「IO」と一致するもの

Chart by UNION 2011.08.24 - ele-king

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1

ANDRES

ANDRES Andres III MAHOGANI / US »COMMENT GET MUSIC
1stアルバムからの路線を行く哀愁漂うハウスチューン"Be Free Baby"は全編ジャズピアノ。そしてフリップサイドに刻まれた4トラックスはANDRESらしいタメの効いたビーツ。ハウスとヒップホップのヴァイヴのブレンド感は本作でも健在、煙で満たした涼しい部屋で延々と鳴らしていたい1枚。

2

RROSE VS BOB OSTERTAG

RROSE VS BOB OSTERTAG Motormouth Variations(+10") SANDWELL DISTRICT / UK »COMMENT GET MUSIC
SANDWELL DISTRICTレーベルから早くもNEW LPが登場!! 先頃12"をリリースしたばかりのRROSEと、RECRECやTZADIKなど前衛レーベルに数々の作品を残す実験音楽家・BOB OSTERTAGのコラボレーション作!深海を漂うようなディープな音響がすさまじいエクスペリメンタル・ミニマル! この10"付き限定盤は、既に世界的に数が少なくなっていますので、本当にお早めに!

3

MASANORI SUZUKI(鈴木雅尭)

MASANORI SUZUKI(鈴木雅尭) Premium Cuts #00 Classic Blend (Remaster Ver.) PREMIUM CUTS / JPN »COMMENT GET MUSIC
生音系MIXCDの代表格PREMIUM CUTSシリーズの原点となる初期ナンバーを集大成したまさにベスト・オブ・ベストな伝説の2枚組『#00』が、全面的にリマスタリングを施して限定再登場!めくるめくオルガンバー・クラシックスのすべてがここにある!! 中古市場でも枯渇状態が続きウォントの声が絶えなかった傑作、是非チェックを!

4

LITTLE DRAGON / WILDBIRDS & PIACEDRUMS

LITTLE DRAGON / WILDBIRDS & PIACEDRUMS Thunder Love/Fight For Me(Mario & Vidis Redo/Manuel Tur Remix,Dixon Edit) PHILOMENA / GER »COMMENT GET MUSIC
DIXONとAMEが運営するレーベルINNERVISIONS傘下、ごく限られたショップでしか入手できないシークレットレーベルPHILOMENAの第5弾!プレス数極少!ドイツ地下より密かにリリースされ、これまでにDIXON、AME、HENRIK SCHWARTZ、PRINS THOMASそしてMARCEL DETTMANNが携わってきたエディットレーベルPHILOMENA。本作ではサイドともスウェーデン産の楽曲をエディット!

5

DORIAN

DORIAN Studio Vacation (T-Shirts セット) FELICITY / JPN »COMMENT GET MUSIC
各方面で話題となった1stに続く待望のセカンドアルバム!様々なスタイルに80'sのマテリアルを散りばめ、独特のセンスで纏め上げた心地よくも踊れる一枚。こちらはディスクユニオン限定のTシャツ付きセットです。

6

CRO-MAGNON

CRO-MAGNON Joints EP 2 JAZZY SPORT / JPN »COMMENT GET MUSIC
ヴォーカリスト/MC12組とのコラボレーションで生まれたCRO-MAGNON初のヴォーカルCDアルバム『Joints』からの限定アナログEPが2タイトル同時リリース!!本作では七尾旅人、鎮座DOPENESS、GAGLEをフィーチャー!それぞれのインストももちろんカップリングしています!

7

MARCEL FENGLER

MARCEL FENGLER Berghain 05 OSTGUT TON / GER »COMMENT GET MUSIC
ベルリン最強レーベル・OSTGUT-TONのMIXシリーズ「BERGHAIN」の最新作は、MARCEL FENGLER!! LABYRINTHやFUTURE TERRORでの来日で圧倒的存在感を放つDJを披露した猛者が遂に! 恒例のEXCLUSIVEトラックも盛り込んだモダンテクノ決定盤!

8

永田一直

永田一直 Honcho Sound Vol.14 HONCHO SOUND / JPN »COMMENT GET MUSIC
ExT Recordingsを主催、これまでアンダーグラウンドでのみ手に入れられた数々のMIX-CDも話題の永田一直による「レ"ガ"エとダブ」ミックス最新作がHONCHO SOUNDよりリリース!昼夜問わずこの季節に鳴らしっぱなしOKなハマリ具合の全16曲!

9

FRAN-KEY

FRAN-KEY Summer134 VMP SOUNDS / JPN »COMMENT GET MUSIC
前作も大ヒットだったFRAN-KEYによる夏をテーマにしたミックスCD。夏になると必ず聴いてしまうクラシックスも、涼しげなビートもバッチリ詰込んでのスムースな展開。かつてのMIXテープ時代のような独特な空気感も漂う傑作!そしてこのプライスも嬉しいところ。

10

ANYTHING & SARCASTIC PRESENT....RUB N' TUG

ANYTHING & SARCASTIC PRESENT....RUB N' TUG La From New York ANYTHING & SARCASTIC / US »COMMENT GET MUSIC
!!DJ HARVEYとのMAP OF AFRICA等で活動を続けるTHOMAS BULLOCKとERIC DUNCANによるRUB N' TUGがプレイした、2/5にLAで開催されたPARTYを記念したメモリアル・アイテム!!aNYthing とSARCASTICがタッグを組み制作したT-SHIRTS & CDがリリース。8時間にわたるPARTYの同録を濃縮したCD。期待を裏切らない内容の作品!

FREEDOMMUNE ZERO - ele-king

FREEDOMMUNE/アフター・ザ・レイン文:野田 努

 DOMMUNEらしいといえば実にDOMMUNEらしいスリリングな経過とまさかの幕引きとなった。悔しかったし、悲しかった。こんな事態にでもならなければ見えなかったであろう愛も見えた。そんな濃密な1日だった。
 8月19日の昼の12時45分、川崎駅に到着したとき、予想以上の暴風雨に、レインコートと折りたたみ式の傘を持ってきた筆者でさえも、カメラマンの小原泰広といっしょに少し大きめの頑丈な傘を買いに駅構内を走った。会場に着いたときには、横殴りの暴風雨に傘は役に立たず、少し歩いただけでもズボンはけっこう濡れた。ひどい雨と風だったし、Tシャツ1枚では寒かった。それでもいっしょに来場した三田格も松村正人も、やや遅れてきた田中宗一郎も、やがては雨も弱まり、〈FREEDOMMUNE ZERO〉がはじまることを疑っていなかった。が、しかし海沿いに長くのびた東扇島公園の天候は容赦なかった。

 それでも最初のうちは、3時からトークをはじめるという話だった。徹夜明けの宇川直宏がレンコート姿で到着した。ひと通りカメラやPAのチェックをしてトークの準備に入ろうとしたが、配信のための回線が繋がらない。ハブもランケーブルも朝からの豪雨による浸水によってダメージを受け、取り替えなければならなかった。回線が復旧して、実際にトークがスタートしたのは4時をまわっていた。その背後では、宇川がPCに向かって天気情報をかたっぱしからチェックしながら、スタッフたちと状況確認を続けていた。途中、回線は何度も落ちた。
 雨が弱まった時間帯もあった。そのたびに脳天気なトーク・ブースは喜びを露わにしたが、宇川は冷静だった。18時に大雨の予報が出た。その大雨が通過したらはじめよう。彼はそう言った。

 DOMMUNEの現場に来ている人はよく知っているように、ふだんの宇川は好物のブラッディメアリーを片手にカメラをまわし、スウィッチングをする。が、この日の彼はとてもそんな感じではなかった。会場内の雨が弱まっているときでも、海辺の様子を見に出向いた。戻ってきて、そして、海岸はまだ荒れているんだよと、無念の表情で言った。
 宇川直宏が中止を決めたのは、その晩の川崎市の大雨洪水警報が解除されなかったからだ。津波警報も出ていた。最終的には、23時に集中豪雨が川崎市を襲う可能性があるとの気象庁が発表した予報をみて、決断したようだった。東日本大震災復興支援イヴェントとして企画したフェスティヴァルだというのに、大雨洪水警報が出ている場所に1万人以上の観客を招くことはできないと、宇川は繰り返した。自分に言い聞かせるように。
 実際に夕方までの現地の天候は酷いもので、落雷の可能性もあった。あの状態が深夜オーディエンスで埋まった会場を襲ったとしたら......と考えると、とんでもない。たしかにその後雨は止んだけれど、それは結果論。中止することのさまざまなデメリット、その損害を回避するためにも警報を無視して自分たちのやりたいことを貫くか、あるいはオーディエンスや出演者の安全面を優先するのかという二択のなかで、迷わず後者を選んだことはDOMMMUEらしい決断だったし、英断だったと思う。自らが下した中止という決断に、もっとも悔しい思いをしているのは他ならぬ宇川直宏本人だろうし......。あとからイヴェント会社の人に訊いたら雨天における事故の確率は100倍にもなるという話だった。
 それにしても......トークの途中で、「いま中止ってツイットしたんだよね」と彼がぽつりと言った瞬間は、筆者はその意味を理解するのに時間がかかってしまった。あまりにも唐突に聞こえたからだが、それだけ宇川直宏は、ことの深刻さを出演者やまわりの人に悟られないようにふるまっていた。そして中止が決定すると、その直後にはオフィシャルHPから公式な公演中止の発表があった。

 その後、DOMMUNEらしいインプロヴィゼーションがはじまった。三田格、そして途中から司会を無茶ぶりされた磯部涼の奮闘もあって、トーク・ブースにおけるショーは夜まで続いた。快楽亭ブラック、安部譲二、石丸元章、五所純子、大友良英、吉田豪、杉作J太郎、常盤響、山口優、山辺圭司、秘密博士、松村正人らが出入りして喋ったそれは、いつもながらのDOMMUNEの光景のようにも見えたが、この緊急事態においては妙々たるハプニングもあった。わりと早めの時間、自ら登場を買って出て、あのいかんともしがたく消沈したテント小屋を10メートルぐらいジャンプさせた神聖かまってちゃんのの子、そしてそこに即興で躍り出た坂口恭平のパフォーマンスには、大笑いしながら三田格とともに涙の領域にまで連れていかれてしまったのである(結局、かまってちゃんのメンバーは4人とも出演した)。
 他にも、小山田圭吾とSalyuは、Salyu×Salyuのアコースティック・ライヴをやりたいと申し出てステージに上がって極上のコーラスを披露した。中止と知りながら駆けつけた七尾旅人とPhewも歌うつもりでずっと待機していた。誰もがもっとも望まなかった行方のなかで、その場には奇妙なほど本当に温かい空気が流れていたのは事実だ。
 もちろん、この日を楽しみにしていた人たち、とくに会場や川崎駅まで来ていながら入場でなかった人たちにはさまざまな感情があったと思う。まさか......と愕然としたことだろう。あの素晴らしいロケーションのなかで、前代未聞のブッキングによるフェスティヴァルを体験できたらどんなに素晴らしかったことか......。しかし、これは野外フェスティヴァルというもののリアリティだ。いかなる野外フェスティヴァル、野外レイヴもこうした天候のリスクを負っている。主催する側もオーディエンスの側もだ(こんな話、慰めにもならないだろうけれど、まだ日本にこうしたフェス文化がなかった90年代初頭、筆者はUKのコーンウォールであるはずだったフェスに行って、結局なにごともおこなわれなかったという経験もあるし、悪天候の野外レイヴで事故が起きたという話は世界中にごろごろしている)。それでも人は野外フェスティヴァルや野外レイヴを求めるのは、それでしか味わえない高揚感があるからだ。
 もっとも残念な結果に終わってしまった〈FREEDOMMUNE ZERO〉ではあるが、この現実はリアルタイムで配信されている。ことのはじまりから顛末までが配信という技術によって放映されたことで、そのときどきの出来事、その場のテンション、そしてエモーションは人びとに共有されている。それは過去悪天候によって中止を強いられたどのフェスティヴァルとも違っている点のひとつだ。

