「CE」と一致するもの

Roméo Poirier - ele-king

 かつてライフガードだったロメオ・ポワリエは、デビュー作『Plage Arrière』(2016)で、ギリシャの浜辺と、そこから続く海底の静寂を、サウンド・コラージュとして描いた。そのとき彼は、まさに水の中の住人だった。
 4年後の『Hotel Nota』では、ジョン・ハッセルの “第四世界” を思わせるオープニングに導かれながら、ポワリエは海からほど近いホテルの一室で、かつての自分をじっと見つめていた。その光景は、アラン・レネの映画『ジュ・テーム、ジュ・テーム』の、海辺の記憶が渦のように繰り返される場面を想起させる。
 さらに『Living Room』(2022)では、身の回りの音から “室内の海” を築きあげる。だが、最後の曲 “Superstudio” で、彼はついに海を離れ、録音の現場、スタジオへと向かう。その “音楽が生まれる場所” から始まったのが本作『Off the Record』である。

 彼によれば、今回の制作はこれまでとまったく異なるものだったという。作曲や録音に取りかかる前に、まずノートに音のアイデアを書き留めていった。それと並行して、スタジオ・セッションのアーカイヴ、映画のドキュメンタリー、YouTube動画など、あらゆる場所から音素材を集めていった。さらに、〈Faitiche〉のレーベル・デザイナーであるティム・テッツナーからも、膨大なアーカイヴ音源を受け取り、そこからいよいよコラージュと編集の作業が始まる。彼は1年以上をかけて音を集めたという。その時間もまた、作曲の一部だと言えるだろう。

 タイピング、鼻をすする、少し歩いたあと、段差を降りる。マイクチェック(ヘイヘイ、オーオー、ツーツー)、咳払い……。本作のオープニング曲 “Diapason” は、そんな〈本編の外側〉から始まる。
 2曲目 “Control Room” から9曲目 “Silencio” までは、地続きの夢。
 “Langsam” では、ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』と思われるリハーサル音源が、さざ波のような揺れるヴェールに包まれ、うっすらと霧が立ち込める情景が、幾度となく目の前に浮かびあがる。
 “One Two One Two” は、ユーモラスであたたかい。ポワリエはこの曲について、こう語っている。
 「この曲では、およそ100人の人々が “1、2、3、4” とカウントする声を集めた。何かが始まろうとして、結局始まらない──その前の瞬間の声なんだ」
 それぞれの声の下に、カウントの流れに合わせて、リズムやハーモニーの要素を重ねていったという。彼にとってそれは、単なる積み重ねではなく “構成” そのものだった。この〈始まりの前にとどまり続ける音楽〉は、私たちに全く新しい感覚をもたらす。クリスチャン・マークレーの『The Clock』を初めて観たときの驚きが、耳に訪れる。
 レコードのノイズと、物静かなピアノで始まる “Et vous” では、誰もいない階段の踊り場で少女が小さなステップを踏む──世界中の誰も知り得ない、充足した瞬間を切り取った宝物のような風景が広がる。
 ひと呼吸置いた後の “The List”。彼と親交のあるアーティストやプロデューサー──スペース・アフリカのジョシュ・インヤング、アンビエント作家のアンドリュー・ペクラー、サウンド・アーティストのパトリシア・ウルフ、そして彼の父フィリップ・ポワリエらが、各国の名スタジオの名前を次々と読み上げていく。そこには、録音という行為そのものへの穏やかな敬意が漂っている。
 ここでふと思い出すのは、坂本龍一の “War & Peace” だ。戦争と平和について語る様々な人たちの声が、坂本の編集によってひとつの楽曲として構成されている。どちらの作品も、他者の声を素材としているが、その扱い方はまったく異なる。坂本の方は、他者の声を “問いの媒体” として用いている。それは現実を突きつけるテーマと共鳴し、曲は力強い推進力をもって前へ前へと進んでいく。一方、ポワリエの方は、他者の声を “存在の断片” として用いている。音楽が生まれる場所や人々の記録が、地層のごとく空間へ積み重なっていく。反復される淡い響きの軌跡は、アンモナイトの螺旋のように美しい。
 “Steve A.” は、シカゴ出身の著名なサウンド・エンジニアへのオマージュだ。恐らくそれはスティーヴ・アルビニのことで、彼のインタヴュー音声から「studio」と発する部分だけを抜き出し、再構成したユニークな約30秒の小品である。
 “Fast Forward” では、実際の早送り音が過ぎゆく時間を折りたたみ、その連なりを容赦なく押し流していく。

 ポワリエが語ってくれた制作の背景には、もうひとつ心に残るエピソードがある。彼は長いツアーのなかで、いつしかサウンドチェックそのものに魅了されるようになったというのだ。
 「サウンドチェックのあいだは、会場にはまだ観客がおらず、ミュージシャンとサウンド・エンジニアが肩の力を抜いて、適切なバランスを探りながら音や意図を調整していく──そんな “ダンス” のような時間があるんです。そこには魔法のような瞬間があって、ときには本番よりサウンドチェックのほうが良いことさえあります。この体験が、今回のアルバムの出発点のひとつになりました」

 〈本編の外側〉にある、本来なら切り捨てられてしまう副産物を、彼はそこにしかないかけがえのない素材として扱い、驚くほど表情豊かな〈本編〉へと反転させた。それが可能なのは、音楽が生まれるまでの過程を支えるすべて──ノートに書きとめたアイデアから、共に働く仲間たち、無数のスタジオの歴史まで──を、彼が等しく “音楽の本編” として慈しんできたからだろう。

 そして、ラストの “On Suite”。彼はいつも、アルバムの最後の曲に、次の作品の予感を忍ばせている。ラスト数秒、音が消える直前に立ち上がる微かな気配。それこそ、彼の美学の結晶だ。『Off the Record』の幕が閉じる余白に耳を澄ませながら、私はただ、海辺でも、ホテルでも、スタジオでもない “どこか” で、次の作品を待ち続けている。


Shintaro Sakamoto - ele-king

 坂本慎太郎が2022年の『物語のように』以来の、通算5枚目となるソロ・アルバムが来年年明けの1月にリリースされると、〈zelone records〉が発表した。タイトルは、『ヤッホー』。発売日は、2026年1月23日(金)、例によって〈zelone records〉からのリリースである。
 なお、すでに「おじいさんへ」を発表している坂本だが、新作からの先行配信シングル「あなたの場所はありますか?」も本日11月19日(水)にリリース。

■デジタル・シングル
あなたの場所はありますか / 坂本慎太郎 (Is There A Place For You There? / Shintaro Sakamoto)

2025年11月19日(水) 配信リリース:
国内再生・購入: https://virginmusic.lnk.to/IsThereAPlaceForYouThere
YouTube (Official Audio): https://www.youtube.com/watch?v=y-Ve_3cUIFQ


■ニュー・アルバム
ヤッホー / 坂本慎太郎 (Yoo-hoo / Shintaro Sakamoto)

2026年1月23日(金) Digital/CD/LP/リリース
国内Pre-save / Pre-add: https://virginmusic.lnk.to/Yoo-hoo_pre
1. おじいさんへ (Dear Grandpa)
2. あなたの場所はありますか? (Is There A Place For You There?)
3. 正義 (Justice)
4. 脳をまもろう (Protect Your Brain)
5. 時の向こうで (On The Other Side Of Time)
6. 時計が動きだした (The Clock Began To Move)
7. 麻痺 (Numb)
8. なぜわざわざ (Why Do This?)
9. ゴーストタウン (Ghost Town)
10. ヤッホー (Yoo-hoo)

