「Nothing」と一致するもの

Jose James - ele-king

 ホセ・ジェムスに関して最初に驚いたのは、2009年のムーディーマンのアルバム『アナザ・ブラック・サンデー』で歌っていたことだ。世界は思っているよりも窮屈ではない。小さな島宇宙を喜んでいるのは......(以下、面倒だから省略)......いや、こうした自主規制がよくないのだろう。それが結局のところ、街で遊ぶことと引き替えに、インテリアに囲まれながら誰にも傷つけられることのない空間を無数に作らせているってわけだ。こうした文化状況がどんな人間にとってもっとも都合が良いのかわかっているのだろうか......。

 で、そう、2008年にホセ・ジェイムスがファースト・アルバム『ザ・ドリーマー』を発表したときによく引き合いにだされたのが、アシッド・ジャズの時代に再評価されたジャズ・シンガー、レオン・トーマスである。『ザ・ドリーマー』は、トーマスに代表される昔のメロウ・ジャズのフィーリングを継承しつつ、ディアンジェロのようなモダンR&Bのエッセンを加えて作られたアルバムだった。それは本当に良くできたメロウ・ジャズで、しかもディアンジェロよりもずいぶんとこざっぱりしている。ローランド・カークのゴルペリーな"スプリット・アップ・アバヴ"のカヴァーにもそれがよく表れていた。ピアノはさえずり、ブルース調のベースはうなる。そして彼のソフトな声は滑らかに伸びていく。多くの識者が言うようにそれはたしかに一流なのだろう。が、その一流が、ムーディーマンのゲットー・ソウルと結ぶつくとは思えなかった。

 そればかりか、2年ぶりのセカンド・アルバム『ブラックマジック』ではベンガの曲のカヴァーまで披露している。そう、あまたのダブステッパーのなかでもいまをときめくスターDJのベンガの曲を......である。そしてまあ、ご存じのようにスティーヴン・エリソン――フライング・ロータスの名前で知られる、目下、ジェイ・ディラ以降におけるトップ・プロデューサーとアルバム中の3曲を共作している。いまのトレンドをベタに押さえた組み合わせと言ってまえばそれまでだが、しかし僕のようなリスナーはそれがゆえに「おや?」と興味を示してしまうのだ(逆に言えばそれだけ現在においてダブステップとフライング・ロータスは脅威なのだろう)。日本人のDJ、ミツ・ザ・ビーツも1曲提供している。

 こうしたメンツを考えれば、前作以上にモダンなクラブ・サウンドになるのだろうと思われるかもしれない。前半に関してはそうとも言えるが、大雑把に言えば、ジェイムスのR&Bテイストを加味したメロウ・ジャズは変わらないと言えばそう変わらない......実際、ベンガのカヴァー曲"ウォリアー"やエリソンがトラックを提供した"メイド・フォー・ラヴ"のような野心的な曲もアルバム全体から見れば、言葉は悪いがオマケのようなものだ。"ウォリアー"でもピアノは軽やかに踊り、"メイド・フォー・ラヴ"ではジェイムスのR&Bが展開される。ムーディーマンとの共作"デトロイト・ラヴレター"も、言われなければそれが彼のトラックだとは気がつかないだろう。『アナザ・ブラック・サンデー』の"デザイヤー"で見せたルーズなエロティシズムとは打って変わって、ジェイムスはその曲で清楚なソウルをロマンティックに歌い上げる。エリソンのトラックによるタイトル・ナンバーである"ブラックマジック"はアルバムを象徴しているかもしれない。要するにどこか別の場所に向かうと言うのではなく、『ブラックマジック』はそれがアコースティック・ジャズだろうと打ち込みだろうと、気がつけばメロウ・バラードな響きに帰ってくるのである。アルバムの統一性はほとんどまったく崩れない。

 が、しかし......、ちなみに先行シングル「ブラックマジック」ではふたりのダブステッパー、ジョイ・オービソンとアントールドをリミキサーとして起用している。オービソンにしてもアントールドにしても、ちょっと意外だった。どちらもテッキーな響きに特徴を持つ、昨年から人気急上昇のプロデューサーである。そしてつまり、こうした事態がまた起きている。まるで90年代初頭のような。......世界は思っているよりも窮屈ではないかもしれない。

