「Low」と一致するもの

[Post Dubstep & Techno & others] #2 - ele-king

1. Toddla T ft. Wayne Marshall / Sky Surfing | Ninja Tune


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 トドラ・Tとは、ダンスホール・スタイルのマイク・スキナーと評価されているシェフィールドのDJで(まだ25歳ぐらい)、2009年に最初のアルバム『スカンキー・スカンキー』を〈1965〉から発表している(僕はかなり好みだった)。暗い感覚が多くを占めるUKのアンダーグラウンドにおいて、異例と言える陽気さを持っている人で、彼の音楽の売りのひとつである"笑えるリリック"がわからなくても、グライムとダンスホールのハイブリッドなポップ・ヴァージョンとして楽しめる。で、その明るさ、その音楽性を考えれば〈ニンジャ・チューン〉ほど彼に納まりの良いレーベルもなくて、これは移籍第一弾のシングルとなる。
 "スカイ・サーフィン"はジャマイカのMC、ウェイン・マーシャルをフィーチャーしたご機嫌なダンスホール・ナンバーで、リミキサーはベンガ、新人のドウスター(Douster)、グラスゴーのベテラン、DJ Q、で、もうひとりもベテランで、ロス・オートン。オリジナルでは今年流行の絶頂を迎えているオートチューンを使い......、だからもうその声はいい加減聴き飽きたぜよと思うのだが、ウェイン・マーシャルのガッツ溢れるラップがこのエレクトロ・ダンスホールに生気を与えている。そして、これでもかと言わんばかりのアッパー・チューンをベンガはダークなサイバー・テイストに、新人のドウスターはポスト・ダブステップへと変換する。『スカンキー・スカンキー』の共同プロデューサーであるロス・オートンはさらにそれをレゲエ色を強め、ファンキーなシンセベースを注入し、DJフレンドリーに仕上げている。セカンド・アルバムのリリースは来年だそうだ。

2. Subatomic Sound System Meets Ari Up & Lee Scratch Perry / Hello, Hello, Hell Is Very Low / Bed Athletes | Subatomic Sound

 アリ・アップにとって遺作なってしまったのがこの7インチで、彼女が急逝する2ヶ月前にリリースされている。両面とも『スーパー・エイプ』に収録された有名な"アンダーグラウンド"を使い、アリ・アップは彼女のラバダブを披露している。ラバダブ(Rub A Dub)とは、既存のレコードに上に新たに歌をのせたり、トースティングしたりするジャマイカのDJスタイルで、アリ・アップはリー・ペリーとともに、このクラシカルなリディムの上に素晴らしい声を乗せている。A面ではダブステップのテイストを取り入れ、そして後半にはオーガスタス・パブロのピアニカのような音色を響かせる。B面は、同じく"アンダーグラウンド"をネタにアリ・アップがセクシーで陽気なダンスホール・スタイルで歌いまくる。スピリチュアルでユーモラスな1枚。そして聴いて元気になる1枚だ。ファンなら絶対に買い。

3. Games / Everything Is Working / Heartlands | Hippos In Tanks


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 OPNのダニエル・ロペイティンが(ジョエル・フォードなる人といっしょに)チルウェイヴをやってる! と言われれば三田格でなくとも興奮するでしょう。この7インチ、A面の"エヴリシング・イズ・ウォーキング"が素晴らしい。ウォッシュト・アウトが永遠の夏なら、こちらは恍惚としたぬかるみとでも言いましょうか。まるでブリアルがダウンテンポ・ディスコをやったようなビートと儚く消えていく声という声、途中で入るギターのアルペジオが少々臭いが許そう......せめて10分ぐらいのロング・ヴァージョンで聴きたい。B面の"ハートランズ"はジェームス・ブレイクとウィッチ・ハウスの溝を埋めるかのような亡霊の歌の入ったダンス・ナンバーで、まあ、悪くはない。このプロジェクトのアルバムが出たら本当にすごいことになりそうだ。

4. James Blake / Klavierwerke EP | R & S Records


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E王 今年のナンバー・ワン・シングルはこれで決まり......いやいや、ちょっと待った、ネットで出回っているこれもまたすごいのよ。とにかくいま、12インチを買って家で聴いて驚きを感じるひとり、ジェームス・ブレイクのこの夏の大ヒット曲"CMJK"に続くシングルは、早速その手法(R&Bサンプルのグロテスクな応用)をいろんなところでコピーされたと思いきや、今度は違う角度から攻めてきた。アグラフのセカンド・アルバムと同じようにこれもピアノをテーマにしているが、しかしアグラフとはまったく違う方角を向いている。これは......ダークサイド・ミュージックで、ロンドンの汚れた街がよく似合うポスト・ダブステップである。
 前作同様に今回も4曲。歪んだベースが心臓の鼓動のように鳴り続ける上を蜃気楼のようなサンプリングが流れ、ブリープ音と合流する"クラヴィアヴェルク"。これもテクノやハウスともクロスオーヴァーできるトラックで、まあ、UKでクラブ・ヒットするのもうなずける。続く"ドント・ユー・シンク・アイ・ドゥ"もメロウで良い曲だ。ちまたにあるその他大勢の曲とくらべればずいぶんとぶっ飛んだ曲だが、ここには人を惹きつける美しいメロディがある......が、実を言うとB面の1曲目に収録された"アイ・オンリー・ノー"こそこのシングルにおける最高の瞬間だ。ピアノからはじまり、幽霊声がメロウに流れていく。ピッチは遅めで、シンプルなドラムとメランコリックなピアノの断片が空間を彷徨い続けている。
 かつてワイルド・バンチがアメリカのヒップホップとジャマイカのレゲエをブレンドして独自のハイブリッド・ミュージック(ブリストル・サウンド)を作ったように、ジェームス・ブレイクはアメリカのR&Bとダブステップをブレンドしてこの時代のストリート・ミュージックを創造している。ブリアルの次は彼だ。

