「Nothing」と一致するもの

jitsumitsu - ele-king

夏、涼しく暗い所で聞きたい曲10選(順不同)

弓J (S) - ele-king

Moody Summer 10

笑いのない抵抗なんて - ele-king

 いつもは機材が置かれているところにキッチンが設置された。シンセサイザーの代わりにガスコンロがあった。楽器の代わりにはフライパンや皿が並んでいた。

 2011年9月のライヴはリキッドルーム史上初の、ステージ上で豚肉が料理されたライヴだった。コックが肉に火を通すと、フロアの後ろのほうまでそのにおいはした。それはハーバートのライヴのクライマックスだった。いや、本当のクライマックスは、豚肉料理の盛られた皿をコックから差し出されたとき、ハーバートならびに共演者一同が不味そうな表情をでそれを食べなかったときか……。



 ハーバートのライヴは彼の音楽と同様に、完璧にコンセプチュアルである。ただ演奏するのではない。コンセプトがあり、誰もがやったことのないアイデアが実践される。
 くだんのライヴでは、豚の一生を描いた『ワン・ピッグ』を土台としていた。養豚場で豚が生まれ、そして屠殺されるまでの“音”から生まれたそのアルバムは、ハーバートらしい資本主義への批判精神から来ているものだが、ライヴでは作品の暗い主題はユーモアを持って展開される。2003年の、グローバル資本主義への皮肉を込めた『グッドバイ・スイングタイム』でのライヴもそうだった。

 あのときは〈ブルーノート〉での、ビッグ・バンド・スタイルでのライヴだったが、ハーバートらしさは充分に発揮されていた。演奏中、バンドはブレイクと同時にスーツのポケットから新聞紙を取り出し、「こんなものは真実を伝えていない」とばかりに破り捨て、そしていっせいに音を出す。ショーであり、政治的でもある。2001年のレディオ・ボーイ名義での〈リキッドルーム〉のライヴもそうだった。あのときのハーバートはステージ上でマクドナルドやGAPといったグローバル企業の包装紙などを破ってはその音をマイクで拾い、ループさせながらダンス・ミュージックに仕立て上げた。オーディエンスは笑いながら踊り、しかし終わったときには、我々の日常の一部と化したものたちへの疑問を反芻する。音楽が政治的であるとは、必ずしもお決まりのスローガンを叫ぶことではない。ハーバートのように喜劇的な表現で思考を揺さぶり、そして命令するのではなく、リスナー自身に考えさせるというやり方もある。



 このところ重たい作品が多かったハーバートだが、今年リリースされた『ザ・シェイクス』では久しぶりに彼の“ポップ”な音楽性を披露している。今回の来日は、このアルバムを土台にしたライヴになるのだろう。『ザ・シェイクス』には相変わらず彼の政治的情熱も込められている。イラクやイスラエルで実際に録られた銃弾や爆弾の音も使われているというが、音楽はハウスを基調としたもので、洒落っけのあるものだった。
 そもそも総勢9人体制で、いったいどんなライヴを見せてくれるのか楽しみでならない。二度と同じことはしない。それがハーバートのライヴである。ぼくは、彼のライヴを見て満足しなかったときはいちどもない。どうか見逃さないでほしい。

■2015年8月18日(火)
Hostess Club Presents Herbert
場所:東京・恵比寿リキッドルーム
開場:18:30 open 開演:19:30 start
チケット:
ADV ¥6,000(ドリンク代別途 / オールスタンディング)
イープラス
チケットぴあ:0570-02-9999 / Pコード:270-031
ローソンチケット:0570-084-003 / Lコード:76824
※0570で始まる電話番号は、一部携帯・PHS不可