 中止決定からさまざまなハプニングがあったとはいえ、イヴェントが中止になったというのに人がまだそこに大勢い残っていることは日本では認められない。とりあえずその場を解散しなければならなかった。緊急事態における事後対応としてトークを配信し、そこに人はいたのだけれど、日本では許可なく公共の場所に大勢の人間がいてはいけないことになっている。警察に包囲されて中止になったというガセが飛び交っていると聞いたようですが......、東扇島公園の入口にずらーっと並んでいたのは暇そうなタクシーの一群でしたよ。
 楽屋には中止だというのにたくさんの出演者が残っていた。豪雨で昼からのリハーサルができずにそのまま最後までいた ホワイ・シープ?とチン↑ポム、L?K?O?、RY0SUKE、ハルカ、CMT、Shhhh、トビー、DJノブ、アルツ、ムーチー、瀧見憲司、渋谷慶一郎、テイ・トウワ、KIMONOSのふたり、イギリスからやって来たホワイト・ハウス......(他にもいたかもしれない)、そしてジェフ・ミルズや小室哲哉、ムードマンや高橋透、赤塚りえ子、手塚るみ子、湯山玲子、JOJO広重、ヤマタカ・アイ、OOIOO、iLLのように中止になったことを知ったうえで敢えてやって来た人も少なくなかった。トーク・ブースが撤収されてからも、七尾旅人とPhewは楽屋でこっそりと演奏をはじめたけれど、いまはもうその場を解散しなければらなければならないという主催側の説得によって終わった。同じように、このままでは終われないと言わんばかりに会場に駆けつけた小室哲哉は、今回の趣旨に賛同して考えたセットリストだから朝日が登るまでに演奏して聞いてもらうことが重要だと言って、宇川直宏とスタッフを誘い、自らのスタジオからライヴ配信するべく、夜の闇に消えていった......。(また、その後、急きょ〈サルーン〉を使ってのパーティもあった)

 〈FREEDOMMUNE ZERO〉が悲劇だったのかコメディだったのか、筆者はとてもじゃないが客観的には見れない。使われなかった海辺のスピーカー、いくつもステージ、当日売るはずだった大量のTシャツの箱を見ると本当にやりきれない気持ちになった。涙を呑むとはこういうことなのだろう。いまは、こうしたリスクを承知のうえでフェスティヴァルを準備して、そのために最大限の労力をはらってきた人たちの決断を尊重したい。本当に本当に本当にお疲れさま。本当に歴史的な日になってしまった。会場内で売る予定だったあのジャームスのオマージュTシャツ、格好良すぎるじゃないか、オレにも1枚売ってくれ。(以上、敬称略)

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FREEDOMMUNE/雨上がりの夜空に文:三田 格

 雨の予報に気がついて、何かのついでに宇川直宏にEメールを送ると「太陽を動かすからダイジョーブ!」というパワフルな返信。それが開催予定の4〜5日前だった。動かすものが少し違うような気もしたけれど、「そうか、ダイジョーブか」と思ってネコの顔を洗ってみたり。
 当日は、ビーチ・ステージのトップを飾るはずだったチン↑ポム×ホワイ・シープ?のリハが1時半からの予定だったので、早い時間に出演する野田くんたちと登戸で正午に待ち合わせ。南武線で川崎駅に近づくに連れて雨脚がどんどん強くなってくる。タクシーを降りて会場の中央に着いた頃には傘が折れるかと思うほど風も強くなってきた。先に着いていたチン↑ポム×ホワイ・シープ?は早くもリハを諦めていて、ビーチ・ステージまで行ってみと、なるほどステージの上まで波しぶきが跳んでくる。仮に誰かが演奏に挑んだとしてもオーディエンスが海に引き込まれたのではシャレにならない。これは無理かもしれない...。雨が止んだとしても風が収まらなければ、この事態は収拾されないだろうし(前日にベルギーのハッセルトで開催されていた音楽フェスティヴァル「プッケルポップ2011」が嵐に襲われ、雨が降ったのはたったの10分間だったにもかかわらず2人から3人の死者を出し、70名以上が負傷するという事故が起きていた。テントが倒れ、スクリーンが落ち、ステージに木が倒れてきたらしい)。

 風であちこちのテントが飛ばされ、行き場を失った物品がトーク・ドームの中に積み上げられていた。そこに「3時からオン・タイムでトークの配信を始めます」という掛け声がかかり、会場の整備が始まる。運営本部は強気で、少し遅れが出ても、きっと雨は止むだろうという判断なのだろう。実際には雨は強く降ったり弱くなったりで、どうなるのかまったくわからない。天気予報を見ると、午前中には付いていなかった警報が川崎市にも付いてしまった。思ったより悪い展開に向かっているのだろうか。そこへようやく宇川直宏が到着。車を降りるなり、タナソーのポンチョを見て「オシャレだねー」と軽口を飛ばし、いままで徹夜で予約メールの送信をやっていたと話しはじめる。「徹夜だけど、ユンケル70本と、リポビタンD120本と、チョコラBB87本と、リゲイン658本と、モカ860本飲んできたから今日は大丈夫。絶対眠くならない」。みんなを不安にさせない、いつもの宇川直宏がそこにはいた。

 暴雨風で破損して、なかなか回線がつながらず、結局、4時から「エレキングTV」がはじまる。非常事態なので、午前3時の予定だった僕にも最初から出ろと声がかかり、しばらくグラストンベリーの話など。Uストの画面には写っていなかったけれど、すぐ横に宇川直宏はいて、ノートブックを操作しながら「天候状況を確認しながら6時には中止かどうかの決断をするから、それまで繋いで!」という指示。ということは中止になる可能性も考えつつ、どうとでも取れるように話をしなければいけない。ロス・アプソンの山辺さんやほとんど初対面の秘密博士も加わって......何を話したのかすでに記憶がない。6時を過ぎたのに決定は出ず、気がつくと壇上は男ばっかりなので、チン↑ポムのエリイちゃんを呼び込んだり、礒部くんもそれに続いてくれたので、司会は彼に任せて、ようやく壇上から降りる。そこまでのどこかで中止の決定が出ていたはずなのに、それもまた記憶にない。あまりにもめまぐるしく気象情報と事態が変わり続け、宇川くんからは「トークだけは配信する」といわれて、自分が何をどうしたらいいのか完全にわからなくなっていたとしか思えない。
 気がつくと、責任感の強い坂口恭平がチン↑ポムの後に続き、さらには神聖かまってちゃんのの子が壇上に飛び出した。誰が出てくれと頼んだわけでもないのに、これはあまりに面白い組み合わせだった。の子と坂口でバトルMCに突入し、の子が一方的に勝ちを宣言すると、負けたんだから1万円出せという。坂口恭平がすんなりと1万円を出したので、「内閣総理大臣が簡単に負けを認めていいのか」と僕も調子にのって叫んでいた。「すぐに戻ってくるから」と訳のわからない捨てゼリフを残してステージから去ったの子を追いかけていくと、野田くんが小山田圭吾と話をしていて、サリュー×サリューも何かやりたいと言っているという。「こうなったら覚悟を決めて、最後まで司会をやるしかない」と野田くんが言うので、「わかった」といって、ほかに出演者がいないか探しに行くことにする。その辺りから、また順番がどうだったのかよく覚えていないんだけど、かまってちゃんのほかのメンバーが壇上にいるところになぜか僕もいて、サリュー×サリューへと繋いだところはなんとか覚えている。エンジニアはZAK。さっきから、かなり贅沢なプログラムが進行していることは間違いない。その次は快楽亭ブラックの落語だったか。これも九龍ジョーに仕?切ってもらい、「だから、生でやっても平気だっていっただろ」とか、キメのオチで観客が笑い転げているのを背中で受け止めつつ、その間にまた出演者を探していると大友良英がいたので、福島フェスティヴァルの話を聞いて帰朝報告を話してもらうことに。その頃までには宇川くんがプログラムを立て直していたので、続いて「SONOTAの鞭」をテイ・トウワと、続いて吉田豪と杉作J太郎の「JGO」。杉作J太郎は恵比寿マスカッツが出ない代わりに自分がパンツを脱いでTシャツだけで出演するという危ないシチュエイションづくり。司会を五所純子にタッチして、次は安部譲二や康芳夫らによる「超前衛鼎談」。
 バックステージに行ってみると、ヤマツカ・アイやムードマン、Phewに瀧見憲司と、DJやライヴ・ステージに立つ予定だった人たちがどうしたものかとブラブラしたり、それぞれに話し込んでいる。ホワイトハウスやJOJO広重、そして、ジェフ・ミルズも場の成り行きを見守りつつ、手塚るみ子や赤塚りえ子らと旧交を温めていた。出演者ではなくても「中止」と聞いて駆けつけてきた人もけっこう多く、実は、この時までに海から一番遠いDJブースの配信だけでも、全くお客さんを入れない状態で、ストリーミングさせられないかと宇川くんたちは必死で努力していたらしい。しかし、一度、休止を決めてしまったステージは容易なことでは再起動できず、ここで二度目の休止を聞いたような気分だった。雨が強すぎて電源や回線に問題が生じたことも大きいらしく、こうなると、トーク・ドームの盛り上がりとは裏腹に運営本部は沈滞ムードの最下層に潜り込んでいく。声のかけようもないとはこのことで、宇川くんがジェナちゃんの携帯を鳴らしてというので、かけてみると、宇川くんのポケットから着信音が鳴り出し、「なんだ、自分が借りたままだった」といった瞬間だけが笑いの出た時だった。ほどなくして帰るに帰れないといった雰囲気の人たちが、やがて、大きな声で合唱を始めた。そう、ハッピーバースデイの歌が次第に大きくなっていく。その日は七尾旅人の誕生日だったのである。歌が終わると、七尾旅人は目の前にいたチン↑ポムに向かって「もしかしてチン↑ポム? 好きなんですよー」と晴れやかな声を出す。「誕生日の第一声が"チン↑ポム"はないだろー」と誰かに言われながら。
 そういえばトーク・ドームの進行に気をとられていて、チン↑ポムが何をやっていたのか僕は?まったく気づいていなかった。どこに行っていたのかと聞くと、彼らは初ステージとなるはずだった今日のイベントの代わりに真っ暗な海岸に行って、福島から来たカップルと「気合100連発」をやっていたらしい。僕も前日までに2度、彼らと一緒に渋谷のスタジオに入り、音楽的には素人同然だった彼らがホワイ・シープ?の指導でリズムにのって「気合100連発」を再現できるようになった過程はすべて見ているだけに、彼らがステージに立てなかったことは残念でならなかった。ひとりがつまづくと雪崩を打って調子がおかしくなったり、そうかと思うと、信じられないほど上手くできたりの繰り返しだったので、本番ではどうなるかとドキドキだったのである。一番初々しいときにパフォーマンスできなかったことはやはり勿体なかったなーと。

 最後に宇川直宏から挨拶があった。いつもと同じようで、やはりどこかトーンが違っていた。彼のことだから、長々と話しを続けていたことはもちろんだけど、「必ずリヴェンジします!」と何度も繰り返したことは強く印象に残った。そして、彼はこれから小室哲哉のスタジオに行き、いつものドミューンのチャンネルからライヴを配信するという。それを聞いてチン↑ポムは東京に戻って呑み会をそのまま配信しようということになった。題して「ノミューン」。今日はあちこちでみんなが配信番組をやっているに違いない。七尾旅人もさっきステージの外から「タビューン」を配信していた。
 あっという間に東京に戻り、弘石くんのオフィスで小室哲哉の配信を観ていたら、最後に宇川直宏が顔を出し、頭を下げた。小さくなってはいけない人が身を小さくしようとしているような難しさがそこにはあった。悪いのは宇川直宏ではないだろう。瞬間的に僕はそう思ったけれど、でも、彼はどうみても頭を下げていた。ちょっと悲しかった。
 ドミューンの放送が終わり、そこからノミューンの放送がはじまった。ラジオのハガキ・コーナーをマネたエリイちゃんのアドリブは素晴らしく、そのままチン↑ポム×ホワイ・シープ?にマコちゃんや僕も加わって「気合100連発(ダンス・リミックス)」へと突入する。最終的にはのべで1000人近くが観てくれたものの、酒が入りすぎていたせいか、あまりといえばあまりなグダグダ・ヴァージョンになってしまう。配信を終えてからパフォーマンスの内容をめぐって卯城くんとエリイちゃんがケンカをし始めた。激しいのか陰?険なのかよくわからない言い争いが場の雰囲気をどんどん悪くする。相手に期待をしていなければ人はケンカなどしない。僕はエリイちゃんと卯城くんのケンカを止めもせず、なんとなく耳をそば立てながら、この6人組はまだまだ伸びる気でいるんだなと感じていた。そこに、弘石くんが再び「酒を買ってきたよ〜」と飛び込んできた。誰の感情もそれ以上、持続せず、気がつくと、全員で「乾杯〜」と叫んでいた。それからは、それまではあまりしたことがないような話をみんなでしていたように思う。何人かとは心の距離がとても近くなった気がする。とても小さなことかもしれないけれど、フリードミューンが何かをもたらしてくれたことは間違いない。雨上がりの夜空はいつのまにか朝の光に取って代わられていた。


