「UR」と一致するもの

Chart by JETSET 2010.09.06 - ele-king

Shop Chart


1

BLAST HEAD

BLAST HEAD IN WATER DISCO »COMMENT GET MUSIC
アルバム「Nu Island」からのアナログ・カット第二弾!昨年リリースされた「Nu Island EP」が当然の如く大ヒットを記録したBlast Headの新作12"!今回はBlast Head初となるリミックス音源を収録!

2

DJ YOGURT & KOYAS

DJ YOGURT & KOYAS SOUND OF SLEEP & MEDITATION »COMMENT GET MUSIC
最も目が話せないユニットの一つ、DJ YOGURT & KOYASによる「SOUND OF SLEEP」の第四弾! Fuji Rock2010への出演をはじめ、シグナレスなど様々なアーティストへのリミックス提供、「Into the peak」をはじめ積極的なアナログをリリースするなど話題の尽きないDJ Yogurt & Koyasによる待望の新作!

3

MACHINEDRUM

MACHINEDRUM MANY FACES »COMMENT GET MUSIC
Merck諸作で一世を風靡したIDM系アイコンが、何とLuckyMeから復活!同レーベルのHud Moをはじめ、例の『Beat Dimention』参加メンバーなど後進世代たちによる華々しい活躍に触発されたかのようなこの力強い変貌ぶりは...先日のOnraに続く衝撃です!

4

NDF

NDF SINCE WE LAST MET »COMMENT GET MUSIC
Animal Collectiveがニュー・ディスコ化したようなトライバル・ミニマル・ポップ!!そしてB面には話題のRicardo Villalobos Remixを収録!!本年度後半のクロスオーヴァー・ヒット確実です。

5

BLACK MILK

BLACK MILK WELCOME »COMMENT GET MUSIC
楽しみ過ぎる新作"Album Of The Year"からの先行シングルが到着!デトロイト産のダークなドープ・ビートはもうお馴染み! "Warning"に加え、アルバム未収録の"How Dare You"とボーナス・ビートもカップリングしています。

6

PARIAH

PARIAH SAFEHOUSES EP »COMMENT GET MUSIC
ふんわりと甘美な進化形UKGサウンドの金字塔にして、死ぬほどお洒落な2枚組!!'10年もっともエレガントなWパックEP。ベルギーの老舗R&Sに見出されたロンドンの超新星による美麗カットアップUKG/ポスト・ダブステップ歴史的傑作です!!

7

HEY TODAY!

HEY TODAY! STRANGE »COMMENT GET MUSIC
ドイツ x ベルギー x ロシアのエレクトロ・ディスコ強力コネクションが集結!!Sound of StereoやSubsらを擁する当店お馴染みのベルジャン・レーベルより、Turboリリースで話題を集めたジャーマン・デュオが初登場リリース!!

8

DUCKTAILS

DUCKTAILS MIRROR IMAGE »COMMENT GET MUSIC
素晴らしすぎます。Real EstateのMattによるエクスペリメンタル・ビーチ・サウンド超決定版!!揺れ動く木漏れ日のような輝きをたたえた砂浜ドリーミー・サウンドで人気を集めるDucktails。その決定打と言える絶品新曲をカップリングした7インチが登場!!絶対オススメです。

9

CANDY CLAWS

CANDY CLAWS HIDDEN LANDS »COMMENT GET MUSIC
ドリーミーすぎます。絶対オススメのソフト・アンビエント・シンフォニック・ポップ・ユニット!!チルウェイヴ時代のオーケストラル・ポップを正しく奏でる超注目ユニット、Candy Claws。DeerhanterとShe & Himがトロトロにミックスされた超スウィート・サウンド。死にます!!

10

BING

BING DISCOTECA MAHAMID »COMMENT GET MUSIC
Sleeing Bugzが新シリーズ 「A Night for Strangers」を発表!Hikaru(Blast Head)、DJ NoriのMix CDで好調の「The Sound of Space」に続き、好作品を連発することほぼ確定の新シリーズの初陣はBingことカジワラトシオが担当!

#7:DIY主義者たちの小さな革命 - ele-king

 ほんのわずかだが、この1~2年で変化を感じている。例を挙げてみよう。

 Julian Lynch - Mare (Olde English Spelling Bee)
 Donovan Quinn & The 13th Month - Your Wicked Man (Soft Abuse)
 High Wolf - Ascension (Not Not Fun Records)
 Candy Claws - Hidden Lands (Twosyllable Records)
 The Samps - The Samps (Mexican Summer)

 以上はこの8月に買ったレコードのいちぶで、音楽性はそれぞれフォーク・ロック、チルウェイヴ、エクスペリメンタル/アンビエント、サイケデリック......バラバラだが、この5枚には興味深い共通点がある。
 1. すべてが12インチのヴァイナルであること。2. すべてがUSインディの比較的若い世代であること。3. 〈ノット・ノット・ファン〉を除く4枚のレコードにはmp3の無料ダウンロードのコードカードが挿入されていること。〈ノット・ノット・ファン〉はずいぶん前からレーベルとしてCDのリリースをしていない。また、いま人気の〈メキシカン・サマー〉にいったては最初にヴァイナルのみを限定リリースし、CDはその数ヶ月後になってからリリースする。いずれにせよ、フィジカル・メディアはヴァイナルであることが優先されている。彼ら・彼女らにおいてCDは......いわば格下で妥協案、ま、そんな風に思える。
 
