「ZE」と一致するもの

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SCHEDULE
11/8 (FRI) @ 吉祥寺 CHEEKY
11/17 (SUN) @ 青山 蜂 
11/23 (SAT) @ 代官山 AIR
11/26 (TUE) @ 神宮前 BONOBO
11/30 (SAT) @ 半蔵門 ANAGLA 
12/8  (SUN) @ 代官山 SALOON
12/14  (SAT)@ 西新宿 LOUVER
12/23 (MON) @ 代官山 SALOON
12/25 (WED) @ 神宮前 BONOBO
12/28 (SAT) @ 静岡 EIGHT&TEN
12/29 (SUN) @ 代官山 UNIT&SALOON
12/30 (MON) @ 中野 HAEVYSICKZERO
1/25 (SAT) @ 代官山 UNIT&SALOON


1
SIGNUS - BLACK HOLE - Promo

2
SOFT CELL - MEMORABILIA - NOT ON LABEL

3
Bottin - Plastic (incl. In Flagranti Remix) - Tin

4
POCKETKNIFE - CANYON DANCING 2 - WILDE CALM

5
DONDOLO - Dragon - TINY STICKS

6
MZKBX - DOMM BEAT - Macadam Mambo Trax

7
AFELAN - MDOU MOCTAR - SAHELSOUND

8
WARREN SUICIDE - WORLD WARREN REMIXES - Shitkatapult

9
HOLDEN - THE ILLUMINATIONS - Border Community

10
DANIEL STEINBERG - BAILANDO - Front Room

レギュラーパーティーに加え11/23には静岡FourでLiveして以来2年ぶりの共演のMark E Japan TourでDJします。

11/8 (Fri) Andromeda at Cheeky
11/23(Sat) Mark E Japan Tour at Air
12/23(Mon) Lust Sunday at Saloon
12/30(Mon) UP at Heavy Sick Zero

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雑食的チョイス10選


1
Jee Day - Sum of Love (Lauer Remix) - Beats In Space

2
Sumeria - Cosmic Traveller - Casablanca

3
Ellen Mcliwaine - Toe Hold - Polydor

4
Wide Boy Awake - Slang Teacher - Rca

5
The Human League - (Keep Feeling) Fascination Improvisation - A & M(Virgin)

6
A Hundred Birds - Black Water - Wave Music

7
Apologist - Revolution - Wave Music

8
Tiger & Woods - Kissmetellme - Running Back

9
Pacific Horizons - Witches Of Castaneda - Pacific Wizard Foundation

10
Spandau Ballet - Communication (Club Mix)

BRAWTHER ×Fukutomi - ele-king

 時代はハウスなのかね、というか、先日のジャパニーズ・ハウスの記事の異常な盛り上がりに、ああ、ついに時代は一周して、ハウス・ミュージックが若者の音楽になったんだなと実感しました。
 で、そのハウスの記事を書いてくれた日本語がおそろしくうまいフランス人、アリックス君が主宰に関わっている、ディープ・ハウスのパーティが今週末にあります。イギリスからは〈My Love Is Underground〉からのリリースで知られる有望株、BRAWTHER、そして日本からは福富幸宏だ! ザ・XXのライヴに感動して人、ディスクロージャーに押しかけた人はかならず行くこと。


@AMATE-RAXI  https://www.amrax.jp/
11月9日、22時open
DJ:BRAWTHER、福富幸宏,、DJ Stock
入場料:3000円(1ドリンク付)、w/f 2500円(1ドリンク付)

■BRAWTHER (Balance / My Love Is Underground / Dungeon Meat)
 イギリスのリーズ在住、パリ生まれのハウスミュージック育ち──BRAWTHERの全ては彼の音楽に集約されていると言っても過言ではない。 現在まで一部の限られた楽曲しか世界的にリリースされていないが、いずれも〈SECRETSUNDAZE〉や〈MY LOVE IS UNDERGROUND〉など業界で圧倒的に支持されているレーベルばかりだ。最近では〈DUNGEON MEAT〉というレーベルを創始、さらにいままで以上にディープでダークな音楽をリリースする予定になっている。
 BRAWTHERの表現の多様さは、強く刺激的な4/4beatsから観客を白昼夢へと誘うサウンドまでと幅広く、常にハウス・ミュージックの根本を魅力的に伝えてくれる。あのシカゴ・ハウスのパイオニアCHEZ DAMIERの親友であり弟子となったのも、そう遠い昔話ではない。
 DJとしてイビザDC10のCIRCO LOCOで心地よいサウンドを提供する傍らロンドンのナイトクラブFABRIC、PANORAMA BARやGLASTONBURYでプレイするなど活躍の場は広く、リーズの老舗BACK TO BASICS からも声がかかる人気だ。
 彼がさらに大きな舞台に打って出る準備は整いつつある。BRAWTHER、彼のサウンドが世界の音楽シーンを震撼させる日は近い。

■福富幸宏
 1988年に初めてNYを訪れた際ハウス・ミュージックにノックアウトされ、以来一貫して「ハウスの本質と多様性」を追求すべくDJ,制作活動を行ってきた。その作品は常に様々な音楽のエッセンスを含み、容易にはカテゴライズし辛いものであったが、それが故に持つオリジナリティは国内よりむしろ海外Jazzシーンで高く評価される結果となり、'99年以降
リリースされた作品は全てワールドワイドリリースを果たしている。
 最新作『Contact』は、ハウス・ルーツに立ち返りつつその「本質的な多様性」を見据えた、ストイックかつ幅広い内容となっている。