»FREEDOMMUNE0<ZERO>公演中止のご案内

Junior Boys - ele-king

 ピッチフォークがゼロ年代のベスト・アルバムの第3位にダフト・パンクの『ディスカヴァリー』を選んだとき、少なからず驚いたのは発売当時はそれほど評価していなかったことを記憶していたからだが、それはつまり作品そのものよりもその後の、とりわけアメリカでの影響の大きさを踏まえたものだろう。僕はダフト・パンクは存在そのものが一種のコンセプチュアルな装置だと思っているのだけれど、『ディスカヴァリー』は特にその度合いが大きかった。彼らが子ども時代の70年代後半から80年代に聴いていたアメリカの大衆音楽に対するノスタルジーを素材にして、「あの頃」のフューチャリスティックな感覚をモダナイズした......と言うより、ファッショナブルに、何よりポップに繰り広げていた一枚だった。当時のアメリカのキッズの生の記憶にあったのは古くてもせいぜいグランジまでぐらいだったろうから、80年代のMTVのダサさがそれを知らない世代にとってはクールに反転してもおかしくはない。いま、これだけ北米でシンセ・ポップやエレクトロ・ポップが若い世代に共通言語として流通しているのは、ひとつにはあのアルバムからの影響が形を変えつつ残っているからだ。

 ゼロ年代の前半、いまよりももっと『ディスカヴァリー』の余波が感じられた頃――LCDサウンドシステムが「ダフト・パンク・イズ・プレイング・アット・マイ・ハウス!」とエレクトロを発見したばかりのアメリカのキッズの気持ちを代弁して叫ぶ少し前に、ジュニア・ボーイズはカナダ発のベッドルーム・ミュージックとして現れた。70年代のAORや80年代のシンセ・ポップの甘ったるさを濾過して強調した彼らの音楽は、ダフト・パンクの歌ものポップス、とくに"サムシング・アバウト・アス"のような曲から通じるもので、アンニュイでムーディでファッショナブルで、何よりノスタルジックであった。彼らが世代的に80年代を直に知っているのかそうでないのかは僕は知らないが、いずれにしても幼い頃の音楽的記憶を取り戻すかのように(「ジュニア」「ボーイズ」と少年性を強調するのもそうだろう)あの頃の気取ったポップスの空気を真剣に再現しようとする気概がそこには感じられ、それ故に彼らはその後洗練に向かった。2006年のセカンド『ソー・ディス・イズ・グッドバイ』では、モダンなR&Bやヒップホップの凝ったビートを取り入れつつミニマルに仕立てるそのスタイルは既に完成され、その上で上手くいかない恋愛の憂鬱や退廃にひたすら耽溺するような快楽に満たされていた。
 ジュニア・ボーイズは自己演出能力に非常に長けており、そこに言い訳めいた態度やギャグは一切ない。何よりもそのヴォーカル・スタイルだ。吐息混じりに悩ましげに放たれるか細い歌声は、エロティックな快楽をリスナーにこれでもかと与え続ける。そのナルシスティックな空気が鼻につくひとも多いと思うが、その親密な舞台の主役を演じきっているという点でもはや清々しい。

 4枚目となる『イッツ・オール・トゥルー』も、東洋的な音の味つけと彼らにしてはややアッパーなナンバーが目立つ以外は、基本的に何も変わらず、さらなる洗練を推し進めている。音数は元々少ないほうだが、より整頓しミニマルな作りになっていて、"キック・ザ・カン"で挑戦しているミニマル・テクノなどはその成果だろう。しかしそれ以外はすべて例によってエレガントな歌ものポップスで、自分たちで細部まで作り上げた淡い倦怠感に包まれた世界のなかで、ヴォーカルがそのエモーションに酔いしれるようにメロウなメロディを歌い上げる。リード・シングルであるラストの"バナナ・リップル"はトンでいるのか?と疑いたくなるほど(これも彼らにしては、だが)アップリフティングなトラックになっていて腰を抜かしそうになるが、得意のアンニュイ路線は"プレイタイム"や"ユール・インプルーヴ・ミー"でもちろん用意されている。そのスムースなグルーヴとも相まって、長い愛撫のように快楽が絡みついてくる。なかでも僕が特に気持ちいいのは"セカンド・チャンス"で、ノイズが混ざったビートと電子音の掛け合いは見事なものだ......いや、というか、率直に言ってあえぎ声のようなヴォーカルが「ザッツ・トゥルー、カモン、ベイビー、ザッツ・トゥルー」と吐き出すのを聴くためだけに何度もこの曲を繰り返してしまう。
 ジュニア・ボーイズの音楽もまた、ひとつの突き詰めたコンセプト、虚構であると言える。どこまでも逃避的だが、その先は80年代のシンセ・ポップが持っていためくるめく官能の世界だ。それは確かに80年代生まれの僕のような人間にも魅力的で......快楽のヴァリエーションとして、絶対にあってほしい類のものだ。それと似たようなことがゼロ年代前半ごろ、あるいはいま、北米でも起こっているということなのだろう。この隅々まで抜かりなく演出された音のエロスは、個人的な秘めごととして愉しみたい。

Chart by JAPONICA 2011.08.22 - ele-king

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1

ANDRES

ANDRES III MAHOGANI / US / 2011/8/13 »COMMENT GET MUSIC
独自のポジションからデトロイト産ハウス〜ヒップホップを発信する至宝ANDRESのサード・アルバム「III」緊急リリース!みんな大好き定番ネタ PHAROAH SANDERS"YOU GOT TO HAVE FREEDOM"使いのビートダウン・トラックA-1"BE FREE BABY"に始まり、ヒップホップ/ブレイクビーツ色の強いDJフレンドリーな好トラックが目白押し。。こんなANDRESの新作ホント待ってました!

2

PSYCHEMAGIK

PSYCHEMAGIK FEELIN LOVE / WAKE UP EVERYBODY PSYCHEMAGIK / UK / 2011/8/17 »COMMENT GET MUSIC
PSYCHEMAGIK、オウン・レーべルからのエディットEP第3弾。サンプリング・ソースとしてもお馴染みメロウ・ソウル・クラシック HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES"WAKE UP EVERYBODY"の冒頭の有名なピアノ・フレーズを中心にセミ・インスト的に仕上げたシンプル&ストレートなブレイクビーツ・エディットのB面がほん と最高スギ。グレイト!推薦盤。

3

SISTER SLEDGE

SISTER SLEDGE THINKING OF YOU (THEO PARRISH UNRELEASED HOUSE MIX) UNKNOWN / UK / 2011/8/17 »COMMENT GET MUSIC
説明不要の名曲"THINKING OF YOU"のTHEO PARRISHによる未発表ハウス・リミックスが緊急ホワイト・リリース!「UGLY EDITS」のお蔵入りテイク・・??その怪しすぎる体裁から謎は深まるばかりですが、巨匠によるクラシック・ナンバーのエディットというだけあって、こ れは外せない一枚となってます!

4

DJ DUCT feat. THE REGIMENT

DJ DUCT feat. THE REGIMENT BACKYARD EDIT PT.4 -DETROIT SESSION- THINKREC. / JPN / 2011/8/10 »COMMENT GET MUSIC
国内外から大きなリアクションを得たレアグルーヴ・エディット・シリーズ「BACKYARD EDIT」待望の第4弾はデトロイトの二人組ラップ・ユニット=THE REGIMANTを迎え原点でもあるヒップホップへと経ち帰るスペシャル・エディション。レアグルーヴ・エディットを基に、単なる90'S回帰と は一線を 画すスタイリッシュで硬派な良質ヒップホップ盤◎

5

TORN SAIL

TORN SAIL BIRDS REMIXES CLAREMONT 56 / UK / 2011/8/4 »COMMENT GET MUSIC
先頃、<CLAREMONT 56>よりリリースされ話題を呼んだデビュー12"「BIRDS」のリミックス盤が登場!スライドギターにハスキーなボーカルが哀愁を誘うウエストコース ト・ロック〜カントリー・ロックなオリジナルを世界中から注目を集めるCOS/MESと、UKハウスの大ベテランFRANKIE VALENTINEがリミックス!

6

ELZHI

ELZHI ELMATIC JAE B. GROUP / US / 2011/8/13 »COMMENT GET MUSIC
孤高のリリシストNASの大傑作ファースト・アルバムにして90'Sヒップホップを語る上では外せない超重要作「ILLMATIC」をSLUM VILLAGEのELZHIが同郷のファンクバンドWILL SESSIONSを従え並々ならぬリスペクトを込め忠実にカヴァーしてしまった強烈作、その名も「ELMATIC」、待望の2LP!

7

KOSS / HENRIKSSON / MULLAERT

KOSS / HENRIKSSON / MULLAERT ONE MULE ELECTRONIC / JPN / 2011/8/17 »COMMENT GET MUSIC
ご存知日本が誇る至宝KOSS a.k.a. KUNIYUKIとMINILOGUEの二人MARCUS HENRIKSSON & SEBASTIAN MULLAERTがタッグを組んでリリースするモンスター・アルバムからの先行12"。シーンの最前線を行く両者のプロダクション・カラーが微塵も損なう ことなく見事高次元で融合された次世代エレクトリック・ビートダウン・ハウス傑作に!

8

THE TORNADOES

THE TORNADOES EL SALVADOR WONDERFUL NOISE / JPN / 2011/8/10 »COMMENT GET MUSIC
ヒップホップ・グルーヴで刻まれるファンク・ビートにギター/ハープ/ヴィブラフォン、そして揺らめくホーンセクションが幽玄に絡み合うほんのり 黄昏なアブストラクト・ミッド・ジャズ・ファンク傑作"EL SALVADOR"。こちらオリジナルだけでも十分満足なところさらに本盤では微小ダブワイズ/SEによる味付けが施された"DUB"ヴァージョン、そし てMITSU THE BEATSによるボトム強化でのブレイクビーツ・エディットも収録の超充実内容!

9

CHICAGO DAMN

CHICAGO DAMN DIFFERENT WORLDS SIXTY FIVE / UK / 2011/8/4 »COMMENT GET MUSIC
<SIXTY FIVE>第7弾は<MERC>からのデビューで注目を集める新鋭CHICAGO DAMN!MARK E直系、ダビーでスモーキーなズッシリ重厚なビートにシャッフル気味のピアノ・ループでグルーヴィにぐいぐい引っ張り、ピアノブレイク〜ソウルフルな ヴォーカル・サンプルで一気に盛り上げるビートダウン・エディット傑作!

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VOLTA CAB

VOLTA CAB HARD TO FIND EP ISM / UK / 2011/8/10 »COMMENT GET MUSIC
<DINER CITY SOUND>や<APERSONAL MUSIC>等、人気レーベルより作品を残すロシアの注目株VOLTA CAB。全編に渡り淡い空気感を放つディープハウス〜ビートダウン・ブギーを往来するソウルフル・スムーシー・トラックを披露する今作。イチオシは優しい エレピ・リフも好感触なソウル・ヴォーカルがグッと溶け込むスローモー・ブギー・ハウス最高峰"PLAY ON"、そして同路線の"MAGIC IN YOUR EYES"。

Chart by JET SET 2011.08.22 - ele-king

Shop Chart


1

QUASIMODE

QUASIMODE HI-TECH JAZZ »COMMENT GET MUSIC
Christian Prommer's Drumlessonへの日本からのアンサー!デトロイト・テクノの歴史的名曲"Hi-Tech Jazz"の生音カヴァーを収録!

