「S」と一致するもの

 昨年シングル「Wile Out」をUK TOP40に送り込み、ドラム&ベースのみならず、最先鋭のハイブリッドサウンド、クラック・ハウスでUKベース・ミュージック・シーンを揺るがせたDJ ZINC(昨年はDOMMUNEでもプレイしました)。そんなキング・オブ・ベースローラーが2011年3月、DBS15周年カウントダウンに帰ってくる! 
 対するはオリジナルUKダブステップ/グライム・シーンの重鎮、トップDJとして世界を席巻するPLASTICIAN。200%マッシヴのBIG BASS SESSIONSです!!!!
(当日は、お馴染みの田中哲司君やエクシーもまわします!)

2011. 03. 19 (SAT) @ UNIT

feat. DJ ZINC & PLASTICIAN

with: Eccy, DJ MASSIVE
mc: LUCID (from Toronto)
vj/laser: SO IN THE HOUSE
B3/SALOON: TETSUJI TANAKA, KOO1, DJ MIYU, ENDLESS

open/start 23:30
adv.¥3500 door ¥4000

info. 03.5459.8630 UNIT
https://www.unit-tokyo.com

DJ ZINC (BINGO BEATS, BINGO BASS, UK)
ハウス、ブレイクビーツの影響を受け、89年からDJ活動を開始。海賊放送やレイヴで活躍しつつハードコア~ジャングル/ドラム&ベースの制作を始める。95年にGanjaから"Super Sharp Shooter"、Frontlineから"6 Million Ways"の大ヒットを放ち、96年にはDJ HYPE、PASCALと共にレーベル、True Playazを設立、ファンキー・ビーツとバウンシーかつディープなベースラインで独自のスタイルを築く。00年の"138 Trek"は自己のレーベル、Bingo Beatsに発展、ブレイク・ステップの新領域を開き、2ステップ~グライムやブレイクス・シーンに多大な影響を与える。03年にはPolydor UKからブレイクビーツを自在に遊泳する1st.アルバム『FASTER』を発表し、絶賛を浴びる。Bingo BeatsからはDYNAMITE MCをフィーチャーした"Creeper"を含む『DROP BEATS NOT BOMBS EP』を始め、数々のマッシヴ・チューンで衝撃を与え続け、07年には『IN BASS WE TRUST EP』、MIX CD『WATCH THE RIDE』(Harmless)を発表。ここ最近は"Crack House"と銘打ったZINC自身が提唱する新型サウンドを布教。"Crack House"はBasslineサウンドを主体として、エレクトロ、ダブステップ、フィジェットハウス、ブレイクス、ジャングル等をミクスチャーした最新鋭のエレクトロ・ダンスミュージック。まさにその集大成ともいえるオリジナルアルバム『Crack House E.P.』、『Crack House Vol.2』をこれまでに発表。またMS DYNAMITEをフィーチャーしたシングル、"Wile Out"はUK TOP40にチャートインする等、UKのベースミュージックの最前線を驀進中!
https://djzinc.com/
https://www.myspace.com/bingozinc
https://twitter.com/djzinc

PLASTICIAN (TERRORHYTHM, Rinse FM, UK)
ダブステップ/グライム・シーンのトップ・プロデューサー/DJの一人、PLASTICiAN。かつてDJ DARKSTARの名前でガラージをスピンしていた彼は、03年にDJ SLIMZEEのレーベル、SlimzosからPLASTICMAN名義で"Venom/Shock Wave"をリリース以来、"Pump Up The Jam" (Soulja)、"Hard Graft"(Contagious)等がアンダーグラウンドでヒット、またRINSE FMでレギュラーを務め、初期ダブステップの礎となる。04年には"Pump up the jam"を含む4曲がRephlexにライセンスされ、コンピレーション『GRIME』でセンセーションを巻き起こす。また自己のレーベル、Terrorhythmを立ち上げ、"Cha"、"Value Beats EP"を発表、またLUKE VIBERTの"Moog Acid"、M.I.A.の"U.R.A.Q.T"等のリミックスを手掛ける。その後、PLASTICIANと改名し、08年には1st.アルバム『BEG TO DIFFER』をリリース、SKEPTAをフィーチャーした"Intensive Snare"はSoul Jazzにライセンスされる。またMIX CD『Rinse:06』(Rinse)のリリースでDJとしても世界的な人気を集める。
https://royalartistclub.com/plastician
https://www.myspace.com/plastician
https://twitter.com/djplastician