DJ STOCK (World Spin / JMC)
 90年代後半、ニューヨーク流入期のシカゴ・ハウスに影響を受け、DJを開始。ソウルやファンク、ヒップホップ、フュージョンジャズといったブラックミュージックを聞きながら、USハウスを中心としたプレイを続け、シカゴでもプレイを行う。やがて、Ron Hardyとその子供たちの影響から、ハウスと生音を行き来するスタイルにシフト。
 現在は、Pal JoeyやBoo Williams、Jovonn等ののハウスdjを招いて開催するアンダーグラウンドなディープハウスパーティ”World Spin”の主宰として活動している。

〈JAZZY COUSCOUS〉について
 東京を中心にで活動しているアーティストクルーやレコード・レーベルのクリエイター集団。 ローカルやインターナショナルDJを中心に JAZZ, HOUSE, HIPHOP等とにかくディープな音の普及を促進するパーティをプロデュースしている

〈FAAK〉について
 今回Fuck Art And Kissの最初んコレクションのリリース・パーティでもある! 期待すべきコレクションです! FAAKについての最新情報はこちらへチェック:
https://fuckartandkiss.blogspot.jp/

Colleen 'Cosmo' Murphy - ele-king

JAPANツアー日程
11/1(金) Yuruasa presents DJ Cosmo Japan Tour 2013, Woal, 高崎
11/2(土) Mago x Devotion presents ONE ON ONE, Mago, 名古屋
11/3(日/祝前) Ø presents...Secretbox vol.3 feat. Colleen 'Coosmo' Murphy, Zero, 東京
11/9(土) If Music Be The Food Of Life...., Fillmore North, 札幌

Songs that make Cosmo Dance 10


1
Bryan Ferry - Don't Stop the Dance(Todd Terje Remix) - Vinyl Factory

2
Arcade Fire - The Reflektors - Merge Records

3
Fat Freddy's Drop - Mother Mother (Cosmodelica Remix) - The Drop

4
Land of Light - Isle of Tears (Tiago Remix) - ESP Institute

5
Pacha - One Kiss (F.O.S. One Remix) - Flying International

6
Holy Ghost! - Dumb Disco Ideas - DFA

7
Mario Biondi - This Is What You Are - Schema

8
Lonnie Liston Smith - Space Princess - Columbia

9
The Temptations - Law of the Land - Motown

10
The Isley Brothers - Inside You (Part I & II) - Epic

Machinefabriek - ele-king

 オランダ人電子音響作家、マシーンファブリックことルトガー・ヅイダーベルト。彼は2004年に録音作品をリリースして以降、厖大な数の作品を発表し続けている(その数は100に匹敵する)。作品の完成度、リリース数といい、いわば電子音響シーンの00年代を代表する音響作家と言っても過言ではないが、同時に彼の全貌を掴むことは困難を極める。

 なぜなら、彼のリリースしてきた録音物はとにかく厖大だからだ。〈12k〉などの著名レーベルからノン・レーベルまで、とにかく出してきた。CD、レコード、カセット、データ……。それらの録音媒体を横断しながら、彼の音響は日々、増殖を重ねていく。つまり作品数そのものが、アーティストとしての存在価値にも繋がっているようにも思える。マシーンファブリックの音響は時にナイフのように鋭い。が、その鋭利な音響が、不意に、その線と面が歪む瞬間がある。まるで生命のように? であれば作品もまた生命のごとく増殖しなければならない。リリース方法もまた作品でありコンセプトを体現するものだ。ゆえにさまざまな録音媒体を横断しながら、彼の音響は増殖を重ねていく。

 となればコラボレーション作品も重要だ。ひとりからふたりへ。その増殖的創作はマシーンファブリックの音楽性の本質とはいえないか。近年も既にヤン・クリーフストラ、ロムケ・ヤン・クリーフストラらとのユニットCMKK『ガウ』、バナディラとの共作『トラヴェログ』、サンジャ・ハリスとの共作『マシン・ルームス』などが‎相次いでリリースされている。そして10月には、セルジオ・ソレンティノとの作品『ビネット』も発表されるのだ。

 日本人実験映画作家、牧野貴の作品(『イン・ユア・スター』など)への参加にも注目したい。牧野貴はまさに日本を代表する実験映画作家である。瞳の網膜を強烈に刺激するその作品は世界でも高く評価されているが、氏の作品において音楽・音響は重要であり、事実、彼の代表作にはジム・オルークが音楽を提供しているのだ(紀伊國屋書店からDVDがリリースされている)。マシーンファブリックは『イン・ユア・スター』という作品の音楽を手がけており、同作品の音楽は3インチCD-R作品として限定リリースもされた。この電子音響、エレクトロニカ、実験音楽、実験映画など、ジャンルを越境する活動はじつにスリリングである。

 それらのコラボレーションは、重要なソロ・ワークスへ確実にフィードバックされているように思う。本年も既に多数の作品がリリースされているが、なかでも注目したい作品は〈アントラクト〉からリリースされた『ドイプファー・ワーム』と、今回取り上げる〈ハーバル・インターナショナル〉からリリースされた『ストロームツーン II』だ。前者『ドイプファー・ワーム』はシンプルにして複雑な運動をするアナログな電子音が空中を蠢くかのようなサウンド。ヘッドフォンで聴くと脳内に電子音が直接的にアジャストするかのような快楽に満ち溢れている。対して『ストロームツーン II』は、より多層的なエレクトロニクス・サウンドによってコンポジションされた作品に仕上がっているのだ。

 じつはこのアルバム、2012年にごく少数のみリリースされた2枚組の7インチ、ヴァイナル盤『ストロームツーン アハト/ネゲン +ティエン/エルフ』に収録されたトラックを中心に、未発表曲を合わせた作品集なのである。アルバム名に「Ⅱ」とつけられているのも、そういう意味であろう。だが聴いてみると分かるのだが、本作はレア・トラックの寄せ集め的なアルバムではまるでない。近年の彼の作品のなかでも抜群に高い完成度を誇るアルバムである。

