「The Men」と一致するもの

Flashback 2009 - ele-king

the techno of the year! ルシアーノ。

 いよいよゼロ年代も終わろうとしてる。あっという間すぎて、とりとめがなさすぎて、消化しきれてないこの10年。その様相をギュッと凝縮したようにまったくもってカオスで行く末もなにも不明瞭だった今年。いろいろ話していく中で"テクノはNGワード"というショッキングなトピックすら出てきたが、こうなったら行くとこまで行ってしまえという思いも湧いてきたのだった。

 そもそも40すぎのおっさん一個人が体験できることなんてたかが知れてるし、「それで総括なんてちょっとおこがましいだろ」わたしの中のガイアがそう囁く。実は去年も某ではなく亡R誌の総括企画でいろいろ違う立場、違う世代のひとたちと語らって結構収穫があったのを思い出し、さっそく身近で現場にいちばん近いひとたちに声をかけた。ひとりは〈ageHa〉で積極的に旬のアーティストを招聘し、日本のDJたちもバシバシ登用してるパーティ〈CRASH〉のオーガナイザーの荒木くん、もうひとりは貴重なアナログを試聴して買える店舗として渋谷でがんばっている〈Technique〉のテクノ担当バイヤー佐藤くん。ふたりとも、それぞれの視点でなかなか外からは見えないことを語ってくれた。その貴重な発言を織り交ぜながら、09年を振り返ろう。

 今年意外だったリヴァイヴァル現象のひとつは、ハード・テクノが復活の兆しを見せたこと。ちょっと前までは"最も需要のないジャンル"とまで言われたハードテクノ/ミニマルが、息を吹き返した。

 「自分がテクノを好きになるきっかけのアーティストのひとりで、ルーク・スレイターは毎年呼んでるんですけど、今年はPlanetary名義のアルバムも出て、ヨーロッパでも評判が良くて調子も戻ってきてるって話を聞いて、すごい嬉しかったですね。一時低迷してる感じもあったでしょう。実際好調だっていうのを反映するように、DJプレイ自体すごく良かったし。このあいだ〈Drumcode〉のパーティで来たAdam Beyerもハードだったけどテクノ! って感じのプレイで、燃えました」(荒木)

 ベルリンで"世界一"との称号を得るクラブ〈Berghain〉が核となったこの動き、ルークのPlanetary Assault Systems名義のアルバム『Temporary Suspension』 が〈Berghain〉の運営するレーベル、〈Ostgut Ton〉からリリースされ、またWIRE09のハイライトになったLen Fakiが同クラブの公式盤としてリリースしたミックスCDも素晴らしかった。両者とも、クリック~ミニマルの流れは意識しつつも、図太いキックを響かせハードなサウンドの復活を象徴していた。

 「レーベルだと〈Blueprint〉とか〈Downwards〉が復活して、リイシューも含めると結構な数がリリースされる状況です。硬質なテクノはきてますね。ただ、シーンがハウス的なものばかりになってしまった反動で、30歳前後のかつてのハード・ミニマルの隆盛を知ってる層がまた聴きだしたという印象で、若いひとが新鮮に感じてるということはないんじゃないかなぁ。このあいだのSurgeonのDJでもフロアの年齢層高かったし」(佐藤)

 昨年のリーマン・ショック以降の世界恐慌一歩手前という経済状況は、もちろんクラブ/音楽業界にも寒風を吹かせた。特に欧州では意識変革や時流とも相まってアナログ盤のセールスの激減という事態に結びつく。Native InstrumentsのDJ用ソフト開発に関わっている人物によると、ドイツでのヴァイナルの販売数は今年1/3にまで落ち込んだそうだ。しかし、日本の状況はどうかというと、意外に市場全体の規模としては急激に縮小してるわけではないという。

 「レーベルだと〈Cadenza〉、もしくはリカルド(・ヴィラロボス)絡みのものだと、100~200枚売れることもありますが、それが最大。昔はウチだけで数百なんてよくある数字だったんですけどね。普通のものは10~30枚とかですよ。ただリリースの数がものすごく増えて、だから全体としてはそこまでセールスが落ち込んでない。ドイツのディストリビューターのひとと話したら、やはり多くのレーベルがアナログは全世界で300枚くらいしか売れないと言ってますね。そうなると日本はマーケットとしてすごくでかいし、次の展開としてアジアをどうにかしようと考えてるみたいです。ただ、そこまでプレス枚数が減ると値段上げて売り切りでもペイできないだろうし、DJとしてブッキング増やすためのプロモーション・ツールになってきてる」(佐藤)

 実際のところアナログ盤を買うというのは、ある種の贅沢行為もしくは奇特な趣味になりつつあるのかもしれない。今年はまったく面識ない若い子と一緒にDJする機会が何度かあったけど、PCかCD-Rでやってるケースが大半で、ターンテーブルはもう物置場と化してるわ、カートリッジもついてないわ、隅のほうに縦置きされてるわで、なんとも悲しいブースだった。もっと名の知れたメジャーな箱でプレイしてるDJたちにしても最近は「アナログ使いますか?」と事前に確認されるとか、そうでなくてもデジタル・ソースで良く聞こえるようにPAが調整されていてアナログだとイマイチというケースも増えているそうだ。そして、11月末にはついにオーストラリア発で「パナソニックがテクニクスのターンテーブルの生産を中止する!」という噂までネット中を駆け巡り大騒ぎになった。ひとまずそれはガセと否定されたが、いつそんな状況になってもおかしくない、というのが現実か。

 09年の最大のフロアヒットがリカルドのレーベル〈Sei Es Drum〉から出たRebootの"Caminando"もしくはルシアーノが半年以上かけてプッシュし続けたMichel Cleis"La Mezcla"であることは疑いないだろう。両方とも、フォルクローレ・ミニマルという今年の一大潮流となったトレンドを規定するような仕上がりで、実際南米の楽曲をもろにサンプルしたトラックだが、目の付け所やループの組み方など絶妙でまさに時代にフィットした感があった。リカルドは現在もアナログ・オンリーでDJしているし〈Sei Es Drum〉はデジタル・リリースをやってない。ルシアーノは現場ではPCを使っているが〈Cadenza〉は大半のリリースでアナログ重視の姿勢を貫いている。日本でも石野卓球や田中フミヤといった影響力のあるプレイヤーがいまだアナログにこだわっているといったように、ロールモデルになるトップDJたちの姿勢によってなんとかまだ最後のエリアは死守しているという状態だろうか。なにせ、Loco DiceやChris Liebing、Josh Wink等の例を持ち出すまでもなく、ほとんどのインターナショナルDJはすでにデータでのプレイに移行しているからだ。

 「でも例えばDaniel Bellとか、Sascha Dive、Cassy、それとレーベル〈OSLO〉周辺のアーティストなんかはみんなアナログが大好きで、影響力あると思います。うちにも来るけど、ユニオンで中古盤買うのが楽しみみたいですね。ドイツだといい中古盤はあまりなくて、値段も高いからって。DBXなんて、ユニオンに行くために東京をツアーに組み込んでるんじゃないかな(笑)」(佐藤)

 さらに09年は、完全にインプロビゼーション的な手法を持ち込んだライヴを行うアーティストが成果を見せ始めた年だったとも言える。テクノのライヴというと、ラップトップとにらめっこというのが普通だったが、ついにそこから大きくはみ出すことをテクノロジーとアイデアが可能にした。例えば、年明け早々に日本でも見られるMoritz Von Oswald Trio(モーリッツ翁とマックス・ローダーバウワー、ヴラディスラヴ・ディレイのユニット)が数々のステージでの実験を発展させて素晴らしいアルバムに結実させたし、ルシアーノはレーベルの若手Reboot、Lee Van Dowski、Mirko Loko、Digitaline、そしてアルバムにも参加したハン・ドラムのOmri Hasonがそれぞれ演奏する音の要素、さらにはシンクロする映像をMac上のソフトで自在に操り、誰の音が流れているか一目でわかるように光でアイコン化するという画期的なステージAEtherを展開。世界中をツアーして驚かせた。ラップトップを使いながらもその場で自由に音を組み立て、多人数で空間を作りあげるという実験はほかにもRichie Hawtinが多くのプロデューサーたちと積極的に行っている。

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 さて、ele-king的にはあまり注目されない部分ではあると思うが、無視できない人気と勢力を維持しているのがエレクトロのシーンである。ベルギーで毎年行われている巨大テクノ・フェス"I ・ Techno"の公式コンピCDで、昨年Boys Noize、今年はCrookersがミックスを担当しているのは衝撃的だ。"テクノ"と銘打ってはいるが、実際のところメインどころで鳴っている音は巷でいうところのエレクトロが大半という事実。ある意味行くところまで行ってしまった"テクノ"のストイックすぎる音の対極にある派手で下世話でエネルギッシュなこの手の音が、昔でいうならレイヴ、ハードコアと同じような文脈で若いクラバーに支持されているのはよくわかる。〈WOMB〉が幕張メッセに出張して行う大規模イヴェント〈Womb Adventure〉は、2年目となる今年も、Richie HawtinとDubfireのユニットClick 2 ClickとDigitalismやDexpistolsが隣り合ってプレイするという普段のクラブ・イヴェントではなかなかお目にかかれない取り合わせを実現していた。

 「DEXのやってるレーベルの若いアーティストでMYSSっていう2人組がいて、まだ22歳くらいですっごい若いんです。ここ数年でDJはじめてガーッと人気が出てきたっていうヤツらなんですが、去年の〈Womb Adventure〉に行ってリッチー知らなかったですからね! でも、かけてる曲聴いてると結構テクノなんですよ。あれは衝撃的だったな。僕らとは全然成り立ちが違うんだなと思って。曲は耳で聴いて採り入れてても、それをテクノとは認識してないんでしょうね」(荒木)

 レコード店に足を運ぶのも、テクノのパーティで踊るのも、30歳から下というのが極端に減っているという。一方で、どんどん若い世代が飛び込んで育ち始めているのがエレクトロだと。極端ではあると思うが、同じ音でもテクノとラベルづけされるといきなり「暗い・難解」的なイメージで、人が呼べないという危惧があるからだって。なんたることだ! 今のエレクトロのDJやアーティストすべてが敬ってもいい"I'm a Disco Dancer"と"Popper"の生みの親であるChristopher Justさんなんて、いつのまにか「エレクトロの人気アーティスト」と宣伝されるようになっていたからなぁ......。

 では、テクノの文脈でまったく新しいひとたちが出てきてないのかというと、そんなことはない。ロンドンとベルリンを拠点とする世界最高峰のエレクトロニック・ミュージックのサイト「Resident Advisor」が先日発表した読者投票によるトップ100DJのリストをみれば、多くの大御所たちを押しのけてたくさんのフレッシュな名前を見つけることができる。Marcel Dettmann、Magda、Ben Klockといったミニマル勢、Dixon、Nick Curly、Omar-Sといったハウスを新しいカタチで提示する連中も元気だ。では、日本のアーティストは......?