 渋谷のHMVが閉店して、いよいよCDが売れなくなっているとTVのニュース番組で特集されたらしい。数年前に、音楽関係の専門学校の講師をしている知り合いが生徒に訊いたところ、金を出してCDを買っているのはクラスの数人ほどで、多くが違法ダウンロードで音楽を聴いていたという。オバマが大統領に当選したときに、アメリカの音楽産業の上層部は違法ダウンロードの問題の解決を音楽好きな大統領に期待している。イギリスでは昨年、エルトン・ジョンやリリー・アレンが違法ダウンロードの取り締まりを支持する団体を結成して、話題になった。リリー・アレンは「ファイル共有は災害」とまで言っている。彼・彼女らは音楽文化の産業としての未来をシリアスに案じているのである。
 
 こうした問題がより深刻なのは、それが違法だろうが合法だろうが、こと若い世代においてCDよりもダウンロードのほうがいまやスマートだからだろう。6~7年以上前の話だが、remixという雑誌の編集部にいた頃、新しく入ってきたKという大学を出たばかりの男は、自分のiPodに実にたくさんの、いろいろなジャンルの音源を大量に詰め込んで(彼の名誉のために言うと、もちろん合法の音源だが)、ちょっと聴いてはまた他の曲を聴いたりとか、そんなことを何度も何度も繰り返しているのを目の当たりにして、僕にはそれが"新しい聴き方"に思えたものだった。実際の話、それはよりスマートでよりモダンな、より"格好いい聴き方"なのだ。レコード会社の方々には頭の痛い話だが、若い世代が、携帯オーディオのなかの自分のデータを蒐集し、編集しながら聴いている姿を見ていると、「こうしてCDの存在価値はなくなっていくのか」と納得する。〈マルチネ・レコーズ〉の「MP3 Klilled the CD Star?」という問いかけは、ある意味真実とも言える。
 
 mp3という圧縮音声ファイルフォーマットには関しても諸説がある。もっとも頻繁に議論されるのは音質の問題だが、これに関しては他に譲ろう。僕はmp3の使用者のひとりで否定者ではないが、さすがにiPhoneやiPodをDJミキサーにぶち込んだりはしないし、家ではレコードかCDで聴く。
 先日のWIREで知り合った20歳の青年の話によれば、彼の世代のほとんどはYouTubeで満足してしまうそうで、何故なら彼ら・彼女らは"音"を聴いているのではなく"言葉"を聴いているからだという。これは"音"を楽しむ行為とはまた別の話になってくる。
 

 音楽に限らずだが、映画でも何でも、デジタルに関する問題のひとつは、それがネット上にアップできる点にある。それは諸刃の剣だ。より民主的にもなりうるが、同時に違法ダウンロードの氾濫も可能にしている。レディオヘッドが『イン・レインボウズ』でこの問題に立ち向かったとき、彼らはリスナーに音楽の値段を決めさせた。問題提起としては面白かったが、スーパー・バンドの高慢なやり方とも思える。名前が大きくなければできないし、違法ダウンロードは小さなレーベルにとって死活問題だ。ましてやデトロイトのように、ヴァイナルが地域産業(カッティング技師、プレス工場等々)として成り立っている場所にとってはよりゆゆしき問題である。ムーディーマンは、2007年に「テクノロジー・ストール・マイ・ヴァイナル」というタイトルの12インチ・シングルを発表しても言い足りなかった。ヴァイナル主義者で有名なこのハウス・プロデューサーは、2009年の『アナザ・ブラック・サンデー』のインナーにおいてさらに毒づいている。「お前が俺の音楽をダウンロードして悦に入っているあいだ、お前のフリーキーな彼女は俺の12インチをプレイしている」と記し、そのメッセージの背景にはヴァイナル・レコードを手にしながらセックスしている男女の写真を載せている。

 ところが......ムーディーマンの憤怒とは別のところで、ここ2~3年、USインディのシーンにおいてヴァイナルの量が増えつつある。それなりに経済力のあるインディ・レーベルはCDも出しているが、より小さなレーベルのDIY主義者たちはヴァイナル・オンリーに移行しつつある。OPNやエメラルズのようなアンビエント系はCDも出しているが、同時にヴァイナルも作っている。そしてヴァイナルと比例するように、カセットテープによる超限定リリースも増えている。今年に入ってからこの傾向はより顕著になっている。これをアメリカのジャーナリストは新たな「時代精神」の象徴として"テープ・シーン"と呼んでいる。いわば手作りの文化である。最近のジン文化の盛り上がりにも同じことが言えるかもしれない。小さな場面での出来事かもしれないが、少なくともデジタルの大衆性に対して疑問が突きつけられているのだ。
 
 デジタルに関する問題のもうひとつは、mp3の捉え方にある。冒頭で書いたように、USインディの彼ら・彼女らのヴァイナルのなかにはたいていmp3の無料ダウンロードのコードカードが封入されている。デジタルは配信用として考えるか、もしくはmp3程度の音質でよければ無料で提供する、そのレヴェルでの割り切りが彼ら・彼女らにはある。そして、例えばキャンディ・クロウズのコードカードに記された「Long live physical media」という言葉が表すように、若い彼ら・彼女らは、フィジカル・メディアが生き残る道はヴァイナルであると結論づけているようなのだ。それはダウンロードによってより多くの人に聴いてもらいたいというデジタル時代の楽天性からだいぶ軌道修正された、現代のDIY主義者の思いの表れでもある。
 
 さらにもうひとつ面白いのは、これらUSインディのDIY主義者たちの作品の収録時間が、45分以下になっている点である。CD全盛の90年代にもヴァイナル文化はあったが、それはなかば記念物としての、おおよそコレクターズ・アイテムとしての、CD作品のヴァイナル化に過ぎなかった。が、アメリカのヴァイナル主義者たちは収録時間も伝統的なLPフォーマットに戻している。
 