Various - ele-king

 1995年にロンドンの、当初は〈ON-U〉傘下に設立された〈プレッシャー・サウンズ〉が記念すべき第一弾としてリリースしたのが1974年に編集されたこのアルバムで、だから今回の再発は"再発の再発"ということになる。長らく絶版となっていたが、ファンから再発のリクエストがとくに多かったそうだ。今回の再発のアートワークはオリジナル盤のものを再現したそうだが、〈プレッシャー・サウンズ〉がこのアルバムを皮切りにはじめたリリースの(プリンス・ファー・アイ、イスラエル・ヴァイブレーション、リー・ペリー......etc)、しばらくのあいだ統一性をもたしていたデザインを僕は好きだった。あのデザインは明らかにソウルIIソウル、もしくはアシッド・ジャズの流れを継承するもので、レーベルがどんなリスナーに目を向けていたのかがわかる。ジャングルのシーンを除けば、あの時代、移民文化との接続を積極的に果たしていたのはクラブ・ジャズのシーンだったからだろう。あるいは90年代にヴィンテージ・レゲエを求めて街を彷徨い、再発見を望んでいたのは僕のようなクラブ世代だったからだろう。

 『ハーダー・シェイド・オブ・ブラック』――よりハードな黒い影――などという威勢の良いタイトルのこのアルバムは、1974年にキングストンからロンドンにやって来たレナード・アンソニー・チンによって編集され、そして彼のレーベル〈サンティック〉からリリースされている。レナード・チンはレゲエにおける第二世代のプロデューサーのひとりで、第一世代を1960年代後半にピークを迎えるビッグ・スリー――コクソン・ドッド、デューク・リード、そしてプリンス・バスターとするなら、第二世代のグループとは彼らに続いた世代――ジョー・ギブス、リー・ペリー、クランシー・エクルズ、リンフォード・アンダーソン、ウィンストン・ライリー、バーニー・リー......つまり初期レゲエからルーツへと、もしくはダブへと発展する、その時代にかけて大活躍をするプロデューサーたちである。1968年から1974年にかけてのジャマイカ音楽の発展がどれほどエキサイティングであったのかは識者の言葉に委ねようと思うが、レナード・チンはその偉大なる第二世代におけるもっとも若いひとりだった。1953年生まれのチンは10代半ばで歌手として音楽業界に入り、そして1973年からプロデューサーとして手腕を振るっている。若干20歳のルードボーイのプロデューサーである。『ハーダー・シェイド・オブ・ブラック』のオリジナル・アートワークの写真に写っている格好いい美女は当時のチンの妻だというが、なるほど彼女のスタイルを見ても彼の音楽のルードな姿勢がうかがえるというものだ。

 シンガーや演奏者の顔ぶれを見てもいい。ホレス・アンディ、グレゴリー・アイザックス、アイ・ロイ、ジャー・ウーシュ、ベースはファミリー・マンとリロイ・シブルス、ドラムはカールトン・バレットにティン・レグス、キーボードはオジー・ヒバート、そしてこのアルバムにおけるキーパーソンのひとり、オーガスタス・パブロ。ミキシングはエロール・トンプソン。パブロはチンと同じ歳で、ホレス・アンディやグレゴリー・アイザックスはそのふたつ上だから、録音された頃はみんな20歳そこそこだった。若いエネルギーが集結して、まだ控えめなエフェクトによるダブが出はじめたこの時代のレゲエの、ほんの一握りの煌めきが生まれたのだ。

 僕のお気に入りはホレス・アンディの"プロブレム"と"チルドレン・オブ・イスラエル"(まあ、誰にとってもキラーな曲だが)、グレゴリー・アイザックスの"アイル・ビー・アラウンド"とローマン・スチュワートの"ピース・イン・ザ・ヴァリー"(これらのダブ・ヴァージョンもまた最高である)、そしてアイ・ロイの素晴らしいディージェイの"ヤマハ・ライド"、そしてオーガスタス・パブロの"ラヴァーズ・ムード"と"ハーダー・シェイド・オブ・ブラック"......それからもちろん、チンがザ・ビートルズのノルウェイの森"を知らずにザ・ソウル・ヴェンダーズのカヴァーから入ったという"ベター・シェイド・オブ・ダブ"も忘れるわけにはいかない。今回新たに収録された曲――オーガスタス・パブロの"コロンボ"とそのダブ・ヴァージョンである"スペシャル・ブランチ"、サンティック・オール・スターズによる"ヘル・ボート"と"メキシカン・ロッキング"も良い曲で、アルバムの最後に追加されたキング・タビーのダブも嬉しい限りだ。

 オリジナルは10曲。1995年の再発盤は16曲、今回の再発の再発は21曲もある。曲順も変えてある。自分のコレクションに加えない理由がない。

Joanna Newsom - ele-king

 還俗、と言うんだろうか。僧侶が普通の人に戻ること。これが僧侶ばかりでなく例えば巫女さんなんかにも使える言葉だとすれば、ジョアンナ・ニューサム、彼女はこの新作において「還俗」した。

