「W K」と一致するもの

Oneohtrix Point Never 『Tranquilizer』 - ele-king

Photo: Aidan Zamiri

Oneohtrix Point Never『Tranquilizer』
“D.I.S.”/“Rodl Glide”

 ワン・オートリックス・ポイント・ネヴァー(Oneohtrix Point Never、以下OPN)の音楽は、2010年代以降の文化環境、すなわちポスト・インターネット時代における「記憶」と「感情」の断片化そのものを象徴してきた。ダニエル・ロパティンによるこのプロジェクトは、デジタル社会が生み出す残響や廃墟のようなノスタルジーを素材に、メディアそのものの記憶を再構成し続けてきた試みである。

 初期作『Rifts』(2009)は、アナログ・シンセのドローンを介して「過去の未来」を再訪するアルバムだった。インターネット上を漂う幽霊的ノスタルジーを先取りし、電子音楽が抱え続けてきた「記録」と「忘却」の問題を音響の内部に封じ込めていた。そして『Replica』(2011)では、テレビCMの断片やローファイなサンプリングを通して、メディアの残骸から新しい感情の構造を再構築する。この方法論はヴェイパーウェイヴ的文脈と呼応しつつも、その表層的アイロニーを超えている。ロパティンの手にかかれば、断片は単なる引用ではなく、「崩壊した文化の欠片」から「新たな感情のプロトタイプ」を抽出する作曲的思考へと転化する。感情の残滓を音として再構成すること。それこそが彼の創作の核心である。
〈Warp〉移籍以降の展開もその延長線上にある。『R Plus Seven』(2013)では人工音声やMIDI音源、宗教的コード進行を用いて、情報社会の内部に潜むスピリチュアリティを可聴化した。『Garden of Delete』(2015)ではネット以降の自己分裂を描き、『Age Of』(2018)、『Magic Oneohtrix Point Never』(2020)、『Again』(2023)の三部作では、自己引用とメタ構造を通じて「創作」と「記憶」の境界を溶解させた。AIやアルゴリズムが創作を侵食する以前から、ロパティンはすでに「人間の手を離れた音楽」という感覚を先取りしていたのである。

 その探求の帰着点となりうるのが、新作『Tranquilizer』ではないかと夢想している。ロパティン自身が語る「歯科医院の椅子から見上げた人工の青空」という着想は、現実の代替物としての人工的安堵(すなわちシミュラークル化した癒し)をテーマとして読み解ける。さらに、かつてネット上から忽然と消えたサンプルCD群の記憶を再構築するという設定は、文化の断絶と記録の喪失をより直接的に描き出す試みでもある。そもそも「歯医者」というモチーフはOPNという名の起源と深く関わっており、彼の作品世界が円環的に回帰する構造を持つことを象徴しているようにも思える。
 先行配信された “For Residue” “Bumpy” “Lifeworld” “Measuring Ruins” “Cherry Blue”の5曲を聴くと、そこに鳴るのはメディアの崩壊と再生の狭間に浮かぶ「音の幻覚」だ。明瞭でありながら淡く、霧のように溶けていくシンセサイザーの音。その響きはまるで明晰夢を聴くような感覚をもたらす。音のパレットはこれまで以上に多層的で、色彩感覚は「5K映像」のように高精細である。ロパティンはもはや過去を引用するのではなく、消えゆく音そのものを「新しい感情の器」として再構築している。
今回、新たに先行配信された2曲、“D.I.S.”(アルバム10曲目)と “Rodl Glide”(14曲目)は、その方向性を決定づけるトラックに思えた。“D.I.S.” は澄み切ったシンセの層がゆるやかにうねり、静謐のなかで絶えず変化を続ける。しかし突如55秒以降、ノイズが介入し、電子音がリズミカルに脈動を始める。1分28秒からチェンバロのような金属音が重なり、1分41秒を過ぎるとベースの断片と幽霊的なコーラスが交錯する。やがて2分20秒以降、音は再び静寂へと還元され、透明なシンセが微かなピアノの輪郭を浮かび上がらせる。初期作『Eccojams Vol.1』のコラージュ的世界観を、20年代的音響処理でアップデートしたような印象だ。

 一方、“Rodl Glide” はさらに意表を突く。冒頭から中盤にかけては穏やかなアンビエントが続くが、深層にはキック音が潜んでいる。3分10秒を過ぎた瞬間、90年代テクノを思わせるビートが突如として立ち上がる。ここまで明確にリズムを押し出したOPN曲は稀であり、その大胆さはキャリア全体でも特筆すべきだ。だがそのリズムは高揚ではなく、むしろ催眠的な静けさを伴う。ビート、シンセ、ノイズ、人工音声が溶け合い、夢の中で自我が分解されていくような感覚を残す。“Rodl Glide” こそ、OPN的「終末の美学」の現在形と言えるだろう。

 この2曲に共通するのは、OPNが長年追い求めてきた「夢見る構築美」が、現代的な精度で再定義されているという点である。『Tranquilizer』の先行曲群に耳を傾けると、ロパティンがもはや「ポスト・インターネット音楽」を更新する段階を超え、「音の終わりのさらに先」を見据えていることがわかる。そこに鳴るのは、静かな祈り、そう、デジタル時代の声なきラメントである。

 『Tranquilizer』全編を聴いたとき、私たちの知覚と感覚はどのように変化するのだろうか。リリースは21日。音楽の未来が、再びOPNの手によって更新されようとしている。

◆『Tranquilizer』先行試聴イベント
日時:11月20日 (木) 19:00~20:30
会場:BEATINK Listening Space (東京都渋谷区神宮前1-12-3 パティオビル Authors Harajuku B1)
※入場無料

◆『Tranquilizer』SPECIAL POP-UP
日時:11月21日 (金) 17:00~21:00、11月22日(土)~11月24日 (祝月) 15:00~21:00
会場:Park in Park (東京都渋谷区神宮前6-20-10 宮下パーク 内1F)
※入場無料

Street Kingdom - ele-king

 日本のパンクのはじまり、「東京ロッカーズ」を中心に、その時代のすさまじく熱狂的なアンダーグラウンド・ロック・シーンを写真と文章で綴った地引雄一の名著『ストリート・キングダム』をもとにした映画、『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』が2026年3月27日(金)から公開される。監督は田口トモロヲ、脚本は宮藤官九郎、音楽は大友良英。リザード、フリクション、S-KEN、ゼルダ、じゃがたら、スターリン……あの時代の興奮がいま蘇る!
 

 
【物語】
 これは事実を基にした物語。1978年、偶然ラジオから流れたセックス・ピストルズに衝き動かされ、田舎から上京した青年カメラマンのユーイチは、小さなロックミニコミ雑誌『ロッキンドール』に出会い、とあるライブハウスへと足を運ぶ。そこで出会ったヴォーカルのモモ率いるバンド「TOKAGE」のライヴに衝撃を受け、無我夢中でシャッターを押した。そこは音楽もバンドも観客たちも何にも縛られない生のエネルギーに溢れた異空間だった。正式にカメラマンとしてライヴの撮影を依頼されたユーイチはモモたちと交流を重ねる。やがて彼らの音楽は瞬く間に若者たちを熱狂させ、そのムーヴメントは“東京ロッカーズ”と呼ばれ、日本のロックを塗り替えていく。世界を変えたのは、才能だけじゃない。音に賭けた、名もなき若者たちの衝動だった。

 監督・田口トモロヲ 脚本・宮藤官九郎 音楽・大友良英
 ロック映画の金字塔『アイデン&ティティ』奇跡の再タッグ!
 渇望していた俳優たちが集結!

