「KING」と一致するもの

Mary Halvorson - ele-king

 ぼくぐらいの世代、ないしはそれ以降の雑食性リスナーになると、だいたい若い頃にいちどは阿部薫にハマって、で、ジャズをもっと聴きたいと追求している過程においてアンソニー・ブラクストンの『フォー・アルト』に行き着いたりする。1969年に発表されたそのアルバムは、初めて聴いたときは雷に打たれたような衝撃を受けるもので、まずは壮絶なテクニックとその表現力に圧倒され、そして“ジョン・ケージへ”や“セシル・テイラーへ”といった象徴的な曲名に好奇心がかき立てられもする。歴史的に言えば、そもそも伴奏無しのサックス1本による演奏のみでアルバムを作ってしまうという思い切った試みはこれが最初なのだ。しかし、『フォー・アルト』は感性に身をゆだねて生まれた感覚的な音楽ではない。ブラクストンは理論家で、彼の演奏には彼のシステム論的な根拠がある。
 シカゴのサウスサイド(ハウスやフットワークの故郷でもある)に生まれ、AACM(アート・アンサンブル・オブ・シカゴの母体にもなった前衛ジャズ研究団体)の初期メンバー、つまりジェフ・パーカーの先輩筋にもあたるブラクストンは、恵まれた家庭環境ではなかったし、経済的な理由からたびたび大学を辞めているが、学ぶことを諦めなかった人物だった(70代半ば過ぎのいま現在でも彼は自らを学ぶ人と言う)。おもにジャズと現代音楽の影響を吸収し、クラシックのオーケストラのための曲も書いているブラクストンは、独自の音楽システム理論のいくつかを発明したことでも知られている。彼の(ぼくには難解きわまりない)音楽理論は書にも表されているが、キャリアの途中からは本人が大学で教鞭を執ってもいる。1990年から2013年まではウェズリアン大学で音楽の教授を務めており、おそらく、任期の最後のほうの教え子のひとりがメアリー・ハルヴォーソンだ。
 
 彼女にはすでに膨大な作品があり、ぼくはそれを網羅している者ではないので書くことは限られてしまうが、彼女が『コード・ガール』を発表してからは、ハルヴォーソンの音楽は即興マニアだけのものではなくなっている。かつて『Wire』誌から「書店員のように静かで親切」と形容された彼女だが、活動は精力的に継続しており、作品のリリースが途絶える気配はまるでない。いままさに彼女は乗っている時期にいるのだろうけれど、この度リリースされた『アマリリス & ベラドンナ』(CDと配信では『アマリリス』と『ベラドンナ』のダブル・リリース、アナログ盤ではその2枚のカップリング)は、一連の彼女の前衛作品のなかにおいて、より多くの人を酔わせる瞬間が多く、より多くのリスナーに開かれた作品となっている。〈ノンサッチ〉からのリリースというのも関係しているかもしれない。大作ではあるが、まあ、平たく言えば入りやすいアルバムなのだ。

 『アマリリス』は彼女にとって新しい六重奏団による演奏で、こちらは全体を通してジャズ的と言える。もっとも1曲目の“Night Shift”が素晴らしいのは、それがジャズ的だからではない。それは空に舞い上がる花弁のように、華麗で、心躍っているからだ。ハルヴォーソンの軽やかなギターとセクステットの楽しげな演奏は、この音楽が理論のためのものではないことを告げている。ストレートな演奏の表題曲の疾走感もみごとだし、“Hoodwink”はいまならアンビエントなどと形容できる曲だ。
 当然のことながらハルヴォーソンの実験精神と革新的なギター演奏は随所に見られるが、彼女のほかの作品同様、ラディカルなスタンスが刺々しいとは限らないし、基本的に彼女の音楽は洗練されている。実験的だがエレガントで、彼女はぼくたちに音楽の感じ方の柔軟性を示しているようにも思える。こういうのもありますよと、まさに親切な書店員のように。
 『アマリリス』のアイデアを弦楽四重奏として発展させたのがもう1枚の『ベラドンナ』で、NYで暮らすハルヴォーソンはロックダウンの最中、もてあます時間をオーケストレーションの勉強(および本作の記譜)に当てていた。その成果がここには発揮されているというわけだ。『アマリリス』よりも静的な作品になっているが、息を呑むほど美しいのはこちらかもしれない。