5. Model 500 / OFI / Huesca | R & S Records


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 ゴッドファーザーの復帰作である。それだけで充分だろう。デトロイト・エレクトロここにありだ。しかも歌っている。36歳の伊東輝悦は清水エスパルスを解雇されてしまったが、来月48歳になるホアン・アトキンスはまだ現役なのだ。そして、多くのファンはこのシングルにモデル500の永遠のクラシック"ノー・UFOズ"を聴くだろう。マイク・バンクスによるリミックスは実際に"ノー・UFOズ"のシンセ・ベースラインが加えられ、デトロイトの伝説の復活を解説する。アトキンスはその心意気に応えるように、「アイム・フライング」と"ノー・UFOズ"のサビを歌う。俺はいまもぶっ飛んでいる。そう、ホアン・アトキンスこそデトロイト・テクノにおいてもっともぶっ飛んだ男である。そしてB面の"ヒュースカ"、これ、半分以上はマイク・バンクスの曲だと読んだ。


〈ブラロウィン〉で演奏するバンド

 今回は、ブルックリン・ミュージック・シーンの重臣であるバンド、オネイダ(Oneida)のメンバーとして知られるキッド・ミリオン(Kid Millions)にご登場していただく。昨年〈ジャグジャグウォー〉から発表したオネイダの『Rated O』は『NME』の年間ベストに選ばれたり、キッドの別プロジェクトであるマン・フォーエヴァー(ドラム・アンサンブル・プロジェクト)も『NYタイムス』誌などメディアから絶賛されたり、ボアダムスの77人ドラム以来のボア・ドラム・プロジェクトに参加するなど、彼の評価は上々だ。
 先日開かれた、彼のレーベル〈ブラ(Brah)〉のハロウィ・ンパーティ〈ブラロウィン((brahloween)〉に行って彼の声を拾ってきた。


向かって右側の白い服の彼が、取材に応えてくれたキッド・ミリオン

会場内ではお客さんも仮装する

■今日の〈ブラロウィン〉について。〈ブラ〉はあなたのレーベルですが、いつ頃はじめて、どんなアーティストがいるのですか。

キッド・ミリオン:〈ブラロウィン〉=(Brah+Halloween)は、今年で6回目なんだよ。なぜこのパーティをはじめたかは覚えていないんだけど、自分のレーベル〈ブラ〉で何かイヴェントを組みたいな、って、あと、〈ブラロウィーン〉っていう語呂も面白いと思ったし。

■〈ブラロウィン〉をはじめて今年で何年目ですか。1回目に出演したアーティストや毎年出演しているアーティストなど教えて下さい。今年のアーティストそれぞれについて、コメントください。

キッド・ミリオン:最初のショーは2005年で、たしかノース6(現ミュージック・オブ・ウィリアムスバーグ)の地下でやって、とても楽しかったんだよ。オークリー・ホール、カンパニー、ダーティ・フェイシィズが出演したよ。それから〈ブラ〉のバンドやオネイダの友だちバンドで毎年パーティをするようになって、今年は〈ブラロウィーン〉も6回目を迎えた。この何年間かで、ナイフ・フィッツ、ビッグ・ベア、サイティングス、パーツ・アンド・ラバーなど、たくさんのバンドがプレイしたよ。これらのバンドはいつも僕がオーガナイズしているよ。今年プレイしたバンドもオネイダの友だち。紹介するね。
 トップバッターは、Be/Nonで、オネイダと同じく〈Turnbuckle〉レーベルから作品を出している。1997年にはオネイダといっしょにツアーもしている。リーダーのブロディ・ラッシュはいつも良い友だちで、インスピレーションをくれる。彼らはカンサスシティ出身で、最近新しいアルバムをリリースしたんだ。
 2番目は、ノース・キャロライナのラレィ出身のバーズ・オブ・アヴァロン、彼らは、1998年に彼等の昔のバンド、チェリー・バランスがツアーしていた時に、カンサスのローレンスで、出会ったんだ。オネイダは彼らとはそのときからずっとプレイしている。
 3番目はエリック・コープランド。ブラック・ダイスのメンバーで、ソロとしても活躍している。彼やブラック・ダイスは、オネイダのスタジオ〈オクロポリス〉(=モンスター・アイランドの地下にある)でたくさんのレコードを録音している。彼は、ピープル・オブ・ノースの未発表トラックにゲスト出演している。
 4番目は、テロダクティル。ダクは、〈ブラ〉から2枚のレコードをリリースしていて、現在は3枚目を制作中。彼らはブルックリンの地元のバンドで、オネイダの古くからの友だちだよ。で、5番目がオネイダ。説明はいらないよね?
 オネイダの後は、レッド・ドーン2。元オーサム・カラーのアリソンとカイ・ロック・プリンティングのウルフィーのバンドだよ。最高のハードコア・バンドで、〈エクスタティック・ピース〉からもうすぐ出るアルバムをオクロポリスでレコーディングしている。
 ダブ・ノウ・ダブがこの夜の最後のバンド。オクロポリスでレコーディングしている最高のブルックリン・バンドでオネイダの良い友だちだよ。ちなみにバードロウとDJノックス・オーヴァー・ストリートがバンド間のDJで、2回目から6回目の〈ブラロウィン〉にも出演している。