Hostessオフィシャルサイト:
https://ynos.tv/hostessclub/schedule/20150818.html


Hug_Life - ele-king

 国立競技場といわず、東京全体に屋根をつけて欲しい~。いっそのことドームで覆ってエアコンも付けて欲しい~。暑い~。他国に先制攻撃がで きる費用があったら、未来に投資しろ、バカたれ~、つーか、この暑いのにみんなでハグをしようと言い出した人たちがいる。マジかー。それは例によって、ヒップホップの人たちだー。それは今度の日曜のことで、笹塚ボウルという場所で、音楽を聴きながらハグでもしようと呼びかけているのだ。本気かー。世の中がギスギスし ているからだと彼らは言う。デモに行って警官とかをハグしたら公務執行妨害で逮捕されてしまうけど、国民同士は仲良くしようぜとか、そういうことなんだろうか。1日だけのハグライフ。会場に着いてみたら実はハゲライフだったという可能性は……出演者にホワイ・シープ?がいないから、それはなさそうだ。ハグだ、ハグ。ハグをしよう。男女問わずハグをしよう!(本当の理念は下のほうに書いてあります)。つーか、出演者の中にはスチャダラアニもいるけど、この日、アニは下北沢の本多劇場で「男子レッツラゴン」の舞台に立ってるはず! 働きすぎりょうたろー。



『#Hug_Life』
2015/8/9(日)
Location: 笹塚ボウル
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚 1-57-10-3F・4F
※京王線・都営新宿線 笹塚駅より徒歩0分
https://sasazukabowl.com/
Start:14:00 - Close:22:00 (17:00以降ボウリング投げ放題)
2,000円 (ボウリング代+シューズ代込み)

[LIVE]
KANDYTOWN
YUNGGUCCIMANE & Cherry Brown
MOUSOU PAGER
(Sir Y.O.K.O.PoLoGod.+showgunn+Kuma the Sureshot)
MC JOE

[DJ]
DJ KENTASAKA
(DJ TASAKA & DJ KENT)
LIEUTENT'S AQUARIUM
(BUSHMIND & DJ HIGHSCHOOL)
JET SEX
(SEX山口 & Lark Chillout)
The Saturn
(Wardaa & イーグル藤田)
Ultramagnetic MD's
(M.U.D.O. & Mista Donut)
植物物語
(ShioriyBradshaw & Baby☆Star)
SPSP[Spellbound Sports]
(BentheAce & Kuma the Sureshot)

[EXCLUSIVE SHOW]
Donuts Disco Deluxe
(ANI, ロボ宙 & AFRA)

[HUG MATCH]
Threepee Boys vs Y2FUNX

[VJ]
Platina Disco

[SHOP ]
HUG HOUSE
(森光光子+Sir Y.O.K.O.PoLoGod.)
HUG RECORDS
(COCONUTSDISK YOYOGI)

[FIRST COME, FIRST SERVED]
当日特典として、先着30名様に『#Hug_Life Vol.2 mixed by Lark Chillout』 (MIXCD)、先着100名様にV.A.『#Hug_Life Volume 1』(CD-R)をプレゼント! オープンからお越し頂けますとMIXCDとコンピレーションCD-Rの両方をゲット出 来ます!是非早めの時間からご来場下さい!お待ちしております!

[SPECIAL MENU]
HUG CHICKEN
#Hug_Life スペシャルとして、笹塚ボウル名物「ササボバーガー」に次ぐ渾身の フードメニューが登場!普段は別々のメニューで提供されている2つの味が、1枚 のプレー トで同時に楽しめる「HUG CHICKEN」として、8/9ハグの日限定で登場 します。是非ご賞味あれ!

[#Hug_Life is…]
#Hug_Lifeが笹塚ボウルに帰ってくる!!1回目、2回目と異様な盛り上がりでデ イタイムからナイトタイムを彩った#Hug Lifeをもう一度!

世界がどんどん複雑になっていってる感じするよね。目を覆いたくなるような ニュースと、それを取り上げた議論が日常を埋め尽くしてる。そ んな中で今を 生きてるわけなんだけど、心だけでも美しく、温かい気持ちでいるためにスター トしたのがこのパーティーなんだ。

僕らが意味するハグは、決して相手に腕を回す行為のことだけじゃない。チープ でもいいからさ、相手に敬意を持って接して、愛のある気持ち で人と関わり合 おうというパーソナル・スタイルの話なんだ。人が元々持ってる優しさ、それを ちょっと他の人におすそ分けするだけで、まだ 出会ったことのない人と人が繋 がっていくかも知れない。それがまた次の可能性に繋がっていくんだ。