Written & Produced by Shintaro Sakamoto
Recorded, Mixed & Mastered by Soichiro Nakamura at Peace Music, Tokyo, Japan 2025

Vocals, Bass (10), Keyboard, Acoustic, Electric & Lap Steel Guitar: Shintaro Sakamoto
Bass & Chorus: AYA
Drums & Percussion: Yuta Suganuma
Flute & Saxophone: Tetsu Nishiuchi
Marimba: Manami Kakudo (8, 9)

●CD (zel-029): 価格: ¥2,600+税 (2枚組/インストBONUS CD付)
●LP (zel-030): 価格: ¥3,200+税
●Digital (DL/ST)


坂本慎太郎

1989年、ロックバンド、ゆらゆら帝国のボーカル&ギターとして活動を始める。
2010年バンド解散後、2011年に自身のレーベル“zelone records”にてソロ活動をスタート。
2017年、ドイツのケルンでライブ活動を再開。2022年、4thソロアルバム「物語のように (Like A Fable)」を発表。
2024年、USツアー、インドネシア、タイ、台湾、韓国でのLIVEを国内ツアーと並行して展開。
2025年、NetflixにてLIVEフィルム作品「坂本慎太郎LIVE2022@キャバレーニュー白馬」期間限定配信中。グラミー受賞プロデューサーのLeon Michels率いるEl Michels Affairの新作「24Hr Sports」収録の『Indifference』にで歌唱と作詞で参加。 10/15に新曲「おじいさんへ」を配信リリース、3度目のUSツアーとメキシコ公演、12月には中国公演を展開。

また、様々なアーティストへの楽曲提供、アートワーク提供他、活動は多岐に渡る。 

Official Site: https://linktr.ee/shintarosakamoto_official

RUMINZ - ele-king

 音楽好き、それもブラック・ミュージックが好きなファンならいちどはどこかでお目にかかっているイラスト。広島在住アーティスト、RUMINZ (ルミンズ)の個展が渋谷のはずれにある〈JULY TREE〉で開催される。散歩がてら、ふらっと寄ってみよう。今回は敢えてラフスケッチ集のような作品が展示されるそうだが、良い感じになれること請け合いだ。

■RUMINZ SOLO EXHIBITION “THESE EYES”

 Tommy Guerrero featuring Chuck TreeceやASOUND等のレコード・ジャケットをはじめブラック・ミュージックをルーツにしながらユニークな視点で制作を続ける広島在住アーティスト、RUMINZ ( ルミンズ ) による東京では約2年半ぶりの個展「RUMINZ SOLO EXHIBITION "THESE EYES 」を開催。
 今や一度見たら忘れられない印象的な作風で広く支持を得るRUMINZ、ブラック・ミュージックへの偏愛に満ちたルーツを超え、デモテープの如き荒削りなエネルギーに満ち溢れた作品を展示。タイトルはジャマイカのレジェンドなシンガー、Stranger Coleの代表曲“Crying Every Night”から命名。
 近年は、『カクバリズムの夏祭り』メイン・ヴィジュアルなどのアートワークを多数制作。雑誌『POPEYE』やネルソンズのTシャツまで広く支持されるRUMINZ による、原点回帰とでも言うべき荒削りでエネルギーに満ち溢れた作品の数々、是非、お見逃しなく!
 初日にはRUMINZ本人 、交流のある角張渉、TETSU45、MaruをDJに迎えたオープニング・パーティーもある。

■RUMINZ :コメント
 ドローイングの無責任な線が、いつも一番良い。それらはデモ音源のように荒削りで、とても個人的で、分かりやすさの手前の謎めいた部分で留まっている。例えばチューニングの合わない音、外れたリズム、ひっくり返った歌声、不気味でいかがわしいエコーのような。絵でその感覚が表せたらと思った。

RUMINZ SOLO EXHIBITION "THESE EYES "
会期:11月22日(土)〜12月14日(日)
会場:JULY TREE(ジュライ・トゥリー)
営業時間:14:00~19:00
休館日:11月26,27日、12月1,2,7,10日

☆営業時間は変更となる場合がございます。お問い合わせ、ご確認にについてはJULY TREE 公式Instagramにてお願いいたします。

■11月22日(土) オープニング・パーティー
※17:00-21:00予定
ENTRANCE FEE: ¥500 (1drink付き)
DJ: RUMINZ、角張渉(カクバリズム)、TETSU45(SOLID ROCK)、Maru(Modern Records)
*詳細は公式Instagram、X、HPをご参照ください。

■RUMINZ ( ルミンズ ):プロフィール
 1960年代前後のアメリカのリズム&ブルースやソウル、それらの文化から影響を受け制作を始める。キャンバス作品のほかレコードジャケットなど、国内外を問わず音楽関係のアートワークも多数制作している。
代表的なアートワークにDaptone records BOB & GENE poster(2017)、Tommy Guerrero featuring Chuck Treece『Dub Session』(2019)、Minyo Crusaders + Frente Cumbiero 『Minyo Cumbiero (From Tokyo to Bogota)』(2020)、『RECOED KICKS 20th RARE BOXSET』 (45s Record Box cover, Italy/ 2023)などがある。
 2019年にkit galleryにて個展「SPASM MATE」(東京)、2020年Pilgrim Surf+Supply Kyotoにて「INSIDE STORY OF THE DRIED AND ERROR’S CLUB」(京都)、2023年Rollにて「THE WORKS OF WILBUR “DUCK” WOLF」(東京)を開催。

〈店舗情報〉
JULY TREE(ジュライ・トゥリー)
住所:153-0042
東京都目黒区青葉台4-7-27 ロイヤルステージ01-1A
・HP: www.julytree.tokyo
Instagram | Twitter

営業日: 不定期での営業となります。
*営業日等お問い合わせについてはJULY TREE 公式Instagram、Twitterにてお願いいたします。

MODE - ele-king

 Arnold Dreyblatt(アーノルド・ドレイブラット)は、ミニマル・ミュージックの系譜に属しながら、その中心から大きく逸脱する異彩の作曲家。グレン・ブランカやソニック・ユース、あるいはオーレン・アンバーチにも影響を与えているので、オルタナティヴで実験的なロックが好きな人にも知られている。その実験音楽の巨匠が今年最後の「MODE」のために来日し、12月18日(木)、長年の長年のコラボレーターであるジム・オルーク、そして石橋英子を迎えた特別編成のアンサンブル・プロジェクトを披露する。若き日にはアルヴィン・ルシエに師事したこの異彩のパフォーマンスを見逃さないで。

Arnold Dreyblatt
The Orchestra of Excited Strings
WITH Konrad Sprenger / Joachim Schütz