 数年前、フリー・フォークという概念とともに彼女のファースト・アルバム『ミルク・アイド・メンダー』を手にした方は多いことだろう。リリースが2004年、フリー・フォークという名が人びとの口の端に上るようになったのもこの前後である。デヴェンドラ・バンハートがキュレートしたコンピレーション『ゴールデン・アップルズ・オブ・ザ・サン』のリリースが同2004年だ(シックス・オルガンズ・オブ・アドミッタンス、ジョゼフィン・フォスター、エスパーズ、バシュティ・バニヤン、ココロージー等を収録)。ジョアンナはこの後、デヴェンドラとともにツアーに出ている。

 世界史的にはウォーカー・ブッシュが大統領二期目の当選を果たしたものの、開戦前に比して支持率は著しく低下、都市リベラル層の反ブッシュ的なムードが高まっていた頃だ。翌2005年には、ブッシュ政権はイラクの大量破壊兵器問題の報告に誤りがあったことを認めるに至っている。ハリケーン・カトリーナがアメリカを襲ったのもこの年だった。アメリカがひとつの時代の終わりへ向かって、加速しはじめた――そんな時期である。フリー・フォークなる音楽は、その一種超俗的な佇まいによって、このように悲惨でめまぐるしいアメリカからの逃走として、あるいは闘争として、人びとの耳と脳裏に鮮やかに刻み込まれた。当時のリベラルで知的なリスナー層はこれを無視できなかったし、『ピッチフォーク』等の左派的メディアが現在持つ影響力を準備したムーヴメントだったとも言える。
 彼女はこの頃、ほんとうに巫女のようだった。大きなペダル・ハープを抱え、悪魔的なロリータ・ヴォイスで独特の歌い回しをする。それはこの世の外のものを引き寄せ、世界を奇妙に揺さぶる。霊感に満ちた、一聴で人の耳を征服してしまう声。実に驚くべきパフォーマンスだった。

 本作において真っ先に感じるのはその声の変化である。しかも1曲めで使用されているのはピアノだ。『ミルク・アイド・メンダー』がジョアンナだと思っていると、軽い戸惑いを覚えるだろう。これは、言わば「普通」である。少女の形をした悪魔の声、あるいは人ではないものと交信する声、あの声はどうしたのだとそう思うはずだ。
 どことなくバルカンな異国情緒をたたえた哀愁フォーク・ナンバー"イージー"。室内楽的なアレンジを施されている点、前作の『イース』を思い起こさせる。『イース』においては、巫女的な彼女、あるいは悪魔的な彼女は世俗の権力を操って女王となった。それを永遠の寿命の中での退屈しのぎとした......そんなふうな想像を掻き立てる。だってアレンジにヴァン・ダイク・パークス、プロデューサーがジム・オルーク、エンジニアがスティーヴ・アルビ二だ。ジャケットも女王の偉容。大作主義的な佇まいも浮世離れしているし、彼女はこのままいくとどこに行き着くのだろうかと、超俗性が極まってカルト・スターに終わってしまうのではないかと個人的には危ぶんだ。が、本作のこの1曲目。ストリングスの綾の向こうから響くのは普通の声だ。もちろんジョアンナの声ではある。が、巫女ではなく、悪魔ではなく、歌うたいの声だと感じる。
 この感触は表題曲である2曲め"ハヴ・ワン・オン・ミー"、3曲目"'81"により顕著だ。この2曲、楽曲と声自体はむしろ『ミルク・アイド・メンダー』に近い。とくに"'81"はハープのみでシンプルに紡がれる、ジョアンナ得意の3拍子の小品で、初期の破壊力のかわりにおだやかな色彩を感じる。4曲目などはジョニ・ミッチェルやローラ・ニーロなど70年代の都会派シンガー・ソングライターの手になるピアノ・ポップといった印象さえ受ける。ディスク2はとくにそうした印象が強い(なんと3枚組の箱入り仕様だ)。なるほど、彼女は「還俗」したのだ。そして新章を開こうとしているのではないだろうか。
 "ハヴ・ワン・オン・ミー"は「黒い娼婦」の歌である。19世紀アイルランドのダンサーで、バイエルン王ルートヴィヒ1世の公妾、通称ローラ(国内盤付属の対訳参照)。スキャンダラスなダンスで手にした彼女の栄光と転落、不遇の晩年に取材した叙事詩だ。3枚分のスリーヴにプリントされたジョアンナの写真はいずれもこの「黒い娼婦」を模したものと思われる。自らをかのローラになぞらえ、俗界に舞い降り、人びとに芸を売って生きていく。言葉が悪いなら、フィギュア・スケートに例えたっていい。少女性や若さにしか宿らない一種のエネルギーを、難度の高い技に変換するだけで多くの人びとを魅了できる競技人生を引退し、より多彩な武器を手に、プロとして人びとに芸を売っていく。そうした覚悟が、下着姿のしなやかな肢体に読み取れなくはない。同時にそこには、絶対に客を飽きさせるものかという自信もある。