 それが違法ダウンロードに歯止めをかけるとは思えない(データ化してしまえば同じだし)。が、USインディにおけるDIY主義者たちのこうした動きは、インディペンデント・レーベルの将来に向けての重要な試みのように思える。ヴァイナル文化への強い憧憬が、現実を動かしただけのことかもしれない。あるいはダウンロードが一般化し過ぎたあまり、もはやそれはがスマートな聴き方ではなくなっているということなのかもしれない。まあ、どんな理由があるにせよ、USインディをメインに仕入れているレコード店からはCDが減りつつある。CDを作らないレーベルが増えている。小さなレーベルになればなるほど、こうした傾向は強まっている。デジタルを拒否しているのではない。CDというメディアによる作品の発表に価値を見出せなくなっているのだ。
 
 プレス工場を持たない日本でUSインディと同じ展開を期待するのは非現実的だろう。しかし、7インチ・シングルやカセットテープなら手の届く範疇にある。実際、日本でもここ数年で7インチ・シングルをリリースするレーベルが出てきている。デジタルと違ってより多くの人が自由にアクセスできるわけではない。枚数は限定され、それなりの労を要するだろう。が、求めている人のより深いところに届く可能性はこちらのほうがより高い......と僕は思うのだが。

Takamori K.( E-NAUT) - ele-king

DETROIT 2010 CHART


1
Model500 -Ofi / Huesca - R&S

2
Urban Tribe -Program 1-12 - Mahogani Music

3
Jeff Mills -The Drummer Pt.1-3 - Axis

4
Carl Craig -At Les Remixes - Tronic

5
Soul Designer -The Soul Is Back Remixes - Third-Ear

6
Greg Gow -The Pilgrimage EP - Transmat

7
Zak Khutorestsky/DVS1 -Love Under Pressure - Transmat

8
The Oliverwho Factory -Night Lights - Planet E

9
V.A. -A Tribute To Ken Collier - White

10
Andreas -II - Mahogani

Pirahnahead -NGTV NRG EP - Third Ear

Chart by JAPANICA 2010.09.02 - ele-king

Shop Chart


1

BLAST HEAD

BLAST HEAD IN WATER DISCO RUDIMENTS / JPN / 2010/9/1 »COMMENT GET MUSIC
高揚感/疾走感を掻き立てるベース・ラインにフルート、サックス、パーカッション等がワイルドに絡み合いトライバル感覚溢れるアフロ・ファンクな 激烈ダンス・グルーヴ"IN WATER DISCO"はアルバム中でもハイライトとなっていた一曲でほんとヴァイナル化を待ち望んでいた方も多いのでは!?そして本盤はさらにC/Wにマルチ・プ レイヤー=GLYN BIGGA BUSHによるアフロ・ブレイクビーツ・リミックスを収録!こちらもオリジナル・ヴァージョンのテンションそのままにクロスオーヴァーした土着的な鳴りを 響かせる絶品リミックスに!

2

HOLGER CZUKAY

HOLGER CZUKAY PERSIAN LOVE CLAREMONT 56 / UK / 2010/8/24 »COMMENT GET MUSIC
クラウト・ロックの伝説グループCANのベーシストであり、バンド解散後も活発なソロ活動を続けきたHOLGER CZUKAYが1979年にリリースした傑作アルバム「MOVIE」に収録、美しいギターの旋律と短波ラジオから流れてきたコーランやノイズをテープ・コ ラージュしたこの曲は、日本でもかつて、あのスネークマンショーの「戦争反対」に収録されたり、「サントリー・ウィスキー角」のCMに使われて大 ヒットした一曲。今回もゴールド・ヴァイナル&特色印刷ジャケという豪華仕様!

3

BING (a.k.a. カジワラトシオ)

BING (a.k.a. カジワラトシオ) DISCOTECA MAHAMID SLEEPING BUGZ / JPN / 2010/8/29 »COMMENT GET MUSIC
<SLEEPING BUGZ>が新たに贈る新ミックス・シリーズ「A NIGHT FOR STRANGERS」第1弾にBING(a.k.a. カジワラトシオ)が登場です!前2作とは対照的に実験的であり、また好奇心に溢れたタイトル通り「STRANGERS」の為の音楽をリリースするという当 シリーズ。70~80'Sあたりのロック、ディスコ、エレクトロに辺境グルーヴなどを、独特の空気感を放ちつつじっくりと煮込んでいくような、、そんな燻し銀ミックス・ワークで知らず知らずのうちにどっぷりとハメられてしまう危険な一枚!凄過ぎます!

4

DJ NATURE

DJ NATURE FOGGY MONDAY MORNING / FEELING LIKE A WOMAN GOLF CHANNEL / US / 2010/8/17 »COMMENT GET MUSIC
<GOLF CHANNEL>よりまたまたどヤバイ新作2タイトルが緊急リリース!お得意のエレピやサックス・ソロ等が軽やかに鳴り響き全体を通し淡いジャズ・ヴァイブスが覆うディープ・ジャズ・ハウス"FOGGY MONDAY MORNING"は清涼感とドス黒さが同居したくそヤバイ一発に!そしてC/Wにはパーカッションにマリンバ、フルート等が織り成す土着的ビートダウン・ グルーヴ"FEELING LIKE A WOMAN"を収録!

5

DJ NATURE

DJ NATURE EVERYONE / NEIGHBOURHOOD NOVELTY GOLF CHANNEL / US / 2010/8/17 »COMMENT GET MUSIC
<GOLF CHANNEL>よりまたまたどヤバイ新作2タイトルが緊急リリース!ポエトリー風のサンプルを配しディスコ/ヒップホップ感覚での展開に中盤のトランペット・ソロがまた違った側面で渋味を効かせるジャジー・ブラック・ハウス"EVERYONE"!C/Wは躍動的なベース・ラインにメリハリのあ るキック/ハットで構成されたトラック上にエレピやヴォイス・サンプルのエフェクティブな演出が随所に光るこちらも至高のブラック・ジャズ・ハウ ス"NEIGHBOURHOOD NOVELTY"!

