の豊胸手術や鼻の整形に始まり、音楽制作ソフトに至るまで、何にでも傷ひとつない完璧さを追い求めてる世界では、「自然」であることがユニークになってる。俺がやったのは自然なミックスであり、いまの世界ではユニークなものだ。

浅沼:コンピューターでは作れないものですね。

まだね。でも、そのうち「自然っぽく」人間味を作り出すプログラムが開発されるだろうよ。なんとも悲しいことだけどね。人間らしく聴こえるものを作るために人が金を払う時代がくる。そんなソフトウェアを人間が買うなんて、悲しすぎると思わないか? 最悪だな! この世の終わりだ! どのみち、俺がやっていることは今後そう長くは続かないと思う。去年〈Transmat〉からグレッグ・ゴーの「The Bridge」というシングルを出したが、思っていたほどは売れなかった。それなりにレコードもダウンロードも売れたが、もっと売れていいはずだ。素晴らしい音楽を作っている人間はたくさんいるが、それが上手く届くべきところに届いていないように思う。音楽産業、特にダンス・ミュージック産業においては仕組みがめちゃくちゃになっていて、現状を把握出来ている人間がいないんじゃないかな。俺自身も混乱しているし、誰が何をコントロールしているのかみんなわからない状態だ。ディストリビューターは毎日のように倒産しているし、レコード屋も次々と閉店してる。まあそれを嘆いていても仕方ないから、なんとか打開する方法をきっと見つけるけどな!

[[SplitPage]]

Heart Beat Presents
Mixed By Derrick May× Air

Heart Beat

Amazonで購入する

あなたのミキシングの影響には、1980年代のロン・ハーディとフランキー・ナックルズがあるけど、どっちの影響が強いんですか?

50/50だな。

浅沼:でも彼らが最も影響を受けたDJですか?

非常に大きな影響は受けているが、それはだいぶ後になってからだ。最初に影響を受けたDJはケン・コーリアーだ。それとデラーノ・スミス。奴は俺とふたつくらいしか歳は違わないが、すでに自分のスタイルを持っているDJだった。彼独自の気品があった。DJにとってはとても大事なことだ。今日のDJの多くに欠けているもの、それがスタイルさ。ただ曲を流せばいいってもんじゃない。そこにその人ならではのパーソナリティが表れているかどうか、スタイルがあるかどうかがDJの善し悪しを決める。それを教えてくれたのがデラーノだった。本当さ、正直に言うよ。

浅沼:へえ! あなたがデラーノについて語っているのは初めて聞きましたよ。

うん、そうかもしれない。でも、俺にとってとても重要な人物なんだ。たしかにいままで彼について触れたことはなかったかもしれないな。

浅沼:彼も〈Music Institute〉でプレイしていたんでしたっけ?

いや、してない。もっとずっと前の話だ。俺たちがみんな高校生だった頃に、地元のハイスクールのパーティなんかでDJしていた。彼は「キング・オブ・ハイスクールDJ」だったんだよ。俺もまだガキんちょでDJをはじめていない頃だ。俺とホアンがDJの練習をしている頃、彼はすでにキングだったってわけさ。俺たちが目指していたDJ像がデラーノだった。ほんと、地元の高校生がちょっとおめかしして出かけるような何てことないパーティ・シーンだったけど、彼がプレイしていた音楽はとても進んでいた。ヨーロッパの音楽もたくさんかけていて、当時アンダーグラウンドだった音楽が流れていた。彼のDJを聴いて、俺もやりたいって本気で思ったね。ちょっと試しにやってみたいというのではなく、俺はこれをやっていきたいって。だからデラーノはいい友人であり、その当時とても影響を受けた人物でもあるんだ。

浅沼:私、デラーノのDJを体験したことがない気がします。

彼は素晴らしいDJだよ。いまでもそれは変わらない。いまでもハングリーだし、新しいことに挑戦している。時代がまったく変わってしまったけど、また最近人気が出て来ているだろう? 結構大きな会場でプレイするようになっているし、聴く機会があったらすごく気に入ると思うよ。彼は常に「クラブっぽい(clubby)」、ヴォーカルものが多めの選曲だが、ミックスのスタイルはとてもオールドスクールで、美しいブレンドでしっかり音楽を聴かせてくれるタイプだ。とてもエレガントにね。オーディエンスを揺さぶるタイプじゃない、ゆっくりとかき混ぜるタイプ。

ほー! あなたのミックスに話を戻しますが......少女の笑い声からはじめたのは何故ですか?