インターネットで地球の裏側の人と知り合うのは簡単だし、それも悪くないよ。 だけど、インターネットの世界に存在する見えない距離を、現 実の世界でちょ こっとでも縮めることができたら…それってドリーミングでクールなことだと 思ってる。だからさ、その距離をみんなと一緒に 縮めて、隔たりを乗り越えて 行きたいんだ。

ハグが苦手、っていうなら無理することなんてない。大好きな音楽で体を揺らし て、敬意と愛情をもって隣にいる人に優しく接するだけでもい い。そんなとて も簡単でシンプルなことすら、完全に忘れてしまっているような人も沢山いるか らね。そうしたちょっとしたマインドの変化 が、どこかを回り回ってループに ループを繰り返して、知らない人達の笑顔を作ってゆく。僕らはそう信じてるんだ。

そんなシンプルだけど大切なテーマを掲げた#Hug_Life の元に、今回もまたとん でもなく豪華な面々が集結してくれたよ。その日限りの超エクスクルーシブなDJ ユニットがBack 2 Back aka Hug 2 Backでフロアに魔法をプイッと掛けてくれた り、これまた豪華なライブ・ラインナップによる、生きた言葉がキミの鼓膜を直 撃したりするよ!ここまで読ん でもらって(なんだか楽しそうだな…!)って 思ってもらえたら嬉しいんだけど、どうかな??

とにかく当日は僕らHug Familiaが真夏のボウリング場を更に熱くさせるって約 束するよ。だからさ…ぜひとも8月9日は笹塚ボウルに来てほしい!ハグで心にフ レンチ Kiss!!勘繰ってないでコッチ来なよ!!!

[TRAILER]
2015/8/9 #Hug_Life @笹塚ボウル trailer


[ATTENTION!]
※場合によっては入場規制を行うこともございます。予めご了承ください。
※パーティー会場は笹塚ボウル3階フロアのみとなります。4階フロアには立ち入 らないようお願い申し上げます。
※ボウリングエリアは全面禁煙です。お煙草は所定の喫煙所でお願いします。
※場内への飲食物の持込はご遠慮願います。
※当店にはお客さま用の駐車場のご用意はございません。なるべく電車、バスを ご利用下さい。
※近隣のご迷惑になりますので、笹塚ボウルの周辺ではなるべく滞留しないよう お願い申し上げます。

[HOSTED by]
Hug Familia


 「ハゲワシと少女」と題した写真をご存じだろうか。やせて骨と皮ばかりの少女がうずくまる左後方から羽をたたんだハゲワシがその少女が息たえるのを(ハゲワシなのに)虎視眈々と狙う一場面をきりとったかにみえるこの写真は南アの写真家ケヴィン・カーターの手になるもので、1993年3月26日付けの「ニューヨーク・タイム」に掲載されるやいなや、内戦と飢餓にさいなまれたスーダンの現状を伝える写真として大きな反響をまきおこしたが、寄せられた声のなかには批判もすくなくなった。いわく、彼はなぜ、死にかけた少女を助けなかったのか。いわく、構図を決めカメラをかまえシャッターを切るヒマがあれば、彼女を救えたはずだ。いわく、功名心にかられたのではないか。論争は激しさを増し報道か人命か、メディアの姿勢を問うまでになったがカーターはこの写真で翌年のピューリッツァー賞を受賞。順風満帆にみえた彼の写真家人生はしかしそれからほどなくヨハネスブルグ郊外に停めた車のなかに排ガスをひきこみ自殺することで幕を閉じた。享年33歳。南アに生まれアパルトヘイトをヘイトし、報道写真の世界に飛びこんだ男のみじかい生涯はかならずしも後味のよい幕切れではなかったが「ハゲワシと少女」の撮影時、同じ場所に居合わせたカメラマンの証言では、カーターがこの写真を撮ったあと、少女はフラフラとたちあがり、歩み寄った母親はハゲワシをおっぱらった。