2

LOVEBIRDS

LOVEBIRDS HONEYBADGER EP »COMMENT GET MUSIC
Sebastian Doring(a.k.a. Knee Deep)ことLovebirdsの新作!!昨年の傑作"Love & Happiness"以来となるVincenzoと共に主宰するTeardropからの新作。Steve Reich & Pat Methenyの永遠の名作"Electric Counterpoint

3

INGA COPELAND

INGA COPELAND INGA COPELAND »COMMENT GET MUSIC
Hyperdubへの参戦を果たしてしまった異端ユニット、Hype Williamsメンバーによる限定ホワイト盤リリース!!Sade, Drakeをネタに繰り広げた昨年リリースの問題作"Do Roids And Kill E'rything"を筆頭に、楽曲&MV共に異彩を放つ英独産スモーカーズ・ディライト・ユニットHype Williamsの女流Inga Copelandによるセルフ・リリース作品。

4

JONTI

JONTI FIREWORK SPRAYING MOON »COMMENT GET MUSIC
Stones Throwが送り出す新星、Jontiのデビュー・7インチ!!Animal Collectiveラインのサイケ・ポップ感と柔らかくファットなビートを兼ね備えた、1枚です。

5

STEPKIDS

STEPKIDS LEGEND IN MY OWN MIND »COMMENT GET MUSIC
Mayer HawthorneがRotary Connectionと共演したかのようなサイケデリック・ソフト・グルーヴを聴かせる西海岸腕利きトリオ、Stepkids。早くも2枚目のシングルが到着!!

6

KOSS/HENRIKSSON/MULLAERT

KOSS/HENRIKSSON/MULLAERT ONE »COMMENT GET MUSIC
Kuniyuki & Minilogueコラボ・アルバムからの先行カット。DJ Quリミックスも収録!!Koss a.k.a. Kuniyukiと、Marcus Henriksson & Sebastian MullaertのMinilogueコンビがタッグを組んだ、想像するだに強力な内容が期待出来るアルバムからの先行カット・シングルがこちら。やはり、素晴らしい!!

7

JAMIE XX

JAMIE XX FAR NEARER / BEAT FOR »COMMENT GET MUSIC
昨年からネット上で話題を呼び続け、限定プロモが即完売したxxのJamie Smith = Jamie xxの初ソロ・トラック。待望の正規12インチが到着しましたー!

8

ELZHI

ELZHI ELMATIC »COMMENT GET MUSIC
フリーDLの時点で話題騒然だったブツがなんと2LPでリリース!Nasのデビュー作にして90'sの金字塔『Illmatic』を、ElzhiとWill Sessionsというデトロイト・コネクションが完コピ。そしてコレが実に素晴らしい出来です! お早めに!

9

SICK TEAM

SICK TEAM MY SHIT »COMMENT GET MUSIC
1stシングル"Street Wars"に続く第2弾シングルが登場!話題沸騰中Budamunk、Issugi、S.L.A.C.K.によるSick Teamの1stアルバムから第2弾12"シングルが限定リリース。アルバム未収録曲も収録です!

10

MARIA MINERVA

MARIA MINERVA CABARET CIXOUS »COMMENT GET MUSIC
100% Silkからの12インチが当店超ヒットしたMaria Minerva。Not Not Funから素晴らしすぎるアルバムが出ました!!

interview with DVS1 - ele-king

 Who is DVS1?
 本名ザック・クートレツキー。それは、日本がまだ体験していない、USテクノ最後の刺客。彼のプレイを聴いたことがある日本人はまだ数えるほどしかいないはずだし、名前すらも聞いたことがない人がほとんどだろう。でも彼は新人ではない。なにしろ、彼は15年間に渡ってずっと地元ミネアポリスでアンダーグラウンド・パーティでプレイしてきたDJ。世界が彼のことを知らなかっただけなのだ。
 ベン・クロックのレーベル〈Klockworks〉からのEP、そしてデリック・メイの〈Transmat〉からの『Love Under Pressure』EPのリリースによって注目を集めた彼が、何よりも得意とするのはDJプレイーー 初来日となるFREEDOMMUNE 0〈ZERO〉で、その全貌が明らかになる。
 3度目の〈Berghain〉出演で10時間半のぶっ通しという超人的なプレイでベルリンのテクノ・フリークたちを熱狂させたほんの数日後、穏やかな昼下がりにじっくりと話を聞いたので、彼がどんな人物なのか、少々予習してもらえれば幸いだ。

ミネアポリスでパーティをやってきた先輩たちから、とにかく音にだけは妥協するなということを教わったんだ。ライティングやらデコレーションやら、他のものに手が回らなくても、音さえ良ければパーティは成り立つと。

あなたのことを知っている人はとても少ないので、基本的なところから聞かせて下さい。出身はロシアなんですよね?

DVS1:そう、生まれたのはロシアで2歳のときにアメリカのミネアポリスに引っ越した。その後両親が離婚して、父はニューヨークに移った。だから僕はミネアポリスとニューヨークを行ったり来たりして育ったんだ。16歳から20歳まではニューヨークで高校を卒業したり大学に行ったりして、その後ミネアポリスに戻ってそれからずっと今も居る。
 1996年にミネアポリスでイヴェントを主催するようになった。DJもしていたんだけど、最初はプロモーターとして音楽の世界に関わり出したんだ。僕がミネアポリスやったパーティで「伝説」となっているのは、1997年にハイコ・ラウ、エレクトリック・インディゴ、ニール・ランドストラム、トビアス・シュミットなど......当時まだアメリカでは誰もやってことがない規模の国際的なDJたちをブッキングしたときだった。車で6時間かかるシカゴからでさえ人が来たほどだったよ。だから、僕は「クレイジーなテクノ・パーティを巨大なサウンドシステムを使ってやってる奴」として知られるようになったんだ(笑)。それ以降、年に1回くらいのペースでこういう大規模なイヴェントを企画して、それ以外はもう少し規模の小さいパーティをやっていくようになった。本来なら2000人規模のイヴェントに使うようなサウンドシステムを300人のパーティで使っていたから(笑)、音が凄いという評判になっていた。
 ミネアポリスでパーティをやってきた先輩たちから、とにかく音にだけは妥協するなということを教わったんだ。ライティングやらデコレーションやら、他のものに手が回らなくても、音さえ良ければパーティは成り立つと。そういう環境で育って来たのはとても幸運だったと思う。よくニューヨークのクラブに行くと、音が物足りないと感じた。決して悪くはなかったよ、他の大多数の都市よりは良かったけど、それでもミネアポリスには敵わなかった。これはミッドウエスト(アメリカ中西部)特有のものだったんだ。ニューヨークでもないしロサンゼルスでもない、ちょうど中間でいろんな場所のいいところを取り入れて独自の発展を遂げていた。

その音に対するこだわりの話は非常に興味深いですね。どういう経緯で発展していったんでしょう?クラブ・シーン特有の現象なんでしょうか、それとも他の音楽シーンからの影響とか?

DVS1:とくにエレクトロニック・ミュージックの現場がそうだった。イヴェントやパーティを主宰してきたのは、ほとんどが自分も音楽を作っているかDJをしてる人たちだった。だから音の好みもはっきりしていた。僕はたまたま、幸運にもこうした「音中毒」の人たちのパーティに行っていたから、その経験から自分も同じようにしよう、あるいは彼らのスタンダードに見合うサウンドシステムを用意しよう、と考えた。先人たちに教わったことを自分も実践しただけだよ。

ミネアポリスに限ってそういうパーティがおこなわれていたんですね?

DVS1:90年代のミッドウエストのシーンを知っている人ならみんな言うと思うよ、ミネアポリスはシカゴと比較してもネクスト・レヴェルのことを実現していたって。みんな意外に思うだろうけど。

まったく知らなかったですね......

DVS1:ウッディ・マクブライドは知ってるかな? DJ ESPって言うんだけど......実は僕は個人的に全然好きじゃないんだけど! 一応ミネアポリスのシーンを語る上では外せない人物だから触れておくよ(笑)。彼が最初にミネアポリスを盛り上げたオールドスクールの立役者で、3千人、4千人規模のパーティを主宰してた。彼も先人に倣って、いい音にこだわった。120台のスピーカーを積み上げて「音の壁」を造ったりしてね。そんな環境で聴くと音楽も全然違って聴こえる。身体で音を感じることができる。
 僕にとってはDJや楽曲制作も、「音を感じる」という行為の延長なんだ。ただ耳で聴くというだけではなく。よく、「君の曲はすごくシンプルだよね」と言われるんだけど、言われて気がついたのは、自分が無意識にこういうサウンドシステムで鳴らすことをイメージして作っているということ。だからラジカセで聴いても何がいいのかわからないと思う。でも、巨大なサウンドシステムで鳴らしたときに、意味がわかるはず。

それは非常に興味深いですねぇ......いままで私は、アメリカには大きなテクノ・シーンは存在しなかったと認識してました。

DVS1:存在しなかったよ。だからこそ、僕らはずっと苦労してきた。ドイツみたいにカルチャーとして認められることがなかったから、つねにそれがチャレンジだった。自分たちでやり方を編み出して行かなければならなかったんだ。シカゴでもニューヨークでもない、ミネアポリスという街だから余計にね。だから、決して恵まれた環境ではなかったけど、その分好きなようにやれた。
 パーティやイヴェントはいつもおこなわれていた。ごく自然に。ずっとそういうことをやってきた上の世代がいて、また若い連中がそれを真似してやりはじめて......と自然に受け継がれていた。もちろん調子のいいときと悪いときのサイクルがあるけど、それはどこの街でも同じこと。僕が最初にパーティに行きはじめた頃、ミネアポリスはハウスの街だった。シカゴに傾倒している人が多かったから。そしてほんの少しのテクノ。

ミネアポリスのテクノは全然知らなかったです......

DVS1:僕と他に数人はつねにテクノを推していた。上の世代のハウスの人たちがあまりプレイしなくなったり、他のことをはじめたりするなかで、僕らは地道にテクノをやっていた。妥協せずに、質のいいパーティを週末だけにやるようにしていたんだ。クラブでやるのではなく、自分たちで会場から作っていた。それを続けるうちに、固定客が出来てきた。
 それに興味深いのは......この話は先日も他の人にしていたんだけど、他のジャンルの人たちはそれしか好きじゃないという人が多い。ドラムンベースならドラムンベースだけ、ハウスならハウスだけ、テクノの人たちはすべて好きなんだ。......少なくとも僕の地元のテクノ・ピープルはね! 僕はそこにとても惹かれきた。他の街では違うのかもしれないけど。とくにドイツをはじめとしたヨーロッパではちょっと違いそうだけどね。
 例えば僕もハウスのレコードはたくさん買う。ハウス・ミュージックも大好きだ。僕の仲間のテクノDJたちもハウス好き。だから僕らがパーティをやるときは、オープニングとクロージングにハウスDJをブッキングするんだ。そうやってビルドアップしてピークにテクノをやる。ヨーロッパでは20時間ぶっ通しでテクノやったりするから(笑)、ちょっと違うけどね。テクノ人間の僕でさえもそういうのはあまり好きではないんだ。そればっかりは嫌。僕はテクノを「デザート」にしたい。最高の気分で、満足しているところに、さらに最後の一押しが欲しい、そういう風にテクノをかけたい。アメリカではそうやってきた。テクノがピークで、そこまで昇る過程と、降りて来る過程がある。だからミネアポリスのテクノDJたちはディスコ、ハウス、パンク、インダストリアル......いろんな音楽を評価し楽しんで来た。だから僕らはより幅広い視野と趣向を持っている。少なくとも僕はそう思うし、そういう姿勢を変えないつもりだよ!