 ぼくがアンソニー・ブラクストンに興味を覚えたのは、彼の音楽がときに黒人らしくないと批判されてきたからだった。その点において黒人音楽史におけるブラクストンは、Pファンクやデトロイト・テクノと似ている。おまえの音楽にはソウルがない、おまえは黒人ではない、おまえが好きなのはエドガー・ヴァレーズだ、そう言われてきたブラクストンは一時期はジャズから追い出され、自らも自分の音楽はジャズではないと主張し続けていた。時代的に言えば、60年代に黒人音楽家がシュトックハウゼンを愛することは、80年代に黒人でクラフトワークを愛することよりも冒険的で、未来的だった。
 ハルヴォーソンは『Wire』誌のインタヴューで「先生は、信じられないほどオープンマインドだった」と述懐している。サン・ラーなら話はわかるが、レディ・ガガまで受け入れていたというその寛容さは、ハルヴォーソンの音楽の風通しの良さにも通じているのだろう。音楽の大衆性を忘れずに実験するということの、じつに優雅な表現力を持った音楽となって。『ベラドンナ』に収録されている“Flying Song”を聴いて欲しい。音楽における温かみには、こんな描き方もあるのだ。

 井上由紀子が主宰する音楽カルチャー誌『nero』の創刊10周年を記念してのアート展が新宿伊勢丹2階で本日から6月30日まで開催される。エレキング読者にはお馴染みの五木田智央や坂本慎太郎をはじめ、ディーヴォのマーク・マザーズボーなど、個性的な日本人/海外アーティストのアート作品がいくつも展示されている。また、谷川俊太郎や町田康といった作家の生原稿もあり、じつに見応えのある内容となっている(詳細はここをチェック)。いや、さすがです。で、雑誌のバックナンバーも売られているのですが(ローリー・アンダーソンのインタヴューが掲載された『vol.5』は必読)、最新号には、なんとコーネリアスの新曲が収録された7インチが付くという、スペシャルなモノが会場では購入できます。
 場所もアクセスしやすいので(2階のエスカレーターを上がってすぐに会場があります)、新宿まで行くことがあれば足を運びましょう。運がよければ会場内で井上由紀子編集長に会えるかも!

VOICE - nero 10th anniversary

□2022年6月17日(金)~6月30日(木)
□伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン・ザ・スペース
公式Instagram @isetan_the_space


Nouveau Monica - ele-king

 昨年、ブラワンのEPを繰り返し聴いたという人は少なくないのではないだろうか。自ら主宰する〈Ternesc〉からの「Soft Waahls EP」と、年末に〈XL〉からリリースされた「Woke Up Right Handed EP」。2015年にベルリンに移り、〈Ternesc〉を設立してからのジェイミー・ロバーツはダブステップからテクノにシフトしたことで面白みが薄れてしまい、ムーディマンの声をサンプリングした“What You Do With What You Have”(11)のような遊び心からは遠ざかったような印象があったものの、一昨年の「Make A Goose EP」や「Immulsion EP」あたりからUKガラージの要素が復活し、とくに「Woke Up Right Handed EP」ではどうしちゃったのかと思うほど多彩なリズムを楽しませてくれた。“Gosk”や“Close The Cycle”がコミカルなブリープ・エレクトロかと思えば、“No Rabbit No Life”はマイク・インクとエイフェックス・ツインが出会ったようなドリルン・ベース(?)、さらに2拍子からブレイクでノイズ・ドローンに変わる“Under Belly”にも意表をつかれた。また、EPのタイトルに用いられている「Woke」(意識が高い)はラップのコンシャスと同じ趣旨で使われるブラック・ライヴス・マターのスローガンで、エリカ・バドゥ“Master Teacher”の歌詞が起源とされ、とくにフライング・ロータスがジョージ・クリントンをゲストに迎えたWoke名義「The Lavishments Of Light Looking」(15)以降、曲のタイトルなどに頻出するようになった。ここでは「右利きの人」を対象にするというヒネった使い方がされ、右利きの人に意識を高く持てという意味なのか、それとも暗に右翼に呼びかけているのか(?)。ブラワンはデビュー・アルバムのタイトルも『湿ったものは必ず乾く(Wet Will Always Dry)』(18)とか、どう取ればいいのかわからないタイトルが多く、楽しく悩ませてくれる存在である。