 主演には『アイデン&ティティ』が初めての演技ながらも初主演に大抜擢され、田口監督と運命的な出会いをきっかけに、今やミュージシャンとしてだけでなく唯一無二の個性を持つ俳優にもなった峯田和伸(銀杏BOYZ)と、同作をこよなく愛し、目標としてきたという今注目の俳優・若葉竜也の二人がダブル主演。峯田はセックス・ピストルズでパンクに目覚め上京し、のちに「東京ロッカーズ」のカメラマン兼マネージャーとなるユーイチを演じる。そして若葉は「東京ロッカーズ」の中心的バンド「TOKAGE」のリーダー兼ボーカルのモモを演じる。峯田からは「あがく。もがく。叫ぶ。走る。観た人皆が「この映画の主人公はわたしだ」と思える映画に。」と、若葉からは「やっとここまで来た。と言う一言です。『アイデン&ティティ』という映画に出会って、「こんな映画に出てみたい」という想いで走ってきました。これでもくらえ!!!って感じです。」と自身の俳優としての一つの願いが叶ったという熱いコメントが届いた!

 そしてユーイチやモモと共に時代を切り開いていくミュージシャンたちを演じるのは、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗、大森南朋、中村獅童、中島セナといった豪華俳優陣。吉岡からは「大人になってルールの中で生きる自分にとっては眩しくて羨ましくてエネルギーに満ち足りたもののイメージでしたし、何より皆んなが自分のプラットフォームを持てる今の時代に訴えかけるものがあると感じました。」と1978年の時代と今がつながる実感のこもったメッセージ、仲野からは「オファーを頂いた時、『アイデン&ティティ』で私の青春を奪った大好きな先輩方に混ぜてもらえるなんて、10代の頃の自分が聞いたら卒倒するような企画だと思いました。」、間宮からは「大好きな『アイデン&ティティ』のチームが新しく作品を撮ると聞き、なんとしても参加したいと思いました。」と『アイデン&ティティ』への憧れが語られる。大森からは「こんな映画に出たかったランキングで言うと、ベスト1といっても過言ではない。」と、数多き作品に出た俳優だからこその実感のあるコメントが。中村からは「『アイデン&ティティ』以来の、久しぶりの田口組、青春時代を思い出すような時間を過ごすことができました。この作品のオファーがなかったら、ものすごく嫉妬していただろうな。宮藤&田口組、最高だぁ!」と2度目となる宮藤・田口組に出演できたことの喜び、中島からは「打ち合わせや現場に入ったとき、細部に至るまでその時代、音楽への熱を感じました。そんな情熱を身を持って体感し、自分もそこに参加できたことをとても嬉しく思います」と、全員から本作へ出演できた喜びと気合の入ったコメントが寄せられた。

 脚本を手掛けるのは「不適切にもほどがある!」など、テレビ・映画・舞台などで話題作を次々と発表する宮藤官九郎、また音楽は「あまちゃん」や『花束みたいな恋をした』などを手掛けた大友良英。田口、宮藤、大友の『アイデン&ティティ』チームが再び集結し、今を生きる観客にも深く刺さる作品を創り上げた。監督の田口からは「今日本はロック・フェス隆盛時代。しかしそれらの礎を築いたロッカーと仲間達の存在は知られていません。この真実の物語を伝えなくては死んでも死にきれない!」と、宮藤からは「田口監督との20年ぶりの仕事に、まずワクワクしました。「東京ロッカーズの映画を撮りたいんだけど」僕ですら世代的に間に合わなかった。当時生まれてもいなかった若い世代が興味持ってくれるのか、不安でした。ところが若葉くん、吉岡さん、太賀くん、間宮くんなど素晴らしく若い才能が快諾してくれた。そしてみな口を揃え「『アイデン&ティティ』が大好きで!」と熱く語ってくれた。そして現在進行形のパンク継承者である峯田くんが地引さんを演じる。『アイデン&ティティ』から生まれた『ストリート・キングダム』は言わば孫みたいな存在です。今では当たり前に使われる〝インディーズ〟という言葉が生まれた瞬間、その現場に立ち会った若者の興奮とヒリヒリを感じてもらえるよう頑張りました。」と念願の作品が生まれた心の叫びが届いた。

【作品情報】
『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』
公開日:TOHOシネマズ日比谷ほか2026年3月27日(金)

峯田和伸 若葉竜也 
吉岡里帆 仲野太賀 間宮祥太朗 中島セナ
大森南朋 中村獅童 

監督:田口トモロヲ
原作:地引雄一「ストリート・キングダム」
脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2026映画『ストリート・キングダム』製作委員会

公式サイト:https://happinet-phantom.com/streetkingdom
公式XInstagramアカウント:@streetkingdomjp

The Bug vs Ghost Dubs - ele-king

 UKのザ・バグことケヴィン・マーティンが、ドイツのゴースト・ダブズ(ミヒャエル・フィードラー)との共作『Implosion』を11月21日にリリースする(デジタル音源はバンドキャンプで先行発売中)。イギリスとドイツ、それぞれ異なるバックボーンを持つ両者のトラックが交互に登場する本作、ふたりはサウンドを「生々しく」(フィードラー)「残酷なほどミニマル」(マーティン)に仕上げることをが目指したという。そしてダブの時代は続く、と。

artist : The Bug vs Ghost Dubs
title : Implosion
label : PRESSURE
Format : LP / CD / Digital
Release : 2025.11.21 (LP / CD)
Buy / Stream (bandcamp) : https://thebugvsghostdubs.bandcamp.com/album/implosion

Tracklist:

01. The Bug - Hooked (Hyams Gym, Leytonstone)
02. Ghost Dubs - In The Zone
03. The Bug - Believers (Imperial Gardens, Camberwell)
04. Ghost Dubs - Hope
05. The Bug - Burial Skank (Mass, Brixton)
06. Ghost Dubs - Dub Remote
07. The Bug - Alien Virus (West Indian Centre, Leeds)
08. Ghost Dubs - Down
09. The Bug - Militants (The Rocket, Holloway)
10. Ghost Dubs - Into The Mystic
11. The Bug - Dread (The End, London)
13. The Bug - Spectres (Plastic People, Shoreditch)
14. Ghost Dubs - Waterhouse
15. The Bug - Duppied (Brixton Rec)
16. Ghost Dubs - No Words

Music / Production :
The Bug tracks : The Bug (Kevin Richard Martin)
Ghost Dubs tracks : Ghost Dubs (Michael Fiedler)

Mastered : Stefan Betke (Scape Mastering)
Artwork : Simon Fowler
Gatefold inner photography : Eric Audoubert

