「PIL」と一致するもの

CUZ ME PAIN Compilation #2 Release Party - ele-king

 ジェシー・ルインズの音は、『ガーディアン』に言わせると「噴火する火山のサウンドトラックとしてのある種のドゥーム・レイデン・ポップ」だそうで(破滅に苛むポップ......とでも訳せばいいのか?)、まあ、何はともあれ、東京のレーベル〈コズ・ミー・ペイン〉のインパクトはじょじょにだが、確実に伝わっている。ジェシー・ルインズはUKの〈ダブル・デニム〉からインターナショナル・デビューを果たし、もうすぐUSの〈キャプチャード・トラックス〉からデビュー・アルバムが発表される。ビューティは〈クルーエル〉から12インチを出して、5月には同レーベルよりデビュー・アルバムが出る。いよいよ〈コズ・ミー・ペイン〉の時代か!
 レーベルは3月、2年ぶりのコンピレーション・アルバム『Compilation #2』をリリースする。チルウェイヴ、ダークウェイヴ、ウィッチ・ハウス......そしてその次を狙った内容で、ファーストにくらべてずっと躍動感のある、ダンサブルな内容になっている。ちょっと〈100%シルク〉あたりとも共振しているというか。ちなみにコンピにはロスの〈ノット・ノット・ファン〉からデビューしたSapphire Slowsも参加。
 3月9日にはそのリリース・パーティがある! ジェシー・ルインズはライヴ演奏する。ドゥーム・ポップな夜かどうかはわかりませんが(笑)、インディ・キッズならずとも、超注目なのは間違いない!

2012年3月9日(金)
―CUZ ME PAIN Compilation #2 Release Party―
at 三宿Web
OPEN/START 23:00-
DOOR 1,500円(1ドリンク付き)

■Live :
JESSE RUINS

■Dj : (A to Z)
APU (After Dark)
IWATA(Anarushin)
NITES (Jesse Ruins)
ODA (The Beauty / FaronSquare)
SCUM BOYS
TSKKA (Masculin)
YYOKKE (FaronSquare / :visited)

info:
[三宿Web] https://www.m-web.tv/index2.html


V.A.
CUZ ME PAIN Compilation #2
CUZ ME PAIN
発売日予定日:2012年3月14日

CUZ ME PAIN Compilation #2 特設サイト
https://cuzmepain.com/cmp2/

CUZ ME PAIN WEB
https://cuzmepain.com/


Tracklist
- Aside
1. Masculin - Ecstasy
2. Faron Square - Sugar Shake
3. Atlas Young - Multiply The Prairie
4. Jesse Ruins - Hera
5. Naliza Moo - Jealous Hearts
6. Nites - While Your Were Sleeping
(Hotel Mexico Remix)

- B side
1. :visited - Touch Your Heat
2. Sapphire Slows - Break Control
3. The Beauty - The Sorrow Of Parting
4. Scum Boys - Lava Lava
5. Nites - Moments Like This Fruit
6. :visited - Sunset Article (Magical Gang Remix)

東京発のインディ・レーベル〈CUZ ME PAIN〉のコンピレーション第2弾! USインディを中心にグローバルな広がりをみせるインディ・ダンス・アクトがここ日本にも! 〈CUZ ME PAIN〉お馴染みのメンバーに、話題のSapphire Slow (Big Love、Not Not Fun)、Jesse Ruins (Captured Tracks、Double Denim)、The Beauty (Clue-L)を収録、そして親交も深いインディ・レーベル〈Second Royal〉一押しのHotel MexicoとMagical Gangがリミックスで参加! 300枚限定ヴァイナル・オンリー!!

Chart by UNION 2012.2.24 - ele-king

Shop Chart


1

EDDIE PALMIERI

EDDIE PALMIERI Mi Congo Te Llama FANIA / US / »COMMENT GET MUSIC
HAMMOCK HOUSE AFRICA CARIBEでもピックアップされたサルサ・ピアノの巨人EDDIE PALMIERI"Mi Congo Te Llama "JOE CLAUSSELLミックス。元ネタからのパートは部分的に活かしているもののボトム・トラックはJOE自身によるもので、ほぼオリジナルに近い構成。傑作"With More Love"にサルサの要素を盛り込んだかのようなドラマティックな仕上がりで、ピークタイムを意識したダイナミックさとブレイクはロングプレイする程にこの楽曲の良さを引き出してくれます。

2

FLIGHTS OF FANCY

FLIGHTS OF FANCY Volume One INTERNATIONAL FEEL / URG / »COMMENT GET MUSIC
INTERNATIONAL FEEL2012年最初のリリースはニュー・プロジェクト、FLIGHTS OF FANCYの第1弾!コズミック・シンセを大胆にフィーチャーした80'sフィールなA-1、ギターの旋律が心地よく響くレイドバック感に満ちたB-1をフリップサイドに収録した2トラック。すでにTODD TERJE、SOFT ROCKS、MAX ESSAに、GOLF CHANNELクルー等が絶賛する1枚!!

3

GEOFFREY ORYEMA

GEOFFREY ORYEMA Kei Kweyo (Joaquin Joe Claussell Remixes) WHITE / US / »COMMENT GET MUSIC
かつてBRIAN ENOがプロデュースしたことでも知られるウガンダ出身のアーチスト・GEOFFREY ORYEMAの作品をJOE CLAUSSELLがリミックスした1枚。オリジナルヴォーカルを活かしたA-1は太いベースラインにリムやドラムといった一つ一つのパートがしっかりした輪郭を伴い絶妙なバランスで組まれた、力強いグルーヴを伴うアフロハウス。無数のドラム/打楽器が多方面から交差し独特なトリップを醸しだすB-1も秀逸!

4

DELANO SMITH

DELANO SMITH Odyssey (LP) SUSHITECH / GER / »COMMENT GET MUSIC
DERRICK MAY自らが「最も影響を受けたDJ」として名を挙げ、JUAN ATKINSの憧れの存在でもあったデトロイト・アンダーグラウンド・シーン最後の大物、DELANO SMITHによるキャリア初(!)となる待望の1stアルバムがCDに先駆け3枚組LPで到着。彼のDJスタイルを象徴するかのような、ロウでありながらしなやかにハメる心地よいグルーヴ、体へ染み渡るミニマルなリズムを抜群の構成力でディープ/ハウシーに聴かせる数あるデトロイト・ハウスの中でも圧倒的に抜きん出た仕上がり。

5

FUMIYA TANAKA

FUMIYA TANAKA I Can Tell You Of Course I Know It Was PERLON / GER / »COMMENT GET MUSIC
ベルリンに移住したFUMIYA TANAKAが、旧知の関係であるご存知ドイツの名門PERLONから遂にアナログ・デビュー! ヴォイス・サンプルを散らしたクールなトラックA-1、『Wire 11 Compilation』に収録されていたB-1"I Can Tell You Of Course I Know It Was"を収める1枚。中毒性のかなり高いミニマル・ハウス作品。

6

PUBLIC LOVER

PUBLIC LOVER Broken Shape Of You THESONGSAYS / JPN / »COMMENT GET MUSIC
BRUNO PRONSATOとそのパートナーNINCA LEECEによるユニット・PUBLIC LOVERのデビュー・アルバム。これまでのシングルで垣間見られた軽やかで気負いのないミニマル・ハウス+シンセポップと形容できる独自のサウンドが、柔軟なリズム・プロダクションにアンニュイでどこかセンチメンタルなヴォーカルを加えるというスタイルを基本にアルバムフォーマットを取ることで更に豊かな音楽性を獲得。何度でも聞き込みたくなる味わい深い作品へと結実しています。

7

OMAR S PRESENTS AARON

OMAR S PRESENTS AARON "FIT" SIEGEL FEAT L'RENEE Tonite FXHE RECORDS / US / »COMMENT GET MUSIC
デトロイト地下でFIT DISTRIBUTIONを主催する一方、レーベル、DJとしても活躍するAMERICAN APPARELがOMAR Sとの共同プロデュースという形でリリースするFXHE最新作。全編にしっとりとしたヴォーカルがフィーチャーされた、ミシガンのミッドナイトが似合う、アーバンでウェッティなディープハウス。90's回帰なサックスとキーボードを押し出しパーティの終盤が似合う哀愁漂うクラシカルな仕上がりのB-1もGOODです!

8

DJ SURGELES

DJ SURGELES Something In The Sky Mix SOMETHING IN THE SKY / US / »COMMENT GET MUSIC
JEFF MILLSによるコンセプト・シリーズ最新作の新章「TAKEN (拉致)」のリリースに合わせ、一連の"Something In The Sky"作品群のMix CD(R)が入荷。JEFFが認めた謎のオランダ人アーティスト、DJ SURGELESによる全編60分、Something In The Skyコンセプトの回想録。AXISから、JEFF以外の、しかもJEFFが認めたDJによる、オフィシャル・Mix CD(R)のリリースは異例中の異例。好奇心と期待が増幅される1枚。LTD300プレス!