 この勢いでブラワンがセカンド・アルバムをリリースした……のではなく、フランスからヌーヴォー・モニカのデビュー・アルバムがこの波をかっさらっていった。UKガラージに主軸を置き、エレクトロとの境界線を面白いように舐め回す『BBB』はブラワンを若返らせ、2000年代前半のヴァイブスで染めたような温故知新を感じさせる。なんといってもまずは疾走感。UKガラージに特有のつんのめるビートが全体を貫き、抑制されたブリープのヴァリエーションが編み出される。過剰にリヴァーブをかけたスネアだけでワクワクしてしまうけれど、テンポは必ずしも早くなく、オフ・ビートをたっぷりと組み込むことでスピード感を醸し出していく。シャキシャキとしたスネアにトランペット・ドローンのような持続音を絡める“Be Quiet”からリズムとメロディの対比がエイフェックス・マナーの“Bluntin”へ。フランジャーをかけたハットが駆け回る“Bobby’s Bump”がとにかく最高で、ブレイク後に転調するところはかなりヤバい。シカゴ・アシッドの要素も裏地にピタリと縫い込まれ、“BS Unit”ではスネア、“Bounce Break”ではバスドラムがしっかりとリクルートされている。どの曲もほとんどビートの組み合わせだけでできているところが、そして、なによりも素晴らしい。『BBB』というのは曲のタイトルがすべて“B”から始まるからのようで、秋里和国『THE B.B.B.(ばっくれバークレーボーイ)』を思い出したり。



 『BBB』を聴いてそこはかとなく思い出すのがMIA『Kala』をプロデュースしたスウィッチのサウンド・メイキングで、彼のヒット曲“A Bit Patchy”やその後にフィジェット・ハウスと呼ばれるようになる彼のスタイルがアルバム全体にエコーしていると僕には思えてしまう。さらに言えばフィジェット・ハウスをダンスホールに応用したテリー・リン『Kingston Logic 2.0』やスウィッチ自らがダンスホールに取り組んだミズ・シング『Miss Jamaica』など、UKガラージがエスニック色を強めたUKファンキーに様変わりしていく前段階がこのあたりで力を溜め込んでいたことを『BBB』は再現し、アップデートさせていると考えるのは無理があるだろうか。アップデートというより当時の楽観的なムードをそぎ落とし、現代的な閉塞感で全体をコーティングし、最後のところは引き締めていくという感じ。その辺りがブラワンの試行錯誤とも共通のセンスに感じられるところだろう。ちなみにバイクの上でヘンな男が寝ているというジャケット・デザインは、ちょうど10年前にリリースされたジャム・シティが同じくバイクを横転さ得ることでJ・G・バラードのヴィジョンを想起させたのとは異なり、それでも人は生きているというフランス的な感触にも導かれる。

Tomorrow’s People - ele-king

 ヴァイナルにまつわる新しい試みを展開する〈Pヴァイン〉の「VINYL GOES AROUND」プロジェクト。その新作はシカゴ南部のソウル・グループ、トゥモロウズ・ピープルの1976年作『Open Soul』のジャケをあしらったオフィシャルTシャツだ。3色各5サイズとヴァリエイションもばっちり。
 さらには7インチ付属のセットも販売。同盤A面には、『Open Soul』表題曲を東京のディスコ・プロデューサー、T-GROOVEがエディットしたトラックを、B面にはアルバムの人気曲 “It Ain't Fair” を収録。なくなる前にチェックを。

シカゴ南部のソウルグループ、Tomorrow’s Peopleが1976年にリリースしたアルバム『Open Soul』のオフィシャルTシャツがVINYL GOES AROUNDにて限定販売。

シカゴ南部のソウルグループ、Tomorrow’s Peopleの1976年に制作されたアルバム『Open Soul』のオフィシャルTシャツが、Pヴァインが運営するアナログ・レコードにまつわるプロジェクト「VINYL GOES AROUND」にて限定販売されます。

『Open Soul』はDJやソウルマニアの間で究極のコレクターズアイテムとなっているアルバムで、DJ Sadar Baharも自身のフェイバリットにあげています。今回のTシャツは象徴的なアフロヘアの女性を中心にタイトルロゴや曲目、演奏者のクレジットなどがデザインされています。

また20分を超えるグルーヴィーなファンク「Open Soul」を、東京を拠点に世界で活躍するディスコ・コンポーザーT-GROOVEが7インチ・サイズにリエディットし話題となった「Open Soul」7インチとのセット販売も実施いたします。