最近のGroove-Diggersでのマイティー・ライダース関連リリース

山崎:Groove-Diggersでは、2007年に『Help Us Spread The Message』をCD化して以来、これまでにマイティー・ライダース関連で6タイトルをリリースしています。2023年には同作をCD再プレスするとともに、アナログ盤をリリース。続く2024年には、10インチ・シングルとして「Evil Vibrations」のエクステンデッド・エディットとインストゥルメンタル・エディットを発表しました。 その後、ほぼ連続する形で、「Let There Be Peace(Single Version)」と「Evil Vibrations(Muro Edit)」をカップリングした7インチをリリース。この作品が大きな反響を呼び、さらにA面とB面を入れ替えたPHYGITAL VINYL仕様の7インチも新たに登場しました。
そして今回、いよいよ待望の2枚組LP仕様のアルバムとしてリリースされることになります。

現時点でのマイティー・ライダース作品と関連リリース

水谷:2023年に再発したCDのライナーノーツでは、『Help Us Spread The Message』は、CDとLPを合わせて14ヴァージョンが存在すると書きました。そこからうちのリリースが2枚加わり、あとはLuv N' HaightのCDが重複して加わっているようなので、2025年11月現在、Discogs上ではすでに17ヴァージョンにまで増えています。

山崎:そうですね。今回の2LP盤を加えると、実質18ヴァージョンになりますね。

水谷:人気ロック作品ならともかく、レア・グルーヴ系の作品でこれだけヴァージョンがあるのはかなり珍しいと思います。それだけ、このアルバムが長く愛され、再評価され続けている証拠でしょうね。

山崎:前回のCDライナーでは、オリジナル盤ごとの違いを細かく解説しましたが、収録曲そのものの紹介はあえて割愛しました。そこで今回はあらためて、『Mighty Ryeders – Help Us Spread The Message』収録曲の詳細解説から入っていきたいと思います。

Mighty Ryeders – Help Us Spread The Message 曲詳細解説

水谷:ではまず、1曲目「The Mighty Ryeders」から聴いていきましょう。

山崎:疾走感のあるギターカッティングで始まるファンク・チューンです。

水谷:この曲は、彼らの最初のリリース・シングル曲でもありますね。

山崎:そうですね。シングル盤では、曲名のスペルが 「The Mighty Riders」になっているんです。Ryedersではなく。

水谷:そもそも “Ryeders” という綴りは、どこから来たんでしたっけ?

山崎:ロドニーさんによると、マイアミの運送会社 “Ryder社” からヒントを得たそうです。

水谷:しかも、アーティスト名が “Mighty” ではなく “Might Ryeders” になっている。何か意図があるのか、単なる表記ミスなのかは不明ですが。

山崎:シングルとアルバムのテイクは同じなんですか?

水谷:演奏テイク自体は同じだと思いますが、ミックスが明らかに違いますね。

山崎:マイティー・ライダースは、こういう細かい違いがマニア心をくすぐりますね。

水谷:そうですね、なので僕は全ての作品をコンプリートしましたが、入手には本当に苦労しました。マイティー関連はとにかくレアです。

山崎:曲の話に戻ると、シンプルなファンクですが、ベースがうねっていてリズムも分厚い。それでいて、全体が暑苦しくならないんですよね。ロドニーさんの中性的な声質や歌い方、そしてホーン・セクションの軽やかさも大きいと思います。

水谷:これはアルバム全体にも言えることですが、マイティ・ライダースは当時のファンクのエッセンスを吸収しながらも、大所帯バンドとは違って、ぎりぎりの編成で勝負している感じがかっこいいんですよね。

山崎:8人編成なので少なくはないですが、アース・ウィンド&ファイアーやクール&ザ・ギャングのような大編成バンドに比べると、音の重ね方はずっとシンプルです。70年代中期以前のスタイルに近いというか。ただ、70年代初期のファンクのように単調でもない。ディスコやアース・ウィンド・アンド・ファイヤー以降のギラついた時代のサウンドでもない。そのちょうど“間”にいるような絶妙なバランスが特徴ですね。

水谷:続いては、セカンド・シングルにもなった「Let There Be Peace」です。

山崎:これはアルバムとシングルで完全にテイクが異なる曲ですね。アルバム・ヴァージョンには中盤でサックスが入ってくる。詳細はCDライナーノーツに詳しく書いてあるので、ぜひチェックしてもらいたいです。

水谷: これもファンクですが、キーボードの音色がとても洗練されていて、全体が重くならない。いわゆる“コテコテ”なサウンドではないですね。
それにしても、この曲は「Evil Vibrations」という絶対的存在があることで、長らくその影に隠れてきた印象があります。あちらはサンプリングされたこともあり知名度は抜群ですが、レア・グルーヴという観点では、この「Let There Be Peace」は本アルバムにおいて“Evil Vibrationsと双璧を成す楽曲”といっていいほどの存在感があるんです。
しかもシングル・ヴァージョンは、アルバムにあるスウィンギーなサックスが入っていない分、よりプログレッシヴに疾走する。これはこれでまったく別物として素晴らしい仕上がりです。シングル盤が極めて入手困難だったこともあり、「アルバムとシングルでテイクが違う」という事実自体、今回我々がリイシューするまで世間ではほとんど気づかれていなかったように思います。
その超レアなシングル盤ですが、先日久しぶりにオークションに出ているのを見かけまして、40万円ほどで取引されていました。今や本当に手に入れるのは難しいですね。

山崎: シングル・ヴァージョンは7インチ盤にて再発しておりますので、ぜひチェックしていただければと思います。

山崎:次はミドルテンポのバラード曲、「Lovery」です。

水谷:エレピ(エレクトリック・ピアノ)の入り方からして、とても洗練されていますよね。こういう70年代のレアなソウルやファンク作品――今では高額盤になってしまっているもの――に共通するのは、音楽的な実力が非常に高いのに、金銭的な制約や録音環境の影響で、サウンドが“コテコテ”になっていない点なんです。本来ならもっと派手に作れたはずなのに、そこに至れなかった。だからこそ、当時は売れなかった作品が多いんですよね。

山崎:それは確かに、“レアグルーヴ”全般に共通している要素かもしれません。ある種の条件のような。

水谷:そうですね。レアグルーヴって、やっぱり“そこ”なんだと思います。レアグルーヴ以前に人気があったソウルやファンクは、もっとこってりしていて重たかった。そこから少し外れた、削ぎ落とされた部分にこそ魅力があるんですよね。

山崎:確かに。以前、当時からブラック・ミュージックに精通していたある方が、「80年代の終わりから90年代初頭にレアグルーヴで人気になった曲を聴いたとき、正直、何がいいのか分からなかった」と話していたのを思い出します。時代によって“良さ”の感じ方が変わるというか、音楽の進化と共に価値が再発見される。
そして、そんな“時代を超えて再評価された魅力”が最も象徴的に現れているのが、次の「Evil Vibrations」です。

