「IR」と一致するもの

Chart by Underground Gallery 2011.10.06 - ele-king

Shop Chart


1

KRAMER...

KRAMER... #House Revenge #502 (HOUSE REVENGE) »COMMENT GET MUSIC
FIRST CHOICE「Let No Man Put Asunder」幻のDERRICK MAY & ASHLEY BEEDLEリエディットが遂に復刻!DERRICK MAYが90年代中期に毎回必ずプレイしていた、FIRST CHOICE「Let No Man Put Asunder」のリエディットが遂に復刻! DERRICK MAYのミックスCD「Mix Up」でも一部分がリエディットされ使用されていたので、聞いたことがある方も多いと思いますが、実はコレ、ASHLEY BEEDLEとDERRICK MAYが、RON HARDYのリエディット・ワークをお手本にして制作した、アンオフィシャルなリエディット作品なんです!電車が走り去るSEをバックに、抜群にファンキーなパーカッシブ・グルーヴで展開していく、とにかくアガるディスコ・ハウス!!ASHLEY BEEDLEによるA面、DERRICK MAYによるB面、どちらも本当にカッコイイ!!!オリジナル盤は欧州の中古市場では100竄ャを超える値段で取引されることもある正真正銘"幻"のトラックです

2

MO MOODY (MOODYMANN)

MO MOODY (MOODYMANN) Doin Ya Thang (White Label) »COMMENT GET MUSIC
MOODYMANNの新プロジェクトMO MOODY!超限定プレス! 既にyoutubeにPVが公開され、ファンの間で大きな話題を集めていた新曲「I Got Werk」、初期の[KDJ]の作品を思い出させるような、ライブフィーリング溢れるディスコ・チューン「Doin Ya Thang」など、全3曲を収録!ここ最近のMOODYMANNの作品の中でも群を抜いた一枚だと思います!

3

REEL BY REAL

REEL BY REAL Surkit Chamber - The Melding (A.R.T.Less) »COMMENT GET MUSIC
デトロイトの隠れた重要人物REEL BY REALが約20年振りに新作を発表! 90年代初めに、JUAN ATKINSが運営していた幻のレーベル[Interface Records]や、当時のデトロイト・テクノを積極的にUKへ紹介していた名門レーベル[10 Records]から作品を発表し、コアなデトロイト・ファンの間では伝説のアーティストとして語られたいたMARTIN BONDSによるプロジェクトREEL BY REALが、何と20年ぶりの新作をリリース!ジャケットのアートワークは、[Underground Resistance]や[Red Planet]、[Transmat]のデザインでもお馴染みのABDUL HAQQによるもの!デトロイト・ファン・マスト!

4

RONNY & RENZO

RONNY & RENZO Heartbreak Theme (Rekids) »COMMENT GET MUSIC
CARL CRAIGリミックス収録!ベルギーのカルトレーベル[King Kung Foo]で知られる RONNY & RENZOが、盟友 RADIO SLAVE主宰の[Rekids]から新作をリリース! QUIET VILLAGE名義でリミックスを提供していたこともあるRADIO SLAVEが、自身主宰の人気レーベル[Rekids]より、ベルギーのカルトレーベル[King Kung Foo]で御馴染み RONNY & RENZOによる最新作をリリース。低くドープにウネりを上げるスローモーなグルーブにシリアスなムード漂うアンビエンスなウワモノやディープな声ネタ、シンセリフなどを響かせ、10分を超える長尺世界の中ジワジワとハメに掛かる 超強烈トラックを披露。さらにカップリングには、ファンクネスなグルーブとスペーシーなシンセメロを響かせ、より壮大な世界を展開していく御大 CARL CRAIGによるリミックスを収録。当然、こちらも間違いありません!大・大・大推薦!

5

QUINTUS PROJECT

QUINTUS PROJECT Night Flight (Derwin) »COMMENT GET MUSIC
UGヘビー・プッシュ!87年に限定300枚でリリースされたQUINTUS PROJECTのアルバム「Moments」に収録の「Night Flight」をPSYCHEMAGIK、LEXXがリミックス!しかもカップリングには、オリジナルも収録されています! JAZZANOVAのALEX BARACKが主宰する新レーベル[Derwin Recordings]新作は、87年にドイツ[NGM]よりリリースされた激レアアルバム「Moments」より、可憐な鍵盤が印象的に響く、緩やかなチル・コズミック/フュージョン・シンセ・クラシック「Night Flight」が世界初の12インチ化!このオリジナルを再発させてくれただけでも本当に嬉しい1枚ではあるのですが、さらにカップリングには[Ambassadors Reception]からアルバムリリースが予定されている PSYCHEMAGIKによるリミックス、KAWABATAこと LEXXによる'Night Crusin'なレイトバック/バレアリック・リエディットを収録。

6

STRANGER SON

STRANGER SON Inside Many Summers (WHITE BOX) »COMMENT GET MUSIC
A MOUNTAIN OF ONE辺りのサイケデリック縲怎oレアリックなロッキン・ディスコは絶対に要チェックです!!限定250枚プレス。 元TVH3のGARETH SMITH率いるマンチェスターの大所帯ポストパンク・バンドSTRANGER SON OF WB改め、STRANGER SONによる待望のニューシングルが、ホーム・レーベル[Whitebox]から登場! A MOUNTAIN OF ONEのサウンドを彷彿とさせるようなサイケデリック縲怎_ブ縲廸.W縲怎Iルタナロック縲怎oレアリックな要素を、独自フィルターを通し昇華させた、オリジナリティー溢れるロック・サウンドを披露。収録3作、どれも本当に良いですので、コレはホントいオススメです!

7

DON PAPA & SUBMARINE

DON PAPA & SUBMARINE Kambo Super Sound (Sex Tags Amfibia) »COMMENT GET MUSIC
ノルウェーのカルト・レーベル[Sex Tags Mania]傘下[Sex Tags Amfibia]新作は、昨年リリースされ話題となった DON PAPA & SUBMARINEによるレゲエ/ダブスプリットシングル!! レーベル看板 DON PAPAがSUBMARINEと共に手掛けるレゲエ/ダブ・スプリット・シングル 第2弾。ジャマイカン・ダブ手法な深く打たれるダブ・グルーブにスモーキーなヴォーカルを響かす DON PAPA手掛ける Side-A「Come 2gether」、カップリングには同曲のダブヴァージョン「Moss Dub Massive」を収録。ジャンルレスにコレは本当にオススメしたいです!! 限定プレスでのリリースとなると思いますので、コレだけは是非お早めに縲

8

BRYAN FERRY

BRYAN FERRY Alphaville (Leo Zero Remix) (White) »COMMENT GET MUSIC
しばらく前から話題となっていた1枚が遂にヴァイナル・リリース!ROXY MUSICのフロントマン BRYAN FERRYのリミックスアルバムからのホワイト・ヴァイナル・カット!LEO ZERO、TIME & SPACE MACHINEのリミックスを収録!! 知らなかった人も多くいるとは思いますが、実はコレ、[Virgin]傘下[The Vinyl Factory]より、今年春先頃にほぼUKオンリーの取り扱い(日本にはほとんど入っていなかったと思います)で超限定リリースされていた「Alphaville Remixes」が、ホワイトながらも原盤と同じカップリング仕様で再登場!!!まず Side-Aでは、A MOUNTAIN OF ONEの中心人物 DJ LEO ZEROが、どこかトロピカルなムードを醸しだす、暖かくメランコリックな雰囲気が◎なミッドテンポなチル/バレアリックなディスコリミックスを披露し、Side-Bには、THE JOUBERT SINGERS「Stand On The World」の印象的なオルガンプレイをネタとして使ったと思われる TIME & SPACE MACHINEのリミックスを披露。どちらも本当に最高ですね縲怐B恐らく今作も限定プレスでのリリースになると思いますので、Nu-Disco縲怎nウス派の方は絶対にお見逃しのないよう、お早めのチェックをオススメします!当然、当店一押しの1枚です!

