
ハリウッドの地獄から西ドイツ・ベルリンへ、
多くの謎に包まれた1975年から1978年までのデヴィッド・ボウイを追う。
ベルリン3部作の背後に横たわる物語がいま明かされる──
デヴィッド・ボウイが、2016年1月10日、自らの死を想定して作られた新作『ブラックスター』をリリースした2日後に他界し、世界中に衝撃を与えたことは記憶に新しい。
長いキャリアのなかで多くの名作を残しているデヴィッド・ボウイだが、70年代のなかばアメリカに渡り、そして強度のコカイン中毒のなかで衰弱しながら、そしてベルリンへと移住して生まれることになる、通称「ベルリン3部作」──『ロウ』、『ヒーローズ』、『ロジャー』──は、ボウイのキャリアのなかのもうひとつのクライマックスとして知られる。
本書は、そのベルリン時代にスポットを当てた評伝である。じつに深い内容の、ファン待望の1冊と言える。
目次
INTRODUCTION
1 地獄から来た男
THE MAN WHO CAME IN FROM HELL
2 ボウイ教授のキャビネット
THE CABINET OF PROFESSOR BOWIE
3 『ロウ』、あるいはスーパースターの医療記録
LOW, OR A SUPERSTAR’S MEDICAL RECORDS
4 新しい街、新しい職
NEW CAREER, NEW TOWN
5 崖っぷちのパーティ
THE PARTY ON THE BRINK
6 デヴィッド・ボウイを見たかい?
DID YOU SEE DAVID BOWIE?
7 ヒーローズ
HEROES
8 さらばベルリン
GOODBYE TO BERLIN
結び 彼は今どこに?
CODA: WHERE IS HE NOW?
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