SPECIAL GUESTS
Jim O'Rourke / 石橋英子

実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するプラットフォーム「MODE」は、2025年12月18日(木)、東京・赤坂のゲーテ・インスティトゥート東京にて、Arnold Dreyblatt(アーノルド・ドレイブラット)によるアンサンブル・プロジェクト『The Orchestra of Excited Strings(ジ・オーケストラ・オブ・エキサイテッド・ストリングス)』を発表します。
 『The Orchestra of Excited Strings』は、1979年にニューヨークで設立され、編成の変化や一時的な活動休止を経ながらも、現在まで独自の方法論を更新し続けてきた、Dreyblatt主宰のアンサンブル・プロジェクトです。
 本公演では、Arnold Dreyblatt、現行のアンサンブルメンバーであるベルリン拠点の作曲家/楽器創作者 Konrad Sprenger(コンラッド・スプレンガー)、ギタリスト/即興音楽家 Joachim Schütz(ヨアヒム・シュッツ)に加え、Dreyblattの長年のコラボレーターであるJim O’Rourke(ジム・オルーク)、さらに石橋英子(Eiko Ishibashi)をスペシャルゲストとして迎えた、計5名の特別編成アンサンブルによるパフォーマンスが披露されます。
 本公演はArnold Dreyblattにとって、2017年の東京公演(SuperDeluxe主催)および北九州公演(現代美術センター CCA 北九州主催)以来、8年ぶりとなる来日公演です。Dreyblatt、Sprenger、O’Rourke、石橋の4名が同じステージに立つのも同年の公演以来で、極めて貴重な機会となります。
 またDreyblattは、2023年にArnold Dreyblatt & The Orchestra of Excited Strings名義での最新作『Resolve』を発表し、2025年11月21日にはエクスペリメンタル・バンドHorse Lords(ホース・ローズ)とのコラボレーション作のリリースも控えており、活動の流れとも響き合う、まさに注目すべきタイミングでの来日となります。
 本プログラムは、ドイツ連邦共和国の文化機関として、文化交流、教育、社会的なテーマに関する議論を国際的な文脈で振興し、ドイツ語学習とドイツ語教育を推進するゲーテ・インスティトゥート 東京による協力のもと開催されます。

◾️Arnold Dreyblatt

 Arnold Dreyblattは、ニューヨークのミニマル・ミュージック・シーンの第二世代目を代表する作曲家の一人です。Pauline Oliveros(ポーリン・オリヴェロス)、La Monte Young(ラ・モンテ・ヤング)、Alvin Lucier(アルヴィン・ルシエ)に音楽を、Steina & Woody Vasulka(スタイナ&ウッディ・ヴァスルカ)にメディアアートを師事。Arthur Russell(アーサー・ラッセル)、Julius Eastman(ジュリアス・イーストマン)、Tony Conrad(トニー・コンラッド)といった伝説的アーティストたちと共演してきました。弦を打楽器的に鳴らす独自の楽器「Excited Strings」と、脈動するリズムや倍音構造を軸にした作曲手法により、身体に直接作用する独自の音響世界を築いています。1980年代以降はベルリンを拠点に制作を続け、1990年代には Jim O’Rourke らの世代から再び注目を集め、2010年代にはMegafaunとのコラボレーションなどを通じて活動の幅を拡大。2023年にはArnold Dreyblatt & The Orchestra of Excited Strings名義での最新作『Resolve』を発表し、2025年11月21日には Horse Lords とのコラボ作のリリースも控えるなど、現在も精力的に活動を展開しています。


◾️The Orchestra of Excited Strings

 『The Orchestra of Excited Strings』はDreyblattが1979年、ニューヨークにて自身の作曲作品の発展と演奏を目的に結成したアンサンブルです。アメリカ各地で活動したのち、1984年にベルリンへ拠点を移し、国際的文化センターであるKünstlerhaus Bethanien(キュンストラーハウス・ベタニエン)のレジデンス作曲家として、新たなメンバーでアンサンブルを再編成。欧州各地のフェスティバルや美術館で演奏を重ね、Shelley Hirsch(シェリー・ヒルシュ)やAndy Statman(アンディ・スタットマン)といったアーティストたちとの共演、前衛音楽家John Zorn(ジョン・ゾーン)主宰のレーベルTzadik(ツァディク)からのリリースなどを経て活動の幅を広げました。アンサンブルは1997年に一度解散するも、2000年にBang on a Can All-Stars(バング・オン・ア・カン・オールスターズ)のメンバーやマサチューセッツ工科大学の学生たちとともにニューヨークで再結成。2009年からはKonrad Sprenger、Joachim Schütz、Robin Hayward(ロビン・ヘイワード)と現行編成を結成し、2019年には実験音楽家であり、レーベルBlack Truffle(ブラック・トリュフ)の主宰でもあるOren Ambarchi(オーレン・アンバーチ)も参加しています。


◾️Konrad Sprenger / Joachim Schütz / Jim O'Rourke / 石橋英子

 Konrad Sprengerは、ベルリンを拠点に活動する作曲家、音楽プロデューサー、アーティストであるJoerg Hiller(ヨーグ・ヒラー)の別名義です。長年にわたり、Arnold Dreyblattをはじめとするニューヨークのミニマリズム・ミュージックのアイコンたちとコラボレーションを重ね、パフォーマンス、作曲、サウンド・インスタレーションの制作、楽器の創作など、幅広い活動を展開してきました。近年では、コンピューター制御によるエレクトリックギターの創作・演奏や、2022年1月にCTMフェスティバルで発表された大規模なサウンド・インスタレーションなどで国際的に高い評価を得ています。
Joachim Schützは、ドイツ出身のギタリスト、インプロヴァイザー、プロデューサー、レコーディング・エンジニア。1990年代初頭、ドイツのアンダーグラウンドおよび実験音楽シーンに身を置き、これまでにEllen Fullman(エレン・フルマン)、Pantha du Prince(パンサ・デュ・プリンス)、Phil Niblock(フィル・ニブロック)など、ジャンルを越えて多様なアーティストたちとのコラボレーションを重ねています。

 Jim O’RourkeはArnold Dreyblatt、Konrad Sprengerの双方と長年にわたる交流を持ち、『Sonic Youth(ソニック・ユース)』、『Wilco(ウィルコ)』、『Gastr del Sol(ガスター・デル・ソル)』といったプロジェクトでアメリカのポストパンクシーンを牽引し、マース・カニンガム舞踊団の音楽やTony Conrad、Christian Wolff(クリスチャン・ウォルフ)などの作曲家との共演に加え、日本国内でも数多くのアーティストとのコラボレーションを手がけてきました。

 石橋英子は日本を拠点に活動する音楽家。Drag City、Black Truffle、Editions Mego(エディション・メゴ)といったレーベルより作品をリリースしています。2020年にはシドニーの美術館『Art Gallery of New South Wales』にて開催された展覧会のための音楽を制作し、『Hyakki Yagyo』としてBlack Truffleよりリリース。2021年に濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』の音楽を担当し、2022年にはLP『For McCoy』を発表。同年よりNTSのレジデントに参加し、2023年には濱口監督作『悪は存在しない』およびサイレント映画『GIFT』の音楽を手がけ国内外でツアーを敢行。2025年3月にはDrag Cityより7年ぶりの歌のアルバム『Antigone』をリリースしました。


【公演概要】

Arnold Dreyblatt & The Orchestra of Excited Strings

公演日時:12月18日(木) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:ゲーテ・インスティトゥート 東京(東京都港区赤坂7-5−56 MAP)
チケット:¥5,500 (e-plusにて販売中)
出演者:Arnold Dreyblatt / Konrad Sprenger / Joachim Schütz / Jim O'Rourke / 石橋英子
公演の詳細はMODE公式インスタグラムをご確認ください。