 ケヴィン・カーターが話題になっていたころ、私は渋谷でセバスチャン・サルガドの写真展をみたはずだ。と曖昧な書き方をせざるをえないのは記憶がさだかでないからで、オウムや阪神大震災の前だったから90年代前半なのはたしかなのだけど、と思いながらサルガドのドキュメンタリー『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』の公開と同時期に刊行した語りおろしの自伝『わたしの土地から大地へ』(セバスチャン・サルガド+イザベル・フランク/中野勉訳/河出書房新社)を眺めていたら、今福龍太さんのあとがきに、サルガドの日本でのはじめての個展は1993年の東京国立近代美術館とあった。つづけて今福さんはそのころ翌年刊行した『人間の大地 労働』(岩波書店/原題:Workers)の翻訳にあたっていたとあり、私がみたサルガドの個展のテーマはたしか「Worker」だったので、おそらくこの本の刊行したころだったのだろう、と臆断をならべるのも、バスチャン・サルガドを私は彼が湾岸戦争時のクウェートで破壊され炎をあげる油田を撮った、ほとんど神話的とも黙示録的も寓話的ともいいたくなる一連のモノクロームの重厚な作風ですでに知っており、写真というもの、それが写すといわれる真実としかいいようのないようなものはなんなのか考えはじめるきっかけになった写真家のひとりなのだから、ことのしだいをしっかりたしかめたい。

 メルヴィルの『白鯨』の一幕を思わせる水際の廃船を解体し資材にかえようとするひとびとをとらえた一枚、露天掘りの金山にひとやまあてようと群がる鉱山労働者がまるで蟻のようなパノラミックな作品、私が個展でみた写真のなかでも後者は『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』にあまた出てくる彼の作品のなかでもひときわ印象的な、神の眼をもつ写真家、セバスチャン・サルガドの代表作ともいえるものだが、私はサルガドの神の眼とは、ときに虐げられたひとたちを対象にするからでも、その超越的で包括的な視点と構図をさすのではなく、対象にひそむものを照らしだすまなざしにおいてのそれなのだと思いもする。そのとき写真のイメージはおそろしくゆたかなのに語り口はきわめて抑制的になる。

 ヴィム・ヴェンダースと共同監督をつとめたサルガドの息子であるジュリアーノ・リベイロ・サルガドは『地球へのラブレター』で写真家の足跡をたどりながらその秘密をゆっくりときあかそうとする。第二次大戦が終わる一年前、ブラジル、ミナス・ジュライス州の大きな谷のまんなかの家畜を屠畜場に連れていくのにも歩いてゆうに50日はかかる広大な農地の地主の息子に生まれたセバスチャンは大学で経済学を学ぶために故郷(くに)を離れ、ついでブランコ軍事政権下の国を離れ、半生をともにするレリア夫人とともにフランスへわたった。レリアをみそめたとき、セバスチャンは二十歳、彼女はまだ十七だった。サルガドは経済学を修め、国際機関に職を得るまでになるものの、建築を勉強するレリア夫人が建物の写真を撮るために買ったカメラにハマり、職をなげうってしまう――映画を観て自伝を読めば、この神の眼の写真家の素朴な逸話がいたるところに転がっているのがわかるが、ヴェンダースはサルガドの来歴を横糸に、父や妻や息子とのかかわりを縦糸にとるなかに人間=サルガドの像を透かし彫りにする。もうひとつのアメリカとしての南米の深部、ルワンダの危機、息をのむ写真の数々は対象の衝撃の度合いでそうなるのではなく、サルガドがそれをどうみたか、一枚の写真の語ることばの粒立ちがそうさせる。それはあまりに絵画的だともいえなくもない(じっさい、サルガドはこの映画のなかで、息子と出かけた北極圏に撮影旅行でシロクマに遭遇し、待避したスペースの小窓から撮影をこころみるが、満足いく構図が得られずあきらめる)し、中平卓馬が「私によってア・プリオリに捕獲された〈イメージ〉は具体的には私による世界の潤色、情緒化となってあらわれる」(「なぜ、植物図鑑か 1973-1975」)として、モノクロかカラーへ、より即(事)物的な方向へ向かわざるを得なかったように写真の原理そのものを問い直す姿勢はサルガドにはおそらくない。
「作家はペンで物事の輪郭をなぞっていくが、わたしはカメラでなぞっていた。これは情熱だ、わたしは光を愛しているから。ただし、これはひとつの言語でもある。とても強力な言語だ」(『わたしの土地から大地へ』)

