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The Celebrate Music Synthesizer Group

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倉本諒   Oct 08,2013 UP

 サン・アロー(Sun Araw)ことキャメロン・スタローンと、待望の再来日のアナウンスで話題のアクロン・ファミリー(Akron Family)やワーム・クライメイト(Warm Climate)でも活動するゲド・ゲングラスはコンゴスとのコラボレーション・アルバム『アイコン・ギヴ・サンク』をブッチー・フーゴー(Butchy Fuego)の協力のもと、2012年で最もチルなレコードに仕上げた。

 その舞台裏@〈グリーン・マシン・スタジオLA〉にて一見、ボングを片手にカウチに沈みこんで弛緩していた僕はその実、彼等のダブ・ミックスにかける情熱とひたむきさに感動していた。一見すると単にストーンしているアホに見えたかもしれんがね。

 ......と同時に彼等の制作の進行ペースのスロ~~~~~ウっぷりにも驚嘆した。当時のゲドの言い訳曰く、そもそもジャマイカにておこなったレコーディングが、コンゴスの連中によってLAに送られてくる過程までがジャマイカ的時間感覚で進行したらしく、そのミックス処理を彼等がLA的時間感覚で作業するとなれば、それはまさしく彼等が放つクオンタイズされないビートとグルーヴの如きズッコケ・スクリュード進行ペースとなるのは必然であろう。

 CMSG(セレブレイト・ミュージック・シンセサイザー・グループ)はそんな"アイコン・ギヴス・サンク"の裏番組とも呼べる豪華なプロジェクト・バンドだ。キャメロンとゲドを一身に浴びるブッチーは、最近ではボアダムズのコラボレーターと言った方が通りがいいが、ピット・エル・パット(Pit Er Pat)のブレインであり、またLAのイケてる楽器屋〈フューチャー・ミュージック〉で働く。そのスーパー・チルな人柄や自らのクリエイティヴィティーによる尽力を惜しまない地元愛ゆえ、ローカル・ミュージシャンからの厚い人望を得ている。

 アイコン~での共同制作にはじまった彼等のジャム。そのゲドとブッチーによる偏執的なシンセジスと職人芸のマスタリングにお馴染みとなったキャメロンのズッコケ感覚がフィーチャーされるサウンドは、決して彼等のファンを裏切ることはないだろう。......というか、ぶっちゃけテクノ盤サン・アローです。

倉本諒