■どのように出演バンドを決めているのですか。

キッド・ミリオン:僕が〈ブラロウィン〉にピックアップするバンドは、とても個人的で任意的だよ。まず、〈ブラ〉レーベルのバンドであったり、オネイダに関係するバンドであったり、もしくは、これはレアだけど、まだ会ったこともプレイしたこともないけど僕が尊敬するバンドにお願いすることもある。


もちろんバンドもハロウィン仕様です

■〈ブラロウィン〉とハロウィンをかけているけど、ハロウィンはアメリカ人にとって、どれぐらい大切なイヴェントなんでしょう?

キッド・ミリオン:ハロウィンは、アメリカで大きなホリディだよ。中学から高校生になるとダサいって感じになるけど、楽しく着飾って、創造的な楽しいことだよ。もちろん、アメリカのホリディは商品化されているけど、買う必要はないし、公共のなかに埋もれたときに、魅力的に感じるのかな。

■シークレット・プロジェクト・ロボット(https://www.secretprojectrobot.org/spr_menu.html)で毎年ショーを開催していますが、彼らとの関係を教えて下さい。

キッド・ミリオン:シークレット・プロジェクト・ロボットのレイチェルとエリックがいなかったら〈ブラロウィン〉はないね。彼らは毎年、このパーティが起こることを可能にしてくれている。僕はただたんにバンドを集めているだけだからね。僕がシークレット・プロジェクト・ロボットのみんなを知ったのはだいたい2000年ぐらいかな。たぶんオネイダがツイステッド・ワンズのショーをスタートしはじめたぐらいから。たくさんのショーがマイティ・ロボット・スペースでおこなわれたんだ。彼らはヴィデオ・クルーでもあるし、ほとんどのオネイダのショーのライトを担当していた。彼らは、僕らが見せたい音楽や僕たちがやっている本質的な要素の大きな部分を占めている。彼らは僕らがやっていることの"ハート・アンド・ソウル"なんだ。僕らが5年前にスタジオをモンスター・アイランドに移すときに、建てるのを手伝ってくれたり、オネイダへの助けは計り知れない。

■あなたのプロジェクトについて話してもらえますか?

キッド・ミリオン:いまのところ、オネイダとマン・フォーエヴァーが僕のふたつのメイン・プロジェクトだよね。オネイダは僕がブルックリンで1996年に作ったバンドで、それ以来、僕のメインプロジェクトになっている。マン・フォーエヴァーは、僕のドラム・アンサンブルで、実験的なパーカッションとサウンド・コラージュ実験。いまはそれ以外のプロジェクトには関わっていない。

■それぞれはどのように分けているんですか? バンドとレーベルをするにあたり、気をつけていることはありますか?

キッド・ミリオン:オネイダが僕のいちばんのプライオリティ。マン・フォーエヴァーは2番目かな。〈ブラ〉は僕とジャガジャガのスタッフが運営するレーベル。僕が彼らにプロジェクトを提案して、彼らが少し資金を調達してくれる。いまのところ15枚のレコードをリリースしたよ。

■それだけバンドやレーベルなどに関わっていたら、たまに音楽を止めたくなることなどあります?

キッド・ミリオン:音楽を嫌いになったことはないよ。音楽作りやレーベル運営に関して、ハッスルする状況は好きじゃないけどね。僕はできる限り音楽を聴いたり練習したりしようとしてる。ときどき休んでリフレッシュすることも必要だけど、ニューヨークではそのバランスが難しいね。

■音楽以外で好きなことは? 音楽をやっていないときは何をしていますか?

キッド・ミリオン:音楽以外は書き物をしたり、読んだり料理したりすることが好きだね。いまはおいしいラーメンを作り方を学んでるよ。たぶん、君が助けてくれるかもね(笑)。

■この界隈のバンドで、おすすめのバンドはいますか?

キッド・ミリオン:ファビュラス・ダイアモンズや地元のバンドのブルース。リタージーもいいし、インヴィジブル・サークルも好きだよ。

■日本のバンドで好きなバンドはいる? そういえばbore 77 drumに出演していましたよね。それはどのように関わったのですか?

キッド・ミリオン:DMBQがボアダムス以外で僕の大好きな日本のバンドだね。もちろんボアダムスが世界でいちばん好きなんだけど......。彼らは、ただすばらしくて、僕が、彼らと一緒にプレイできたのは本当にラッキーだよ。日本のボアダムスファンは、本当に彼らのことが大好きで、特別でパワフルなグループであることを知っていると思う。

■この雑誌ele-kingは日本のウェブ・マガジンだけど、〈ブラ〉として、オネイダとして、日本に対するイメージは?

