「NotNotFun」と一致するもの

 韓国のハードコア・シーンを先導するソウルのバンド、SCUMRAID。そのドラマーである JUYOUNG が楽器をギターに持ち替えヴォーカルも担当、東京のガレージ・シーンで活躍するドラマー YAKUMO(MAGNATONES/TOKOBLACK)とともに結成したバンドが THE VERTIGOS だ。新ベーシスト Sako を迎えて完成させたファースト・アルバム『LIVE TODAY ONLY』が今週発売されている。疾走感あふれるパンク・サウンドに注目しよう。

THE VERTIGOS 待望の1st アルバムが本日遂にリリース!!

韓国HARDCOREバンドSCUMRAIDのドラマー JUYOUNG(Vo/G)、東京GARAGEシーンでMAGNATONES・TOKOBLACKでも活動しているYAKUMO(Dr)が中心となり結成されたTHE VERTIGOSが新ベーシストSakoを迎え入れ、1st Album『LIVE TODAY ONLY』を本日リリース!

コロナ禍に曲を創作し2019年に発売し評判となった1st シングル盤を完売させて以来のリリースとなる今作は、ドライブ感が増しよりパワーアップした作品となっております!

[THE VERTIGOS - LIVE TODAY ONLY Official Teaser]
https://youtu.be/lwa-283kUIA

[Streaming/Download/Order]
https://p-vine.lnk.to/581pMM

[リリース情報]
アーティスト: THE VERTIGOS
タイトル:LIVE TODAY ONLY
フォーマット:CD/LP/DIGITAL

CD:
発売日:8月16日
品番:PCD-25370 
価格:¥2,500+税

LP:
発売日:2024年1月24日
品番PLP-7678 
価格:¥3,980+税

[収録曲]
Live today only
I don’t mind
Stuck
Tiger fur
Picky
Focus on yourself
Out of my head
꿈이야 생각하며 잊어줘 (Forget me as if it was a dream)
Unseen world
Something to me

Chihei Hatakeyama - ele-king

 00年代後半以降の日本のアンビエントを代表するアーティストのひとり、畠山地平が新作を発表する。題して『Hachirogata Lake』、秋田の八郎潟がテーマだ。リリース元の〈Field〉はオランダのレーベルで、水をめぐる人類の歴史を扱うシリーズを展開しており、以前は SUGAI KEN の『Tone River(利根川)』を出してもいる。今回畠山はどのようなアプローチを試みているのか──じっさいに八郎潟周辺でフィールド・レコーディングをおこなったそうで、楽しみです。

日本を代表するサウンドアーティストChihei Hatakeyama(畠山地平)が秋田の「八郎潟」を題材にしたニューアルバムをオランダのField Recordsよりリリース。

[商品情報]
発売日 : 2023年9月1日
アーティスト: Chihei Hatakeyama
タイトル : Hachirogata Lake(八郎潟)
フォーマット : LP / デジタル配信
品番 : FIELD33
レーベル : Field Records(オランダ)
https://fieldrec.bandcamp.com/

[トラックリスト](全9曲)
1. 池のほとり / By The Pond
2. 水に鳥 / Water And Birds
3. 湖畔 / Lakeside
4. 遠景 / Distant View
5. 桟橋 / Pier 02:30
6. 夕暮れ / Twilight 05:48
7. 川の魚 / Fish Flying In The River
8. 風と水 / Lake Swaying In The Wind
9. 夜の虫 / Insects Chirping At Night
https://chiheihatakeyama.bandcamp.com/album/hachir-gata-lake

[アルバム紹介]
オランダの電子音楽レーベルField Recordsによる、日本とオランダが共同で行った水管理の歴史を探求するシリーズより、SUGAI KENの『Tone River(利根川)』(2020)に続き、畠山地平が秋田県の八郎潟を題材にしたアルバム『Hachirogata Lake(八郎潟)』をリリースする。

かつては日本で2番目に大きな湖であった八郎潟は、第二次世界大戦後、オランダ人技師Pieter JansenとAdriaan Volkerの協力を得て、政府が大規模な干拓工事を行い、1977年の工事完了後、干拓地が八郎潟の面積の80%を占めるようになった。その結果、周辺地域から植物が繁殖し、鳥類をはじめとする野生生物の種類も増え、新たな生態系が確立された。