 「海外でレコードでてるアーティストはたくさんいるんですよ。でも、日本のリスナーやDJはあまり日本人の作品プッシュしない印象ですね。メディアも取り上げないし、レコード出たからといって人気に火がつくわけでもなく、積極的にリリースしてるレーベルも〈Mule〉くらいですからね」(佐藤)

 う~ん、たしかに。〈Poker Flat〉からもリリースするRyo Murakami、〈Minus〉や〈Immigrant〉などからリリースするRyoh Mitomiなどポツポツと新しいアーティストはいるが......。「ベルリンでプレイと言ってもギャラもあまり出ず、帰ってきてからのプロモーションになるかなという感じでやりに行くというケースも多いですよね。自費でいいなら来いよ、みたいな。やはり向こうに住むくらいでないと、難しいかも」(佐藤)。Akiko KiyamaやDen等のように拠点をベルリンに移すアーティストも中にはいるが、やはり距離と言葉の問題、それはITがこれだけ発達して、世界が狭くなったと言っても20年前と変わらず大きな壁なのだ。「ただ、店という場所があるし、アーティストのサポートしたいんで、どこのレーベルにアプローチしたらいいかとかいろいろ相談にものるし、レコードが出たらバックアップできるように多めにストックして在庫切らさないようにするんです。そうやってうまくリリースにつながったり、少しでも活動しやすくなれば嬉しいですよね」(佐藤)

 今冬は気候も懐もずいぶん寒さが厳しい感じ。ついつい引きこもってぬくぬくしてても楽しいかもなどと自分をごまかしてしまいがちだ。特に今年後半一気に日本でもブレークしたTwitterのようなひととひとのつながりをうながす属人性の高いウェブサービスのおかげで、再会やあらたな出会いそんなもろもろが楽しい(テクノに限らずDJやクラブ音楽関係者もたくさんいる!)けれど、それでなにかを「わかった」気になってしまうのはいちばん危険。最後に、先日アルバムのリリース・ツアーを終えたDJ Tasakaがつぶやいていたツイートを転載しておこう。

 「各地で会った皆さんありがとう。どこもそれぞれかなりの手応え。特に印象的だったのは神戸と大分。09年の日本のテクノ・パーティに関しては"東京が中心でその他の都市はそれを追う地方"的図式で見てしまうと、本質を完全に見誤るだろうことがよくわかりました」

 「各地でパーティに熱意を持っている人達同士がリンクできる余地、まだまだありそうです。伝えて、広めて、続けるための環境作りに関して、みんな同じベクトル向いてる」

※ 月イチで国内外の旬なDJをフィーチャーする日本最大規模のテクノ・パーティ〈CRASH〉、来年一発目のオススメは2月に、〈Yellow〉や〈Unit〉を揺らし続けてきた〈REAL GROOVES〉との共催で、アルバムをリリースしたばかりのサンフランシスコのClaude VonStrokeなど多数のゲストを迎えてのフェス仕様で行うパーティ。詳細情報は〈ageHa〉もしくは〈REAL GROOVES〉公式サイトでチェックを!

 

■hot techno releases 2009

(ALBUM)
Moritz von Oswald Trio / Vertical Accent (Honest John's)
Planetary Assault Systems / Temporary Suspension (Ostgut Ton)
Len Faki / Berghain 03 (Ostgut Ton)
Mirko Loko / Seventynine (Cadenza)
Luciano / Tribute To The Sun (Cadenza)
Josh Wink / When A Banana Was Just A Banana (Ovum)
DJ Tasaka / Soul Crap (Ki/oon)
Laurence / Until Then, Good Bye (Mule Electronics)
Telephone Tel Aviv / Immorate Yourself (Bpitch Control)
Shakleton / Three EPs (Perlon)
Crookers / Put Your Hands on Me (Southern Fried)
Reboot + Sascha Dive / From Frankfurt to Mannheim (Cecille)
Mihalis Safras / Cry For The Last Dance (Trapez)
Tiga / Ciao! (Last Gang)
Peaches / I Feel Cream (Warner)
La Roux / La Roux (Polydor)
Jesse Rose / What Do You Do If You Don't? (Dub Sided)
Ben Klock / One (Ostgut Ton)
2000 and One / Heritage (100% Pure)

(SINGLE)
Cesar Merveille & Pablo Cahn Speyer / Descarga (Cadenza)
Mistress Barbara / Dance Me Till The End of Love (Iturnem)
Depeche Mode / Wrong (Magda's Scallop Funk Remix) (Mute)
Laurent Garnier / Gnanmankoudji (PIAS)
Nick Curly / Series 1.1 (8Bit)
Timo Maas / Subtellite (Cocoon)
Radio Slave / Koma Koma (No Sleep Part 6) (Rekids)
Electric Rescue / Devil's Star (Cocoon)
Sis / Mas O Menos (Titbit Music)
Felipe Venegas & Francisco Allendes / Llovizna EP (Cadenza)
Orlando Voorn feat. Obama / Yes We Can! (Night Vison)
Michel Cleis / La Mezcla (Cadenza)
RV feat. Los Updates, Reboot / Baile, Caminando (Sei Es Drum)
La Pena / 004 (La Pena)
Steve Bug / Two of A Kind (Pokerflat)
Markus Fix / It Depends On You (Cecille)
Bloody Mary / Black Pearl (Contexterrior)
Gavin Herlihy / 26 Miles (Cadenza)
DJ T / Bateria (Get Physical)
Sebo K & Metro / Saxtrack (Cecille)
Click Box / Wake Up Call (M_nus)
Chris Liebing, Speedy J / Discombobulated , Klave (Rekids)
The Mountain People / Mountain People 08 (Mountain People)
Deetron / Zircon+Orange (Music Man)
Tiga / Beep Beep Beep (Soulwax+Loco Dice Remixes) (Different)
Paco Osuna / Lemon Juice (Plus 8)
Proxy / Who Are You? (Turbo)
Adam Port / Enoralehu (Liebe Detail Spezial)
Jesper Dahlback / Roda Rummet EP (Acid Fuckers Unite)
Massimo Di Lena / Gypsytown (Cadenza)

[Techno] #1 by Metal - ele-king

 ここ1年にかけて、ダブステップの影響もあってだろうか、従来の〈ベーシックチャンネル〉や〈ディープスペース〉などのレーベル以外にもヴァリエーション豊かでダビーな音響のテクノ/ハウスが続々とりリースされている。とはいえ、テクノとダブステップが実際に共振しているかと言えば、微妙なところだ。テクノのリスナーはまだそれほどダブステップを聴いていない。ただし、お互いに意識していることは確実なのだ。面白い動きはいろいろ起こっている。最近のダブステップをかけて、逆説的にテクノのクオリティの高さも再認識した。

1 Lee Jones / Yoyo Ep | Cityfox(CHE)

ミニマルのテック・ハウス化の中で〈サーカス・カンパニー〉に代表されるジャズや現代音楽をモチーフにした音楽性の高いトラックが多数見受けられるようになりました。その中で、スイスのクラブが設立した新レーベル〈シティ・フォックス〉より〈プレイハウス〉の中心的なアーティストで、マイマイのメンバーとして知られるリー・ジョーンズによる奥深いミニマル・ハウス音響的なところではジャジーな感覚を取り入れている。

2 Tolga Fidan / So Long Paris | Vakant(GER)

ルチアーノとともにミニマルのグルーヴの発展に貢献してきたトルガ・ファイデンによるニュー・シングル。従来よりも低音は強調され、サックスをメロディーとしてではなく"飛び"のアクセントとして用いる。より立体的なトラックへと変化している。

3 Matthias Meyer / Wareika / Infinity / Smiles | Liebe Detail(GER)

〈フリーレンジ〉とともに新世代のテック・ハウスを牽引する〈リエベ・ディテイル〉よりマティアス・メイヤーとワレイカによるスプリット。両面ともにクオリティが高く、2009年のアンセムと言っても過言ではない。ジャジーでエスニックなテック・ハウスにプログレッシヴ・ロック的な要素が加わり、高音あるいは中低域の持続音が不思議なトランス感を生み出している。ダブというよりはサイケデリック。ヴィラロボスとジョー・クラウゼルが共演したらこんな感じになるんじゃないか。

4 Conforce / CCCP EP | Modelisme(FAR)

そしてオランダよりの新鋭ボリス・バニックのダブ・プロジェクト、コンフォースがルーク・ヘスなどもリリースするフランスの〈モデリズム〉から。〈エコ・スペース〉や〈ベーシック・チャンネル〉タイプのミニマル・ダブでありながら、最近のミニマル・ハウスを通過している柔軟なグルーヴが素晴らしい。

5 Rui Da Silva & Craig Richards / Be There | Motivbank(GER)

ポルトガルのルイ・ダ・シルヴァとファブリックの看板DJ、クレイグ・リチャーズによる共作。ジェイ・トリップワイヤーなどにも通じる大箱に栄えるプログレッシヴなダブ・ハウス。最近では珍しい質感と言える。アシッド・ベースの使い方がクールなトビアスによるリミックスも収録している。

6 Marcel Dettmann / Prosumer & Tama Sumo / Phantasma Vol.3 | Diamonds And Pearls Music(GER)

今年も大活躍のベルグハイン勢によるスプリット。シンプルなアシッドハウスに、繊細な持続音が絡む、デットマンによるダビーミニマルと、シカゴハウスを上手く今のグルーヴに当てはめたタマ・スモとプロシューマーによるベースの効いたテックハウス。

7 Valma / Radiated Future | Blueprint Records(UK)

デットマンを中心としたハード・ミニマル回帰の中で再び注目を集めるジェームス・ラスキンによるレーベル〈ブループリント〉からヴァルメイによる新作。覚醒的なシンセをアクセントに、ストイックに展開していくハード・ミニマルとなっている。質感は昔のままながら、グルーヴやエディットに新しさを感じる。

8 Monolake / Atlas ーT++ Remix- | Monolake(GER)

エレクトロニカのフィールドからダブを追求するベテランのモノレイクのトラックで、メンバーのトーステン・プロフロックによるT++名義でのリミックス・ヴァージョン。ノイジーでカオティックで、ピッチの早いダブステップと言える。正直に言って、レゲエやグライムからの流れのダブステップは聴くに堪えないものが多い。が、モノレイクのそれは、そのなかで本当にクオリティが高い音響を見せつけている。あるいはまた、これこそがテクノとダブステップの理想的な融合のカタチのひとつだと言える。