キッド・ミリオン:日本は大好き。そこにいれることはとても特別で信じられない。音楽、友だち、食べ物、人びと......。ただ単にすばらしいね。すべてのことが大好きだし、また戻るのが待ちきれないよ。

■いま日本では洋楽のCDを売るのがとても難しいし、アメリカのインディ・ミュージックに夢中になる人も少ないんですよね。たぶんいろんな新しいことが起こりすぎて、音楽以外にもたくさんの情報がありすぎるし、それが彼らにとってリアルでないのだと思う。もちろん、それを共有したいと思っている人もいるし、日本のインディ・ロック・ファンにはこのシーンを理解してもらいたいと思っているんですが、このシーンを日本に伝える何か良い方法はあるでしょうか?

キッド・ミリオン:難しい質問だね。ブルックリンには確立されたDIYシーンがあると思う。たくさんの才能ある人びとが、さまざまな希望を持ってここに引っ越してくるからね。僕らはここに引っ越した。ルールなんて知らなかったけど、ただ音楽をプレイしようと決めて、そしてプレイできる場所を見つけるんだ......。この感情を日本に持って行くのは難しいだろうね、なぜなら文化的に僕らは、音楽のプレゼンの仕方が違う。他には、日本は、ハード・ワーキンに対しての尊敬や、深い才能のプールがある。地元の日本のアーティストがすでにたくさんいて、ブルックリン・ミュージックが入り込む余地はないんだと思う。でも僕らがマイティ・ロボット仲間とそこに行って、日本の変わったオルタナティヴ・スペースでプレイできるなら、きっとどこかのシーンとコミュニケートできると思うよ。でも僕はもっとたくさんの日本のバンドがブルックリンに来てプレイしてほしいな。友だちになる良い方法だよ。

■来年の〈ブラロウィン〉はどんなバンドを招待したい?

キッド・ミリオン:次? ボアダムスとOOIOOなんて最高だね!

ツイステッド・ワンズ(Twisted Ones):
フィッツとアーサーのふたりが2000年頃からはじめたブッキング・チームで、ヤー・ヤー・ヤーズ、ラプチャーなどのバンドをマイティロボットも含むブルックリンのDIYスペースでブッキングしたチームとして知られる。ブルックリンのジャンクヤード(空き地)を借り切り、毎年夏に開いていたジャンクヤード・フェスは有名で、ライトニング・ボルトやライアーズなどの、その頃のブルックリンを代表するバンドがそこでプレイした。現在、フィッツはベルリン在住で、アニマル・コレクティブ、ライアーズなどのヨーロッパ・ツアーをブッキング。アーサーは、ブルックリン在住で、ウィリアムスバーグ・ファッション・ウィークエンド( NYのハイエンドなファッションウィークに対抗し)を毎年開催してる。https://williamsburgfashionweekend.com/

マイティ・ロボット(mighty robot):
2000年~2005年ぐらいまでブルックリンにあったDIYスペース。ここでツイステッド・ワンズがマイティ・ロボットと組んでショーをオーガナイズしたのがブルックリンシーンのはじまり。ヤーヤーヤーズ、アニマル・コレクティブ、ラプチャー、ライトニング・ボルト、オネイダ、!!!、ブラック・ダイスなどのブルックリンニュー・パンク・シーンの発信地。ショーのアナウンスはメーリングリスト、口コミのみだが、いつでも人がパンパンの知る人ぞ知る場所。詳しい情報は〈コンタクト・レコーズ〉からリリースされているDVD『u.s. pop life v.34 tribute to mighty robot』(CR-034)参照。ここにジャンクヤードの映像やマイティ・ロボットのレアヴィデオクリップ集が収録されている。

モンスター・アイランド(monster island):
さまざまなアーティスト・スペースが入った見た目もそのまま、その名の通りモンスター複合建物。
2F(mountain):カイロック・スクリーン・プリンティング(インディ・バンドのポスター、Tシャツなどデザインをする、プリント会社)。
1F:シークレット・プロジェクト・ロボット(アートスペース)、ライヴ・ウィズ・アニマルズ(アートスペース)、モラスク・サーフ・ショップ。
BF(cave):オクロポリス(オネイダ、キッドのスタジオ)、モンスター・アイランドベースメント(Todd Pスペース)その他、ヨガスペースなどもはいっている。年にいち度monster island block partyを開催している。
https://www.brooklynvegan.com/archives/2010/09/monster_island_2.html
https://flavorpill.com/brooklyn/events/2010/9/4/third-annual-monster-island-block-party
https://www.freewilliamsburg.com/saturday-3rd-annual-monster-island-block-party/
https://www.lastfm.jp/event/1634523+Monster+Island+Open+House+-+Block+Party

マイティ・ロボット・ヴィジュアル・スクアッド(mighty robot visual squad):
ヴィジュアル・チーム。マイティ・ロボット・スペースでのショーはもちろん、バンドと組んだり、単体でもさまざまなイヴェントでVJをする売れっ子ヴィジュアル・チーム。アナログ手法を使い、水と油など、理科の実験のごとく、多彩な虹色ヴィジュアルを創りだす。有名なアートギャラリー、ダイチ・プロジェクト、他、いろんなチームとのコラボも良くある。