 霧の向こうで唸るような低音から、鼓膜を震わす微細な音響の揺れ。それらが、上下左右の音響空間にダイナミックに重ねられていく……。雰囲気としては2011年に日本発売した『ディオラマ』に近いが、あの作品よりも音響は太く、そしてアトモスフェリックだ。淡い震動からはじまる“ストロームツーン・タイ”からすでに特別な響きがはじまっている。そして何より8曲め“ストロームツーン Zes”を聴いてほしい。00年代の電子音響的手法が、2013年的な音響の磁場のなかで交錯する瞬間が、はっきりと聴き取れるはずだ。柔らかい音と、研ぎ澄まされた音。硬質な金属がある瞬間にグニャリと曲がってしまうような感覚。

 この「進化」は、たとえば、ティム・ヘッカーの新作『ヴァージンズ』と共鳴しているとも思える。それはどのような共鳴なのか。生々しくも物質的な電子音響が、単なる即興的な音響の運動だけではなく、かといってコンポジションしているだけでもなく、むしろそのふたつが交錯することで生まれる電子音響における新しいノイズ、新しいドローン、新しいサウンドの共鳴である。ティム・ヘッカーは、その新しい音楽をボーダー・コミュニティのポストクラシカルな音楽家たちと作り上げた。マシーンファブリックもまた多くのコラボレーション作品を通じて、濃密な電子音響作品を生み出したのだろうか。

 もちろん、ふたつのサウンドはまるで違うものである。ティム・ヘッカーはヨーロッパの歴史の終焉を音響で描く。対してマシーンファブリックは人間以降のポストヒューマンな世界観を音響で鳴らしている。正反対といっていい。だがこれらの繊細かつダイナミズムなサウンドの奔流と質感に、2012年から2013年という時代の潮流を聴きとることは難しいことではない。そう、電子音響におけるドローン/ノイズは、今も進化のただなかにある。人工生命のように。

 本作はアートワークも素晴らしい。レベッカ・ノートンというアーティストの作品だ。面と線が多層的に折り畳まれながらも、分解と生成を繰り返す、そんな本作の音響の様子が見事にヴィジュアルで表現されている。レベッカ・ノートンのアートワークは7インチ盤『ストロームツーン/Negen+Tien/Elf』に続いての起用。アートワークもまた本シリーズにおいて、欠かせない重要なエレメントということもわかってくるだろう。

ジャパニーズ・ハウス・ライジング - ele-king

大衆音楽の世界において、外国人にとって日本といえば、YMOやテクノの印象が強い。しかし、この10年で、日本の90年代ハウスが再評価されているということをあなたは知っているか。在日フランス人DJがジャパニーズ・ハウスの魅力をいま語る!

 僕はもともとはヒップホップを聴いていたので、白人ゲイが好むハウスやテクノとは絶対一緒されたくなかった。若い頃は自分のアイデンティティを作る時期なので、余計にオープンマインドじゃないんですよね。
 もっともそれは少年時代の話で、もうちょっと年とったときには、ハウスやテクノは僕が持っていたイメージと全然違うことを知るようになる。とくにヒップホップとハウスのルーツが実はそれほど離れてないってことを知ったときは衝撃だったな。じょじょに興味を持って、そして自分のなかのハウスやテクノのイメージが変わっても、日本にハウス・シーンがあることをまったく知らなかった。僕にとってハウス=アメリカ(80%)とヨーロッパ(20%)だった。それ以外の場所にハウスやテクノは存在していなかったんです。

 ジャパニーズ・ハウスの存在を知ったのは、2005年~2006年、初めて日本に来たときだった。渋谷のディスクユニオンに通って、ジャパニーズ・ハウスのレコードを偶然手にした。でも……それは正確な言い方ではないね。正確に言えば、僕が初めてジャパニーズ・ハウスと出会ったのは子供の頃だったんだと思います。当時はまったく意識はしていませんでしたが、日本のビデオ・ゲームが大好きで、ゲームでよく遊んでいた僕は、自然にゲーム音楽を聴いていたんですね。それがいま思えば、ジャパニーズ・ハウスの原型だったように思う。SEGAの「Sonic 2」, 「Bare Knuckles 2」などのBGM音楽はまさにジャパニーズ・プロト・ハウスです。
 みなさん、是非「Sonic 2」の“Sky Chase Zone”という曲を聴いてみてください! ChordsがシカゴのLarry Heardを彷彿させる、気持ちいい曲なんです。そして「Bare Knuckles 2」の“The park”, “The Bar”,“The opening streets”といった曲も。ゲームのBGMなので音のクオリティはよくないんですが、言いたいことが伝わると思います。つまり、僕はその頃から、ジャパニーズ・ハウスのVibeに染められていたのです。