9

DJ DEEP AND JOVONN

DJ DEEP AND JOVONN Back In The Dark (Clone) »COMMENT GET MUSIC
2000年にフランス[Distance]からリリースされた、DJ DEEP & JOVONNのディープハウス・クラシックが[Clone]より復刻![Blance]やCHEZ DAMIER辺りにも通じるミニマルなリフをバックに、セクシーにうねる黒いベース・グルーヴ、ワンコードながら絶妙のタイミングで刻まれるオルガン・リフを絡めながら、ジワジワとビルドアップする最高のディープ・ハウス・サウンド!ポエトリーも良い感じです!リリース当時は、それ程ヒットした訳ではありませんが、当時よりも今のムードに合っているように気さえする、ハウス・ファンなら絶対に聴いて頂きたい一枚です!傑作!

10

KASSEM MOSSE

KASSEM MOSSE Enoha Ep (Nonplus) »COMMENT GET MUSIC
[Workshop]や[Mikrodisko]からのリリースでお馴染み、ベルリンのカルトアーティストKASSEM MOSSE、 ダブステップ縲怎eクノ越境レーベル[Nonplus Records]からの新作!モノ・ミニマル縲怎Gレクトロまで、全曲◎!MAURIZIO「M5」を"酸"を加えたような、ドープ・モノ・アシッド・ミニマルのA1がとにかくカッコイイ!うねるようにビルドアップしていく展開も素晴らしい!その他にも、DREXCIYAを思われるようなダーク・エレクトロや、ベルリン産らしい、インダストリアル・テクノなど、全4曲、全て◎!ここ最近のKASSEM MOSSEの作品の中では、ずば抜けてカッコイイです!

Alva Noto & Blixa Bargeld - ele-king

 およそ1週間前にマシュー・ハーバートの"ワン・ピッグ"ライヴを観ている。その同じ会場で、もっとも先鋭的なドイツの電子音楽家(アルヴァ・ノト=カールステン・ニコライ、坂本龍一との共演者としても知られる)と......ポスト・パンクの時代にチェインソーを金属に斬りつけるノイズを音源として、くず鉄を打楽器としたバンド、つまり、いわゆる既存の楽器のすべてを放棄したバンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンの中心人物にしてヴォーカリスト、ブリクサ・バーゲルトとのプロジェクト、ANBBのライヴである。破壊に憑かれ、ダダイズムに深く共振し、そして実験音楽に人生のすべてを捧げていると自ら語るアーティストの久しぶりの来日だ。オーディエンスの数は......意外なほど少なかったが、しかしそのライヴは耳と心にこってりと焼き付くものだった。

 フロント・アクトのNHKyxは、大阪とベルリンを往復する国際派の電子音楽家で、〈スカム〉〈ラスター・ノートン〉、あるいはセンセーショナル(元ジャングル・ブラザースのぶっ飛んだラッパー)との共作を〈ワードサウンド〉から......とにかくいろんなレーベルからたくさんの作品を出しているプロデューサーである。インダストリアルなビートを操作しながら、ノイズをかき鳴らし、IDMとハードコアなダンス・ミュージックの溝を埋めるような、インパクトのあるステージを披露した。続いて登場した伊藤篤宏のウルトラ・ファンクターは、蛍光灯のノイズを音源としながら、NHKyxの冷たいグルーヴをバトンタッチするかのように、彼の白い熱を展開した。昔、あるオーガニック系の人物から、家では絶対に蛍光灯は使わないと言われたことがある。ウルトラ・ファンクターはそうしたハイソなエコ人間へのアンチテーゼでもあろう。
 そうした強力なフロントアクトを経て、ステージに登場したふたりのベルリナーは、それまでの騒音とは真逆で、曲のなかには多くの静寂があった。ライヴは......ノイバウテンのリスナーにとってはお馴染みのバーゲルトのヴォーカリゼーション、あの水蒸気のような声(口笛のような音)ではじまった。

 黒いスーツでめかし込んで、もみあげを尖らせ、髪の毛をしっかりと整えてマイクの前に立っているバーゲルトは、ある意味古風な"ヨーロッパ主義"を強く感じさせるものだった。それはいまとなってはレトロ趣味のひとつとも言えるし、1920年代のベルリンのナイトクラブと2011年のIDMとの交流会という点では新鮮にも思える。
 ライティングは、すべてバウハウス的なデザインだ。直角で、そして色彩は2色に制限される。黒と赤、黒と緑、青と黒、そうした組み合わせで構成される。それは、かつてグラム・ロック/パンク・ロック/ポスト・パンクが、アメリカ的な経済繁栄への強烈な反撃として持ち上げたドイツ的な美学(非人間性や灰色の頽廃美、終末や衰退への陶酔、人工美、表現主義などなど)を表しているように思えた。
 "ワンス・アゲイン"~"ワン"~"ミミクリー"~"エレクトリシティ・イズ"......アルバム『ミミクリー』ではオウテカ(もしくはメルツバウ)を彷彿させるような情け無用の冷酷なエレクトロニック・ミュージックに思えたような曲も、ニコライの間(沈黙)を効果的に用いたIDM、そしてバーゲルトの呼吸まで聴こえそうなライヴではむしろエロティックに聴こえる。ジャック・ブレル(まあ、彼はドイツ人ではないが)のラップトップ・ヴァージョン――そんな言葉が脳裏をよぎる。「昆虫としてのあなた(You as an insect)/あなた自身を擬態する(Mimic yourself)」......バーゲルトは"ミミクリー"における最初の英詩をゆっくりと喋ってからはじめる。アルバムのスリーヴアートには、目を奪うような、女が昆虫のように町を這っている写真が使われているが、これは1967年の映画『欲望』にも出演しているドイツ人のスーパー・モデル、ヴェルシューカの写真である。
 アンコールの"フォール"(アルバムの1曲目)にいたってはさすがというほかない。周波数を手品師のように操作するニコライは、最初鼓膜の近くでさざ波を起こし、それをいつの間にか気が狂いそうなほどのノイズとして突き刺す(アルバムでは耳をつんざくノイズに思えたそれは、より展開のある楽曲となっていた)。そして静寂とピアノ、バーゲルトの歌......。最後の"ホール・イン・ザ・グラウンド"は、僕にはファーストの頃のスーサイド風、まあ、要するにロカビリー+ノイズに聴こえた(オリジナルではそうは感じなかった)。
 先週同じ会場で観たハーバートの、英国人らしい社会風刺のライヴ・パフォーマンスとはまったく別の興奮を覚えた。それは実験音楽に人生を捧げたと自負する人間による、現代における新古典主義とも喩えられるような、しばらくのあいだ家に帰りたくなるほど感動的で美しい時間帯だった。

なお、raster-notonジャパンツアーは今週も続きます!

【R-N EXPRESS】(東京公演)
■日時:2011年10月9日(日)23:00開場 /開演
■会場:渋谷WOMB
■出演:Alva Noto / Byetone / Vladislav Delay / Luomo / Aoki Takamasa /Anne-James Chaton / AGF / NIBO / Atsuhiro Ito
■raster-notonジャパンツアー特設HP:<https://www.raster-noton.net/japantour>

また、東京馬喰町にある現代美術ギャラリー、Motus Fort(モータス・フォート)では、11月5日までブリクサ・バーゲルトの展覧会をしています。
https://www.motusfort.com/exhibition.html

vol.13 : エレファント6がやって来た! - ele-king

 エレファント6なる集団に特別の感情を抱いている人は、30代もなかばの世代だろうか......。エレファント6とは、80年代後半、アップルズ・イン・ステレオのロバート・シュナイダー、ニュートラル・ミルク・ホテルのジェフ・マンガム、オリヴィア・トレマ・コントロールのウィル・カレン・ハートとビル・ドスという4人のルイジアナ州のラストンの学生時代の同級生が4トラックのカセットレコーダーでレコーディングしたことからはじまっている。
 彼らはテープを交換しあい、アルバムのアート・ワークやライナノーツを作り、レコーディングのコラボレーションとバンドを結成した。1991年にロバートはデンバーに、残りの3人はアセンスに引っ越し、そこからエレファント6という名前とロゴが発生し、彼らが関連する作品には、エレファント6のロゴがつくようになった。これは、エルフ・パワー、ビューラー、ジャービルズ、ミュージック・テープス、オブ・モントリオールなど、さまざまな仲間のバンドに広がった。ロバートはアップルズ・イン・ステレオとして、日本のトラットリア・レーベルからアルバムをリリースしている。
 エレファント6という名前は、90年代末にピークを迎えている。よく知られているように、「エレファント6ミニ・ツアー」として、2000年にはオブ・モントリオール、エルフ・パワー、カルヴィン・ドント・ジャンプが日本に初来日した。オリヴィア・トレマ・コントロールはカヒミ・カリィなど日本のアーティストとコラボレートしたり、ソニーからリリースされたヴェルヴェット・アンダー・グラウンドのカヴァー・アルバムにも参加している。

