「!K7」と一致するもの

OGRE YOU ASSHOLE - ele-king

 昨年は5年ぶり8枚目となるアルバム『自然とコンピューター』を発表し、精力的にライヴ活動もつづけているOGRE YOU ASSHOLE。そんな彼らのセルフ・タイトルのファースト・アルバムがリリースされたのが2005年。というわけで、その20周年を記念し、ワンマン・ツアーが決定している。9月から11月にかけ、東京、京都、札幌、名古屋、大阪の全国5か所を巡回。20年という区切りを迎えた彼らの、現在の姿を目撃しよう。

[公演詳細]

「OGRE YOU ASSHOLE 20th Anniversary Live」
出演:OGRE YOU ASSHOLE

2025年9月13日(土) [東京] Spotify O-EAST
開場17:30 開演18:30

2025年9月23日(火・祝) [京都] KYOTO MUSE
開場17:00 開演18:00

2025年10月13日(月・祝) [札幌] BESSIE HALL
開場17:30 開演18:00

2025年11月22日(土) [名古屋] 名古屋クラブクアトロ
開場17:30 開演18:30

2025年11月23日(日) [大阪] 梅田クラブクアトロ
開場17:00 開演18:00

前売料金:一般チケット¥5,500 / U-20チケット¥3,500 (税込/ドリンク代別/スタンディング)

オフィシャル先行
受付期間 6/7 (土) 21:00 ~ 6/15 (日) 23:59
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/ogreyouasshole/
※一般チケット:抽選制 / U-20チケット:先着制

[U-20チケット注意事項]
・U-20チケットは公演当日に20歳以下となる方を対象とした割引チケットとなります。
・U-20チケットはオフィシャル先行のみの販売となります。
・入場時に生年月日の確認を実施いたしますので必ず身分証をご持参下さいませ。
身分証を忘れた場合、チケット代の差額¥2,000をその場にていただきます。

チケット一般発売:
2025/7/5(土) 10:00~
チケットぴあ / ローソンチケット / イープラス

詳細:https://ogreyouasshole.com/information/

Beatie Wolfe and Brian Eno - ele-king

 3月にアルバム『AURUM』をリリースしたばかりのブライアン・イーノ。さらなる新作情報です。これまでもさまざまな音楽かとコラボしてきたコンセプチュアル・アーティスト、ビーティー・ウルフとの共作2枚、『Luminal』と『Lateral』が本日6月6日に2枚同時リリース。あわせて、『Luminal』より収録曲 “Play On” のミュージック・ヴィデオも公開されている。

 また、ブライアン・イーノといえば、観るたびに構成や内容が変化するジェネレイティヴ・ドキュメンタリー映画『Eno』(監督はギャリー・ハストウィット)がいよいよ日本でも公開となる。すでにソールド・アウトとなっている6月21日のプレミア上映を皮切りに、東名阪の109シネマズにて7月11日から期間限定で上演。巨匠の新たな試みを体感できるまたとない機会、ぜひお見逃しなく。予告編、詳細は以下より。

Artist : Beatie Wolfe and Brian Eno
Title: Luminal
Release Date:2025.6.6
Label : Verve / BEAT
Format : CD / Vinyl / Digital
Buy / Stream : https://BeatieWolfe-BrianEno.lnk.to/LUMINAL

Tracklist:

1. Milky Sleep
2. Hopelessly At Ease
3. My Lovely Days
4. Play On
5. Shhh
6. Suddenly
7. A Ceiling and a Lifeboat
8. And Live Again
9. Breath March
10. Never Was It Now
11. What We Are

Artist : Beatie Wolfe and Brian Eno
Title: Lateral
Release Date:2025.6.6
Label : Verve / BEAT
Format : CD / Vinyl / Digital
Buy / Stream : https://brianeno-beatiewolfe.lnk.to/LATERAL

Tracklist:

CD:
1. Big Empty Country

Vinyl:
1. Big Empty Country (Day)
2. Big Empty Country (Night)

Digital:
1. Big Empty Country Pt. I
2. Big Empty Country Pt. II
3. Big Empty Country Pt. III
4. Big Empty Country Pt. IV
5. Big Empty Country Pt. V
6. Big Empty Country Pt. VI
7. Big Empty Country Pt. VII
8. Big Empty Country Pt. VIII

アンビエントの巨匠ブライアン・イーノとコンセプチュアル・アーティストのビーティー・ウルフによる新たなコラボレーション・アルバム『Luminal』と『Lateral』がヴァーヴ・レコーズより本日リリースされた。『Luminal』から「Play On」のミュージック・ビデオが公開となっている。

イーノとウルフの出会いは2022年の音楽祭・映画祭・インタラクティブ・フェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント、サウス・バイ・サウス・ウエスト(SXSW)にさかのぼる。二人はSXSWにて「アートと気候(Art and Climate)」と題して特別講演を行い、この公演はSXSWの25年間の歴史の中でベスト・トークの一つに選ばれた。
その後、二人はそれぞれロンドンの別々のギャラリーでビジュアル・アートやコンセプチュアル・アートの作品を展示していたときに再会し、音楽的なコラボレーションが生まれた。