・VINYL GOES AROUND 販売ページ
https://vga.p-vine.jp/exclusive/vga-1022/

[リリース情報①]
アーティスト:Tomorrow’s People
アイテム名:"OPEN SOUL" ORIGINAL T-SHIRTS
品番:VGA-1022
価格:¥5,280(税込)(税抜:¥4,800)
カラー:BLACK / ICE GRAY / LIGHT PINK
サイズ:S M L XL 2XL

[リリース情報②]
アーティスト:Tomorrow’s People
アイテム名:"OPEN SOUL" ORIGINAL T-SHIRTS + 7"
品番:VGA-1023
価格:¥7,480(税込)(税抜:¥6,800)
カラー:BLACK / ICE GRAY / LIGHT PINK
サイズ:S M L XL 2XL

[7” トラックリスト]
Side A : Open Soul (T-GROOVE Edit)
Side B : It Ain't Fair

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO - ele-king

 初日から大盛況の展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」。好評を受け、土日祝の開館時間の拡大が発表された。あわせて、同展のオフィシャル・ヴィデオと展示写真が公開されている。

 「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」は、世界初公開の『Face to Face』、日本初公開の『The Ship』、ヴィジュアル・アーティストとしてのイーノの代表作『77 Million Paintngs』および『Light Boxes』の最新作、計4作を一挙に体験できる絶好のチャンス。

 6月25日からおなじ京都で開幕するデヴィッド・ボウイ写真展との相互割引も実施中とのことなので、この機会にぜひ足を運んでみよう。


77 Million Paintings


Light Boxes


Face to Face

black midi - ele-king

 ele-king 28号のブラック・ミディのインタヴューは読んでくれましたか? 彼らが何ものなのか、ほかと何が違うのかがよくわかる内容になっているので、ぜひ! で、その取材でもメンバー3人ともが自信満々に語っていた3枚目のアルバム『Hellfire』から先行リリース第二弾の曲“Eat Men Eat”のMVが公開されました。多彩なパーカッションからすさまじい叫びまで駆け上がります。曲の終わりの奇妙なレイヤーは、ファンから送られてきたものによって構成されているそうです。まずはこの規格外サウンド楽しみましょう。新作のリリースと来日ライヴを待ちましょう。

black midi - Eat Men Eat

Buttering Trio - ele-king

 新世代のソウル・バンドとして近年その名をあげているテルアヴィヴのバターリング・トリオ。ベノ・ヘンドラー、ケレン・ダン、そしてリジョイサー名義で知られるユヴァル・ハヴキンからなるこの3人組が、8月3日に6年ぶりの新作をリリースする。通算4枚目のアルバムで、今回は当地のジャズ・シーンを支えるドラマー、アミール・ブレスラーも加わった強力な布陣。先行シングル曲“Come Hither”が公開中です。

Buttering Trio『Foursome』

ネオ・ソウル、フューチャー・ソウルバンドとして大注目のバターリング・トリオが、スマッシュ・ヒットを記録し来日公演も果たした2016年の名盤『Threesome』に続く、最新作を遂に完成!! ドラマーとしてアミール・ブレスラーも参加し、フューチャリスティックなソウル・サウンドと、エキゾティックなヴォーカルがさらに輝きを増した、最高傑作の4thアルバム!!

バターリング・トリオが遂に戻ってきた。しかも、ケレン・ダン、リジョイサー、ベノ・ヘンドラーのオリジナル・メンバーに、ドラマーのアミール・ブレスラーを加えた最高の組み合わせが実現した。10年に及ぶキャリアが作り上げた、この上なくグルーヴィなリズム、ドリーミーで魅惑的なメロディと緻密なアレンジ。それらが織りなす『Foursome』は、間違いなくバターリング・トリオの最高傑作だ。(原 雅明 ringsプロデューサー)

先行シングルMV公開中 !!
「Buttering Trio - Come Hither (Official Video)」
https://www.youtube.com/watch?v=yYSRq60dzOY

Artist : Buttering Trio
(バターリング・トリオ)
Title : Foursome
(フォーサム)
Release : 2022/08/03
価格 : 2,400円+税
レーベル : rings / Raw tapes
品番:RINC89
フォーマット : CD
解説:原 雅明
Official HP : https://www.ringstokyo.com/items/-Buttering-Trio

Tracklist:
01. Good Company
02. Come Hither
03. See If It Fits
04. Move In
05. Desert Dream Romance
06. When I Face Your Beauty
07. Air In Rest
08. Keep It Simple
09. Don't Book Me
10. Succulent For Valentine
11. Close to You
12. Dancing with Insomnia
& Bonus Track収録予定