シークレット・プロジェクト・ロボット:
2005年の終わりにマイティ・ロボット・スペースがクローズし、2006年より、シークレット・プロジェクト・ロボットと名前を変え再始動。モンスターアイランドの1Fにあるアートスペース。
www.secretprojectrobot.org

DJ MASACO - ele-king

TRIBE/HARDTEK/TRIBECORE 12" Top 10s for October 2010


1
69db & Mc Tablloyd - Rave Roover

2
Yumani - Putain d'Syatem

3
Jt Labo14 - Vitessoox

4
Alryk - Techno Pink

5
Cemtex - Eternal Torment(scratch's by Dj Zeb)

6
Sagsag23 - Sauve Toi

7
Disakortex - Mang ton Disak o Kortex

8
Azhot (xlr) - Bubles

9
Bassmaker - Kawatt

10
Suburbass - Cocaination Was Low Level

#2 DJ Krush & Prefuse 73 @KOKO - ele-king

 去る10月16日(土)、SOUNDCRASH presents 〈DJ Krush & Prefuse 73@KOKO〉にて、両ヘッドライナーのサポートを務めさせてもらいました。

 トップバッターとして登場したのは、DMCチーム部門の決勝戦に出演するために日本から訪英していた、YASA & HI-CによるKIREEK。バトルDJとして、世界中のヘッズから支持される彼らですが、当日はそのスキルを無理に見せつけることなく、ゆっくりと、しかし確実に、温まりはじめたばかりだったフロアの温度を上げていき、彼らが単なるバトルDJではなく、ミックスを中心としたオーソドックスなパフォーマンスでも力を発揮できることを、集まったオーディエンスの前で証明しているようでした。また、彼らは翌日に同会場で開催された〈DMC黴€Team World Championship 2010〉にて、再度世界チャンピオンの座の防衛に成功し、フランスのC2Cが持つ記録と並ぶ、4連覇を達成しました。

 続いて登場したのは、The Cinematic OrchestraのギタリストであるStuart McCallum。当日は同じくThe Cinematic Orchestraで活動するドラマーのLuke Flowersと、シンガーHeidi Vogelによるトリオ編成として出演。その技術とたしかなセンスに裏打ちされたジャジーかつパワフルなパフォーマンスは、当日のラインナップの中で異彩を放ちつつも、ほろ酔いのオーディンエンスを大いに湧かせていました。


アンカーソングのライヴ風景。

 ちょうど日付の変わった深夜0時に、僕は3番手として出演させてもらいました。冒頭の2曲をソロとして演奏した後、弦楽四重奏をステージに迎え入れ、新曲の"Ornaments""と"Plum Rain"を含む、合計6曲を演奏しました。前者はダブステップのビートを、後者はUKガラージの要素を取り入れ、どちらも自分なりに新しいことにチャレンジした楽曲で、フロアの反応に多少の不安もありましたが、蓋を開けてみれば、どちらも好意的に受け止めてもらえたようでした。宮殿のような造りをした会場の〈KOKO〉は天井が非常に高く、場合によっては弦楽器の音が分離し過ぎて、一体感のないものになってしまうこともあるのですが、すでにフロアを埋め尽くしていたオーディエンスの熱意あるレスポンスを目の当たりにして、胸を撫で下ろすとともに、後に控えるふたりのヘッドライナーにうまくバトンタッチできたことを、とても嬉しく思いました。


いまだ根強い人気のあるPrefuse 73

 ヘッドライナーとして先陣を切ったのはPrefuse 73。普段はドラマーやターンテーブリスト等をゲストに迎えて、バンドとして演奏することが多い彼ですが、当日はラップトップとMPC1000を中心とした、ややチルアウト気味のソロセットを披露していました。エレクトロニカ/ヒップホップのシーンの中心人物として数多くの作品を発表し、確固たる地位を築いている彼の曲群は、ただモダンなだけでなく、音楽的な深みに満ちていて、自身の音楽に対する深い愛情が現れているように思えます。集まったオーディエンスも、広く知られた『One Word黴€Extinguisher』などの作品からの楽曲のみならず、未発表だと思われるものに対しても、ゆっくりと身体を動かし、そしてじっくりと耳を傾けているようでした。完成したばかりだという、女性ヴォーカリストたちとのコラボレーション作品となるニュー・アルバムへの期待を、大いに膨らませてくれるセットでした。


DJ Krushへのリスペクトは変わらない

 そして当日のトリを飾ったのはもちろんDJ Krush。フロアの温度も最高潮に達し、彼の登場にフロアからは大きな歓声が沸き起こって、彼の名を世界に轟かせる発信地となったここロンドンで、いまでも変わらず多くのファンが彼を待っているということを、改めて目の当たりにしました。
 当日は来年発表予定だという新作からの楽曲と、過去のクラシックを織り交ぜたセットを披露して、フロアのオーディエンスの期待にがっちりと応えているようでした。ロンドンのダンス・ミュージックのシーンは非常にサイクルが早く、新しいもの好きというイメージが強くありますが、そのいっぽうで彼の楽曲のような、風化してしまうことのないタフさを備えた音楽に対する理解と情熱も、この街のオーディエンスには、たしかに備わっているように思えます。またステージ脇には、そのパフォーマンスをまじまじと見つめるPrefuse 73の姿がありました。DJ Krushとの競演は初めてだったそうで、いち音楽ファンとして彼のパフォーマンスを堪能しているようで、その演奏を終えたときに、フロアのオーディエンスとと同様に、惜しみない拍手を送り続けていました。
 すべてのミュージシャンにとって、自分の尊敬するアーティストと競演することほどエキサイティングなことはないのだと、改めて思い出すことができた一夜でした。