Ticket outlets:
PIA (0570-02-9999/P-code: 130-543)、LAWSON (L-code: 75191)
e+ (UNIT携帯サイトから購入できます)
渋谷/disk union CLUB MUSIC SHOP (3476-2627)、
TECHNIQUE(5458-4143)、GANBAN(3477-5701)
代官山/Bonjour Records (5458-6020)
恵比寿/WE NOD(5458-6232)
下北沢/DISC SHOP ZERO (5432-6129)、JET SET TOKYO (5452-2262)、
warszawa(3467-1997)、disk union CLUB MUSIC SHOP(5738-2971)
新宿/disk union CLUB MUSIC SHOP (5919-2422)、
Dub Store Record Mart(3364-5251)
吉祥寺/Jar-Beat Record (0422-42-4877)、disk union (0422-20-8062)
町田/disk union (042-720-7240)
千葉/disk union (043-224-6372)

UNIT
Za HOUSE BLD. 1-34-17 EBISU-NISHI, SHIBUYA-KU, TOKYO
tel.03-5459-8630
www.unit-tokyo.com

Chart by TRASMUNDO 2011.02.17 - ele-king

Shop Chart


1

S.L.A.C.K.

S.L.A.C.K.
『我時想う愛』 »COMMENT GET MUSIC

2

D.O

D.O
『ネリル&JO』 »COMMENT GET MUSIC

3

CE$

CE$
『Steal da Road』 »COMMENT GET MUSIC

4

YODEL

YODEL
『WONDER WHEEL』 »COMMENT GET MUSIC

5

DJ DISCHARGE

DJ DISCHARGE
『SENSE OF WIND 2』 »COMMENT GET MUSIC

6

TEE-$HORT

TEE-$HORT
『NIGHT&BAY』 »COMMENT GET MUSIC

7

MASS-HOLE A.K.A BLACKASS

MASS-HOLE A.K.A BLACKASS
『BOOZE BOOZE SAMPLING THING』 »COMMENT GET MUSIC

8

dj ASAMA

dj ASAMA
『almost...love mix』 »COMMENT GET MUSIC

9

373

373
『Wombd』 »COMMENT GET MUSIC

10

Gradis Nice a.k.a.K-MOON X

Gradis Nice a.k.a.K-MOON X
『ROCHEMAN'S MEAT SHOP』 »COMMENT GET MUSIC

Minks - ele-king

 ドーピングされた音楽。それがこのアルバムについて抱いた印象だ。麻薬やドラッグの影響があると言うのではない。一般にサイケデリックと呼びならわしているような幻覚的な音だと言うのでもない。それらは人の身体や脳に引き起こされる作用のことだ。そうではなくて、音楽そのものの細胞や機能を異常に膨らませたり麻痺させたりする何か、ミンクスの場合はメロディを用いて音楽をドーピングする。「ワーグナーは音楽を病気にした」とはニーチェの言葉だ。その十全な理解にいたるには筆者はあまりにも無知だが、「音楽を病気にするもの」というアイディアには刺激を受ける。ミンクスのメロディはやがて彼らの音自体を病にしてしまうだろう。あるいは過度のドーピングによってぼろぼろに疲弊してしまうに違いない。ファースト・シングルである"フューネラル・ソング"には、そうした危険さがある。

 ブランク・ドッグス主宰にしてダム・ダム・ガールズやビーチ・フォッシルズ、またワイルド・ナッシングなどをリリースする新世代ローファイの震源地ブルックリンの〈キャプチャード・トラックス〉の新人、ミンクス。レーベル・カラーとも言えるリヴァービーなガレージ・ポップとは異なる傾向の男女デュオだ。ジョイ・ディヴィジョンやキュアーと比較され、また初期〈クリエイション〉のギター・ポップ色や〈4AD〉的な耽美性も感じさせるあたりはワイルド・ナッシング、そしてペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートを思わせる。とくに後者と対で考えたい。