 ジェフ・マンガムは、ニュートラル・ミルク・ホテルとして、いまでは伝説のアルバムになっている『In The Aeroplane Over The Sea』を1998年に発表している。ちなみにこの作品は、アマゾンでは100枚のグレート・ロック・アルバム、『Q』マガジンで25年のあいだでのトップ30アルバム、『ヴィレッジ・ヴォイス』では1998年のベスト・アルバムに選ばれている。
 その後活動を停止していたが、2011年のATPのキュレーターとしてついにカムバックしたのである。伝説となっている彼を一目見ようと、チケットは早々にソールド・アウトとなった。インディロック・ショー・リスティング・サイトの「オー・マイ・ロックネス」では、今週(9/29現在)は一面にジェフの話題で満載である。

 ウィル・カレン・ハートとビル・ドスは、エレファント6の中心人物だ。オリヴィア・トレマー・コントロールのオリジナル・メンバーでもある。彼らは1999年に『Black Foliage』をリリースした後、サーキュラトリー・サウンド・システムと名義を変えて活動している。また、エレファント6の「ホリディ・サプライズ・ツアー」へとライヴ参加もあった。が、今回のオリヴィア・トレマー・コントロールとしては約10年ぶりのショーである。
 共演のミュージック・テープスは、ジュリアン・コスターのプロジェクトで、彼もエレファント6にはなくてはならない存在である。ニュートラル・ミルク・ホテルのメンバーで、ニューヨークではチョコレートUSAとしてビル・ドスと一緒にプレイしていた。
 ジュリアン・コスターのミュージック・テープスは、基本的には彼と7フィートの大きさの巨大メトロノームによるプロジェクトである。
 90年代後半、著者はアセンスに住んでいた。彼がちょうどこの巨大メトロノームを作っていた頃だった。そして、ミュージック・テープスとしてのプロジェクトを話していたとき、彼は「オービタル・ヒューマン・サーカス」という名前の巨大な遊園地ツアーをしたいと、目をキラキラさせながら語っていたのを覚えている。メトロノームの裏側には、さまざまな機材が入念に作り込まれていて、自動的に演奏する仕組みになっている。見た目もプレイもびっくりな楽器である。ここ何年か、ミュージック・テープスはララバイ・ツアーとして、人の家にララバイ(子守唄)を届けるというユニヴァーサルなツアーをしていたが、ミュージック・テープスとしてのショーはオリヴィア・トレマー・コントロール同様、かなりの久しぶりなのである。

 このオリヴィア・トレマー・コントロールとミュージック・テープスのショーが9月21日、マンハッタンの ル・ポワソン・ルージュであった。観客は意外にも若い人が多かった。隣にいた子に話しかけると、「オリヴィア・トレマー・コントロールは音楽を聴いたことがあって、ずっと見たいと思っていた」と、新しい世代は顔を赤らめながら言う。「今回、彼らが見れるなんてドキドキしている。もちろん、ジェフ・マンガムがキュレートするATPのチケットも買ったよ。本物のジェフが見れるなんて、夢みたいだ」

 筆者が会場に到着するとすでにミュージック・テープスがはじまっていて、ジュリアンはミュージック・ソウ(のこぎり)をプレイし、その隣ではオルゴールのような仕掛けのオルガンが自動プレイしていた。彼の父はルーマニアのジプシーで、今日はその父が会場に来ていると、ステージ上の彼は嬉しそうに話している。バンジョー、ミュージック・ソウなど曲のたびに楽器(彼の手作りである)を代え、やがて7フィートのメトロノームが登場し、トランペット、トロンボーン、キーボードなどのサポートメンバーが加わる。目で見て楽しい、耳で聴いて驚く、素晴らしいミュージック・テープスのショーだった。


ミュージック・テープス

 続いてオリヴィア・トレマー・コントロールが登場する。筆者が個人的に知っているドラマーのエリック・ハリスの代わりに、元オブ・モントリオール、エルフ・パワーのデリック、そして〈クラウド・レコーディング〉主宰のジョン・フェルナンデスがベース、ピーター・アーシックがキーボード、ウィル・カレン・ハートとビル・ドスがボーカル&ギター、ミュージック・テープスのジュリアン、ジャービルスのスコットもメンバーとして参加した。もうひとり、初めて見るメンバーがギターで参加していた。あとで聞くと、AJという男の子で、アップルズ・イン・ステレオから紹介されて、すでに何年か一緒にプレイしているらしい。
 ウィルの横には、タンバリンや摩訶不思議な打楽器やパペットと並び、マイク・スタンドの前にレコード・プレイヤーが置いてある。その上にはレコードではなく、緑色のリンゴが回っていた。昔と比べて年を取ったのは否めないが、演奏がはじまるとあの懐かしい、90年代後半の豊かな香りが放射される。新曲の"The Game You Play Is In Your Head, Parts 1, 2, & 3"や定番のの"Jumping Fences"、 さらにフリーフォームの"Green Typewriters"(No.1からNo.10まである)......、イントロがはじまると歓声が上がったり、歌詞の最初から最後までを一緒に歌う声が場内に響いたりと、1時間のショーはとても充実したものだった。古いファンは懐かしい曲にいちいち喜んだり、新しい観客にはまったく新しいバンドとして、さまざまな思いをうながしている。彼らは変わっていなく、やっていることも90年代とほとんど変わらない。新曲もあったがオリヴィア・トレマーらしい、胸がくらりと動かされるような美しさを持つ曲だった。
 アンコールを3曲ほど披露したあと、終わったステージ上からセット・リストを奪いあうファンの姿を横に、まだレコード・プレイヤーの上でくるくる回り続けるリンゴがあった。楽屋に行くと、ジェフ・マンガムがいて(デンジャー・マウスもいた)、今回のショーのことを嬉しそうに話してくれた。「来週ニュー・ジャージーでアコースティック・ライヴをするんだ」と、自分がキュレートするATPのことも話してくれた。昔アセンスで一緒に住んでいた頃と何も変わっていない。

 オリヴィア・トレマ・コントロールはこのあとATPに出演すると、10月中旬に地元アセンスのアセンス・ポップ・フェスに参加する。10年は何かの周期なのだろうか、彼らのリヴァイヴァルはもはや回顧展以上の意味を持っているようだ。デジタル化された2011年の音楽業界においてニュートラル・ミルク・ホテルのジェフがフェスティヴァルをキュレートすると、瞬く間にソールドアウトになる世のなかなのである。これは何を意味するのだろうか、なぜいまの世のなかが彼らに惹き付けられるのだろうか......、10年のあいだで忘れそうになっていたものをあらためて見直す良い機会になるかもしれない。


オリヴィア・トレマ・コントロール

 ジェフがキュレートするオール・トゥモローズ・パーティズ〈I'll Be Your Mirror〉は今週末9月30日に、ニュージャージのアシュバリー・パーク、10月3日はパラマウント・シアター、UKでは12月2日~4日に(w/フリート・フォクシーズ、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、サーストン・ムーア、ザ・フォール、ボアダムス、パンダ・ベアなどが出演)開かれる。

今回のショーレポート
https://www.brooklynvegan.com/archives/2011/09/the_olivia_trem.html

エレファント6集団について
https://www.elephant6.com/about.html

バンドへのリンク
apples in stereo:
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Apples_in_Stereo
neutral milk hotel:
https://en.wikipedia.org/wiki/Neutral_Milk_Hotel
olivia tremor control:
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Olivia_Tremor_Control
https://www.oliviatremorcontrol.com/
the music tapes:
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Music_Tapes

[Electronic, House, Dubstep] #9 - ele-king

 最近読んだUKのメディアの記事で、〈RAMP〉レーベル(UKの〈ストーンズ・スロウ〉フォロワーで、ゾンビーやSbtrktなど出している)を主宰するDJのトム・ケリッジはいまだ月に数百ポンド分の新譜のヴァイナルを買って、DJするときもほぼ100%ヴァイナルだと自慢している。デジタルかヴァイナルか......この議論をここで蒸し返すつもりはない。が、去る9月、DOMMUNEでTHA ZOROや大阪のDJ、TUTTLEのプレイを聴きながら、あらためてアナログ盤でプレイするDJの魅力を思い知った次第である。