 ディスクユニオンに戻りましょう。僕は、ちょうどその頃、90年代NYハウスにハマっていたんです。とくにBLAZEが好きだったな。ある日ディスクユニオンで見つけた小泉今日子の「Koizumix Production Vol. 1 - N.Y. Remix Of Bambinater」という12インチ・レコードに、“BLAZE remix”と書いてあったんです。早速、試聴した。それがジャパニーズ・ハウスとの最初の出会いです。
 BLAZEだからジャパニーズ・ハウスじゃないじゃん! って思う人も当然いるだろうけど、僕にとってヴォーカルが日本語だったので、それだけでも充分面白くて、ジャパニーズ・ハウスだったんです。日本語のヴォーカルがハウスにMixされている、これだけでとても衝撃的だったんです! 格好いい! って思ったんですね。ヨーロッパでプレイしたら、絶対にクラバーやDJたちは「なにこれ? なにこれ??!!」ってなると思ったんですね。もう、聴いた瞬間、とてもわくわくしました。
 そして、このレコードの“Sexy Heaven (King Street Sound Club Mix)”という曲で、初めてジャパニーズ・ハウスのことを意識した。
 同じ頃、Masters at Workの曲を必死探していたおかげで、MONDO GROSSOのことも知った。“Souffles H (King St.Club Mix)”という曲に出会ったことも嬉しかったな。まあ、MAWのプロダクションだから日本Vibeがあんまりないんだけど、一応バンドが日本人なので(笑)。BIRDがヴォーカルをやっている“Life (Main)”というMONDO GROSSOの曲もよかった。
 こうして僕は、じょじょにジャパニーズ・ハウスのこと知っていった。しかし、実を言うと、不満も感じていたんです。これ全部アメリカ人のプロデュースだったり、アメリカのレーベルの出版だったりしていたからです。
 でも、正直、見つけたばかりの頃は、そんなことよりも「日本でも国内のシーンがあったんだ!」という驚きと興奮が強く、「アメリカとのコラボいろいろあったんですね!」という感じでした。シーンとしてのジャパニーズ・ハウスのことはまだ意識していなかったです。本格的にジャパニーズ・ハウスを意識するのは、2008年、日本に戻ったときでした。

 当時渋谷にはYELLOW POPという中古レコード店がありました。僕がよく通っていたお店のひとつです。最初はハウス・セクションしか見ていなかったのですが、たまに時間つぶしでJ-POPセクションも見ていました。そこで見つけたのがPizzicato Fiveの『Pizzicato Free Soul 2001』です。
 Pizzicato Fiveのことは当時すでに知っていたけれど、僕は渋谷系のバンドとしてしか認識してませんでした。ただし、その盤は「Remixes」という言葉をアピールしています。で、クレジットを見たら、富家哲さん、Tei Towaさんなどの名前があります。リリース日付を見たら93年。90年代ハウスの大ファンである僕にとって必須な1枚です。
 そして、A2の“Catchy (Voltage Unlimited Catchy)”でものすごい刺激をうけたんですね。鳥肌が立ったんです。曲がやばいから鳥肌が立ったのではない。「日本でも僕が大好きな90年代ディープ・ハウスを作っていたプロデューサーがいた! アメリカみたいに、当時の人気POPバンドのハウス・リミックスを作っていた! そんなシーンが存在していたんだ! だったら絶対Digしてやる!」と思ったからです。探してもいなかった宝物が見つかったという感じです。当然、その“Catchy”という曲がすごい曲だからっていうのもありました。ディープなガレージ・ハウスにPizzicato Fiveのリード・ヴォーカルの甘い声が最高の組み合わせでしたからね。

 こうして僕はジャパニーズ・ハウス・シーンから離れられなくなっていました。日本に来る前にはジャパニーズ・ハウスなんてまったく知らなかったくせに、もうそれ以来、ジャパニーズ・ハウスの80年代~90年代のプロダクションを探すに必死になっています!
 そして、僕のなかで、日本でのハウス・シーンのイメージがアバウトに出来上がっていきました。大きく分けるとふたつのグループ頭のなかにあります。
 ひとつ、100%国内プロダクション(日本人のハウス・プロデューサーが単独で曲を作ったり、国内の人気ポップ・アーティストのリミックスなど)。
 もうひとつ、海外DJが日本のポップ・アーティストをリミックスした曲(主にアメリカのNYCのハウス・プロデューサー。MAW, Kerri Chandler, Blaze, Pal Joey, Mood II Swingなどなど)。
 不思議なことに海外ポップ・アーティストをリミックスしたジャパニーズ・ハウス・プロデューサーほとんどいない(富家さんはDef Mixに入っていたから、例外です)。このふたつの大きいグループを合わせて、日本のハウス・シーンが成立していました。後者はもちろんですが、前者も音的にアメリカに影響を受けていました。91~93年の福富幸宏さん、寺田創一さんなどのプロダクションを聴くとわかりやすい。

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 僕は日本の音楽のさまざまなジャンルが好きです。そして、どんなジャンルにおいても、アメリカからの影響を感じます。90年代のジャパニーズ・ハウスも例外ではないですね。70年代、80年代、90年代でDJ活動をはじめた日本人の多くがアメリカに滞在しています。長い旅をしたことがあります。たとえば福富さん、寺田さん、Tei Towaさんたちはその道を歩いて、日本に戻ったときに、アメリカのディープ・ハウスに影響された音を生み出している。有名な〈KING STREET〉を作ったのも日本人石岡ヒサさんです。
 ちなみに何故〈KING STREET〉という名前を選んだか、知っていますよね? 伝説のクラブ〈PARADISE GARAGE〉の住所が「KING STREET 84」だったからです。クラブ・ミュージックのはじまり、伝説のスタートポイントです。Larry Levanがレジデントだったクラブです。
 40代~50代の日本人のクラブ関係者/DJと話していて気がつくのは、Larryを神様みたいな存在として思っていることです。さて、この先は僕の個人的な仮説です。多くの日本人が70年代~90年代初頭にLarryにあこがれて、聖地巡礼に出るようにアメリカに行った。その現象がおそらく日本のクラブ・シーンに大きいな影響を与え、シーンの展開を可能にさせたのではないかと。
 90年代初頭、日本リリース限定(場合によって日本限定ではなかったが)のアメリカ人DJによるJ-POPアーティストのハウス・リミックス版がたくさんあります。しかし、それらが日本限定のリリースだったので、長いあいだ世界はそれらレコードの存在を知らなかった。そのひとつの例が、先述した「Koizumix Production Vol.1」収録のBLAZEミックスですね。


 他にも、僕が見つけた曲にはこんなものがある。山咲千里の「SENRIMIX」に入っているKERRI CHANDLERのミックスとか、露崎春女の「Feel you」のMood II Swingリミックスとか、SNK ゲーム「The King Of Fighters」のLIL LOUISによるハウス・リミックス……。リストにきりがないですね。実はいま現在、こうしたレコードは欧米でも知られるようになっているんですね。みんな必死に探していて、「SENRIMIX」や「KOIZUMIX」みたいなレコードは、海外ではかなり高値で取引されていますよ!