9 Harmonia & Eno / Tracks and Traces Remixes | Amazing Sounds(GER)

E王これは衝撃的な1枚。ハルモニアとブライアン・イーノによる名作をシャックルトンとアップルブリムがリミックス。テクノでもダブステップでもない。摩訶不思議なアンビエントだと言えるし、ジ・オーブの『ポム・フリッツ』を連想させる。ダブステップ周辺のアーティストでは僕にとってはシャックルトンが抜きん出て面白い。分からないから面白いのであう。

10 The Sight Below / Murmur - EP | Ghostly International(US)

これはシアトル出身のアーティスト、サイト・ビロウによる深海系のダビー・ミニマル。リミキサーにはフィンランドからバイオスフィア。ドローニッシュで凍りつくようなハードコア・アンビエントである。

Flashback 2009 - ele-king

■ドラムンベースは、リアル・アンダーグラウンド・ミュージックそのものだった

 2009年を代表する作品といえば『Sub Focus』だ。このアルバムがシーンにもたらした功績は計り知れない。プロディジーが先導した初期レイヴ・シーンの影響をフラッシュ・バックさせるかのような"恍惚的な"インスピレーション、類まれなるプログラミング技術によるダンス・ミュージック本来の軸、まさに"あるべき姿"を体現しているサブ・フォーカスは現代のプロデューサーの最高峰に位置すると言っても過言ではない。そう、これが皆が思い描いた現代のレイヴ・ミュージックの夢であり、すなわち、それが"エクストリーム・レイヴ・ドラムンベース"なのだ。

 そのサブ・フォーカスと双璧をなすかのようにアルバムを待望されていたダーク・サイバーの伝道師、エド・ラッシュ&オプティカルがダーク・サイドという名の観点を貫く大作『Travel The Galaxy』を発表した。前作『Chameleon』から3年ぶりとなる今作もエレクトロニック・ダーク・ドラムンベースの最先端を走る話題の作品となって、近年のダーク・サイバー/ニューロ・ファンクの急先鋒として捉えられていたオーストラリア/ニュージーランドのアーティストたちにも多大な影響を及ぼすことになった。

 オセアニア地区ではドラムンベースのシーンが年々活発化している。オーストラリアのパースが誇るモンスター・ドラムンベース・バンド 、ペンドラムが世界を席巻しているのは記憶に新しいが、同じくパース出身のショック・ワン(SHOCK ONE)やフェスタ(PHETSTA)、レギュラ(RREGULA)などの才能溢れる若手プロデューサーも台頭している。オセアニアは2009年のエレクトロ/ニューロ・ファンク、ドラムンベースのムーヴメンにおける主要拠点にまで成長しているのだ。

 ちなみに2009年は、ショック・ワンのメイン・リリースでもあるリバプールのレーベル、フューチャーバウンド(FUTUREBOUND)の主宰する〈VIPER〉が、エレクトロ・ドラムンベース・コンピレーション『Acts Of Mad Men』をリリースしている。すでにこれは最高傑作の呼び声高い。『Acts Of Mad Men』には、ショック・ワンの他に〈BREAKBEAT KAOS〉から傑作『Act Like You Know』を発表し、ダブステップ・アーティストとしても知られている奇才ネロ(NERO)、ブルックス・ブラザーズ(BROOKES BROTHERS)との共作『Drifter』が記憶に新しいリキッド・ローラー、ファーロング(FURLOUNGE)、〈VIPER〉におけるエレクトロの異端児メトリック(METRIK)、オーストリアの新世代カモ&クルックド(CAMO & KROOKED)等々、こうした若手プロデューサーを起用したところにレーベル未来が見える。そして200年は、レーベル主宰者であるマトリックス&フューチャーバウンドマスターが「Fallin'」などの素晴らしいシングルで、プロデューサー並びリミキサーとして大活躍した年でもあった。

 ドラムンベースの本国UKでは様々なジャンルとの交流が活発した年でもあった。ドラムンベースが初期から持っているハイブリッドかつフレキシブルに交感し合うタクティクスが再燃したのだ。ダンス・ミュージックの固定観念に一石を投じる"付加価値"がより多く見受けられた。それは、UKアンダーグラウンド・ミュージックの最先端をひた走り、リードするダブステップとの交流によってより顕著に表れている。ドラムンベースが共存の道を選ぶことはシーンの活性化を思えば必然的行為で、ダブステップのほうでもまたドラムンベースの背中を追いかけている。このように、影響を互いに吸収しあって、グローアップしたからこそ、ふたたびビック・ムーヴメントに発展しようとしているのだ。

 そもそも、このふたつには互いに"雑食性"としてのリレーションシップがある。そしてその雑食性こそ、UKアンダーグラウンド・ダンスミュージックの特性だ。だから当然の成り行きとも言える。ドラムンベース界のビッグ・レーベルである〈RAM〉や〈BREAKBEAT KAOS〉、あるいは〈DIGITAL SOUNDBOY〉や〈HOSPITAL〉までもがダブステップのリリースを活発化させている。これによってチェイス&ステイタス(CHASE & STATUS)やネロ(NERO)、ブリーケイジ(BREAKAGE)などいったふたつを行き来する新しいタイプのスター・プロデューサーも数多く生まれたのである。

 ドラムンベース界のトップ・リキッド・ファンク・レーベル〈HOSPITAL〉からもエレクトロ色をふんだんに盛り込んだニュー・コンピレーション、『Sick Music』が世に送り出されている。これは時代性を見据えた内容によって大ヒットとなった。ロジスティックス(LOGISTICS)のニュー・アルバム『Crash Bang Wallop!』も驚異的なクオリティだった。〈HOSPITAL〉は相変わらず、素晴らしく刺激的なリリースを続けている。

 2009年は、メインストリームのドラムンベースとは一線を画したもうひとつの"トレンド"も生まれた。ディープでアトモスフェリックで知的なそのシーンは、いまやまるで成熟した果実のようである。その代表は、カリバー(CALIBRE)による『Shelf Life Vol.2』(Signature)、リンクス(LYNX)による『Raw Truth』、コミックス(COMMIX)や〈SHOGUN AUDIO〉クルー......。かつてLTJブケムが提唱した"アートコア"という異端的な感覚は、レイヴ・ジャングル/ハードコア・ジャングル全盛のいまではそのサブジャンルとして展開しているのだ。こうしたシーンは、どちらかと言えば、お決まりのパターンに陥りやすい作曲や、DJのスキルばかりが評価されがちなドラムンベースにおいて、マンネリズムを免れるべく、つねに刺激的なアイデアを出している。いわばシーンの陰の功労者的な動きである。

 すっかり停滞してしまったクラブ・ミュージックにあって、ドラムンベースはいまだに変化や展開が起きているシーンだ。このジャンルがいまでもまだ、まるで終わりなき道をひた走るように走っていることを再認識させられた1年でもあった。ドラムンベース/ジャングルの革新者たちが訴え続ける一体感がもっといろんな場面でもその意義が認められて、またさらなる発展を求め、いつかまた初期のレイヴ・シーンのように劇的に躍動することを願っている。

■DRUM&BASS 2009

SUB FOCUS/Sub Focus(RAM)
ED RUSH & OPTICAL/Travel The Galaxy(VIRUS)
V.A./Acts Of Mad Men(VIPER)
AGENT X FT.MUTYA & ULTRA/Fallin -MATRIX & FUTUREBOUND RMX/SHOCK ONE RMX- (VIPER)
CONCORD DAWN/Take It As It Comes(UPRISING)
DJ FRESH FT STAMINA MC & KOKO/Hypercaine(BREAKBEAT KAOS)
ZARIF & DANNY BYRD/California(FULL ENGLISH)
V.A./Sick Music(HOSPITAL)
DRUMSOUND & BASSLINE SMITH/10 Years Of Technique(TECHNIQUE)
GOLDIE & COMMIX/Envious(METALHEADZ)
CALIBRE/Shelf Life Vol.2(SIGNATURE)
SPOR/Aztec(SHOGUN AUDIO)
LYNX/Raw Truth(SOUL:R)
ORIGINAL SIN/Grow Your Wings(PLAYAZ)
SERIAL KILLAZ/Mash You Down(GANJA)

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■"プログレス"こそ、いまのダブステップを象徴するキーワードだ

 南ロンドンで産声を上げたシーンは現在、もっともホットで最先端なジャンルとなった。当時これほど大きなムーヴメントになると誰が想像してただろう。

 2009年のダブステップにおける、ミニマル・サイドには2枚の大きなリリースがあった。2枚とも革新と確信の両方を秘めたエポック・メイキング的なものだった。マーティン(MARTYN)による『Great Lenghs』、2562による『Unbalance』だ。マーティンは、元々はドラムンベースのプロデューサーだった。マーカス・インタレックスが主宰する〈SOUL:R〉のサブ・レーベル〈REVOLV:ER〉や〈PLAY:MUSIK〉からのリリースを重ねているが、いまではすっかりダブステップのアーティストとして人気が出てしまった。実際、彼の才能を遺憾なく発揮したのが『Great Length』だった。それはパーカッシブかつハイブリッドな次世代のダブステップで、『MIXMAG』誌の「TOP50 ALBUM OF 2009」にも選出されるなど、実に広く賞賛されたアルバムとなった。

 2562=デイヴ・ハイスマンス(DAVE HUISMANS)、この空間音響処理系天才オランダ人にはいくつかの顔がある。2562ではミニマル・ダブステップ、ア・メイド・アップ・サウンド(A MADE UP SOUND)名義では漆黒のビートダウン、ドッグデイズ(DOGDAZE)名義ではブロークンビーツ/ブレイクビーツ。彼はこのように、自分の音楽性を面白いように使い分けている。彼はそのメイン・プロダクションである2562は、ベルリン・ダブとダブステップの融合を実現したと評された1stアルバム『Aerial』から1年後の2009年に発表されたセカンド・アルバムで、さらに研ぎすまされた硬質なビートスケープを見せつけた。まさに2009年の象徴的存在のアーティストだ。

 ミニマル・ダブステップもうひとりの異端者、ダークヒーローことシャックルトン(SHACKLETON)も忘れてはならない。彼はアップルブリム(APPLEBLIM)とともに〈SKULL DISCO〉レーベルをスタートさせ、クリック/ミニマル界のスターリカルド・ヴィラロボスによってリミックスされた「Blood On My Hands」で異例のカルト・ヒットを実現し、そして瞬く間にファンを増やしている。その後レーベルを〈MORDANT MUSIC〉に移すと同時に、活動の拠点もベルリンに移している。そして、あのクリック/ミニマルの最重要レーベル〈PERLON〉から驚愕のダーク・ベースラインが唸る独創的ミニマル・ビーツ・アルバム『Three Eps』をリリースしたのである。