ああ、日本のトラックだな? 一時期俺がよくかけてた「love, peace, harmony...」ってスピーチが入ってるのと同じレコードだよ。日本人が作ったものだ。これを1曲目に選んだのは、まず第一に東京に滞在中にホテルに届けられたものだったから。2週間ほど聴かなかったんだが、ある日聴いてみたらとても面白いレコードだった。パーカッションとか、サウンドエフェクトしか入っていないんだが、とてもクールだった。とくにこの笑い声は日本のちょっとバカっぽい女の子たちのことを連想させた(笑)。「これは絶対使いたい」と思ったんだ。そして第二に、ハッピーな気分にさせる笑い声だったからね。パーティっぽくていいだろう。前のミックスCDはかなりシリアスでダークだったからね。そう、今回はパーティっぽいノリを重視して流れに任せた。

浅沼:レコーディングは自宅のスタジオでやったんですか?

ああ、そうだよ。

今回のミックスCDを聴いてもうひとつ思ったのが、13年前のあれとさほど変わっていないということ。変化というは魅力ですが、あなたは変わらなくても良いこともあるんだと主張しているようにも思ったんですが。

ふむ。要するに、俺は自分を変えずに、変化に順応してきたってことだろ? ブルース・リーが「戦わずして戦う術(the art of fighting without fighting)」と言ったのと同じことだな! ハハハ。たしかにそうだと思う。それは、つねにエネルギーを集中させてやってきたから。当然、ずっと同じレコードをかけているわけにはいかないから、かけているレコードは変わっているんだが、「かけ方」を変えていない。だから、プレイを聴けば俺がかけていることはすぐにわかる。それがどんな曲であってもね。俺は自分のスタイルとエネルギーを保持してきたからだ。

浅沼:どうしてそれが可能だったんでしょう?

それは俺がバッド・マザー○ァッカーだからに決まってんだろ!

浅沼:ハハハ。なるほど(笑)。

俺は好きなことしかやってこなかった。それが秘訣だよ。好きな曲しかかけないから、自分自身が楽しめる。俺がDJするときは、自分もそれで踊っているつもりでやる。俺は好きじゃない曲は絶対にかけない。

浅沼:そうだとしても、さすがにこれだけやっていると飽きたりしませんか?

それはないね。もし特定の曲に飽きたら他のレコードをかければいい。曲単位では飽きることはあっても、音楽やDJをすることに飽きることはない。俺は自宅ではいっさいダンス・ミュージックを聴かないようにしている。車でさえも滅多に聴かない。普段はクラシックやアンビエントを聴いている。ダンス・ミュージックを聴くのはクラブのなかとレコード屋にいるときくらいだ。それが気持ちをフレッシュに保つ秘訣かな。一日中、毎日そればっかり聴いてたら誰でも飽きる。〈Transmat〉のアーティストたちにも、あまり自分の曲を聴き込まないようアドヴァイスしてる。しばらく時間をおいてから聴き直してみろと。制作中でも、2~3日間を空けて聴き直すことで、どこがいけないのか、どこが改善できるのか発見できる。聴き過ぎは禁物だ。

[[SplitPage]]

Heart Beat Presents
Mixed By Derrick May× Air

Heart Beat

Amazonで購入する

DJの構成という点でも、一貫しているところがありますよね。ざっくり言ってあなたのDJは、セクシーなパート、スピリチュアルなパート、あとトライバルでファンキーなパートに分かれている。