 これも先述しましたが、音的にはアメリカに大きく影響されています。当時のNYガレージ・ハウス・サウンドからの影響はとくに大きかったと思います。福富さんの“It’s about time”という曲を試聴しましょう。福富さんは自分のVibeも注いでいるから、結果としてはクオリティの高い新鮮な出来になっています。ただの真似ものではないんですね。
 少しマイナーな例ですが、関西のプロデューサー、TAKECHA(Takeshi Fukushima)が90年代にたくさんのディープ・ハウスな曲を作っています。そのなかに“Respect To Pal Joey”という曲がある。インスピレーションの元をはっきりさせているわけです。
 TAKECHAのレコードはとてもレアで、僕も3枚しかもっていないんだけど、曲を聴くと、たしかに Pal Joeyからの影響を感じます。しかも、しっかり自分のVIBEを仕込んでいる。TAKECHAっぽい音になっているんです。
 最後にもうひとつ例をあげましょう。東京出身のTORU.Sというプロデューサーです。90年代のTORU.SのプロダクションはNYよりのディープ・ハウス・サウンドです。TAKECHAのようにインスピレーションの元もはっきりしています。97年の「Final story the night」というEPに“Message 1 Thank You Joe”という曲があります。当然、Joe Clausselへのメッセージです。
 Toru Sの当時プロダクションを聴くと影響がはっきりわかるけれど、とくにその曲はJoe Clausselが作ったかのように聴こえます。本人Danny Tenagliaも好きなようで、そのEPの裏面には「Danny Tenaglia...Thanks thanks thanks...I wanna say this hundreds times. Oh Danny! I’m here for you」などと書いてある。ラヴレターみたいですね。TORU Sさんの場合はアメリカにも住んでいるから、また特別なパターンかもしれない。アメリカで作っているので、ほかの国内プロデューサーとはまた環境が違っているんですが。

 他に似たような例がいくつかあるけれど、全部載せられないので、今回はここまで。とにかく、ジャパニーズ・ハウス・シーンが世界ではまだまだよく知られていないのに(実は国内も含めて)、世界中で大人気だったアメリカのシーンと強くつながっていること。アーティストのコラボレーションもそうだし、プロダクションへの影響もそう。アメリカと日本の200年前からの歴史をみると、つねに不思議な関係にあることがわかる。力を使って喧嘩したこともたくさんありました。1854年、アメリカの海軍軍人ペリーは江艦隊を率いて鎖国していた日本にやって来た。その出来事は文化的に大きな影響となった。そして、第二次世界大戦で日本がアメリカに負けた後、アメリカ文化の影響はさらに広がった。アメリカに対して強い抵抗があったはずなのに、ポピュラー・カルチャーに関して日本はアメリカに憧れ、影響されることを拒まず、影響を主張している。それはハウス限定の話ではない。他のジャンルでも同じ現象が確認できる。いずれにしても、アメリカと日本の文化関係は外国人の視点からみると、とても面白いのです。

 歴史の話はそこまでにしましょう。ジャパニーズ・ハウスにおけるアメリカからの影響は誰も否定できない。Vibe的に、NYCディープ・ハウス・サウンドにとても近いものがある。しかし日本Vibeも混入されている。
 え、その日本Vibe、ジャパニーズVibeというのはなんですか? と訊かれても答えづらいんですけど、たとえばChordsは日本の雰囲気を表現していると思います。バブルやポスト・バブルの日本の雰囲気が音に出ているように思います。ハウスではないのですが、Jazzやヒップホップをプロデュースしている宇山寛人さんの“Summer81”や“Oneday(Prayer For Love And Peace)”といった曲を聴きましょう。日本の伝統な心が含まれているように感じます。独特の雰囲気があります。これは外国人である僕にとって、日本の心の一部がそのトラックに練りこまれているように感じるのです。

 それこそが私にとってとても魅力的に思えたところです。そここそがジャパニーズ・ディープ・ハウス・シーンの面白いところなのです。アメリカの音を真似てはいるけれど、真似るだけではない、ちゃんと自分のVibeも練り込まれている。やっぱ違うんです。ジャパニーズ・ハウスになっているんです。
 もうひとつ面白いところを挙げます。どういう理由からか、そうした多くのプロダクションが日本の外に出なかったという事実です。ジャパニーズ・ハウスは、長いあいだ国内にとどまっていたんです。
 ヨーロッパでもアメリカの音からインスパイアされて、曲を作っている人は当然少なくないですよね。Laurent Garnier、Grant Nelson、Bob Sinclar……、イタリのUMMとか。ただしヨーロッパの場合、そのアーティストが世界中に普及していった。
 日本のプロダクションの出来がよくない? いや、全然そんなことはないです。実は、逆にレベルが高かったんです! しかし、誰も注意を払わなかっただけ、というのが僕の結論なのであります。
 さらに僕がびっくりしたのは、ジャパニーズ・ハウスに注意していなかったのは外国だけではなくて、国内のクラブ音楽が好きな人たちからも無視されていたというか、気づかれていなかったということ。みんな当時の人気アメリカDJに夢中で、自分の国でもクオリティの高いディープ・ハウスがあるということに気づいていなかったのかもしれませんね。
 本当に、本当にみなさんにもっと自分の国のハウス・シーンの素晴らしさを知って欲しい! 誇りを持って欲しい! 僕がこの原稿を書いた理由はそれだけです。