プレスお問合せ先:
MODE:info@mode.exchange
MODE公式Instagram

主催:MODE/協力:ゲーテ・インスティトゥート 東京

P-FUNK - ele-king

 いまからおよそ50年前、つまり1975年12月にパーラメントの『マザーシップ・コネクション』は地球——デトロイトのゲットーに——飛来した。その人類の偉大なる第一歩からの半世紀を祝福すべく、我々はPファンクの別冊号をつくることにしたのである。監修はPファンク研究の第一人者、いまでもジョージ・クリントン(あるいはその孫たち)との交流をもつ河地依子さんにお願いした。
 まあ、『マザーシップ・コネクション』から半世紀というのもあるが、やはりいま、どう考えても世界にはPファンク的なものが足りていないし、必要とされていると思うからつくったのである。というか、以前からこれだけはやっておきたいと思っていた特集なので、完成できたことがとても嬉しい。
 先週末、恵比寿のリキッドルームですばらしいDJを披露したジェフ・ミルズは、東京藝大で「Thinking Out of a Box (枠にとらわれない思考)」をテーマに講義をすることになっている。Pファンクのジョージ・クリントンはまさに枠など眼中にない、型破りなアーティストだ。アメリカで暮らす黒人像のステレオタイプ化を破壊するために、Pファンクはサイケデリックからメタルからミュジーク・コンクレート、オムツを穿いてギターを弾くことからエイリアンに扮することまでなんでもやった。普通であれば色物として嘲笑されかねないこうした試みを、超一流の演奏力とずばぬけた創造力をもって力強いメッセージに変換するという、コルトレーンやジミヘンにはできなかった表現方法を介して民衆の前に登場したのである。なぜPファンクがブラック・カルチャーにとって重要だったのかは、1970年代のデトロイトに生まれ育ったニール・オリヴィエラ(デトロイト・エスカレイター・カンパニー名義で知られる)が書いてくれた(必読!)。
 本書は、彼らの主要アルバムをふくむソロ作/関連作など150枚以上のディスク紹介とPファンク史を主軸とした、Pファンク・ガイド本の決定版である。あらためてPファンクの豊かな音楽性、先見的だった政治性、および笑いを取りながら反抗するという奇想に満ちた芸風には驚かされる。いまでもPファンクが有効なことの証拠のひとつに、ニューヨーク新市長ゾーラン・マムダニが、市長選の開票前に投票を呼びかける動画のBGMとして、ファンカデリックの“Everybody Is Going to Make It This Time"を使っていたのである。また、2025年に日本で上映された映画のなかでひときわインパクトがあった作品のひとつ、『罪人たち』におけるあのアフロ・フューチャリズムの場面において唐突に登場するひとり——ブルースからヒップホップへとつなげるど派手な媒介者——は、どう考えてもブーツィー・コリンズをモデルにしていた。
 なんにしても、ジョージ・クリントン的にいえば、いま地球はファンクが欠乏しすぎている。さあ、はやくファンクを取り戻さなければ!
 『別冊ele-king Pファンクの大宇宙──ディスクガイドとその歴史』、本日から発売開始です。
 なお、ニール・オリヴィエラの希望によって、彼に支払われる原稿料からパーラメントの『Funkentelechy Vs. The Placebo Syndrome』のCDを4名さまにプレゼントします。ご希望の方は、ニールのコラムがはじまるページのノンブル(ページ数)の部分を切り取って、官製はがきにてメールアドレスのみ記入のうえ、「〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町21-2 池田ビル2F 株式会社Pヴァイン ele-king編集部 Pファンク・プレゼント係」までご応募ください。〆切は12月22日までに必着とします。

目次

【ディスクガイド・ヒストリーほか】
文:河地依子・新田晋平・春日正信・野田努・二木信・小林拓音

Chapter 1 前史 1955~
Chapter 2 ファンカデリック始動 1970~
Chapter 3 黄金時代 1974~
Chapter 4 ジョージのソロ活動 1981~
Chapter 5 Pファンクの復活 1989~
Chapter 6 再評価の波 1996~
Chapter 7 新世代との融合 2009~
Chapter 8 主要メンバーたちのソロ活動

【コラム】
楽しいPファンク(河地依子)
Pファンクとデトロイト・テクノ、あるいはメタ化されたファンク(野田努)
ヒップホップ世代に継承されるPファンク(二木信)
ジョージの自宅訪問記(河地依子)
Pファンクが解放したもの、身をもって変革したこと(ニール・オリヴィエラ)

【インタヴュー】
ジョージ・クリントン 1992(河地依子)
ジョージ・クリントン 1994(河地依子)

人物紹介(河地依子)

Oneohtrix Point Never 『Tranquilizer』 - ele-king

Photo: Aidan Zamiri

Oneohtrix Point Never『Tranquilizer』
“D.I.S.”/“Rodl Glide”

 ワン・オートリックス・ポイント・ネヴァー(Oneohtrix Point Never、以下OPN)の音楽は、2010年代以降の文化環境、すなわちポスト・インターネット時代における「記憶」と「感情」の断片化そのものを象徴してきた。ダニエル・ロパティンによるこのプロジェクトは、デジタル社会が生み出す残響や廃墟のようなノスタルジーを素材に、メディアそのものの記憶を再構成し続けてきた試みである。

 初期作『Rifts』(2009)は、アナログ・シンセのドローンを介して「過去の未来」を再訪するアルバムだった。インターネット上を漂う幽霊的ノスタルジーを先取りし、電子音楽が抱え続けてきた「記録」と「忘却」の問題を音響の内部に封じ込めていた。そして『Replica』(2011)では、テレビCMの断片やローファイなサンプリングを通して、メディアの残骸から新しい感情の構造を再構築する。この方法論はヴェイパーウェイヴ的文脈と呼応しつつも、その表層的アイロニーを超えている。ロパティンの手にかかれば、断片は単なる引用ではなく、「崩壊した文化の欠片」から「新たな感情のプロトタイプ」を抽出する作曲的思考へと転化する。感情の残滓を音として再構成すること。それこそが彼の創作の核心である。
〈Warp〉移籍以降の展開もその延長線上にある。『R Plus Seven』(2013)では人工音声やMIDI音源、宗教的コード進行を用いて、情報社会の内部に潜むスピリチュアリティを可聴化した。『Garden of Delete』(2015)ではネット以降の自己分裂を描き、『Age Of』(2018)、『Magic Oneohtrix Point Never』(2020)、『Again』(2023)の三部作では、自己引用とメタ構造を通じて「創作」と「記憶」の境界を溶解させた。AIやアルゴリズムが創作を侵食する以前から、ロパティンはすでに「人間の手を離れた音楽」という感覚を先取りしていたのである。

 その探求の帰着点となりうるのが、新作『Tranquilizer』ではないかと夢想している。ロパティン自身が語る「歯科医院の椅子から見上げた人工の青空」という着想は、現実の代替物としての人工的安堵(すなわちシミュラークル化した癒し)をテーマとして読み解ける。さらに、かつてネット上から忽然と消えたサンプルCD群の記憶を再構築するという設定は、文化の断絶と記録の喪失をより直接的に描き出す試みでもある。そもそも「歯医者」というモチーフはOPNという名の起源と深く関わっており、彼の作品世界が円環的に回帰する構造を持つことを象徴しているようにも思える。
 先行配信された “For Residue” “Bumpy” “Lifeworld” “Measuring Ruins” “Cherry Blue”の5曲を聴くと、そこに鳴るのはメディアの崩壊と再生の狭間に浮かぶ「音の幻覚」だ。明瞭でありながら淡く、霧のように溶けていくシンセサイザーの音。その響きはまるで明晰夢を聴くような感覚をもたらす。音のパレットはこれまで以上に多層的で、色彩感覚は「5K映像」のように高精細である。ロパティンはもはや過去を引用するのではなく、消えゆく音そのものを「新しい感情の器」として再構築している。
今回、新たに先行配信された2曲、“D.I.S.”(アルバム10曲目)と “Rodl Glide”(14曲目)は、その方向性を決定づけるトラックに思えた。“D.I.S.” は澄み切ったシンセの層がゆるやかにうねり、静謐のなかで絶えず変化を続ける。しかし突如55秒以降、ノイズが介入し、電子音がリズミカルに脈動を始める。1分28秒からチェンバロのような金属音が重なり、1分41秒を過ぎるとベースの断片と幽霊的なコーラスが交錯する。やがて2分20秒以降、音は再び静寂へと還元され、透明なシンセが微かなピアノの輪郭を浮かび上がらせる。初期作『Eccojams Vol.1』のコラージュ的世界観を、20年代的音響処理でアップデートしたような印象だ。