 メロディに、非常に強いインパクトがある。良いメロディを持ったロック・バンドは数いるが、ふつうはリズムや音色との調和がとれているものだ。ロックには自分対世界(/社会)というモチーフがあり、いまを生きているということ、他ならぬこの自分がその音を鳴らしているということへの感動が表現の根本にある。それをめぐって音色がありリズムがあり、メロディがある。しかしミンクスやペインズはそうしたバランスを欠いているように思われる。「良いメロディ」と言うときにイメージされる音全体の有機性よりは、気持ちいいツボをピンポイントで刺激するマシンのようだ。ツマミを上げたところだけ突出する。そしてメロディのツマミだけが異常に上がっている。ポップ職人という言い方もはまらないだろう。職人としての意地や目的意識をとくに感じない。曲調はペインズが陽、ミンクスが陰だ。しかし同じひとつのものの両面である。

 こうしたいびつな性質の音楽が支持を受けるのは、前回ダックテイルズのレヴューで述べたように、シーン全体に音の意味性ではなく音の機能性へのフォーカス・シフトがあることを象徴している。大きくとらえれば、2000年代後半を象徴する柔らかなサイケデリック・ムードやグローファイ的な潮流もそれに数えられるだろう。それが良いことか悪いかということは別の議論であるが、ペインズやミンクスはその流れの中で生まれてきた一種の異形、あるいはバイプロダクトであるというのが筆者の見解である。
 とはいえ、サウンドにもそれなりのヴァリエーションがある。"フューネラル・ソング"のコーラスのたっぷりかかったギターや時代のついたペラペラのシンセ・リフは大きな特徴だが、この曲自体はアルバム中盤でやっとの登場となる。冒頭の"クスミ"など王道的な疾走シューゲイズや、続く"アウト・オブ・チューン"のピクシーズを思わせるオッドなドリーム・ポップ、リアル・エステイトやギャングリアンズのようなトロトロのギター・インスト・ナンバー"インディアン・オーシャン"などをはさみながら、ポスト・パンクに出会ったベル・アンド・セバスチャンといった雰囲気のギター・ポップ・チューン"セメタリー・レイン"などに突き抜ける。いずれも心地よく、適度に翳りがあって、うざくない程度にメランコリック。「聴きたかった音」が詰まっている。

 整った顔立ちのふたりでもあり、やや厭世的に佇むヴィジュアル・イメージも申し分ない。ではマーケティングと資本の力で生み出された操り人形かといえばまったくそうではない。〈キャプチャード・トラックス〉周りのまったくのインディ・バンドだ。黒幕など存在せず、ふたりはやりたいことをやっているだけなのだろう。まるで擦りガラスのように、細かな傷でくもってしまったナイーヴなシューゲイズ・サウンドだが、ハードな現実に心が擦り切れてしまったというわけでもなさそうだ。ハードな現実にヴァーチャルに擦り切れるという感覚。わざとでも天然でもない。嘘でもほんとでもない。なるほど、こうした意味での不透明さが現代のシューゲイズ要素だと考えれば、非常に納得がいく。あるインタヴューで、取材者がミンクスについてこう表現している。「あなたの曲は過去と現在のあいだ、そして暗闇から明るみへの移り変わりのあいだに生まれる揺らぎを感じさせる。」(「デリシャス・スコーピトン」)
 筆者が指摘したいのもこうした曖昧さに近い。インタヴューの締めとして訊ねられた「ミンクスを色か香りで例えると何になる?」という問いに、彼らはこう答えている。「ミンクスはいつも黒と白のコントラストだよ」
 二元的なものの狭間で、メロディ要素を暴発させる危ういデュオ。この筆者の解釈をどのように思われるだろうか?