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パーティやイヴェントはいつもおこなわれていた。ごく自然に。ずっとそういうことをやってきた上の世代がいて、また若い連中がそれを真似してやりはじめて......と自然に受け継がれていた。もちろん調子のいいときと悪いときのサイクルがあるけど、それはどこの街でも同じこと。

あなたのDJプレイを初めて見たのは〈Berghain〉で昨年6月に行われたベン・クロックの『Berghain 04』リリース・パーティでしたが、本当にお世辞抜きで度肝抜かれました。

DVS1:そう言ってもらえるのは本当にありがたいよ。あの日のセットは、自分ではそれほど満足出来なかった。(日曜)正午からのスタートだったんだけど、あの日はみんな130〜132BPMでプレイしていて、最初は少しテンポを落としたほうがいいと思ったんだ。まだ〈Berghain〉がどういうところかもわかっていなかったしね(笑)。だから少し遅めにプレイしはじめたんだけど、お客さんの反応が鈍いように感じた。だから速くしないといけないな、と思って速くしていったんだ。結局137BPMぐらでプレイしていて、僕はまわりから「すごくいいけど、ちょっと速いよ!」という視線を感じた(笑)。でも続けるうちに、みんなが納得しはじめた。だから結果的には上手く行ったと思うけど。ベンはさぞかし不安だったろうと思うよ。本当はライヴをやって欲しいと言われていたのを断って、僕がDJをやらせてくれと頼んだからだ。彼は僕が今までに3回しかやっていないライブをたまたまミネアポリスで見ただけで、DJプレイを聴いたことがなかったんだよ。でも、「君がそう言うなら信じるよ」と言ってやらせてくれた。

ベンもDJは聴いたことがなかったんですか!

DVS1:一度も。だから凄いリスクを負っていたんだよ(笑)。

恐らくプレイしはじめてお客さんに違和感を感じたのは、単にテンポの問題ではなく、〈Berghain〉のお客さんが聴き慣れているDJとは余りに違うスタイルだったので戸惑ったんじゃないかと思いますよ。これは褒め言葉になるか分かりませんが、とてもアメリカ的なスタイルだと私も感じました。

DVS1:うん、うん。それはいろんな人に言われた。「君みたいなDJは聴いたことがない」とか、「他のDJと同じ曲をプレイしても全然違って聴こえる」と。それはとても有り難い褒め言葉だね。

少なくとも私の目には、あの場にいたベンもマルセル・デットマンも衝撃を受けていたように見えましたよ。「ワオ!」って感じで。

DVS1:そうだといいけどね! でも僕はエゴと自信を混同しないように気をつけてる。自分に自信は持っているけど、過信しないようにしてる。あの日もとても緊張したけど、それは自分の実力に自信がないからではなくて、お客さんにどう受け止められるかわからなかったから。僕はいつも考え過ぎてしまう傾向があるので(笑)。でも2度目に〈Berghain〉で10時間セットをやったときは、満足感を得られた。「よし」という手応えがあったね。いままでの人生で最長のセットだったけど(笑)。それまでは長くても4〜5時間のセットだった。アメリカではそれ以上プレイする機会なんてないから。

ベルリン以外ではほとんどそういう機会はないでしょうね......(笑)。

DVS1:そうだよね、だから僕も自分がああいう超ロングセットで実力を発揮出来るとは知らなかった。何でもやってみないとわからないものだよね。

ちょっと話が逸れてしまいましたが......お聞きしたかったのは、あなたのそのDJスタイルはどのように形成されたかということです。どんなDJの影響を受けてきたんですか? やはり地元の先輩たちから?

DVS1:わからないな。でも、僕はパーティに行きはじめた頃から、ブース脇にかじりついているようなタイプだった。DJを観察するのが好きで、本当に感動したものだよ。DJがEQを操作していく様は......みんなただミックスしているだけじゃなかった、EQが肝だったんだ。先に述べたような、壁のように積み上げられたスピーカーで、ベースをぶち込んだときの迫力といったら! あれほどパワフルなものはない。自分でDJをするようになったのはニューヨークの高校にいたときで、そうだ、日本人のヒップホップDJからターンテーブルをもらったんだった! 名前はもう忘れてしまったけど、寮で同じ部屋だった子がね。ものすごくヘボいターンテーブルだったけど(笑)。自分で安物のミキサーも買って、ただ独学でやりはじめてみた。誰にも教わらずに。その頃、DJをやってる子と友だちになった。年下で未成年だったけど、すでに〈The Limelight〉でプレイしていた。だから彼がやるときによく行って、ずっと観察してたよ。見る度にDJの持つパワーに魅了された。たまたま僕が行ったパーティ、あるいは時代だったのかもしれないけど、僕が知ってるDJはみんな音を操作して動きがあって、突っ立ってる奴なんていなかった。そういうDJを見てきたから、僕も同じようにやろうと思ったんだ。もちろん好きなDJの名前を挙げることも出来るけど、それよりも僕は90年代半ばという時代、そしてミッドウエストというエリアに影響されたと思う。当時は世界中のトップDJがミッドウエストに来てプレイしていた。ロラン・ガルニエ、デイヴ・クラーク......あの頃の彼らは神のようだったよね。もちろんいまでも素晴らしいけど、あの頃は絶頂期だった。それを僕は地元で体験出来た。ロラン・ガルニエのような人でも、僕らの使っていたようなサウンドシステムでプレイすることはほとんどなかったみたいで、「ワオ! 一体これは何だ?」って驚いていたよ。そして最高のプレイをした。恐らく、僕が体験したDJプレイのトップ5に入るセットだったね。ロブ・フッド、(ジェフ・)ミルズ、それにシカゴ・ハウスのレジェンドたちをそういうシステムで聴いていたんだ。当時はハウスとテクノがそれほど分かれていなかったしね、いまみたいに。みんな同じような機材を使って曲を作っていたから、サウンド的にもそれほど違いがなかった。同じ808や909のキックを使っていた。
 ......これで僕が受けてきた影響の説明になっているといいけど!

良くわかりました! でもそれより前に話を戻すと、音楽にはずっと関心があったんですか?それともそうしたクラブ体験がきっかけで音楽にのめり込んだんでしょうか?

DVS1:昔から何かしら音楽には関わってきたね。子供の頃は母親にピアノを習わされていたけど、まあよくあるようにガキの頃は問題ばっかり起こしていたから、いつしかピアノは止めてしまった(笑)。その後1〜2年チェロもやってみたんだけど全然ダメで、それもすぐに止めた(笑)。ピアノはわりと得意だったんだけどね、ずっと弾いていなかったから忘れてしまったけど。いまはまた試行錯誤しているね。でもそんな風に母親はいつも僕に音楽をやらせようとした。とはいえ、父親がDJで母親がバイオリニストの音楽一家で育った、ってわけじゃない(笑)。家族に音楽家はいなかった。でも子供の頃から、ラジオで流れて来る80年代の、シンセ音楽をとても好んで聴いていたね。そこまで選択肢があったわけじゃないけど、ユーリズミクスとかがかかると喜んで聴いていた。そういうビートのある音楽が好きだった。
 よくいろんな人とこの話になるけど、音楽に最初にどう触れるかでその後がだいぶ左右されると思う。最初に行ったイヴェントがダメな音楽ばかりだと、そこからいい音楽を探し当てるのは大変だ。でもラッキーな人は最初から素晴らしい音楽を聴いたり体験出来たりする。僕は後者だった。最初の頃から、いい音楽がかかるいいパーティに連れて行ってもらえた。僕は「ゲートウェイ・ドラッグ(入門麻薬)」って呼んでるんだけど、一部の人はいい音楽に辿り着くためにトランスを通過しないといけない(笑)。僕はそれをやらずに済んだ。最初からピュアで良質なハウス・ミュージックのパーティに触れられたから、とてもラッキーだったね。

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自分で自分を売り込むようなタイプじゃなかった。初対面の人にはDJをしているとは言わなかったし、自分をDVS1だとは名乗らず、(本名の)「ザックです」と言っていた。「いつかプレイさせて下さいよ〜」なんておべっかを使うようなこともしなかった。

以前からミッドウエスト以外の地域でもDJは頻繁にしていたんですか?

DVS1:いや、していない。僕はね、自分は出遅れたと思っていたんだ。例えばデリック・メイや、次の世代のクロード・ヤングといった人たちは、プロデューサーとしてブレイクする前にすでにDJとして有名になっていた。彼らはライヴ・セットなどやっていなかった。DJとして人気が出たんだ。とても腕のいいDJだったからね。でも僕が自分の腕に自信を持てるようになった頃にはテクノは大きくなっていたし、世界中に広まっていたし......それに僕は自分で自分を売り込むようなタイプじゃなかった。初対面の人にはDJをしているとは言わなかったし、自分をDVS1だとは名乗らず、(本名の)「ザックです」と言っていた。「いつかプレイさせて下さいよ〜」なんておべっかを使うようなこともしなかった。......なぜだろうね、とにかくもう遅いと思っていて、ミネアポリスの外にまで自分を売り込む努力をしたことがなかった。だから、ほとんど存在すら知られていなかったんじゃないかな。地元ではそれなりに有名だったけどね。だからミルズやフッドが地元に来たときは、いつも僕が一緒にブッキングされた。
 その次のステップとしてやったことは、自分のクラブをオープンさせることだった。それが自然なことに思えたんだ。アンダーグラウンド・パーティをやり、アフターアワーズをやり、ウエアハウス・パーティをやり......次にやることは自分のクラブを持つことだと思った。自分はここに住み続けるんだし、自分の好きなDJをブッキングして、自分もDJできる場所が欲しかったんだ。音が良くて、使い勝手のいいブースがあって......だから僕は5年かけて自分のクラブをオープンした。でも、もう少し時間をかければ良かったところを焦ってしまったんだな、本来なら一緒に組むべきではない人たちと組んで開店させてしまった。一応2年間は営業したんだけど、やはり上手く行かなかった。いい人生経験にはなったけどね。でも閉店したとき、僕は多額の借金を背負ったし、エネルギーも削がれてしまった。「これからどうしたらいいんだろう」と思ったね。

それはいつの話ですか?

DVS1:閉店して9ヶ月後にベンと出会ったから、オープンしたのが5〜6年前になるね。〈Foundation〉という名前のクラブだった。地下にある古いクラブを改装したスペースで、600人くらいの規模だった。そしてオールドスクール・ヒップホップとエレクトロニック・ミュージックに特化していた。アフリカ・バンバータ、ミックスマスター・マイクからジェフ・ミルズまで。僕はオールドスクール・ヒップホップも大好きなのでね、そういうパーティもやっていた。
 だから閉店直後はかなり落ち込んで、今後どうしていけばいいのかわからなかった。でもとりあえず何かやろうと、店で使っていたサウンドシステムを別の店の〈The Loft〉というスペースに持ち込んで、またパーティをはじめたんだ。〈Shelter〉というパーティで、ひとりのDJが一晩通してプレイするというコンセプトだった。ひとりがオープンからクローズまでのロングセットをプレイするんだ。でも、このアイディアはちょっと行き過ぎていたみたい(笑)。普通だったら1時間から1時間半、よほど特別なゲストだったら2時間というセットタイムだから。しかもDJも誰にでもできることではなく、かなり幅広いレコード・コレクションがないと無理だ。しかも僕はヴァイナル人間だから、ヴァイナルに限定していたし。最初の6ヶ月くらいはまあまあ成り立っていたんだけど、だんだん人も減って、結局それも終わらせることになった。ちなみに最後の回はデリック・メイだったよ。同じ日にドキュメンタリー映画『HI TECH SOUL』のプレビュー上映もした。

おお、あの映画に日本語字幕つけましたよ!