 数年前のダブステップのシーンはまるで初期ドラムンベース/ハードコア・ジャングルのシーンのように大きくふたつに分類するに過ぎなかった。そう、ダークサイバー・ドラムンベースとアートコア・インテリジェンスのふたつのように。だが、そこからサブジャンルがいくつも生まれたのは周知の通りで、ダブステップにも同じことが起きている。いまはすごいスピードで多様化しているのだ。2009年の傾向のひとつに、4つ打ちを取り入れた作風が目立った。その象徴がスキューバ(SCUBA)の「Aesaunic EP」(HOT FLUSH)やラマダンマン&アップルブリム(RAMADANMAN & APPLEBLIM)の「Justify RMX」だ。また、ジョイ・オービジョン(JOY ORBISON)などのUKガラージから派生したポスト・ガラージ・アンセムの「Hyph Mngo」やアントールド(UNTOLD)による「Gonna Work Out Fine EP」のようなミニマルの静寂性とUKガラージの高揚感を混合し、効果的にハイブリッドさせたまったく新しいサウンドも生み出された。マーラ(MALA)の〈DEEP MEDI MUSIK〉からは美しくも繊細なシルキー(SILKIE)の『City Limits Vol.1』がアーバン・アートコア・ダブステップとしての歴史的傑作となった。

 ダブ・カルチャー/ジャングル・シーンにおいての聖地ブリストルでもダブステップは発展を遂げている。ロブ・スミスがRSD名義で『Good Energy』(PUNCH DRUNK)をリリース。ピンチ(PINCH)が自身のレーベル〈TECTONIC〉から発表した『Tectonic Plates Volume 2』も話題となった。フライング・ロータス、マーティン、2562......はたまたスクリームやベンガといったメインストリームの怪人たちや、ブリストルのウォブリー・マスターであるジョーカー(JOKER)、あるいはベルリンのミニマル・レーベル〈OSTGUTーTON〉のシェド(SHED)といった幅広いメンツが参加している。そして〈PUNCH DRUN〉を主宰するペヴァーレリスト(PEVERELIST)が満を持して1stアルバム『Jarvik Mindstate』を発表。スライトリー・ダブとしての観点からきらびやかなコズミック感覚やミニマル感覚を注入し、なんとも素晴らしい先品が誕生したものだ。

 ウォブリー・ダブステップに話を移そう。スクリームがドラムンベースのビック・レーベル〈DIGITAL SOUNDBOY〉から、まるでロブ・プレイフォードの2バッド・マイス、そう、〈MOVING SHADOW〉さながらの初期レイヴ・ジャングルなアーメン・ビートを用いた「Burning Up」をリリースしている。もちろんこれはダンス・アンセムとなった。いっぽう、ベンガは「Buzzin'」(TEMPA)をリリース、ウォブリー・アンセムとなり、その健在ぶりを知らしめた。この両雄の活躍がシーンの生気を確認させ、また、ふたりの底力をみせつけたとも言えるだろう。

 その両雄とも並ぶとも劣らない活躍を見せたのがブリストルのジョーカーだった。ミニストリー・オブ・サウンド主宰のレーベル〈DATA〉やメジャー・レーベルのリミックス・ワークを立て続けに発表したジョーカーには、今後も大注目である。そして、忘れてはならないのがコード9(KODE 9)の〈HYPER DUB〉からレーベル5周年を記念してリリースされた12インチのシリーズ「Hyperdub 5.1~5.5 EP」だ。その先進的サウンドは、縦横無尽に動き回るダブステップ本来の雑食感が詰まっている。いわばダンスフロア・シンフォニーとしてのオルタナティブ・ダブステップだ。

 2009年は、さまざまなドラムンベースのアーティストがダブステップへと転身した。数年前、その先駆けとなったのが、もともと〈RAM〉でリリースしていたサイバーステッパーのエディ・ウー(EDDY WOO)である。彼は現在、セヴン(SEVEN)名義でダブステップ・プロデューサーとして良質かつキャッチーなトラックで、フロアヒットを飛ばしている。他にも、自らドラムンベースのレーベル〈DEF COM〉を主宰し、ダークコア・ステッパーの区リプティック・マインズ(KRYPTIC MINDS)、アーメン・マスターであったブリーケイジ(BREAKAGE)、〈NON PLUS〉のインストラ:メンタル(INSTRA:MENTAL)らも、現在トライバル・ステップ・リーダーとして活路を見いだし、その存在意義を証明している。

 そして〈RAM〉からの大ヒット・アルバム『More Than Alot』も記憶に新しいドラムンベースのプロデューサーとしてはトップに君臨するチェイス&ステイタス(CHASE & STATUS)やネロ(NERO)が、ダブステップ・アンセムからリミックス・ワークまでをもこなし、なおかつビック・チューンを生み出せる数少ないマルチ・プロデューサーとして注目されている。

 UKレイブ・カルチャーの象徴であるドラムンベースの雑食性を見事に受け継ぎ、90年代初期から中期にかけてのレイヴ・ジャングルさながらの熱狂と凶暴性も兼ね備えた、まさに21世紀の代表的クラブ・カルチャー/ムーブメントに成長したダブステップ。先進的エレクトリックなプログラミング、他の追随を許さない圧倒的な雑食性を武器に、すべてを飲み込む貪欲さが他との類似性を拒み、柔軟な思考回路とともに歩む最先端サウンド。この先も予想不能なミステリアスに包み込まれた、誰も想像できない可能性に満ちた音楽性でもある。これが現在のダブステップのすべてだ。この魅惑的なリズムは音を変え続けていく。未来である明日にも、すぐに。

■DUBSTEP 2009

MARTYN/Great Lengths(3024)
2562/Unbalance(TECTONIC)
SHACKLETON/Three Eps(PERLON)
SCUBA/Aesaunic(HOT FLUSH)
RAMADANMAN & APPLEBLIM/Justify(APPLE PIPS)
ELEMENTAL/Messages From The Void(RUNTIME)
JOY ORBISON/Hyph Mngo(HOT FLUSH)
UNTOLD/Gonna Work Out Fine EP
PEVERELIST/Jarvik Mindstate(PUNCH DRUNK)
PINCH FEAT.YOLANDA/Get Up -RSD RMX-(TECTONIC)
SILKIE/City Limits(DEEP MEDI MUSIK)
INSTRA:MENTAL,BREAKAGE/Futurist,Late Night(NAKED LUNCH)
KRYPTIC MINDS/One Of Us(SWAMP 81)
SKREAM/Burning Up(DIGITAL SOUNDBOY)
V.A./Hyper Dub 5.1~5.5 EP(HYPER DUB)
BENGA/Buzzin'/One Million(TEMPA)
LEE PERRY WITH SAMIA FARAH vs KODE 9/Yellow Tongue(ON-U)

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■ベース・ミュージックにおける色気、UKファンキー

 ファンキーはUKガラージから派生し、変容を遂げたコンテンポラリー・ソウル・ダンス・ミュージックである。それはラテン、アフロビート、コンテンポラリー・R&Bを吸収したニュー・ガラージ・サウンドだ。この目覚ましい発展のフロントラインには、コード9が仕掛けた「Black Sun」がある。そして同じく〈HYPER DUB〉のフィメール・プロデューサー、クーリー・G(COOLY G)によるドリーミーかつムーディーなアトモスフェリックが心地よいトリッピーな「Narst/Love Dub」。この2枚がシーンの拡大に多大な貢献を果たすこととなる。

 新星ロスカ(ROSKA)による「Twc EP」のリリースも忘れがたい。彼はゼド・ビアス(ZED BIAS)の「Neighbourhood -ROSKA 2009 RMX-」の成功によってシーンの代表的なアーティストとしてすでに認知されている。そしてドネーオー(DONAE'O)がUKアーバンにおける至高のガラージ・アルバム『Party Hard』でUKファンキーとしてのデビューを飾った。さらにUKガラージ/2ステップ界のスター、MJコールがUKファンキーを本格化させるなど、フレッシュな話題が続いている。

 大御所のジンクがドラムンベースを離れて早数年が経過し、現在、"Crack House"と銘打ったモダン・アーバン・エレクトロ・ハウスの提唱者として各地での布教活動に勤しんでいる。タイトル名「Crack House EP」は、もともとは初期の〈BINGO BEATS〉のアーティストたちがトラック・メイクしていたハーフ・ステップ主体のベースライン・サウンド直系のもので、現在のクラブ・シーンのトレンドであるエレクトロ、フィジット・ハウス、ダブステップ、ブレイクスなどをハイブリッドにミクスチャーしたファンキーなダンス・ミュージックだ。ブレイクステップのテイストまで取り入れた4つ打ちのダンスフロア・アンセムとして、UKファンキー/ガラージ界から、さらに広くエレクトロのシーンにまでその名を轟かせているジンクはやはり生粋のベース・マスターであり、いつかまたドラムンベースに復帰することを願っている。

■UK FUNKY/CRACK HOUSE 2009

ZINC/Crack House EP(BINGO BASS)
FLORENCE & THE MACHINE/You Got The Love -JAMIE XX REWORK FT THE XX- (FLOXX)
COOLY G/Narst , Love Dub(HYPER DUB)
KODE 9/Black Sun(HYPER DUB)
ATTACCA PESANTE FT SHEA SOUL/Make It Funky For Me(DIGITAL SOUNDBOY)
ROSKA/Twc EP(ROSKA KICKS & SNARES)
V.A./Fantastic 4 EP(FANTASTIC 4)
ZED BIAS/Neighbourhood -ROSKA 2009 RMX-(SIDESTEPPER)
DONAE'O/Party Hard(MY-ISH)
MJ COLE FT.DIGGA/Gotta Have It -MJ'S FUNKY DUBB-(PROLIFIC)

Flashback 2009 - ele-king

DJはいまや渡り鳥のように全国をまわっている。吟遊詩人のように旅を続ける。まるでフウテンの寅さんのように列車に揺られている。ベテランDJの高橋透が、1年を回想する!