Mutron - ele-king

 そう、たとえば、初期のLFOと石野卓球がいっしょにフランクフルトのスタジオに入ってヴィデオゲームに興じている姿を想像してみよう。そのロボティックなミニマリズムから察するにエレクトロニクスに対するフェティシュな感性をもった音楽のようだが、曲によってはジャーマン・トランスめいた哀愁も感じる。関東在住のミュートロンによるデビュー・アルバム『Stratum』は、恐ろしく一途な、言うなれば現代解釈されたオールドスクールなテクノ"トランス"アルバムである。

 ミュートロンの活動は2001年にはじまっている。peechboy、CMT、KEIHINらと結成したDOEL SOUND FORCEがその最初だというが、DOELが解散する直前の2002年にはゾンビ・ネーションが主宰する〈デカスロン〉からデビューEP「Hsart ep」をリリースしている。2004年には〈デカスロン〉から2枚目のシングル「Hologramized Memories」もリリース。2006年には〈20001 IN SOUND〉のコンピレーション『ELECTRO DYNAMIC VOL.2』に収録されると、翌年は石野卓球による『Gathering Traxx Vol. 1』にも収録されている。そして2008年には自身のレーベル〈Codona〉を立ち上げている。また、ベロシマのリミックスを手掛けてそれがフランク・ムラーの〈ムラー〉からも出ていて、つまり、こうした彼の経歴からも、そしてもちろんサウンドからもジャーマン・トランス直系というか......1曲目の"Gate to The Gloom"のサンプリングはフィンガーズ・インクの"スターズ"かと思ってしまったけれど、2曲目"DISCOnect"の4/4キックドラムとキュートなミニマルが僕の頭を20年前のフランクフルトやアントワープに飛ばす。"Pulse Matrix"も〈WIRE〉そのものだが、DAFを思わせるリズム感とレトロでバウンシーな電子音との組み合わせに彼のセンスが出ている。昔ながらのビルドアップするスタイルのディープなトランス"Cold/Hot"があるいっぽうで、クワフトワーキッシュなシンセ・ポップ"iCasio"もある。ジェフ・ミルズ風のループに卓球風のリズムトラックがブレンドされたような"Insecr2010 RE-EDIT"、あるいはダークな"Crooked"などアルバムにはいろいろあるけれど、おおよそそのセンスはジャーマン・トランス的だ。たとえば声がループする"Meccha And Flying Saucer"を聴いていると、おじさんは90年代なかばのベルリンで聴いたマイティ・ダブ・キャッツ(ノーマン・クックのトランス・プロジェクト)を思い出してしまうわけです。

 そういえば、昨年は〈トレゾア〉の音源が再発されたり、プラスティックマンのベスト盤がリリースされたり、今年に入ってからもアリル・ブリカのアルバムがイエスパー・ダールバックのマスタリングで再発されたりと、テクノ再評価の機運が地味ながらにある。ダブステップ世代が昔のアシッド・ハウスやデトロイト・テクノを再発見している真っ直中だという事情もあるのだろうけれど、が、しかしミュートロンの音は電気グルーヴに代表される日本の土着的なテクノ・シーンと強く結ばれているようだ。ま、まさか......いよいよジャーマン・トランス・リヴァイヴァルか!? まあ、もう20年経つのだからそれが起きても不思議ではない。だいたい20年前の東京のテクノ・シーンの起爆剤となったのは、デトロイトでもシカゴでもなく、ドイツのトランスだったのだ。
 「テクノはいま盛りあがっている」とミュートロンは主張する。「DOMMUNEを見てもわかるとおり、多くのビューワーがいますし、インターネットを使って積極的に海外とやり取りをして、自分の音楽を広めている人が多く存在すると思います。クラブへ行けば、普段はテクノを聴かないような人たちまでが、大箱でテクノを聴いて踊っています。私がよく訪れる青山OATHでは、長いときは昼前くらいまでテクノに限らずですが、そういった趣向の音楽で盛り上がっています」

池田正典 / Masanori Ikeda - ele-king

My Home Listening Pleasure 10
(最近の自分の家聴き盤10。もしくは朝7時以降のMy DJ Set 10)