 イーノはニュー・シングル「Play On」について
「この曲は私たちを不思議な場所へ連れて行ってくれました。全く相容れない感情が、落ち着きのない仲間になる場所です。怒りと恍惚、ある種の力と混ざり合った絶望、そしてある種の喜び。この複雑な感情を表す言葉はあるのでしょうか?たとえ言葉がなくても、今やそれを表現する音楽が産まれています」
と語った。

また、イーノとウルフは、2024年まで散発的にレコーディングされたこのプロジェクトでのコラボレーションを振り返って、次のように語っている。

==
音楽は感情を喚起するものです。その感情の中には、馴染みのあるものもあれば、そうでないもの、あるいは複数の異なる感情が複雑に混ざり合ったものもあります。他の言語や文化には、そのような感情を表す美しい言葉がたくさんあります。そう、英語にはない言葉です。感情に名前をつけることで、私たちはその感情をより感じやすく、より具体的にすることができます。アートは、私たちがこれまで感じたことのないような感情や、あるいは感情の混ざり合いを引き起こすことができます。このように、アート作品は、ある種のフィーリングの「母」となり、そのフィーリングを見つけ、再体験するための場所になり得るのです。私たちが取り組んだ感情の中には、次のようなものがありました・・・。

Ailyak (ブルガリア語)・・・ゆっくりと、プロセスを楽しむこと
Commuovere (イタリア語)・・・感動すること
Dor (ルーマニア語)・・・あこがれ、帰属意識
Duende (スペイン語)・・・ゾクゾクすること
Feath (ゲール語)・・・静寂、平和
Gezelligheid (オランダ語)・・・温かい親密さ Ilinx (フランス語) ・・・遊びによる不思議な興奮
Jijivisha (サンスクリット語)・・・人生を全うすること
Liget (フィリピン語)・・・燃えるようなエネルギー、生命の輝き
Merak (セルビア語)・・・宇宙と一体になること
Meraki (ギリシャ語)・・・何かに没頭すること
Mono no aware (日本語)・・・人生のはかなさに感謝すること
Onsra (ボロ語)・・・愛を失うことを予期すること
Pronoia(ギリシャ語)・・・パラノイアの反対の意
Sisu (フィンランド語)・・・決意、気概
Torschlusspanik (ドイツ語)・・・時間がなくなることへの恐怖
Ya'aburnee (アラビア語)・・・誰かがいない世界で生きたくないということ
==

そして、ブライアン・イーノのジェネレイティヴ・ドキュメンタリー映画『Eno』が日本国内での上映が迫っている。ギャリー・ハストウィット監督による『Eno』は、ブライアン・イーノへの長時間のインタビュー、そして500時間を超える貴重なアーカイブ映像を組み合わせ、アーティストのブレンダン・ドーズと共同開発した自動生成システム「Brain One(ブライアン・イーノのアナグラム)」を導入。観るたびに構成や内容が変化する映画の常識を覆す全く新しい体験を実現した。そんな映画『Eno』がついに日本初上陸を果たす。なお、アジア圏での劇場上映はこれが初となる。

監督:ギャリー・ハストウィット
字幕翻訳:坂本麻里子 / 字幕監修:ピーター・バラカン
配給:東急レクリエーション / ビートインク
サイト:https://enofilm.jp/

THEATER
劇場・上映スケジュール・チケット情報

■ 上映スケジュール
特別プレミア上映(トークイベント付き) *SOLD OUT
【会場】109シネマズプレミアム新宿 シアター7
【日時】2025年6月21日(土)
【登壇者】ギャリー・ハストウィット監督 × ピーター・バラカン(トークショーあり)
※特別プレミア上映は1回目と2回目でそれぞれ別のヴァージョンとなります。

一般上映
109シネマズプレミアム新宿 シアター7
【期間】2025年7月11日(金)~ 7月17日(木)

109シネマズ名古屋 シアター4
【上映日】2025年7月12日(土)、7月13日(日) ※土日限定上映

109シネマズ大阪エキスポシティ シアター5
【上映日】2025年7月12日(土)、7月13日(日) ※土日限定上映

【チケット販売URL】 https://eplus.jp/eno/

Koshiro Hino - ele-king

 大阪を拠点にgoat、YPYなど数々のプロジェクトで国内外を駆け巡る音楽家・日野浩志郎による上演時間80分の新作『Chronograffiti』が、ドイツの〈Moers Festival〉にて2025年6月に世界初演を迎える。日本においても、クリエイティブセンター大阪内〈Black Chamber〉にて7月25日から7月27日にかけて3日間にわたり初演上演される。

 プロジェクトにはダムタイプ等で活動する古舘健をヴィジュアル・エフェクトとして迎え、前田剛史(ex.鼓童)、安藤巴、谷口かんなという3名のパーカッショニストが参加。リズム・アンサンブルを主とした内容となるようだ。
 「時間」と「落書き」というふたつの語をかけ合わせたというタイトル『Chronograffiti』の指す真意とは? ぜひ会場にて目撃いただきたい。