 彼は写真を言語といい、じっさいそのとおりだとも思うが、私は彼のそれは前に書いたようにけっして饒舌ではない。ケヴィン・カーターの写真の告発調の語り口が倫理の問題におよぶような、報道写真の死角をサルガドはすでに喝破していた。彼は1979年から上述の湾岸戦争のときもマグナム集団の一員だった。80年のレーガン大統領暗殺未遂事件のさいには彼は現場に居合わせ、彼の撮った写真は1枚のこらず売れたという。マグナムはロバート・キャパがたちあげた写真家集団であり、キャパにはスペイン内戦をとらえたあの有名な「崩れ落ちる兵士」があるが、この写真は訓練時のもので崩れ落ちる兵士も丘の傾斜で転んだだけで死んではいない。そのことがあきらかになる何年も前にサルガドは報道写真がどうしてももってしまう強さに危うさをおぼえたのではないか。強さとは意味の強さであり、それが報道にのりメディアに流れれば、無数のことばの呼び水となり、撮影者は目撃者へ横滑りする。ところが写真を撮るというのはなんら劇的な行為ではない、サルガド自身『わたしの土地から大地へ』を「待つのがいやなら、写真家にはなれない」の一文で語り出すのである。

 やがてサルガドはひとから自然へ撮影対象を変え、ガラパゴスからアフリカから北極圏まで地球をわたり歩く「GENESIS」プロジェクトにのりだすと同時に屠畜場まで歩いてゆうに50日かかる彼の故郷(くに)のすっかり荒れはててしまった森林を再生する活動「大地学院(インスティトゥート・テラ)」をレリア夫人とともにたちあげる。これだけみれば、功なり名とげた写真家の慈善活動かと思われるかもしれませんが、自然という写真家にとってもっとも身近な被写体を再生するのは、それすらgoogle Earthのようなシステムにくまなく侵された時代の、写真という圧倒的に受動的な原理を問い直すことにほかならない。映画監督であり写真家でもあるヴェンダースと息子ジュリアーノと、偉大な写真家である父であるセバスチャン・サルガドへの距離感も静かな崇敬を感じさせる、透徹した眼をもつ全身写真家の到達点を語りかける一作だと思う。


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■セバスチャン・サルガド+イザベル・フランク/中野勉訳
『わたしの土地から大地へ』(河出書房新社)

■『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』


メイキングの様子より

8月1日Bunkamuraル・シネマ他にて全国公開
©Sebastião Salgado
©Donata Wenders 
©Sara Rangel 
©Juliano Ribeiro Salgado

公式サイト
https://salgado-movie.com/


第四回:「夏らしいこと」 - ele-king

 最近友だちと、夏になったことを話していて「なんか夏らしいことした?」と言われた。
 夏らしいこと……
 まだ夏らしいことを、そういえばしていなかった。久しぶりの子供たちとのゆっくりした時間に、小さなプールをベランダに出して、「夏らしい」水遊びをした。太陽の光の温かさを意識的に感じながら、そういう自然のリズムに身を委ねることを、しばらくしていなかったことに気がついた。


Chihei Hatakeyama + Federico Durand
Magical Imaginary Child

White Paddy Mountain

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 そのときに僕らの環境となっていた音楽は、チヘイ・ハタケヤマ + フェデリコ・デュランド『Magical Imaginary Child』(White Paddy Mountain)だった。去年の5月頃、フェデリコが来日したときの録音で、ジャケットは石のお地蔵さん。CDを手にして開いたときに、内ジャケで待っている穏やかなお地蔵さんの写真がリスナーに「落ち着き」を与える。「岩に染み入る蝉の声」といった、日本人特有と言われることの多い「夏の音」を連想させるジャケットが気持ちいい。
 そんな静かな音楽に、子供たちのはしゃぐ声と、水の音がこの音楽に混ざり合って、その瞬間にしか聴くことのできない、一期一会の音楽がそこらへんをふわふわしていた。