 ハープの音色で奏でられる彼女のアパラチアン・フォークは、それがかつてはケルトの森からやってきた音楽であることを遥かに思い起こさせる。中世的で、現代的な感情表現が希薄な、緑青の錆びになめらかに覆われた音楽。全体として彼女は等身大の「私」をテーマとしない。古い伝承や古い詩のような物語を節にのせて誦する。時々は風刺も入る。
 ディスク3はまさに中世の吟遊詩人を思わせる曲群だ。他の2章と同様にピアノの曲ではじめ、ピアノの曲で終えているのが象徴的だが、アップライト・ピアノのようにざらついたカジュアルな音を出している点がまた良い。歌のプレゼンスを助ける、完全に伴奏としての音だ。リコーダーや民族楽器をフィーチャーした曲でも、そうした彩りは彼女の歌でつながる絵巻物の背景に過ぎない。はねるような曲は少なく、しっとりとして引力のある曲で構成されている。
 芸を、歌を売るものとして彼女は帰ってきた。再びプロデューサーに、バート・ヤンシュやデヴェンドラ・バンハートも手がけるノア・ジョージソンを迎えている。おそらく彼女は一生歌いつづけるだろう。そして歴史に名を残すだろう。その準備が整ったという印象だ。

Shop Chart


1

THEO PARRISH FEAT. BILL BEAVER

THEO PARRISH FEAT. BILL BEAVER Melloghettomental SOUND SIGNATURE / US / 2010/3/1 »COMMENT GET MUSIC
3/13にelevenへ訪れるTheo Parrishの新作は古くからデトロイトにてヴォーカリストとして活動するBill Beaverが参加。DJだけでなくクリエイターとしても孤高の存在であることを証明するアブストラクトなジャズ~ディープ・ソウルを展開。オリジナリティ溢れる楽曲性の高さには、もはや誰も追いつけない。

2

VARIOUS ARTISTS

VARIOUS ARTISTS Mahogani Music MAHOGANI / US / 2010/3/1 »COMMENT GET MUSIC
ショーケースコンピとしてリリースされたのが今から4年前。ノンプロにもかかわらず瞬く間にSOLD OUTとなった1枚が再プレス。ボーナスディスクがアーチストアルバムそのものというのもデトロイトならではだが、実はそのアルバム(Nikki-Oというシンガー)はMoodymannを中心にMike GrantやAlton Millerがプロデュース、ここでしか聴けない音源も多数収められています。

3

TYCHO

TYCHO Coastal Brake GHOSTLY INTERNATIONAL / US / 2010/3/1 »COMMENT GET MUSIC
最近のリリースがどんどんシューゲイザー系になってきているGHOSTLYから、ex MERCKのTYCHOが限定12"をリリース! キラキラ眩しすぎるシンセのシャワーが多幸感いっぱいのオリジナル、さらに涙腺うるうるのドラマチックな展開が待ち受けるMANUALリミックス、WINDSURFの1/2・HATCKBACKによる生音を活かしたバレアリックなリミックスなど、全曲悶絶必至のメロウ・エレクトロニカ傑作盤!

4

AUTECHRE

AUTECHRE Oversteps (Tシャツ付き限定セット: S) WARP/BEAT / JPN / 2010/3/2 »COMMENT GET MUSIC
孤高の革命家・AUTECHREによる記念すべき10thアルバムは、トレードマークである無機質なトラックの殻を破り、メロディーに焦点を当てたかのような問題作!DISK UNIONでは、DESIGNERS REPUBLICが手掛けたこの作品のモノトーンなアートワークをモチーフにしたスペシャルTシャツとCDアルバムをセットにしたファン垂涎の超レア・アイテムを販売!各サイズあります!