1.Cloud Boat - Lions On The Beach R & S Records


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 ジェームス・ブレイクの成功は、ダブステップのネクストとしての歌モノをうながしている。ジェイミー・ウーンのアルバムは本サイトではスルーしたけれど、〈エグロ〉あたりはジャズ・ファンク/ソウル・ミュージック寄りにそれを展開している。そしてクラウド・ボートは、レディオヘッドのリミックス盤のように、ダブステップをバックに歌っているトム・ヨーク、ないしはボン・アイヴァーである。つまり、ダブステップのインディ・ロックとの相性の良さを証明する1枚でもある。裏面は、ブリアルのサイケデリック・ロック・ヴァージョンといったところ。

2.FunkinEven - Rolands Jam Eglo Records


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 ロンドンのファンキンイヴンは、〈エグロ〉レーベルが発掘した新世代のアシッド・ハウス野郎で、すでにこれが4枚目のシングル。前作「彼女はアシッド」に続いて、レトロスペクティヴなアシッド・ハウスを展開している。というか、アシッド・ハウスとは、いま本当にレアグルーヴになっている。より音がクリアになって、もちろんベース・ミュージックの流れを引いてはいるものの、ウワモノのアシッド音は紛れもなく1987年のシカゴである。

3.Floating Points - Faruxz / Marilyn Eglo Records


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 今年の6月にリリースされた12インチで、A面の"Faruxz"は、以下に挙げるアーティスト名のうち3人好きな人がいたら間違いなく聴いたほうが良い曲。カール・クレイグ、初期のエイフェックス・ツイン、フローレンス、グローバル・コミュニケーション、あるいは〈FXHE〉レーベルの美しいディープ・ハウス。

4.Lucky Paul - The Slow Ground EP Somethink Sounds


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 グライム/ダブステップの荒野をあとに洗練化へと向かうネオ・ソウルからまた新しい才能が登場した。これはロンドンの新しいレーベルから、ニュージーランド出身でベルリン在住のラッキー・ポールのデビューEP......EPとは言え7曲入り。
 B面ではギャング・カラーズ(ジャイル・ピーターソンのレーベルの秘密兵器)、エリフィノ(Eliphino)がリミックスをしている。ゴンザレスやモッキーらとセッションしているドラマーだという話だが、グライム(ヒップホップ)の冷たいビートにパーカッションを与えたA-1やA-3、ジェームス・ブレイクやマウント・キンビーを意識したA-2、そしてR&Bを試みたA-4など彼の折衷的な態度を見せている。

5.Δ Δ - Sportex / Ikonika Remix Pushing Red


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 テキサスのダブステップのレーベルから、謎のプロジェクトのリリースだが素晴らしい。音は現代風のヒップ・ハウスというか、実にエネルギッシュなラップ入りのダブステップとシカゴ・ハウスとの古くて新しい幸福な出会いとなっている。B面は女流ダブステッパー、アイコニカよるジューク。前半は絵に描いたようなジュークで、しかし後半は彼女のコズミックなグルーヴで飛ばしていく。  〈プッシング・レッド〉はアメリカのレーベルだが、音はUKの影響下にある。アメリカ人プロデューサー、ジャス・ワン(Jus Wan)によるUKガラージ作品などリリースしている。

6.Duff Disco - Grand Master Duff / Slow Duff Disco


 今年はダフステップ名義でアルバムを発表したジェレミー・ダフィーのダフ・ディスコ名義のアンオフィシャルな1枚。A面はグランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴの"ザ・メッセージ"、B面はカイリー・ミノーグの"スロー"をネタにしている。彼らしい、気の抜けたゆるいディスコだが、B面はとくにその脱力感がひかっている。

7.Untold - Bones Remixes SSSSS


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 ポスト・ダブステップにおいて、多くのリスナーにアルバムが待たれているのはピアソン・サウンドとそしてこのアントールドだろうけれど、筆者がより得体の知れない才能を感じているのは後者である。ピアソン・サウンドはプラスティックマンをなぞることができるが、アントールドは、これだけ多くのプロデューサーがハウス回帰している現在でも他とは違うところを見せている。
 これは2008年の曲をジョーとロックウェルがリミックスしたもので、ジョーのリミックス・ヴァージョンがとにかく素晴らしい。キックドラムに頼らずに最小のパーカッションで構成されるこのトラックは、機械で作られるダンス・ミュージックにはまだ創造の余地があることを証明しているようだ。

8.Owiny Sigoma Band - Tafsiri Sound Brownswood Recordings


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 アフリカ・ミュージックは新たな展開は、クラブ・カルチャーとの交流である。ナイロビのオウニー・シゴマ・バンドのリミックス・シングルは、そのことを象徴する。A面はクァンティックによる2ヴァージョン、フリップ・サイドはジェシー・ハケット(ロンドンの〈オネスト・ジョンズ〉からのジャズ/ファンクの作品で知られる)、ヘロー・スキニー(何者かわからん)によるヴァージョン。スキニーによるボンゴやコンガの響きに的を絞ったややファンキーよりのミックス以外は、ハウス・ミュージックとして機能する。すべてが良く聴こえるのは原曲がいいからだ。

9.Mark Ernestus Meets BBC - Ngunyuta Dance Remix Honest Jon's Records


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 これもアフリカとクラブ・カルチャーとの交流のひとつ。現代の南アフリカ音楽のコンピレーション・アルバム『New Wave Dance Music From South Africa』の収録曲をベーシック・チャンネルのマーク・エルネストゥスがリミックスしたものだが、まったくお見事な出来。ドイツ的な美意識による直線的なミニマル・ダブの極意というか、『ゼロ・セット』が古く思えるほど。アフリカの熱さとドイツのメトロノーミックなビートの出会い。
 ちなみに、このシリーズには他にアンソニー・シェイカー、そしてリカルド・ヴラロヴォスの2枚がある。筆者は3枚試聴してこれだけを買った。

10. Bjork - The Crystalline Series (Omar Souleyman Versions) One Little Indian


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E王"クリスタライン"はリスナーを惹きつけて止まないビョークの得意なコブシ回しの入ったパワフルな曲で、彼女の音楽にハマったことのあるリスナーなら1回聴いてすっかり好きになってしまうタイプの曲である。オリジナルはシンセ・ポップ的なはじまりから後半はエイフェックス・ツイン流のドリルンベースへと展開する。ビョークらしいエレクトロニック・ミュージックのパワーを吸収した曲である。
 リミキサーでもっとも驚いたのが、アラン・ビショップが世界に広めたであろうシリアのカントリー・フォーク歌手のオマー・ソウレイマンで、リミックスというよりは、そのオリジナルに合わせて演奏して(サンプラーをブッ叩いて)、歌っている。この濃厚なエキゾチズムはかなり魅力で......というか爆笑ものだ。B面に収録された2曲ではほとんど自分のやりたいことをやって(演奏して、うわーおーなどと高らかに歌い)さっさと切り上げるという、実に清々しい態度でビョークに接しているように思える。だいたい、リミックスを依頼されたというのに、ソウレイマンは勝手に共作にまでしてしまったようなのだ。ちなみにこれはシリーズの3作目である。2作目がマシュー・ハーバート、4作目がポップス界の大物サーバン・ゲニー。
 しかし、A面45回転、B面33回転というのがいまのトレンドなんだとあらためて認識した。

11.The Stepkids - Legend In My Own Mind Stones Throw


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 これはもう完璧なレトロマニア。甘ったるいヴィンテージ・サイケデリック・ファンクのスタイル(テンプテーションズの"クラウド・ナイン"とか、あのあたりです)を展開する3人組のヴォーカル・グループ、ザ・ステップキッズのアルバムからの先行シングル。たたみかけるシンセサイザーの感じはいまどきのチルウェイヴにも通じる......というか、最近の〈ストーンズ・スロウ〉は、ジェイムス・パンツもそうだが、インディ・ロック・キッズ向けのものが目立っている。

12.Frankie Knuckles Feat. Jamie Principle - I'll Take You There Nocturnal Groove


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 ハーキュリーズ&ラヴ・アフェアにフレンドリー・ファイアーズ......フランキー・ナックルズとジェイミー・プリンプルといった巨匠がカムバックする準備は整っていた。シンセ・ポップのアンダーグラウンド・ダンス・ヴァージョンとしてのハウス・ミュージックである。
 そういえば最近はグラスゴーの〈ナンバーズ〉からファンタジー・クラブの"ミステリー・ガール"がリイシューされている。きっと近々、DJピエールも出てくるだろう。シカゴ・ハウスは確実にいま旬なのだ!