1976年からDJ活動をはじめ、1980年にNYへ移住、1981年に一時帰国、〈椿ハウス〉、〈玉椿〉、〈CLUB-D〉などの80年代を代表する箱のメインDJを務める。1985年にNYへ戻り、DJとして活動する。1989年に帰国。その後も芝浦〈GOLD〉でのレジデントをはじめ、数多くのクラブ、パーティに関わる。現在は宇川直宏、MOODMANと主催するディープ・ハウスパーティ〈GODFATER〉のひとりとして活躍。ミックスCDとして『GODFATHER 10th ANNIVERSARY SPECIAL MIX VOL.1』、また自身の半生を綴った著書『DJバカ一代』がある。

  有名アナログ店舗の相次ぐ閉店にはじまり、日本のクラブ・シーンを長年牽引してきた老舗クラブ〈YELLOW〉のクローズ、音楽専門誌やカルチャー誌の激減など、2008年から2009年にかけてクラブ・シーンを取り巻く環境が大きく変化し「この先この業は大丈夫なのか?」って考えさせられた年初めではありましたが、終わってみれば「さほど心配する必要がなかったのか」って、例年通り数多くのパーティーが各地で開催されていたし、仲間内でのいつも通りのパーティ談義やイヴェントの評判を直接聞いたりネットで見たりね。今年の後半にはメディアもクラブもアナログ店も来年に向けて活発な動きがあることも知り、例の「サイバーノリピー事件」を除いては少しもネガティヴな状況じゃないのかな、っていうのが実感です。

  2009年を振り返ると、個人的には長年行きたかった沖縄を初体験できたことがまず嬉しかった。呼んでくれた友人ミーパンやリュウジ君クルーに熱く迎えられ、数ヶ月前から仕込んでくれたという特設のダンスフロア、ブースの前に設えられた銀色に光り輝く鳥居には沖縄の熱いエネルギーを感じさせられた。他にも、広大な庄内平野の田んぼのなか、看板もネオンも何も無く営業を続ける知る人ぞ知る山形屈指のアンダーグラウンド・パーティ〈ハーモニー〉"も相変わらずコアなクラウドだった。瀬戸内海の荒波が打ち寄せるファンキーなロケーションで毎年お盆に開催される姫路〈彩音〉も忘れるわけにはいかない。GODFATHERとしては3年連続で出演、年々進化し続けている。そして......DJ WADAくんと行った群馬桐生〈レベル5〉が10周年というのははっきり言って驚かされた。坂田頑張ってるわ! GODFATHERで最多出場を果たしている博多〈デカダン・デラックス〉に至ってはなんと21周年! 凄いのひと言だ。博多のクラウドは今年もタフだったしね(ナベさん、西やんありがとう)。初登場させてもらった神戸〈トゥループカフェ〉も16周年、楽しくプレイさせていただきました。で、青山〈ループ〉が14周年(望っチャン、花チャン、スタッフ全員お疲れ様)。野田さんの実家〈のだや〉を皮切りに〈ラジシャン〉と〈フォー〉でスタートした静岡〈フォー〉の4周年では静岡パワーを見せられた感じ。五十嵐&海野くんお疲れさまでした。文田に行けなかったのは残念だったけれど! 

  とにかく2009年はレギュラー参加しているパーティやイヴェントのほか、初めて呼ばれるクラブやパーティも多くて、たくさんの人たちとの出会いやその地域のダンス・ミュージック・ファンに僕のプレイを体感してもらえたこと、音楽好きが集まる小さなバーからライヴ・ハウス・パーティまで数多くのダンス・ミュージック・ファンと素晴らしい時間を共有できたことが最高に楽しかったし、嬉しかった。もちろんすべてのパーティに全力投球してきたし、それが自分の使命であり、自分にとってもっとも幸せなことだなと今年関わったすべての人に感謝しています。

  ここ数年、新たに生まれた店が多いことや無事に○周年を迎える店も多く、日本のクラブ事情を見る限り、バブル期の派手さは無いけれど着実に新たなアンダーグラウンド領域に入ってきているような気がして、これからまた面白くなりそうな感があります。だいたい僕が虜になったダンス・ミュージックの世界はそんなに簡単に無くなるはずはないだろうし、ヨーロッパでもアメリカでも基本的にはメディア以外何も変わってないと思います。その証拠にダンス・ミュージックのデータ配信ビートポートなどはますます元気だし、それは配信される音楽の多様性を見てもうなずけるでしょう。

  だから僕はダンス・ミュージックの先行きに関して何の心配もしてないし、来年以降がますます楽しみになっているくらいですから。僕らができることはまだまだあるように思うし、チャレンジすることもいっぱいある気がして、ワクワクしていますね。宇川くん野田さんタッグが『エレキング』のネット配信をそろそろスタートする予定もあるし、JEYPEGの修平くんたちはネットラジオで面白いことやっているようだし、マンハッタン・レコードもネットでの動きを活発にすると聞いて、新たな時代に突入しているんじゃないかなって強く感じます。

  ずいぶん長いこと海外に出ていないなーって最近思うのですが、よく考えてみると、とくに行かなくても国内で満足させられているのかな~て、つまり昔ほど海外への憧れが無くなってしまったということです。海外が遠かった当時と比べ、ネットで海外と日本の時差が無くなった今日、当然と言えば当然でしょうが、何年か前から自分の感覚がディスカバージャパンになっていることも作用しているようです。歳かもしれませんが、たぶん70年代に憧れたアメリカや80年代に憧れたニューヨークより、現代は日本のほうが面白いことをやっているんじゃないかってね、もちろんダンス・ミュージックの配信ではヨーロッパものが俄然多く、音楽を通じてヨーロッパの活気を知ることはできますが、それでもそこへ行って滞在したいという気にあまりならないんですね。それよりも日本人として、日本のダンス・ミュージック文化を大事にしようと思うのです。僕にとっていまは日本がピッタリくるというか、居心地よくなっているのかもしれません。

  僕は日本の歴史が大好きで、これまでずいぶんと歴史小説を読みあさってきました。とくに史実に基づいた物語が好きで、なかでもお気に入りの作家は司馬遼太郎です。歴史小説を読んでみて日本の優れた歴史上の人物に出会う度に、日本人として生きるということに魅力を感じて、この二度と来ないいまという時代のなかで日本人のためになるオリジナルな生き方をしたいって考えるようになっているのです。生意気なことを言うようですが、これも歳のせいかも知れません。

  いずれにしてもダンス・ミュージックの世界は経済に関係なく、確実に前を向いているから2010年は2009年よりも必ず面白くなるはずだし、僕らひとりひとりがそうしなくてはいけないって思っています。踊るという行為は、人類が誕生したはるか昔から受け継がれて来た尊い文化で、お祝いごとや悲しい出来事が起こる度に人間は踊ることで喜びを分かち合い、悲しみを発散してきたんです。僕らの時代になって、サブカルチャーとしてディスコが流行し、若者の心を捉えていまに至っていますが、これは世界的な潮流でもあるし、僕らにとって重要な文化なんです。僕はDJという職業に出会えたことは本当に幸せだと思っています。なぜならば皆がハッピーになれる時間を作り出せる側にいるからです。踊らせること、楽しませることが何よりも好きだからなんです。

  真剣にこの文化に取り組んでいる側からすれば、ノリピー事件は怒って当たり前の残念な出来事で、一般社会から見れば同じに見えるかもしれませんが明らかに異なる文化を作り出してきているはずです、それももう何年ものあいだです、でも世界には、黒服とV.I.Pと軟派がセットになったお金の匂いがするキラキラしたディスコ文化というのが僕らの世界と平行してずうっとあるし、そこへ集う人たちも多いという事実もあります。言ってみればそれもひとつのディスコ文化と言えるから比較はできませんが、心情的には一緒にしてほしくないわけです。

  ちょっと横道にそれましたが、2009年全般を考えると、クラブ・シーンにとっては過渡期だったと思います。各地のクラブにとっても厳しい年であった事は否めませんが、それでも僕らと同じようにダンス・ミュージック文化が大好きな人たちがこの日本には多いという事実がこの1年で確認できたし、実感しました。2010年も楽しみましょう。

Top 20 of 2009 by Toru Takahashi

1 Sharam / She Came Along feat Kid Cudi -Sharams Ecstasy Of Ibiza Mix- (DCI)
2 Destination Danger / Du Rififi Au Katanga(Circus Company)
3 Argy / What Time Is It (These Days)
4 Jona / Freefall (Resopal Schallware)
5 Fuse / Dimension Intrusion -Layo Bushwacka Fuze Remix-(Plus 8 Records)
6 Crash Course In Science / Flying Turns(From Jupiter)
7 Danny Fiddo、Affkt / P oints -Mathias Kadens Chalet De Verano Remix-(Barraca Music)
8 Will Saul_Tam Cooper / Where Is It ? feat Ursula Rucker -Lazersonic Remix-(Simple records)
9 Marc Houle / Single Cell -Original Mix- (Minas)
10 Luna City Express / Diamonds Pearls(Moon Harbour Recordings)
11 Guy J / Ballroom Sians Vernacular Mask Remix (Bed Rock Records)
12 dOP / The Dust -dOP Mix-(Enliven Music)
13 Collabs, Chris Liebing, Speedy J / Magnit Express feat Speedy J & Chris Liebing (Electric delaxe)
14 Michel Cleis / La Mezcla feat Toto La Momposina (Strictly Rhythm)
15 EP1 B2 / Hauntologists (Hauntologists )
16 Mirko Loko / Tahktok (Cadenza)
17 Seth Troxler / Panic Stop Repeat ! ( Spaxtral Sound)
18 Alexi Delano / Adjust the Frequency (Clink)
19 LosUpdates,RicardoVillalobos / Driving Nowhere_Audio George Remix(Nise Cat Records)
20 Michael Jackson / Heal The World

CHART by MarginalRecords 2009.12 - ele-king

Shop Chart


1

Delano Smith & Norm Tally

Delano Smith & Norm Tally Untitled Sushitech / GER / »COMMENT GET MUSIC
LTD. 300!いまやベルリンでも引っ張りだこだというデトロイトのDelano SmithとCassyも大ファンだというNorm Talley、2人によるスペシャルなスプリット10インチ。渋く枯れたフレーズと、粗いリズム打ちがクールなDelano、そして煙たいサックス吹きとファンキーなクラップ、低いバスドラがめちゃ黒くて格好良いNorm、どちらも最高の出来映え。おすすめです。

2

Lee Jones

Lee Jones Yoyo EP Cityfox / GER / »COMMENT GET MUSIC
Villalobos play!MyMyなどで活躍するLee Jonesが、スイスのCityfox4枚目に登場。単なるジャズサンプルをはめただけではない、より有機的なグルーヴを獲得した本気ジャズ・トラック。ジャズ要素控え目のB2も、渋いベースグルーヴで引っ張る構成がめちゃ格好良い。