DJ NOBU (FUTURE TERROR) - ele-king

地下室でヴァイナルで鳴らしたい10曲


1
Jens Zimmermann - Sequenz 31 - Treibstoff

2
Lucy - Kalachakra -Prologue

3
L.B. Dub Corp - It's What You Feel - Ostgut Ton

4
Schermate - Schermate 005 at (YELLOW) - Schermate

5
Donor/Trusss - Sude 3 - Thema

6
DJ Nobu - Friday (Nobu's Edit) - Grasswaxx Recordings

7
Mike Parker- GPH14 - Geophone Record

8
Silent Servant -Discipline - Sandwell District

9
Planetary Assault Systems - Hold It (Deuce Remix) - Ostgut ton

10
tobias. - Balance - Ostgut ton

DJ Wataru Takano (HOUSE GROW) - ele-king

最近のお気に入り


1
Frederic Francois Chopin - etude - kentaro iwakis island jazz remix - RAMBLING

2
JUZU a.k.a MOOCHY - Re:momentos movements - CROSSPOINT

3
Waltz - Quater Man-blendmix - JET SET

4
V.A - THE WORLD ENDS:AFRO ROCK & PSYCHEDELIA IN 1970S NIGERIA - SOUND WAY

5
DENPUN - FINAL FANTASY - dplab

6
Waves - Encounter - BEAMS RECORDS

7
Fela Kuti - WITCH CRAFT -K CIV Edit- - K CIV

8
Jeremy Duffy - Eagle Flight - Duff Disco

9
DANNY KRIVIT - EDITS BY MR.K LIMITED 12" SAMPLER #1 & #2 - STRUT

10
COLM K + FREESTYLEMELLOWSHIP - DANCING SKULLS - Bastard Boots

Chart by JETSET 2010.10.04 - ele-king

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1

TRAKS BOYS

TRAKS BOYS STARBURST / YELLOWBIRDS »COMMENT GET MUSIC
遂に我らがTraks BoysがPrins Thomas主宰Internasjonalから海外デヴュー!!2nd.アルバム『Bring The Noise』収録の煌くトランシー・ロマンティック・ディスコ"Starburst"をオリジナル+Prins Thomasリミックスで、そして完全未発表曲"Yellowbirds"のオリジナル+TBDリミックスという豪華すぎる内容です!!

2

MICHEL CLEIS

MICHEL CLEIS UN DOLCE »COMMENT GET MUSIC
これはもう鉄板でしょう!!待望の新作が遂に出ました。テクノ~ハウス・シーンを横断した名曲"La Mezcla"の大ヒットで人気のMichel Cleisによる待望の新作が到着!!

3

ALOE BLACC

ALOE BLACC GOOD THINGS (DELUXE EDITION) »COMMENT GET MUSIC
先行シングルで世界中を虜にしたAloe Blacc、待望のニューアルバム・リリース!!Mayer Hawthorneと並ぶStones Throwを代表する本格ソウル・シンガーAloe Blacc。大ヒット・シングルを携えて、遂に新作リリース!!※こちらはインスト収録ボーナス盤付デラックス・エディション。

4

DYNOOO & CUPP CAVE

DYNOOO & CUPP CAVE MICK VACKEY II / SCI-FI CREAM »COMMENT GET MUSIC
ベルギーから気鋭ビートメイカー二人によるスプリット12"!また新たなベルギーのレーベル"Surf Kill"から届いた要注目の一枚。素晴らしいアートワークにSamiyam、Paul White辺りが好きな人には見逃せない内容となっています。今のところ国内ではJET SETのみの入荷です!

5

HYPE WILLIAMS

HYPE WILLIAMS DO ROIDS AND KILL E'RYTING »COMMENT GET MUSIC
GamesとSampsとsalemが出会ったような衝撃。謎のインディ・クランク・シンセ・デュオの激ヤバ盤!!DrakeをスクリュードさせたA-1、Sade"The Sweetest Taboo"をシンセ・エコー化したB面。何が起こっているのかまだ理解できませんが、、、とにかく激オススメです!

6

V.A.

V.A. LUCKY NUMBER 13 »COMMENT GET MUSIC
洒落過ぎのフィメール・ヴォーカル入りスウィング・ハウス大傑作A1を搭載です!!デンマークの大人気レフトフィールド・ミニマル・レーベルTarteletからの強力コンピが到着。ダーティ・ビーツからディープ・テックDJにも大推薦のボムB2もっ!!