Putney Swope - ele-king

 2021年7月7日、85歳でこの世を去ったロバート・ダウニーによる永遠の名作、『パトニー・スウォープ』が7月22日から上映される。
 60年代のニューヨークを舞台にした、黒人がいきなり広告会社の社長になるという設定ではじまるこの映画は、当時のアメリカ社会の欺瞞を暴いた痛烈な風刺であり、過激なコメディであり、先見性に満ちた傑作。いま『リコリス・ピザ』で話題のポール・トーマス・アンダーソン監督がもっとも影響を受けた映画としても知られている。ちなみにこれは、ジム・オルークのオールタイム・フェイヴァリット映画でもある(かつてEメールの名前に本作のタイトルを使用していたほどだそうで……)。

 映画は7月22日(金)渋谷ホワイトシネクイントほか順次公開。この機会を見逃さないように。
 詳しくはこちらを(https://putneyswope.jp/)。

Putney Swope
パトニー・スウォープ

デジタル・レストア・バージョン
A film by Robert Downey
ロバート・ダウニー 監督作品
1969, 85minutes, USA, Herald Productions
白黒・カラー
Featuringアーノルド・ジョンソン、ローラ・グリーン
withバディ・バトラー、アンソニー・ファーガス、ローレンス・ウォルフ
※7月22日(金)渋谷ホワイトシネクイントほか順次公開

Big Thief - ele-king

 2019年の2枚『U.F.O.F.』と『Two Hands』で大いなる飛躍を遂げ、今年2月に発表したアルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』も好評のビッグ・シーフ。いまやUSインディ・シーンを代表するバンドにまで成長した彼らですが、この絶好のタイミングで初の来日公演が決定。11月14日大阪、15日名古屋、18日東京の3都市をまわります。

 6月29日発売の紙版最新号『ele-king vol.29』ではビッグ・シーフを表紙&巻頭にフィーチャー。アルバム・リリース時にジェイムズ・クリヴチェニア(ドラムス)のインタヴューをウェブで掲載していますが、今回はバンドの精神たるエイドリアン・レンカー(ヴォーカル/ギター)とバック・ミーク(ギター)が登場。じつにさまざまなことを語ってくれています。こちらもぜひチェックを。

BIG THIEF
『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』全世界絶賛!
大注目バンド、ビック・シーフ待望の初来日、遂に実現!

グラミー・ノミネートによって一躍USインディ・シーンの中心的存在となったビッグ・シーフ。
2019年には『U.F.O.F.』、 『Two Hands』と2枚の傑作を発表し、2020年にはそれぞれソロ作品をリリースするなど充実した活動を送り、2022年2月11日にリリースされた2枚組の最新アルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』は、全世界から大絶賛されている。コロナ禍でソールドアウト公演が延期~中止となり、まさに待望の初来日が遂に決定した。

https://smash-jpn.com/live/?id=3692

BIG THIEF JAPAN TOUR

2022/11/14 (月) 梅田 CLUB QUATTRO
開場 18:00 / 開演 19:00 (問) SMASH WEST:06-6535-5569 (smash-jpn.com)

2022/11/15 (火) 名古屋 CLUB QUATTRO
開場 18:00 / 開演 19:00 (問) CLUB QUATTRO:052-264-8211 (club-quattro.com)

2022/11/18 (金) 渋谷 Spotify O-EAST
開場 18:00 / 開演 19:00 (問) SMASH:03-3444-6751 (smash-jpn.com)

オフィシャル先行予約:6/14 (火) 17:00~6/20 (月) 23:59 https://eplus.jp/bigthief/

最速プレオーダー先行予約:6/21 (火) 12:00~6/26 (日) 23:59 https://eplus.jp/bigthief/

一般発売:7/2 (土) 10時~発売
【大阪】 e+ (Quattro Web先行:6/27-28)・チケットぴあ (P:219-564)・ローソンチケット (L:53062)
【名古屋】 e+ (Quattro Web先行:6/27-28)・チケットひぴあ (P:219-634)・ローソンチケット (L:45427)
【東京】 e+・チケットぴあ (P:218-458)・ローソンチケット (L:70117)
□お問合せ: SMASH 03-3444-6751 (smash-jpn.com)