畠山は、このユニークな題材にアプローチするため、八郎潟周辺の排水路、大潟橋、草原保護区などでフィールドレコーディングを行った。サンプリングした素材の繊細さから、ドローンのような響きの合成音や物憂げなギターの壮大な広がりに至るまで、八郎潟周辺の環境を反映すると同時に、リスナーの心の目に様々な想像の情景を映し出すサウンドスケープを作り出している。

Kranky、Room40、White Paddy Mountainなどのレーベルから数々のソロ作品をリリースしてきた畠山の熟練したサウンドに水という題材が自然と溶け込んでいる。

協力 : 駐日オランダ王国大使館

[Chihei Hatakeyama プロフィール]
1978年生まれ、神奈川県出身、東京在住の電子音楽家。2006 年にKranky より1st ソロ・アルバム『Minima Moralia』を発表。以降、デジタル&アナログ機材を駆使したサウンドで構築するアンビエント・ドローン作品を世界中のレーベルからリリース。そのサウンドはリスナー個々人の記憶を呼び覚まし、それぞれの内的なストーリーを喚起させる。2013年より音楽レーベル『White Paddy Mountain』を主宰。2023 年には音楽を担当した映画『ライフ・イズ・クライミング!』が公開。近年は海外ツアーにも力を入れており、2022 年には全米15箇所に及ぶUS Tourを敢行した。また、マスタリングエンジニアとしても活躍中。

Autechre - ele-king

 今年は00年代の代表作『Confield』と『Draft 7.30』がリイシューされたり、ザ・ハフラー・トリオとのボックスセットが再リリースされたりと過去のレガシーに注目が集まる一方で、突然のミックス公開もあったり、話題にこと欠かないオウテカ。現在は世界各地をツアー中で、今夜は幕張に上陸することになっている彼らだが、数日前に新たなライヴ音源集『AE_LIVE 2022-』がリリースされている。2022年にミラノ、アテネ、ヘルシンキ、ロンドンなどでおこなわれた7つのパフォーマンスを収録。彼らはこれまでもたびたびライヴ音源を解放してきたけれど、このアーカイヴ運動、いったいどこまで拡張しつづけるのでしょう。購入はAE_STOREから。

AE_LIVE 2022-
WARP444

AE_LIVE_MILAN_010722
AE_LIVE_ATHENS_050722
AE_LIVE_HELSINKI_110922
AE_LIVE_LONDON_071022_A
AE_LIVE_LONDON_071022_B
AE_LIVE_BERGEN_021122
AE_LIVE_TURIN_041122

Klara Lewis & Nik Colk Void - ele-king

 クララ・ルイスの音は、いつも流動的な、不定形な魅力を放っている。形式が定まる前に形が溶け出し、また別のカタチへと変化するようなノイズと音響なのである。そこでベースになっているのが音のループだ。音と音をコラージュし、ループする。そのコンポジションはクライマックスを目指して構成されるというよりは、霧や空気の中に溶けていってしまうような質感を生んでいる。ループを多用した「アンチ・クライマックスなサウンドコラージュ/エクスペリメンタル・ミュージック」とでもいうべきか。ルイスのサウンドには催眠効果があるというか、どこか夢の中を漂うような感覚がある。