 一方、“Rodl Glide” はさらに意表を突く。冒頭から中盤にかけては穏やかなアンビエントが続くが、深層にはキック音が潜んでいる。3分10秒を過ぎた瞬間、90年代テクノを思わせるビートが突如として立ち上がる。ここまで明確にリズムを押し出したOPN曲は稀であり、その大胆さはキャリア全体でも特筆すべきだ。だがそのリズムは高揚ではなく、むしろ催眠的な静けさを伴う。ビート、シンセ、ノイズ、人工音声が溶け合い、夢の中で自我が分解されていくような感覚を残す。“Rodl Glide” こそ、OPN的「終末の美学」の現在形と言えるだろう。

 この2曲に共通するのは、OPNが長年追い求めてきた「夢見る構築美」が、現代的な精度で再定義されているという点である。『Tranquilizer』の先行曲群に耳を傾けると、ロパティンがもはや「ポスト・インターネット音楽」を更新する段階を超え、「音の終わりのさらに先」を見据えていることがわかる。そこに鳴るのは、静かな祈り、そう、デジタル時代の声なきラメントである。

 『Tranquilizer』全編を聴いたとき、私たちの知覚と感覚はどのように変化するのだろうか。リリースは21日。音楽の未来が、再びOPNの手によって更新されようとしている。

◆『Tranquilizer』先行試聴イベント
日時:11月20日 (木) 19:00~20:30
会場:BEATINK Listening Space (東京都渋谷区神宮前1-12-3 パティオビル Authors Harajuku B1)
※入場無料

◆『Tranquilizer』SPECIAL POP-UP
日時:11月21日 (金) 17:00~21:00、11月22日(土)~11月24日 (祝月) 15:00~21:00
会場:Park in Park (東京都渋谷区神宮前6-20-10 宮下パーク 内1F)
※入場無料

The Bug vs Ghost Dubs - ele-king

 UKのザ・バグことケヴィン・マーティンが、ドイツのゴースト・ダブズ(ミヒャエル・フィードラー)との共作『Implosion』を11月21日にリリースする(デジタル音源はバンドキャンプで先行発売中)。イギリスとドイツ、それぞれ異なるバックボーンを持つ両者のトラックが交互に登場する本作、ふたりはサウンドを「生々しく」(フィードラー)「残酷なほどミニマル」(マーティン)に仕上げることをが目指したという。そしてダブの時代は続く、と。

artist : The Bug vs Ghost Dubs
title : Implosion
label : PRESSURE
Format : LP / CD / Digital
Release : 2025.11.21 (LP / CD)
Buy / Stream (bandcamp) : https://thebugvsghostdubs.bandcamp.com/album/implosion

Tracklist:

01. The Bug - Hooked (Hyams Gym, Leytonstone)
02. Ghost Dubs - In The Zone
03. The Bug - Believers (Imperial Gardens, Camberwell)
04. Ghost Dubs - Hope
05. The Bug - Burial Skank (Mass, Brixton)
06. Ghost Dubs - Dub Remote
07. The Bug - Alien Virus (West Indian Centre, Leeds)
08. Ghost Dubs - Down
09. The Bug - Militants (The Rocket, Holloway)
10. Ghost Dubs - Into The Mystic
11. The Bug - Dread (The End, London)
13. The Bug - Spectres (Plastic People, Shoreditch)
14. Ghost Dubs - Waterhouse
15. The Bug - Duppied (Brixton Rec)
16. Ghost Dubs - No Words

Music / Production :
The Bug tracks : The Bug (Kevin Richard Martin)
Ghost Dubs tracks : Ghost Dubs (Michael Fiedler)

Mastered : Stefan Betke (Scape Mastering)
Artwork : Simon Fowler
Gatefold inner photography : Eric Audoubert

最近のGroove-Diggersでのマイティー・ライダース関連リリース

山崎:Groove-Diggersでは、2007年に『Help Us Spread The Message』をCD化して以来、これまでにマイティー・ライダース関連で6タイトルをリリースしています。2023年には同作をCD再プレスするとともに、アナログ盤をリリース。続く2024年には、10インチ・シングルとして「Evil Vibrations」のエクステンデッド・エディットとインストゥルメンタル・エディットを発表しました。 その後、ほぼ連続する形で、「Let There Be Peace(Single Version)」と「Evil Vibrations(Muro Edit)」をカップリングした7インチをリリース。この作品が大きな反響を呼び、さらにA面とB面を入れ替えたPHYGITAL VINYL仕様の7インチも新たに登場しました。
そして今回、いよいよ待望の2枚組LP仕様のアルバムとしてリリースされることになります。

現時点でのマイティー・ライダース作品と関連リリース

水谷:2023年に再発したCDのライナーノーツでは、『Help Us Spread The Message』は、CDとLPを合わせて14ヴァージョンが存在すると書きました。そこからうちのリリースが2枚加わり、あとはLuv N' HaightのCDが重複して加わっているようなので、2025年11月現在、Discogs上ではすでに17ヴァージョンにまで増えています。

山崎:そうですね。今回の2LP盤を加えると、実質18ヴァージョンになりますね。

水谷:人気ロック作品ならともかく、レア・グルーヴ系の作品でこれだけヴァージョンがあるのはかなり珍しいと思います。それだけ、このアルバムが長く愛され、再評価され続けている証拠でしょうね。

山崎:前回のCDライナーでは、オリジナル盤ごとの違いを細かく解説しましたが、収録曲そのものの紹介はあえて割愛しました。そこで今回はあらためて、『Mighty Ryeders – Help Us Spread The Message』収録曲の詳細解説から入っていきたいと思います。

Mighty Ryeders – Help Us Spread The Message 曲詳細解説

水谷:ではまず、1曲目「The Mighty Ryeders」から聴いていきましょう。

山崎:疾走感のあるギターカッティングで始まるファンク・チューンです。

水谷:この曲は、彼らの最初のリリース・シングル曲でもありますね。

山崎:そうですね。シングル盤では、曲名のスペルが 「The Mighty Riders」になっているんです。Ryedersではなく。

水谷:そもそも “Ryeders” という綴りは、どこから来たんでしたっけ?

山崎:ロドニーさんによると、マイアミの運送会社 “Ryder社” からヒントを得たそうです。

水谷:しかも、アーティスト名が “Mighty” ではなく “Might Ryeders” になっている。何か意図があるのか、単なる表記ミスなのかは不明ですが。

山崎:シングルとアルバムのテイクは同じなんですか?