ああ、合っていると思うよ。要するにストーリーがあるってことだろ? 俺はいつだってストーリーを語るようにしている。曲を作る場合でも、DJセットを構成していく場合でも、そこにはストーリーがある。それはハッピーエンドかもしれないし、最後はジャングルで食われて死ぬってオチかもしれないが、そこには何かしらのはじまりがあり、展開があり、終わりがある。それを旅(journey)と呼ぶ。DJは、お客さんを旅に連れ出すことができなければならない。できない奴は...... DJではない。曲を作る時も同じだ。でも曲を作る際の難しさは完結させなければならないこと。物語をはじめるのは簡単だが、上手く終わらせるのは難しい。そしてこのスキルはやっているうちに自然と身に付くものなんだ。オーディエンスを見て、オーディエンスから学んでいくことだから。自分の恐れと、オーディエンスからもらうポジティヴなエネルギー。自分が前に進んでいるときはそれが感じられるはずだし、そうでない場合もすぐわかるはずだ。「やばい、この曲じゃなかった」と思う瞬間だってある。「次にこの曲をかけて立て直さなければ、2倍強力な曲で持っていきたい方向に軌道修正しなければ」ってね。どんなDJにだってそういう瞬間はある。DJはただ音楽を流すだけではなく、そうやってオーディエンスの気持ちを動かしていかなければならないんだから、そりゃ難しい。お客さんが求めるもの、期待するものにも応えていかなければならない。

逆に、変化について話してください。最近のあなた自身のDJプレイにおける変化がもしあれば。

ふーん。

ますますエレガントになった?

そうは思わないな。もっと怒りのこもった、動物っぽいプレイになったと思うけど? もっとダンスフロアにいる連中の息の根を止めてやろうと、奈落の底に突き落としてやろうと集中してやってるつもりだ!

新しい動きには興味がありますか? ダブステップであるとか、フライング・ロータスのようなエクスペリメンタルなヒップホップであるとか。

まったく興味ない。俺は音楽に興味があるんであって、それが何と呼ばれているかには興味がないんだ。それがどこで誰によって作られたものなのか、どうやって作られたのか、ブラックなのかホワイトなのかイエローなのか、俺にはどうでもいいんだよ。いい音楽はいい音楽。それだけだ。俺がかけたレコードに対して、「それは最高なダブステップ曲ですよね!」なんて言ってくる奴がいるが、俺の反応は「あっそ」だけだ。俺にはダブステップをプレイしてるって自覚すらないんだよ。BBCでやってるラジオ番組でも、ダブステップの曲についてコメントが送られてきたが、俺はそれがダブステップだってことすら知らなかった。俺がかけたカリズマ(Karizma)の曲がダブステップだったっていうんだ。そんなことまったく知らなかったよ。

浅沼:だったら、どうやってレコード屋さんで自分の好きな曲を探すんですか?

人に薦めてもらうこともあるし、ランダムに壁にかかっているものを聴くこともある。東京に行くときは事前にレコード店にいるケイコ(星川慶子)に連絡しておく。そうすると20~30枚お勧めのレコードを選んでおいてくれるんだ。彼女は俺のテイストをわかっているからいいけど、他の国の他の店によってはまったく的外れで最悪なレコードを薦められることもある(笑)。そういう場合はショックだよ。俺がデトロイトから来たテクノDJだって、デリック・メイだって名前だけ知っててプレイを聴いたことないんだろうな、BPMが190くらいの世にも恐ろしい最低な曲を30枚くらい渡してくる。ひと通り聴くだけでも何時間もかかるってのに、全部同じに聴こえるんだ! まあ、そういうこともよくある。そういう場合は、自分で店を一通り見て興味を惹かれたものを聴いてみる。

〈トランスマット〉はいままた動いているんですよね?

いろいろ出るよ。次はZak Khutorestsky(ザック・クトレツキー)というアーティストだ(ミックスCDの最後に収録されている人ですね)。ロシア系だけどミネアポリスに住んでる。素晴らしいアーティストだ。今年5枚、来年5枚は出そうと思ってる。ザックの次は、またグレッグの新曲を出す予定だ。他にもいろいろ計画しているから楽しみにしててくれ。