DVS1:そうかい! そう、あれを上映してすぐにデリックがプレイしはじめて5時間のセットをやってもらった。でもその後は、本当にまたどうしていいかわからなくなって、しばらく姿を消していたんだよね。半年くらいかな。そしたら、ライヴをやらないかと声がかかった。でも最後にライヴをやったのはその5年も前のことだった。それが生まれて初めてのライヴだった。「5年振りだし、ぜひやってくれよ」と言われたんだけど、「いや、気がすすまない」と言っていたんだ。そしたら妻が、「やるべきよ。私を信じて、とにかくやってみて」と言った。「少しのあいだ自分のことに集中してみたら、あなたはこれまでずっと他のひとたちのために骨を折ってきたんだから。自分のために時間を使うべきよ」そう言われて、「わかったよ」と引き受けることにした。出演日の6ヶ月前にそう決めて、3ヶ月経ったところで同じ夜にベン・クロックがやって来ることが告知された。ベンは街のクラブでプレイし、僕は別のアンダーグラウンド・パーティに出演することになっていたんだ。
 これ以降の話は、もうすでに他のインタヴューなどで読んでるかもしれないけど、僕はベンが聴きたかったので、自分のライヴ前にクラブに行って、彼のプレイを聴いた。でも挨拶とかはしなくて、ただ客として聴いて自分のパーティに戻ったんだ。そしたら、ベンのプロモーターが彼のプレイ後に、「どうしても聴いてもらいたい人がいる」と言ってベンを僕のパーティに連れて来ようとした。最初はベンも「疲れたからホテルに帰りたい。アフターパーティには興味ない」とか言っていたらしいんだけど(笑)、そのプロモーターが「彼も滅多にやらないライヴだから、ぜひ見て欲しい」と説得して連れてきた。ちょうど僕がはじまったところに。30〜40分のセットだったからとても短かったんだけど、ライヴ後に話をして、「曲のリリースはしてるの?」と聞かれたんだ。「いや、してない」と言ったら、「出したいと思う?」と聞き返されて。「そうだね、そろそろ出してもいいかもね」と言った。
 面白いのは、その1ヶ月ほど前にデトロイトにオーディオ・エンジニアとして仕事をしに行ったことがあった。僕はしばらくそういう仕事もやっていたのでね。モーターショーのイヴェントなどで仕事をしていた。それでオフの時間はデリック・メイと遊んだりしていた。あるとき、彼のスタジオでいろいろ音楽の話をしていたときに、たまたま僕が自分の曲をかけたんだ。そしたら、「何だこれは?」と聞くので、「僕の曲だよ、最近こういうのを作ってみてるんだ」と言うと、「俺にくれ」と言う。「え? なんで?」と聞いたら「俺は〈Transmat〉を再開するんだ」という話で。ほぼ同じタイミングで両方に話を持ちかけられたんだ。でもベンの方が出すのが早くて、半年後には世に出ていた。デリックはそこから1年半かかったんだよね。
 でも、自分は本当に幸運だったと思っている。このデジタル時代にデモやプロモなんて数え切れないほどある。でも僕は自分の最初のレコードを、1枚はベンといういま旬のアーティストのレーベルから出せて、もう1枚はデリックという歴史の生き証人で正統派なアーティストのレーベルから出せた。その両方から出してもらったことで、特殊なポジションに立てたから、より人びとに注目してもらえたと思うんだ。耳を傾けてもらえた。
 僕は若手を批判するつもりはないけど、こうやっていろいろな場所に行ってプレイするようになって、周りの連中がみんな本当に若くてビックリしている。20歳とか21歳とか...... 彼らは彼らで素晴らしいと思うけど、僕は長くやってきた分だけ周りにリスペクトしてもらえていると感じる。いつもヴァイナルを持ち込むし、古いレコードをたくさん持っているし、それなりに経験があるDJだってことはわかってもらえる。世界的には「新人」なのかもしれないけど、僕はずっとこれをやってきたという自負がある。

よくアーティスト同士が「コラボレーション」とかやってるけど、正直僕は恥ずかしくて出来ない。プロダクションのことなんて何もわかってないから(笑)。ただ自分を表現するのに適度なことだけ知っているんだ。

私があなたのプレイを見て最初に思ったことは、「なぜ私はいままでこの人のことを知らなかったんだろう!?」でしたよ(笑)。

DVS1:さっき言った通り、僕自身ももう出遅れたと思っていたくらいだからね。でも遅すぎるなんてことはなかったね、いまがパーフェクトなタイミングだったと思う。テクノはいままた勢いを取り戻している。僕が15年間プレイし続けてきた音楽が、いまいちばんきちんと聴かれていると思う。もし4年前に僕が「発掘」されていたら、そこまで注目されなかったかもしれない。音楽が注目されていなかったから。
 先日も『Groove』誌にインタヴューされたときに、「いまのテクノ・ブームをどう感じていますか?」と聞かれたけど、ブームは何でも去るときが来るからテクノ・ブームも同じように去ると思う、でも僕はこの音楽を愛しているから、ブームかどうかは関係なくプレイし続けるだけだ、と答えた。

昨年の6月が、初のベルリン出演だったんですか?

DVS1:いや、実はオリジナルの〈Tresor〉で10年前にいちどだけプレイしたことがあったよ。「新人ナイト」でね(笑)。97年にハイコ・ラウをミネアポリスに呼んでいた縁で、2000年に友人の結婚式でヨーロッパに来た際に、彼にどこかでプレイできないか聞いたんだ。それで彼が紹介してくれたのが〈Tresor〉だった。水曜日の夜に、3〜4時間のセットをやらせてもらった。あれも素晴らしい体験だったな。満員でね、でももちろん当時は誰も僕が何者かなんて知らなかった。

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よくアーティスト同士が「コラボレーション」とかやってるけど、正直僕は恥ずかしくて出来ない。プロダクションのことなんて何もわかってないから(笑)。ただ自分を表現するのに適度なことだけ知っているんだ。

私があなたのプレイを見て最初に思ったことは、「なぜ私はいままでこの人のことを知らなかったんだろう!?」でしたよ(笑)。

DVS1:さっき言った通り、僕自身ももう出遅れたと思っていたくらいだからね。でも遅すぎるなんてことはなかったね、いまがパーフェクトなタイミングだったと思う。テクノはいままた勢いを取り戻している。僕が15年間プレイし続けてきた音楽が、いまいちばんきちんと聴かれていると思う。もし4年前に僕が「発掘」されていたら、そこまで注目されなかったかもしれない。音楽が注目されていなかったから。
 先日も『Groove』誌にインタヴューされたときに、「いまのテクノ・ブームをどう感じていますか?」と聞かれたけど、ブームは何でも去るときが来るからテクノ・ブームも同じように去ると思う、でも僕はこの音楽を愛しているから、ブームかどうかは関係なくプレイし続けるだけだ、と答えた。

昨年の6月が、初のベルリン出演だったんですか?

DVS1:いや、実はオリジナルの〈Tresor〉で10年前にいちどだけプレイしたことがあったよ。「新人ナイト」でね(笑)。97年にハイコ・ラウをミネアポリスに呼んでいた縁で、2000年に友人の結婚式でヨーロッパに来た際に、彼にどこかでプレイできないか聞いたんだ。それで彼が紹介してくれたのが〈Tresor〉だった。水曜日の夜に、3〜4時間のセットをやらせてもらった。あれも素晴らしい体験だったな。満員でね、でももちろん当時は誰も僕が何者かなんて知らなかった。


デリックが最初に僕にくれたアドヴァイスは、「人は君のことをオリジナルの楽曲で覚える。リミックスが記憶に残ることも稀にあるが、そう多くはない。だから自分のファミリーを作って、そこを基盤として、あまり多くのレーベルから出すな。そうじゃないと、いまの時代すぐに忘れられてしまうぞ」だった。

楽曲制作もずっと取り組んでいたんですか?

DVS1:ずっと取り組んではいたね。でも実験の繰り返しで、曲を完成させるまでに至らなかった。スタジオも構えていたし、一時期はたくさんのアナログ機材も持っていた。でも何度か自分の企画に失敗してすべてを失った。僕は16歳の頃から「自営業」なんでね(笑)、何か大きなプロジェクトをやるときは自分の持ち物を担保に入れなければならなかった。それで成功したこともあるし、何度か失敗して、2度ほどすべてを手放さなければならなかった。機材もね。それほど使っていたわけじゃないから不便はないんだけど、かなりいいアナログ機材を持っていたから、残念は残念だ。いまはReasonを使って曲を作ってる。Reasonと言うとみんなショックを受けるんだけど(笑)。僕の曲はすべてReasonで作った。でもReasonをアナログ機材のように使っていると思う。すべてをMIDIコントローラーで操作しているんだ。僕は数学的な思考で曲は作れないのでね。ループを作って、それに合わせて「ジャム」をして録音するんだ。だからとても自然に曲が出来上がる。「でもドラムマシンみたいな音がする」と言われるけど、ドラムマシンみたいな使い方をしてるということなんだ。

その制作方法はどうやってあみ出したんですか?

DVS1:ボタンを押してるうちに(笑)。よくアーティスト同士が「コラボレーション」とかやってるけど、正直僕は恥ずかしくて出来ない。プロダクションのことなんて何もわかってないから(笑)。ただ自分を表現するのに適度なことだけ知っているんだ。僕はDJすることに関しては精通していると言えるけど、プロダクションに関しては学習中だ。誰にもやり方を教えてもらったことがないから、恥ずかしくて「実は自分でも何をやっているのかよくわかりません」って正直に言えない(笑)。
 でも時折、知識がないことが逆にプラスになっているんじゃないかと思うこともあるよ。知識が限られている分、その限られた中で最大限のことをしようと努力する。たまに「ああ、こんなエフェクトがかけられたらもっといいかもな...」なんて思うこともあるけど、「いや、これはこれでいい」と考え直す。僕はDJとしても、シンプルな音楽を好む。そういうことを忘れて歌を作ったりする人もいるけど、僕はトラックを作りたい。僕はDJだから、そのツールが欲しい。

あなたの曲はすべてDJのために作られていると。

DVS1:ああ、リヴィングルームで聴かれることを想定して作ったことはないね(笑)。もちろんリヴィングで聴きたい人がいたら自由に聴いてもらってかまわないけど! 僕にとってはDJありきの音楽だ。パズルのピース。

いまはかなり制作量も増えてますか?

DVS1:僕の作品としては、〈Klockworks〉、〈Transmat〉、そしてもうひとつ〈Enemy〉というレーベルから出した3枚だけだ。その後、ちょうど膝の手術をして3ヶ月歩けなかったときがあって、暇だし気分も落ち込んでいたので何か気を紛らわそうといろんなリミックスを引き受けた。それはいい勉強になったんだけど、そのときわかったのは、僕は複数のプロジェクトを同時進行できないということ。1曲ずつ片付けていかないとダメなタイプなんだ。リミックスをやると、いつもひとつのヴァージョンに絞れなくてふたつのヴァージョンを作ってしまう。完全に満足できる1曲が作れないんだ。自分ではすごくたくさんリミックスをしてきた気がするのは、実際は5曲なのにすべて2ヴァージョン作っているから10曲になってる(笑)。
 でもいまはリミックスのオファーはすべて断っていて、自分の曲作りに集中したいと思ってる。〈Klockworks〉からの次のリリースはほぼ完成している。実はその1曲のエディットをベンが作って、すでにデトロイトやCLRのポッドキャストでプレイしているんだ。ネット上では「この曲誰か教えて!」と話題になってるから、なかなかいい感触を持ってるよ! 9月くらいまでには出るんじゃないかな。そして12月には自分のレーベルをはじめる。〈Hardwax〉がディストリビュートしてくれることが決まってる。

レーベル名は?

DVS1:〈HUSH〉だ。僕は〈HUSH Productions〉というイヴェント・プロダクションをもう15年やっていて、〈HUSH Studios〉という31部屋あるスタジオも経営していて、さらに〈HUSH Sound〉という音響会社もやっているんだ。ちょうど今年の12月に〈HUSH Productions〉設立15周年になり、僕も35歳になる。だから、それを機にレーベルを立ち上げることにしたんだ。

もちろんリリース第一弾はあなたの作品だと。

DVS1:すべて僕のオリジナル楽曲だ。リミックスは出さない。いま、みんなリミックスをやりすぎだと思うんだ。

みんなたくさんのリミックスをたくさんの違うレーベルから出してますね。

DVS1:そう。デリックが最初に僕にくれたアドヴァイスは、「人は君のことをオリジナルの楽曲で覚える。リミックスが記憶に残ることも稀にあるが、そう多くはない。だから自分のファミリーを作って、そこを基盤として、あまり多くのレーベルから出すな。そうじゃないと、いまの時代すぐに忘れられてしまうぞ」だった。たしかに90年代を振り返ると、ほとんどの人はせいぜい2〜3レーベルからしか出さなかった。でもいまは同じ連中が25の違うレーベルから出して、同じ週に5つのリリースが重なっていたりする。そんなにいろいろやってもみんな消化し切れない。少なくともじっくり楽しんでもらえない。だから僕もその教訓に従って、自分のリリースを絞ろうと思ってる。ヴァイナル・オンリーでね!