13.James Blake - Order / Pan Hemlock Recordings


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 デビュー・アルバムとも、そして「CMYK」ともまた別の、ジェームス・ブレイクのメロディらしいメロディなしの、ミニマル・トラックがふたつ。ラマダンマンを徹底的にストイックに、反物語的にした感じで、ちょうどこのEPを買うときにプラスティイックマンのボックス・セットがレジの隣にあった。
 まあ......このアシッディな感覚は〈ヘムロック〉らしいと言えばらしいし、"Pan"の荒廃したイメージは他にない説得力を秘めているかもしれない。ダンス・ミュージックとしての面白味においては、10年前のヘロイン・ハウスを彷彿させる。そういう意味では筆者にはアンビヴァレンツな作品で、いちど評価を上げるとしばらくは何をやっても支持されるというのは、ありがちなことではあるけれど、これよりも数ヶ月前に都内のお店に出回っていたデスチャとリル・ウェインをネタにしたトラックのほうが、いまはまだ魅力を感じる。

14.Four Tet - Locked / Pyramid Text


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 フォー・テットの主宰する〈テキスト〉レーベルは、わが国の12インチ市場でいまもっとも人気のひとつである。すぐに売り切れるのだ。それもよくわかるというか、"Locked"はミニマル・ハウスのフォーマットを使って、フォー・テットらしいメロウな展開をする。カール・クレイグがペーパークリップ・ピープル名義でダブステップ少々のビートを取り入れたと想像すれば良い。"Pyramid"は、いわばフォー・テット流のシカゴ・ディープ・ハウス解釈で、オーソドックスな4/4キックドラムのグルーヴィーなダンス・ミュージック。トラックの後半にはエレガントなメロディが重なってくる。

15.Juk Juk - Winter Turns Spring Text


 何者かわからないが、このスロー・テンポのミニマル・ハウスは機能性重視のトラックではない。〈テキスト〉レーベルらしい楽曲性の魅力に重点をおいた、陶酔的な響きを有している。メロディが重なる"Winter Turns Spring(冬から春へ)"の素晴らしい叙情性を聴いたら、作者が何者かわからなかろうが、思わずレジに走るだろう。フリップ・サイドの"Frozen"もそうだ。牧歌的なアンビエントではじまって、しばらくすると遅めのビートが脈打つそれは、空想的な悦びを刺激するだろう。
 もしお店に行ってフォー・テットのEPかこれかで迷うことがあれば、筆者は迷わずこちらをオススメする。

16.DjRum - Mountains EP (Part 1)+(Part 2) 2nd Drop


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 このレーベルは、ダブステップ系の人気レーベルのひとつなのだが、前回のLV以来、2枚同時(Part 1、Part 2)にリリースしている。しかも内容が素晴らしいから、タチが悪い。90年代のダビーなブリストル・サウンド、もしくはブリアルが好きなリスナーにはたまらない音楽で、そう、ダブの恍惚なのだ。フリップ・サイドはダンスフロア愛好者向け。
 ジャマイカ声のMCが入る"Part 2"も良いし、そこに女性ヴォーカルが重なる"Part 3"への展開も申し分ない。とくに後者のずぶずぶのダウンテンポは葉族には最高のBGMだろう。"Turiya"は女性ヴォーカルを活かしたソウルフルなダブステップで、目新しさはないが、筆者はとってはこれがもっともグッと来るタイプのアーバン・ソウルである。DJラムか......覚えておこう!

Chart by UNION 2011.09.28 - ele-king

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1

THEO PARRISH

THEO PARRISH Ugly Edits SOUND SIGNATURE / US »COMMENT GET MUSIC
かつてRON HARDYが行っていたDISCO RE-EDITSの手法を00年代に多くのリスナーへ広め、衝撃を与えたTHEO PARRISH手がける伝説のRE-EDIT=UGLY EDITSシリーズ!収録曲には、THEO自身のセットでも数多くプレイされたJILL SCOTT"Slowly Surely"、MUSIC BOX CLASSICSとしてお馴染みMADE IN USA "Never Gonna Let U Go"やHAROLD MELVIN AND THE BLUE NOTES "The Love I Lost" そしてDELLS"Get On Down"、シリーズの中でも最高傑作との声も多いFREDDIE HUBBARD "Little Sunflower" と、フィリーソウルからジャズにいたるまで全てに新たな息吹を吹き込んだ。Re-Edit=再編集することで旨みのあるパートを引き伸ばし不要なパートをカットする、時には曲の構成そのものを変えフロアでの機能を高めるべくアレンジが施されている。フロアを熟知したDJだからこそ、オリジナルとは異なる感動や躍動感を与えることが出来るのだ。

2

VARIOUS ARTISTS

VARIOUS ARTISTS Labyrinth TIME TO EXPRESS / BEL »COMMENT GET MUSIC
PETER VAN HOESEN主宰TIME TO EXPRESSから、あのLABYRINTHにちなんだ限定Wパックが登場! 毎年質の高いラインナップで多くのエレクトロニック・ミュージックラバーを虜にするアンダーグラウンド・レイヴの最高峰"LABYRINTH"に共鳴したPETER VAN HOESENが仲間に声をかけて創り上げたスペシャルなアナログ2枚組! DONATO DOZZY、MIKE PARKER、CONVEXTIONという現在のテクノ・シーンを代表する豪華アーティストが参加! LTD 500ですのでお早めに!

3

THEO PARRISH

THEO PARRISH Parallel Dimensions UBIQUITY / US »COMMENT GET MUSIC
自身のSOUND SIGNATUREから発表した9曲入りのアルバム『Parallel Dimensions』。CDアルバムが9曲入りだったのに対し、2LPはシングルカットされたトラックとの兼ね合いから5曲入りで、また音質もややぼやけたものであった。そのリリースから4年後、当時デトロイトのアーチスト作品のリリースも積極的に行っていたUBIQUITY RECORDSがこの作品に眼を着け、CDと同じ全9トラックを2LPへ収めリマスタリングを施して2004年に再発させたのが今回のUBIQUITY盤なのだ。

4

GILLES PETERSON

GILLES PETERSON Masterpiece(国内仕様盤) MUSIC 4 YOUR LEGS / JPN »COMMENT GET MUSIC
UKの名門MINISTRY OF SOUNDが誇るMIX-CDシリーズの至宝『Masterpiece』!遂にジャイルス・ピーターソン登場!!!常に力強い探究心と共に「いい音」を紹介し続ける男ジャイルス・ピーターソンが遂にMINISTRY OF SOUNDが誇る人気ミックスCDシリーズ『Masterpiece』に登場!本作では3つのテーマ「Dusk(夕暮れ)」「Dawn(夜明け)」「Twilight(たそがれ)」を展開。彼らしいジャンルレスな楽曲、新旧を織り交ぜ時代と国境を超越した選曲で、まったく予測不可能な展開ながらこの幅広い音を「一つの作品」へと纏め上げる説得力には脱帽するばかり!

5

RICARDO VILLALOBOS/MAX LODERBAUER/PEVERELIST

RICARDO VILLALOBOS/MAX LODERBAUER/PEVERELIST Meet Tshetsha Boys HONEST JONS / UK »COMMENT GET MUSIC
HONEST JON'Sからリリースされた南アフリカの新種ダンス・ミュージック"Shangaan"のコンピレーション・アルバム『SHANGAAN ELECTRO』を、いわゆるクラブ・ミュージック系アーティストたちがリミックスした興味深い12"シリーズ! こちらはECM解体作も話題を呼んだVILLALOBOS & MAX LODERBAUERのコンビ、そしてPUNCH DRUNK主宰のダブステッパー・PEVERELISTを起用! オリジナルの陽気なテイストを残しつつトリッピーにハメてくるVILLALOBOS & MAX LODERBAUERサイド、金属的なビートと空間的なエフェクトが絶妙に融合したPEVERELISTサイドと、今回も独創的な仕上がり!