水谷:まあ、この曲はもはや説明不要だと思いますが、一応、楽曲の背景を整理しておきましょう。デ・ラ・ソウルの「Saturdays」でサンプリングされたことで一躍注目を集め、レアグルーヴ史に燦然と輝く金字塔となった一曲です。

山崎:UKではそれ以前から、このアルバム自体がレア盤として人気があったようですね。特に1989年にリリースされたコンピレーション『Rare』シリーズに「Evil Vibrations」が収録されたことで、再評価が一気に進みました。この『Rare』シリーズは当時のイギリスでチャート入りするほどの人気を誇り、やはりレアグルーヴの総本山・ロンドンでは、かなり早い段階からマイティー・ライダースが注目されていたことが分かります。

曲調は、とても70年代の作品とは思えないほど洗練されています。デ・ラ・ソウルのサンプリングでも印象的な、あのエレピの反復リフと、そしてマイナー調へと展開していくコーラス・パートのメロディ。これらが一体となって、独特の浮遊感とグルーヴを生み出しているダンス・チューンですね。

水谷:そうですね。あとはリズムの粒立ちが綺麗ですね。ファンクというよりも、むしろもうアシッドジャズに近いグルーヴ感もあり、この洗練という点でとても70年代の音のように思えない。UKアシッドジャズ勢も影響されているのではないでしょうか?
ドラムの抜けが良くて、全体の音像もすごく明るい。けれど、決して派手ではなく、バンドとしてのバランスが絶妙なんです。
70年代後半のファンクって、もう少し圧が強いというか、音が詰め込まれている印象があるんですが、マイティー・ライダースはその“軽やかさ=洗練”が独特ですよね。

山崎:そうですね。まさに“軽やかさの中に芯がある”というか。演奏そのものが余白を活かしていて、そこが後の時代の耳にも響いたんでしょうね。

水谷:しかも曲調があんなダンスチューンなのだがタイトルからもわかる通り決してカラッとした内容ではない。詩も結構、陰というか内省的でスピリチュアルなモノを感じます。

山崎: そうなんですよね。あの高揚感と内省性が同居している感じが、まさにマイティーらしさでもあると思います。

水谷: だからこそ、この曲が後の世代にサンプリングされ、レアグルーヴとして再発見されたのも自然な流れだったのかもしれません。だからやっぱり、レアグルーヴって面白い現象なんですよね。たとえるなら、今の時代に「トライブ・コールド・クエスト」や「デ・ラ・ソウル」をあえて否定してみるような感覚に近いのかもしれません。

山崎: 確かに、今もしそういう動きが起きるとしたら、そんな感じでしょうね。

水谷: 「トライブとかデ・ラなんて、あんなコテコテのラップもう聴けないよ」と言い出して、もっとチープでストリート感の強い音を掘るような・・・。ただ、今ちょっと話していて思ったんですが、ランダム・ラップを“ヒップホップのレアグルーヴ”と呼ぶのは、少し違う気がしますね。

山崎: どういうことでしょうか?

水谷: たとえばデ・ラ・ソウルの「Saturdays」では、「Evil Vibrations」のサンプリングから突然「Light My Fire」が挟み込まれたりする。ネタが頻繁に変わることで、全体がカラフルで展開的になるんです。ラージ・プロフェッサーもそうですが、彼らはネタを重ねることで独自の構築美を生んでいた。そこには明確な作曲力とクリエイティビティがあったと思うんです。
それに、90年代以降のニュースクール新世代は“誰も知らないレコードを掘ってサンプリングする”ことに一種の美徳を見出していた時代でもありました。そうして掘り出されたレアグルーヴ盤の、あの洗練された音こそが、ごっついオールドスクールからヒップホップをネクスト・レベルへと押し上げていった――それはもう、サダメというか必然だったように思います。そして、その典型例こそが「Evil Vibrations」から生まれた「A Roller Skating Jam Named Saturdays」なんですよね。
一方で、ランダム・ラップは“ネタ一発で作っただけ”という印象が強い。そこに広がりがなく、アイデアや構築の妙が感じられない。だから僕は、どうしてもあのムードには入り込めなかったんですよね。

山崎:なんか今の話を聞いて思ったんですけど、ヒップホップ――特にメジャーなヒップホップに対する“レアグルーヴ”って何だろうって考えたときに、ひとつ感じたのは、90年代というのはすでに“レアグルーヴ”という概念そのものが存在していた時代だったということなんですよね。つまり、有名なものだけじゃなくて、もっとマイナーで変なことをやっている作品を探そうぜ、という哲学がちゃんと共有されていた時代だった。

水谷:確かに、だからアンダーグラウンドなヒップホップも、当時は“良ければ必ず誰かが引き上げてくれる”という構造がどこかにあったと。

山崎:そういう意味で言うと、メジャーなヒップホップやR&Bに対する“レアグルーヴ的存在”は、僕にとってはムーディーマンやセオ・パリッシュなんじゃないかなという気がするんです。彼らもやっぱり、そうした“レアグルーヴ的な価値観”の延長線上にあったからこそ、しっかり評価されて、ちゃんと売れていったんじゃないかと思いますね。

水谷:確かにそうかもしれないですね。あの辺の人たちは、一応サンプリングを使いながらも、基本的には自主制作で、自分たちのセンス一発でやっていたようなところがありますよね。

山崎:例えば、マッドリブなんかはまさにそういう存在になっていたのかもしれません。でも彼だって、結局は〈Stones Throw〉という土壌に引き上げられている。そのあたりも含めて、やっぱり“時代のネットワーク”や“文脈の力”を強く感じます。そう考えると、70年代ってまだローカル・シーンから外へ出ていくのが本当に難しい時代だったんだと思います。

水谷:話が少し脱線しましたが、アルバムの話に戻しましょう。「Evil Vibrations」は、サンプリングされたことで再発見された……という側面は確かにありますが、曲そのものが持つ強度は、レアグルーヴという視点で見ても圧倒的で、まさに“これぞレアグルーヴ”という一曲です。
もし仮に誰にもサンプリングされていなかったとしても、どこかのタイミングで必ず誰かが発見して、評価が高まっていたと思います。それくらい、この曲には時代を超えて人を惹きつける完成度と魅力がありますね。

山崎:次はアルバムのタイトル曲、「Help Us Spread The Message」ですね。この曲、地味なんですけど僕はすごく好きなんです。

水谷:低いテンションのバラードから徐々に盛り上がっていく感じが素晴らしいですよね。あと、サビのメロディがとても印象的です。

山崎:そうなんですよ。「Evil Vibrations」と同じくマイナー調で、その“暗さ”がいい。もちろんネガティヴな意味ではなくて、この時代特有の空気感というか……。

水谷:先ほども申しましたが、マイティーにはどこかスピリチュアルな深みがありますよね。マッチョなファンクにはない、知的で内省的なインテリジェンスを感じます。

山崎:まさにそうですね。精神性がサウンドににじみ出ている感じがします。「Help Us Spread The Message」というタイトル自体も象徴的で、単に宗教的というより、“音楽を通して何かを伝えたい”という純粋な祈りのようなニュアンスを感じます。当時の時代背景を考えると、社会の中で音楽が担っていた役割や、メッセージを届けることへの切実さが、こういう曲に自然と滲み出ていたのかもしれません。