新作音楽公演「 Chronograffiti 」

 日野浩志郎による新作作曲作品『Chronograffiti』は、ドイツのMoers Festivalの委嘱により制作し、2025年6月に同フェスティバルにて世界初演。本公演は日本初演となる。演奏は、元・鼓童の前田剛史、日本管打楽器コンクール第1位の安藤巴、そして日野作品に継続的に参加している谷口かんなの3名のパーカッショニストによるリズム・アンサンブルで構成される。
 日野は自身のバンド「goat」や、太鼓芸能集団・鼓童との協働を通して独自のリズム作曲法を発展させてきた。本作ではボンゴやスネアといった最小限の楽器を用い、陶酔的なミニマリズムから身体的・精神的な高揚を引き出す作曲を試みている。
 加えて、The SINE WAVE ORCHESTRAやDumb Typeで知られる古舘健によるヴィジュアルエフェクトを導入し、通常では感知されない演奏者の動きや楽器の振動を表出させる。
 タイトル「Chronograffiti」は、“時間” を意味する接頭辞「Chrono」と、“落書き” を意味する「Graffiti」を組み合わせた造語であり、時間と身体が空間に描き出す一種の残像=視覚的落書きを象徴している。

公演概要

会場:クリエイティブセンター大阪内 Black Chamber(大阪府大阪市住之江区北加賀屋4丁目1-55)
公演日程:2025年7月25日(金)~27日(日)
公演日時:
7月25日(金)19:30開演
26日(土)14:30開演 / 19:30開演
27日(日)14:30開演
※開場は各開演の30分前を予定

上演時間:80分予定
料金:一般=3,500円、U25=2,500円、当日=4,000円
チケット取扱い:ZAIKOイベントページにて https://toritomokai.zaiko.io/
作曲:日野浩志郎
出演:安藤巴、谷口かんな、前田剛史
音響:西川文章
ビジュアルエフェクト:古館健
舞台監督:小林勇陽
記録写真:井上嘉和
宣伝美術:真壁昂士
制作:伴朱音
主催:株式会社鳥友会
共催:一般財団法人 おおさか創造千島財団「KCVセレクション」
助成:アーツサポート関西

SOIL LIFE@ Shinjuku - ele-king

 土研究者、金澤晋二郎(著)『「土」の本』の刊行を記念して、2025年6月9日~6月30までのあいだ、新宿のBrooklyn Parlor SSHINJUKUの一角より生命の源である「土」にフォーカスしたPOP UP「SOIL LIFE」が開催される。
 地球46億年の歴史のなかで、約4億年前に微生物の進化とともに誕生した土壌。その「土」に惹きつけられ、、約60年もの月日をかけ土壌微生物の研究に従事してきた土壌微生物農学博士の金澤晋二郎。「SOIL LIFE」では、そんな博士の実験室や書斎をイメージして、オーガニック肥料「土の薬膳」やバイオソイル(培養土)、植物の鉢、土壌に関する本棚を展示する。
 開催期間中に『「土」の本』、鉢、植物、種、お茶各種、そして有機肥料や土を販売。
 また、6月9日(月)~6月15日(日)のあいだ、博士の土で育った緑茶、ほうじ茶(ホット/アイス)を提供する。

 なお、開催中の毎週月・木にはDJたちがGOOD MUSICをプレイします。

毎週月・木
午後7:30 p.m. - 午後10:00入場無料

[DJ LINE UP]
2025 6.9 月. dj yumi-cco @yumicco
2025 6.12 木. DJ YOGURT @djyogurt0107
2025 6.16 月. MACKA-CHIN @opec_hit
2025 6.19 木 Munacat @_mnct
2025 6.23 月 MARU @maru_denkishock
2025 6.26 木. DJ KENSEI (sarasvati music ashram) #sarasvatimusicashram
2025 6.30 月. 社長 (SOIL&"PIMP”SESSIONS) @shachosoilpimp

[参加ブランド]
金澤バイオ研究所
Root Pouch
GREENFIELD PROJECT
SLAVE OF PLANTS
WABARA
HERVA
LUCKY HILL FRUIT FARM
TERRAGEN FARM


「土」の本 - 金澤晋二郎(著)
発行元:株式会社Pヴァイン
本体:2200円+税
https://www.ele-king.net/books/011695/


金澤晋二郎
株式会社金澤バイオ所長。土壌微生物学農学博士、中国河南省科学院名誉教授、九州バイオリサーチ研究会会長。1942年北海道小樽市生まれ。東京大学大学院農学系研究科修了。鹿児島大学農学部助教授、九州大学大学院農学研究院教授を経て、2016年に金澤バイオ研究所を設立。日本土壌肥料学会学会賞(1986年)、第13回 国際土壌科学会議(西ドイツ)土壌生物部門最優秀賞(1986年)、愛・地球賞―Global 100 Eco-Tech Awards(1986年)、第13回 微量元素の生物地球化学会議『福岡観光コンベンションビューロー国際会議開催貢献賞』(2017年)など受賞歴多数。
https://www.kanazawa-bio.com

忌野清志郎さん - ele-king

「ボス、ロックやるのもたいへんですね」と返したら、「おまえ、この国にロックなんかないんだよ」と言って帰って行きました。その姿もよく憶えています。かっこよかったんです。(本文より)