3

Moritz Piske

Moritz Piske Real One, Daniel Kampf, Remixes/Roberto Rodriguez Rmxs Opossum / GER / »COMMENT GET MUSIC
当店でも大好評だったMoritz Piske [Real One]のリミックス盤が到着!リミキサーにはベルリン出身のニューカマーDaniel KamfとRoberto Rodriguez。共にオリジナルのパーツをしっかり活かしつつ、よりファンキーなクラブトラックに仕立て上げた、ナイス・リワーク。

4

Frozen Border

Frozen Border Frozen Border 004 Frozen Border / UK / »COMMENT GET MUSIC
どうやら地下UK発だという噂の(しかし音はベルリンよりもベルリンらしい)Frozen Borderシリーズ4枚目。このレーベルらしい、ストイックでタフなムードが濃厚に刻まれた2トラック。A1の非4/4リズムのトラックがド渋!今回も300枚限定らしいので、おはやめに。

5

Makam

Makam The Hague Soul Soweso / GER / »COMMENT GET MUSIC
2009 HIT !!!! ヨーロッパのシーン全域に浸透したとも言えるディープハウス回帰志向を決定づけた2009年の重要作のひとつ。ラフエッジなドラム打ちに柔らかく黒いベースライン、ミニマルな構成が格好良い。リミックスにはArea RemoteのKabale Und Liebe&Lauhausが参加。

6

Kez Ym

Kez Ym Butterfly Ep Yore / GER / »COMMENT GET MUSIC
Cassyも自身の最新MIX CDに収録するほど気に入っているという、Kez Ym aka ヤマグチ・カズキによる2作目!Alton Millerあたりを彷彿とさせる、かなり渋好みなデトロイト・ハウス。音色のセンスの良さも並外れたものを感じさせます。

7

Ghosts On Tape

Ghosts On Tape Predator Mode Wireblock / UK / »COMMENT GET MUSIC
今回も当たり!ファンマスト!のWireblockレーベルからこれまた泣き!のセンチメンタルなシンセメロディーが交差するエレクトロの登場!さらにFunky の使い手としてシーンで引っ張りダコのROSKA が立体パーカッションを響かせるヒプノティックなFunky REMIXを披露!B1のど変態な支離滅裂ミッドテンポ・トラックも非常に貴重なマージナル感を墳出しております。おもしろいですねぇ?。

8

Baobinga & I.D

Baobinga & I.D Tongue Riddim Build / UK / »COMMENT GET MUSIC
ブレイクス?ブレイクステップの職人コンビが今度はFunky に挑戦!これが大当たり!ブレイクステップでしかと学んだ絶妙のシャッフル感をまんまFunky に応用したグルーヴィーでカッコイイ"FunkyStep"ともいうべき新たな切り口の作品をドロップ!さらに本家ROSKA による何とも奇怪な南米クンビア風味な曲調のREMIXも収録!今回は完全にベテランの凄みを見せつけられた感じでしょうか。必聴!

9

SHUT UP AND DANCE

SHUT UP AND DANCE HOW THE EAST WAS WON SHUT UP AND DANCE / UK / »COMMENT GET MUSIC
UKブレイクビーツ?ベースミュージックの歴史そのものSHUT UP AND DANCE がついにここにきて89年から始まり、今日この日2009年までの恐ろしく長いキャリアの集大成として今ここにベスト盤をリリース!初期のブレイクビーツ曲から、ハードコアレイヴ、ブレイクス、ブレイクステップとUKベースミュージック界で別格とされてきた個性豊かな楽曲群を是非聴いて頂きたい。当時を知らない世代にはなおさら新たなヒントがあるかも。

10

Lucio De Rimanez

Lucio De Rimanez Crash Bang Wallop / Rising Of Rhinos Future Sickness Records / UK / »COMMENT GET MUSIC
ハードコア・ドラムンベース・シーンの鬼子Future Sicknessの第8弾、ロシア出身のLucio De Rimanezの新作は、DonnyもCurrent Valueも上等、といわんばかりの超・変態系!!ホントに半端なく"キ"印です!!! スノッブ気取りの音楽マニア諸氏、「北欧のブラック・メタルがどーたら」なんて賞味期限切れの講釈はもういいから、早くこの辺のヤバさに気づいてくれ!!

chart by warszawa 2009.12 - ele-king

Shop Chart


1

Real Estate

Real Estate s/t Woodsist / US / 2009/11/17 »COMMENT GET MUSIC
遂にアルバムが出ました! ニュー・ジャージーの4人組、Real EstateがWoodsistから満を持してのフル・リリース!バンド・メンバージハ、DucktailsのMatthew Mondanileも在籍。ソングライター兼ギタリストのMartin Courtneyの書く歌は実に趣が深い。ローファイなテイストに暖かみのある歌が非常に素晴らしく、それらを飾る他のリズム・セクションも緩やかなサウンドで、優しい雰囲気に包み込まれます。シーンの重鎮、Woodsに次ぐ逸材です!

2

V.A

V.A My Estrogen Not Not Fun / US / 2009/11/30 »COMMENT GET MUSIC
盛り上がって来ているところでカタログ150番を記念してか、Not Not Funから初のコンピレーションの登場です。不親切なインフォメーションで、ジャケットを見ただけじゃ、誰が参加してるのかも分からない。笑 しかも、実はこのコンピは女性アーティストを集めたものなんですね。ってことで、内容はZola Jesus, Pocahaunted, Inca Ore, US Girls, Talk Nomalなど、今をときめくアヴァン・ガールズが大集結!

3

Radian

Radian Chimeric Thrill Jockey / US / 2009/11/10 »COMMENT GET MUSIC
前作『Jaxtaposition』から4年振りとなる新作です。しばらくのブレイクの間、新たなステップに進む為にバンドとその音楽のコンセプトについて再考し、製作におけるプロセスを構築し完成させられたという本作は、これまでの作品のようにしっかりとしたフォームで構築された洗練されたアルバムではありません。生々しく破壊的で、時にはダークでさえあります。コントロールすることと、コントロールを失うことがたくさんあり、ある意味、これまでの作品に比べて自由で、様々なパーツと様々な色が時間軸に沿って現れる、予測不可能な作品となっております。

4

Black To Comm

Black To Comm Alphabet 1968 Type / UK / 2009/11/2 »COMMENT GET MUSIC
DekorderのオーナーであるBlack To CommがTypeからは初となるリリース。テープ・ループ、ヴィンテージ・オルガン、ファウンド・サウンドを用いたオーガニック・ドローンのパイオニアとして知られる彼ですが、本作では彼がこれまで製作してきたようなエピックなドローンから離れ、より'クラシック'な何かに対する意図が感じられる仕上がりとなりました。ワールド・ミュージック、テクノ、ノイズ、アヴァンギャルド、アンビエント、そしてエキゾチカといった彼のレコード・コレクションから集めたループとホーム・メイド・オルガン、小さなインストゥルメンツを組み合わせ。

5

Ben Frost

Ben Frost By The Throat Bedroom Community / ICE / 2009/11/9 »COMMENT GET MUSIC
2007年のデビュー作が各メディアに絶賛された、レイキャビクのBen Frostによる2ndです。Bjork, Coco Rosie, Bonnie 'Prince'Billyの作品を手がけるValgeir Sigurdssonをプロデュースに迎え、ゲストにはSigur Ros作品でおなじみAmiina, Arcade FireのJeremy Gara, スエディッシュ・メタル集団Crowpath、そしてNico Muhlyをが参加した本作。ソリッドなメタルの要素と、幽玄なエレクトロニクス、ピュアな人間の息づかいよる、ハーモニーやメロディーといった音楽的な言語を離れ、音楽的でないサウンドを音楽的なファブリックに織り込んだ、ミュージック・コンクレートの域にも踏み込んだアンビエント・ドローン作品。

6

Apse

Apse Climb Up ATP Recordings / UK / 2009/11/23 »COMMENT GET MUSIC
デビュー・アルバム『Spirit』のリリースから4年、マサチューセッツを拠点とするバンド、Apseの2ndアルバムが登場です。全体的にダークな雰囲気であった前作とは全く異なり、グルーヴ感が増し、エレクトロニクスの多用とモダン、クラシカル、両方の幅広いインストゥルメンツの使用、声とメロディーにより重きをおいた、暗闇から抜け出し、光のさす世界へと辿り着いたかのような、シネマティックなサウンド・スケープを描くスペース・ロック?アート・ロック。

7

Starving Weirdos

Starving Weirdos Path Of Lighting Weird Forest / US / 2009/11/2 »COMMENT GET MUSIC
現在のアヴァン・フォーク/ドローン・シーンの重要バンドになりつつある、Starving Weirdosのアルバムが2作品当時にWeird Forestからリリース!有機的なソースから分厚いドローンと刺激的な解体された音とループ、レイヤーなどは、コレまで以上にクリアーな音を生み出し、フィールドレコーディングなども巧みなエディットで混ぜ、曲の構成も変化に富み飽きがこない。この2枚のアルバムはアヴァン/ドローンな作品全体から見ても高いレベルのクオリティーです。

8

Noveller/Aidan Baker

Noveller/Aidan Baker Colorful Disturbances Divorce / CAN / 2009/11/16 »COMMENT GET MUSIC
adjaのAidan Bakerと、ブルックリンの女性マルチメディア・アーティストで、Rhys Chathamのギター集団でも参加する、Novellerによるスプリット作品です。Aidan Bakerはドローン、テクスチャー、弦楽器をミックスした、永遠に後方へと落ちていくような、長編アンビエンス・ドローン作品を構築。Noveller は、ツインギターによる、ヒプノティックな力がゆっくりと上昇していく、美しく儚い音に包まれている心地の作品を構築しています。

9

Talk Normal

Talk Normal Sugarland Rare Book Room / US / 2009/11/10 »COMMENT GET MUSIC
Not Not Funのコンピにも収録される、Andrya AmbroとSarah Registerによるブルックリンの女性デュオ、Talk Normalによる作品。ノイジーなシグナル・コールと、けたたましく鳴り響くサイレン音、そしてアナーキーなヴォーカルをフィーチャーした、ポストパンクとアヴァン・サイケを融合させたようなカオティックでスペイシーな世界を構築しています。

10

The Green Kingdom

The Green Kingdom Twig and Twins Own Records / LUX / 2009/11/18 »COMMENT GET MUSIC
ミシガン在住 The Green Kingdom のデビューアルバム。独学で楽器を始め、次第にデジタルによる楽曲制作に移行したという彼は、グラフィク・デザイナーでもあり、本作でもその卓越したデザインスキルを発揮。精密に構成された曲に、アコースティック、エレクトロニクス、サンプリングにノイズ、フィールドレコーディングスをバランス良く配置して、繊細なサウンドスケープを作り上げています。メロディーを重視した温かくて心地よい曲の数々は、ノスタルジックな白昼夢のよう。マスタリングを手がけた Taylor Deupee の手腕が光る、アコースティックとエレクトロニクスのバランス感が際立つ秀作。

Shop Chart


1

MOODYMANC

MOODYMANC Omlette DESSOUS / GER / 2009/12/8 »COMMENT GET MUSIC
2009年はこの"DESSOUS"や"TSUBA"から、上質のDJ用HOUSE TRACKをリリースしたMOODYMANC。師走になって届けられたこちらは、初期の土臭いGROOVEからは距離を取ったDEEP TECH HOUSE。"FREERANGE"、"DRUMPOET COMMUNITY"といった次世代HOUSEレーベルで活動するDPLAYによる、ソリッドさを加味したREMIXも収録。

2

SEBO K

SEBO K Spirits MOBILEE / GER / 2009/12/8 »COMMENT GET MUSIC
MIX CD「WATERGATE」でDJとしての実力もアピールしたベルリンの実力者、SEBO K。依然高い質と豊富なリリース量に支えられている老舗レーベル「MOBILEE」から。A面は、ヌケのいいTECH HOUSEにアフロ・パーカッションが転がる、密林生い茂るMIX。B面は最近あまりなかったピアノとストリングス使いのエレガントでアップテンポなMIX。おしゃれピアノ好きは必聴!!!