FORGOTTEN JAPANESE HOUSE TOP 10

1 Flipper’s Guitar - Big Bad Bingo (Big bad Disco)
1990 (Yukihiro Fukutomi)
激レアプロモ版に乗っている14分のマスターピース

2 Pizzicato Five - Catchy (Voltage Unlimited Catchy)
1993 (Tei Towa)
ディープやダークの最強の組み合わせ。

3 Soichi Terada & Shinichiro Yokota - Shake yours
1991
なぜか聞くと懐かしくなる、ディープな1曲

4 Manabu Nagayama & Soichi Terada - Low Tension
1991
強いベースがあるのに、非常にディープ。寺田さんの音を定義する1曲。

5 Yukihiro Fukutomi - It's about time
1994
完璧なクラブ向けジャパニーズ・ハウス。ディープなキーズで旅をさせてくれる。

6 Wono & GWM - Breezin' part 1
1996 (Satoru Wono & Takecha)
ゲームBGMっぽいとても陽気、すっごく気持ちのいいハウス曲です!

7 Kyoko Koizumi - Process (Dub’s Dub)
1991 (Dub Master X)
シカゴ・ハウスっぽいとてもBouncyな小泉さんのハウスリミックス。

8 Pizzicato Five - 東京は夜の七時 The night is still young; One year after
1994 (Yukihiro Fukutomi)
原曲とても好きだったが、この福富さんによるミックスは最高です。最後の3分間はディープな旅に出る。

9 Toshihiko Mori - I got Fun
1991
Jazzadelicの半分であった森さんによる最強のNYディープ・ハウスっぽい曲。もうちょっとランキングあげればよかったこれ……

10 Katsumi Hidano - Thank you Larry
1993
Larry Levanへの感謝の言葉ですが、音的にLarryっぽくなくてNU GROOVEに近いNYディープ・ハウス系の気持ちいい曲。

Kelela - ele-king

 いわく「チルウェイヴとソウルとの出会い」......チル&ビー、フューチャーR&B、エーテルR&B、インディR&B(ライはメジャーだが)、エクスペリメンタルR&B......等々、呼び名はいろいろあれど、猫も杓子もR&Bなご時世であることに間違いはない。アリーヤとティバランドの遺産は、今日、ドレイクを経由して、ウィークエンド、フランク・オーシャン、ハウ・トゥ・ドレス・ウェル、オウト・ヌ・ヴ~へと受け継がれ、更新され、拡張されている。クラムス・カジノはザ・ウィークエンドに曲を提供し、〈ハイパーダブ〉もR&Bに着手する。
 で、ポスト・アリーヤの座にいまもっとも近いのが、先日〈フェイド・トゥ・マインド〉のパーティで来日したケレラである。本サイトのインクのインタヴューでも彼女の名前は出ているが、キングダム"Bank Head"でフックアップされている彼女のデビュー・ミックステープには、Nguzunguzuからジャム・シティ、ボクボクにガール・ユニットなど、〈ナイト・スラッグス〉一派の錚々たる顔ぶれが揃っている。ダウンロード・イット!

 アリーヤとティバランドは実験的な態度で作品に臨みながら、しかしバカ売れしている。先日〈ハイパーダブ〉からデビュー・アルバムを出したジェシー・ランザも、カリブーのレーベルから作品を出しているジェレミー・グリースパンのトラックで歌っているポスト・アリーヤのひとりだ。彼女がインディR&Bという言葉を好まないのは、それがR&Bの可能性を限定しているからに他ならない。アリーヤは大メジャーだった。ケレラもジェシー・ランザも精鋭的なトラックメイカーを起用しながら、ポップスとしてのR&Bに挑戦している。〈フェイド・トゥ・マインド〉のパーティに橋元を強引に連れて行った甲斐があったというものだ。
 ケレラやジェレミー・グリースパンだではない。オッド・フューチャーのシド・ザ・キッドにも注目だし、他にもLAのキッドA、オークランドのフロ・フィニスター、RZAをもじったSZAといった新人にも注目が集まっている。

DJ Yogurt (Upset Recordings) - ele-king

DJ Schedule
10/5(Sat.)@新宿・風林会館
10/6(Sun.)@山梨・野外・@地球大使館
10/12(Sat.)@大阪・Circus
10/14(Mon.)@代官山・AIR
10/14(Mon.)@渋谷・After The Camp@渋谷・J-Pop-Cafe
10/18(Fri.)@新宿・音
10/19(Sat.)@米子・Hasta Latina
10/20(Sun.)@渋谷・O-NEST
10/25(Fri.)@博多・ブラックアウト
10/26(Sat.)@小倉・ロックアロウズ
11/2(Sat.)@新潟
11/3(Sun.)@恵比寿・Liquid Room
11/9(Sat.)@名古屋・Vio

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2012年から2013年にかけて自分が小箱でDJする時に頻繁にDJプレイした10曲で、大箱や野外PartyではほとんどDJプレイする機会の無い曲揃いでもあるという今回のTop10 Chart。Downbeatとか、Lowbeatとか、BarealicとかCosmidとか......なんて呼んだらイイのかわからない、ジャンル分けが難しい「遅くて、気持ちイイ曲」ばかり。全て12inch(10曲目のみ10inch)。


1
Tornado Wallace - Thinking Allowed - ESP Institute
12inchで収録曲全曲がロービートでイイ感じの出来の事は珍しいけど、この12inchは珍しくイイ感じのロービートが3曲。生音と電子音の組み合わせ方がNice。
その中でもCloud Country (Original Mix)は特に好き。
https://youtu.be/S2xR2xxRH2o