1
Gummihz - Toba le le theme - Claap

2
3 Generations Walking - Slavery Dub - Spiritual Life Music

3
Thomas Fehlmann - DFM - Kompakt

4
The C90's - Shine alight(Flight Facilities Remix) - Unknown

5
Summer Of Love Edit - Everywhere - Psychemagik

6
Soft Meets Pan - Lunar - Cross Point

7
Cantoma - Gambarra(Lexx Remix) - Lang

8
Jephte Guillaune - The Prayer(Acroostic Ver) - Spiritual Life Music

9
John Gazoo - What Happened(Vocal) - Compost Disco

10
Clymax - Musicland - Double Disco

RILLA (ALMADELLA / GUERILLA) - ele-king

いつもレコードバックに入っている10枚


1
SHACKLETON - MAN ON A STRING PART 1 & 2 -WOE TO THE SEPTIC HEART!

2
THE MACHINE - REDHEAD - REKIDS

3
EMMANUEL JAL - KUAR EP - INNERVISIONS

4
DIE VOGEL - BLAUE MOSCHEE - PAMPA

5
SOFT MEETS PAN MESSAGE TO THE SUN EP. - CROSSPOINT

6
BAKO DAGNON - LE GUIDE DE LA REVOLUTION - DISCOGRAPH

7
ALDEBARAN - ALDEBARAN VO.2 - ALDEBARAN

8
MIKE PARKER - VESUVIO TREMOR - GEOPHONE

9
EINFACH - WHITE RABBIT - EINFACH

10
SISTER AUDRAY & THE SHANTI-ITES - FORWARD HOME - FALASHA RECORDINGS

Chart by JET SET 2011.02.14 - ele-king

Shop Chart


1

RYO KAWAHARA

RYO KAWAHARA GOTTA GIVE IT ALL FEAT. GEORG LEVIN »COMMENT GET MUSIC
2011年に満を持してファースト・フル・アルバムをリリースする、Flower Recordsイチオシの新人クリエイター、Ryo Kawaharaの先行12"シングルが登場!Sonar Kollektivなどで活躍するブルーアイド・ソウル・シンガー、Georg Levinをフィーチャーした"Original Mix"に加え、AtjazzをはじめMasanori Ikeda、Slowlyがリミキサーとして参加。非凡な才能と一流のアーティストの巧みなセンスが融合した、珠玉のアナログ第3弾です!

2

HARVEY PRESENTS LOCUSSOLUS

HARVEY PRESENTS LOCUSSOLUS I WANT IT / NEXT TO YOU »COMMENT GET MUSIC
Harvey新プロジェクト"Locussolus"シングル第3章!!アルバム・リリース前のラスト・シングル・リリースとなる本作は前2作以上にファンキーでフロア志向の強い2トラックス。特にウォブリーなベースが印象的な"I Want It"はHavey云うところのフューチャー・プリミティヴ感の出たキラーで、多くのDJによるプレイが期待されるところです!!

3

MADLIB

MADLIB MEDICINE SHOW VOL.11 LOW BUDGET HIGH FI MUSIC / »COMMENT GET MUSIC
先日のデラックス盤が即完だったシリーズ第11弾の通常2LP盤が登場。Stones Throw作品でお馴染みのMC陣との楽曲をはじめ、実弟Oh NoとのProfessionalsとしての音源や、Jaylibの未発表曲(!)も含んだ強烈な一枚!

4

JAMES BLAKE

JAMES BLAKE JAMES BLAKE »COMMENT GET MUSIC
大ヒットを記録した先行カット"Limit to Your Love"に続き、パウダーシュガー・ポップUKG天才James Blakeの1st.アルバムが遂に登場しました!!

5

JACKIE MITTOO

JACKIE MITTOO DISCO JACK »COMMENT GET MUSIC
天才鍵盤奏者Jackie Mittooの名曲"Disco Jack"がリマスターされ再発!!以前同じPressure Soundsから再発され即完売したキラー・オルガン・インスト"Disco Jack"がへヴィ・ヴァイナル仕様で再登場!!