水谷:演奏テイク自体は同じだと思いますが、ミックスが明らかに違いますね。

山崎:マイティー・ライダースは、こういう細かい違いがマニア心をくすぐりますね。

水谷:そうですね、なので僕は全ての作品をコンプリートしましたが、入手には本当に苦労しました。マイティー関連はとにかくレアです。

山崎:曲の話に戻ると、シンプルなファンクですが、ベースがうねっていてリズムも分厚い。それでいて、全体が暑苦しくならないんですよね。ロドニーさんの中性的な声質や歌い方、そしてホーン・セクションの軽やかさも大きいと思います。

水谷:これはアルバム全体にも言えることですが、マイティ・ライダースは当時のファンクのエッセンスを吸収しながらも、大所帯バンドとは違って、ぎりぎりの編成で勝負している感じがかっこいいんですよね。

山崎:8人編成なので少なくはないですが、アース・ウィンド&ファイアーやクール&ザ・ギャングのような大編成バンドに比べると、音の重ね方はずっとシンプルです。70年代中期以前のスタイルに近いというか。ただ、70年代初期のファンクのように単調でもない。ディスコやアース・ウィンド・アンド・ファイヤー以降のギラついた時代のサウンドでもない。そのちょうど“間”にいるような絶妙なバランスが特徴ですね。

水谷:続いては、セカンド・シングルにもなった「Let There Be Peace」です。

山崎:これはアルバムとシングルで完全にテイクが異なる曲ですね。アルバム・ヴァージョンには中盤でサックスが入ってくる。詳細はCDライナーノーツに詳しく書いてあるので、ぜひチェックしてもらいたいです。

水谷: これもファンクですが、キーボードの音色がとても洗練されていて、全体が重くならない。いわゆる“コテコテ”なサウンドではないですね。
それにしても、この曲は「Evil Vibrations」という絶対的存在があることで、長らくその影に隠れてきた印象があります。あちらはサンプリングされたこともあり知名度は抜群ですが、レア・グルーヴという観点では、この「Let There Be Peace」は本アルバムにおいて“Evil Vibrationsと双璧を成す楽曲”といっていいほどの存在感があるんです。
しかもシングル・ヴァージョンは、アルバムにあるスウィンギーなサックスが入っていない分、よりプログレッシヴに疾走する。これはこれでまったく別物として素晴らしい仕上がりです。シングル盤が極めて入手困難だったこともあり、「アルバムとシングルでテイクが違う」という事実自体、今回我々がリイシューするまで世間ではほとんど気づかれていなかったように思います。
その超レアなシングル盤ですが、先日久しぶりにオークションに出ているのを見かけまして、40万円ほどで取引されていました。今や本当に手に入れるのは難しいですね。

山崎: シングル・ヴァージョンは7インチ盤にて再発しておりますので、ぜひチェックしていただければと思います。

山崎:次はミドルテンポのバラード曲、「Lovery」です。

水谷:エレピ(エレクトリック・ピアノ)の入り方からして、とても洗練されていますよね。こういう70年代のレアなソウルやファンク作品――今では高額盤になってしまっているもの――に共通するのは、音楽的な実力が非常に高いのに、金銭的な制約や録音環境の影響で、サウンドが“コテコテ”になっていない点なんです。本来ならもっと派手に作れたはずなのに、そこに至れなかった。だからこそ、当時は売れなかった作品が多いんですよね。

山崎:それは確かに、“レアグルーヴ”全般に共通している要素かもしれません。ある種の条件のような。

水谷:そうですね。レアグルーヴって、やっぱり“そこ”なんだと思います。レアグルーヴ以前に人気があったソウルやファンクは、もっとこってりしていて重たかった。そこから少し外れた、削ぎ落とされた部分にこそ魅力があるんですよね。

山崎:確かに。以前、当時からブラック・ミュージックに精通していたある方が、「80年代の終わりから90年代初頭にレアグルーヴで人気になった曲を聴いたとき、正直、何がいいのか分からなかった」と話していたのを思い出します。時代によって“良さ”の感じ方が変わるというか、音楽の進化と共に価値が再発見される。
そして、そんな“時代を超えて再評価された魅力”が最も象徴的に現れているのが、次の「Evil Vibrations」です。

水谷:まあ、この曲はもはや説明不要だと思いますが、一応、楽曲の背景を整理しておきましょう。デ・ラ・ソウルの「Saturdays」でサンプリングされたことで一躍注目を集め、レアグルーヴ史に燦然と輝く金字塔となった一曲です。

山崎:UKではそれ以前から、このアルバム自体がレア盤として人気があったようですね。特に1989年にリリースされたコンピレーション『Rare』シリーズに「Evil Vibrations」が収録されたことで、再評価が一気に進みました。この『Rare』シリーズは当時のイギリスでチャート入りするほどの人気を誇り、やはりレアグルーヴの総本山・ロンドンでは、かなり早い段階からマイティー・ライダースが注目されていたことが分かります。

曲調は、とても70年代の作品とは思えないほど洗練されています。デ・ラ・ソウルのサンプリングでも印象的な、あのエレピの反復リフと、そしてマイナー調へと展開していくコーラス・パートのメロディ。これらが一体となって、独特の浮遊感とグルーヴを生み出しているダンス・チューンですね。

水谷:そうですね。あとはリズムの粒立ちが綺麗ですね。ファンクというよりも、むしろもうアシッドジャズに近いグルーヴ感もあり、この洗練という点でとても70年代の音のように思えない。UKアシッドジャズ勢も影響されているのではないでしょうか?
ドラムの抜けが良くて、全体の音像もすごく明るい。けれど、決して派手ではなく、バンドとしてのバランスが絶妙なんです。
70年代後半のファンクって、もう少し圧が強いというか、音が詰め込まれている印象があるんですが、マイティー・ライダースはその“軽やかさ=洗練”が独特ですよね。

山崎:そうですね。まさに“軽やかさの中に芯がある”というか。演奏そのものが余白を活かしていて、そこが後の時代の耳にも響いたんでしょうね。

水谷:しかも曲調があんなダンスチューンなのだがタイトルからもわかる通り決してカラッとした内容ではない。詩も結構、陰というか内省的でスピリチュアルなモノを感じます。

山崎: そうなんですよね。あの高揚感と内省性が同居している感じが、まさにマイティーらしさでもあると思います。

水谷: だからこそ、この曲が後の世代にサンプリングされ、レアグルーヴとして再発見されたのも自然な流れだったのかもしれません。だからやっぱり、レアグルーヴって面白い現象なんですよね。たとえるなら、今の時代に「トライブ・コールド・クエスト」や「デ・ラ・ソウル」をあえて否定してみるような感覚に近いのかもしれません。

山崎: 確かに、今もしそういう動きが起きるとしたら、そんな感じでしょうね。

水谷: 「トライブとかデ・ラなんて、あんなコテコテのラップもう聴けないよ」と言い出して、もっとチープでストリート感の強い音を掘るような・・・。ただ、今ちょっと話していて思ったんですが、ランダム・ラップを“ヒップホップのレアグルーヴ”と呼ぶのは、少し違う気がしますね。

山崎: どういうことでしょうか?