 我々はひじょうに危険な状態にあると指摘する人が後を絶たない現在、何度も何度も耳にする言葉──「いま清志郎がいてくれたらなぁ」。1988年『COVERS』発売直後の混乱期、『コブラの悩み』~ザ・タイマーズ~RCサクセションの解散という激動のなか、清志郎のようなメイクと衣装で働いた名物宣伝マンの語る「清志郎さん」。巻末にはele-king編集長・野田努との「RCサクセションとタイマーズをめぐる」対談も掲載。あまり知られていない逸話もまぜつつ、いまあらためて「清志郎さん」がやり遂げたことについて考えます。
 かつてこの国のロックで、権威を敵にまわし、たくさんの子供たちを(そして大人たちも)喜ばせたミュージシャンがいました。高橋康浩の『忌野清志郎さん』、頭と、そしてハートで読んでください。

[著者]
高橋康浩(たかはし・やすひろ)
80年代後半、レコード会社入社後、RCサクセションの問題作『カバーズ』発売中止事件の渦中に放りこまれ、翌年、タイマーズがメディアをジャックしたFM東京事件に担当者として騒動を経験。また、派手なメイクに衣裳で自らが宣伝塔となり、忌野清志郎のプロモーションを展開。清志郎とともに突然街中でゲリラ・ライヴを敢行し、話題となる。現在もフリーランスとして清志郎のCDの監修やメディアやトークイベントへの出演、原稿執筆等を担っている。ファンのあいだでは清志郎命名による高橋ROCK ME BABYというネームで知られている。

デザイン:鈴木聖
表紙写真:川上尚見/中面写真:有賀幹夫

四六判/248頁

■目次
編者による序文
序章 17歳の「雨あがりの夜空に」
第一部 『COVERS』、ザ・タイマーズ、RCサクセションの解散
第二部 RCサクセション
第三部 ローランド・カークはとっくに死んでいる
終章 「俺は昨日と今日と明日のことしか考えないんだよ」
あとがきに代えて 高橋康浩×野田努
謝辞

オンラインにてお買い求めいただける店舗一覧
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Young Gun Silver Fox - ele-king

 古き良きソウル・ミュージックを継承し、2010年代以降UKソウル・シーンの最前線を走るママズ・ガンのアンディ・プラッツと、幅広いジャンルでプロデュース・ワークを展開するマルチ・ミュージシャンのショーン・リーによる現代最高峰のAORデュオ:ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス(以下YGSF)の3年ぶりの5thアルバム『Pleasure』が届けられた。デビュー時は、それぞれが自己の表現媒体を持ち、キャリアも十分なふたりによる半ば趣味的なサイド・プロジェクトかと思われたYGSFだが、2~3年の間隔でコンスタントに作品を重ね、気づけば10周年のアニヴァーサリーを迎えた。

 YGSFがデビュー作『West End Coast』を発表し、イーグルスやアメリカのカラッと渇いたサウンドを病的なほど正確に捉えた楽曲 “You Can Feel It” で脚光を浴びたのは2015年のこと。日本ではAOR、海外では近年ヨット・ロックと呼ばれ再評価が進むこの手のジャンルには、ロックにあるべき反骨精神を欠いているという否定的な見方も当時はまだまだ根強かったと記憶している。そうしたなかで、1976~82年頃にハリウッドのスタジオ・シーンで生み出されたAOR/ヨット・ロックへの憧憬を自己流に表現する、という明確なコンセプトを持った彼らの登場は非常にユニークだった。10周年の節目を迎えた本作でもその方向性に大きなブレがないのが嬉しく、新作リリースの度に「これ、いつの作品?」と思わせる音作りの緻密さに頭が下がる。

 これまでの4枚のアルバムと比べて変化した点としては、ソウル/ファンクの要素をより積極的に取り入れるようになったことが挙げられるだろう。スティーヴィー・ワンダーとスライ・ストーンへのリスペクトを込めた “Stevie & Sly” を1曲目に配したのは、彼らからのそうしたメッセージとも取れる。また、5曲目の “Holding Back The Fire” にも70年代末の芳醇なソウル・フィーリングが漂っており、そのユニークなリズム・パターンから、スウィッチ(ジャーメイン・ジャクソンに見出されたデバージの前身グループ)の “You Pulled A Switch” を筆者は連想した。AOR/ヨット・ロックに隣接するジャンルにまで守備範囲を広げつつも、参照する楽曲の年代や音像を揃えることで、アルバム全体の統一感を崩さないようにする工夫が随所に見られ、ますます彼らには死角がなくなったように感じる。

 一方で、従来からのYGSFの十八番とも言える王道のAORナンバーでひときわ目を惹くのは、ドゥービー・ブラザーズの名曲 “What A Fool Believes” の印象的なリフを引用した2曲目の “Born To Dream” だ。このリフを拝借した楽曲は邦楽・洋楽問わず、80年代から現在に至るまで星の数ほど作られており、8ビートのミディアム・ナンバーに多幸感を付与するための常套句のようなアレンジ手法として、ポップス文化の中に定着していると言える。アコースティック・ピアノとローズ・ピアノを重ねた鍵盤の煌びやかな音色は、本家の “What ~” よりはむしろロビー・デュプリー “Steal Away” を彷彿とさせるもので、本人たちも数多あるオマージュ曲の全体像を正確に捉えていることが伝わってくる。また、3曲目 “Late Night Last Train” はフリートウッド・マックとデレゲイション、4曲目 “Burning Daylight” はアンブロージアとアース・ウインド&ファイアーを掛け合わせたことを本人たちがライナーノーツで明かしているが、ショーンの頭の中の膨大なディスコグラフィーを活かした引用の絶妙なセンスと、アンディのヴォーカルを聴かせる曲自体のメロディの強さが相俟って、決して単なるパスティーシュでない、強力なオリジナリティを生み出している。彼らが参照した、あるいは参照したと筆者が感じた楽曲を以下のプレイリストにまとめてみたので、本作と併せて楽しんでいただければ幸いだ。