5

LINKWOOD FAMILY

LINKWOOD FAMILY Miles Away (Intrusion Dubs) FIRECRACKER / UK / 2010/3/8 »COMMENT GET MUSIC
極小プレスで即SOLD OUTとなってしまった12inchが再プレス!!! 毎リリース、ジャンルを問わず、DJ諸氏から熱い賛辞が贈られるFIRECRACKERレーベル。ECHOSPACEのINTRUSIONによるREMIXを2VERSIONを収録し、完全にECHOSPACE色に染め上げたMODERN TECH DUBなHOUSEチューンに仕上がってます。

6

JUZU A.K.A. MOOCHY

JUZU A.K.A. MOOCHY Live Mixed @Sound-Channel Osaka On 20090926 PROCEPTION / JPN / 2010/2/22 »COMMENT GET MUSIC
ラッパーRINO LATINA IIをフューチャーした「MOVEMENT EP1」もヒット、間もなくアルバムもリリースされるJUZU A.K.A. MOOCHYによる新作LIVE MIX CD!!!今作は昨年9月、大阪SOUND CHANNELの音源。SOUL、AFRO、BRAZIL、REGGAE、DISCO、FUNK、JAZZなどの生音楽曲で、ラウンジ的リラクゼーションを作り出すMIXに成功!

7

AUDIO WERNER

AUDIO WERNER Meanwhile HARTCHEF DISCOS / GER / 2010/3/9 »COMMENT GET MUSIC
まったくハズレなし、毎回スマッシュヒットを飛ばす「イチロー」タイプなAUDIO WERNER。自身のレーベルからの4曲収録のWパックでのリリースですが、視聴せず買ってもOK!?ぐらいの内容で、当然オススメですっ!! さらりと溶け込むシンセと、エレガントなウワもの。うねってる低音が腰にくるハウシーなリズム!!! 参ってしまうほどに使えすぎる!!!

8

MARCEL DETTMANN

MARCEL DETTMANN Dettmann Remixed OSTGUT TONTRAGER / GER / 2010/3/9 »COMMENT GET MUSIC
硬質モノ、文字通り鉄板タイトル!!! ベルリン・アンダーグラウンドの「てっぺん」的レーベル「OSTGUT TON」から、MARCEL DETTMANN音源のREMIX集が登場!! MDRからリリースするNORMAN NODGEによる90'S HARD TECHNOっぽいインダストリアル感が表現された2TRACKと、新鋭WINCENT KUNTHのおこもり感満点、地下DUB TRACKを収録。

9

VALMAY

VALMAY Radiated Future BLUEPRINT / UK / 2010/3/8 »COMMENT GET MUSIC
2009年の復活劇は、アンダーグラウンドにおける大きなトピックと思います。JAMES RUSKINによるBLUEPRINTからの新プロジェクトVALMAY。実はベテランPAUL MACの変名!! 打ち込まれる尖ったハットと抑えの利いたシンセのバランスは、相当計算されてフロア用に調整されいたり、HARD MINIMAL的ベースラインが光っていたりと、ベテラン・プロデューサーらしいキラーチューン。

10

PETER VAN HOESEN & DONATO DOZZY/MATT O'BRIEN

PETER VAN HOESEN & DONATO DOZZY/MATT O'BRIEN Talis/Into The Red CURLE / BEL / 2010/3/2 »COMMENT GET MUSIC
素晴らしいTECHNO作品!!! 来日の度に素晴らしいDJプレイで、ファンを増やしている、イタリアン・アンダーグラウンドのトップDONATO DOZZYと、間もなくアルバムをリリースするベルギーのPETER VAN HOSENによるコラボ!! 90年代のUK TECHNOのような透き通ったシンセのリフと、緻密なプログラミングによる音の粒子。フロアで鳴らせば百万馬力な低音は完璧!!!

CHART by JET SET 2010.03.18 - ele-king

Shop Chart


1

UNKNOWN ARTIST

UNKNOWN ARTIST WOMAN OF CANDY »COMMENT GET MUSIC
出た!!話題のInternational Feelからド最高な謎リエディット物登場!!先日のHarvey pres. Rocussolusの瞬殺振りも凄まじいものがあったInternational Feelから"I'm Not In Love"ネタに続くリエディット物第2弾!!

2

GONJASUFI

GONJASUFI A SUFI & A KILLER »COMMENT GET MUSIC
新世代ビート通過後のフリークアウト・メロウ・ソウル衝撃の傑作!!西海岸ビート・シーンから登場した謎のシンガー/トラックメイカー、Gonjasufiの1st.アルバム!!Flying LotusとGonzalesが正面衝突したような驚異のニュー・サウンド。とにかく聴いて下さい!!