エイドリアン・レンカーとマックス・オレアルチック、バック・ミーク、ジェームズ・クリヴチェニアの4人で構成されるビッグ・シーフは2020年、ニューヨーク州北部、ロッキー山脈のトパンガ・キャニオン、コロラド州のロッキー山脈、アリゾナ州ツーソンの4カ所で5カ月間をかけてレコーディングを敢行。その中で完成した45曲から厳選された20曲が収録されたアルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』は、ドラマーのジェームズ・クリヴチェニアがプロデュースを手掛けた。また、それぞれのロケーションでアラバマ・シェイクスなどを手掛けグラミーも獲得しているショーン・エヴェレットや米SSWサム・エヴィアン、ビッグ・シーフの前作と前々作『U.F.O.F.』と『Two Hands』を手掛けたドム・モンクスらがエンジニアを務めている。各所で絶賛され続けているビッグ・シーフ最新アルバムは絶賛発売中。

ドラゴンが連れていく最高の飛翔 ──rockin’on

豊かな土地に色とりどりの花が咲き乱れるような多様な楽曲群 ──Music Magazine

現代USインディの顔役 ──MUSICA

USで最も素晴らしいバンドの1 組 ──The Guardian

瞬時に満足させるが、その魅力と謎は何年も響き続けるだろう ──Uncut 9/10

ゆっくりと堪能して消化しなければならない、不定形でスタイルが多岐に渡るレコード ──Mojo ★★★★

ビッグ・シーフの魔法を垣間見ることができる…… ──Loud and Quiet

label: BEAT RECORDS / 4AD
artist: Big Thief
title: Dragon New Warm Mountain I Believe in You
release: NOW ON SALE

BEATINK.COM:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12242

ele-king vol.29 - ele-king

特集:フォークの逆襲──更新される古き良きモノたち

巻頭インタヴュー:ビッグ・シーフ
インタヴュー:マリサ・アンダーソン、キャロライン、スティック・イン・ザ・ホイール、ローラ・キャネル、ランカム
特別インタヴュー:ベル&セバスチャン

もっとも古い民衆の音楽、いま広がるフォークの時代、
ネットでは読めない貴重なインタヴュー、歴史やシーンの概説~コラム、そしてディスクガイド

※増ページ特別価格

contents

revenge of folk
フォークの逆襲──更新される古き良きモノたち

●それは “金のかからない音楽” である by 松山晋也

[interview] Big Thief
ビッグ・シーフ──世界は変わっても、変わってはならないもの by 木津毅

[interview] Marisa Anderson
マリサ・アンダーソン──旅路の彼方に by 野田努

●概説アメリカーナ by 松村正人

●フリー・フォーク──ゼロ年代のニュー・ウィアード・アメリカとは何だったのか by 野田努

●それはいまも進化している by 岡村詩野

●歌い継がれる生 by 木津毅

●女性アーティストたち by 岡村詩野

[interview] caroline
キャロライン──美しくスローな黄昏 by 野田努

●英国フォークの復興と新世紀 by 松山晋也

[interview] Stick In The Wheel
スティック・イン・ザ・ホイール──労働者階級の声としてのフォーク by 松山晋也

●UKウィアード・フォーク by ジェイムズ・ハッドフィールド(James Hadfield)

[interview] Laura Cannell
ローラ・キャネル──縦笛とヴァイオリン、その時空超えのあらすじ by 野田努

●インディっぽいブリティッシュ・トラッド10枚 by ジョン・ウィルクス(Jon Wilks)

[interview] Lankum
ランカム──アイルランドの伝統と実験 by 松山晋也

■ディスクガイド by 松山晋也、木津毅、松村正人、小林拓音、小川充、岡村詩野、野田努

[interview] Belle and Sebastian
ベル&セバスチャン──いまも温かなグラスゴー・インディの魂 by 妹沢奈美

■ジャック・ケルアック生誕100年記念座談会 by マシュー・チョジック(Matthew Chozick)、水越真紀、野田努

アート・ディレクション&デザイン:鈴木聖

オンラインにてお買い求めいただける店舗一覧
amazon
TSUTAYAオンライン
Rakuten ブックス
7net(セブンネットショッピング)
ヨドバシ・ドット・コム
Yahoo!ショッピング
PayPayモール
HMV
TOWER RECORDS
紀伊國屋書店
honto
e-hon
Honya Club
mibon本の通販(未来屋書店)

P-VINE OFFICIAL SHOP
SPECIAL DELIVERY

全国実店舗の在庫状況
紀伊國屋書店
三省堂書店
丸善/ジュンク堂書店/文教堂/戸田書店/啓林堂書店/ブックスモア
旭屋書店
有隣堂
未来屋書店/アシーネ

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498