 ルイスのそのようなサウンドの特質は、〈Editions Mego〉からリリースされた初期の2作『Ett』(2014)、『Too』(2016)の頃から変わっていない(この二作は音のコンポジション/コラージュの絶妙さという意味で、10年代のエクスペリメンタル・ミュージックを象徴するような作品ではないかと私は考えている)。
 ルイスの音の魅力を知るには、このオリジナル・アルバム以上に、2021年に〈Editions Mego〉からリリースされたライブ音源『Live In Montreal 2018』をおすすめしたい。ライヴ録音ということもあってか空間に侵食するように構成される音のコラージュによるサウンドスケープが手にとるようにわかってくる。思わず「21世紀のシュールリアリスト」などと言いたくなってくるほどだ。
 コラージュ。霧のような音の質感。ループ。アンチ・クライマックス。これは2018年にリリースされたサイモン・フィッシャー・ターナーとのコラボレーション作品『Care』でも発揮されていた。まるでルイスの領域にごく自然に溶け込んでいくように、サイモン・フィッシャー・ターナーの音が音響空間の中に漂っていたのだ。当時聴いたときから不思議だったのだが、どうしてこんなことが可能なのか。「他」を「自身」の領域へと引き込ませる独自の技をルイスは持っているのだろうか。
 それは今年リリースされたクララ・ルイスとファクトリー・フロア、カーター・トゥッティ・ヴォイドの活動で知られるニック・コルク・ヴォイドとのコラボレーション・アルバム『Full - On』でも同様だった。リリースは、〈Editions Mego〉ではなく、ルーク・ヤンガー(ヘルム)が主宰するロンドンのエクスペリメンタル・ミュージック・レーベルの〈A L T E R〉からである。
 一聴すればわかるように本作でもクララ・ルイスの音響空間がいつの間にか、ニック・ヴォイドに浸透し、溶け合ってしまったかのようなサウンドスケープが生成されていた。加えてルイスの音にはなかったインダストリアルな重いビートが展開する曲もある。クララ・ルイスの「ループ感覚」とニック・コルク・ヴォイドの「インダストリアルなリズム/ビートの反復感覚」の相性はとても良いのかもしれない(むろん互いの「個」がぶつかるというよりは、それぞれの音が「溶けていく」ようなコンポジションがなされている)。激しいデジタル・ノイズは、ルイスの初期EP「Msuic」(2014)を思わせもした。『Msuic』はテクノの要素や声の要素など本作にも通じる点があるEPなのでいま聴き直すとちょうどよいだろう。

 本作『Full - On』には全17曲収められている。収録時間36分ということからもわかるように1曲は短い。そのぶんサウンドのヴァリエーションは豊富だ。まるでノイズ/電子音のオブジェを鑑賞するかのようなアルバムである。不安定なノイズが炸裂する1曲目 “Say Why”、声を加工した2曲目 “In Voice 1”、インダストリアルなビートがループする3曲目 “Junk Funk”、祝祭的なメロディが反復する4曲目 “Ski” までを一気に聴くと、このアルバムもまたループとノイズと霞んだ音色を多用した作品だと気が付くはずだ。
 注目すべきはアルバム中盤である。エレクトリック・ギターの音をコラージュしループさせる6曲目 “Guitar Hero”、変調した声を用いた7曲目 “In Voice 2”、声とノイズのフレーズをループさせるインダストリアルな8曲目 “Green”、80年代のポップスの一部分のようなサンプルのループに、重いビートが重なる9曲目 “Pop” までの4曲は、このアルバムの個性と本質を象徴している箇所といえる。そう、多様なサウンド・エレメントのループである。
 10曲目以降もサンプルとノイズを駆使したループ・アンサンブルを展開するが、曲調はより内省的にアンビエントなムードへと変化していく。14曲目 “Work It Out” では、曲の頭に激しいインダストリアルなリズムが打ち付けられるが、そのビートはノイズにすぐにかき消され、融解してしまう。15曲目 “Phantasy” でも曲の頭はオーセンティックな電子音楽のようなアルペジオを展開するが、これもすぐに音の霧の中に溶け込んでいってしまうのだ。リズムや反復音がアンビエント/アンビエンスの中に溶け込んでいってしまうのも本作の特徴といえる。

 ギター、シンセ、モジュラーシステムにサンプリングを駆使し、会話を重ねるように作り上げたというこのアルバムは、ふたりの個性が溶けあい、反復し、やがて逸脱し、新しい音響空間が生成しているような作品である。
 この不定形で、流動的な、形の定まらないノイズの反復にいつのにか聴き手である私たちも引き込まれていく。ルイスは音響は聴き手の意識にも浸透する。まるでこの世から異界に連れ出されていくうような感覚に満ちているのだ。
 アルバは、17曲目 “I'll Always” の加工された声による歌声のような曲で終わる。ノイズ/サンプルのループの横溢を経て、最後は変調された声によるアカペラのような曲で終わるわけだ。このアルバムでは「声」が要所要所でポイントになっていた。ノイズから声へ。見事なアルバムの構成だと思う。

 霞んだトーン。ノイズの横溢。インダストリアルもアンビエントもノイズもヴォイスも、すべてが溶け合いながら、つねに別の音響の形態へと変化していくような不可思議な音響世界がここにはある。まさにポスト10年代の先端音楽といえよう。

Michael Soward - ele-king

日野元彦 - ele-king

PUCHO & THE LATIN SOUL BROTHERS - ele-king

WELDON IRVINE - ele-king

GERARD PJ BROWNE - ele-king

GANG'S BACK - ele-king

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