今後も拠点はミネアポリスなわけですね。

DVS1:ああ。ヨーロッパには2ヶ月毎くらいのペースで来ているけどね。ありがたいよ。いまはとてもいいポジションにいると思う。

私もそう思います(笑)。

DVS1:とても幸せだよ。僕がよく人に言うのは、「僕はいま電車に乗っている。僕はそこから蹴り落とされるまで、乗り続ける」蹴り落とされたら元の生活に戻るけど、乗れる限りは乗っていこうと思ってるよ(笑)。やはり遅すぎるということはなかったね、いまが完璧なタイミングだ。

参考ミックス
Pacha NYC Podcast https://pachanyc.com/podcast/

最新リリース(リミックス)
Jon Hester/ Shouts In The Dark https://soundcloud.com/edec/

↓こちらも宜しく!
https://go-to-eleven.com/schedule/detail/386/2011/8

TETSUJI TANAKA - ele-king

日本のD&B/DUBSTEPの総本山、11月で15周年を迎えるDBSがビッグカムバック!UKベースミュージック界の頂点DJ ZINC、世界一のターンテーブリストDJ KENTAROを向かえ、世界最高峰のビッグベースセッションズを9/17に開催決定!!もちろんテツジタナカも出演しますので是非!
https://www.dbs-tokyo.com/top.html

DRUM&BASS SESSIONS 15th.Anniversary Countdown!! [1996-2011]
DBS presents "BIG BASS SESSIONS"
feat. DJ ZINC + SCRIPT MC / DJ KENTARO / with: Eccy / Dj P.O.L.Style / DJ MASSIVE
vj/laser: SO IN THE HOUSE
B3/SALOON: TETSUJI TANAKA, DJ MIYU, ENDLESS , ATSUKI (MAMMOTHDUB)
2011. 9.17 (SAT) @ UNIT open/start 23:30
adv.3300yen door 3800yen info. 03.5459.8630 UNIT

日本唯一のドラムンベース専門ラジオ番組"TCY RADIO TOKYO LOCALIZE!!"が8/10より毎週水曜日22時〜24時にてレギュラー・オンエア!!
TCY RADIO TOKYO LOCALIZE!!
DRUM & BASS SHOW BY TETSUJI TANAKA & MC CARDZ
https://www.tcyradio.com
https://mixlr.com/tcyradio
https://twitter.com/TETSUJI_TANAKA

TETSUJI TANAKA DRUM & BASS DJ CHART


1
ATARI TEENAGE RIOT - Black Flags -TAKU RMX

2
T-AK & TOBY - Electric Dejavu - fragrence records dub

3
DANNY WHEELER & THE SUITBOYS aka TAKU TAKAHASHI -Let It Flow

4
CAMO & KROOKED - In The Fall ft FUTUREBOUND & JENNA G - HOSPITAL

5
GENETIC BROS - Everyday Of My Life -VIPER

6
SUB FOCUS - Stomp -RAM

7
NETSKY - The Lotus Symphony - HOSPITAL

8
N-PHECT & FOURWARD - Without Your Touch -FOKUZ

9
PROTOTYPES - Your Future -SHOGUN AUDIO

10
RAZE - Break 4 Love(BLAME RMX) -CHAMPION

Matthew Herbert - ele-king

 UKの暴動(riotではなくriotsだ)を見ながらやりきれない気持ちになった。僕は1993年、たまたまロンドンでCJBのデモに参加して、そして暴動に巻き込まれて逃げ回った経験がある。こともあろうかハイドパーク沿いのマクドナルドに逃げてしまったために、まあ、ガラスは投石によってぱりんぱりん割れて、ホントに酷い有様だった。何が起きているのか掴めなかったが、それでもあとから気持ちは高揚した。なぜなら、その暴動には理想があり、政治的な異議申し立てがあった。
 ところが今回の暴動ときたら、BBCを見ていると、そのきっかけとなった警官の射殺に関しても、単なる言いがかりに過ぎないことが警官嫌いの僕にもわかる。また、その後の騒動がたんに暴れたいだけの、たんにモノ欲しさの略奪行為であることもわかる。BBCのレポーターに対して、ある若者は「だって政府が止めないからさー」と言う。「君の家のモノが君がいないあいだに誰かに略奪されたら君はどう思う?」と訊けば「そりゃ怒るよね」......。店で働いていた連中にしてもたまったものではないし、インディ・レーベルの倉庫も被害を受けている。狙われたのは何よりも服屋、それからスポーツウェア・ショップ、ゲームやコンピュータ・ショップ......とかそのあたり。社会への抗議でもないし、人種暴動でもない。

 震災後、しばらくして電車に乗ったとき、女性ファッション誌の中吊り広告に妙な空恐ろしさを覚えたことがある。「この夏はこんな服装で決めたい」などというコピーとともにモデル体型の女がこちらを見ていた。意訳すれば「この夏はこんな服を買え」となる。「買え」「買え」「買え」......と、その空虚なモデルは言っていた。
 あるいはこんなこともある。身内の話で恐縮だが、僕の両親は、テレビ番組の健康番組を盲信するあまり、あれもこれも食べている。野菜と果物を食べなければならない、あれもこれも摂らなければならない。「食え」「食え」「食え」......と言われ続け、食っている。買って、そして食っている。たまにサプリメントまで買わされている。
 これを資本主義的恐怖と呼ばずしてなんと呼ぼう。新しい靴を買わなければならない、新しい服を買わなければならない、スポーツウェア、ゲームにiPad、あるいは洒落た自転車......UKの暴動がこの恐ろしいオブセッションのなかから生まれたことはほぼ間違いない。物欲が暴動(というか略奪)をうながしているのだ。もちろん、まあ、マクロに見れば、嬉々としながら略奪を続ける若者たちも資本主義の犠牲者だと言えるのだが......。

 マシュー・ハーバートは、こうした資本主義的恐怖に警鐘を鳴らし続けているアーティストである。彼はかつて、電子音楽において音を「買うな」と言った。製品の音に満足するな、「自分で作れ」と。彼はそして、彼のクラシックとジャズの知識とハウス・ミュージックへの好奇心と、それから「買った」音ではなく彼自身が「作った音」によって、2001年に最高のアルバムを完成させた。それがこの度、リイシューされる『ボディリー・ファンクションズ』である。
 『ボディリー・ファンクションズ』はすべての電子音を身体に関するモノから採取して作られている。それら彼が「作った音」は、ダニ・シシリアーノの甘美な歌、フィル・パーネルのジャズ・ピアノと混じり合って、エレガントかつ芯のあるエレクトロニック・ミュージックとなった。10周年記念盤には、シングルで発表されたすべてのリミックス・ヴァージョンも収録されている。
 また、『ボディリー・ファンクションズ』の再発と同時に、"ワン"シリーズの最終章、『ワン・ピッグ』がいよいよリリースされる。ハーバートひとりがすべてをやるというコンセプトのこのトリロジー――最初の『ワン・ワン』は彼のシンガー・ソングライター・アルバム、続く『ワン・クラブ』はクラブの音(壁の音や便所の音まで)を採取して作ったテクノ・アルバム、そして今回は「豚の一生」をテーマにした政治的かつ実験的なものとなっている。

 ハーバートが自身のブログで初めて『ワン・ピッグ』についてアナウンスしたのは2009年5月のことだった。「このアルバムは、豚が一生で発せられる音を使って作られる。その豚の誕生の瞬間、生きているあいだ、死を迎える瞬間、そして食用の肉として処理される場にも僕は立ち会う予定だ。その豚の肉はシェフに渡り、そこにはご馳走が用意されるだろう。そのすべてが録音される」と、当時ハーバートはブログで書いているが、一匹の家畜、一匹の"豚の一生"をテーマに音楽を作るといった内容は大きな反響を呼んだ。『ガーディアン』のような新聞が大きく取り上げたばかりか、動物愛護団体のPETAはそれを動物の虐待を素材とした娯楽の制作として抗議したほどだった。

 『ワン・ピッグ』は、いままでのハーバート作品のどれとも違っている。それは採取した音の多くが豚の声であるという点において、音楽作品として異質な響きを有しているのだ。豚の誕生における美しいハーモニーと豚の声、兄弟たちと戯れているのであろう豚の声と彼のエレクトロニックな展開......豚の鳴き声は豊かな音であり、聴く側の精神状態によっては暗示的かもしれない。
 2010年9月のブログでハーバートはこう書いている。「死はこのプロジェクトにとって重要で、もっとも望まないプロセスでありながら僕が理解する豚の一生にとっていちばん強く関連している部分であると感じる」
 アルバムは、豚が殺され、そして調理され、食べられるところまでを描いている。ハーバートは、2005年の『プラット・ドゥ・ジュール』において、我々の食卓がいかに市場原理によって支配されているのかをほのめかした。スーパーマーケットの安さは、そのいっぽうでは個人経営の農家を窮地に追いやっている。1本のスパゲティにも実に怪訝な権力が関わっている。それは我々がこの薄氷を踏むような現代生活を営むうえで、たいした疑問を持たなくなっているところでもある。
 「このアルバムは自分のなかに多くの政治的、文化的、音楽的、道徳的疑問を生み出した」と彼は僕の取材で答えているが、『ワン・ピッグ』は、マシュー・ハーバートらしい問題提起をはらんだ実に興味深い作品だ。まずは何よりも僕は、自分が豚の声をよく知らなかったという事実に気がついた。豚のショウガ焼き定食やカツ丼、カツカレーを頻繁に食べているというのに、僕は豚の味ばかりを知っている。それは"常識"として、とくに疑問を持つべきことではないのだろうか。

Chart by Underground Gallery 2011.08.11 - ele-king

Shop Chart


1

JERRY WILLIAMS

JERRY WILLIAMS Ease On Yourself (ghost town) »COMMENT GET MUSIC
DAVID MANCUSO、DJ HARVEY、IDJUT BOYS、PRINS THOMAS、FRANCOIS.Kなど、ここでは紹介しきれない程、沢山のDJ達がプレイしまくっている、話題作が遂に入荷!過去のリリース、そのいずれもが大ヒットを記録したNYの大人気リエディットレーベル[Ghost Town]新作は、既に上記著名DJ陣もビッグサポート中の超・超・超話題作!何と言ってもお勧めは、[Flexx]や[Hands Of Time]、[Sentrall]、[Adult Contemporary]からも作品を残す、カリフォルニアのプロデューサーTHE BEAT BROKERが、ERIC CLAPTONらにも楽曲を提供していた事でも知られる、スワンプ・ロック界の雄 JERRY WILLIAMSの79年リリース作「Gone」に収録されていた「Ease On Yourself」のリミックス A1。オリジナルの情熱的なファンク・ロックな雰囲気はそのままに、サイケデリックな鍵盤やエフェクティブなリフなどを鳴らし、程よく緩いバレアリック感を抽出させた、傑作ダブ・ブギー・ディスコに仕上げています。既に国内外を問わず、色々なDJ陣が各地でプレイしまくっているようですので、聴いた事があるという人も本当に多くいるはず!1stプレス盤は即完売、リプレス待ちの状態だっただけに、買い逃していた人は絶対にこの機会をお見逃し無く!!またカップリングには、同曲のオリジナル B2に加え、同アルバム収録の「Call To Arms」のDENNIS KANEリミックスを収録。オススメ!

