Home > News > Koshiro Hino - ──日野浩志郎による新作が独・Moers Festivalにて世界初演、日本公演も
大阪を拠点にgoat、YPYなど数々のプロジェクトで国内外を駆け巡る音楽家・日野浩志郎による上演時間80分の新作『Chronograffiti』が、ドイツの〈Moers Festival〉にて2025年6月に世界初演を迎える。日本においても、クリエイティブセンター大阪内〈Black Chamber〉にて7月25日から7月27日にかけて3日間にわたり初演上演される。
プロジェクトにはダムタイプ等で活動する古舘健をヴィジュアル・エフェクトとして迎え、前田剛史(ex.鼓童)、安藤巴、谷口かんなという3名のパーカッショニストが参加。リズム・アンサンブルを主とした内容となるようだ。
「時間」と「落書き」というふたつの語をかけ合わせたというタイトル『Chronograffiti』の指す真意とは? ぜひ会場にて目撃いただきたい。
新作音楽公演「 Chronograffiti 」
日野浩志郎による新作作曲作品『Chronograffiti』は、ドイツのMoers Festivalの委嘱により制作し、2025年6月に同フェスティバルにて世界初演。本公演は日本初演となる。演奏は、元・鼓童の前田剛史、日本管打楽器コンクール第1位の安藤巴、そして日野作品に継続的に参加している谷口かんなの3名のパーカッショニストによるリズム・アンサンブルで構成される。
日野は自身のバンド「goat」や、太鼓芸能集団・鼓童との協働を通して独自のリズム作曲法を発展させてきた。本作ではボンゴやスネアといった最小限の楽器を用い、陶酔的なミニマリズムから身体的・精神的な高揚を引き出す作曲を試みている。
加えて、The SINE WAVE ORCHESTRAやDumb Typeで知られる古舘健によるヴィジュアルエフェクトを導入し、通常では感知されない演奏者の動きや楽器の振動を表出させる。
タイトル「Chronograffiti」は、“時間” を意味する接頭辞「Chrono」と、“落書き” を意味する「Graffiti」を組み合わせた造語であり、時間と身体が空間に描き出す一種の残像=視覚的落書きを象徴している。
公演概要
会場:クリエイティブセンター大阪内 Black Chamber(大阪府大阪市住之江区北加賀屋4丁目1-55)
公演日程:2025年7月25日(金)~27日(日)
公演日時:
7月25日(金)19:30開演
26日(土)14:30開演 / 19:30開演
27日(日)14:30開演
※開場は各開演の30分前を予定
上演時間:80分予定
料金:一般=3,500円、U25=2,500円、当日=4,000円
チケット取扱い:ZAIKOイベントページにて https://toritomokai.zaiko.io/
作曲:日野浩志郎
出演:安藤巴、谷口かんな、前田剛史
音響:西川文章
ビジュアルエフェクト:古館健
舞台監督:小林勇陽
記録写真:井上嘉和
宣伝美術:真壁昂士
制作:伴朱音
主催:株式会社鳥友会
共催:一般財団法人 おおさか創造千島財団「KCVセレクション」
助成:アーツサポート関西