水谷:そうですね。派手さはまったくないけれど、アルバム全体のテーマを静かに支えている曲ですよね。
マイティー・ライダースって、グルーヴやメロディのセンスももちろん素晴らしいんですけど、それ以上に“音楽に込める意志”のようなものがしっかりある。「Help Us Spread The Message」はまさにその象徴で、聴くたびに心の奥のほうに響く曲だと思います。

山崎:アルバムの流れとしても、この曲がA面の最後にあることで全体が締まりますよね。
というわけで、次はB面に移ります。「Everybody Groove」。シンプルなディスコ・ファンクですね。反復するギターのフレーズやチョッパー気味のベース、そしてあえて展開しない構成は、どこかCHICっぽい雰囲気もあります。

水谷:地味にいい曲ですよね。そして次の曲も、ノリのいいファンクですね。

山崎:「I've Really Got The Feeling」ですね。なんというか、ジャミロクワイがやっていたことを、その20年も前にすでにやっていたような――そんな感覚のかっこいい曲ですよね。

水谷:このあたりの楽曲って、あまり表立って取り上げられることはないんですが、よく聴くと本当によくできている。アレンジも演奏も、完成度が高いんです。

山崎:次は高速インスト・ファンクの「Fly Away With Me(Instrumental)」です。アルバムの中ではちょっと異色な曲でもあります。

水谷:カーチェイス・シーンのサウンドトラックのような雰囲気がありますね。スピード感があって、すごくかっこいい曲です。
異色ですが、でもカウベルの効き方が実にマイティーらしいというか、彼らのグルーヴ感を象徴しているように感じます。

山崎:次は上質なバラード、「Star Children」から、「Ain’t That Away (To Spend Our Day)」でアルバムは締めくくられます。

水谷:どちらもバラードですが、いわゆる70年代のスウィート・ソウルの流れではないですよね。どこかとても洗練されていて、ネチっこさがない。やっぱりエレピの存在が大きいと思います。あとは音のバランスも素晴らしいし、メロディの展開にも品があります。

山崎:最後の「Ain’t That Away (To Spend Our Day)」は、“僕らの一日を過ごすなら、こんなふうがいいじゃないか”という穏やかな呼びかけのような曲ですが、全体的にこのアルバム、当時のブラック・ミュージックにしては恋愛的な要素がかなり希薄なんです――いい意味で。グルーヴ、メッセージ、共同体、そしてスピリチュアルな意志をテーマに据えた楽曲が並んでいる。だからこそ、これほどまでに洗練されて聴こえるのかもしれません。

水谷:本当にそうですね。どの曲にも“魂のこもった演奏”があるのに、決して重たくならない。今聴いてもまったく古びないし、むしろ今の時代にこそ響くアルバムだと思います。

マイティー・ライダースの関連作とRivageについて

水谷:マイティー・ライダースは、中心人物であるロドニー・マシューズさん曰く、かなり即席的な形でメンバーが集められたバンドだったそうですが、ただ、そのロドニーさん以外のメンバーの何人かは、後に〈SUN-GLO〉レーベルの傘下の〈Tempus〉から、Rivage(リヴァージュ)という別バンド名義でアルバムを一枚とシングルを一枚リリースしています。

山崎:このレコードのオリジナル盤も、相当なレア盤ですよね。中古市場ではかなりの高値で取引されています。

水谷:そうですね。音の方向性としては、マイティー・ライダースよりも少しアーバンで、洗練された80年代初期のソウルに近い印象があります。マイティーが持っていたファンク的なグルーヴ感や土っぽさをやや抑えて、よりメロウでメロディアスな作風にシフトしている。でも、コーラスの重ね方やリズムの組み立てには、やっぱりマイティーの影が感じられますね。

山崎:確かに。時代の空気をしっかり取り込みながらも、地続きのセンスがありますよね。マイティー・ライダースからRivageへとつながる流れは、まさに“70年代から80年代への橋渡し”のようで、聴くとどこかマイティーっぽさに納得してしまう。

水谷:本当にそうですね。でも、こうして改めて聴くと、やっぱりマイティー・ライダースは唯一無二だと思います。
Rivageも素晴らしいんですが、モダン・ソウルとしては他にも似た作品がある気がしてしまう。

山崎:そうですね。クオリティは抜群に高いけれど、どこかで聴いたことあるというか、オリジナリティの面ではMighty Ryedersほどの個性は感じないかもしれませんね。

水谷:あとはFormula 1というバンドの7インチのB面曲「Life Is A Beautiful Feeling」に、ロドニーさん(Rodney K. Mathews)の名前がクレジットされています。

山崎:確かに、これにも少しマイティーっぽいところがありますね。ただこれは更に“ありそうなファンク”的な感じもあり、あのマイティーの独特さはないかもしれません。あとはLove, Unity And Virtue Featuring Howard Johnson という名義で「Let Love Shine」という7インチが2018年にUKからリリースされており、このレコードは両面とも作曲者がRodney K. Mathewsとなっていますが、真相は不明です。

水谷: Howard JohnsonってNiteflyteの片割れですよね。同じマイアミですからね。Niteflyteとマイティー・ライダースに接点なんて考えたこともなかったですが、これが本当なら少しワクワクしますね。
ただし、これらのクレジットや関係性については、現時点で明確な裏付け資料が存在していません。しかし、こうした断片的な情報や未確認のリンクこそが、マイティー・ライダースというバンドの“謎めいた魅力”をさらに深めているとも言えると思います。

山崎:確かに。そうした“手がかりの断片”を辿る楽しみも、レアグルーヴ文化の醍醐味ですよね。
マイティー・ライダースは、再発やサンプリングを通じて語り継がれてきたバンドですが、いまだに解き明かされていない部分が多い。そこがまた、彼らを特別な存在にしている気がします。

水谷:本当にそう思います。50年近く経った今でも、まだ掘り下げる余地があるというのはすごいことですよね。
そのうえ、ライナーノーツでも書きましたが、“レコード盤”そのものにも謎が多い。
だからこそマイティー・ライダースは、単なる“レア盤”という枠を超えて、時代を越えて人を惹きつける“物語性”を持ったバンドだと思います。

山崎:ライナーノーツの一部は、現在ウェブでも公開しています。ご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
👉 https://www.ele-king.net/vga/vga_column/010155/

水谷:そして最後に——マイティー・ライダース「Evil Vibrations」から派生したプロジェクト、「Saturdays Vibrations」もありますね。