6

SYLVIA STRIPLIN

SYLVIA STRIPLIN GIVE ME YOUR LOVE UNIVERSAL SOUND / UK / 2010/8/30 »COMMENT GET MUSIC
黒人女性ジャズ/R&Bヴォーカリスト=SYLVIA STRIPLINのROY AYERSプロデュースによる81年リリースの唯一のソロ・アルバム「GIVE ME YOUR LOVE」が重量盤2LPでオフィシャル・リイシュー。ディスコ・クラシック"GIVE ME YOUR LOVE"をはじめ、サンプリング・ソ-スとしてもお馴染み、最近ではERYKAH BADUがまんま使用したメロウ・クラシック"YOU CAN'T TURN LOVE AWAY"等、全編に渡りROY AYERSサウンドとSYLVIA STRIPLINのヴォーカルとが抜群の相性で織り成す80'Sディスコ傑作盤です!

7

CRUE-L GRAND ORCHESTRA

CRUE-L GRAND ORCHESTRA (YOU ARE) MORE THAN PARADISE INCLUDES THEO PARRISH REMIX CRUE-L / JPN / 2010/8/13 »COMMENT GET MUSIC
CRUE-L GRAND ORCHESTRAの来るサード・アルバム「CRUE-L GRAND ORCHESTRA III」収録曲でもあるPORT OF NOTES"(YOU ARE) MORE THAN PARADISE"のカヴァーをTHEO PARRISHがビートダウン・リミックス!原曲のサウダージな質感を残したまま見事ダンス・トラックへと昇華させたグレイト・ワークス(しかも2ヴァージョン収録!)で今後全国各地のフロアを彩ること請け合いの逸品です!DJ HARVEYも絶賛、2010年を代表するビッグ・リリースです!

8

SAGARAXX

SAGARAXX FLOATING POINT RUDIMENTS / JPN / 2010/9/1 »COMMENT GET MUSIC
世界規模での広がりと進化をし続けるエレクトロニクスにフォーカスしたビート・ミュージックを中心に、あくまでDJ視点によりセレクト/ミックス を施した本作。決して派手にはならず、さりげないミックス・ワークによりしっとりとクールな空気感を演出し、最後までぶれることなく保たれる芯の 通ったグルーヴ感が覆う、まさにセレクトされた楽曲郡を完全に自分の世界観の中で昇華してしまった傑作と呼ぶに相応しいスゴすぎる作品!マスタリングは盟友でもあるお馴染み京都の才人KNDが担当です!

9

GILLES PETERSON'S HAVANA CULTURA BAND

GILLES PETERSON'S HAVANA CULTURA BAND ROFOROFO FIGHT (LOUIE VEGA REMIXES) BROWNSWOOD / UK / 2010/8/20 »COMMENT GET MUSIC
モダン・キューバン・ミュージックの傑作コンピレーション「HAVANA CULTURA」収録のGILLES PETERSON'S HAVANA CULTURA BANDによるFELA KUTI"ROFOROFO FIGHT"のキューバン・ジャズ・カヴァーをさらにLOUIE VEGAがサルサ・テイストで軽快なダンス・ナンバーへとリミックスした逸品!程よいBPM、テンションで展開するまさに場所を選ばずオールタイムで使え る至極のリミックス・ワークです!

10

七尾旅人 × やけのはら

七尾旅人 × やけのはら ROLLIN' ROLLIN' P-VINE [JPN] / 2010/9/2 »COMMENT GET MUSIC
アーバン・メロウ最高傑作"ROLLIN' ROLLIN'"奇跡の再発!先頃リリースされたアルバムが話題を集めている両雄、七尾旅人とやけのはらによる奇跡の名曲"ROLLIN' ROLLIN'"が待望の再プレス!今回は前回未収録のリミックスも3VER.収録!そしてジャケットはもちろん、菱沼彩子(東京BITCH)!前回も瞬 く間に市場から姿を消しましたが、今回も初回限定生産なので激レア化間違いナシ!

Curren$y - ele-king

 ニュー・オーリンズからシャンテ・アンソニー・フランクリンによるメジャー・デビュー作(ジャケット・デザインがいいと思ったら、すでにコンバーズのモデルになっていた)。インディ時代はよく知らないんだけど、ノー・リミットやリル・ウェインのヤング・マニーと契約があったらしく、ロッカ・フェラからリリースの予定が同レーベルを再スタートさせたデイモン・ダッシュの(個人?)レーベルからのリリースとなった。これは争奪戦というやつなのか、それとも、もっと複雑な大人の事情があったのか(まー、ゴシップには興味がないので背景は省略で)。

 2010年のメイン・ストリームなのか、一聴すると、ドレイクやB.O.B.を思わせるメロウ・ムードに全編は覆われている(メイン・プロデューサーは元オリジナル・フレイヴァーのスキー・ビーツ)。だらだらしているようで、だけど、センチメンタリズムは希薄で、むしろ、ハードボイルドな印象が強い。ドレイクがマーヴィン・ゲイならカレンシーは山下達郎というのは無茶苦茶かもしれないけれど、どことなく口当たりの良いシティ派の風情があり、そのせいか、曲によってはスチャダラパーともイメージがダブる(「ザ・ハングオーヴァー」で任天堂DSがどうしたとかいってるし)。