9

ROXY MUSIC

ROXY MUSIC Love Is The Drug (Todd Terje Remix) / Avalon (Lindstrom Remix) VINYL FACTORY / UK / »COMMENT GET MUSIC
ROXY MUSICのクラシック・タイトルをTODD TERJEとLINDSTROMがリミックスした超限定プレスの1枚がUKのVINYL FACTORYから登場!1975年の"Love Is The Drug"をまるでTHE CLASH"Rock The Casbah"に仕上げたディスコダビーなTODD TERJEサイド、裏でかすかに響くコーラスも怪しげな、クラウトロックを消化しスロートラック化したLINDSTROMサイドと見逃せない限定盤です。

10

PORTER RICKS

PORTER RICKS Biokinetics (LP) TYPE / UK / »COMMENT GET MUSIC
BASIC CHANNEL傘下CHAIN REACTIONの記念すべきアルバム第1作、THOMAS KONERとANDY MELLWIGによるプロジェクト・PORTER RICKSによる、ダブテクノ/ミニマルダブの歴史にその名を刻むファースト・アルバムが5年の時を超え遂に再発! 深く深く沈みこむリヴァーヴ&ディレイ・シンセがもたらす瞑想的なアンビエンス/ミニマリズム、CHAIN REACTIONのレーベル・イメージを決定付けたマスターピースといえる1枚。

Moon Pool & Dead Band - ele-king

 ここ数年、USアンダーグラウンドがこぞってダンス・カルチャーへとベクトルを向け出したことは面白い現象だけれども、ジョン・エリオット(エメラルズ)のミストがジャーマン・トランスを模倣したり、ホワイト・レインボウがハード・ミニマルに吸い込まれていくのをボーッと見たいわけではなく、やはり、かつてのレイヴ・カルチャーからは出てこなかったフォームを聴かせてくれなければ興味を持つ意味はない。そういう意味では、何もフロアユースな作品でなくてもいいとは思うし、実際、これでもダンス・カルチャーのつもりなのかなという作品は少なくない。もしくは甞めてるとしか思えないものも多い。つーか、絶対に甞めている。セカンド・サマー・オブ・ラヴも最初はそうだった。

 リーヌ・ヘルにドリップハウスやニンバイも加わった3人組として〈100%シルク〉からデビューしたキューティクルは、デビュー・アルバムのクレジットを見る限り、ニンバイのソロ・プロジェクトとして存続することにしたらしい。そして、これが、ダンス・カルチャーを甞めるにもほどがあるだろうというほど自由な発想を全開にし、聴くだけだったら面白い作品にはなっている。おそらくビートが入っていれば何をやってもいいと思っているのだろう。ハウスだと思って聴いていると、途中からウネウネと意味不明なシンセサイザーがとぐろを巻きだし、気がつくとビートもどこかに消え去っているし、ニュー・グルーヴ辺りの懐かしいイントロダクションだと思って聴いていると、そのように感じさせるシークエンスが何回かループされるだけで、それ以上、先へは進まなかったりする(ここでキックだろ、ここだ! とか思っているうちにあっさりと終わる)。ダブ・ベースもただ単に面白い音として扱っているようで、リズムが早すぎて踊りには不向き。表面的にはイジャット・ボーイズのデビュー時やPILのパロディに聴こえるものの、いっそのことビートを抜いてアンビエントとして聴きたくなってくる。頼りないヴォーカルもつい聴いてしまうし、最後なんかリズムの合っていない『E2-E4』にカール・クレイグが逆立ちしながらベースを足したような悪酔いモード。悪趣味を理解できるのは趣味のいい者だけだといいますけれど......。

 もっとスゴいのがウルフ・アイズからネイト・ヤングらによる別プロジェクトで、なんとデトロイト・テクノを標榜しているにもかかわらず、そんな曲は1曲も収録されていない。これも上記と同じくダンス・カルチャーに名を借りた自由な発想の部類であり、途中でビートが消えてしまう展開も似たようなものだけれど、リズム感覚はそれなりによかったりするし、オルタナティヴ・ファンクとしての面目は保っている。発想も豊富で、ダンス・カルチャーを体験としてとらえているセンスもかつてのアシッド・ハウス・イクスペリエンスと共通の意義を見出せる。"ザ・クリエイション"と題された曲はこれだけがかなり混沌としたドローンだけれども、ウルフ・アイズの作風とは接点をなしているといえ、ダンス・カルチャーに乗り換えたわけではなく、応用が効くことを証明しようとしているかのようである。蟻の巣にゆっくりと引きずり込まれていくようなエンディングも実にいい。

 また、ディスコやエレクトロをつくっていればダンス・カルチャーに突入できたと思っている現在のUSアンダーグラウンドで、デトロイト・テクノを意識する作り手が出てきたことは、それなりに興味深いことでもある。ダブステップやUKガラージのいくつかはあまりにもデトロイト・テクノの型にはまってしまったものも多いので、そういう意味では型破りなデトロイト・テクノを期待できるのはUSサイドではないかと思う面もあるからである。トリップ・ミュージックとしても新たな可能性は感じさせるし、何よりも自分たちでこれはデトロイト・テクノだと信じているところがいい。それは明らかにいままで誰も持っていなかった耳である。むしろ彼らがデトロイト・テクノを理解してしまう日が来ないことを祈りたい。

 とはいえ、2作ともあまりにもジャケット・デザインがヒドい。なるほどアメリカというか......マエキン、なんとかして下さい!

New Age Steppers - ele-king

 わりと最近、リアーナの『トーク・ザット・トーク』の1曲目に収録された"ユー・ダ・ワン"のPVが話題になった。映像のなかでリアーナが自慰行為をしているからである。例によって賛否両論を呼んだ。セクシャンな表現をそれなりに理解している人からもマドンナには到底及ばないようなことをするなという厳しい声があがった。ビヨンセと違ってバルバトス島出身のこの女性は、何かと非難の対象になる。リアーナは、アリ・アップがもっとも支持していたR&Bシンガーのひとりである。決して行儀が良いとは言えないけど、私がやりたかったことすべてをやっているとまでアリアップは言った。リアーナやR・ケリーのような大衆的な過剰さを屈託なく楽しみ、愛せるところがアリ・アップらしい。ポスト・パンクにおいてザ・スリッツが抜きん出ていたところも、男女同権主義や多文化主義というよりも、結局のところアンチ・エリートなその包容力、狭量な世間に反する寛容さにあったと言える。彼女は、ロンドンのパンク・ロックにおける男女関係が、フリーセックスでもじめじめした手に負えないものではなく、こざっぱりとした友情関係得にあったことを主張するひとりでもある。

 2007年10月、ザ・スリッツとして来日したとき、アリ・アップはエイドリアン・シャーウッドといっしょにニュー・エイジ・ステッパーズの新作にも着手していることを話してくれたが、周知の通り、2010年10月、彼女は乳ガンによって他界した。ゆえに本作『ラヴ・フォーエヴァー』はプロジェクトにとって28年ぶりのピカピカの新作であり、そして最後の作品でもある。なんにせよ、僕のようなファンにとっては、今月もし1枚だけ選ぶとしたらこれしかない、そう言い切れるほどのアルバムである。
 いくぶん感傷的なタイトルの付けられた本作は、スキップ・マクドナルドやスタイル・スコット(ともにダブ・シンジケート)、ゲットー・プリースト、ニック・コプロウといったシャーウッド率いる〈ON-U〉の仲間たちともに、ダンスホールの多様なリズムからドラムンベースのアーメン・ビート、ヒップホップ、そしてもちろんレゲエと......まあ、アリ・アップらしいと言えばらしいハイブリッドな音楽を展開しているわけだが、予想以上にいろいろやっている。とくに驚いたのはアダムスキーの参加で(彼はレイヴ時代にチャートを賑わせたポップスターで、落ちぶれてからマーク・スチュワートのバックとして来日もしている)、1曲、テクノまでやっている。

 ニュー・エイジ・ステッパーズは最初のアルバムこそダブの実験を――レゲエ純粋主義者が苛つくほど――試みているが、それ以降のセカンドとサードに関して言えばルーツ・レゲエのカヴァー集となっている。当時は僕のように、ジュニア・バイルス、ビム・シャーマン、ホレス・アンディなどといった名前を、それらの作品を介して知ったリスナーは少なくない。
 とはいえ、『ラヴ・フォーエヴァー』は、ファースト・アルバムに立ち返ったような作品である。復帰後のソロ・アルバム『ドレッド・モア・ダン・ドレッド』(2005)、ザ・スリッツの『トラップド・アニマル』(2009)、オーストラリアのダブ・バンド、ダブブレスタンダートとの『リターン・フロム・ダブ・プラネット』(2009)、ヴィック・ルジェーロとの『レア・シングルズ』(2011)などなど、この5年のいずれの作品よりも『ラヴ・フォーエヴァー』には予定調和を揺るがすところがある。新しいことをやってやろうという前向きさがあるし、ポール・クックの娘(復活後のザ・スリッツのメンバーでもあった)のソロ・アルバムが伝統的なレゲエを守っている作品だったのに対して、こちらはレゲエを拡張する作品である。シャーウッドもここぞとばかりにフリーキーなミキシングを楽しんでいる。結局死ぬまでキングストンのサウドシステム文化を深く愛したアリ・アップだが、しかしその音楽がレゲエの型(コピー)に終始することはなかったのである。

 ちなみに"ラヴ・フォーエヴァー"は、ルーツ・シンガーの故ビム・シャーマンの1970年代の曲。ニュー・エイジ・ステッパーズは他にも数曲シャーマンのカヴァーをしているが、この曲はファースト・アルバムのB面の3曲目に収録されている。そのときドラムを叩いたのはブルース・スミス(ポップ・グループ/ザ・スリッツ~リップ・リグ&パニック、PIL、そしてビョークの最初のソロ)、ベースがジョージ・オバン(アズワドほか)、ピアノがスティーヴ・バレスフォード(ザ・49アメリカンズ~フライング・リザーズほか)。その演奏は1980年10月に録音されている。

interview with Hiroshi Higo - ele-king


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 1981年に高校生だった人間にとってライヴハウスは受験の帰りにひとりで立ち寄るようなくらい身近で、そして刺激的な場所だった。チャンス・オペレーションもそういうなかで見ている。
 セックス・ピストルズの解散とPILの登場は本当にいろいろなものを変えた。ポスト・パンクとは、パンクというロマンに対するアンチ・ロマンでもあったから、ロックの定説はことごとく裏切られ、反復を基調とした冷淡なグルーヴは瞬く間に広まった。UK、US、ドイツ、そしてここ日本にも。チャンス・オペレーションもそういうバンドのひとつだった。

 このサイトを読んでいる多くの人にとってのヒゴヒロシとは、DJとしてのヒゴさんだろう。実際の話ヒゴヒロシとは、この20年ものあいだアンダーグラウンドな活動を続けているDJのひとり、幅広い尊敬を集めているDJのひとりである。が、彼が東京のパンク前夜からそこで演奏していた人物であるという歴史が忘れられているわけでもない。ディスコやハウスのDJだって、彼がパンクの人だったことを知っている。チャンス・オペレーションは、ポスト・パンクの時代においてミラーズ解散後のヒゴヒロシが結成したバンドだ。その再発を祝しておこなわれたこのインタヴューは、主にその時代に焦点を当てている。取材には、ヒゴさんに興味津々のDJのメタル君も駆けつけてくれました。

ベースのフレーズを反復して、そしてそれをもとに曲を作ったんですね。だからたしかにベースの反復がもとになっている。それから、必要のない音はどんどん削ぎ落としていくってことも意識してましたね。

僕にとって今日は、1992年以来の2回目の取材なんですよね。

ヒゴ:ああ、じゃあホントに、いわゆるレイヴ直後?