そのお話は、次回あらためてお届けしたいと思います。

Dopplereffekt - ele-king

 ジェラルド・ドナルドとミカエラ・トゥ=ニャン・ バーテルからなるドップラーエフェクトが活動30周年を迎える。これを記念し12月12日、〈Tresor〉から4曲入りのEP「Metasymmetry」がリリースされることになった。ドップラーエフェクトが〈Tresor〉からリリースするのは今回が初めて。サウンド的には人種、国家、機械が時空を超えた多元宇宙で溶け合うのを垣間見させるようなものになっているそうだ。フォーマットは12インチとデジタルの2種で、現在シングル “Collapse of Simultaneity” が試聴可能だ。
 またこのタイミングにあわせ、ドップラーエフェクトのライヴ映像が公開されてもいる。〈Tresor〉のすぐそばにあるヴェニュー、Kraftwerk Berlinで2022年に録音されたもので、配信プラットフォーム〈ARTE Concert〉が〈Tresor〉の30周年を記念し共同で企画したシリーズの一環にあたる。こちらもあわせてチェックしておきたい。

artist: Dopplereffekt
title: Metasymmetry
label: Tresor
release: 12 Dec 2025
tracklist:
1. Time Modulation-Graviton Pulse
2. Multiverse Wavefunction
3. Collapse of Simultaneity
4. Olbers Paradox


LIQUIDROOM - ele-king

 今年もやってまいりました。リキッドルーム恒例の年末年始カウントダウン・パーティ、開催のお知らせです。今年は石野卓球、踊ってばかりの国、Dos Monosという超強力なラインナップ。いろんな出来事が起こった2025年、気持ちを燃やし尽くして新年を迎えたい……いやこれは行かないわけにはいかんでしょう。ほかの出演者は今後発表されるとのことなので、楽しみにしておきたい。

liquidroom presents
NEW YEAR FESTIVAL 2026

石野卓球
踊ってばかりの国
Dos Monos(Band Set)

& more to be announced!

2025年12月31日(水)
LIQUIDROOM
開場/開演 20:00
前売 早割 ¥6000(+1drink order) 2025年11月15日(土)10:00~11月29日(土)18:00
一般 ¥7000(+1drink order) 2025年11月30日(日)10:00~
https://eplus.jp/sf/detail/4431610001-P0030001

※ご入場の際、ドリンクチャージとして600円頂きます。
※本公演は深夜公演につき20歳未満の方のご入場はお断り致します。本人及び年齢確認のため、ご入場時に顔写真付きの身分証明書(免許書/パスポート/住民基本台帳カード/マイナンバーカード/在留カード/特別永住者証明書/社員証/学生証)をご提示いただきます。ご提示いただけない場合はいかなる理由でもご入場いただけませんのであらかじめご了承ください。

info:LIQUIDROOM www.liquidroom.net


《石野卓球✕踊ってばかりの国✕Dos Monos!様々なサウンドが一堂にフロアを響き沸かす、オルタナティブなリキッドカウントダウンパーティーが今年も開催!》

2020年代も折り返し、今年も様々な音楽との出会いや忘れられないライヴが各地で生まれた事でしょう。 そんな1年の大事な締めくくり、そして新たな年の幕開けも、気持ちが燃え上がるエネルギッシュなステージと共に迎えましょう。 今年もリキッドルームカウントダウンパーティーの季節到来です!
まずはこの方。日本を代表するDJ【石野卓球】が、圧倒的なダンスミュージックの包容を生み出します。様々なフロアを沸かし続ける石野卓球の最新系なグルーヴを是非堪能ください。 リキッドルームアニバーサリーでも、毎度濃厚なアンサンブルを織り成す【踊ってばかりの国】が、カウントダウンパーティーに待望の出演決定。 日々重度を増すここにしかないバンドサウンドが、温かい新年の始まりを紡ぐ事でしょう。彼らのロックンロールの渦へ身を委ねてみてはいかがでしょうか。
そして、リリースやメンバーそれぞれの活動でも話題の絶えない【Dos Monos】が、band setでのステージを繰り広げてくれます。 よりミクスチャーでリリカルな唯一無二の存在と化すDos Monosの、明るい未来へのドライブが加速すること間違いなし。
こうして、様々なサウンドが一堂に会する、オルタナティブなラインナップが並んだりキッドルームカウントダウン。
勿論、まだまだ出演者のアナウンスが続きますので乞うご期待ください!

ARCHANGEL & Janus Rose - ele-king

 万人にとっての安全なスペースの構築をめざすクィア・パーティ〈WAIFU〉が11月30日に中目黒のHVENで開催される。
 ゲストとして、ニューヨークで〈BODY HACK〉というクィア・パーティをオーガナイズしているDJ/プロデューサーのアークエンジェル、おなじくNYの電子音楽家で、Boiler Roomのボイコット・ムーヴメント「Boycott Room」にも関わっているヤヌス・ローズが来日。加えて日本のlilmofo、カナダ拠点のsoratora、そして先日ele-kingで連載がスタートした若手のheykazmaらとともにDJプレイを披露する予定だ。
 トーク・セッションの時間も設けられており、NYのクラブ・シーンにおけるパレスチナ連帯アクションについて話し合われるという。詳細は下記より。

# WAIFU 25.11.30

❤️️❤️️️❤️️❤️️️❤️️️❤️️️❤️️️❤️️️

WAIFU 🦄🪩 TRANS JOY IS RESISTANCE 🍉❤️‍🔥

📅DATE: 2025.11.30.SUN 15:00-23:30

🏪VENUE: HVEN (中目黒)

[@hven.tokyo]

📌ADDRESS: 1-6-10 Kamimeguro Meguro-ku Tokyo

💱ENTRANCE: 3000yen (door only)

♿車いすユーザーまたは障害者手帳対象の方は入場無料(何らかの事情で手帳をお持ちでない場合は開催前日までにSNSのDMかメールでご連絡ください)

Wheelchair users and those otherwise eligible for a disability certificate enter free. Please show your certificate at the door if you have one. If you do not, please send us a dm by the day before the event.

❤️️❤️️️❤️️❤️️️❤️️️❤️️️❤️️️❤️️️

クィアパーティBODY HACK [@_bodyhack_]のオーガナイザーARCHANGEL [@archangeldj]、Boiler RoomボイコットムーブメントBoycott Room [@boycottroom]にも関わるJanus Rose [@janus.rose]がNYから来日⚡ DJプレイとともに、トークセッションではNYのクラブシーンでのパレスチナ連帯アクションなどについて訊きます🍉🎥️❤️‍🔥

🌐Special Guest DJs:

ARCHANGEL [@archangeldj]

Janus Rose [@janus.rose]

🌹Performance

Andromeda [@luna.andromeda.jp]

🔊Liveshow

MONSTERFUCKER [@mnstrfckr_doom]

🎧DJs:

heykazma [@heykazma]

lilmofo [@lilmofobusiness]

soratora [@soratora]

💻Visual

eetee [@eetee]

🎤Talk Session

🦄<Part 1> 15:30-16:20

Andromeda [@luna.andromeda.jp]

heykazma [@heykazma]

Hikari [@hhhhhikariiiii]

🍉<Part 2> 16:30-17:30

ARCHANGEL [@archangeldj]

Janus Rose [@janus.rose]

WAIFU [@waifu_party]

🛒POP-UP

super-KIKI [@super_kiki_shop]

在日フェミニスト連帯会 [@feministchina_jp]

QUEER ASYLUM: JUSTICE FOR AIKO [@qajfa.info]

WAIFU

⚠️Policy

このパーティは、ジェンダー/セクシュアリティ/人種/年齢などにかかわらず、オープンで他者と寄り添う気持ちのある様々な方が安心して楽しめるセーファースペースを、参加者とともにつくりあげていくことを目指しております。トランス女性を含めた女性を軽視する様な行為や人種差別的な行動は退場して頂く場合がございますのでご注意下さい。

This party has the goal of creating a safer space for everybody of any gender, sexuality and ethnicity. We have a simple but strict code of conduct: abusive, misogynistic, transphobic or racist behavior will get you kicked out. Please be conscious of everyone.