7

ACKKY

ACKKY COMPOSITION »COMMENT GET MUSIC
Ackkyの自身初となるソロ名義でのオリジナル・アルバムが完成!Larry Heardをはじめ、Kenji Hasegawa (gallery)、DJ Nori、高橋透など著名アーティスト、DJが賛辞を送る珠玉の1枚です。

8

NOAIPRE

NOAIPRE ANXIETY SQUARE »COMMENT GET MUSIC
Machinedrumファンも卒倒必至のエディットが炸裂するUKベース傑作デビュー10"!!ご存知グラスゴウの怪物Rustieが自らのプレイ・リストに忍ばせ当店ヒットを記録したBFlechaに続く、スパニッシュ要注目レーベルからの第2弾!!

9

EMMANUEL JAL

EMMANUEL JAL KUAR EP »COMMENT GET MUSIC
Henrik Schwarz、Olof Dreijer(Oni Ayhun)リミックス収録。Innervisionsから最高の一枚が到着!!2011年初頭に開催される南部スーダンの独立の是非を巡る選挙に世界の注目を集める意図で組織されたSudan Votes Music Hopesの企画を元に製作されたシリアスな楽曲のリミクシーズ。それにしても素晴らしい仕上がりです。

10

AERA

AERA CONTINENTAL DRIFT »COMMENT GET MUSIC
やっぱり間違いなかった、Aera待望の第2弾シングル!!Francois K、DJ Nori両氏にもお買い上げ頂いた前作"Infinite Space EP"で一躍脚光を浴びた、GoldwillメンバーRalph Schmidtによるソロ・ユニットAeraの新作が到着。更に深度を増した音響処理がエクセレント!!

Chart by STRADA RECORDS 2010.10.01 - ele-king

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1

KEM

KEM WHY WOULD YOU STAY -TIMMY REGISFORD & ADAM RIOS REMIXES RESTRICTED ACCESS/SHELTER (US) / »COMMENT GET MUSIC
近代MOTOWNレーベルを代表するシンガーKEMの3rdアルバム「Intimacy」に収録されている極上バラードがTIMMY REGISFORD & ADAM RIOSコンビの手によってハウス・リミックスされました!シルキーなオリジナルが、タフなビートやオルガンで完全フロア仕様に。。。!右肩上がりの展開も最高で、これは感動的に盛り上る!インストも収録!

2

TODD OMOTANI

TODD OMOTANI I LEFT MY ...-CHARLES WEBSTER REMIXES AMENTI(US) / »COMMENT GET MUSIC
OSUNLADEやDANNY KRIVIT、JIMPSTER、RALF GUM、NICK HOLDER、MASTER KEVらが絶賛!CHARLES WEBSTERが幻想的且つディープなミックスを施した女性ヴォーカルもので、硬質なようで柔らかいCHARLES WEBSTERならではの何とも言えない質感がたまりません!ダブ・ヴァージョンが3曲も収録されているのがミソ!

3

VA

VA LATIN SOUL BROTHERS REMIXES WHITE (US) / »COMMENT GET MUSIC
【限定プレスのホワイト盤!】VEGA RECORDSなどからのリリースで知られるRICARDO MIRANDAがLATIN SOUL BROTHERS名義にてエディット/リミックス盤をリリース!B面のSANTANAのエディットがキラーで、スリリングなドラムやベース、パーカッションが渾然一体となって展開する怒涛のラテン・インスト!これはJOE CLAUSSELL系のファンにもオススメ!A面には以前LOUIE VEGAもリミックスして自分のレーベルVEGAからリリースしていたHECTOR LAVOE「MI GENTE」のリミックスを収録!こちらはメロウで浮遊感溢れる心地良い仕上がりです!

4

SESSION VICTIM

SESSION VICTIM MLLION DOLLAR FEELING DELUSIONS OF GRANDEUR(UK) / »COMMENT GET MUSIC
そのクオリティーの高さに加えハイ・ペースなリリースで早くも誰もが認めるトップ・レーベルのとなった感のあるUKのDELUSIONS OF GRANDEURからSESSION VICTIMが再登場!往年のディープ・ハウスを彷彿とさせるエレピ系のコード・サンプルが優しく包みこむタイトル曲が超オススメ!この音だけで買ってしまう人も多いはず!

5

VA

VA TESSERA REMIXES SUSHITECH(GER)l: / »COMMENT GET MUSIC
【売れています!】KERRI CHANDLERによるリミックスを2ヴァージョン収録!初期ケリチャン・サウンド全開のズンドコ系トラックにヤラれるB1、そして打って変わって洗練された音作りのB2のミックスと、彼の魅力が2度楽しめるオイシイ内容!さらにA面に収録されているMR.Gによるリミックスもかなりイイので見逃し厳禁です!

6

THE HEELS OF LOVE

THE HEELS OF LOVE CRAZY-WALTER JONES REMIX UNDER THE SHADE(UK) / »COMMENT GET MUSIC
Bearfunkからのリリースでも知られるMichele Tessadriと、Tirkからのリリースでお馴染みのLove SupremeのメンバーLuca "Sapo" Saponaraによるスペシャル・プロジェクトThe Heels Of Loveによる12インチ!ナント体重150KGを超える実力派巨漢シンガーHard Tonをフィーチャーしたブギー・ディスコで、特にWalter Jonesによるディープで心地良いミックスがグッド!