そうです。新宿の喫茶店で話したのを覚えてませんか?

ヒゴ:どこだっけ?

新宿の駅のビルじゃなかったでしたっけ。ちょうどヒゴさんがDJやられた頃で、僕のなかでヒゴさんといえば、ミラーズやチャンス・オペレーション、あるいはスターリンのヒゴさんだったんで、そうとう緊張して取材を申し込んだんですよね。

ヒゴ:えー、そうだったの(笑)。

いまでこそヒゴさんはDJとして名が通ってますけど、当時はまだ衝撃でしたよね。そこは距離があると勝手に思ってましたし。

ヒゴ:はははは。

あのときはヒゴさんが〈代々木チョコレートシティ〉で「Water」というパーティをはじめた頃でした。

ヒゴ:そうですね。土曜の夜にね。オールナイトでね。

日本では最初のジャングルのパーティでしたね。

ヒゴ:結局行ったのが......。

1991年。

ヒゴ:そう、レイヴの真っ只なかに行ってしまったんでね。最初に現場で聴いたのが当時はハードコア・ハウスと呼ばれたもので。

そう、ハードコア・ハウスと呼んでましたね。

ヒゴ:だからデトロイト・テクノなんかもその取材のときに野田くんから聴いて「あ、そうなんだ」って思ったぐらいで、当時は僕もまだかじりだてというか、当時はハードコア・ハウス一色だった時代だったから。そのあとになっていろいろ聴きはじめて、デトロイト・テクノなんかも知ったんだよね。

しかもヒゴさんにレイヴ・カルチャーを教えたのが水玉消防団のカムラさんだったという話をそのとき聞いて。

ヒゴ:そうそう(笑)。

けっこう上がりましたよ(笑)。で、ヒゴさんのやっていた「Water」に行くと、入口では何かカプセルを配っていたんですよね(笑)。

ヒゴ:あれはちょっとした冗談だったね。ビタミン剤かなんかで。

「雰囲気だけでも」って入口のひとに言われたんですよ(笑)。

ヒゴ:はははは。

あれは可笑しかったですよ(笑)。で、まあ今回は、チャンス・オペレーションの再発ということでその音楽と作品が生まれた時代の空気、あるいは2011年におけるチャンス・オペレーションの再評価などについて訊きたいと思います。最初は手の写真の12インチ「チャンス・オペレーション」ですよね。

ヒゴ:そうです。

僕もあのアートワークがレコード店の棚に入って、雑誌に載ったときのことをよく覚えていますね。まずは今回、チャンス・オペレーションが再発にいたった経緯を教えてください。

ヒゴ:去年の春前かな......ディスクユニオンで〈テレグラフ〉の再発をやりたいという話があって、〈テレグラフ〉だけではなく〈ゴジラ〉もやりたいと。〈ゴジラ〉はじつはこれまでも何回も再発されているんで、まあ、再発のフォーマットみたいなものもできていて、わりとスムーズに〈ゴジラ〉は出せたんです。〈テレグラフ〉のほうは作品数も多いし、毎月のように再発されていって、「それではチャンス・オペレーションも出しましょう」ってなったんですね。チャンス・オペレーションも以前、徳間ジャパンで再発されているんですけど、そのときは最初の12インチと「スペア・ビューティー」という7インチ2枚組の編集盤として出したんですね。

それって何年ですか?

ヒゴ:うーん、90年代の初頭だったかな? (注:タイトルは『デュアル・ページ』として1990年にリリース)で、まあそのとき徳間から出したCDは、とくにボーナス・トラックもあるわけじゃないし、『プレース・キック』のほうもいちどCD化されているんですけど、そのときもただCD化されただけなんです。だからチャンス・オペレーションに関してちゃんと再発したのは今回が初めてとも言えるんですよね。

ユニオンはここ数年、ずっと熱心に日本のポスト・パンクの再発をやってますもんね。EP-4であったり、最近ではタコであったり。

ヒゴ:そうですね。僕のほうもずいぶん時間が経っていることですし、未発表の音源なんかも聴きあさってみて、それでたとえば初期の音源なんかも加えるのもいいかなと思ったり。それでマスタリングまではうまく話が進んでいたんですが、デザインの件でユニオンと話が合わなくなったり、スケジュールが迫ったりで、「どうしようかな」と。自分としてはデザインもふくめて余裕をもって出したかったというのがあって、それで結局、Pヴァインから出すってことに落ち着いたんですよね。

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反体制が当たり前の時代でしたからね。僕は高校生のときにすでにバンドに夢中になって、集会も身近にあったんですけど積極的に行くようなタイプではなかったですね。ただ、そういう時代のエネルギーはもちろん感じていましたよ。


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そういえばフリクションが再発されたのって......、もう7年前ですか。ゼロ年代以降のこうした日本のポスト・パンクの再発に関してはどういう風に受け止めてますか?

ヒゴ:チャンス・オペレーションって92年までやってたんですよね。

やってたんですね。

ヒゴ:じつはやってたんです(笑)。91年にレイヴに衝撃受けて、日本に帰ってDJやってレイヴをオーガナイズしはじめた頃にはまだチャンス・オペレーションをやっているんですけど、しかし、半年後ぐらいには、もう自分のなかではDJやパーティのほうにどんどん興味がいってしまっているんですね(笑)。それでまあ自然消滅ってわけじゃないけど、チャンス・オペレーションはなくなっていくんです。バンド活動そのものは止めてはいないんですけど、とにかく90年代は、チャンス・オペレーションみたいな自分の過去の表現に対しては、それほど特別な感情もなかったのが正直なところなんです。止めてまだ時間も経ってないですからね。だけど、2000年過ぎてから聴いたときには、けっこう自分でも気づくことがあったんですね。

再発見があったということですね。それは?

ヒゴ:僕はミラーズの2年間だけドラムを叩いていたんだけど、もともとはベースなんですね。3/3のときもそうだったんですけど、チャンス・オペレーションになってまたベースに戻ったんですよね。ベーシストとしての自分が過去を振り返ったときに、いまの自分の原点がチャンス・オペレーションにはあるのかなと思ったんです。当時はそんなことまったく思ってなかったですけど、今回聴き込んで、自分で気がついたっていうかね。なんていうか発見があったんですね。

古くなってないと。

ヒゴ:古くなってないというよりも、音楽に向かう姿勢、バンドのスタンスみたいなものがこのときにできている......というか、できつつあった。チャンス・オペレーションはメンバーの入れ替わりの激しいバンドだったんですけど、自分のやりたいことがある程度わかっていたっていうか。

さっきも言ったように僕はチャンス・オペレーションが出てきた頃をよく覚えていて、『Doll』を読んでいるような高校生だったんで、ヒゴさんのインタヴューを読んでジョン・ケイジのチャンス・オペレーションを知ったくらいなんですよね(笑)。

ヒゴ:はははは。

今回のアルバムのジャケットに使われた写真もよく覚えているんです。当時のヒゴさんのコンセプトは何だったんですか?

ヒゴ:ミラーズ解散後はやっぱドラムでヴォーカルをやりたかったんですね。それでいろんな人たちとスタジオに入るんですが、どうにもしっくりこなかったんですね。

チャンス・オペレーションは、まず音楽的に3/3やミラーズとは違いますよね。ワンコードで、反復性が高く、感情を抑制して、ストイックな演奏しているじゃないですか。音の変化が確実にありました。

ヒゴ:基本的にはリズム楽器が好きなんですね。ドラムというのは野球でいうキャッチャーみたいなもので、後ろからみんなを見渡せるんですけど、動きに制約がある。ミラーズは自分でギターで曲を作って自分でドラム叩いて自分で歌っていたので、ドラムをステージの前面に出したこともありましたけど、演奏中に動くことはできないわけです。

それでベースに戻ったんですね?

ヒゴ:いまでもドラムは好きですけどね。でもそのときベースに戻った。ベースラインで曲を作って、そのままステージに立つことができるんですよ。

チャンス・オペレーションの結成は1980年で、最初のシングルが1981年ですが、ギャング・オブ・フォーやデルタ5といったUKのポスト・パンクからの影響はありましたか?

ヒゴ:直接的にはなかったですね。

カンやノイは?

ヒゴ:音は聴いていたけど、そこも直接的な影響はなかったですね。

とはいえ、共通性があると思うんですよ。コード展開がなく、ミニマルで、いわゆるアンチ・ドラマ、アンチ・ロマンで......アメリカにグリール・マーカスという有名な評論家がいますが、彼は当時ギャング・オブ・フォーやデルタ5を「圧倒的なまでの冷静さ、ロマンティシズムに酔いしれない醒めた姿勢」って評しているのですね。それた似たものをチャンス・オペレーションにも感じるんです。INUの『メシ食うな』にも、フリクションにもスターリンにも、そうしたアンチ・ロマンはあったと思うんですね。

ヒゴ:たしかにそうですね。

ああしたポスト・パンクのアンチ・ロマンな姿勢は、自分が中高生のとき、に夢中になっていた音、70年代末から80年代初頭にあった音だったという印象があるんですよね。

ヒゴ:そうですね。

あの反復性はまったく古くなっていないのはたしかで、むしろいま、そういうミニマリズムのほうがよりカジュアルになってきているじゃないですか。だからチャンス・オペレーションや『スキン・ディープ』は、いま聴いても説得力があるっていうか。ドラマチックな音楽って、たとえばJ-ROCKなんかがそうですけど、2つぐらいのヴァースがあって、サビがあってって、そうした曲作りとは対極の発想というか。

ヒゴ:やっているほうとしてはそこまで明確に意識的だったわけじゃないですけどね。

僕は当時すごくびっくりしたんですけどね。やっぱ時代の空気がああいう音を生んだってことですか?