 自分自身の作品も含めて、アンビエント・ミュージックと呼ばれている音楽のほとんどを、僕はアンビエント・ミュージックだとは思っていない。けれど、このアルバムは、アンビエント・ミュージックだと僕は思う。
 このタイトルがなぜついたのかは知らない。ちょうどこの録音がされた頃、畠山くんもフェデリコも僕も、子供が生まれる直前だった。2014年は、ウィル・ロング(セラー)の子供も生まれて、アンビエント・チルドレンだねなんて話を冗談でした。タイトルの『マジカル・イマジナリー・チャイルド』って単数だから、誰かの子供を言ってるんだろうか。音楽もタイトルも直球で、何か大きな驚きがあるアルバムではなかったけど、上質なアンビエント・ミュージックだと思う。

 夏には夏の光があるように、夏の音がある。環境として流された音楽の上に夏の音が加わると、その音楽はもっと豊かになる。これからも末永く、環境音楽として選ぶことになるだろうアルバム。



(イラスト:吉岡渉)

Jan and Riki - ele-king


Jan Shotaro Stigter and Riki Eric Hidaka
Double Happiness in Lonesome China

STEREO RECORDS

 暑い〜、たのむ〜、チルさせてくれ〜……という怠惰な快楽主義者たちには、この夏この日本でもっともサイケデリックなライヴを紹介しよう。先頃、広島のステレオ・レコーズからアルバム『Double Happiness in Lonesome China』(12インチのアナログ盤)をリリース、そのチルアウト満載の鮮やかな幻覚フォーク・サウンドが話題のふたり組、ヤン&リキの滅多にないライヴである!
 8月15日(土)には広島、8月29日(土)には東京。日本にもサン・アロウやソニック・ブームみたいに、あちら側に連れて行ってくれる音をやっているヤツはいないのか? とお探しの人も必見ですよ!

広島公演
日時 8月15日(土)
会場 広島クラブクアトロ
Open19:00 /Start 19:30
(Adv.¥2,500 / Door¥3,000 drink別)
https://www.club-quattro.com/hiroshima/schedule/detail.php?id=4935

東京公演 
日時 8月29日(土)
会場 原宿GALAXY.gingakei
Open 17:30 /Start 18:00
(Doorのみ¥1500+1drink ¥700)
https://www.thegalaxy.jp

Jan (ヤン)
1990年5月4日・東京都出身。GREAT3、jan and naomi、The Silence、Roseなどのグループで活動中。演奏、歌唱、作詞、作曲はもちろん、映像制作やアートワークも手掛けるミュージシャン。jan and naomiはこれまで7inchシングル「A portrait of the artist as young man/time」、EP「jan,naomi are」を発表し、最新作にINO hidefumiと配信ライブアルバム「Crescente Shades (24bit/48kHz)」がある。米・DRAG CITYレーベル よりThe silence 1st album “THE SILENCE” が3月24 日に欧米・日本にてリリース。
https://janphilomela.tumblr.com/
https://twitter.com/1930jan

Riki Hidaka(リキ・ヒダカ)
91年生まれ、ギタリスト。自主制 作のアルバムを今までに3枚発表(いずれも非売品)。14年レコードストアデイにセカンドアルバム「POETRACKS」の12インチを 広島のSTEREO RECORDSからリリース。
https://rikihidaka.com
https://www.stereo-records.com/label/rikihidaka/


 さあさあ、〈サマーソニック2015〉出演の後、マシュー・ハーバートのライヴ・セットでの単独来日公演が決定しているのはご存じだろうか。そのパフォーマンスがどんなにおもしろいものなのか、2011年のこの記事(https://www.ele-king.net/review/live/001729/)を読んでいただくだけでも期待に拍車がかかるだろう。そういう話は後日あらためてご紹介するのでお楽しみに。
 さて、今回ハーバートを観られるのは3とおり。まずは〈サマーソニック2015〉内で開催されるオールナイト・イヴェント〈HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER〉。フランツ・フェルディナンドとスパークスという、ポップと実験性の両極限をゆく奇天烈ゴージャスなコラボレーションが実現するこのオールナイト・イヴェントには、トム・ヨークもDJで参加するなど話題性が絶えず、すでに大きな注目を集めている。だが、それに先駆けてハーバートを目の当たりにできるのが、8月13日、Zeppなんば大阪で開催される特別公演〈Hostess Club Osaka〉。トム・ヨークやジョン・ホプキンスも集い、〈HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER〉の前哨戦にも位置づけられる夜になりそうだ。