 デビュー作からつねに高く安定したクオリティを維持している反面、1st『West End Coast』での鮮烈な印象を更新できていなかったようにも思えるYGSFだが、本作はそれを覆すポテンシャルに溢れていると思う。シティ・ポップ・ブームが下り坂に差し掛かるなか、そのルーツと言うべきAOR/ヨット・ロックの歴史を辿ろうとするリスナーはまだまだ少ない。現代と50年前とを繋ぐ魔法のタイムマシンとして、YGSFにはいつまでも変わらずに西海岸の風を吹かせていてほしいと願っている。

The Sabres of Paradise - ele-king

 ザ・セイバーズ・オブ・パラダイスは、故アンドリュー・ウェザオールが90年代なかばにジ・アルーフのふたり、ジャグズ・クーナーおよびギャリー・バーンズと組んでいたグループだ。昨秋再結成が発表され、きたる6月5日、バルセロナのフェスティヴァル、プリマヴェーラ・サウンドでじつに30年ぶりのライヴをおこなう彼ら。ここへきて、『Sabresonic』(1993年)と『Haunted Dancehall』(1994年)がリイシューされることになった。発売は8月1日。CDもLPも出るそうなので楽しみに待っていよう。

The Sabres Of Paradise
90年代、世界中の音楽フリーク達の人生を変えた歴史的名作がリマスターで蘇る

故アンドリュー・ウェザオールが率いたセイバーズによる『Sabresonic』、『Haunted Dancehall』が8月1日に同時再発
帯付きCD/LP、Tシャツセットも発売

プライマル・スクリームのプロデュース、ニュー・オーダー、ビョーク、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインらのリミックスを手がけ、世界最高のDJ/プロデューサーとして唯一無二の存在だった、故アンドリュー・ウェザオール。そんな彼がアルーフ(The Aloof)のメンバー、ジャグズ・クーナーとゲイリー・バーンズと共に結成したプロジェクト、セイバーズ・オブ・パラダイスが〈Warp〉より、1990年代中盤のエレクトロニック・ミュージックを代表する2作としてリリースした、『Sabresonic』、『Haunted Dancehall』のリイシュー盤を8月1日に発売することが発表された。いずれもオリジナル・テープからのリマスタリングが施され、オリジナル発売以来初となるCD/LPフォーマットでのリイシューが実現する。「Smokebelch II (Beatless Mix)」、「Theme」は初のLP収録となっており、CD/LPは帯付き仕様で発売され、Tシャツセットの発売も予定されている。

今回の再発は、現存メンバーのジャグズ・クーナーとゲイリー・バーンズの全面協力のもと、故アンドリュー・ウェザオールの遺族との連携により行われた。リマスターはマット・コルトンが手がけており、発売に先駆け、各ストリーミングサービスでは本日よりリマスター音源の配信が開始されている。

『Sabresonic』
配信リンク >>>

『Haunted Dancehall』
配信リンク >>>

このリリースに合わせて、実に30年以上ぶりとなるツアーも開催が発表されている。

「未練があるというより、新しい目的がある」とクーナーとバーンズは語る。「The Sabres Of Paradiseは、1995年5月の東京・リキッドルームでの最終公演をもって、あるべきときに終わった。だが、今やるべきことがある」

「アルバムを再紹介したいし、できればフェスティバルのような場で若い世代にアンドリューのレガシーをさらに定着させたい」とクーナーは言う。「彼らにThe Sabres Of Paradiseの真価を体験してもらいたい。そして、僕たちが30年前に作った音楽に、新たなファンを惹きつけられたらいいと思っている。彼らの多くは当時まだ生まれてすらいなかったかもしれないけどね」

2枚の金字塔的なアルバムが、わずか13か月の間に制作されたあの時代から30年。クーナーとバーンズは、プロダクション、リミックス、ライブ、地下スタジオでの密度の濃い作業の数々を振り返る。当時の熱狂は、ウェザオールがプロデュースを手がけたプライマル・スクリームの名盤『Screamadelica』(1991年)によって加速していた。『Sabresonic』(1993年10月)と『Haunted Dancehall』(1994年11月)は、Flowered Up、Future Sound Of London、Galliano、Yelloといった多くのアーティストのリミックスを手がけていた3人が、ついに完全なアーティストへと進化する過程で生まれた。

〈Warp〉との契約により、急遽アルバム制作が求められたが、幸いなことに彼らのスタジオの棚にはDATテープが山積みだった。「まあ、録りためてた音源がいくつもあったってことだね」とクーナー。「それに、いくつかは掘り起こして作り直したんだ」とバーンズも補足する。

たとえば「R.S.D.」は、元々はレッド・ストライプ(ジャマイカのビール)のCM用に依頼された曲だった(タイトルは “Red Stripe Dub” の略)。そのセッションでは、「Wilmot」や「Tow Truck」も生まれている。