3

DJ ASPARAGUS

DJ ASPARAGUS EP#1 -WAN'CHA »COMMENT GET MUSIC
Ur Daddy Loves Uが(B面込みで!)喝采(?)を浴びた新鋭、DJ Asparagusの第2弾リリース!今回も、Wipe The Needleとの"Ur Daddy Loves U"(Gil Scott-Heronの同名曲のRe-Edit)の流れを汲んだ"I Wan'Cha"、Erro"Don't Change"を文字通りファンキーに料理したB/W"Funk For Me"と、今回も両面イケます!

4

DONAEORIOT MUSIC

DONAEORIOT MUSIC »COMMENT GET MUSIC
大推薦☆D'N'Bを呑み込んだ進化形UKファンキー・ボムをSkreamがリミックス!!"Party Hard"の特大ヒットも記憶に新しいUKガラージュ・プロデューサー/シンガーDonaeoを、SkreamがD'N'Bリミックスした特大アンセムがこちらっ!!

5

V.A.

V.A. IN A CLOUD - NEW SOUNDS FROM SAN FRANCISCO »COMMENT GET MUSIC
これは素晴らしい。サン・フランシスコのインディ・シーンをパックした超グレイト・コンピ!!サン・フランシスコで活動する14アーティストの未発表曲を収録。アナログ・リリースのみの限定500枚。ロウファイ~ガレージ~フォークを中心に素敵な曲がめいっぱい入ってます。ジャケもグレイトです!!

6

RUSKO

RUSKO WOO BOOST »COMMENT GET MUSIC
ダブステップ史を塗り替えた天才がDiploのMad Decentから初登場!!■'10年度ベスト候補■流石のDiplo。先物データDJたちの間ではお馴染みの強力新鋭ばかりを起用した超強力リミックス12"へと仕上がりましたっ!!

7

V.A

V.A CECILLE ITALY »COMMENT GET MUSIC
人気のCecilleからの興味深い企画コンピが登場!!ミニマルハウス・シーンの最前線を走るCecilleが注目するイタリアン・プロデューサー達を一挙に紹介するコンセプト・コンピレーション!!!

8

QATJA S

QATJA S KROM EP »COMMENT GET MUSIC
☆大推薦☆これが当ジャンル'10年の一推しサウンド=フレンチ・テックだ!!当店お馴染みのベルジャン・ジャンパーDr. Rudeとのコラボ12"もリリースしているフレンチ・テック・マスターQatja Sによる特大傑作がこちら!!

9

D.I.T.

D.I.T. LONG GONE (PRINS THOMAS EDIT) »COMMENT GET MUSIC
コロラド発の幻のマイナー・ソウル/ファンク・バンド音源の正規再発!!Still Musicの再発専科Past Dueから、Alex From Tokyo、Rondenionによるリエディットも含めて'07年に再発された"Let's Start Dancin"に続く第2弾。

10

REZKAR

REZKAR ABOVE THE CLOUDS »COMMENT GET MUSIC
南アフリカからのグッド・ディープ・ハウスをJohn Dalyがリミックス。The Revenge、Dixon、Ame、Tim Sweeney、Jacques Renault、D'Julz、Michael Reinboth、Sasse、Lexxと多くのサポートが集まる話題作!!

Fenno'berg - ele-king

 00年代を予見した音楽としてレイディオヘッドやゴッドスピード・ユーが取り沙汰される時、それは気分的なものを差すことが多い。アラブ・ストラップであれ、フィッシュマンズであれ、90年代末にメランコリックなムードが充満していたことはレイヴ・カルチャーへの反動としても理解できるし、同時多発テロ以降の閉塞感を見通したというのなら、そういう言い方も決して無理ではないだろう。ゴッドスピード・ユーには、しかも、ドローン的な表現との橋渡しになるという音楽的なポテンシャルも少なからずあった。サン O)))やナジャといったドゥームからアルヴァーやヴェルヴェット・カクーンといったブラック・メタルにもその陰は落ち、アンチコン=ヒップ・ホップやブレイクコア=ワールズ・エンド・ガールフレンドがその磁場に引きずり込まれていったことも印象的なモーメントだったといえる。

 予見的な可能性という意味では、しかし、99年も終わろうかという頃にリリースされた『マジック・サウンド・オブ・フェノバーグ』よりも音楽的なポテンシャルの高さを示したアルバムは当時はほかになかった。クリスチャン・フェネス、ジム・オルーク、ピーター・レーバーグという、その後の10年間にわたって存在感をアッピールし続けた3人が抽象的なイメージと具体的なサンプリングをぶつけ合い、勃興期のレイヴ・カルチャーとはまったく異なる混沌がそこには叩きつけられていた(チックス・オン・スピードによる奇怪なアートワークも強烈だった)。それは早くもエレクトロニカの鬼っ子的な表現であり、結果的には実験音楽の復興にも寄与する導線ともなった。あるいはブラック・ダイスというフィルターを経てオーヴァーグラウンドとの接点を探るものとなり、ピーター・レーバーグがサン O)))のスティ-ヴン・オモリーと組む(=KTL)ことでドゥームとのクロスオーヴァーも達成している。ソースはあらゆる方向にぶちまけられたのである。