6

KON & THE GANG

KON & THE GANG Sunlight HANDS OF TIME GOLD / UK »COMMENT GET MUSIC
既にSC上で猛烈にプレイされている話題の一曲が遂にヴァイナル化!MJの"Rock With You"の心地いいパートを大胆に借用し、まるでインタールードが存在したかのようなトラックに仕上げてしまったインスト・ブギー~バレアリックフィールなハウスチューン!グルーヴ感たっぷりのディスコベースにパーカス&クラップ、随所に散りばめられたダブ処理、キーボードやエフェクトの素晴らしいトバシも完璧!そして何よりハートウォームな全体のヴァイヴがフロアをやさしく包み込む、タイムレスにプレイできるトラックです。大スイセン!!!

7

OMAR S

OMAR S High School Graffiti SCION AUDIO/VISUAL / US »COMMENT GET MUSIC
JUAN ATKINSやDJ SNEAKからAZARI & IIIもリリースしている配信レーベルSCION AUDIO/VISUALからOMAR Sのミニアルバムがパッケージ化!シカゴハウスなラフなトラックに不穏なベースラインが絡む"Got the Drop on Dem3"、深いリヴァーヴの中アシッドシンセがうねるように泳ぐ"Gunup Runup"、アーバンなコードのデトロイトハウスにウィスパーヴォーカルをフィーチャーしたセミインスト"My Naffew Randy"、オールドスクール全快なアシッドを散りばめたヒプノティックハウス"Unitarian"そしてハイライトは独特な浮遊感を漂わせるTHEO PARRISHのフルートをフィーチャーしたコラボレート作"Who's in Key"!フロアを意識したリズムワークとリスニングにもマッチしたディープさを備えた、どれもが個性に満ち溢れた全5曲!

8

HIRONORI TAKAHASHI

HIRONORI TAKAHASHI Orgaza / Werzes AIMERSSE.ORG / ITA »COMMENT GET MUSIC
OBTANE、NESS、ROSSELLAなど前衛的MINIMALISTが名を連ねるSCHERMATE主宰レーベルAIMERSSE.ORGから、DISK UNION下北沢CLUB MUSIC SHOPスタッフHIRONORI TAKAHASHIが新作12"をリリース!!音の抜け方、重なり方などドラマ性のある展開を意識して制作したので、始めから最後まで聴いていただけるとうれしいです!!ぜひチェックしてみて下さい!!!!(HIRONORI TAKAHASHI)

9

MOODYMANN

MOODYMANN Mahogani Music Towel MAHOGANI MUSIC / US »COMMENT GET MUSIC
MOODYMANNが主宰するMAHOGANI MUSICのレーベルロゴを使用したタオルがリリース!!!!ワンショット生産となる限定アイテム!

10

PACIFIC HORIZONS

PACIFIC HORIZONS Beaches Of The Black Sea PACIFIC WIZARD FOUNDATION / US »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYによるサポートや、COYOTE、DAVID MANCUSOなどのヘヴィープレイによりヒットを記録した"Universal Horizons"でシーンに現れたL.A.発のバレアリックユニットPACIFIC HORIZONSがセルフレーベルPACIFIC WIZARD FOUNDATIONから第3弾となる新作12"をリリース!!!哀愁漂うにシンセリフ、フラメンコギターの調べによりジワジワとハメていくジプシートラックA-1、ダビーに色めくフレーズ・サンプルにグイグイとベースライン、突然のピアノリフで展開するB-1と、チルウェイヴ/バレアリック~SEAHAWKSやIS IT BALEARIC?ファンには間違いない1枚!!

Chart by STRADA RECORDS 2011.09.27 - ele-king

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1

LIDY SIX

LIDY SIX TREMBLING:SENDING SPACE(PROMO) SACRED RHYTHM MUSIC (US) »COMMENT GET MUSIC
アムステルダムにあるトンネルにてパフォーマンス・アーチストLIDY SIXとJOE CLAUSSELLがコラボレーションを行った際の模様を収めたブックレット付きのDVD+CD『TREMBLING: Sensing Space』の中から4曲が限定アナログ・カット!心地良いアンビエント・サウンドやホワイト・ノイズのようなサウンド・コラージュが収められております!限定プロモにつきお早めに!

2

PACIFIC HORIZONS

PACIFIC HORIZONS BEACHES OF THE BLACK SEA PACIFIC WIZARD FOUNDATION(US) »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYやDAVID MANCUSOもプレイした1stシングル「Universal Horizons」、続く2nd「Forest Electric」共に大きな話題となったL.A.発のバレアリック・ユニットPACIFIC HORIZONS待望の3作目!

3

ARGY

ARGY FUNDAMENTALS(W-PACK) IBADAN(GER) »COMMENT GET MUSIC
These DaysやPermanent Vacationといった人気レーベルからのリリースでもお馴染みのARGYがJerome SydenhamのレーベルIbadanから2枚組アナログをリリース!テクノ~ハウス系DJには打ってつけの即戦力な使いまくれるトラックばかりを収録しており、マジでどれをプレイするか迷ってしまうほどの好内容!

4

DJ NATURE

DJ NATURE CELEBRATE YOUR LIFE GOLF CHANNEL(US) »COMMENT GET MUSIC
Massive Attackの前身的ユニットWild BunchのメンバーDJ MiloがDJ Nature名義で12インチをリリース!ソウルフルで情感たっぷりな男性ヴォーカルが印象的なダウンビート・チューンのA面、BOHANNONをサンプリングしたファンキーなトラックにファルセット・ヴォーカルがハマッたB面共にカッコイイ!

5

SASCHA DIVE

SASCHA DIVE LA SANTA DANZA(10inch) DEEPLABS SELECT(US) »COMMENT GET MUSIC
新レーベルDEEPLABS SELECTからの初リリース作品!Deep Vibes Recordingsの運営でも知られるドイツのクリエイターSascha Diveによるファットで走った感じのトラックと、日本人クリエイターIori Asanoによるアトモスフェリックなディープ・テック・ハウスをカップリング!両面ともクオリティー高し!

6

VAKULA

VAKULA YOU CANNOT RESIST SHEVCHENKO(UK) »COMMENT GET MUSIC
【再プレス無しの初回のみの限定盤!クリア・ヴァイナル仕様!】リリース作品のどれもがハイ・クオリティーなウクライナの大注目株VakulaがFirecracker傘下の新興レーベルShevchenkoから12インチをリリース!パーカッシヴなビートに繊細なシンセの上モノが美しくも立体的な音世界を構築!見事な仕上がりです

7

VA

VA DEEP PEOPLE THAT MAKE THE MUSIC(UK) »COMMENT GET MUSIC
Mateo & Matosによる第1弾シングル「Want U Tonight」もヒットした注目レーベルPeople That Make The Musicからの第2弾!その「Want U Tonight」の新たなリミックスにと共に収録されたA1のAlla Farmer「Fortune」がグッド!バウンシーなベースが印象的なグルーヴ感溢れるトラックにシンセやピアノが重なり合う極上インスト・ハウス!

8

SPIKE

SPIKE MAGIC TABLE GOLF CHANNEL(US) »COMMENT GET MUSIC
カルトな人気を誇るGolf ChannelレーベルからSpikeなるアーティストによる80年代のレアな音源が復刻&リミックスで登場!イイ感じに歪んだギターと切ないヴォーカルが印象的な極上バレアリック・チューンのA1、それをMap Of Africa片割れThomas Bullock(Rub N Tug)がWelcome Stranger名義にてダンサブルにリミックスしたB1共にグレイト!メロウなA2やDJユースなアカペラB2も見逃せません!過去の音源ですがこれはまさに今欲しい音!

9

INNERZONE ORCHESTRA

INNERZONE ORCHESTRA PEOPLE MAKE THE WORLD GO ROUND-KDJ REMIX WHITE (UK) »COMMENT GET MUSIC
CARL CRAIGがINNERZONE ORCHESTRA名義で99年にリリースしたアルバム『PROGRAMMED』でカヴァーしたSTYLISTICS『PEOPLE MAKE THE WORLD GO ROUND』、直後にリリースされた同曲のリミックス・シングルに収録されるも、長らく廃盤&入手困難状態が続いているMOODYMANNことKENNY DIXON JR REMIXがホワイト盤で登場!ストーリー性のある展開やジャジーな響きが魅力の元祖ビートダウンの傑作です!