『Sabresonic』の冒頭曲「Still Fighting」は、プライマル・スクリームの「Don’t Fight It, Feel It」をベースに作られており、「あの曲にはまだ可能性があると感じていた」とクーナーは振り返る。「でも実際にスタジオで取り組んだら、全く別の曲に変わっていったんだ」

中でも象徴的な楽曲として知られる「Smokebelch II」は、4分強の牧歌的な傑作であり、元はNYのハウス・プロデューサー、レイモンド・ブッカーがザ・プリンス・オブ・ダンス・ミュージック(The Prince Of Dance Music)名義でリリースした「New Age of Faith」のカバーだった。「あれはShoom(ロンドンの伝説的クラブ)でよくかかっていた曲で、アンドリューも大好きだった」とクーナーは言う。「シングルにするつもりはなかった」とバーンズは言うが、「アンドリューがアセテート盤を持ってブライトンのクラブでかけたら、フロアが熱狂した」

1994年には、クーナーとバーンズがプライマル・スクリームの『Give Out But Don’t Give Up』ツアーに帯同し、セイバーズとしてのライブ活動を開始。その後スタジオに戻り、『Haunted Dancehall』制作に入った。「Tow Truck」や「Wilmot」のデモを仕上げ、さらに旧曲「Theme」を再構築した。「Theme」は1994年のイギリス映画『Shopping』用に書かれた、力強くシンフォニックなジャズ・ファンク曲である。

また「Planet D」(元のタイトルは「Planet Distortion」)という新曲も生まれ、当時絶頂期にあったポーティスヘッドにリミックスを依頼。そして、タイトル曲「Haunted Dancehall」は、スタンリー・キューブリック監督『シャイニング』の “誰もいないホテルの広間” のシーンにインスパイアされたという。

「ストリングスにはEQ処理を施して、まるで古い蓄音機から遠くの舞踏室で鳴っているような音にした」とバーンズは語る。「最初のタイトルは “Haunted Ballroom” だったんだけど」とクーナーが補足する。「でも最終的にアンドリューが “Haunted Dancehallの方がいい響きだ” って言ったんだ」

それから30年、『Sabresonic』と『Haunted Dancehall』は再び脚光を浴びることになる。そして、セイバーズのライブも復活。クーナーとバーンズは、かつてのバンドメイト――リッチ・セア(Red Snapper, The Aloof)、ニック・アブネット(The Aloof)、フィル・モスマン(LCD Soundsystem)――を再集結させ、世界ツアーを展開する。

「今こそ、振り返るべきタイミングだった」とクーナーは語る。「あの瞬間は、自分たちだけじゃなく、多くの人々にとって重要な時間だった。これらのアルバムは、今なお色褪せない。多くの人に、ライブでその音を体感してもらいたい。アンドリューがステージに立つことはないけれど、きっと袖の陰から、うなずいてくれていると信じている」

label: Warp Records
artist: The Sabres Of Paradise
title: Sabresonic
release date: 2025.08.01

商品ページ
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15104

TRACKLISTING
A1. Still Fighting
A2. Smokebelch I
B1. Clock Factory
C1. Ano Electro (Andante)
C2. R.S.D.
D1. Inter-Lergen-Ten-ko
D2. Ano Electro (Allegro)
D3. Smokebelch II (Beatless Mix)

label: Warp Records
artist: The Sabres Of Paradise
title: Haunted Dancehall
release date: 2025.08.01

商品ページ
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15105

TRACKLISTING
A1. Bubble And Slide
A2. Bubble And Slide II
A3. Duke Of Earlsfield
B1. Flight Path Estate
B2. Planet D
B3. Wilmot
B4. Tow Truck
C1. Theme
C2. Theme 4
C3. Return To Planet D
C4. Ballad Of Nicky McGuire
D1. Jacob Street 7am
D2. Chapel Street Market 9am
D3. Haunted Dancehall

Laraaji - ele-king

 2010年代に再評価が高まったニューエイジの巨匠、ララージ。2019年の公演以来、6年ぶりに来日することが決まりました。9月11日(木)東京・草月ホール、12日(金)京都・東福寺塔頭光明院、13日(土)札幌・DALWHINNIEの3箇所をまわります。彼の美しい音楽を全身で浴びましょう。

LARAAJI

聴く者の心を連れ去る唯一無二のサウンドスケープ
“生ける伝説”ララージ、6年振り待望の来日決定!
宇宙と現実も、時代もジャンルもゆるやかに横断する音の彼方へ

LARAAJI
JAPAN TOUR 2025

TOKYO 09.11(THU) 草月ホール | Sogetsu Hall
KYOTO 09.12(FRI) 東福寺塔頭 光明院 | Komyoin
SAPPORO 09.13(SAT) PROVO presents “SOL”at DALWHINNIE