水谷: たとえばデ・ラ・ソウルの「Saturdays」では、「Evil Vibrations」のサンプリングから突然「Light My Fire」が挟み込まれたりする。ネタが頻繁に変わることで、全体がカラフルで展開的になるんです。ラージ・プロフェッサーもそうですが、彼らはネタを重ねることで独自の構築美を生んでいた。そこには明確な作曲力とクリエイティビティがあったと思うんです。
それに、90年代以降のニュースクール新世代は“誰も知らないレコードを掘ってサンプリングする”ことに一種の美徳を見出していた時代でもありました。そうして掘り出されたレアグルーヴ盤の、あの洗練された音こそが、ごっついオールドスクールからヒップホップをネクスト・レベルへと押し上げていった――それはもう、サダメというか必然だったように思います。そして、その典型例こそが「Evil Vibrations」から生まれた「A Roller Skating Jam Named Saturdays」なんですよね。
一方で、ランダム・ラップは“ネタ一発で作っただけ”という印象が強い。そこに広がりがなく、アイデアや構築の妙が感じられない。だから僕は、どうしてもあのムードには入り込めなかったんですよね。

山崎:なんか今の話を聞いて思ったんですけど、ヒップホップ――特にメジャーなヒップホップに対する“レアグルーヴ”って何だろうって考えたときに、ひとつ感じたのは、90年代というのはすでに“レアグルーヴ”という概念そのものが存在していた時代だったということなんですよね。つまり、有名なものだけじゃなくて、もっとマイナーで変なことをやっている作品を探そうぜ、という哲学がちゃんと共有されていた時代だった。

水谷:確かに、だからアンダーグラウンドなヒップホップも、当時は“良ければ必ず誰かが引き上げてくれる”という構造がどこかにあったと。

山崎:そういう意味で言うと、メジャーなヒップホップやR&Bに対する“レアグルーヴ的存在”は、僕にとってはムーディーマンやセオ・パリッシュなんじゃないかなという気がするんです。彼らもやっぱり、そうした“レアグルーヴ的な価値観”の延長線上にあったからこそ、しっかり評価されて、ちゃんと売れていったんじゃないかと思いますね。

水谷:確かにそうかもしれないですね。あの辺の人たちは、一応サンプリングを使いながらも、基本的には自主制作で、自分たちのセンス一発でやっていたようなところがありますよね。

山崎:例えば、マッドリブなんかはまさにそういう存在になっていたのかもしれません。でも彼だって、結局は〈Stones Throw〉という土壌に引き上げられている。そのあたりも含めて、やっぱり“時代のネットワーク”や“文脈の力”を強く感じます。そう考えると、70年代ってまだローカル・シーンから外へ出ていくのが本当に難しい時代だったんだと思います。

水谷:話が少し脱線しましたが、アルバムの話に戻しましょう。「Evil Vibrations」は、サンプリングされたことで再発見された……という側面は確かにありますが、曲そのものが持つ強度は、レアグルーヴという視点で見ても圧倒的で、まさに“これぞレアグルーヴ”という一曲です。
もし仮に誰にもサンプリングされていなかったとしても、どこかのタイミングで必ず誰かが発見して、評価が高まっていたと思います。それくらい、この曲には時代を超えて人を惹きつける完成度と魅力がありますね。

山崎:次はアルバムのタイトル曲、「Help Us Spread The Message」ですね。この曲、地味なんですけど僕はすごく好きなんです。

水谷:低いテンションのバラードから徐々に盛り上がっていく感じが素晴らしいですよね。あと、サビのメロディがとても印象的です。

山崎:そうなんですよ。「Evil Vibrations」と同じくマイナー調で、その“暗さ”がいい。もちろんネガティヴな意味ではなくて、この時代特有の空気感というか……。

水谷:先ほども申しましたが、マイティーにはどこかスピリチュアルな深みがありますよね。マッチョなファンクにはない、知的で内省的なインテリジェンスを感じます。

山崎:まさにそうですね。精神性がサウンドににじみ出ている感じがします。「Help Us Spread The Message」というタイトル自体も象徴的で、単に宗教的というより、“音楽を通して何かを伝えたい”という純粋な祈りのようなニュアンスを感じます。当時の時代背景を考えると、社会の中で音楽が担っていた役割や、メッセージを届けることへの切実さが、こういう曲に自然と滲み出ていたのかもしれません。

水谷:そうですね。派手さはまったくないけれど、アルバム全体のテーマを静かに支えている曲ですよね。
マイティー・ライダースって、グルーヴやメロディのセンスももちろん素晴らしいんですけど、それ以上に“音楽に込める意志”のようなものがしっかりある。「Help Us Spread The Message」はまさにその象徴で、聴くたびに心の奥のほうに響く曲だと思います。

山崎:アルバムの流れとしても、この曲がA面の最後にあることで全体が締まりますよね。
というわけで、次はB面に移ります。「Everybody Groove」。シンプルなディスコ・ファンクですね。反復するギターのフレーズやチョッパー気味のベース、そしてあえて展開しない構成は、どこかCHICっぽい雰囲気もあります。

水谷:地味にいい曲ですよね。そして次の曲も、ノリのいいファンクですね。

山崎:「I've Really Got The Feeling」ですね。なんというか、ジャミロクワイがやっていたことを、その20年も前にすでにやっていたような――そんな感覚のかっこいい曲ですよね。

水谷:このあたりの楽曲って、あまり表立って取り上げられることはないんですが、よく聴くと本当によくできている。アレンジも演奏も、完成度が高いんです。

山崎:次は高速インスト・ファンクの「Fly Away With Me(Instrumental)」です。アルバムの中ではちょっと異色な曲でもあります。

水谷:カーチェイス・シーンのサウンドトラックのような雰囲気がありますね。スピード感があって、すごくかっこいい曲です。
異色ですが、でもカウベルの効き方が実にマイティーらしいというか、彼らのグルーヴ感を象徴しているように感じます。

山崎:次は上質なバラード、「Star Children」から、「Ain’t That Away (To Spend Our Day)」でアルバムは締めくくられます。

水谷:どちらもバラードですが、いわゆる70年代のスウィート・ソウルの流れではないですよね。どこかとても洗練されていて、ネチっこさがない。やっぱりエレピの存在が大きいと思います。あとは音のバランスも素晴らしいし、メロディの展開にも品があります。

山崎:最後の「Ain’t That Away (To Spend Our Day)」は、“僕らの一日を過ごすなら、こんなふうがいいじゃないか”という穏やかな呼びかけのような曲ですが、全体的にこのアルバム、当時のブラック・ミュージックにしては恋愛的な要素がかなり希薄なんです――いい意味で。グルーヴ、メッセージ、共同体、そしてスピリチュアルな意志をテーマに据えた楽曲が並んでいる。だからこそ、これほどまでに洗練されて聴こえるのかもしれません。

水谷:本当にそうですね。どの曲にも“魂のこもった演奏”があるのに、決して重たくならない。今聴いてもまったく古びないし、むしろ今の時代にこそ響くアルバムだと思います。

マイティー・ライダースの関連作とRivageについて

水谷:マイティー・ライダースは、中心人物であるロドニー・マシューズさん曰く、かなり即席的な形でメンバーが集められたバンドだったそうですが、ただ、そのロドニーさん以外のメンバーの何人かは、後に〈SUN-GLO〉レーベルの傘下の〈Tempus〉から、Rivage(リヴァージュ)という別バンド名義でアルバムを一枚とシングルを一枚リリースしています。