R.Kelly - ele-king

 R.ケリーを聴くと、少なくともひとつは良いことがあるのを僕は知っている。R&B好きの女性と音楽の話題を通して、愛や恋やセックスにまつわるトークを開けっぴろげに、ディープにできる。それはとても素敵な時間だ。普段は口にするのも恥ずかしい言葉を平然と言えてしまう。「R.ケリーはあの歌の中でこんなことを言っているけど、オレはこう思うんだよね」という感じに。盛り上がれば、「じゃあ今度、一緒に聴こうよ」なんて誘い文句を繰り出すこともできる。はははは、楽しいぞ! 男も女も魅了する愛のドラマを描けるR.ケリーはまったく偉大な男だ。野田編集長に拠れば、あの女傑、アリ・アップでさえR.ケリーに一目置いているという。

 ディスコ/ヒップホップ以降、つまり"ポスト・ソウル時代"に登場した黒人男性R&Bシンガー/ソングライター/プロデューサーで、R.ケリーほど成功した人間はいないだろう。80年代後半、テディ・ライリーが発明したニュー・ジャック・スウィングはヒップホップ・ビートとR&Bのソングライティングを融合し、ヒップホップとR&Bの壁を取り払うことに成功する。それはブラック・ミュージックの歴史におけるひとつの革命だった。ニュー・ジャック・スウィング・ブームの余韻が残る90年代初頭にR.ケリーは本格的にキャリアをスタートさせる。
 セカンド『愛の12プレイ』(93年)、サード『R.ケリー』(95年)で独自の所謂性愛路線を確立し、両アルバムはそれぞれ500万枚近くも売れたと言われている。『愛の12プレイ』に収録された「セックス・ミー(パート1&2)」のあけすけなセックス描写とねっとりと絡みつく甘いヴォーカルに、10代の僕はそれまで聴いたどんな音楽からも駆り立てられることのなかった卑猥な妄想を刺激されたものだ。
 他方で、マイケル・ジャクソン「ユー・アー・ノット・アローン」をプロデュースし、映画『タイタニック』のテーマ曲で一躍時の人となったセリーヌ・デュオンとの「アイム・ユア・エンジェル」というデュエット曲を作っている。両者ともメロディ・メイカーとしてのR.ケリーの才能が光る、美しいスロー・バラードで、2曲ともクロスオーヴァー・ヒットを成し遂げた。

 1967年、R.ケリーはシカゴのサウス・サイドのプロジェクト(低所得者向け公営住宅)で生まれる。彼は、ただただ甘ったるいバラードやセックス賛歌("セックス・ウィード"、"セックス・プラネット")や女たらしの歌(T.I.とT・ペインをフィーチャリングした「アイム・ア・フラート・リミックス」のスムースなグルーヴには溶けてしまいそうだ)だけを歌ってきたわけではない。ゲットーから抜け出すことを誓い合った彼女との思い出を回想する"ゲットー・クイーン"、シングル・マザーへの愛情を歌った"愛しのセイディ"、壮大なゴスペル調の"トレイド・イン・マイ・ライフ"といった曲があるように、宗教的な精神から貧しい黒人ゲットーの人々へ向けた同胞愛まで、様々なドラマを歌い分けてきた故に幅広い層からリスペクトされてきたのだろうし、常に(ダンスホール、レゲトンを含む)最新のアーバン・サウンドを取り入れるという意味でも、ストリートの感覚を反映させるという意味でも、ヒップホップ的感性はR.ケリーの音楽の重要な要素と言える。そしてなにより、どこか憂いのある艶かしく悩ましいあの声が聴く者のハートの深いところを締めつけてくる。それは、マーヴィン・ゲイにもプリンスにも通底するブラック・ミュージックにおけるもっとも濃密なソウル――性と快楽と剥き出しの魂が渾然一体となった黒い媚薬とでも言えるような――のひとつの象徴だろう。

 それにしても、R.ケリーにうっとりした後にテレビから流れてくるアイドル歌手が歌うラヴ・ソングを耳にすると、どうにも幼稚でつらい。成熟よりも幼児性に傾きがちな日本のポップ産業においては仕方のないことかもしれない。が、恋愛やセックスが必ずしもピュアで、汚れなくキラキラしているとは限らないのに......まったく深みがなさ過ぎて本当にげんなりするものが多い。「大人を舐めるなよ~」という気持ちだ。恋愛をしていれば、彼女に飛び蹴りされて、コンクリートの路面にしたたかに体を打ちつけることだってあるし、金のことで言い争うこともある。また、ときたま事故のように訪れる......(以下、自主規制)。皆さんもよくご存知のように、愛や恋やセックスには壮絶な、嵐のような出来事が付き物なのだ。まさにR.ケリーが地で行くように。