 KTLが来日した際、レーバーグに話を聞いていると、ふと、彼が「フェノバーグの3枚目が出るよ」と教えてくれた。3年前のことである。なんだよ、ウソだったのかなと思っている頃にようやく『イン・ステレオ』が店頭に並び、輸入盤はすぐに売り切れた。02年にリリースされたセカンド『リターン・オブ・フェノバーグ』(これもチックス・オン・スピードによるアートワークが秀逸)がシャープさを増していたのに対し、3作目は自らがつくりだした混沌を増幅させるようなものではなく、ヨーロッパ的な洗練に磨きがかかっているような印象が強い。唯一のアメリカ人であるジム・オルークが『ザ・ヴィジター』でポスト・クラシカルの決定打といえる方向性にシフトしたことも関係があるのだろう(アメリカのシーンが衰退しているわけではない)。かつては弾け飛ぶように、あるいは、突き刺さるようにアウトプットされていた電子音はここでは何かを撫で回すようにねっとりとした感触に取って代わられ、安直なアンビエント・ドローンへの迎合どころか、部分的にはジョン・ハッセルやラズロ・ホルトバギを思わせるドローン・ジャズとも接合しかねない。なるほどこれはミュージック・コンクレートとクラブ・ミュージックの快楽性を止揚させた成果といえるだろう。そう、クラブ・ミュージックのチープさを批判し、高度な音楽性を訴える者はここまでやるべきではなかったか。

DRUM & BASS SESSIONS
"DRUM & BASS X DUBSTEP WARZ"
- ele-king

 帰ってきた......ドラムンベースの帝王が......初期のシーンから一貫して変わらないその凶暴性と言う名の鎧を身に着けたまま......あの頃から何も変わっていない。変わったのは、ゴールディー以外のものすべてだ。これが本物のカリスマの姿である。

 ドラムンベースのカリスマ"ゴールディー" x ダブステップのパイオニア"ハイジャック"、本国UKでもお目にかかれない共演にUNITフロアは興奮の坩堝と化したスペクタクルなDJショーの幕開けである!!
 振り返れば1996年、伝説の新宿リキッドルームからはじまったDBS。本場UKのリアル・グルーヴをそのまま体感できる数々の伝説的一夜を実現させ、いまなお、ベースライン・ミュージックの"真実"を伝えている老舗パーティ! 今年でなんと13年目に突入した名実ともに日本のドラムンベース界を代表するトップ・イヴェントであるのは言うまでもない。

 さて、2008年5月17日以来の来日となったゴールディーだが、昨年、待望のアルバム『Memoirs Of An Afterlife』をラフィージ・クルー(RUFIGE KRU)名義で発表。メタルヘッズ全開のベースラインが唸るダーク・コアな作品から現在のトレンドであるディープでアトモスフェリックなフィロソフィック・チューンなど......健在ぶりを知らしめるだけでなく、その存在価値、音楽的才能をさらに押し上げる歴史的傑作となったのは記憶に新しい。

インターナショナルに活動する
日本のダブステッパー、ゴス・トラッド
オリジナル・ダブステッパーのひとり、ハイジャック

 オープニングを務めたのは日本のダブステップ・シーンにおける先駆者"ゴス・トラッド"。DJセットの今回でもタイトかつテッキーなセットでフロアをロック。あらためて世界で活躍する日本のダブステップ界のパイオニアである彼の力を知らしめた。そして1時を回ってハイジャックの登場だが......saloonでプレイしていた筆者と時間帯が被ってしまい、残念ながら生で見れなかった......何人かに取材したところ、賛否両論。「ダブを惜しげもなくプレイしていて素晴らしかった」、「PCDJで残念」、「ダブステップ創世の息吹を感じた」等々......。いろいろ感想はあるようだが、彼のエクスクルーシヴ・ミックスをオンエアしたインターネット・ラジオ・ステーションTCY RADIO TOKYO"Stepp Aside!!!"でも聴くことのできる彼のプレイ――ダブの数々や最新リリース・チューンを躍動感溢れるそのミックス・テクニックによって披露し、フロアをロックしたことは間違いない。もうひとつ言えることは、彼がシーンのパイオニアのひとりとして、ダブステップの創造力、躍動力、高揚力を日本に運んでくれたことであり、本場UK最高の"熱"を伝えてくれたことである。現在最高点に近い盛り上がりを見せている本場UKだが、日本ではまだまだ熱しきれているとは言い切れないのが現状で、だからこそハイジャックのようなパイオニアが日本でいまプレイすることは重要である。是非この先も日本のパーティ・ピープルに驚きと発見をもたらして欲しいものだ。
 ちなみに、ハイジャックの裏でもろに被ったsaloon@TETSUJI TANAKAでありましたが、たくさんのオーディエンスに来て頂いて大熱狂!!! 陰様でフロアが満員になり、大盛り上がりでした。その時間帯saloonに来て頂いた方、踊ってくれた方、ありがとうございました! 次は4月17日、今度はUNITメインフロアで会いしましょう。
  