ヒゴ:僕はそっちのほうが大きいと思いますよ。たとえば僕はミラーズの頃はレゲエばっか聴いているんですね。もちろん聴く音楽と演奏する音楽は違うんですが......僕はチャンス・オペレーションのときは、ベースのフレーズを反復して、そしてそれをもとに曲を作ったんですね。だからたしかにベースの反復がもとになっている。それから、必要のない音はどんどん削ぎ落としていくってことも意識してましたね。

ヒゴさんにとってのモチヴェーションってどこにあるんですか?

ヒゴ:ひとつのスタイルをずっと続けいくことは性に合わないんですよ。だから何か新しいことにトライすることっていうのかな。

音の追求心みたいなことですか?

ヒゴ:新鮮さばかりを追っているのもどうかと思うんですけど、どうしても新鮮なものに惹かれるんですね(笑)。自分のなかでなにかしらの新鮮さを見つけていかないとつまらないんです。でないと次にいけないし、同じ曲を繰り返し演奏することがなかなかできない。チャンス・オペレーションのときはそれが自覚的でしたね。同じ曲でも演奏のたびにどこか変えてみたりとかしてましたから。

ロックに対するアンチ・テーゼはありましたか?

ヒゴ:とくに初期の頃はジャズっぽいと言われましたけど、ジャズをやっていたわけではないし、自分としてはずっとロックをやっていたつもりだったんですけどね。だからロックに対するアンチでもないんです。ロックが基本で、でもジャズの好きなところは取り入れたいみたいなことはありましたね。

チャンス・オペレーションにもフリクションにも、スターリンやINUにも、大きな言葉でいうと、ニヒリズムがあったと思うんですね。無意味さ、虚無を生きるといいますか。どうなんでしょう? "LIMITER SHUFFLE"の歌詞には、「通り過ぎてそのまま 放り投げてグッバイ 揺れて飛びちる 底ナシの季節」という言葉が出てきますが、これなんかも当時の虚無感をよく表しているんじゃないでしょうか?

ヒゴ:はい(笑)。

歌詞はヒゴさんが書かれているんでしょ?

ヒゴ:そうですね。

ヒゴさんがどれほどのニヒリストだったか教えてください!

ヒゴ:いやいや、ニヒリストというかね(笑)、僕、もともと電車好きなんですね。電車から音楽にいったんです。鉄道オタクじゃないんですけど、小学校は下北のそばに住んでいて、身近な電車が井の頭線だったんですね。当時の古い車両はいろんな車種があるんです。そうしう車種が好きで、中学校になって中野に超して、そうすると通学で念願の電車通学ができて、小田急にも乗れるようになるんです。小田急もまた車種が多いんです。僕は鉄道車両の設計技師になりたかったほどなんです。そういう機械と科学がすごく好きでね、じつは曲の題材はそういうところから持ってくることが多いんです。

へー(笑)。電車好きですか! そんな少年がやがて日本のプレ・パンクの3/3でベースを弾くというのも面白い話ですね。ちなみに3/3はおいくつのときでしたか?

ヒゴ:22ですね。

○△□のことは知っていたんですか?

ヒゴ:高円寺にロック喫茶ができてね、何回か行ったことはあるんだけど、直接はまだ知り合えていなかった。3/3は僕の前に何回かベースが交代していて、僕がバンドで最後のベーシストになったわけですけど。

3/3は、たとえるならストゥージズへのリアクションみたいなサウンドで、早すぎた日本のパンクだったと思うんですけど、ヒゴさんのなかにもそうしたパンク的な感性はあったわけでしょう?

ヒゴ:それはもちろん。自分で考えて自分でやれってことですよね。3/3の頃から甘っちょろい感じにはなじめませんでしたね。

その「甘っちょろさ」って何ですか?

ヒゴ:なんかね、自分の人生がこうなったらいいなみたいな気持ちを歌することはできませんでしたね。

希望や夢は歌にできないってことですか(笑)?

ヒゴ:そうですね(笑)。

ヒゴさんは世代的には、学生運動が下火になった世代ですよね。

ヒゴ:僕よりも2つくらい前は大きかったですよね。当時、2年違うだけでもぜんぜん違ったんですけど。

みんなでデモや集会に行くような感じにはなじめなかったってことですか?

ヒゴ:というか反体制が当たり前の時代でしたからね。社会と自分がどう関わるのか、それを問われてすぐに答えることができるようでないとやっていけないような時代でした。僕は高校生のときにすでにバンドに夢中になって、集会も身近にあったんですけど自分はそこに積極的に行くようなタイプではなかったですね。そういう反体制の動きみたいなのが下火になりつつあったとはいえ、ただ、そういう時代のエネルギーはもちろん感じていましたよ。だから音楽は手段だと思ってました。どう生きていくかが重要で、あくまでも音楽はその手段であると。

ニュー・ミュージックに表象される夢や希望が嫌いだという話ですが、ではヒゴさんにとっての夢や希望とは何でしたか?

ヒゴ:混沌......、宇宙もそうじゃないですか。もとは混沌であって、僕はそのことを納得できるんです。最近ニュースで、宇宙の5%ぐらいがわかったという話を見たんですけど、「いや、それはそうでしょ」っていう(笑)。「宇宙なんか解明できるわけない」って。言ってみれば、混沌を生きるってことですね。

初期のレイヴはまさに混沌そのものでしたよね。ヒゴさんは、都合よく整理されたものが好きじゃないんですね?

ヒゴ:必要以上に整理されたものは好きじゃないですね。

デビュー曲が"カスパー・ハウザー・ナウ"ですが、"カスパー・ハウザー"を取り上げたのは?

ヒゴ:それはヘルツォークの『カスパー・ハウザーの謎』を観て。

素晴らしい映画ですよね。

ヒゴ:本当に素晴らしい映画ですね。あれです。あの、人間の親に普通に育てられなくても、それが幸せ不幸せじゃなくても、それでも人は生きていけるっていうのがね。

"TOUCH & GO"も音と同時に言葉も入ってくる曲ですが、この曲の主題は? 「くやしいことの始まり......何かを試せる......夜更けていくとき......きわどいことなど......するどいことなど」ということなど、暗示的な言葉だと思うのですが。

ヒゴ:すれすれの状態のことですね。

それは自分のこと? それとも社会のことですか?

ヒゴ:両方でしょうね。

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ハードコア・ハウスはブレイクビーツ、つまりサンプリング音楽なんだけど、構成の仕方がそれまでの音楽感覚とはまったく違うんです。あの無節操さ、「なんで前半でこうなのに、後半はこうなっちゃうの」みたいな、とうてい理解できない(笑)。


Chance Operation
Resolve

Pヴァイン

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Chance Operation
Place Kick+1984

Pヴァイン

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ファースト・フル・アルバム『プレース・キック』が1985年ですが、結成からずいぶん時間が経って、そして音楽的にはよりダンサブルになっていると言いますか、疾走感、躍動感のようなものがありますよね。こうした音楽面での変化についてお話いただけますか?

ヒゴ:変化というか、とにかくメンバー・チェンジが激しかったんですよね。だからメンバーによって演奏も違ってくるわけだし、とくに初期や中期では、手探り状態をそのまま続けていくって感じだったから。

ヒゴさんは、80年代の当時いろんなバンドに出入りしてましたが、やっぱシーンにはある種の共同体的なところがあったんですか?

ヒゴ:東京ロッカーズのときははっきりとそれがありましたね。ミラーズのときですね。「いまここではじめなければ」という意識が高い時期だったし、それを複数のバンドが共有してたからね。でも、ニューウェイヴの時期になるとその集まり方も変わってくるんです。音楽性も多様になりましたが、バンドとバンドとのつながり方も変わっていったんですよね。

もっとドライなった?

ヒゴ:というか、ひとつのバンド単位で物事を考えていくようになった。

共同体意識が薄れていくんですね?

ヒゴ:そうですね。

しかも『プレース・キック』が出る1985年にはインディ・ブームがはじまってますからね。

ヒゴ:そうですね。

チャンス・オペレーションやフリクションがアンチ・ロマンだとしたら、ブルー・ハーツに代表されるようなわかりやすいロマン主義がいっきにライヴハウスを席捲するでしょ。ああいうものに自分たちがどんどん隅っこに追いやられていくって感覚はなかったですか?

ヒゴ:追いやられていくって......。

あんま気にしなかったですか?

ヒゴ:ぜんぜん気にしなかったわけじゃなかったけど、それまで自分たちがやってきたことを守ればいいって気持ちもなかった。僕は3/3のときにそのライヴハウスの黎明期から知っているんだけど、あのときはものすごい数でライヴハウスとバンドの数が増えていったよね。

オーディエンスが自分たちから離れていくってことは感じてましたか? ある意味では、多くのリスナーからはチャンス・オペレーションよりもビート・パンクのほうが求められていたじゃないですか。

ヒゴ:媚びたくないっていうのがすごくあって。

たしかに媚びてませんでしたよね。チャンス・オペレーションのライヴも当時、観ているんですが、本当に無愛想で(笑)。

ヒゴ:たしかにそうですね(笑)。

メタル:踊ってました?

いや、まだそんなダンスって感じじゃなかったですよね。

ヒゴ:そうですね。

『プレース・キック』はそれでもダンサブルですよね。"FEEL ROCKER "なんかは代表曲のひとつじゃないですか?