6

TIAGO

TIAGO THE SOURCE »COMMENT GET MUSIC
リリース・ラッシュが止まらないポルトガルの気鋭TiagoがLengに参戦!!Chida氏主宰ene, DFA, Hands Of Timeからのリリースや、Sea Power & Change, TNT Subheadなど別名義での活躍も目覚しいポルトガル/リスボンの気鋭Tiagoによる新作が、Claremont 56のサブ・レーベル"Leng"よりリリース。

7

HAMMON DECKS

HAMMON DECKS FOR DJ BOOKINGS CALL +47 4829 6349 »COMMENT GET MUSIC
Running BackからノルウェーSex Tags Maniaレア音源の鬼ヤバい再発!!姉妹レーベルSex Tags Amfibiaからの近作10"EPも最高だった、ノルウェー随一のカルト・レーベルSex Tags Maniaの前身Sex Tagsより'02年にリリースされていた謎ユニットHammon Decksのアルバムからの抜粋12"再発。Son Of Sam再発といい、Running Backがヤバい動きしてます!!

8

LEWIS PARKER

LEWIS PARKER THE PUZZLE EPISODE ONE : THE BIG GAME »COMMENT GET MUSIC
UKのベテラン、Lewis Parkerのナンバリング入り全世界300枚限定LPが登場!自身も愛用する名機SP1200をNYはクイーンズで掲げるジャケットも印象的なジャジーで土臭くヴィンテージ感溢れるサウンドが堪らない全12曲。レーベル・ステッカー封入。

9

V.A.

V.A. LITTLE LEAF 2 »COMMENT GET MUSIC
クォリティ・リエディット・レーベル"Little Leaf"第2弾も最高でした!!『カラスの飼育』ネタ第1弾も速攻完売、ex. Glossyレーベル主宰Matt Moroderによる新レーベルLittle Leaf第2弾は、彼とMirau発"Endorphinmachine"が大ヒットしたErobiqueによるスプリット。

10

UNER

UNER BASSBOOT »COMMENT GET MUSIC
相方Coyuとのタッグ・リリースでもお馴染みのスパニッシュ・プロデューサーUnerによるDiynamic第3弾リリース。これはジャンルを問わずブレイクしそうなポテンシャルです。

Iron & Wine - ele-king

 昨年のアカデミー賞でジェフ・ブリッジスが主演男優賞を獲得した『クレイジー・ハート』は、落ちぶれたカントリー・シンガーがゆっくりと再起する物語――それは本当に幾度となく語られてきた物語だ――で、その映画を思い出すときに頭に浮かぶのは、ジェフ・ブリッジスのだらしない身体と逞しい歌、そしてそこに映されていた広大なアメリカの田舎の風景......ワインディング・ロードだ。アイアン&ワインの音楽を聴いているとそんなアメリカの風景が広がる......変化のない眺めが延々と続くような、ひたすらだだっ広いだけのアメリカ......。サム・ビームのあの髭面のせいで、アイアン&ワインにも巡業するシンガーというイメージがついて回るが、彼が歌う景色はいろいろある。荒廃していく郊外を思わせるものもあるし、耳を澄ませばたくさんのアメリカがある。
 アイアン&ワインことサム・ビームは、風景描写で世界を見せるタイプのシンガーだ。それは彼が画家を目指していたということとも関係しているのかもしれない。素朴なコーラスが鮮やかに響くフォーク調のナンバー"ツリー・バイ・ザ・リヴァー"はこんな風にはじまる。「マリアンヌ 覚えているかい/川岸のあの木を/ぼくらは17才だった/暗い峡谷、呼びかける声とこだま、牧草地の真っ黒な雌馬が歯を剥いていた」
 若き日の記憶が、瑞々しい川岸の景色とともに蘇ってくる。それこそまるで映画のような......ちなみにサム・ビームは、フロリダの大学で映画を教えていた経歴の持ち主だ。