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CRAZY P

CRAZY P STAR WAR-GREG WILSON EDIT PAPER(UK) / »COMMENT GET MUSIC
CRAZY Pの楽曲を豪華なメンツがリエディットした強力EP!グルーヴ感満点で洗練されたファンク・ディスコのA面はGREG WILSON、そしてドープでぶっ飛んだダブ・ディスコのB面はRAY MANGが手掛けております!

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VAKULA

VAKULA RING OF NIGHT EP BEST WORKS(GER) / »COMMENT GET MUSIC
UZURIやFIRECRACKERなどからリリースのあるウクライナ人アーティスト・VAKULAがドイツのBEST WORKSから登場!ディープ&ジャジーなだけでなく幻想的でどこかしら異国感を漂わせるオーガニックで深みのある響きが魅力!テック・ハウスからビート・ダウンまで幅広くアピールする質の高さとオリジナリティーにやられます!

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BLACKLODGE

BLACKLODGE LAY IT ON THE LINE(feat.GUESTS OF NATURE) LAZY DAYS(FR) / »COMMENT GET MUSIC
Danny Krivit、Tortured Soul、Franck Roger、Lovebirdsらがプッシュ!メロウでグルーヴィーなトラックにマッタリとした男性ヴォーカルがフィーチャーされた極上のミッド・テンポもの!シンセがタップリ入った気持ちの良いサウンドが◎!

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VA

VA DEVELOPED INCONSISTENCIES:AKAPELLA 2 SLOW TO SPEAK (US) / »COMMENT GET MUSIC
SLOW TO SPEAKからのアカペラ集第2弾!ニュースや映画などから使えるセリフやフレーズを大量に収録しております!DJバックに是非入れておきたい1枚!

Various - ele-king

 〈ウィアード・フォレスト〉とともに、いま、何をリリースするのかまったく見当がつかないレーベルからわかるといえばわかるけど、あー、やっぱりわからないかもーと思ってしまう「シャンガーン・エレクトロ」のコンピレイション。マルカム・マクラーレンのデビュー・アルバム『ダック・ロック』にはズールーとともにシャンガーンからのインスピレイションが重要な要素になっていることが記されていて、ワールド・ミュージックとヒップホップをストリートという共通項によって結び付けようとしたマクラーレンのアイディアがどこまで理解されたのか、いまさらのように悩ましく思えてきたりもするけれど、『ダック・ロック』や「バッファロー・ギャルズ」から徹底的に重さを取り除き、すべてのBPMを倍にしたものを想像してもらえれば「シャンガーン・エレクトロ」はもう聴こえてきたも同然でしょう。

 ワールド・カップに映画『第9地区』(ユーチューブで「YELLOW」をチェック!)と、2010年にはそれなりに注目を集めたヨハネスブルグの郊外で(同地に対してアンビヴァレントな気持ちを抱きながら)生まれたというシャンガーンはマクラーレンが影響を受けた当時からそうだったのかどうか、強くテクノロジーと結びついた音楽とされ、プロデューサーのNozinja(読めない)がライナーで記すにはヒップホップではなくディスコであり、いわゆるアフロ・ポップとも関係はなく、とにかく大事なのはテンポが速いこと。ユーチューブで確認できるダンスもたしかに動きが早い。全体的にBPM180以上で「疲れを知らず、1時間はそのスピードで彼らは踊れるんだよ」とか。

 コンピレイションにはプロデューサーの娘を含む6組のミュージシャンが参加しているけれど、現時点ではとても聴き分けられない。全部、同じに聴こえるのではなく、シャンガーンという音楽性が際立ちすぎて、これがシャンガーンかあ~と思っているうちに、全12曲がすぐに終わってしまうから。ギターやベースを一切使わないというのが一種のポリシーらしく、基本の楽器といえるマリンバやそれを模したらしきドラム・マシンの音がまずはとにかく軽い。コーラスはズールーと同じくイメージ通りアフリカのそれで、リード・ヴォーカルが入る曲もテンポが速すぎてコーラスがエコーしているようにしか聴こえない。ほかにはヴォイス・サンプルやオルガンが多用され、ありとあらゆる軋轢を避けるようにしてサラサラとすべては滑っていく。そう、音楽が「滑っていく」という表現がピッタリかも。フランスのDJにはこれをダブステップと混ぜてかける人もいるらしいけれど、どんな感じなのか、ぜんぜん想像もつかない。ラマダンマンやジェイムズ・ブレイクとはつながらないよなー(......ジョーならあるかな?)。

 コンパイルはマーク・エルネスタス(ベーシック・チャンネル/リズム&サウンド)による。

DJ mew - ele-king

CURRENT TOP 10 CHART


1
V.A. - Kompakt Total 11 - Kompakt

2
Latin Playboys - Same Brown Earth - Warner Bros.

3
Lay Low & Big Robot - Nordisc Split E.P. - I'm Single

4
Linval Thompson - I Love Marijuana - Trojan

5
Tom Tom Club - As Above, So Below - Sire

6
Laid Back - White horse - Sire

7
Daniel Lanois - Shine - Epitaph

8
Andres - II Part 2 - Mahogani

9
Hey-O-Hansen - Zulu - Pingipung

10
Juana Molina - Un Dia - Domino
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