山崎:このレコードのオリジナル盤も、相当なレア盤ですよね。中古市場ではかなりの高値で取引されています。

水谷:そうですね。音の方向性としては、マイティー・ライダースよりも少しアーバンで、洗練された80年代初期のソウルに近い印象があります。マイティーが持っていたファンク的なグルーヴ感や土っぽさをやや抑えて、よりメロウでメロディアスな作風にシフトしている。でも、コーラスの重ね方やリズムの組み立てには、やっぱりマイティーの影が感じられますね。

山崎:確かに。時代の空気をしっかり取り込みながらも、地続きのセンスがありますよね。マイティー・ライダースからRivageへとつながる流れは、まさに“70年代から80年代への橋渡し”のようで、聴くとどこかマイティーっぽさに納得してしまう。

水谷:本当にそうですね。でも、こうして改めて聴くと、やっぱりマイティー・ライダースは唯一無二だと思います。
Rivageも素晴らしいんですが、モダン・ソウルとしては他にも似た作品がある気がしてしまう。

山崎:そうですね。クオリティは抜群に高いけれど、どこかで聴いたことあるというか、オリジナリティの面ではMighty Ryedersほどの個性は感じないかもしれませんね。

水谷:あとはFormula 1というバンドの7インチのB面曲「Life Is A Beautiful Feeling」に、ロドニーさん(Rodney K. Mathews)の名前がクレジットされています。

山崎:確かに、これにも少しマイティーっぽいところがありますね。ただこれは更に“ありそうなファンク”的な感じもあり、あのマイティーの独特さはないかもしれません。あとはLove, Unity And Virtue Featuring Howard Johnson という名義で「Let Love Shine」という7インチが2018年にUKからリリースされており、このレコードは両面とも作曲者がRodney K. Mathewsとなっていますが、真相は不明です。

水谷: Howard JohnsonってNiteflyteの片割れですよね。同じマイアミですからね。Niteflyteとマイティー・ライダースに接点なんて考えたこともなかったですが、これが本当なら少しワクワクしますね。
ただし、これらのクレジットや関係性については、現時点で明確な裏付け資料が存在していません。しかし、こうした断片的な情報や未確認のリンクこそが、マイティー・ライダースというバンドの“謎めいた魅力”をさらに深めているとも言えると思います。

山崎:確かに。そうした“手がかりの断片”を辿る楽しみも、レアグルーヴ文化の醍醐味ですよね。
マイティー・ライダースは、再発やサンプリングを通じて語り継がれてきたバンドですが、いまだに解き明かされていない部分が多い。そこがまた、彼らを特別な存在にしている気がします。

水谷:本当にそう思います。50年近く経った今でも、まだ掘り下げる余地があるというのはすごいことですよね。
そのうえ、ライナーノーツでも書きましたが、“レコード盤”そのものにも謎が多い。
だからこそマイティー・ライダースは、単なる“レア盤”という枠を超えて、時代を越えて人を惹きつける“物語性”を持ったバンドだと思います。

山崎:ライナーノーツの一部は、現在ウェブでも公開しています。ご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
👉 https://www.ele-king.net/vga/vga_column/010155/

水谷:そして最後に——マイティー・ライダース「Evil Vibrations」から派生したプロジェクト、「Saturdays Vibrations」もありますね。

そのお話は、次回あらためてお届けしたいと思います。

Dopplereffekt - ele-king

 ジェラルド・ドナルドとミカエラ・トゥ=ニャン・ バーテルからなるドップラーエフェクトが活動30周年を迎える。これを記念し12月12日、〈Tresor〉から4曲入りのEP「Metasymmetry」がリリースされることになった。ドップラーエフェクトが〈Tresor〉からリリースするのは今回が初めて。サウンド的には人種、国家、機械が時空を超えた多元宇宙で溶け合うのを垣間見させるようなものになっているそうだ。フォーマットは12インチとデジタルの2種で、現在シングル “Collapse of Simultaneity” が試聴可能だ。
 またこのタイミングにあわせ、ドップラーエフェクトのライヴ映像が公開されてもいる。〈Tresor〉のすぐそばにあるヴェニュー、Kraftwerk Berlinで2022年に録音されたもので、配信プラットフォーム〈ARTE Concert〉が〈Tresor〉の30周年を記念し共同で企画したシリーズの一環にあたる。こちらもあわせてチェックしておきたい。

artist: Dopplereffekt
title: Metasymmetry
label: Tresor
release: 12 Dec 2025
tracklist:
1. Time Modulation-Graviton Pulse
2. Multiverse Wavefunction
3. Collapse of Simultaneity
4. Olbers Paradox


LIQUIDROOM - ele-king

 今年もやってまいりました。リキッドルーム恒例の年末年始カウントダウン・パーティ、開催のお知らせです。今年は石野卓球、踊ってばかりの国、Dos Monosという超強力なラインナップ。いろんな出来事が起こった2025年、気持ちを燃やし尽くして新年を迎えたい……いやこれは行かないわけにはいかんでしょう。ほかの出演者は今後発表されるとのことなので、楽しみにしておきたい。

liquidroom presents
NEW YEAR FESTIVAL 2026

石野卓球
踊ってばかりの国
Dos Monos(Band Set)

& more to be announced!

2025年12月31日(水)
LIQUIDROOM
開場/開演 20:00
前売 早割 ¥6000(+1drink order) 2025年11月15日(土)10:00~11月29日(土)18:00
一般 ¥7000(+1drink order) 2025年11月30日(日)10:00~
https://eplus.jp/sf/detail/4431610001-P0030001

※ご入場の際、ドリンクチャージとして600円頂きます。
※本公演は深夜公演につき20歳未満の方のご入場はお断り致します。本人及び年齢確認のため、ご入場時に顔写真付きの身分証明書(免許書/パスポート/住民基本台帳カード/マイナンバーカード/在留カード/特別永住者証明書/社員証/学生証)をご提示いただきます。ご提示いただけない場合はいかなる理由でもご入場いただけませんのであらかじめご了承ください。

info:LIQUIDROOM www.liquidroom.net


《石野卓球✕踊ってばかりの国✕Dos Monos!様々なサウンドが一堂にフロアを響き沸かす、オルタナティブなリキッドカウントダウンパーティーが今年も開催!》

2020年代も折り返し、今年も様々な音楽との出会いや忘れられないライヴが各地で生まれた事でしょう。 そんな1年の大事な締めくくり、そして新たな年の幕開けも、気持ちが燃え上がるエネルギッシュなステージと共に迎えましょう。 今年もリキッドルームカウントダウンパーティーの季節到来です!
まずはこの方。日本を代表するDJ【石野卓球】が、圧倒的なダンスミュージックの包容を生み出します。様々なフロアを沸かし続ける石野卓球の最新系なグルーヴを是非堪能ください。 リキッドルームアニバーサリーでも、毎度濃厚なアンサンブルを織り成す【踊ってばかりの国】が、カウントダウンパーティーに待望の出演決定。 日々重度を増すここにしかないバンドサウンドが、温かい新年の始まりを紡ぐ事でしょう。彼らのロックンロールの渦へ身を委ねてみてはいかがでしょうか。
そして、リリースやメンバーそれぞれの活動でも話題の絶えない【Dos Monos】が、band setでのステージを繰り広げてくれます。 よりミクスチャーでリリカルな唯一無二の存在と化すDos Monosの、明るい未来へのドライブが加速すること間違いなし。
こうして、様々なサウンドが一堂に会する、オルタナティブなラインナップが並んだりキッドルームカウントダウン。
勿論、まだまだ出演者のアナウンスが続きますので乞うご期待ください!

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