2
Rocco Raimundo - Love Grow - House Of Discorecords
A-2"Love Glow"というタイトルのThe Pendletons"Waiting On You"のEditが最高過ぎ。オリジナル以上の高揚感をもたらす仕上がりで、こういうEditを聴くとまだまだ新作Editもののチェックは止められないと思う。
https://mox.tv/video/rocco-raimundo-love-glow

3
Philipp Matalla - Lack Of Loss - Kann Records
A-1"Lack Of Loss"のみをDJプレイ。これこそ「何のジャンルかわからないけど、やたら心に残る曲」な気も。いちおうJazz Abstruct Ethnic Low beatとかなんとか形容してみたり。
https://soundcloud.com/kann/philipp-matalla-lack-of-loss

4
Donald Trumpet - Down For The Fourth Time - Better Days Records Inc
こういうEditに自分はホントにヨワイ。2012年末に12inchで出たけど、よくDJプレイしたのは冬ではなくて2013年夏。小箱でDJする時に特によくかけてた。Joey NegroのEditは音質も良くて、DJの時に使いやすいのも好み。
https://soundcloud.com/joeynegro/donald-trumpet-down-for-the

5
Detroit Urban Gardening Ensemble - Take Root - OHA
どこかPatrick Palsingerがやっていたイカしたユニット"Sluts'n'Strings & 909"を思い起こさせる、Funkyかつ少しだけJazzyでもある、Electric Low Beat。Groove感がお約束なノリではなくヒネりが効いている上に、使っている音が刺激的。それにしてもこのレーベルは次にどんな曲をリリースしてくるか、全く読めない......。
https://soundcloud.com/daverendle/the-detroit-urban-gardening-ensemble-take-root

6
Mermaids - Run With The Night - Foto Records
U.K.のGlasgowのLabelから出たコンピ12inchの中のB-1。じわ~っといい塩梅に仕上がっている、フィルター使いが目立つDisco声ネタを散りばめつつ進行していき、歌が始まるのは5分以後......そこまでLong Mixで引っ張りたいところ。
https://www.youtube.com/watch?v=gp7bksr1qS8

7
Suonho - Bara Limpa - Suonho In Brazil Vol.1
2012年にリリースされた12inchながら、2013年もDJプレイし続けている、Barra Limpa (suonho Natural Latinjazz Touch)をB-1に収録。イタリアのSuonhoによるEditで、他のEditはベタ過ぎるキライもあって全然DJプレイしていないけど、このB-1は別格。原曲の良さを引き出している傑作Edit。
https://soundcloud.com/suonho/barra-limpa-suonho-natural

8
Frank Booker - Synchro System - KAT
ナイジェリアの大スターだったKing Sunny Adeが1983年にIslandからReleaseしたヒットシングルのEdit。原曲の出来がイイだけに、あれ以上の出来に仕上げるのは難しいけれど、Dubbyなエフェクトを加え、リズムの低音を強化することで、原曲よりもDJがクラブ等でかけやすい仕上がりになっていて、2013年に自分がよくかけたEditの一つに。

9
Sad City - What I Talk About - Phonica Records
U.K.で長年Record Shopとして営業しているPhonicaのLabelから。Washed outをさらにDubbyに、Trippyに仕上げた感じもあるような、DJプレイしやすい曲ではないけど、たまにかけたくなる曲。
https://soundcloud.com/phonicarecords/sad-city-what-i-talk-about

10
Todd Terje - Snooze 4 Love version - Running Back
この曲は厳密にはLowbeatじゃなくて、BPMは120あるけど、キック等の低音がほとんど無いAmbient仕様。70年代後半のAsh Ra Templeの曲のような気持ちイイ浮遊感が味わえる、電子音がMinimalに柔らかく鳴り続ける曲。あまりDJプレイする機会が無いけど好きな曲で、今年は恵比寿のTime Out Cafeで真夜中にAmbient度の高い選曲でDJした時にプレイ。
https://www.youtube.com/watch?v=m9MLMt0f3XE

The Celebrate Music Synthesizer Group - ele-king

 サン・アロー(Sun Araw)ことキャメロン・スタローンと、待望の再来日のアナウンスで話題のアクロン・ファミリー(Akron Family)やワーム・クライメイト(Warm Climate)でも活動するゲド・ゲングラスはコンゴスとのコラボレーション・アルバム『アイコン・ギヴ・サンク』をブッチー・フーゴー(Butchy Fuego)の協力のもと、2012年で最もチルなレコードに仕上げた。

 その舞台裏@〈グリーン・マシン・スタジオLA〉にて一見、ボングを片手にカウチに沈みこんで弛緩していた僕はその実、彼等のダブ・ミックスにかける情熱とひたむきさに感動していた。一見すると単にストーンしているアホに見えたかもしれんがね。

 ......と同時に彼等の制作の進行ペースのスロ~~~~~ウっぷりにも驚嘆した。当時のゲドの言い訳曰く、そもそもジャマイカにておこなったレコーディングが、コンゴスの連中によってLAに送られてくる過程までがジャマイカ的時間感覚で進行したらしく、そのミックス処理を彼等がLA的時間感覚で作業するとなれば、それはまさしく彼等が放つクオンタイズされないビートとグルーヴの如きズッコケ・スクリュード進行ペースとなるのは必然であろう。

 CMSG(セレブレイト・ミュージック・シンセサイザー・グループ)はそんな"アイコン・ギヴス・サンク"の裏番組とも呼べる豪華なプロジェクト・バンドだ。キャメロンとゲドを一身に浴びるブッチーは、最近ではボアダムズのコラボレーターと言った方が通りがいいが、ピット・エル・パット(Pit Er Pat)のブレインであり、またLAのイケてる楽器屋〈フューチャー・ミュージック〉で働く。そのスーパー・チルな人柄や自らのクリエイティヴィティーによる尽力を惜しまない地元愛ゆえ、ローカル・ミュージシャンからの厚い人望を得ている。