 児童ポルノや性的虐待に関する容疑による逮捕・起訴(無罪を勝ち取ってもいる)、離婚問題、2枚のタッグ・アルバムを制作したジェイ・Zとの仲違い。R・ケリーの周囲にはセックスや女性関係にまつわるスキャンダルをはじめ、裁判沙汰が後を絶たない。いまやR.ケリーをゴシップ・ネタとしか扱わない向きもあるのだろうが、ビヨンセ、リアーナ、アリシア・キーズなどの例を出すまでもなく、"女の時代"だった00年代のR&BシーンにおいてR.ケリーは第一線に立ち続けた。

 そこで、前作『ダブル・アップ』から2年ぶりに届けられた、オリジナル・アルバムとして通算10作目となる『アンタイトルド』を聴く。特筆すべき"新しさ"があるわけではないが、安易に4つ打ちを取り入れた2曲と取って付けたようなサウス系の1曲を除けば、まったく期待を裏切らない出来と言っていい。欲を言えば、R.ケリーらしいストーリー・テリングをもっと聴きたかったというのはある。まあ、それでも十分に満足できる。ケリ・ヒルソンと猛々しくセックスを求め合う男女を演じるエネルギッシュなデュエット曲「ナンバー・ワン」(「Sex that we`re having here girl ohh(セックス、僕らは抱き合う、ガール、ohh)」)、売れっ子シンガー/プロデューサー、ザ・ドリームらをゲストに迎えたアーバン・ソウル"プレグナント"( 「Give you make me wanna get you pregnant(ガール、キミを妊娠させたくなっちゃうよ)」)、90年代中盤のメロウR&Bを彷彿とさせるセルフ・プロデュース曲"ゴー・ロウ"と"ホール・ロッタ・キスイズ"。いまR.ケリーを聴こうと思うならば、過去作ではなく、間違いなくこの集大成的な新作(リリースは昨年末)を手に取るべきだろう。これぞブラック・ミュージックにおけるエロスの真骨頂。堪らない。

CHART by JET SET 2010.01 - ele-king

Shop Chart


1

MENDO & DANNY SERRANO

MENDO & DANNY SERRANO YANARA / »COMMENT GET MUSIC
Savedらしくハード・エッジさもミックスしたアフロ・トライバルなモダン・ミニマルハウス作品!!Luciano率いるCadenzaでも活躍するMendoがスペインの新鋭、D.Serranoをパートナーに迎え、ややハード・エッジな作風のミニマル作品をリリース!!

2

MADLIB

MADLIB MEDICINE SHOW VOL.1 - BEFORE THE VERDICT / »COMMENT GET MUSIC
特殊ジャケ付2LPが緊急入荷! 初回限定プレス2000枚のみですのでお早めに!下地デザインとスタンプの組み合わせで、一枚として同じジャケがない(!!)という驚異的な拘り!さらに、裏には手書きナンバリング入りという念の入れ様...もはや執念に近いものさえ感じますね、こりゃ。

3

TRUS'ME

TRUS'ME IN THE RED / »COMMENT GET MUSIC
クレジット見たら仰天モノの超豪華メンツ参加!!Trus'meニュー・アルバムです!!Dam Funk、Linkwood、Amp Fiddler等、とりあえずスルーせず聴いてしまう大御所が揃いに揃ってます!!もちろん自身主宰"Prime Numbers"から!!

4

DRUID PERFUME

DRUID PERFUME OTHER WORLDS / »COMMENT GET MUSIC
コレはヤバい。Beefheart超えのフリーキー・ノイジー・ブルース・コア!!ミシガンのグレイト・レーベル、M'Lady'Sから、ミシガンの超危険バンド、Druid Perfumeが登場!!サックスとオカルト・コーラス吹き荒れる電子ノイズ・ブルース。グレイト!!