3

GUISEPPE CENNAMO

GUISEPPE CENNAMO El Gitano Part.2 MONIQUE SPECIALE / CAN / 2009/12/8 »COMMENT GET MUSIC
2000 AND ONE REMIX!!! カナダ発配信系のレーベル"MONIQUE MUSIQUE"が、気合を入れてプレスしてきた一枚。モチのロンで、2000 AND ONE REMIXがイチオシ!!! ドンシャリとしたHARDなHOUSEビートと、ミニマルなフレーズで押し込みまくるピークタイム仕様のREMIX。DJ WILDのREMIXも、独特のBEATと縦笛ネタのMIXで盛り上がりスタイル。

4

WHITEMAN

WHITEMAN Stop Crying Bruno U.D. / ITA / 2009/12/8 »COMMENT GET MUSIC
意外に侮れない、南ヨーロッパのダンス・ミュージック・ポイント、イタリアから届いたミステリアス10inch。詳細不明で片面プレスのアンダーグラウンド・スタイルですが、内容も良好です。初期CHICAGOライクなトラックと黒いベースラインの上で、ファンキーでアッパーな男性VOCALが歌うパーカッション・ディスコ!!! 80'S頭のNY系アングラディスコのような香り。CHECK IT!!!

5

V.A.(MARTIN BUTTRICH,TINI,GUTI...)

V.A.(MARTIN BUTTRICH,TINI,GUTI...) Desolat X-Sampler DESOLAT / GER / 2009/12/8 »COMMENT GET MUSIC
LOCO DICE主催「DESOLAT」が送る極上コンピ!!! LOCO DICEや、MARTIN BUTTRICH、先日WパックをドロップしたGUTI、ルーマニアの若手LIVIO & ROBYなどが参加。全曲使えるのは勿論、PLANET EからもリリースするMARTIN BUTTRICHによる独特な音色使いが光るトラックと、LOCO DICEのトラックが頭抜けてます。

6

JEFF MILLS

JEFF MILLS Defender AXIS / US / 2009/12/2 »COMMENT GET MUSIC
WIRE09で眼にすることができた、宇宙からの衛星生中継パフォーマンス。約3年ぶりに確認された"宇宙人"の姿は紛れもないJEFF MILLSそのものでした。この"THE DEFENDER"には、その来日時にプレイされた楽曲も収録。フロア全体が見渡せるほどの明るさのなかで鳴り響いた"宇宙からの交信音"は、現在のシーンでも異端にして異質、完璧なオリジナリティです。

7

RISING SUN

RISING SUN Sun Dance REAL SOON / UK / 2009/12/1 »COMMENT GET MUSIC
REMIXED BY SVEN WEISEMANN!!!! ご存知"HARDWAX"が送るWORKSHOPの5番に参加したRISING SUNのデビュー12inch。質の高いBEATDOWNスタイルのハウスを披露していますが、絶好調SVEN WEISEMANNによるREMIXが良すぎ!!! 自身によるピアノとパーカッションをささやかに取り込んだ、「モダーン・ディープ・ダブ」MIX。

8

REVENGE

REVENGE Leave Your Mind MULE MUSIQ / JPN / 2009/12/1 »COMMENT GET MUSIC
MARK EとREVENGE。この二人だけは、押さえておかないといけません。CRAIG SMITHとのユニット"6TH BROUGH PROJECT"でも、独自のディスコ再解釈で絶好調ですが、ソロ名義でもハズレがありません。「MULE MUSIQ」からの本作は、まるでPRYDAのようなメロディー展開をNU DISCOでやってしまったようなDISCO BOOGIE!!!

9

BRENDON MOELLER

BRENDON MOELLER Juice MULE ELECTRONIC / JPN / 2009/11/25 »COMMENT GET MUSIC
特上メランコリック・ダブ・トラック!!! BEAT PHARMACYこと、BRENDON MOELLERがMULE ELECTRONICからリリースした一枚。リリース量は減らずに、クオリティは一定をキープしている彼の中でも、特に素晴らしいのがA-1"JUICE"。メロウなコード展開と彼らしいDUBの妙味を利かせたエレクトリック・サウンド。ビートメイキング術もハイパー・クオリティー!!!

10

STL

STL Silent State SMALLVILLE / GER / 2009/5/15 »COMMENT GET MUSIC
2009年アンダーグラウンド・ヒット!!! 「SOMETHING」レーベルで、独自路線を歩むSTLがMOVE Dの「SMALLVILLE」からリリースした12inch。A-1"SILENT STATE"です。シンプルな四つ打ちと浮遊感のあるシンセは各所で使われまくりました。STEVE BUG「LAB 02」やCASSY「IN THE MIX」にも収録。間違いないです。

DISCSHOPZERO 2009.12 - ele-king

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1

PINCH ft YOLANDA GET UP [TECTONIC / UK / 2009.11.30] »COMMENT GET MUSIC
2007発表のアルバム収録曲を、RSD、GUIDO、JACK SPARROW、LVがリミックス。王道のステッパーズなノリのビートから、GRACE JONESなニューウェイヴ・ダブ調まで、各人の個性が発揮された仕上がり。PVを作ったり、ダブステップとしては異例のオリジナルから2年経ってのリリースでも全く古く感じないの楽曲も見事だし、CDEPとしてリリースするあたりにも気概を感じる。

2

PEVERELIST JARVIK MINDSTATE [PUNCH DRUNK / UK / 2009.12.04] »COMMENT GET MUSIC
PINCHと共にブリストルのダブステップ・シーンを作り上げ、その震源地とも言えるレコード・ショップ、さらにはレーベルも運営する重要人物の満を持してのアルバム。収録曲「Yesterday I saw The Future」がジャングルとダブステップを繋ぐように、過去に聴いた音の記憶を呼び起こしながら、全く新しい感覚を聴かせてくれる、正直いまははっきりと対象化することはできない"その先の音"を感じる作品。

3

ELEMENTAL MESSAGE FROM THE VOID [RUNTIME / UK / 2009.11.24] »COMMENT GET MUSIC
02年からリリースを続けるプロデューサー。アシッド・ハウスとデトロイト・テクノとレイヴィなジャングル、アフロなトライバル・リズムの融合......という、最近ではUNTOLDが先んじている未来への扉を、よりベース重視で展開している意欲作。CD1で耳を更新させられてからCD2収録の過去曲(02~09年作)を聴くと、これがまたあり得ないくらいに新鮮に聴こえるから不思議。

4

SA BAT' MACHINES NO MONEY / VALIUM GITANS [KIOSK / FR / 2009.11.17] »COMMENT GET MUSIC
フレンチなムードにブラジリアンなサウダージのムードが混ざりつつ、ヘヴィでグルーヴィなダブステップ・ビートでドライヴするA面。スカにも通じる裏打ちと哀愁のフィドルを使った導入部から始まり、ウォブリーなベースと大太鼓のように打つキックが生むズンドコなノリも◎なジプシー・ダブステップB面。

5

unknown THE DAWN [SETH / FR / 2009.11.30] »COMMENT GET MUSIC
あるシーンの変革のときには必ず作られているような気がする、NINA SIMONE「FEELIN' GOOD」のダブステップ・リフィックス。魔力を持った歌声とインナーなサウンドのグルーヴがバッチリと噛み合った名ヴァージョン。

6

RUSKO COCKNEY THUG (BURAKA SOM SISTEMA REMIX) [SUBSOLDIERS / UK / 2009.12.05] »COMMENT GET MUSIC
フロアを狂熱の渦に巻き込んだ大キラー・チューンを、クドゥロの人気アーティストがリミックスした片面プレスの限定盤

7

HELIXIR CONVULTIONS / LET ME DRIVE NOW [7EVEN RECRDINGS / FR / 2009.12.02] »COMMENT GET MUSIC
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8

KROMESTAR HEAD NO GOOD / INSIDE [DUBSTAR / UK / 2009.11.30] »COMMENT GET MUSIC
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9

SOOM T DIRTY MONEY EP [JAHTRI / GE / 2009.12.05] »COMMENT GET MUSIC
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10

QUARTA330 / LV HYPERDUB 5.3 EP [HYPERDUB / UK / 2009.11.24] »COMMENT GET MUSIC

CHART by TECHNIQUE 2009.12 - ele-king

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1

ALTZ

ALTZ GET IT DOWN EP Altzmusica/JAPAN / »COMMENT GET MUSIC
Bear Funk、DFA等世界各国のレーベルからのリリースや、「Roland P Young / Isophonic Boogie Woogie」のリコンストラクト・アルバムの制作、「Cro-Magnon / 逆襲のテーマ」のリミックス等、見逃せない活動を続ける、日本が世界に誇るアンダーグラウンド・ヒーローAltzが自身のレーベルAltzmusicaをスタート。記念すべき第1弾は、Altz自身による新曲3トラックを収録!!