ヒゴ:え、そうかな(笑)。

僕が勝手に思ってるだけというか、チャンス・オペレーションのなかではキャッチーな曲じゃないですか。

ヒゴ:まあ、そうですね。『プレース・キック』はドラムがイヌイジュン(元スターリン)で、そのことがけっこう大きかったですね。彼は最初にコンセプトを持ってくるタイプで、コンセプトがはっきりしていないとやらないんです。1曲1曲、最初にコンセプトを絵コンテみたいに書いて確認しあってやってましたから。

8ビートの曲も多いですもんね。

ヒゴ:たとえば"RAZOR BLAZE"なんかは彼のアイデアでね、ちょっと変拍子も入っていたりね。曲の作りも構造的になっているんですよね。

イヌイさんはいまでも音楽をやられているんですか?

ヒゴ:いや、彼は一級建築士で、大阪で建築の事務所をやっていると思います。僕もずいぶんと会っていないんです。

どうして『プレース・キック』というタイトルにしたんですか? サッカーからきているんですか?

ヒゴ:「キック」という言葉が好きなのと、あとサッカーというよりも蹴球ですね。もっとプリミティヴな感じ。

プリミティヴですか。ヒゴさんはこれだけ長年音楽活動しているくらいだから、すごく強い気持ちを持っていると思うんですけど、あんま音楽には出ないですよね。あるいはじつは出しているんだけど、あまり気づかれないだけだとか?

ヒゴ:いや、これはもう性格なんでしょうね。たぶん、みんなが思っているほどストイックではないと思いますよ。

だいたいハードコア・ハウスですからね(笑)。メタルから見て、ヒゴさんってストイックに思える?

メタル:人間的にはゆるいっすよね。

快楽主義者だもんね。

ヒゴ:はははは。結局、60年代や70年代にあった強いものが、80年代になって、そうじゃなくてもいいんだみたいな空気がどんどん増えていって、それはホントに違和感を感じてましたけどね。

時代の変化は、具体的にはどんなところに感じましたか?

ヒゴ:若い世代と話していくなかで、そうしたものは感じましたね。

長いものには巻かれろ的な?

ヒゴ:もうちょっとやわらかな対応で生きていったほうがいいじゃんみたいな(笑)。

メタル:チャンス・オペレーションはヒゴさんにとってベースの実験ってありましたか?

ヒゴ:そこはあんまないですよ。

なぜチャンス・オペレーションって名前にしたんですか?

ヒゴ:大それた名前にしちゃったんだけど、要するに音楽の解釈をもっと広げたかったんですよね。

そこはやっぱアンチ・ロックというか、ロックの文法に飽きたからですよね?

ヒゴ:はははは、まあ......。僕がパンクに走ったときに、昔から知っているヒッピー連中とは決裂してしまうんですね。それがレイヴでまた再会するんですけど、ただ、チャンス・オペレーションの頃はロックの古い考えに関しては異を唱えてましたね。そういったことはたしかにありましたね。

いまでこそパンクを否定する人ってあんまいないけど、77年当時はパンクにはどちらかといえば批判的な意見が多かったですよね。まともに演奏できないクセにみたいな。

ヒゴ:はははは。そういうのってあったよね(笑)。

メタルはヒゴさんとけっこういっしょにDJやってるの?

メタル:あ、いちどだけですけど、ヒゴさんはやっぱ面白いですよね。

そういえばヒゴさんは、ダモ鈴木さんともやられてますよね。

ヒゴ:ダモさんとは、国立の地球屋でやるときにはいつもいっしょにやっていて、もう7~8回やってますよね。

メタル:チャンス・オペレーションのときはダンス・ミュージックということを意識していたんですか?

ヒゴ:そんなに意識してなかったですね。

でもファンクのビートは取り入れてますよね。そのあたりはいまの耳でも聴けるんですよね。

メタル:そうなんですよ。ディスコ・パンクという言い方は違うかもしれないけど。

でもその青写真だよね。

ヒゴ:そうかもね。

メタル:当時、ディスコに行ってたんですか?

ヒゴ:行ってないですね。好きか嫌いかと言えば、違うものって感じでした。

僕も10代の頃はディスコが嫌いでした。当時はライヴハウスとディスコとのあいだにはまだ距離がありましたよね。

ヒゴ:完全に分かれてましたね。

メタル:チャンス・オペレーションでは、ドラムがいないときにはリズムボックスを使ってたということですが、そういうのって、パレ・シャンブルグ的というか。

あー、なるほど。リズムボックスの使い方とか、やっぱワンコードで引っ張っていくような感じでね。

ヒゴ:当時、僕が聴いてホントに格好いいなと思ったのは、ディス・ヒートでしたね。あれはもう、すごく格好いいと思った。

メタル:それがどうしてハウスやテクノに向かっていくんですか?

ヒゴ:ロックを聴かなくなったのは、80年代なかばぐらいだったんですよね。ハウスも名前は知ってたけど、そんな聴いていたわけじゃなかった。それで、1991年にレイヴの現場のすごいところに放り込まれちゃって(笑)。もうDJがブースのなかで何をやってるのかもわからない。そこでかかっている音楽がいったいどうやって生まれたのかわからない。ただもう、パーティ・ピープルのエネルギーに圧倒されてね......。イギリスのブレイクビーツってホントにすごいんですよ。ブレイクビーツってものに対するイギリス人の感覚っていうか、作り方っていうか、あれはもうね、ホントにすごい。すごい発明だと思うんですね。デトロイト・テクノはマシンでいかにグルーヴを出すのかってことを考えているけど、イギリスのブレイクビーツはそれとは違う発想なんです。ハードコア・ハウスはブレイクビーツ、つまりサンプリング音楽なんだけど、構成の仕方がそれまでの音楽感覚とはまったく違うんです。あの無節操さ、「なんで前半でこうなのに、後半はこうなっちゃうの」みたいな、とうてい理解できない(笑)。

はははは、いまのベース・ミュージックにもその伝統は生きてますね。でもたしかにあのブレイクビートの無節操さは、リズム楽器の観点から見ても驚きなんでしょうね。

ヒゴ:すごいんですよ。絶対に生のドラムでは再現できないニュアンスなんです。それを確立させて、それをベースに曲を作ってしまっているから、もう太刀打ちできない。独自の世界なんです。

じゃあ、最後にヒゴさんの近況を教えてください。

ヒゴ:今年がレイヴ体験まるまる20年でね、それでちょっとアンビエント、チルアウトっていうんじゃないけど、いままでとは違った視点でパーティをオーガナイズしようかなと思ったんですよね。それで「1968」っていうパーティをはじめました。これはまあ、サイケデリックをテーマにしてやっています。ジャンルとか時代も関係なく、サイケデリックを感じさせるもの。

それは楽しみですね。じゃあ、今日はどうもありがとうございました。

ヒゴ:まだ話していいですか(笑)?

どうぞどうぞ(笑)。

ヒゴ:あとね、1997年から「DIP AURA」というダンスのパーティやっていて、もう90回近くやっています。来年の1月21日に中野のヘビーシックでやるんですけど、ゲストで、ダブ・スクワッドのライヴが入ります。

じゃ、まさに「Water」の。

ヒゴ:そう、ダブ・スクワッドは「Water」に遊びに来ていた連中なんですよね。ダブ・スクワッドは彼らがそれをやる前から知っているんです。

わかりました。じゃあ、そんな感じで、今日はありがとうございました。

ヒゴ:いや、まだ告知があるんですけど、12月17日の土曜日なんですけど、新宿の〈BE-WAVE〉というところで、「HARDCORE MESSENGER」といって、じつはこれはハードコア・ハウスをメインにかけるパーティなんです。ああいう音って、あの頃にしか作られていないんですね。「Water」ってパーティをいっしょにやっていたDJ フォースも出るんです。

へー、それは楽しみですね。1991年ぐらいのレコードっていまでも中古で高いじゃないですか。ゾンビーって人が数年前に1991年当時の機材のみを使ってハードコア・ハウスの作品を出しましたけどね。

ヒゴ:へー、そうなんですか。

いま、あの時代の音がまた脚光を浴びているんです。そういう意味では「HARDCORE MESSENGER」は良いタイミングですね。

 今回リリースされる『Resolve』は2枚組で、「カスパー・ハウザー・ナウ」「チャンス・オペレーション」「スペア・ビューティー」の収録曲に、ライヴ音源が14曲、スタジオ未発表が1曲入っている。『Place Kick+1984』には、オリジナル・アルバムにライヴ音源1曲とカセット作品から1曲を加えている。PILが再結成するようないま聴くと、なるほど、この音は2011年に響く音だと納得する。

Tarwater - ele-king

 まさかのマガジン、30年ぶりの5作目。
 09年に再結成ライヴをおこなった後、そのまま新作のレコーディングに入るという噂は本当に実現してしまいました。ただし、ベースのバリー・アダムスンは録音までは参加せず、オリジナル・メンバーはヴォーカルのハワード・ディヴォート、ドラムスのジョン・ドイル、キーボードのデイヴ・フォーミュラのみ、PIL脱退後に眠ったまま息を引きとっていたジョン・マクゲオフの代わりにギターはラグジュリアからノコが参加している。

 結果はもちろん、大したことはない。82年か83年にリリースされていても、それほどのインパクトではなかったのではないだろうか。一度は引退を宣言していたこともあるディヴォートは(マイケル・ウインターボトム監督『24アワーズ・パーティー・ピープル』に掃除夫の役で出ていた以外に)ノコが参加していたアポロ440に歌詞を提供していたり、02年にはピート・シェリーと組んでシェリー/ディヴォートの名義でテクノのアルバムを出しているぐらいだから、新しいサウンドに興味を持っていなかったわけはなかったろう(セカンド・サマー・オブ・ラヴの時期にバリー・アダムスンはアシッド・ジャズ、デイヴ・フォーミュラはカウント・ベイス-Eの名義でアシッド・ハウスもやっていた)。しかし、ここでは30年という時間はなかったこととして往年のマガジン・サウンドにヴァリエイションを与えているだけ。それはもうものの見事に過去の再現であり、新曲であるにも関わらずノスタルジーが湧き上がってくるのみである。嬉しくもあり、「なんで戻ってきたんだ!」と叫びたくなったり。時間軸の上を自分が激しく行き来し、喜んだり退屈したり、忙しいことこの上ない。これを書いている11月2日現在、パッケージに貼られたシールにある通り、全英ツアー中のマガジンをこの目で見ていればきっと何も文句は言わないと思うけど(笑)。