10

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA THE LAST CARNIVAL-ISOUL8 REMIX FAROUT (UK) »COMMENT GET MUSIC
UKの人気ジャズ、ラテン系レーベルFar Outによるスペシャル・プロジェクトの第5弾シングル!パーカッシヴ&グルーヴィーなトラックに爽やかな女性のスキャット・コーラス、そしてエレピもソロが絡んでくる極上ブラジル~フュージョン系作品!イタリアのIsoul8によるハウシーなリミックスをカップリングしており両面共イケます!

Chart by Underground Gallery 2011.09.22 - ele-king

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1

SANTIAGO SALAZAR

SANTIAGO SALAZAR Smile Now Cry Later Ep (7th Sign) »COMMENT GET MUSIC
UR一派であるLOS HERMANOSや、GALAXY 2 GALAXYメンバーとしても活躍する、ICANの1/2、SANTIAGO SALAZARの新作!疾走感のあるグルーヴとエモーショナルな展開を効かせた、メロウ・デトロイト・チューン!

2

MARCOS CABRAL

MARCOS CABRAL L.I.E.S. 006.5 (L.I.E.S.) »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYのプレイで話題を集めた LEGOWELT「Sark Island Acid Ep」で知られる USの新興ハウスレーベル[L.I.E.S.]新作は、RUNAWAYでの活動はもちろん、ソロ名義でも[Skylax]から作品を残す MARCOS CABRAL。今回は全3トラックが収録した1枚なのですが、一押しは「「E2E4」を思わせる浮遊感溢れるシンセ・リフが心地よい、ミニマルなディープハウストラック A1「24 Hour Flight」。空間を浮遊するように鳴らされるシンセとともに、気付いた時にはにはかなり遠くな、ディープな世界へと飛ばされちゃいます。。。コレは本当にヤバいですよ~!!さらにカップリングには、90'sハウスムード全開なスペーシーなミッド・ディープ・ハウス B1「Freckles」、柔らかく幻想的なシンセが◎なダブ・ハウス B2「Cassandra」の2作。ハンドスタンプ、ホワイト仕様の限定プレスでのリリースとなっていますので、買い逃しのないよう、お早めのチェックをオススメします。勿論、当店、大・大・大推薦な1枚です!

3

STINGRAY313

STINGRAY313 Misinformation Campaign (Trust) »COMMENT GET MUSIC
まさにDREXCIYA直系といえる、デトロイト・ダークサイドを垣間見ることが出来る、メカニカルかつフューチャリスティックなエレクトロ・サウンドが4トラック! MOODYMANNやCARL CRAIG、ANTHONY SHAKIRとの複合ユニットURBAN TRIBEの中心メンバーであり、古くは古くはCARL CRAIGが[Planet E]を始める前に運営していたカルト・レーベル[Retroactive]からのリリースや、DREXCIYAのDJとしても知られるデトロイトの大ベテラン、SHERARD INGRAM aka STINGRAY313の新作!

4

V.A

V.A Mu Ep (10 Label) »COMMENT GET MUSIC
プロフェッショナル・インダストリアルがここにある!京都発、ジャパニーズ・アンダーグラウンド期待の新レーベル[10 Label]記念すべき第一弾!限定盤! CLARO INTELECTOやDATASSETTE等、気鋭アーティストを輩出してきたUKアンダーグラウンド・レーベル[AI RECORDS]より、2008年にリリースされたアルバム「INFORMATION WARFARE」でデビューを果たした、EOCことKATSUNORI SAWAと、BEATPORTデジタル配信レーベルで徐々に頭角を顕しつつある[GENESA RECORDS]よりリリースされた「ADALOVELACED I EP」はRICHIE HAWTINもサポートするなど話題を集めた、DUCEREY ADA NEXINOことYUJI KONDOが、ニューレーベルを[10 Label]を始動! その両者によるユニット、STEVEN PORTERによる、デンジャラスに蠢くグル ヴがヤバ過ぎるダーク・インダストリアル・クラシックA2をはじめ、[RASTER-NOTON]からはALVA NOTOとの共作「UNITXT」が大きな反響を呼んだフランスの詩人ANNE-JAMES CHATONによる凄まじいヴォイス・サンプリングが耳に残るB1、"PITCH BLACK TECHNO WAR FUNK"と評される硬派ミニマル・インダストリアル・テクノで自身のレーベルからのリリースも各国で好評を得ているANCIENT METHODSのA1、HARDWAX~BERGHAINファン注目の[VAULT SERIES]でおなじみSAWLINによるインダストリアル・ミニマルが低域の捻れを重厚に響かせるB2の4アーティストを収録したコンピレーション12インチ!マスタリング・エンジニアには、LFO、CLARK、JIMMY EDGARらWARP陣や、BEYONCEやJAMIROQUAIなどのアルバムをも手掛けるNAWEED "DIRTY" AHMEDを起用。今後の活動に大きな期待が持てる新レーベルが誕生!UGヘビー・プッシュ!

5

SHANNON HARRIS

SHANNON HARRIS Remember The Times (Disco Electric) »COMMENT GET MUSIC
過去作品が DAVID MANCUSOの「The Ear Chart」にピックアップされたり、JOE CLAUSSELLのへヴィー・プレイなどで大ヒットを記録した SHANNON HARRIS、今回は、70年代から活躍を続け、Garage古典でもある名作「Make It Last Forever」などのヒット作で知られる ベテラン女性シンガー DONNA McGHEEをヴォーカルにフィーチャーした1枚をリリース。タイトルにも表記されている通り、LARRY LEVAN及び Paradise Garageに敬意を表したという今作は、彼らしいソウル、ジャズ、ファンク、ロックなどの黒いサウンドを取り込んだ、暖かくソウルフルな生演奏によるディスコ・ハウス・トラックをバックに、DONNA嬢の熱くエモーショナルな歌声を高らかに響き渡らせドラマティックに展開させていった まさにハイライトに相応しいなヴォーカル作品を披露。カップリングにはダブヴァージョンを収録。相変わらず値段は高値となっていますが、ディープハウスファンにとっては一生モノの作品となることは間違いないと思いますので、是非コレは押さえておいて下さい!ホント、オススメです!

6

THEO PARRISH / V.A

THEO PARRISH / V.A Ugly Edits (Sound Signature) »COMMENT GET MUSIC
緊急リリース!THEO PARRISHのリエディット・シリーズ「Ugly Edits」をアーカイブした2枚組CDがリリース! RON HARDY直系と言える、過激なリエディットで、人気を誇るTHEO PARRISHのリエディット・シリーズ「Ugly Edits」の過去作品を網羅した2枚組CD!THEO PARRISHも頻繁にプレイするJILL SCOTT「Slowly Surely」、MUSIC BOX CLASSICSでもあるMADE IN USA「Never Gonna Let U Go」やHAROLD MELVIN AND THE BLUE NOTES「The Love I Lost」そしてDELLS「Get On Down」、「Ugly Edits」シリーズの中でも最も人気の高いFREDDIE HUBBARD 「Little Sunflower」など、今では入手困難な楽曲ばかり!ヴァイナルは手に入れることが難しいので、このCDアルバムは待ち望んでいた方も多いのでは?

7

AUJI INDUSTRIES

AUJI INDUSTRIES Love You More Ep (Pan Records) »COMMENT GET MUSIC
RYO MURAKAMI、DJ PI-GEが運営するジャパニーズアンダーグランド推薦レーベル[Pan Records]から、元々ギタリストとして活動してたという東京のAUJI.INDUSTRIESによる12インチがリリース! 深遠な空間シンセと、TR-909の分厚いハイハットが耳の残るA2、波のように、雄大な揺れるアンビエンス・シンセでハメていくB1、デリケートなローズ・シンセでムーディーな展開を魅せるB2など、[Smallville]レーベル周辺の作品ともリンクする、柔らかみと浮遊感を持ち合わせた、ディープ・フローティング・テックが4トラック!

8

MAYNARD FERGUSON

MAYNARD FERGUSON Pagliacci (White) »COMMENT GET MUSIC
RON HARDYのMusic Box古典 CHERYL LYNN 78年作「You Saved My Way」、DAVID MANCUSO、DJ HARVEY、THEO PARRISH、JOE CLAUSSELL、LOUIE VEGAプレイの MAYNARD FERGUSON 76年作「Pagliacci」!