5

ZORT

ZORT MAMBO POA MARTINO EP / »COMMENT GET MUSIC
ウルトラ・キュート☆☆アルゼンチン産ダーティ・ポップ・ビーツ最高リミキシーズ!! Compostのエレクトロ鬼才Ben Monoによるエキゾ・エレクトロ・ハウス・リミックスA1も搭載。アルゼンチンの新星トリオによる傑作1st.12"です!!

6

V.A.(SELECTED BY DJ NORI & TOHRU TAKAHASHI)

V.A.(SELECTED BY DJ NORI & TOHRU TAKAHASHI) 20YEARS OF STRICTLY RHYTHM EP / »COMMENT GET MUSIC
Strictly Rhythmの20周年を記念した限定EP!DJとしてのキャリアは30年以上、世界に誇るパーティー「GODFATHER」の主催者の一人であるTohru Takahashiと、2009年にキャリア30周年を迎え今なお「Gallery」など現場の最前線で活躍するDJ Noriが膨大なカタログの中からVinylカットの為に厳選したナンバーを収めた1枚。

7

TERMINAL TWILIGHT

TERMINAL TWILIGHT BLACK AND BLUE / »COMMENT GET MUSIC
激オススメ★Italians Do It Better直系センスの新レーベル、Infinite Soundtracks第1弾!!グレイトです。Glass CandyがKraftwerkをカヴァーしたようなフィメール・コールド・ウェイヴ・ディスコ!!西海岸の男女デュオによる激傑作デビューEP。

8

ALEXKID & RODRIGUEZ JR

ALEXKID & RODRIGUEZ JR JERI CALL / LE DOIGT AFRICAN / »COMMENT GET MUSIC
エスニックなフォーンを使ったエキゾチックなモダン・ミニマルハウス作品!!Joris Voornを筆頭にMichel Cleis (Cadenza)、dopそしてBrendon Moellerらがプレイ、サポート中。

9

LOOPS HAUNT

LOOPS HAUNT RUBBER SUN GRENADE EP / »COMMENT GET MUSIC
炎上するウォンキー聖地スコットランドから新たな天才が登場しました!!ダブステップもウォンキーもこなす超新星Loops Haunt。新興レーベルからの第1弾となる今作には、Joker以降のパープル・ステップ傑作B1が収録されてます!!

10

LOVELOCK

LOVELOCK PINO GRIGIO / »COMMENT GET MUSIC
ZombiメンバーによるMindless Boogie歴代屈指の傑作!! Mexican Summer発10"EPも大好評、Zombiの片割れSteve MooreがLovelock名義で遂にリエディットを発表、これが素晴らしい内容でした!!

CHART by STRADA RECORDS 2010.01 - ele-king

Shop Chart


1

RADIOHEAD

RADIOHEAD I LOVE TO KEEP(10inch) SENSEI PLATES(US) / 2010/1/8 »COMMENT GET MUSIC
Master KevとTony LoretoがRADIOHEADをリミックス!SHELTER系の作品を彷彿とさせる黒いパーカッション・ビートがカッコいいディープなヴォーカル・チューンに仕上がっています!ビート・トラックも収録!

2

JOE CLAUSSELL

JOE CLAUSSELL WITH MORE LOVE SACRED RHYTHM (US) / 2009/11/20 »COMMENT GET MUSIC
A面には13分超の「With More Love Dance Version」を収録!Joeらしい骨太で疾走感のあるビートと軽快なリムに、哀愁漂うエモーショナルなギターソロが秀逸!多くのミュージシャンが参加していることで「生」ならではの力強さが前面に押し出された抜群のインスト!Body&SOULではこの1枚に収録されているDance Versionと限定Box Setに収録されるエクスクルーシヴVersionを立て続けにプレイ、終盤に差し掛かった時間帯にクラウドを音に酔いしれさせたことの記憶に新しい作品!B面にはMenrtal Remedy名義でリリースした傑作「The Sun The Moon Our Souls」の限定CDに収録されていたEntreaty」と「Kotu Rete (atmospheric reprise)」の2曲をカップリング!