 サム・ビームにとって通算4枚目のアルバムとなる『キス・イーチ・アザー・クリーン』はシンセ・ドローンからはじまる。リード・シングルでもあったこの曲"ウォーキング・ファー・フロム・ホーム"は、同じメロディを繰り返しながらしかしヴァースごとに大胆にサウンドを変え、エレクトロニックな意匠も交えながらゴスペルへと向かっていく。歌の主人公は「家から遠くを歩いていた」と、目にしたものを語り続ける。映画のように場面はどんどん変わっていく。「ハイウェイを見た/海を見た/法の館で寡婦たちを見た/都会の裸のダンサーたちはぼくたちみんなのために喋っていた」
 彼は放浪者であり、そして、サム・ビームもまたアルバムで多様な音を放浪する。ジャズにブルーズにアフリカンにソウル......それらはごちゃ混ぜではなく、きちんと曲ごとに使い分けられ、乗りこなされている。ルーツ・ミュージックとモダンが戯れるように、カントリー調の曲の背後ではエレクトロニック・ノイズが囁いている。
 アルバムはとくに中盤、大胆な展開を見せる。8分の6拍子の"ラビット・ウィル・ラン"は鍵盤打楽器と笛の音色を生かしたトライバルなダンス・トラック、かと思えば続く"ゴッドレス・ブラザー・イン・ラヴ"はギターとピアノとコーラスだけで引き込む美しいバラッド。一転、管楽器が活躍するファンキーで茶目っ気のある"ビッグ・バーンド・ハンド"は......フュージョンだ。バック・バンドと衣装を変えながら、しかしフロントマンはそのままにショウは進む。
 アルバムの根幹にあるのは彼の穏やかな歌だ。それは初期のアシッド・フォークから繋がっているものだが、ここでは形を変え、ずいぶん洗練された姿になっている。本人によれば、70年代のカー・ラジオ・ヒット曲を念頭に作ったそうだ。84年生まれの僕がそれを連想することは難しいが、この音楽が70年代のレイドバックしたアメリカを向いていることはわかる。つまりまだデジタル文化に支配されていない時代の、埃っぽいアメリカ。もちろん、『キス・イーチ・アザー・クリーン』が強調するのは郷愁などではない。過去から学ぶことの前向きさだ。ラストの"ユア・フェイク・ネーム・イズ・グッド・イナフ・フォー・ミー"の後半のブルーズで、サムは「同時に現在と過去になろう/何度も何度も」と歌ってアルバムを終わらせている。

 多くのインディ・バンドやソングライターが集まったコンピレーション『ダーク・ワズ・ザ・ナイト』にアイアン&ワインは1分少しの穏やかなフォーク・ソングを提供している。そこでの彼は、現在のUSインディの充実を示すことに貢献しているようでもあった。が、自身のこの新作では、彼はそのたんなるワン・オブ・ゼムではないと主張してもいる。アメリカ的な歌うたいとして、その土地が生んだ音楽を自分こそがさらに前進させてみせるのだと......そう、それはメッセージでも政治性でもなく、あくまで"歌"のためにある。その情熱が、ここではさらに露になっているのだ。そして彼の歌の瑞々しさに、僕はいま鮮やかな興奮を覚えている。

[soul & dubstep]
Jessie Ware and Sampha / Valentine
- ele-king

 これまでヴァレンタインとはほとんど無縁な人生を送ってきた、そしてこれからもそのように過ごすつもりだ......が、この「ヴァレンタイン」は気になるね。2011年の注目株のひとり、SBTRKTのヒット・シングルにフィーチャーされたふたりのシンガーによる「ヴァレンタイン」である。すでにシングル発売され話題になっていた曲で、知っている人も少なくないはず。ele-kingからヴァレンタインに無縁なみなさんへのプレゼントということで......。

My Cat Is An Alien - ele-king

 アンビエント本に2011年の項目があったらコレで決まりかもしれない(......まだ11ヶ月あるけど)。イタリアからアリオ・ダイ&ツァイトによるサード・コラボレイションで、日本語に訳すと『解釈学的庭』。ヴィンセント・ラジオのレギュラー番組でオン・エアしたときはディーと発音してしまいましたが、ダイが正しいそうです。ヴィンセントではシングルやこのサイトで取り上げ損なったものをなるべくピック・アップするようにしていて、アンビエント盤というのはどうしてもレヴューのタイミングが難しかったりするので、どちらかというとこれはつなぎのつもりで「オレンジ色のビジョン」をかけたところ、たいていは3分ぐらいでフェイド・アウトしているにもかかわらず、聞き役のタキシムやスタッフからもうちょい、もうちょいといわれて結果的にかなり長々とかけてしまったという......。番組が終わってからも問い合わせが来たりして、あまりにも反応がよかったので、こちらでもやっぱり紹介したほうがいいかなと。活動歴20年を越えるアリオ・ダイをアンビエント本から省いてしまった理由などはヴィンセントの過去ログで話してます(1/30放送分)。