 レイディオヘッドもカヴァーしている「ショット・バイ・ボス・サイズ」で77年にデビューしたマガジンは、マンチェスターのパンク・バンドであるバズコックスを脱退したハワード・ディヴォートが即座に結成したニューウェイヴ・バンドで、キーボードを大幅に導入していたことと、ルー・リードのパンク・ヴァージョンともいえるディヴォートの頽廃的なセンスが他とは大きく異なっていた(ユーチューブで当時のライヴを観ると、そのことはかなりわかりやすい。"ディフィニティヴ・ゲイズ"のリハーサルや、とくに"モーターケイド"はまるで神聖かまってちゃん? そう、間違っても09年の再結成ライヴは見ないように......)。ちなみに"ショット・バイ・ボス・サイズ"と同じくアート・ワークがオディロン・ルドンだったことも新作に対する期待を煽ったことはたしか。

 最初の勢いだけでなく、オーヴァー・プロデュースだといわれたセカンド・アルバム『セカンドハンド・デイライト』と、その反動のようにしてシンプルにまとめられたサード・アルバム『コレクト・ユース・オブ・ソープ』がバンドのピークといってよく、"007ゴールドフィンガー"やスライ・ストーン"サンキュー"などカヴァーのセンスも抜群だった。さらに言えば、どこか気がないように歌うわりに、いつの間にか彼(ら)のパッションに引きずり込まれているといった風なところが最大の魅力だったように思うし、そのセンスはけして失われていないと思うものの、やはり往時のシャープさには及ぶべくもなく、失われるものがあるのは当然だとして、その代わりに成熟した部分がどこなのか、そこがもうひとつ見えないところが「30年ぶり」を実感させてくれないところなのだろう。カート・コベインを取り上げた"ハロー・ミスター・カーティス(ウイズ・アポロジャイズ)"でディヴォートが「自分が本当に老いてしまう前に死にたい」とラストで繰り返すところはあまりにもいただけないし、かつてのように突き放した叙情性を失った"フィジックス"など、聴き続けることが苦痛に感じられる曲もある。それでも同年代の友人たちと同窓会的に聴きたいとか思ってしまうのだからポップ・ミュージックの呪縛というのは恐ろしい。自分にもそういうところがあって良かったとも思うし......。

 同じようにデビューから15年経って、やはり代わり映えしていないように思えたのがターウォーターで、ジャーマン・プログレッシヴ・ロックやノイエ・ドイッチェ・ヴェレの再発に務める〈ビューロ・B〉からリリースされた9作目は、マガジンからパンクを差し引いてアンニュイだけを切々と垂れ流す。だらだらと、あるいは、もっさりとしたビートが地面を這い回り、浮ついた気持ちにはけして導いてくれない。それこそラスティのように世界の果てまで一気に飛んでいってしまいそうな勢いはかけらもない。ここにあるのは1996年の空気そのもので、モータベースやフィッシュマンズ、もしくはDJシャドウやエールが運んできた空気をいまだにデリヴァリーし続けているのがリポック&ジェストラムだといえる。そして、この年の空気になぜか僕は逆らえないようで、何ひとつ代わり映えしないんだけどな......と、思いながら、この1ヶ月、毎日2回は聴いてしまうというパラノアイ状態にある。これほどまでにやる気の出ない毎日にあっさりとフィットし、人に会いたくない気分をサポートしてくれる音楽もない。1996年というのは、そういえば、あのときに孤独であることがどれだけ輝きを持っていたか。あの感じ。懐かしい。

 前々作でヴァージン・プルーンズ『スウィートホーム・アンダー・ホワイト・クラウズ』をカヴァーし、少なからずの驚きを与えてくれたターウォーターは、ここではさらに、DAF"サト・サト"をピック・アップし、DAFの曲にこのようなアンニュイを持ち込めるのかという驚きをまたしてももたらしてくれた。KMDFMのような同好の解釈からは生まれないカヴァー曲の醍醐味というやつである。グトルン・グートとAGFのグライエ・グート・フラクションによるパレ・シャンブール"ヴィア・バウエン・アイネ・ノイエ・シュタット"のカヴァーもユニークだったけれど、この"サト・サト"はあまりにも素晴らしく、マッチョ性というものをすべて剥ぎ取ってもDAFの響きが完全には失われないだけでなく、部分的にはバルカン・ミュージックのようなアレンヂも可能だということを証明している。DAFをワールド・ミュージックと結びつけたときに、どことなく、かつてのインダストリアル・ミュージックがフォークロア的なものを持ち出す傾向にあったこともダブって見えてくるところがあり、抵抗のレヴェルが意外と深いというか、DAFのなかにあった民族的なものがかえって剥き出しになってくるような錯覚まで引き起こす。いっそ、DAFだけで1枚カヴァー・アルバムをつくって欲しいと思うぐらいである。ほかにはジョン・レノン&ヨーコの未発表曲だった「ドゥー・ザ・オズ」のカヴァーも。

Chart by Underground Gallery 2011.10.20 - ele-king

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1

ONUR ENGIN

ONUR ENGIN Edits 5 [Onur Engin/12inch] »COMMENT GET MUSIC
シカゴの[Plimsoll]からのリエディット作品も話題となった、トルコはイスタンブールのアーティスト ONUR ENGIN新作が、自身主宰レーベル[Onur Engin]から登場。何と言っても今作のオススメは Side-Aに収録された「Love Talkin'」で、先日のDommuneでもDANIEL WANGが一発目にプレイしていた「メリーゴーラウンド」や国内某アーティストによる「Blow」のリエディットなど、ここ数年多くのアーティストがDJプレイに取り込みつつある、山下達郎氏の音源をしようしたもの。この曲は、82年にリリースされた6枚目のアルバム「For You」に収録されていた作品で、作詞を手掛けているのは盟友 吉田美奈子!、原曲をピッチアップし、甘くアーバンな雰囲気はそのままに残した、文句のつけようがない、超フロアーキラーな仕上がりとなっています!!さらに Side-Bには、DJ HARVEYのプレイで知られる ROD STEWARTの名作「Do Ya Think I'm A Sexy」を、トルコの女性シンガー SENAYがディスコ・カヴァーした「Kent Yasami」をリエディット。こちらも原曲以上にパワフルで、ちょっとオリエンタルな雰囲気を感じさせて良いですね縲怐Bどちらもホントに最高です!!今回もリプレスなし、完全限定プレスでのリリースとなっていますので、絶対に買い逃しのないよう、お早目のチェックをオススメしますよ縲怐B間違いなく、下半期を代表するキラータイトルとなる事でしょう。大・大・大推薦!

2

AFRIKAN SCIENCES

AFRIKAN SCIENCES Means & Ways [Deepblak Recordings / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
新世代アフロ・トライバル・ハウス超推薦盤!ここ最近欧州では急激に評価が高まってきている注目黒人ハウサーAYBEEが主宰する[Deepblak Recordings]の新作はかなりヤバめのトライバル・チューンでオススメ! THEO PARRISHのリズムの打ち込みにも通じるような、独特のつんのめり感のある、パーカッションの組み上げ方が、凄まじくカッコイイ、新感覚のアフロ・トライバル・ハウスのB1がヤバい!その他にも、ドリーミーなシンセ音がタームワープするかのように、捩れながら上昇していく、ドラッギーなテック・チューンのA1、デトロイティシュな空間シンセを響かせたディープ・トラックのA2など、全てがキラー!DJ的にもかなりアクセントとなりそうなトラックばかりなので、上手く使って頂きたい一枚です!スタッフ推薦盤!

3

SOFT ROCKS

SOFT ROCKS We Hunt Buffalo No [ESP Institute / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
UKのハードディガー・ユニットSOFT ROCKSによる70's UK Reggae/Dubマナーなオリジナルを、ANDREW WEATHERFALLが男気溢れる[On-U]ライクなロッキン・ダブへリミックス!COS/MESやTIAGOらのリリースで話題を集めた LOVEFINGERS主宰の超人気レーベル[ESP Institutes]新作は、UKのハードディガー・ユニット SOFT ROCKS。PATRICK COWLEY作品を手掛けたり、INDOOR LIFEのヴォーカリストとしても活躍していたJORGE SOCARRASを起用した今作、まず Side-AにはTIM SWENNYも Beats In Spaceでプレイしていた、70'sパンクやNew-Wave、Dub/Reggaeを巧く昇華した ぶっ飛びまくった ドープ・パンキー・ダブ、オリジナル。そしてSide-Bには、UKの超大御所 ANDREW WEATHERALLが不良感溢れるロッキンなリミックス。どちらもとにかく間違いありません!これは何がなんでもゲットしておいて下さい。UGスタッフ 超オススメの1枚!

4

ANSWER CODE REQUEST

ANSWER CODE REQUEST Subway Into [Answer Code Request / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
HARDWAXが送る期待の新レーベル!ANSWER CODE REQUESTなる謎のアーティストによる、デトロイト、IDM、UKG/ダブステップのハイブリッドとも言える、強力盤! この所、リリースペースが落ちていたベルリンHARDWAX関連の作品ですが、久々にリリースされた今作は、 ここ数年のハイブリッド・サウンドの集大成と言えそうな、ダブステップ/UKG、エレクトロニカ、デトロイト・テクノなどの要素が詰まった、流石の地下サウンドを披露!トライバルハウスともUKファンキーともリンクするバウンシーなビートを軸に、デトロイティシュに色ついていくB2「Reflected」、エレクトロニカ的な硬質ビートと、ダークアンビエンスなシンセの絡みが緊張感を生み出しているA2「Escape Myself 」など、4トラックを収録!