 アイコン~での共同制作にはじまった彼等のジャム。そのゲドとブッチーによる偏執的なシンセジスと職人芸のマスタリングにお馴染みとなったキャメロンのズッコケ感覚がフィーチャーされるサウンドは、決して彼等のファンを裏切ることはないだろう。......というか、ぶっちゃけテクノ盤サン・アローです。

 これ、ぜひ見に来て欲しいです! ラップとロックとユーモア......21世紀の東京に忽然と現れた現代版ポップ・ウィル・イート・イットセルフ、トラブル・ファンクの隠し子、またの名をカタコト。ele-king presents 「ANTI GEEK HEROES vol.2」は、ゲストにSeihoとLUVRAW & BTBを迎え、10月27日(日曜日)下北沢スリーにて開催です!! 何気に良いメンツでしょう。
 カタコトのTシャツ、前回は1時間ぐらいで売れ切れたので、来る人は早めに来て下さいね。セイホーのDJも聴けるからね。7時からのデイ・イベントなので、ふだんクラブに入れない未成年の方でも入れますよ。では待ってマース。

ele-king presents "ANTI GEEK HEROES vol.2 -CASUALS UTOPIA-"
10.27 (sun) 下北沢 THREE
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV 2,300 yen / DOOR 2,800 yen (+ drink fee)
LIVE: Seiho / LUVRAW & BTB / カタコト
*公演の前売りチケット予約は希望公演前日までevent@ele-king.netでも受け付けております。お名前・電話番号・希望枚数をお知らせください。当日、会場受付にてご精算/ご入場とさせていただきます。
INFO: THREE 03-5486-8804 https://www.toos.co.jp/3

■Seiho
1987年生。ビートメイカー、DJ、VJ と音楽や映像など媒体の垣根を越え表現をし続けるマルチアーティスト。既に各地で話題となっている注目の新レーベル〈Day Tripper Records〉を立ち上げ、1st album「MERCURY」を発表。最先端電子音楽を発信するネットレーベル「+MUS」からもEPを発表するなど活動は現場、ネットに限らない。

天才的な楽曲センスでHip Hopからポスト・ダブステップ、チル、音響系等あらゆるビートを駆使しながら畳み掛ける彼のLIVEは必見。日本人では初となるSonar Sound Tokyo2012,2013へ2年連続出演、Gold Panda /Matthewdavid /Star Slingerなど世界的アーティストとの共演、MTV2013年注目の若手プロデューサー7人に選ばれるなど "今"の音を刻む数少ないアーティストの1人。

HP: https://daytripperrecords.com/
Twitter: https://twitter.com/seiho777


■LUVRAW & BTB (Pan Pacific Playa)
フロム・ヨコハマの特殊プレイヤー集団、パンパシフィックプレイヤ(通称PPP)所属。アーバンメロウ、ペイサイドディスコ感覚のサウンドを基調としたツイントークボックスデュオの決定版。チューブを咥えた二体のロボ声ハーモニー。バックDJのMr.MELODY、司会のヒューヒューBOY、たまにギターのKashif、ダンサーのTANiSHQと共に、全国各地、時間場所を選ばずナイスなパーティーやホットなイベントで、チョットおとなのライブを展開中。(レイドバックした素敵な夜にドハマリ!)イナたいながらも何処かスムースなハデさがありますので、大物ゲストの前座にもまぁまぁ適しております。(So Sweet Breaze!でございます)

これから貴方が訪れる全ての海岸や、お気に入りの夜の風景、そして誰かと過ごすサンセットタイム。そこでL&Bのトラックが貴方の心に触れること、、そんな妄想をヌルりと詰め込んだ音楽CD/Vinyl/mp3を製作して発売中。全作品のジャケットは菱沼彩子氏が担当。最高のコピー -夏はやっぱりチューブでしょ?- の1stアルバム「ヨコハマシティブリーズ/2010」は初期クラシック集に、冷やし中華風の、-夏のおもいで はじめました-がムーディーさを誘う2ndアルバム「HOTEL PACIFICA/2011」を中心に、様々なアーティストの客演/楽曲提供/REMIX作品等も好評頂いております。

近作では「seiho+LUVRAW&BTB / Lady are you Lady」(free download )、

「サイプレス上野とロベルト吉野/ヨコハマシカfeatOZROSAURUS」、「七尾旅人/サーカスナイト(Seaside Magic of L&B REMIX)」、一十三十一のアルバム「SurfbankSocialClub」への参加 etc...

PPP主催のパーティーやWebにて突如発表される音源集、メンバーそれぞれの多岐にわたる活動等も諸々活発に行っておりますので、最新情報はコチラへCheck淫☆

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いつも愛の一点張りで、もしかしてエンドレス?な、レイドバック前戯(おイタ)をどうぞお試しあ〜れ〜〜◎

そして今夜も、、、甘く切なくやるせない。


■カタコト
メンバーは、 RESQUE D(MC)、MARUCOM(Guitar)、YANOSHIT(MC)、K.K.C(Bass)、FISH EYE(Drum)という謎の5人。蟹と犬が大好きで、動物とは大体仲が良い。野田努曰く、「トラブル・ファンクとPWEIの隠し子でありビースティー・ボーイズの『チェック・ユア・ヘッド』」「日本のブラテストホープ、ナンバー・ワンであることは間違いない!」等など。ラップあり、ローファイ・ロックあり、ファンクあり、パンクあり、弾き語りあり、涙も笑いもなんでもあり!
HP: https://www.katakoto.info/
Twitter: https://twitter.com/katakoto5



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