2

HOUSE OF HOUSE

HOUSE OF HOUSE RUSHING TO PARADISE (WALKIN' THESE STREETS) House Of House/US / »COMMENT GET MUSIC
DJ Harveyリミーックス!Still Goingの片割れOlivier SpencerとSaheer UmarによるユニットHouse Of Houseが、Quiet Villageのリリースでも知られるカルト・レーベルWhatever We Want Recordsに残した名曲「Rushing To Paradise (Walkin' These Streets)」が、ニュー・リミックスを加えて再登場。

3

THE COUNT & SINDEN

THE COUNT & SINDEN STRANGE THINGS Domino/UK / »COMMENT GET MUSIC
「Beeper」の爆発的ヒットでもお馴染みの、Herveの変名プロジェクトThe Countと、Sindenの最強コンビによる待望の新作がホーム・レーベルのDominoより遂に到着。今回は、な、な、なんとJohn Holtによるレゲエの名曲「Strange Things」がネタとして使用された激ヤバな1枚です。

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MANOLO

MANOLO LOSE MYSELF Delusions Of Grandeur/UK / »COMMENT GET MUSIC
UKの新鋭ハウス・レーベルDelusions Of Grandeurからの待望の第6弾シングルが到着!!今回はFuture Beat Investigatorsのメンバーとしても知られるヘルシンキのプロデューサーRoberto RodriguezによるプロジェクトManoloによる1枚。LucanoのCadenzaなどでも活躍の三人組Wareikaによるリミックスを収録。

5

CARLO LIO

CARLO LIO BREAKFAST IN BAG Quartz Music/France / 2009/12/7 »COMMENT GET MUSIC
躍進する鬼才Paul RitchがスタートしたレーベルQuartz Musicの最新作は、Rawthenticや4Kenzo、PBR Recordingsなどで活躍のカナダの新鋭Carlo Lioによるニュー・シングルがリリース。100% PureやIntacto Recordsなどで大人気のAnton Pieeteによるリミックス収録。

6

LOSOUL

LOSOUL CARE REMIXE PT. 1 Playhouse/Germany / 2009/12/7 »COMMENT GET MUSIC
ここ最近積極的な活動を再開しているジャーマン・テックハウス・シーンの草分けLOSOULが、古巣のPlayhouseレーベルからりりーすしたヒットアルバム「CARE」のリミックス・シングル。リミキサーにはデトロイト・テクノ・シーンのMike Huckabyと、あのMusic For FreaksのLuke Solomonをフィーチャー。

7

MOEBIUS-PLANK-NEUMEIER

MOEBIUS-PLANK-NEUMEIER ZERO SET Sky/Germany / »COMMENT GET MUSIC
大名盤!あのジャーマン・テクノ、クラウト・ロック、最近はディスコ・ダブ方面にまで再評価高まる歴史的大傑作MOEBIUS-PLANK-NEUMEIERによる「ZERO SET」が再入荷。Ricardo VillalobosからKen Ishiiまでもが愛すドイツのエレクトロニック・ミュージックの最高傑作の一枚。

8

JEFF MILLS

JEFF MILLS THE DEFENDER Axis/US / 2009/12/2 »COMMENT GET MUSIC
限定プレスもの!おなじみJEFF MILLSが、超限定シリーズ「The Drummer」が話題を呼ぶ中、自身のレーベルAXISから新作のリリース。『ロボットと人類』、失われがちな 『伝統や長年培われてきた価値感』と言った、発展するテクノロジーと、共存する人間の進化の在り方を問う、「The Good Robot」シリーズの続編となる、そのタイトルは「 The Defender 」。

9

BARBARA & JOHN THOMAS

BARBARA & JOHN THOMAS THE UNLIMITED EXPERIENCE REMIXED Ethique/France / 2009/12/13 »COMMENT GET MUSIC
あのTechnasiaのレーベルEthique Recordingsから、中心アーティストのJohn ThomasとBarbara Goesによるニュー・コラボレーション・シングルが登場。今年リリースされたヒット・アルバム「THE UNLIMITED EXPERIENCE」からのリミックス・シングル・カット。奇才Jens Zimmermann、Tom Ellis、Arkリミックス収録。

10

MODESTE

MODESTE A MOUNTAIN OF CONVENIENCE Sthlmaudio/Switzerland / 2009/12/4 »COMMENT GET MUSIC
スイスのAgnesによる先鋭ディープ・ハウス・レーベルとしてDJに高い人気を誇るSthlmaudio Recordingsから、レーベルのボスAgnesの変名Modesteによる全編アンビエントで構成されたデビュー・アルバムがリリース!!!

CHART by JAPONICA 2009.12 - ele-king

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KINGDOM☆AFROCKS

KINGDOM☆AFROCKS イチカバチカーノ JAPONICA / JPN / 2009.12.15 »COMMENT GET MUSIC
ライブハウス/クラブ?野外フェスまで数多くのイベントに出演、その熱いライブパフォーマンスが全国のダンスミュージック・フリークスの間で注目を集め、あのアフロ界の重鎮トニー・アレンも太鼓判を押す日本最強アフロバンド、キングダム☆アフロックス待望のファースト・シングル!京都発BASED ON KYOTOのプロデューサーDAICHIによるリミックスも収録!

2

aMadoo

aMadoo Abstract Ital Rhythm - / JPN / 2009.12.2 »COMMENT GET MUSIC
関西を中心に活動する京阪神混血オーガニック・インストゥルメンタル・ユニットaMadooによる新たなライブ音源が到着。以前リリースされ話題を集めたライブ盤"Tayu-Tau"と同じく、aMadooにとってホームとも言える京都の奥座敷的アートスペース"Battering Ram"でのライブをCD化!今年6月、自身らで主催したパーティー『Abstract Ital Rhythm (A.I.R)』での演奏を収録。

3

KND

KND LIVE OUTPUT JAPONICA / JPN / 2009.12.2 »COMMENT GET MUSIC
DJ KENSEI、井上薫、GoRoとのユニットFinal Drop、結成16年目に突入した京都のカリスマ・バンドSOFT、そして京阪神混血オーガニック・インストゥルメンタル・ユニットaMadooのメンバーとして活躍する関西アンダーグランド・シーンの大本命、KND(SOFT/aMadoo)による初のソロ・ライブ音源!

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YOLANDA

YOLANDA AFRO RAT/AFRO SALAD SEX TAGS AMFIBIA / GER / 2009.11.29 »COMMENT GET MUSIC
北欧のド変態レーベルSex Tags Amfibiaより、ノルウェー発オブスキュア・ファンクバンドYOLANDAによる激ヤバ・サイケ・アフロ・トラックが到着!パーカッションの軽やかな鳴りとサイケデリックなギターの音色を軸に展開させた脱力アフロ・サイケ"Afro Rat"、ダビーなギターの音色とコズミック・スペイシーなSEを響かせた"Afro Sakad"と、ともに70年代のプログレッシブ・サウンドを彷彿とさせるような仕上がり!

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V.A.

V.A. ORIGINALS VOL.4 CLAREMONT 56 / UK / 2009.11.17 »COMMENT GET MUSIC
PAUL MURPHYことMUDDが主宰するバレアリック・ディスコ人気レーベルCLAREMONT56より、同レーベルの大人気コンピレーション・シリーズ第4弾が到着!ロンドンのクラブ・シーンで長きに渡りDJとして活躍するMatthew Burgess & JolyonGreenによる本作は、バレアリック、オブスキュア・ロック、ディスコ、ハウス・クラシック等々時代を越えた名作の数々が幅広くコンパイルされた傑作コンピ!

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SAVAS PASCALIDIS

SAVAS PASCALIDIS THE FINAL PHASE SWEATSHOP / GER / 2009.12.6 »COMMENT GET MUSIC
LEN FAKI主宰のFIGUREや、GIGOLO、LASERGUNといった人気レーベルよりリリースするべテラン、SAVAS PASCALIDISのスマッシュ・ヒット作を最凶アシッド・ハウサーABE DUQUEがリミックスした注目作!鳴り響くサイレンシンセにアシッディなエレクトロ・シンセ、パンピン・トラック、ダークネスなポエトリーを絡めたインパクト絶大の高濃度アシッド・ハウスを展開!

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COTTAM

COTTAM COTTAM 3 COTTAM / UK / 2009.11.17 »COMMENT GET MUSIC
相変わらずのボトムへヴィなビートにヴォイス・サンプルとウワネタのエフェクト処理具合が高揚感抜群のビートダウン・トラックのA面、軽快なギターリフとアフロ・テイストな尖ったビートにヴォーカル・サンプルをダブ処理で巧みにトばしながらビルドアップしていくB面、共に HIPHOP?CROSSOVER?HOUSEファンまでをも射止める絶品2トラック収録!今作もやっぱりハズシなしで最高!内容抜群&極少量限定プレス!

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SE62

SE62 WALL RIDE HOMETAPING IS KILLING MUSIC / UK / 2009.12.3 »COMMENT GET MUSIC
ファットなビートが淡いウワネタ・サンプルに包まれながらビルドアップしていくレアグルーヴ感溢れるブギー・ディスコ・トラック"WALL  RIDE(EDDIE CREMIX)"は後半にかけてのAQUARIAN DREAM/YOU'RE A STAR"ネタの温かいジャジーなリフで高揚感をグっと際立てる好ナンバー!B面"THE TAPE"はKDJ、THEOPARRISHにも通じる透明感のあるローズ・コードと共にグルーヴィなビートの打ち込みが進行する絶品ビートダウン・グルーヴ!

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SAN SODA / RAOUL LAMBERT

SAN SODA / RAOUL LAMBERT BLUE EP WE PLAY HOUSE / BEL / 2009.12.8 »COMMENT GET MUSIC
ヒップホップをルーツに持ちKDJ、THEO PARRISHに多大な影響を受けたというSANSODAによる"KAIZEN"はREVEVGE、MARK Eらにも引けを取らない絶妙なウワネタ・ループとボトムへヴィなビートで迫る絶品ビートダウン!そしてRAOUL LAMBERTによる" 3 SECONDS"は高揚感抜群のビート構築に激スモーキーなループ・サンプルがハマり過ぎた、こちらもハンパ無く格好良いビートダウン・トラック!

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TRUS'ME feat. DAM-FUNK

TRUS'ME feat. DAM-FUNK BAIL ME OUT FAT CITY / UK / 2009.12.3 »COMMENT GET MUSIC
TRUS'MEの2ndアルバムからの先行7inchは今最も旬と言えるこの組み合わせで贈る爽快ブギー・ディスコ!分厚いベースとドラムが交錯するデトロイティッシュ・グルーヴにDAM-FUNK自身のヴォコーダープレイも冴え渡るUKとLAの鬼才同士による化学反応によって生み出されたハイブリッド・ブギー・ナンバー!気合の片面プレス、超限定仕様レッド・カラーヴァイナル!
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