1943年生まれ、ニューヨークを拠点に今もなお活動を続けるニューエイジ/アンビエントの生ける伝説、ララージ (Laraaji)。 ワシントン・スクエア・パークでのストリート演奏をきっかけに、ブライアン・イーノと出会い、『Ambient 3: Day of Radiance』(1980年)へ起用されたことで世界の注目を集めることとなった。以来、ジョン・ケイル(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)、ハロルド・バッド、ビル・ラズウェル、ファラオ・サンダース、細野晴臣など、ジャンルも国境も超えたコラボレーションを重ねてきた。オーディオ・アクティブとの『The Way Out Is The Way In』でも日本の音楽シーンに確かな爪痕を残している。長きにわたり様々な音楽のシーンを横断して愛されて来た稀有のアーティストなのだ。
独自の感性と演奏方法で民族楽器から管楽器、弦楽器、ピアノまで操るマルチ奏者であり、その独自のサウンドスケープは、ニューエイジ、アンビエントといった枠を超え、時に音が色彩や風景に変わるような感覚を与えながら、時にスピリチュアルで、時に宇宙的な広がりを感じさせながら、聴く者の意識を緩やかに解き放つ。 幾度もの時代の波をサヴァイブし、今もなお静かな熱狂とともに世界中の音楽家やリスナーに影響を与え続ける存在、それがララージ。唯一無二なその存在感で、演奏のみにとどまらず、瞑想や笑いのワークショップも行っている。5年振りに貴重な来日を果たす今回は、東京は草月ホールで、京都は東福寺の塔頭である光明院にて100名限定のライブを、札幌では郊外にあるダルウィニー札幌で2日間にわたり開催される小さな野外パーティーの初日、夕暮れ時に合わせて親密なライブを行う。
瞑想やヒーリングの文脈だけでは捉えきれない、本物のサイケデリック・アンビエンスとリアルな音の旅。 ララージがもたらす音世界を、ぜひライブで体験してほしい。

【イベント詳細】
TOKYO
09.11(THU) 草月ホール | Sogetsu Hall
with Special guest
OPEN 18:00 / START 19:00
TICKET:前売¥8,400 (税込/全席指定席) ※未就学児童入場不可
※開演前に余裕をもってご来場ください。開演後の入場は制限させていただく場合が有りますので予めご了承ください。

KYOTO
09.12(FRI) 東福寺塔頭 光明院 | Komyoin
OPEN 18:30 / START 19:15
TICKET:前売¥8,400 (税込/整理番号なし/自由着席) ※未就学児童入場不可

SAPPORO
09.13(SAT)-14(SUN)
PROVO presents Open Air Party “SOL”at DALWHINNIE SAPPORO
OPEN 11:00 *LARAAJI Live → 9/13(SAT) 16:30~17:40 (予定)
TICKET:前売 1DAY¥5,000 / 2DAY \8,000
INFO:info@provo.jp

TICKETS (東京・京都)
【先行販売】
★6/2(Mon)18:00~BEATINK主催者WEB先行
★6/4(wed)12:00 - イープラス最速先行販売(抽選):6/4(水)10:00~6/8(日)23:59 受付
★6/9(mon) イープラスpre-order 6/9(mon)-10(tue) ※クレカ決済のみ

【一般発売:6月14日(土)~】
イープラス
ローソンチケット
BEATINK

MORE INFO: WWW.BEATINK.COM / 03-5768-1277

Honda Q - ele-king

 2003年に降神の1stアルバム『降神』へ参加し特異なスタイルで注目を集めたラッパー・本田Qが、2011年作『くしゃみ』以来13年ぶりとなる2ndソロ・アルバム『ことほぎ』を6月1日にリリース。デジタル・リリースながらA/B面をそれぞれ「言祝ぎ」「呪言」の2部構成とした、17曲入の大作に仕上がった。

 2020年より活動拠点を京都に移して以降、リリックに日本の古典をサンプリングするなど独自のスタイルを確立していった本田Q。コンシャスなラップを軸としつつ、和の文化とアンダーグラウンド・ヒップホップを接続するようなアプローチがとられた力作にはDJ KENSEIなども参加している。要チェックでしょう。

Artist : 本田Q
Title: ことほぎ
Release Date:2025.6.1
Label : SOFTRIBE
Format : Digital
Stream : https://linkco.re/3xx28Hbc

Tracklist:

A面 言祝ぎ
01 オトノナルホウヘ
Prod. by NaBTok
Mixed by NaBTok

02 ねぇ
Prod. by Shoichi Murakami
Mixed by KND

03 不孤
Feat. fuyuco.
Prod. by Bundead (NaBTok & Livingdead)
Mixed by SINKICHI

04 Stone
Prod. by COBA5000
Mixed by NaBTok

05 A Day
Prod. by alled
Mixed by KND

06 Anniversary
Prod. by NaBTok、猿吉
Mixed by NaBTok

07 他力本願
Feat. RHYDA
Prod. by Eiji Suzuki、SIMIZ、NaBTok
Mixed by KND

08 オトノナルホウヘ (Livingdead mix)  
Prod. by Livingdead
Mixed by Livingdead


B面 呪言
09 Wa-Yo  
Feat. KOKORO STAR
Prod. by COBA5000
Mixed by KND

10 落首
Prod. by 犬猿 (猿吉 & SIMIZ)
Mixed by Livingdead

11 イデオロギスト (Original Ver.)
Prod. by DJ KENSEI
Mixed by KND

12 Enough
Prod. by NaBTok
Mixed by NaBTok

13 Chrono
Prod. by GUINOMI (Livingdead & Earth Palette)
Mixed by Livingdead

14 警句
Prod. by Livingdead、Shoichi Murakami
Mixed by Livingdead

15 賣炭翁
Prod. by ジャッキーゲン
Mixed by SINKICHI

16 南無 (不惑ver.)
Prod. by NaBTok
Mixed by NaBTok

17 Wa-Yo (NaBTok mix)
Feat. KOKORO STAR
Prod. by NaBTok
Mixed by NaBTok

Mastered by KND
Painted by enter(ot29)
Caligraghy by Mahiro
Desighned by Toru Kurihara from SOFTRIBE