🎨illustration

super-KIKI [@super.kik]

【本書推薦人】
川淵三郎 (初代Jリーグチェアマン)
高倉麻子 (元日本女子サッカー代表監督)
北川航也 (清水エスパルス)

リフティングができるお母さん達がいる素敵なサッカーの街。とても興味深い本です。 ──倉敷保雄(フリー・アナウンサー)

1970年代、人口わずか20万余りの地方の町全体がサッカーを愛した……
小学校を舞台に、その教員や生徒たちが、
当時の日本ではありえないスケールでサッカーと向き合う
のちに、多くのJリーガー/日本代表選手を育て、
女性初の日本サッカー協会理事にもなったひとりの元・小学校教員の人生から
フットボール文化の広大な魅力を伝える待望の書籍

【取材協力】
佐々木則夫、風間八宏、大榎克己、半田悦子、本田美登里、遠藤友則、遠藤文朗、牛木素吉郎、豊島吉博、瀬戸脇正勝、日本サッカー協会ほか

 サッカー未経験の女性小学校教員が少年サッカー優勝監督となり、多くのJリーガー/日本代表選手を育て、女性初の日本サッカー協会理事にもなった。精神論だけに終始するのではなく、創造力の研磨に注力し、グローバルな視点でサッカーに取り組んでいった小学校の教員たち。保護者にもその楽しさを伝え、サッカー新聞も創刊、市民たちにサッカーの魅力と知識が叩き込まれていく……。
 いつしか清水は、子連れの母親がリフティングするような、高齢者から子どもまでが少年サッカー/高校サッカーの試合結果を気にするような、まるでひとつの町そのものがフットボール・クラブのごとき様相を呈することになった。
 本書は、綾部美知枝の人生を通して日本サッカーのひとつの故郷を温ねる。清水の奇跡、綾部美知枝の軌跡、そこには日本サッカーの歴史が刻まれている。

四六判並製/256頁

綾部美知枝(あやべ・みちえ)
1946年11月に清水市内で生まれる。旧姓は押見。小学校の教員、清水市役所サッカーのまち室長、女性初の日本サッカー協会の理事などを歴任。女性公認サッカー監督第1号である彼女は、清水FC監督として、チームの全国優勝を達成するとともに、後に日本代表となる選手を多数育成した。また、子どもや父兄、特に女性のアマチュア・サッカーの普及、未就学児のサッカー活動の普及、女子サッカーの発展にも寄与した。2022年に女性初の日本サッカー殿堂入りをしている。現在は、静岡県サッカー協会評議員、清水サッカー協会参与。

【著者】矢野透(やの・とおる)
講談社に勤務しながら多くのサッカー関係の書籍を制作する。そのなかには佐々木則夫『なでしこ力:さあ、一緒に世界一になろう!』、『新なでしこゴール!!』などベストセラーも含まれる。また、2002年の日韓ワールドカップの公式ガイドとパンフレット類のすべてを編集/制作している。現在はフリーのサッカー・ジャーナリスト/ライターとして活動中。毎週末はサッカー競技場で過ごしている。

〝サッカーの子〟を育てる——綾部美知枝と清水のキセキ



第1章 60年代——始まりの時代

堀田哲爾との出会いに始まる/小学校を舞台に/大声で怒鳴ることはない/女子サッカーが始動、メディアも創刊/江尻サッカースポーツ少年/清水の選手たちが模範演技をする/小学生リーグ戦を解禁/大澤英雄の功績/全清水の結成/今でも通用するクラマーの提言


第2章 70年代——清水サッカーの基礎ができる

サッカー素人だからこその指導法/天才児・遠藤の回想/前例のない、音楽を流してのサッカー練習/全清水の監督に/サッカーを好きでいること/日本を変えたコーチングスクール/堀田が考究した指導者養成法/「静岡県コーチングスクール」開催/清水が新〝サッカーのまち〟に!/選手の母親たちもサッカーを始める/女子のサッカー人口も急増/本田美登里と半田悦子/日本女子サッカー、その後の発展/サッカーの練習で歌を歌う/進歩的だった全清水のチーム編成システム/教育者であること、コーチであること/『静岡ユースサッカー』の創刊/ペレを呼ぶ/「日本にもブラジルがあった」、とセルジオ越後は言った/韓国遠征——「全清水」の初めての海外挑戦/1975年ヨーロッパ遠征——西ドイツ&イングランド


第3章 70年代後半~80年代——ゆりかごから息つづくまでのサッカー

幼稚園でもサッカー、年老いても/75メートルをリフティングする小学生たち/「ケンタ、泣くじゃねぇだよ」/監督というより教育者/負けることを体験させたい/サンバとフットボールを知らない日本人がブラジルに勝つ/エスパルスへの夢/大榎克己が回想する/サッカーで生き方を学んで欲しい/妊娠を隠してブラジルへ/佐々木則夫が語る綾部美知枝/静岡サッカーの興隆と〝それから〟/草サッカー大会も始まる


第4章 90年代——日本サッカー変革のとき

Jリーグがもたらしたもの/エスパルス、そして清水とサンバ/エスパルス存続の危機/清水ナショナルトレーニングセンター/より強く根付いていったファン文化


第5章 21世紀——未来のための新ビジョン

女子代表と子どものための改革/どこでも誰でもいつでもサッカー/育成・女子部門での日本サッカー殿堂入り


年表


参考文献/取材協力一覧

オンラインにてお買い求めいただける店舗一覧
amazon
Rakuten ブックス
7net(セブンネットショッピング)
ヨドバシ・ドット・コム
Yahoo!ショッピング
HMV
TOWER RECORDS
紀伊國屋書店
MARUZEN JUNKUDO
e-hon
Honya Club

全国実店舗の在庫状況
紀伊國屋書店
三省堂書店
丸善/ジュンク堂書店/戸田書店、ほか
有隣堂
くまざわ書店
TSUTAYA
大垣書店
未来屋書店/アシーネ

TESTSET - ele-king

 ニュー・アルバム『ALL HAZE』で次なるステージへと進んだTESTSET。砂原良徳、LEO今井、白根賢一、永井聖一から成る彼らは2026年1月30日(金)にEX THEATER ROPPONGIにてワンマン・ライヴ「LIVE ALL HAZE」を予定しているが、本日よりオフィシャル二次先行チケットの発売が開始している。このタイミングでアルバム収録曲“Dry Action Pump”のMVも公開されているので、チェックしておこう。
 紙エレ最新号ではTESTSETをフィーチャー。こちらもぜひ。