5

BOMBAY BICYCLE CIRCLE

BOMBAY BICYCLE CIRCLE Shuffle - Leo Zero Remix - [Let'S Get Lost / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
A MOUNTAIN OF ONEのリード・オブ・マン LEO ZERO リミックス!トビの効いたパーカッションを鳴らした、北欧の天才 RUNE LINDBAEKとの共作、Side-Bが一押し!! KZA氏、[Mule Musiq]共同主宰[Let's Get Lost]第10弾は、同シリーズ初登場となる A MOUNTAIN OF ONEの DJ LEO ZERO。今回は、2009年にデヴューを果たした UKの若き4人組みロックバンド BOMBAY BICYCLE CIRCLEの 3rdアルバム「Different Kind of Fix」に収録された「Shuffle」をリミックス。原曲のポップメランコリーなギターリフを巧く残しながら、よりディスコ/ダンスフロアー仕様へと昇華させた、ナイスなバレアリック・リミックス Side-A、Side-Bでは LEO ZEROのリミックスに、トビの効いたパーカッションなどを鳴らしながら、展開させていった RUNE LINDBAELによるリエディットを収録。バレアリック方面の方は要チェック!

6

V.A

V.A Vibe 2 Compilation [Future Times / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
NYCのアンダーグラウンド、要注目レーベル[Future Times]新作は、現在、シーンのド真ん中で活躍するアーティスト、総勢 9組が参加した、超豪華 12"×2 EP!!NINA SIMONEの楽曲をネタにしていると思われる、デトロイトスタイルなビートダウン・ハウス A1を筆頭に、80年代のアーバンでソウルフルなディスコサウンドを彷彿とさせる TOM NOBLE手掛ける A2、AAX DONNELL & ERIC MALONEの人気クラシック「Golden Cage」的なリズムと[Island]的なトビ感が◎なエレクトロ・ダブ・ディスコ CONFUZED HOUSEの B1、バレアリックフィールなシンセ音とアシッドテイストなグルーブが見事に絡みあう JUJU & JORDASHの C1、浮遊感のあるシンセが印象的な STEVE MOOREのスローモートラック C2など、本当に捨て曲なしなキラートラック 全9トラックを収録!!是非お見逃しなく!

7

HOT BURRITO

HOT BURRITO Hot Burrito #1 [M1 Sessions / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
デトロイトのディストリビューター兼、レコード・ショップ"FIT"(実はSubmergeと同じ建物の中にあるらしいです...)が送り出す、謎多きデトロイトの新レーベル[M1 Sessions]から、DAVID SHETTLERなる人物による、粘り具合ばっちりなディープ・テック・ハウスがリリース! 粘るようにうねる、中音域のシンセ・シークエンスが、巧みな変化を繰り返グルーヴのヘビー・ベースの効いたディスコ・ライクなグルーヴの上で、軽やかに反復するA面、音フェチの方へもオススメ出来る、アナロジカルな電子音が、グチュグチュと変化しながら不規則に動く、ドープなビートダウン・ハウスのB面、共に、かなり個性的なカッコイイです!今後、どんな展開を魅せるのか楽しみなレーベルが誕生です!要チェック!

8

KAHUUN : ARTO

KAHUUN : ARTO Batteri : Midi Sync [Sex Tags Ufo / TOTALLY / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
まさに"カルト"という言葉が相応しい、ノルウェー秘境レーベル[Sex Tags Mania]傘下[Sex Tags UFO]の第3弾は、かなりキラー!!その昔UKの[Paper]からも作品をリリースしていた地元ノルウェーのDJ、KAHUUNと、詳細不明のARTOなるアーティストのスプリット12インチ!01年に[Hi Fi Terapi]からリリースしていたA面、KAHUUN「Batteri」は、最近ありそうでないジャズ・ファンク・ライクな、ブレイクビーツハウスを展開!MOODYMANNの傑作の「Black Mahogany」を思い出させる傑作です! ARTOによるTR-808+ピアノな、オールドスクールハウスも◎!

9

FLOATING POINTS

FLOATING POINTS Danger [Eglo Records/ 12inch] »COMMENT GET MUSIC
もはや説明不要の存在、FLOATING POINTS の新作は7インチでのリリース! TR-808ビートとメカニカルでピプノティックなアルペジオシンセで展開していく、かなり個性的なテック・チューン!これはお手上げです...。ベースも低い位置でしっかりと鳴っています!中盤でパッドシンセが迫り上がって来た後の展開に痺れますよ!!

10

FARBEN

FARBEN Xango [Fatiche/ 12inch] »COMMENT GET MUSIC
90年代後半、[Klang]や[Scape]と言った名門から、数多くの傑作を世に送り出してきたミニマル/クリック・ハウスのパイオニアJAN JELINEK aka FARBENが、待望の新作12インチを発表!FARBENらしい、フカフカした手触りと、アナロジカルな空気感は健在!

Chart by JET SET 2011.10.11 - ele-king

Shop Chart


1

OGRE YOU ASSHOLE

OGRE YOU ASSHOLE HOMELY »COMMENT GET MUSIC
約2年ぶりとなる待望のセカンド・アルバムがアナログ化決定!!2枚組み見開きジャケット、D面にはエッチング加工が施された超豪華仕様です。

2

COS/MES

COS/MES SADISTIC EP1 »COMMENT GET MUSIC
1st アルバム『Sadistic Skatepark』のパーツをメガ・ミックス的手法で再構築した衝撃作!同じく1stから"He Is Rain Man"をCos/Mes同様に勢いに乗るバレアリック・ユニット、Seahawksによるリミックスを収録した強力12インチ!

3

LORD OF THE ISLES

LORD OF THE ISLES PACIFIC AFFINITY EP (INCL. COS/MES REMIX) »COMMENT GET MUSIC
Cos/Mesリミックス収録!見逃し厳禁のニューカマーの12インチがChida氏が主宰するEne からリリース ! American StandardやAdult Contemporaryからリリースをし、いずれも大ヒットを記録した新鋭クリエイターによる2011年待望のアナログ第四弾!

4

DISCO TOM

DISCO TOM WHATCHAWANNADO V.5 »COMMENT GET MUSIC
US人気リエディット・レーベル"Whatchawannado"第五弾に、Tom Noble a.k.a. Disco Tomが再登場!!

5

POOLS

POOLS POOLS E.P.1 »COMMENT GET MUSIC
Andresによる"Rock With You"リエディットがカルト・ヒットを記録した、LA名物パーティ「The Do-Over」から派生した"Whatchawannado"の新シリーズ"Spills"から、これまた極上の新作エディットが2作同時入荷!!

6

POOLS

POOLS POOLS E.P.2 »COMMENT GET MUSIC
Andresによる"Rock With You"リエディットがカルト・ヒットを記録した、LA名物パーティ「The Do-Over」から派生した"Whatchawannado"の新シリーズ"Spills"から、これまた極上の新作エディットが2作同時入荷!!

7

VAKULA

VAKULA SHEVC003 »COMMENT GET MUSIC
Firecracker傘下と噂される"Shevchenko"レーベル待望の第三弾!!

8

FLOATING POINTS

FLOATING POINTS DANGER »COMMENT GET MUSIC
クロスオーヴァーなヒット作を量産しているUKの気鋭ビートメイカー、Samuel T Shepherd a.k.a. Floating Pointsによる自主レーベル"Eglo"からの傑作7"。

9

GREAT WEEKEND / NOELLE SCAGGS

GREAT WEEKEND / NOELLE SCAGGS DO-OVER VOL.3 (DELUXE PACKAGE 10" VINYL) »COMMENT GET MUSIC
回は、CommonのライブDJとしても知られるTwilite Tone率いるGreat Weekend、 The RebirthのフィメールボーカリストでもあるNoelle Scaggsをフィーチャー。

10

MAYER HAWTHORNE

MAYER HAWTHORNE HOW DO YOU DO »COMMENT GET MUSIC
Stones Throwからの鮮やかなデビュー後、一気にスターとなった我らがMayer Hawthorne、超待望の2nd.アルバム。メジャーへ行っても変わらない、現代最高のソウル・ミュージック!!

Greg G (7even Recordings) - ele-king

1997年、フランス ナントにてラジオ番組運営やイベント・プロモーションをスタートさせると同時にジャングルDJとしてのキャリアをスタートさせたGreg G。フランスではUKアンダーグラウンド・ミュージックのパイオニアとしてドラムンベース、UKガラージ、ダブステップといった多種多様の音楽スタイルの発展に貢献してきた。2007年には盟友Synapticと共に今では伝説として語られるほどの高い人気を誇った "Basement Ltd." をパリにてスタートし、Malaを中心としたDMZクルー、Kode 9、Shackleton、DJ Pinch、Skreamらを初めてフランスに招く。翌年、自らが体験してきたフランスや日本のダブステップシーンを紹介していくことを目的にセルフレーベル [7even Recordings] を始動。F、Helixir、Likhan、Joaan、Enaらがタイトルに名を連ね、Ramadanman、Untold、Millieがリミックスを担当するなど、レーベルは発足間もなく、国際的な認知を獲得し、2009年1月に放送されたBBCラジオ1の "Mary Anne Hobbs' Experimental Show" にScubaが手掛ける [Hotflush Recordings] と共に [7even Recordings] がフィーチャーされ、その評価を確固たるものとした。Greg Gは新たなパートナーYusaku Shigeyasuと共に "Basement Ltd." を再始動。香港やバンコクにおいても精力的に活動を展開し、今もっともフレッシュなダブプレートとアンダーグラウンドミュージックを提供し続けている。