本田Qの13年ぶりの2ndソロアルバム。
「ことほぎ(言祝ぎ/呪言)」はAB面の2部構成となっている。A面では音を楽しむ音楽讃歌が、B面では先行シングル「イデオロギスト」の流れを汲むコンシャスな内容がうたわれている。
盟友NaBTokに加え京都から猿吉、Livingdead、ジャッキーゲンが、洛外からはDJ KENSEI、alled、COBA5000、Earth Paletteが参加。さらにSOFTのSIMIZ、DachamboのEiji Suzuki、Kobeta PianoのShoichi Murakamiといった様々なセッショニスト達がその独自のサウンドを寄せている。
フィーチャリング勢にもRHYDA、fuyuco.、KOKORO STARといった特色のあるボーカリストが並ぶ。

<コメント>

この祝福を喝ととるか、この喝を出口までの光ととるか、いずれにしても全て今等しく全員に起こっている目の前の事を、そのままスピットする今作はかなり魂削ったんじゃないかな。 これは赤いピルと青いピル両方飲んだ様な現実の中を生きる貴方へのアルバムです。本田Q渾身の魔作。 ──OMSB
オトノナルホウ そこは街の最深部 陰と陽 祝と呪 表裏一体 仲間と共に音と言葉を操り続け13年の時を経て世界を包み込む まさしくこれが 本田Q の音楽 ──JBM
京都にやって来て暫く。鬼才本田Qの感性が冴わたる。才能豊かな仲間たちとの深い繋がりが紡ぐ 心に灯りをともしてくれる タフで繊細 太古と未来 美しくも儚い 名曲目白押しのSci-Fi大絵巻物??? とにかく大興奮でオ ス ス メ!!! ──Daichi (Based on Kyoto)
今日のマジョリティは、明日のマイノリティ。民主主義が弱りきったこの時代に、もしあなたが音楽を大切に思うなら——まずはこの曲を、大切な人に送ってほしい。 ──中村眞大 (NPO法人School Liberty Network 共同代表)
本田Qの『ことほぎ』は、2025年のニッポンのコンシャス・ラップの重要作だ。ヤツは言いたいことが山ほどあるからラップする。この言葉の量と質に打ちのめされるしかない! ──二木信

〈本田Q Profile〉

2003年に降神の1stアルバムに参加し、その奇異なラップスタイルに注目が集まる。その後、WAQWADOMとして都内を中心に活動。2011年には1stソロアルバム「くしゃみ」を発表し、2018年に東横マッシブとして「Trip Travel Tour」の制作に携わる。
2020年から活動拠点を京都に移し、様々なセッションに参加する一方、DJ KENSEI、NaBTok、ジャッキーゲンがトラックを提供したソロEP「ぐうのね」を発表。日本の古典をサンプリングしたリリックが界隈で話題を呼ぶ。
MAD FLOOD、左京君、HATAKE JUNKIEとしても活動中。

N.E.R.O. presents borderless night - ele-king

 音楽とアートを軸に2010年に創刊され、インディペンデントな視点でカルチャーを追い続けたnero magazineの編集長・井上由紀子が、新たに立ち上げたメディア〈N.E.R.O.〉(エヌイーアールオー)。
 その第一弾として、新たなZINEをローンチ。それを記念したスペシャルパーティが6/19、渋谷WWWで開催。当日にはZINEも発売される。
 なお、以下に主催からのメッセージ。「新たなメディア〈N.E.R.O.〉誕生へ——その変化は、メディアの再起動であり、新しい時代の始まりの合図。過去と現在が交錯し、未来を照らすカルチャーの祝祭を、ぜひ目撃してほしい。今回の出演アーティストたちは、その“ボーダレス”なテーマにぴったりな革新的な才能を持つ、世界のニューカマーたちだ」

N .E .R.O. presents borderless night
2025.06.19 [thu]
Shibuya WWW
Open 18:00 / Start 19:00
ADV. 8500 (+1drink)
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▼e+
▼ZAIKO

HighSchool(メルボルン)
ゴシックなムードとポストパンクの冷たさが同居する、注目のバンド。シューゲイズやニューウェイヴの影響を受けつつ、現代的な感覚でアップデートされたサウンドが魅力。

POL(パリ)
詩的で繊細なサウンドを奏でるニューウェーブ・デュオ。ヨーロッパのアートシーンと強く結びついた美学と、感情の機微を音に落とし込む表現力で注目を集めている。

Luby Sparks(トーキョー)
日本のインディーシーンを代表する存在。UKインディー/シューゲイズを下地にしながら、透明感のあるメロディと現代的な感性で国内外から支持を得ている。

guest dj:
KENT from Lillies and Remains
Lillies and RemainsのVocal, Gt。2007年京都にて結成。デビューEP「Moralist S.S.」では日本人離れしたリアルなNew Wave、Post Punkサウンドを見事なまでに鳴らし、衝撃のデビューを飾る。

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