 「操縦士が語る」という設定とストレートにつながっているのか、いかにも空を飛んでいるような"スカイバーン"と、内面に深々と沈んでいくような"ローステッド"との対比。サウス系のような派手さは皆無にもかかわらず、1曲のなかに複雑な表情があれこれと詰め込まれ、スヌープを迎えた"シート・チェインジ"など流れるようにシルキーなのか、鉛を呑んだように重いのか聴くたびに印象がコロコロ変わる曲も少なくない。勇ましくブラスのリフが鳴り響く"ザ・デイ"でさえ晴れ晴れとした印象からはほど遠く、デヴィン・ザ・デュードを起用した"チルド・カッフィー"がなんとか単純な響きをキープしている程度か。ゲストはほかにモス・デフやジェイ・エレクトロニカなど。ブレイディ・ワットによるベースがほとんどの曲でフィーチャーされている。

 インナーには「理解したことは説明の必要がない」というスローガンらしきものが掲げられている。これは一体、どんな屈折なのだろう。復興の対象から置き去りにされたニュー・オーリンズで芽生えてきたものなのだろうか。何もかもがナゾのまま、ただ、スウィート・ソウル・ヒップ・ホップが流れていく。

白石隆之 - ele-king

LOUNGE CHART


1
Ry Cooder - Paris,Texas - Warner Bros

2
This Heat - Sleep - Piano

3
Isophonic - Crystal Motions -EM

4
Terry Riley - A Rainbow In A Curved Air - Columbia

5
Joni Mitchell - Jericho -Asylum

6
Franco Battiato - No U Turn -Island

7
Max Roach - Troubled Waters - Atlantic

8
Don Cherry - Brown Rice - A&M

9
Fripp & Eno - Wind on Water - Island

10
Robert Wyatt - At Last I Am Free - Rough Trade

TETSUJI TANAKA - ele-king

DRUM & BASS / JUNGLE CHART


1
Danny Byrd -ツ黴€ Moonwalker - Hospital

2
Chase & Status - Let You Go(BROOKES BROTHERS RMX) -Ram

3
Shosone - Polygon(DIRTYPHONICS RMX) -Vpiper

4
Shosone - P Polygon(SHOCKONE VIP) -VpiperI

5
Mattix & Futile - Rising Up - Cyntax Error

6
Klute -ツ黴€ Music For Prophet - Commercial Suicide

7
The Qemists - Hurt Less -Ninja Tune

8
Netsky Fet. Jenna - Moving With You - Hospital

9
State pf Mind - Space Chase -Som Music

10
Testuji Tanaka & Nave - Crystal Laser -DUB

Chart by JETSET 2010.08.30 - ele-king

Shop Chart


1

BRUCE HAACK

BRUCE HAACK THE ELECTRIC VOICE »COMMENT GET MUSIC
Stones Throw、今回はKraftwerk以前のエレクトロの先駆者に目を付けました!!ムーグ以前の自家製シンセ&元祖ヴォコーダーを駆使した独自のエレクトロ~サイケポップを追求し、J DillaやCut Chemist等もサンプリングして来たBruce Haackの音源をP.B.W.がコンパイル!!

2

MR RAOUL K FEAT. WAREIKA

MR RAOUL K FEAT. WAREIKA LE TRIANGLE PEUL »COMMENT GET MUSIC
なんとも魅力的な顔合わせが実現した見逃し厳禁盤の登場!!Mule Musiq発"The African Government"が大好評の西アフリカ出身Mr Raoul Kと、Perlon発アルバム『Harmonie Park』が素晴らしかったWareikaによるコラボレーションと聞けば、手を出さないわけには参りません!!

3

COSMIN TRG / FALTYDL

COSMIN TRG / FALTYDL SEE OTHER PEOPLE / ST. MARKS REMIXES »COMMENT GET MUSIC
☆特大推薦☆進化形UKGソウルとNY産メロウ・ダブステップ・アンセムの相互リミキシーズ!!オランダの名門Rush Hourが新始動したダブステップ・ラインDirect Currentの1&2番を飾った当店お馴染みの2天才が互いにリミックスし合った話題沸騰の1枚!!

4

MONARCHY

MONARCHY LOVE GET OUT OF MY WAY (HOLY GHOST! REMIX) »COMMENT GET MUSIC
UK版Passion Pitなシンセ・ポップ・バンド、なんとHoly Ghost!が究極最高リミックス!!ヴォーカルを差し替え、先日大ヒットしたHoly Ghost!"Static on the Wire"直系のソウルフルでスペイシーなシンセ・ディスコ・ブギーに大改造!!お見事です。

5

KERO ONE

KERO ONE KINETIC WORLD »COMMENT GET MUSIC
より洗練され、そしてよりディープに。Kero One待望の3rdアルバムが堂々の登場!メロウ~ファンキー~ドープ何でも来いの全方向型に仕上げた安定感抜群の一枚! LightheadedのOthelloとFashawn等がゲスト参加。

6

ASLOPE

ASLOPE HELPING HAND EP »COMMENT GET MUSIC
Gold Pandaによる極上リミックスも搭載でデンマークのエレクトロニカ名門が大復活!!☆特大推薦☆レジェンドOpiateのリリースでもお馴染みのダニッシュ名門が久々の再始動。地元コペンハーゲンのデザイン系学生Aslopeによる大傑作デビューEPです!!

7

BRACKLES

BRACKLES SONGS FOR ENDLESS CITIES »COMMENT GET MUSIC
☆年間ベスト・ミックス候補☆Flying LotusからFloating Points、Kyle Hallまで!!"DJ Kicks"シリーズでお馴染みドイツの名門!K7が新始動するミックスCDシリーズ"Songs for Endless Cities"第1弾は、当店大人気Brackles!!