1
F - Full Throttle (forthcoming 7even Recordings)

2
JOAAN - Nocturnality (forthcoming 7even Recordings)

3
ENA - The Third Man (dub)

4
LIKHAN' - The Dawn (forthcoming 7even Recordings - free compilation project)

5
HELIXIR - Colly Dub (forthcoming 7even Recordings - free compilation project)

6
GOTH TRAD - Man In The Maze

7
MAKOTO - Different Rhythm (forthcoming 7even Recordings)

8
PANGAEA - Inna Daze (Hessle Audio)

9
JULIO BASHMORE - Battle For Middle You (PMR Records)

10
ZOMBY - A Devil Lay Here (4AD)

Chart by Underground Gallery 2011.08.11 - ele-king

Shop Chart


1

JERRY WILLIAMS

JERRY WILLIAMS Ease On Yourself (ghost town) »COMMENT GET MUSIC
DAVID MANCUSO、DJ HARVEY、IDJUT BOYS、PRINS THOMAS、FRANCOIS.Kなど、ここでは紹介しきれない程、沢山のDJ達がプレイしまくっている、話題作が遂に入荷!過去のリリース、そのいずれもが大ヒットを記録したNYの大人気リエディットレーベル[Ghost Town]新作は、既に上記著名DJ陣もビッグサポート中の超・超・超話題作!何と言ってもお勧めは、[Flexx]や[Hands Of Time]、[Sentrall]、[Adult Contemporary]からも作品を残す、カリフォルニアのプロデューサーTHE BEAT BROKERが、ERIC CLAPTONらにも楽曲を提供していた事でも知られる、スワンプ・ロック界の雄 JERRY WILLIAMSの79年リリース作「Gone」に収録されていた「Ease On Yourself」のリミックス A1。オリジナルの情熱的なファンク・ロックな雰囲気はそのままに、サイケデリックな鍵盤やエフェクティブなリフなどを鳴らし、程よく緩いバレアリック感を抽出させた、傑作ダブ・ブギー・ディスコに仕上げています。既に国内外を問わず、色々なDJ陣が各地でプレイしまくっているようですので、聴いた事があるという人も本当に多くいるはず!1stプレス盤は即完売、リプレス待ちの状態だっただけに、買い逃していた人は絶対にこの機会をお見逃し無く!!またカップリングには、同曲のオリジナル B2に加え、同アルバム収録の「Call To Arms」のDENNIS KANEリミックスを収録。オススメ!

2

 JEFF MILLS

JEFF MILLS 2087 (AXIS) »COMMENT GET MUSIC
JEFF MILLS「The Power」に続く、完全限定アルバム「2087」完成!1966年に公開されたクラシックS.F 映画「Cyborg(サイボーグ): 2087」の架空のサウンド・トラックとして制作された今作、繊細で深淵な電子音によって描かれた、神秘的な音風景により、映像的なイメージが喚起されてく、コンセプチャルな作品。

3

 TRY TO FIND ME

TRY TO FIND ME I'm Dancer / Needs Ending (Golf Channel) »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYのパワープレイが話題となった前作「Get To My Baby-TBD Extension」でお馴染みのTRY TO FIND ME、待望の最新作! NYの鉄板地下レーベル[Golf Channel]新作は、LEE DOUGLASとのTBD名義でも活躍する JUSTIN VANDERVOLGENのリエディットプロジェクト TRY TO FIND ME。今回はSide-Aで、炸裂系のドラムグルーブにエッジの効いた80'sなギタープレイを響かせた、ロッキンディスコ「I'm Dancer」。Side-Bには、メランコリックなメロディー、ソフトな女性ヴォーカルが◎なレイト・ドリーミーなバレアリックディスコ作「Needs Ending」。どちらもそれぞれの場面に応じたキラーチューンになりそうですね〜。

4

VLADISLAV DELAY QUARTET

VLADISLAV DELAY QUARTET Vladislav Delay Quartet (Honest Jon's) »COMMENT GET MUSIC
話題の即興四重奏、VLADISLAV DELAY QUARTETデビューアルバム! ここ最近はMORITZ VON OSWALD TRIOのメンバーとして活動をしてきた、フィンランドのダブテクノ第一人者、VLADISLAV DELAYが、元PAN SONICの奇人MIKA VANIO、アルゼンチン人ミュージシャンのLUCIO CAPECE (ソプラノサックス/バスクラリネット)、"Improvised Music From Japan"のコンピレーションにも参加経歴を持つインプロヴァイザーDEREK SHIRLEY(ベース)を率いて、VLADISLAV DELAY QUARTETを結成! 旧ユーゴスラビア、セルビアのベオグラードにある、元ラジオ局だったというスタジオにて、僅か一週間で録音されたという今作、アコースティックとエレクトロニックが同居した、フリーインプロヴィゼーションを展開。

5

JAMES BLAKE

JAMES BLAKE Order / Pan (Hemlock Recordings) »COMMENT GET MUSIC
ベースの振動の聴け!!出来るだけ爆音でどうぞ...。 少し遅れていましたが、この夏の話題盤、やっと入荷しました!説明不要の若き天才JAMES BLAKEの最新12インチ!これがかなり実験的かつドープでヤバい!!アルバムで魅せたような、ソウルフルなヴォーカルは一切なく、ベースの振動とリズムのみに焦点を当てた、新境地といえる問題作!無駄を徹底的に省き、ベースの鳴りを追求した、とにかくヘビーな一枚!家庭用のオーディオ機材で、どれくらい再生されるのかは、判りませんがが、凄い音がなっています。出来るだけ爆音でどうぞ

6

HEROES OF THE GALLEON TRADE

HEROES OF THE GALLEON TRADE Neptunes Last Stance (Golf Channel) »COMMENT GET MUSIC
限定盤!レーベル買い出来る数少ないレーベルの一つ、UGヘビー・プッシュのN,Yアンダーグラウンド[Golf Channel]新作は、70'sクラウト/サイケロックな1枚。 同レーベル4番に登場していたSEXICANことGALLEON TRADEと、レーベル13番に登場していたGHOST NOTEのCHRIS MUNZOによるユニットHEROES OF THE GALLEON TRADEによる作品。Side-Aでは、泣きのギターリフが印象的なブルージーでフォーキーなアコースティック・サイケ・ロックナンバー「Neptunes's Last Stand」。QUIET VILLAGEや[Whatever We Want]作品、70'sロック方面の方には特にオススメですね〜。Side-Bでは、軽やかなパーカッションを鳴らしたハウストラックに浮遊感のあるスペーシーなコズミックシンセ、ディストーション・ギター、[Flying Dutchman]で知られる 超大御所ジャズ・ヴォーカリストLEON THOMASの歌声、トランペットを交えた コズミック・ハウス作「Winter Island Romance」。どちらも間違いありません!当然、今回も超一押しです!

7

PARRIS MITCHELL

PARRIS MITCHELL Juke Joints Vol.1 (Deep Moves) »COMMENT GET MUSIC
94、5年頃、DERRICK MAYがヘビー・プレイしたカルト・シカゴ・チューンが復刻! うぉー!!これだったんだ!DERRICK MAYが、[Dance Mania]や[Relife]辺りのシカゴ・ハウスを連発していた94、5年頃に、毎回欠かさずプレイしていた、ジャッキン・ハウスが復刻! 94年に[Dance Mania]からリリースされた2枚組「Life In The Underground」から、4曲が抜粋されて復刻!何と言ってもA2に収録されている「Rubber Jazz Band」がイチオシ!ジャジーなウッド・ベースとチープにフランジングするウワ音のみで超ファンキーに攻めるシカゴ・チューン!94、5年頃のDERRICK MAYのDJプレイで、欠かさずプレイされていいました!個人的にも15年以上探していたので、これは本当に嬉しい

8

2000 AND ONE

2000 AND ONE Kreamm (Bang Bang!) »COMMENT GET MUSIC
VILLALOBOSとLUCIANOが"B2B"でプレイしている、TYREE「Video Clash」 のカヴァーがコレです! 既にヨーロッパで話題となっているキラー・チューン![100%Pure]のディスコ・ライン人気レーベル[Bang Bang!]の新作は、ボス2000 & ONE自らが、いろんな意味で強烈な一枚をドロップ!シカゴ・クラシック古典、TYREE「Video Clash」 の、カヴァー?リメイク?リミックス?リエディット?コピー? 笑いが出るくらいに「Video Clash」 なんですが、とにかくカッコイイです! ヴァイナル・オンリーです!

9

PIGON

PIGON Sunrise Industry (Dial) »COMMENT GET MUSIC
両者共にソロ活動が活発化し、各自順調な活躍を魅せていた、EFDEMINとRNDMコンビが久々にPIGON名義で新作をリリース!温度感もテンションも「絶妙」!決して熱くならない、程良い高度感を保ちながら、淡々とビートを刻んでいく「Painting The Tape」、丁寧な音響工作も光る、アトモスフェリックなディープ・テクノの「Sunrise Industry」、拍子木のような音が、巧みに変化そながら転がっていく「Flip_Over Pill」など、全曲完璧!

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REWARDS

REWARDS Equal Dreams (Dfa) »COMMENT GET MUSIC
BEYONCEの実妹 SOLANGE KNOWLESをフィーチャーした ソウルフルなNu-Disco作!コレ、本当にオススメです! TEST ICICLESの元メンバーとしての活躍でも知られる DEVONTE HYNES新作が NYの名門[Dfa]から登場。何と言ってもオススメは、Side-Aに収録されたタイトル作「Equal Dreams」で、グルーヴィーなブギーファンクグルーブとメランコリックな鍵盤、生っぽいフルートなどが交差するトラックに、ソウルフルな歌声を響かすSOLANGE KNOWLES嬢のヴォーカルが見事にハマる、Nu-Disco〜Deep House方面にかけて幅広くオススメしたい 超大推薦作!!カップリングには、同作のインストと、80年代のシンセポップな雰囲気を感じさせる「Asleep With The Lights On」。是非、チェックしてみて下さい!
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