【ライブ情報】
TESTSET (砂原良徳 × LEO今井 × 白根賢一 × 永井聖一)
‘LIVE ALL HAZE’


2026 年1 月30 日(金)
EX THEATER ROPPONGI
開場 18:00 / 開演 19:00
料金 ¥8,000 (1D 別) 全席指定
INFO: HOT STUFF PROMOTION: 050-5211-6077
https://www.red-hot.ne.jp

▼先行販売情報
TESTSETオフィシャル二次先行予約受付(先着)
[期間: 11/11(火)正午〜11/24(月祝)23:59]
先行URL: https://eplus.jp/testset/
●チケット一般発売 11月29日

Oneohtrix Point Never - ele-king

 現在、11月21日に発売される最新アルバムの収録曲が少しずつ公開されているワンオートリックス・ポイント・ネヴァー。来年4月に来日公演が決定した。4/1(水)@大阪Gorilla Hall、4/2(木)@東京Zepp DiverCityの2公演。ヴィジュアルを活用した前回のギグで手ごたえをつかんだのだろう、今回もフリーカ・テットとのコンビでパフォーマンスを披露する。新作リリース後のライヴという好機、逃すことなかれ。

Oneohtrix Point Never

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー
待望のニューアルバム『Tranquilizer』を完成させ、
奇才フリーカ・テットとの最新ライブセットで来日決定!

Oneohtrix Point Never
live visuals by Freeka Tet

大阪 2026.04.01 (Wed) Gorilla Hall
東京 2026.04.02 (Thu) Zepp DiverCity

open 18:00 / start 19:00
前売:8,800円(税込 / 別途ドリンク代)※未就学児童入場不可
info:[ WWW.BEATINK.COM] / E-mail: info@beatink.com

Oneohtrix Point Never - Lifeworld (Official Video)
Youtube配信

Oneohtrix Point Never - Measuring Ruins (Official Video)
Youtube配信

Oneohtrix Point Never - Cherry Blue (Official Video)
Youtube配信

数年前のある日、ダニエルはインターネット・アーカイブから膨大なサンプル・ライブラリが消え去っていることを発見する。数え切れない作品に陰影を与えてきた音源たちが、一瞬にして闇に呑み込まれたという出来事。それは文化の断絶、時代の記憶を繋ぐ回線が無慈悲に断ち切られるような体験だった。しかしそのことが彼に創造的なエネルギーを与えた。本作は、忘れ去られた音の断片 (サンプル素材) を掘り起こし、それらを加工・再構築して生まれた全15曲のサウンドコラージュ的作品である。一度は失われ、かろうじて救い出された音の断片から構築された楽曲群は、まるで音響的な幻覚を紡ぎ出し、シュールでディープなテクスチャーで聴く者を包み込み離さない。

『Tranquilizer』は、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー史上、最も没入感のある作品であり、失われた音の断片を再構築することで、ノスタルジーではなく、新たな感情を宿す器として創り上げられた。

「このアルバムは、かつて商業用オーディオ・キットとして作られた音源群に形を与えた作品だ。陳腐なサウンドの索引を裏返しにしたようなもの。今日の文化の奥底にある狂気と倦怠を最もよく表現できる、プロセス重視の音楽制作へと回帰した作品なんだ。」 - Oneohtrix Point Never

過去20年間の現代音楽界において最も影響力を持つアーティスト、プロデューサーの一人となったワンオートリックス・ポイント・ネヴァー=ダニエル・ロパティン。初期の『Eccojams』(2010年/Chuck Person名義)はヴェイパーウェイヴ・ブームの火付け役となり、『R Plus Seven』(2013)や『Garden of Delete』(2015)といった作品はデジタル時代におけるアンビエント音楽と実験音楽を再定義した。ソロ活動以外にも、サフディ兄弟監督作品の映画音楽を手掛けたり、ザ・ウィークエンド、チャーリー・エックス・シー・エックス、イギー・ポップ、デヴィッド・バーン、アノーニといったアーティストとのコラボレーションでも高い評価を得て来た。
そして鎮静剤を意味する『Tranquilizer』をもって彼は、麻痺への逃避ではなく、意識的な創造/表現への回帰を提示する。

【チケット詳細】
前売:8,800円 (税込 / 別途1ドリンク代 ) ※未就学児童入場不可
東京 :1階 スタンディング / 2階 指定席
大阪 :オールスタンディング

先行発売:
BEATINK主催者先行:11/11(TUE)18:00 (※限定枚数・先着、Eチケットのみ)
イープラス・プレイガイド最速先行受付:11/13(WED)10:00~11/16(SUN)23:59 (抽選)

[東京]
LAWSONプレリクエスト:11/17(MON)10:00~11/18(TUE)23:59
イープラス・プレオーダー:11/17(MON)10:00~11/18(TUE)23:59

[大阪]
イープラス・プレオーダー:11/17(MON)12:00~11/18(TUE)23:59
LAWSONプレリクエスト:11/17(MON)12:00~11/18(TUE)23:59
ぴあプレリザーブ:11/17(MON)12:00~11/18(TUE)23:59

一般発売:11/21(FRI)10:00~
イープラス
LAWSON TICKET
チケットぴあ(大阪のみ)
BEATINK

※BEATINK Listening Spaceにてデザインチケット限定数販売(東京公演のみ) (販売手数料なし)
販売期間:11/21(FRI)~11/30(SUN)まで
東京都渋谷区神宮前1-12-3 パティオビル Authors Harajuku B1F (売切れししだい販売終了します) >>> Instagram

問合せ:
[東京] BEATINK 03-5768-1277 www.beatink.com
[大阪] SMASH WEST 06-6535-5569 https://smash-jpn.com/

公演詳細

------------

label : BEAT RECORDS / Warp Records
artist : Oneohtrix Point Never
title : Tranquilizer
release:2025.11.21
商品ページ: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15439
配信: https://warp.net/opn-tranquilizer
TRACKLISTING:
01. For Residue
02. Bumpy
03. Lifeworld
04. Measuring Ruins
05. Modern Lust
06. Fear of Symmetry
07. Vestigel
08. Cherry Blue
09. Bell Scanner
10. D.I.S.
11. Tranquilizer
12. Storm Show
13. Petro
14. Rodl Glide
15. Waterfalls
16. For Residue (Extended) *Bonus Track

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639 640 641 642 643 644 645 646 647 648 649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662 663 664 665 666 667 668 669 670 671 672 673 674 675 676 677 678 679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689 690 691 692 693 694 695 696 697 698 699 700 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 719 720 721 722 723 724 725 726 727 728 729 730 731 732 733 734 735 736 737 738 739 740 741 742 743 744 745 746 747 748 749 750 751 752 753 754 755 756 757 758 759 760 761 762 763 764 765 766 767 768 769 770 771 772 773 774 775 776 777 778 779 780 781 782 783 784 785 786 787 788 789 790 791 792 793 794 795 796 797 798 799 800 801 802 803 804 805 806 807 808 809 810 811 812 813 814 815 816 817 818 819 820 821 822 823 824 825 826 827 828 829 830 831 832 833 834 835 836 837 838 839 840 841 842 843 844 845 846 847