8

KLAXONS

KLAXONS SURFING THE VOID »COMMENT GET MUSIC
UK盤アナログ到着しました。全人類待望のセカンド・アルバム!!爆裂マストです!!既に大変な反響を巻き起こしているニュー・アルバム。限定ホワイト・ヴァイナル2枚組。US盤アナログのリリース予定はありません!!

9

DELTA FUNKTIONEN

DELTA FUNKTIONEN SETUP ONE : DECORUM »COMMENT GET MUSIC

10

V.A.

V.A. I'M STARTING TO FEEL OKAY VOL.4 SAMPLER »COMMENT GET MUSIC
KZAミックスによるMule Musiq恒例コンピレーションCDからのアナログ・サンプラーが到着。Marcos Cabral(a.k.a. Runaway)、Sect(E. Goldstein a.k.a. Soul Clap)、Mugwumpによるアナログ化はもちろん初となるトラックを収録。

Anchorsong - ele-king

CURRENT TOP 10 CHART


1
Squarepusher - Shobaleader One : Cryptic Motion - Ed Banger Records

2
Little Dragon - Little Dragon - Peacefrog Records

3
Tokimonsta - Midnight Menu - Listen Up

4
Mount Kimbie - Crooks & Lovers - Hotflush

5
Caribou -Bowls(Holden Remix)- City Slang

6
M.I.A - XXXO (SBTRKT Remix) - XL recordings

7
Nosaj Thing - Drift - Alpha Pup records

8
Four Tet - Angel Echoes (Caribou Remix) - Domino Records

9
Born Ruffians - Say It - Warp Records

10
Holy Fuck - Latin - Young Turks

interview with Sherard Ingram (a.k.a. Urban Tribe) - ele-king

ネット上で他人になりすましたり、他人のプライバシーに立ち入る、デマを流す、ネット詐欺といったIT技術の誤った使い方も氾濫している。思うに、社会の成熟が科学技術の進展の速さに追いつくことはないだろうから、こういったモラルの問題はどんどんおこるだろう。


Urban Tribe
Urban Tribe

Mahogani Music

 

 シェラード・イングラム、またの名前をDJスティングレー、より多くの音楽ファンのあいだではアーバン・トライブの名で知られる男......それはホアン・アトキンスからはじまるもうひとつのデトロイト・テクノである。それは地上を呪ったドレクシアであり、アメリカを"ファシスト・ステイト"と定義したドップラーエフェクトであり、そして"モダン文化の崩壊"をデビュー・アルバムのタイトルにしたアーバン・トライブ、すなわちオリジナル・ドレクシアの3人のメンバーであり、そのうちのひとりがシェラード・イングラムというわけだ。
 ドレクシアの死後、つまりゼロ年代以降、これら"もうひとつのデトロイト・テクノ"は、主にUKの〈リフレックス〉、ベルリンの〈トレゾア〉、ミュンヘンの〈インターナショナル・ディージェイ・ジゴロ〉、あるいはオランダの〈クローン〉によってプロモートされている。〈リフレックス〉はドレクシアの変名トランスリュージョンやアーバン・トライブ、〈ジゴロ〉はドップラーエフェトやジャパニーズ・テレコム、〈トレゾア〉はドレクシアとその変名のシフテット・フェイシズ、〈クローン〉はジ・アザー・ピープル・プレイス、ラブ・ラットXLなどといったドレクシアの変名......を出している。これらデトロイト・テクノにおける奇妙なダーク・エレクトロはヨーロッパにおいてそれなりの高い評価と人気があったのである。
 
 シェラード・イングラムによるアーバン・トライブは、1998年に〈モワックス〉から最初のアルバムを発表している。それから〈リフレックス〉で2枚のアルバムを残し、2010年の夏には4枚目のアルバム『アーバン・トライブ』を〈マホガニー・ミュージック〉から発表している。
 
 そしてこの9月、デトロイトとヨーロッパでのみ知られているアーバン・トライブとしてのライヴPA、そしてDJスティングレーのプレイ(筆者の知る限りでは、より深いアンダーグラウンドなフィーリングを持っている)がようやく日本で聴けるわけだ。以下、来日を控えたシェラード・イングラムへのメール・インタヴューである。

あなたが1998年に〈モワックス〉から発表したアルバム・タイトルが『The Collapse Of Modern Culture(モダン文化の崩壊)』でした。それから10年以上経った現在、あなたは"collapse"をどのように捉えていますか?

シェラード:資源の奪い合いや文化や宗教の違いによる衝突といったことは昔からあることだけど、最近の科学技術の急速な進歩は社会的・経済的な不確実性を世界規模でもたらしたと、多かれ少なかれ言えるのではないかと思っている。科学技術というのもは両刃の剣のようなものだ。30億塩基からなるヒトゲノムが解読されということは、何千年も人類を苦しめてきた疾患の治療にたしかにつながる。が、しかし、その新しい治療法は誰でもすぐにうけられるわけではないし、お金もかかるし、実際に臨床でつかうにはいろいろと技術的な整備も必要であるし、なによりも人体で(実際に効くかどうか)実験しなければならないという問題もまた生じる。また、いわゆるIT革命は、インターネットがないような地域は除いて、いろいろな人たちと情報を共有したり交流したりするのを可能にした。が、そのいっぽうで、ネット上で他人になりすましたり、他人のプライバシーに立ち入る、デマを流す、ネット詐欺といったIT技術の誤った使い方も氾濫している。思うに、社会の成熟が科学技術の進展の速さに追いつくことはないだろうから、こういったモラルの問題はどんどんおこるだろう。

当時、あなたは何故、どういう理由からあの言葉をアルバム・タイトルにしたんですか? 