そして、単独公演が行われるのが8月18日。恵比寿リキッドルームで行われるこの公演は、他の日本公演(Hostess Club All-Nighter / Hostess Club Osaka)とはちがい、総勢9名(内3名は日本人のホーン・セクション)がステージで演奏する本格的なライヴ・セットとなる。どれを観たものか悩ましいが、なんといっても、コンセプチュアルでどことなく笑いの要素をもったそのパフォーマンスが存分に発揮されるという点では単独公演が最高に期待できるのではないだろうか。ぜひ足を運んでみたい。


Ducktails - ele-king

 ノスタルジーはつねに微かなうしろめたさをともなうもの。「望郷の念」と訳せば牧歌的だけれども、その言葉自体にどこか逃避的なニュアンスがあるものだから、ついついとそれを標榜するものに対して冷笑するふりを装うか、さもなくばこっそりと浸る、ということにもなる。しかしわたしたちにとってたしかなものは「過去」以外にない──「いま」ですらたえず過去になるのだから。そうしてみればノスタルジーというような感興は、たしかなものをつかまえ、見きわめたいという切実な希望であるようにも思われてくる。

 マシュー・モンデナイルが爪弾くアルペジオは、その意味において過去──たしかなものへと向かい、捧げられる詠唱のように聴こえる。夏の朝、わたしたちはその単調な反復のなかにその片鱗を嗅ぎ出し、涙するだろう。はたして、奇しくも、冒頭の曲タイトルが“ザ・ディズニー・アフタヌーン”であるのはどんな由縁あってのことか。

 ジャンルに関係なく、2000年代と2010年代の過渡期を覆っていた、ドリーミーでサイケデリックでアンビエントなムード。それをエクスペリメンタルなギター・アンビエンスによって表象したアーティストたちがいた。元エメラルズのマーク・マグワイヤしかり、ウッズしかり、そうした存在とならびもっとも輝いていたひとりがこのマシュー・モンデナイルだ。リアル・エステイトとダックテイルズという、いまでは〈ドミノ〉と契約するふたつのバンドを動かし、自身のレーベル〈ニュー・イメージズ〉ではメデリン・マーキーを世に送り出し、フランシスコ・フランコやヘルムといったアンダーグラウンドの異才をつなぐ。サン・アローは盟友だ。つまりは、昨今のUSインディにおける最重要人物のひとりでもある。

 昨年の最新作『アトラス』において、デビュー作の頃に顕著だったエクスペンタリズムを手放し、レイドバック/レトロスペクティヴ志向を固め、メンバー個々のたしかなプレイヤビリティに支えられたソフト・サイケを展開してみせたリアル・エステイトだが、それもすばらしく上質ながら、「じゃない」ほうのモンデナイルを期待しつづけるむきには、この作品のほうがいいと思う。あちらはソングライティングにおいてマーティン・コートニーの果たす役割が大きいということもある。

 とはいえ、今作には『アトラス』も『リアル・エステイト』も『ランドスケープス』(2009)も混じっている。シンプルな歌ものに聴こえるものもバランスよく入り、プロダクションは洗練され、おなじみのドラムマシンの一方をタイトでジャジーな生のドラミングが牽引し、その奥にゆらゆらと狂気が揺れている。

 きりのないギター・ソロが影をひそめ、アルペジオやバッキングに徹するかのような単調なコード弾きが前に出ているところも印象的だ。MVが公開されている“ヘッドバンギング・イン・ザ・ミラー”ですら、歌も曲の大半もさして重要ではない。記憶に残るのは、ほぼ後奏ともいえるアルペジオのみ、そこだけに正気を失いたくなるほどなつかしい何かが宿っている。

