
レディオヘッドの問題作『KID A』とは何だったのか
ロックにとどまらず今なお現行音楽シーンに多大な影響を与えているレディオヘッド、その最大の問題作――『KID A』とは何をしようとしたのか、そして何を成し遂げたのか。美学的・政治的・マーケティング的・メディア的……あらゆる側面から考え抜いた一冊、待望の邦訳刊行!
■プロフィール
著者
マーヴィン・リン Marvin Lin
オンライン・ミュージック・マガジン「タイニー・ミックス・テープス」の共同創設者であり編集長。「ピッチフォーク」およびミネソタの学生インディマガジン「The Wake」の編集者でもある。ミネソタ在住。
訳者
島田陽子
早稲田大学第一文学部英文学科、イースト・アングリア大学大学院翻訳学科卒。(株)ロッキング・オン勤務などを経て、現在フリー翻訳者として様々なジャンルで活動。『プリーズ・キル・ミー』『ブラック・メタルの血塗られた歴史』(以上メディア総合研究所)、『ブラック・メタル サタニック・カルトの30年史』(DUブックス)、『フレディ・マーキュリーと私』(以上ロッキング・オン)他、訳書多数。
レディオヘッド/キッドA
マーヴィン・リン(著)
■目次
はじめに――Introduction
キッドAの美学――Kid Aesthetics
キッドAと純血度――Kid Authenticity
キッドAの絶賛度――Kid Acclaim
キッドAと適応度――Kid Adaptation
キッドAの行動主義――Kid Activism
キッドAの黙示録――Kid Apocalypse
キッドAと仲介メディア――Kid Agency
キッドA君臨――Kid Ascension
謝辞――Acknowledgements
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