シェラード:当時の世界や1990年代初期、中期の出来事を自分の視点から見たものに基づいている。都会のスプロール現象、政治的動揺、犯罪率の上昇、モラルの欠如や欲深さが世界の生命体を消耗していると思っていた。

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ミスター・オバマの選出は国の選挙や社会構成の信頼性を再生したと思うが、直面する国家の急務のために、一般的には都市の大きな変化に影響を与える充分な時間はなかった。人はみんなもう少し辛抱して、過程を見守るべきだと思う。

オバマ大統領になって時間が経ちますが、デトロイトに変化がありましたか?

シェラード:アメリカ国民のある階層の人たちのあいだには、ミスター・オバマの選出は活気のある影響力があり、国の選挙や社会構成の信頼性を再生したと思う。これはデトロイトにも同じく広がった。正直にいうと、直面する国家の急務のために、一般的には都市の大きな変化に影響を与える充分な時間はなかった。人はみんなもう少し辛抱して、過程を見守るべきだと思う。

あなたの名前を最初に知ったのは、〈レトロアクティヴ〉のコンピレーションに収録された"Covert Action"でしたが、あなたにとって公式に発表された最初の作品は何ですか? NASA名義で1987年に出した「Time To Party」?

シェラード:ははは! そうだ! 「Time To Party」は私の最初のレコードで、〈Express Records〉からリリースされた。

ホアン・アトキンスとはどういう風に知り合ったんですか? 彼があなたの音楽活動のきっかけだったんですか?

シェラード:ホアンとは私が〈Buy Rite Records〉(ケニー・ディクソン・ジュニアもリック・ウィルハイトも働いていたことがある)で働いていたときに出会った。我々(リック・ウィルハイト、スキャン7、ドネル・ウィリアムス)はホアンのスタジオでレコーディングをし、ホアンがミックスをした。

あの当時のあなたはどんな風に生活をしていたのですか? 音楽活動はしていたんですか?

シェラード:「Covert Action」は1990年に〈レトロスペクティヴ〉(カール・クレイグとデイモン・ブッカーのレーベル)からりリースされた、1990-1998年のあいだは〈MASS〉というデトロイト・ベースのレーベルから12インチを1枚出したり、レーベル〈KDJ〉の1枚の12インチ(Emotional Content。KDJ002とミスプリントされているが実は001)のミックスをやった。またNFDというプロジェクトの1曲をミックスした。バイカーズ・クラブみたいなところでDJもやってたよ。

DJスティングレーとしての活動が最初だったんですか? また、どのようにドレクシアと関わりを持ったのでしょうか?

シェラード:ジェームズ・スティンソンとジェネラル・ドナルド(ドップラーエフェクトほか)とは〈Buy Rite Records〉で出会った......。

1998年の『The Collapse Of Modern Culture』から2006年の『Authorized Clinical Trials』までのおよそ8年間は何をしていたんでしょうか? 

シェラード:音楽は続けてずっとやっていたが、無意味なプロジェクトに巻き込まれて、くだらない問題で気が動転してたんだ。いまはもう克服したけどね。

Mystic Tribe A.I名義では〈クローン〉レーベルからの1枚だけですか?

シェラード:そうだよ。ジェームズ(ドレクシア)とサージ(〈クローン〉の主宰者)のおかげだ。あの曲は『Collapse~』LPに収録されるはずだったんだが、外れて、ジェームズに聴かせると彼が気に入ってくれてね......。

音楽シーンから身を引こうと考えたことはありますか?

シェラード:その日が来るのは我々アーティストの情熱が無くなってしまったときだと思う。自分にはまだまだ提供したいモノがあるし、みんなに聞いてもらいたいモノがある。

当時、いきなり〈リフレックス〉からあなたの作品が出たときはびっくりしたものでしたが、〈リフレックス〉とはどうやって出会ったんですか?

シェラード:〈リフレックス〉のグラントとは〈ワープ〉の「Magic Bus Tour」にDJスティングレーとして参加したときに出会った。そして忘れてしまったが、どこかの空港で彼と会ったときいろいろと話し込んで、その2年後コネクトしたわけだ。

2006年に〈リフレックス〉から『Authorized Clinical Trials』を発表し、続いて翌年の2007年にもサード・アルバム『Acceptable Side Effects』を出しています。12インチ・シングルも〈リフレックス〉や〈プラネット・E〉、そして昨年は〈トラスト〉から出しています。今年に入ってからも〈プラネット・E〉からシングルを切っていますね。なぜ最近になってから堰を切ったようにリリースが続いているのでしょうか? 過去の20年よりも、ここ数年になって、あなたはますます熱心に音楽活動をしているように見えるのですが。

シェラード:気持ちが変わって、ネガティヴなところがなくなったんだと言っておこうか。またラップトップとAOLのアカウントも取得したしね! 機材もアップロードしてもっといろいろと表現できるようになったし、他の人やスタジオに頼ることなく、もっと時間をかけて、プロジェクトを完成できるようになった。

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デトロイトの人たちは逆境に強く、また用心深いが、メディアの差別的な要素が違うイメージにデトロイトを塗り替え、バランスの取れた報道を正直に試すことなく、ネガティヴなことだけを引き出した。

あなたの音楽の背景からは、ジャズやソウルなどからの影響も感じますが、やはり根底にあるのはエレクトロじゃないかと思います。ホアン・アトキンス、ドレクシア、ドップラーエフェクトといったデトロイト・エレクトロの系譜にいるんじゃないかと思うのですが、もしそうだとしたら、あなたにとってエレクトロが特別である理由はなんでしょうか?