 それは共有体験として噛みくだかれてはいないなつかしさのはずなのだが、なぜこうも執拗にこちらを追ってくるのだろうか。彼と同様の時期のシーンを担ってきた才媛ジュリア・ホルターがこのアルバムにおいて担っている役割も大きい。“ヘヴンズ・ルーム”にはそのヴォーカル・マテリアルが使われているほか、“チャーチ”のコーラスもすばらしい。意味不明に感じやすくなった心と、決壊前の涙腺を最後に刺激するのは、まさに彼女の声なのだ。それに導かれるように心の奥に潜っていると、いつしかギターの主題はストリングスにシームレスに引き継がれている(“ヘヴンズ・ルーム”)。単純に、音楽的なヴァリエーションという意味でも、彼女はモンデナイルの新しい一部をひらいている。

 表題曲においても、“サリアル・エクスポージャー”においても(冒頭の展開やハープシコードふうの音による対旋律などは、これもジュリア・ホルターっぽく聴こえるがちがうだろうか)、とにかく反復反復反復、ギターは歌わず、ただただわたしたちの時間に捧げられている。“リプライズ”のホルターでやっぱり泣く。

 わたしが失おうとしているのは、青春ではなくて人生の間違いなのではなかったのか、というのは何の本で読んだのだったか。それは大人になったのではなくて、人生をなくしているだけなのではないか、と。過ぎ去った時間に対して誤った種類のやりかたでアプローチすると、きっとそんなふうなことになるのだろう。そして、いまのダックテイルズにはレトロとはちがう過去がある。

いまを“あそびらく”プロジェクト、マイマイ計画とはなにか。

気鋭のネイチャーライターがつづる、
世界と生活を“あそびば”にするやりかた。

小・中・高に通わず、山中で自給自足を試みる一家に育ち、
大学では動物学や教育学など数々の研究室の門を叩いた著者。

現在は福岡県糸島市の住宅街の片隅で、
とってもミクロなあそびのプロジェクトを実践中。
驚きに溢れるその半生と、現在のユニークな活動の記録。


アサダワタルさん(『住み開き―家から始めるコミュニティ』筑摩書房、『コミュニティ­難民のススメ』木楽舎、など)に帯コメントをいただきました!
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「ひとり」と「つながり」の間に、素敵な橋が架かる。
それが野島さんの志す「あそびらき」なんだと思います。
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勉強も山菜採りも独学のMSXも、
農作業も、兄弟で撮ったケシゴム人形映画も、
すべてが遊ぶこと。ぜんぶ楽しかった──

一風変わった生育環境のもと、
生まれてからいままでずーっと“遊び”つづけてきた著者・野島智司さん。

現在はネイチャーライターとしてさまざまな執筆活動を行うとともに、
夕方には自宅ガレージを開放して過ごし、
身近な自然や、集まってくる子どもたちとのひとときを通じて、
遊びがひらき、それが生命をつなげていく瞬間を見つめ、記録しています。

マイマイ計画とは、
そうした“あそびをひらく”さまざまな活動(ワークショップやものづくりなど)や、
一連の活動の中から生まれてくる表現物などの総称。
“あそびらき”というコンセプトとともに、ひとりであそぶことからはじまった、
とってもミクロなプロジェクトです。

本書は、その「マイマイ計画」の全貌と、
野島さんのユニークすぎる半生のエピソードを追いながら、
本来“遊ぶこと”が持つ逸脱的で自由な力をつまびらかにする、
異色のノンフィクションにして哲学書。
その驚きにあふれるエピソードには、
生命と生活を輝かせるためのアイディアが詰まっています。

21世紀日本のための“遊ぶ”哲学。

さあ、のぞいてみましょう。
夕方になると、そのガレージのシャッターは、
ガラガラと音をたてて開きます──



■対談
東直子さん(作家)
“わたしたちの内側にいる子どもへ向かって”

■座談会
宮崎隆志先生(北海道大学教授)
山下智也先生(西日本短期大学准教授/子どもの遊び場「きんしゃいきゃんぱす」代表)
“教育研究者がみる「マイマイ計画」”

◎野島智司(のじまさとし)
1979年東京生まれ。東京農業大学農学部卒。北海道大学大学院地球環境科学研究科修­士課程修了。同大学院教育学研究科修士課程修了。九州大学大学院人間環境学府博士後期­課程中途退学。自然と人間の関わりについて、動物生態学、環境教育学、環境心理学など­多分野からの学際的なアプローチで実践的研究を行う。
マイマイ計画公式サイト https://maimaikeikaku.net/

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