 前2作は聴いていないので、常にそうなのかはわからないけれど、ここで展開されているアンビエント・スケープは驚くほど和やかで、ジャケット・デザインから想像するような物々しさは皆無。最初から最後まで柔らかい陽射しを浴びつつ、何も特別なことを感じないでいられるというか。ツァイトのカリンバやダイによるフィールド・レコーディングが緻密に、巧みに人工自然を練り上げていく。なんだろう、この穏やかさは......本当に。忌野清志郎の言葉を借りれば「悪い予感のかけらもない」か。アレックス・パタースンが親近感を覚えるという湿地帯のメンタリティでもない。サン・エレクトリックのような強引さもないし、ブライアン・イーノほど背景に引いてしまうわけでもない。感情の揺れがあるわけでもないし、エゴがあるわけでもないわけでもない。"風の物語"と題された3部作が前半、オーロラに触れているような(って、触ったことないけど)"ヒノキの泉""融点"と続いて、最後がそれらの集大成ともいえる"オレンジ色のヴィジョン"。どの曲も同じようなものなのに、このまま終わらないで欲しいと願いつつ......(なぜか1曲目しか配信はされていないらしい)。

 イタリアからもうひと組、オパーリオ兄弟によるマイ・キャット・イズ・アン・エイリアンは、企画盤やコラボレイションを除くと実に4年振りとなる21作目(Rを除く)。トリノの市街からアルプスの山中にスタジオを移したことで、それまで徹底的にイメージを集中させていた「宇宙」というテーマから、むしろ、ノイジーでインダストリアルともいえる作風に変化していく兆候が窺えた時機もあったものの、最終的には大地や地球といった「自然」を想起させる感触に落ち着いたようで、ドローン・インプロヴァイゼイションとしては正統に回帰した印象も。この数年で灰野ケイジやローレン・コナーズとコラボレイトしてきた影響があったりするのか、オープニングで透き通るようなアルペジオを延々と聴かせたりする以外はとくに方法論が変化したとも思えないのに、与える印象はかなり違ったものに。そう、06年に7枚のアルバムをリリースした後、オリジナル・アルバムは一気にリリース量が減ったにもかかわらず、コラボレイションに関しては相変わらず旺盛で、昨年末には(この3月で83歳を迎える)エノーレ・ザッフィーリとも『スルー・ザ・マグニファイイング・グラス・オブ・トゥモロー』をDVDとの2枚組でリリース。ここで聴くことができる闇夜の気配が伏線となったのだろう。ザッフィーリが持ち込んでくるミュージック・コンクレートのテクスチャーに逆らうこともなく(=これまでのように極端なクライマックスをつくらず)、僅かな差異を示しながら創られていく空間性を、そのような拮抗性から解き放ち、自分たちの流のアンビエント・ドローンとして再生させている。ダイ&ツァイトがタイトル通り、徹頭徹尾、気持ちよくつくられた人間不在の人工庭園だとしたら、オパーリオ兄弟のそれは自然の表情を様々にとらえたドキュメンタリー番組のようなものだろう。イタリアでは果たしてどちらのほうがマイナーな感性なのだろうか。※初回100部限定で箱入り、マーブル・ヴァイナル仕様、CDrおよびDVDr付き。
 ちなみにスイス電子音楽の重鎮であるザッフィーリはアンビエント・ミュージックの先駆といわれる人で、1968年にはじめられた『ミュージック・フォー・ワン・イアー』はアルヴァ・ノトやミカ・ファイニオを先取りしたシグナル系の快作。08年にジュゼッペ・イエラシ(裏アンビエントP199)のマスタリングでCD化されている。

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