3

HOMEWRECKERS

HOMEWRECKERS NOT MY BUSINESS CIRCUS COMPANY(GER) / 2010/1/21 »COMMENT GET MUSIC
DAVID MANCUSOがヘビープレイした「HOME WRECKERS REWORK」も記憶に新しいドイツの三人組HOMEWRECKERSの新作がCIRCUS COMPANYから登場!ざっくり言うと「気だるく妖しい男性ボーカルの乗ったミニマル・テック・ハウス」なのですが、じわじわ加速していくような展開の巧さ、フロア栄え抜群の硬質&極太ファンキーなシンセ・ベース、幻想的&シリアスな上ものなど、絶好調時のCARL CRAIGを思わせる圧倒的とも言えるサウンド・クオリティーの高さは必聴ものです。B面2曲目では同レーベルよりDAVE AJUがリミキサーとして参加

4

MICHEL CLEIS

MICHEL CLEIS LA MEZCLA-REMIX EP feat.TOTO LA MOMPOSINA MOSTIKO(EU) / 2010/1/26 »COMMENT GET MUSIC
Luciano率いるCadenzaよりリリースされ2009年度を代表する空前の大ヒット作となったMichel Cleis「La Mezcla」のリミックス12インチがベルギーのMostiko傘下のBelgian House Mafiaから登場!ディープ・ハウス・ファンならベテランCharles Websterのミックスは必聴!DefectedからCopyright、BPitch ControlからPaul Kalkbrenner、Roog & Greg Electronics主催のDJ Roog、とハウス&テクノの実力派がリミキサーとして集結した充実の一枚!

5

GUILLAUME&THE COUTU DUMONTS

GUILLAUME&THE COUTU DUMONTS THE PUSSY SHEPHERD MUSIQUE RISQUEE(GER) / 2010/1/21 »COMMENT GET MUSIC
OSLOやCIRCUSCOMPANY等からのリリースでもお馴染みGUILLAUME & THE COUTU DUMONTSがAKUFEN主宰のレーベルMUSIQUE RISQUEEから12インチをリリース!パーカッション系トラックが得意な彼らですが、今作では黒くグルーヴィーなディープ・トラック「Raw」がオススメ!ソウル~ファンク系のヴォーカル、コーラスのサンプリングもカッコイイ!

6

V.A

V.A PRIME NUMBERS EP E11 PRIME NUMBERS(UK) / 2010/1/21 »COMMENT GET MUSIC
Trus'meが主宰するこのレーベルからの新作12インチはMr.Scruff & Kaidi Tatham、Motor City Drum Ensembl、Andresら3組のアーティストを収録したEP!中でも人気絶頂のMotor City Drum EnsembleによるB1が最高!突進する黒いグルーヴ感がたまりません!

7

I:CUBE

I:CUBE FALLING EP VERSATILE (FR) / 2010/1/20 »COMMENT GET MUSIC
フランスの人気レーベルVERSATILEからI:CUBEが12インチをリリース!オススメはB面に収録されている「Un Dimanche Sans Fin」!グルーヴィーなダンス・クラシック調の洗練されたインスト・チューンです!

8

NICO PURMAN

NICO PURMAN RHAPSODIES VAKANT (GER) / 2010/1/21 »COMMENT GET MUSIC
CurleやMule ElectronicからもリリースしているアルゼンチンのクリエイターNico Purmanの12インチ!図太いベースにアフロ的なパーカッションが入ったB面「Funk Forest」がグッド!テック・ハウスと呼ぶには黒すぎるサウンドがカッコイイ!

9

V.A

V.A REMAKE MUSIQUE VOL.4 REMAKE MUSIQUE(FR) / 2010/1/20 »COMMENT GET MUSIC
フランスの注目レーベルREMAKE MUSIQUEからの第4弾EP!パーカッシヴ&トライバルな使えるハウス・トラックを中心に人気クラシックGrace Jones「La Vie En Rose」のエディット的作品なんかも収録!

10

TRUS'ME

TRUS'ME IN THE RED(W-PACK) FAT CITY(UK) / 2010/1/21 »COMMENT GET MUSIC
2ndアルバム!ソウルやジャズ、ハウス、ブギー等が渾然一体となった黒いサウンドが圧巻!AMP FIDDLERやPAUL RANDOLPH、LINKWOOD、PIRAHANAHEADらも参加した大充実盤です!
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448