2

 JEFF MILLS

JEFF MILLS 2087 (AXIS) »COMMENT GET MUSIC
JEFF MILLS「The Power」に続く、完全限定アルバム「2087」完成!1966年に公開されたクラシックS.F 映画「Cyborg(サイボーグ): 2087」の架空のサウンド・トラックとして制作された今作、繊細で深淵な電子音によって描かれた、神秘的な音風景により、映像的なイメージが喚起されてく、コンセプチャルな作品。

3

 TRY TO FIND ME

TRY TO FIND ME I'm Dancer / Needs Ending (Golf Channel) »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYのパワープレイが話題となった前作「Get To My Baby-TBD Extension」でお馴染みのTRY TO FIND ME、待望の最新作! NYの鉄板地下レーベル[Golf Channel]新作は、LEE DOUGLASとのTBD名義でも活躍する JUSTIN VANDERVOLGENのリエディットプロジェクト TRY TO FIND ME。今回はSide-Aで、炸裂系のドラムグルーブにエッジの効いた80'sなギタープレイを響かせた、ロッキンディスコ「I'm Dancer」。Side-Bには、メランコリックなメロディー、ソフトな女性ヴォーカルが◎なレイト・ドリーミーなバレアリックディスコ作「Needs Ending」。どちらもそれぞれの場面に応じたキラーチューンになりそうですね〜。

4

VLADISLAV DELAY QUARTET

VLADISLAV DELAY QUARTET Vladislav Delay Quartet (Honest Jon's) »COMMENT GET MUSIC
話題の即興四重奏、VLADISLAV DELAY QUARTETデビューアルバム! ここ最近はMORITZ VON OSWALD TRIOのメンバーとして活動をしてきた、フィンランドのダブテクノ第一人者、VLADISLAV DELAYが、元PAN SONICの奇人MIKA VANIO、アルゼンチン人ミュージシャンのLUCIO CAPECE (ソプラノサックス/バスクラリネット)、"Improvised Music From Japan"のコンピレーションにも参加経歴を持つインプロヴァイザーDEREK SHIRLEY(ベース)を率いて、VLADISLAV DELAY QUARTETを結成! 旧ユーゴスラビア、セルビアのベオグラードにある、元ラジオ局だったというスタジオにて、僅か一週間で録音されたという今作、アコースティックとエレクトロニックが同居した、フリーインプロヴィゼーションを展開。

5

JAMES BLAKE

JAMES BLAKE Order / Pan (Hemlock Recordings) »COMMENT GET MUSIC
ベースの振動の聴け!!出来るだけ爆音でどうぞ...。 少し遅れていましたが、この夏の話題盤、やっと入荷しました!説明不要の若き天才JAMES BLAKEの最新12インチ!これがかなり実験的かつドープでヤバい!!アルバムで魅せたような、ソウルフルなヴォーカルは一切なく、ベースの振動とリズムのみに焦点を当てた、新境地といえる問題作!無駄を徹底的に省き、ベースの鳴りを追求した、とにかくヘビーな一枚!家庭用のオーディオ機材で、どれくらい再生されるのかは、判りませんがが、凄い音がなっています。出来るだけ爆音でどうぞ

6

HEROES OF THE GALLEON TRADE

HEROES OF THE GALLEON TRADE Neptunes Last Stance (Golf Channel) »COMMENT GET MUSIC
限定盤!レーベル買い出来る数少ないレーベルの一つ、UGヘビー・プッシュのN,Yアンダーグラウンド[Golf Channel]新作は、70'sクラウト/サイケロックな1枚。 同レーベル4番に登場していたSEXICANことGALLEON TRADEと、レーベル13番に登場していたGHOST NOTEのCHRIS MUNZOによるユニットHEROES OF THE GALLEON TRADEによる作品。Side-Aでは、泣きのギターリフが印象的なブルージーでフォーキーなアコースティック・サイケ・ロックナンバー「Neptunes's Last Stand」。QUIET VILLAGEや[Whatever We Want]作品、70'sロック方面の方には特にオススメですね〜。Side-Bでは、軽やかなパーカッションを鳴らしたハウストラックに浮遊感のあるスペーシーなコズミックシンセ、ディストーション・ギター、[Flying Dutchman]で知られる 超大御所ジャズ・ヴォーカリストLEON THOMASの歌声、トランペットを交えた コズミック・ハウス作「Winter Island Romance」。どちらも間違いありません!当然、今回も超一押しです!

7

PARRIS MITCHELL

PARRIS MITCHELL Juke Joints Vol.1 (Deep Moves) »COMMENT GET MUSIC
94、5年頃、DERRICK MAYがヘビー・プレイしたカルト・シカゴ・チューンが復刻! うぉー!!これだったんだ!DERRICK MAYが、[Dance Mania]や[Relife]辺りのシカゴ・ハウスを連発していた94、5年頃に、毎回欠かさずプレイしていた、ジャッキン・ハウスが復刻! 94年に[Dance Mania]からリリースされた2枚組「Life In The Underground」から、4曲が抜粋されて復刻!何と言ってもA2に収録されている「Rubber Jazz Band」がイチオシ!ジャジーなウッド・ベースとチープにフランジングするウワ音のみで超ファンキーに攻めるシカゴ・チューン!94、5年頃のDERRICK MAYのDJプレイで、欠かさずプレイされていいました!個人的にも15年以上探していたので、これは本当に嬉しい

8

2000 AND ONE

2000 AND ONE Kreamm (Bang Bang!) »COMMENT GET MUSIC
VILLALOBOSとLUCIANOが"B2B"でプレイしている、TYREE「Video Clash」 のカヴァーがコレです! 既にヨーロッパで話題となっているキラー・チューン![100%Pure]のディスコ・ライン人気レーベル[Bang Bang!]の新作は、ボス2000 & ONE自らが、いろんな意味で強烈な一枚をドロップ!シカゴ・クラシック古典、TYREE「Video Clash」 の、カヴァー?リメイク?リミックス?リエディット?コピー? 笑いが出るくらいに「Video Clash」 なんですが、とにかくカッコイイです! ヴァイナル・オンリーです!

9

PIGON

PIGON Sunrise Industry (Dial) »COMMENT GET MUSIC
両者共にソロ活動が活発化し、各自順調な活躍を魅せていた、EFDEMINとRNDMコンビが久々にPIGON名義で新作をリリース!温度感もテンションも「絶妙」!決して熱くならない、程良い高度感を保ちながら、淡々とビートを刻んでいく「Painting The Tape」、丁寧な音響工作も光る、アトモスフェリックなディープ・テクノの「Sunrise Industry」、拍子木のような音が、巧みに変化そながら転がっていく「Flip_Over Pill」など、全曲完璧!

10

REWARDS

REWARDS Equal Dreams (Dfa) »COMMENT GET MUSIC
BEYONCEの実妹 SOLANGE KNOWLESをフィーチャーした ソウルフルなNu-Disco作!コレ、本当にオススメです! TEST ICICLESの元メンバーとしての活躍でも知られる DEVONTE HYNES新作が NYの名門[Dfa]から登場。何と言ってもオススメは、Side-Aに収録されたタイトル作「Equal Dreams」で、グルーヴィーなブギーファンクグルーブとメランコリックな鍵盤、生っぽいフルートなどが交差するトラックに、ソウルフルな歌声を響かすSOLANGE KNOWLES嬢のヴォーカルが見事にハマる、Nu-Disco〜Deep House方面にかけて幅広くオススメしたい 超大推薦作!!カップリングには、同作のインストと、80年代のシンセポップな雰囲気を感じさせる「Asleep With The Lights On」。是非、チェックしてみて下さい!

Chart by STRADA 2011.08.09 - ele-king

Shop Chart


1

HIROSHI WATANABE

HIROSHI WATANABE ISOLATED SOUL-KUNIYUKI REMIX UNDERTONE(UK) / »COMMENT GET MUSIC
新興レーベルUNDERTONE RECORDINGSの初12インチ・リリースは日本が世界に誇るアーティストHiroshi Watanabe aka KAITO!パーカッシヴでアフロ・ダブ・テイストなKUNIYUKIによるリミックスを収録!繊細でグルーヴィーなディープ・ハウスのオリジナルもグッド!

2

TORN SAIL

TORN SAIL BIRDS(COS/MES & FRANKIE VALENTINE REMIXES) CLAREMONT 56(UK) / »COMMENT GET MUSIC
スライド・ギターの音色に心地良いパーカッションやダビーに処理された男性ヴォーカルにハマるCOS/MESによるリミックスがオススメ!ベテランFrankie Valentineによるノリの良いフォーク・ロック調のミックスもナイス!

3

TRY TO FIND ME

TRY TO FIND ME TRY TO FIND ME VOL.3 GOLF CHANNEL(US) / »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYらもプレイし大ヒットとなった「Get To My Baby」で知られるユニットTry To Find Me(Justin Vandervolgenによる変名ユニットという噂)の第3弾12インチ!エレクトリックなベースを軸にギターやパーカッション、男性ヴォーカルが絡むファンキーなディスコ・チューンのA面、メロディアスでムーディーな女性ヴォーカルもののミッド・テンポもののB面共に◎!

4

PAPERCLIP PEOPLE

PAPERCLIP PEOPLE 4 MY PEEPZ-DUBFIRE REWORK PLANET E (US) / »COMMENT GET MUSIC
Carl Craigによる変名プロジェクトPAPERCLIP PEOPLEの98年リリースの名作「4 MY PEEPZ」に新たなリミックス・ヴァージョン登場!DUBFIREがグルーヴィーで図太いトラックにアップデートしております!これは盛り上がる!

5

S.A.S.

S.A.S. ARE YOU SATISFIED E.P. FOOT & MOUTH(UK) / »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYがリミックスしたことでも知られる89年のシカゴ・ハウス・クラシックス『HOUSE NATION UNDER A GROOVE』を含む初期ハウスのリエディット4曲入りの12インチが登場!オールドスクール&クラシカルな雰囲気はそのままに、現在のフロアでバッチリつかえる様チューニングされたオススメの一枚!RADIO SLAVEらが絶賛サポート!

6

ROBERT OWENS

ROBERT OWENS ONE BODY:INTERPRETATIONS EP NEEDWANT(UK) / »COMMENT GET MUSIC
ハウス・ミュージック黎明期から常に活躍しているベテラン・シンガーROBERT OWENSがナントNicholas、Mario Bassanov、Kaineといった新世代のアーティスト達を随え、強力な12インチをリリース!Nicholasらしいヘヴィーでちょっと遅めの90'sハウスっぽいミックスを筆頭に、各人気合の入ったシカゴ・ハウス・テイストな仕上がり!

7

JOHNWAYNES

JOHNWAYNES LET'S GET LOST VOL.8 LET'S GET LOST(UK) / »COMMENT GET MUSIC
絶好調のLet's Get Lost第8弾は第7弾に引き続きJohnwaynesが担当!アフロ・テイストなコズミック・チューンJasper Van't Hof「Hoomba Hoomba」のエディットをはじめ、恐ろしくドープに生まれ変わったGwen McCrae「Funky Sensation」、図太いベースが圧巻のダブ~レゲエ・ハウスのB2と、今回も大充実の内容!

8

CITY 2 CITY

CITY 2 CITY CITY 2 CITY BALANCE(FR) / »COMMENT GET MUSIC
CHEZ DAMIERが主宰するBalance Recordingsからデトロイト・テクノのフレイヴァー満開の1枚登場!CITY 2 CITYというユニット名からしてURのGalaxy 2 GalaxyやWorld 2 Worldを連想させますが、そんなネーミングを名乗るだけあって、クオリティーの高いディープで洗練されたデトロイト・テクノ~ハウスを展開しております!

9

ASHFORD & SIMPSON

ASHFORD & SIMPSON ONE MORE TRY-DIMITRI FROM PARIS EDIT WARNER (US) / »COMMENT GET MUSIC
RhinoレーベルからリリースされたAshford & SimpsonのCDにのみ収録されていた(アナログ・ボックス・セットには未収録)「One More Try」のDimitri From Parisによるエディット・ヴァージョンがアナログ12インチになって登場!ダンサブルなビートに強化された好エディットだっただけにこれは嬉しいアナログ化!しかもオリジナルの12インチ・ヴァージョンも収録されております!

10

MTUME

MTUME SO YOU WANNA BE A STAR EPIC (US) / »COMMENT GET MUSIC
【DANNY KRIVITプレイ!】オリジナルUS12インチはプロモ・オンリーのためレアな1980年の名曲が再発!メロディアスで伸びやかな女性ヴォーカルも最高な一発!同じく80年制作のファンキーな作品「Give It On up」をカップリング
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