シェラード:1980年代、1990年代当時"electro"という言葉に出会ったとき、"electro"は自分にとって他と違う何かを意味した。「自分はエレクトロのトラックを作ろう」と思ってやったわけでなく、いまのカテゴリーでは自分の音楽はそうはめこまれた。キミの言うグループや音楽ジャンルだけでなく、産業や自分の環境から結論を出している。自分自身をエレクトロのアーティストだとは思っていないし、もし自分の作品の全体像を聴いてもらえればわかってもらえると思う。けれども、自分は自由さを好むし、良いエレクトロという意味合いでの公然上のアプローチでなら大歓迎だ。個人的には4つ打ちでなく、フィルターのかかったシンセラインがあるものならなんでもエレクトロという言葉が使われているような気がするけどね。

あなたの音楽にはダークでメランコリックな要素があります。優美さや躍動ばかりではなく、悲しみ、怒り、醜さ、汚さのようなものも表現しているように思いますが、そうしたダークサイドは純粋にデトロイトという環境から来るものなのでしょうか? あるいは、具体的に影響を受けた作品がもしあるようであればぜひ教えてください。

シェラード:デトロイトはならずものや犯罪者によって動かさせていると認識されていると思うが、それだけではないと言わせていただこう。デトロイト市民の多くは勤勉で、家族を愛しており、彼らは税金もちゃんと払って、町を愛している。政治的な立場にいる人のなかには欲深く、町を改善するための資源(富)を分配しない人もいる。"醜さ"は都市圏を作り上げたコミュニティのいち部の人たちの差別や冷酷さであって、"汚さ"は町があまりにも急速に改善されると利益が無くなり困るいち部の人たちがいるからだ。こういった事柄が自分のサウンドに衝動を与えている。犯罪で支配されていて、仕事もなく、ここに住むのを拒んでいる、みたいな典型的なありきたりの見方ではなく。デトロイトの人たちは逆境に強く、また用心深いが、メディアの差別的な要素が違うイメージにデトロイトを塗り替え、バランスの取れた報道を正直に試すことなく、ネガティヴなことだけを引き出した。

"Low Birth"がとても好きなんですが、あれはどんな思いが込められているのでしょうか?

シェラード:ありがとう! スペルは正しくは"Low Berth"なんだけど、(注:〈モワックス〉からのシングルには"Low Birth"、アルバムには"Low Berth"とある)。社会的に不利な立場にいて、絶えて頑張ってそこから這い上がろうとする人を意味する。リスナーにインスピレーションを与えつつ哀愁の漂ったムードを沸き立たそうとした。

もうすぐ〈マホガニー・ミュージック〉から4枚目のアルバムが出るそうですね。すべて曲名が"Program"という言葉で統一されているらしいですが、コンセプチュアルなアルバムなのでしょうか? それはどのようなコンセプトのアルバムなのでしょうか?

シェラード:このLPはリスナーに音楽に集中してもらうのが目的だ。

いままでのどのアルバムとも違ったものになったと思うのですが、参加メンバーはカール・クレイグ、アンソニー・シェイカー、ケニー・ディクソン・ジュニア、そしてあなたの4人でいいんですか?

シェラード:私自身、アンソニー・シェイカー、ケニー・ディクソン・ジュニア、カール・クレイグ、それから何人かの新人も参加しているよ。

素晴らしい女性ヴォーカリストも参加していますね?

シェラード:これは機密情報。悪いね。

とても素晴らしい音楽だと思うのですが、1曲がすべて3分未満で、レコードでは片面に6曲ずつ入っています。これはどんな理由からですか?

シェラード:伝統を踏襲した分割とでも言おうか。

ケニー・ディクソン・ジュニアとはどんなところで気が合うんですか?

シェラード:自分と同じデトロイトウェストサイド出身の長年の友だちだよ!

来日でのライヴを楽しみにしています。どんな感じのショーになりますか? あなたの音楽のように、ハードで、ダークな演奏になるのでしょうか?

シェラード:今回は初来日なのでとてもエキサイトしているよ! 忘れられないsonic experience (音響体験)をしてもらえるのを楽しみにしているよ。

Urban Tribe (DJ Stingray, Sherard Ingram)

デトロイトのシーンに25年もの間関わり続けており、またデトロイトテクノ/エレクトロのカルト的存在であるDrexciyaのDJ、DJ Stingrayとしての活動歴をもつ。Urban Tribeとしても知られ、〈Mo Wax〉からリリースされた「Eastward」、アルバム『The Collapse Of Modern Culture』、また〈Retroactive〉からリリースされた「Covert Action」はUrban Tribeの代表作である。Aphex Twinのレーベル〈Rephex〉からは、よりエレクトロな作風で2枚のアルバム『Authorized Clinical Trials』と『Acceptable Side Effects』をリリースしている。2008年、自主レーベル〈Micron Audio Detroit 〉を始動。今年夏には、Anthony Shake Shakir、Carl Craig、Kenny Dixon Jr(Moodymann)が参加したUrban Tribeとしての最新アルバム『Program 1-12』を〈Mahogani Music〉からリリースしている。またその素敵なアルバムアートワークは『Wax Poetics』のアートディレクターJoshua Dunnによるもの。さらに今後は、Heinrich Mueller (aka Gerald Donald/Dopplereffekt)、Nina Kraviz (Underground Quality/Rekids)らが参加のUrban Tribeのアルバムをリリース予定とのこと。

https://www.myspace.com/djstingray313
https://www.myspace.com/micronaudio
https://planet-e.net
https://www.mahoganimusic.com
https://www.myspace.com/mahoganimusic313

DJ Stingray DJ MIX
(AT THE CAID DETROIT W/EGYPTIAN LOVER NOVEMBER 4, 2006 MEMBERS ONLY DETROIT/MICRON-AUDIO)
https://soundcloud.com/futurityworks/dj-stingray-c-a-i-d-stereotype-mix

DJ Stingray RA Podcast
https://soundcloud.com/futurityworks/dj-stingray-ra-podcast-190

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