9

BLM

BLM All Out Of Place (Tsuba Limited) »COMMENT GET MUSIC
UKアングラ・ハウサー、BEN MICKLEWRIGHTによるプロジェクトBLM新作がいいです!!オープン・エアーでもばっちり映えそうなミッド・トライバル・ハウスからスペイシーなトリップド・アシッディー・テックまで素晴らしい内容! スピリチュアルな空気感としっかりしたグルーヴでディープな空間を作り上げ、野外パーティーでもバッチリとフロアをメイクしてくれそうなモダン・ディープ・テックA1、内省的な雰囲気でピアノのセンチメンタルなフレーズも素晴らしいB1、柔らかいグルーヴとドラマティックに、心地よくトリップ感を煽るアシッド・シンセもバッチリな塩梅のB2等充実の内容。お勧めです

10

KRIS WADSWORTH

KRIS WADSWORTH It's Time (Get Physical) »COMMENT GET MUSIC
デトロイト新世代KRIS WADSWORTH新作!デトロイト・サウンドをアップ・デートしたブラック・ネスなディープ・グルーヴがうねるBサイド「Det Sound」がおすすめ! ロボティックなアシッド・ハウス好作A1もイイですが、やはりBサイド収録の「Det Sound」が出色の出来!!滑らかにうねる野太いグルーヴにドラッギーなSEと呪術的なボイス・サンプルが重なりどこまでもハメられていくドープ・チューン!これはヤ効きそうです!クロス・オーバーにオススメ!!限定盤とのことなのでお早目のチェックを!

DJ TUTTLE - ele-king


1
DOM THOMAS - dreams of san antonio - BRUTAL MUSIC

2
DREADNOUGHT - Caroline EP - DREADNOUGHT

3
INSTRA:MENTAL・TREVINO - Pyramid /Chip - B3024

4
NORM TALLEY - Tracks From The Asylum - MIX MODE

5
STARKEY - PC - NO HATS NO HOODS

6
COSMONAUTIX - Energija - PIRANHA

7
D'EXPLICIT --Pull Up (vocal) -pull Up (instrumental)- LAUNCHPAD

8
KROMESTAR・GENETIX - Straight Error -DUBSTEP ONSLAUGHT

9
DEBO BAND +KIDDID - ADDERECH - ELECTRIC COWBELL

10
根本敬 - 愛駅-BLACK SMOKER RECORDS

alva noto & blixa bargeld - ele-king

 もうありきたりの音楽では飽き足らないという人、ANBB名義でアルバムも出したアルヴァ・ノト(カールステン・ニコライ)&ブリクサ・バーゲルト(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)が来日しますよ! 
 昨年、〈ラスターノートン〉からリリースされた『Mimikry』が話題の......というか、久しぶりにブリクサ・バーゲルトのライヴ・パフォーマンスが見れるし、いまもっとも旬なひとりだと言えるカールステン・ニコライのグリッチ&ノイズといえば、IDMファンでなくてもかなりそそられるでしょう!
 東京公演には〈スカム〉からのリリースで知られるベルリン在住の日本人、NHKyx、そして名門〈ブラックスモーカー〉からのリリースが噂されるatsuhiro itoによるULTRA FUNCTORも出演!

 

9/30(金) liquidroom ebisu
guest: ULTRA FUNCTOR (atsuhiro ito + microdiet)、NHKyx (Skam/Raster Noton) 
前売¥6,500(ドリンク代別途)
OPEN18:00/START1900
info.03-3444-6751 (SMASH)

10/1(土) Fanj Twice
guest: NHKyx (Skam/Raster Noton) 
前売¥6,500(ドリンク代別途)
OPEN18:00/START1900
Info.06-6535-5569(SMASH WEST)

TICKET
東京7/16(土)ぴあ(P:144-360 )、ローソン(L:74371)eプラス(プレ:7/5-10)、岩盤
大阪7/16(土)ぴあ(P:144-300)、ローソン(L:56543)eプラス(プレ:7/5-10)

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Meg Baird - ele-king

 メグ・ベアードは、ゼロ年代なかばのデヴェンドラ・バンハートに代表されるネオフォークの動きが脚光を浴びていた頃に注目を集めたフィラデルフィアのサイケデリック・フォーク・ロック・バンド、エスパーズのヴォーカリストだった女性だ。エスパーズにとって売り上げ的にも評判的にももっとも成功したであろう『II』を〈ドラッグ・シティ〉からリリースした翌年の2007年、彼女は最初のソロ・アルバム『ディア・コンパニオン』を同じく〈ドラッグ・シティ〉から出している。『ディア・コンパニオン』は全10曲中8曲がカヴァーというアルバムだったが、ベアードの透明な歌声とアコースティック・ギターの美しいアンサンブルによって、ある意味ではエスパーズ以上に多くの耳を惹きつける作品となった。もっともエスパースは、『ザ・ウィード・トゥリー』といったアルバム名、また"ウィンドウズ・ウィード"や"チルドレン・ストーン"といった曲名が示すように、多かれ少なかれドラッグ・カルチャーに触発されたコミュニティの風情があったので、トラッド・ソング/伝統的なバラードをカヴァーするベアードの素朴な音楽よりも危なっかしいものではあった。
 ところがベアードは、腰まで髪を伸ばした彼女は、全10曲のうち8曲がオリジナルとなった、4年ぶりのセカンド・アルバムとなる『シーズンズ・オン・アース』では、その危なっかしさにそよ風のような叙情を与えている。「ハイでいかれたまま/歩いて外に出た/全部よく考えてみた/誰もあなたに耳を貸さない/わたしにも」"スターズ・クライム・アップ・ザ・ヴァイン"

 ヴァシティ・バニアンのように、時代から置き去りにされたようなこの音楽は、反時代的であるがゆえに異彩を放っていると言えよう。フォーク・ソングというスタイルは、ゼロ年代に複数の若いアーティストによってその価値が再解釈され、そしてインターネットとサンプラーの時代においてその音楽がどこまで意味のあるものなのかを問い続けている。収録曲のたいはんがトラッド・ソングで占めていた『ディア・コンパニオン』と違って、『シーズンズ・オン・アース(地球の季節)』にはベアードの再解釈がはっきりと聴きとれる。それはこの社会の、移ろいゆく季節のなかを生きている部外者たちのさまざまな思いをのせた歌だ。「ベビオン、家に帰って来て/あまりにもよく知っている/あの痛みで倒れないで/あの悪党と金色の一味は/空を変えてしまったけれど/わたしたちをけして放してくれなかった」"ベビオン"
 また、彼女が歌うのは、散り散りになったコミュニティへの切ない思いである。「きみが呼ぶ場所へ/自分の場所だと呼ぶところへ/きみにはわかってる/戻って来るはずのひとたちが/日々は消えてゆく」"ソング・フォー・ネクスト・サマー"

 こうした流浪の文化は、必ずしもアメリカだけのものではない。この狭い東京で長く部外者として暮らしていれば、多くが経験するであろう感覚である。全10曲のうちのカヴァー2曲のひとつ、1970年代に活躍したUKのジャズ・ロック・バンド、マーク・アーモンドの1971年の曲"フレンズ"もコミュニティ文化への深い思いとそのはかなさを歌っている。「友だちがのらくら暮らすのを眺めているのはとても楽しいね/友だちが一日じゅう夢を見ているのを眺めているのは楽しいね/みんないっしょに連れて行けるなら(中略)いつかある日たぶん/ぼくは大きなボートを買って友だちみんなを連れて行くんだ/いつかある日/きっとぼくは島をひとつ買って友だちといっしょに、そう、そこで暮らすんだ」"フレンズ"
 『シーズンズ・オン・アース』は作家個人の日常を主張するものではない、もっと社交的なアルバムだ。閉じることを拒み、外へ開かれていく作品である。もう1曲のカヴァー曲は、ハウス・オブ・ラヴの1990年のセカンド・アルバムから"ビートルズ&ストーンズ"。「僕を見ろよ/17才でいることを誇りに思ってるこの僕を/ポケットに笑顔をしまいこんで/学校を出たばかりの弱虫/でも規則は通用しない/ああ、僕はクラクラしてる/クラクラしてる、クラクラしてる」
 Oh I'm dazed, and I'm dazed, and I'm dazed(ああ、僕はクラクラしてる、クラクラしてる、クラクラしてる)......時代から取り残されたような『シーズンズ・オン・アース』は、リスナーを正しい方向にクラクラさせるだろう。

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