 いまかいまかとオーディエンスが待ち望んでたゴールディーだが、ハイジャックの途中からなんとマイクを持ち、自らMCでナビゲート。われんばかりの歓声が飛び交ったのは言うまでもないが、とにかくこのカリスマは煽り続けたのである。そして、ゴールディとハイジャックが交代するその光景は、新旧各シーンのパイオニア同士がジャンルの境界を跨ぎ、行き来するまさにUKダンス・ミュージックの象徴"ハイブリッド"の生の姿であり、DBSが呼び込んだ貴重な偶発的かつ必然的姿であった。

マイクを持って叫ぶドラムンベースの王様! マイクを持って叫ぶドラムンベースの王様!
UKアンダーグラウンドの両雄! UKアンダーグラウンドの両雄!

 こうして、ゴールディーのプレイが大熱狂のなかはじまった。彼自身やメタルヘッズのダークコアな作品、ディープ・ミニマルな選曲構成を中心にプレイ......歓声とベースラインがリフレインしている......この光景、この姿、この形こそリアル・アンダーグラウンド・ミュージック"ドラムンベース"本来の状態なのだ。そう感じた矢先、ゴールディーがあるひとつの強力な武器を持ち出した。その場においては異質とも取れる曲は......何か......発した瞬間、ジャングリストたちの秘めた熱狂性とその現在のトレンドで覆っていたカレントリーな空間を瞬時にスイッチ......DBSでは稀な光景である。生粋のパフォーマーとしても名高いゴールディーが最高潮に煽りだし、サイドに付いたドラムンベースMC日本代表カーズとともに縦ノリに変化したオーディエンスと渾然一体となり、その勢いはまたく止まらない。その武器とは、ニルヴァーナ"スメルズ・ライク・ティーン・スピリット"のオリジナルだった!

 時代淘汰されることなく歩み続けたロック・ミュージックとエレクトロニクスの発展により90年代に時代を捉えたドラムンベース。すべてを呑み込む許容性があるこのジャンルに不適切、不適合は存在しないと改めて実感させらてた。本当にフレキシブルで独自の進化を歩んだからこそこうして多くの人たちを魅了しているのだ。ダブステップもこれとまったく同じ道を辿っているのは、周知の通りである。すでに本国UKではドラムンベースを"越えてしまった"感があるこのダンス・ミュージックの新たな"核"が必ずやこの先も我々をユートピアに誘うだろう。世界中の隅々で......。

 それからゴールディーは、後半に差し掛かった辺りから選曲を懐かしのドラムンベース・クラシックスにシフト。LTJブケム、アートコア・マスターピース"Horizons"をスピン。オールド・ファンの心を掴んだだけでなく歴史の生き承認としても歩んできたゴールディーの懐の深さも垣間みれた瞬間だった。ふと時計を見たら5時を回っている。大幅な延長プレイにみんな大満足だった。まったくプレミアムな空間に包まれたのである。そして2010ジャパン・ツアー最後の曲は、これまたメタルヘッズ・クラシックス、名盤中の名盤、ラフィージ・クルー"Beachdrifter"。こうして感動的かつ叙情的な閉幕となった。

 ドラムンベースの限りない底力とダブステップのさらなる躍進、今回もまたそれを感じた最高のパーティだった。ベースライン・ミュージックを二分するこれらジャンルに向けて賞賛の意を表したい。DBSの持っている"力"にあらためて尊敬の念を表し、これからも筆者は歩んで行くだろう......ベースラインが消えない限り。

 次回パーティ・リポートは筆者も出演の4/17DBSを予定しております。乞うご期待!

CHART by JAPONICA 2010.03 - ele-king

Shop Chart


1

BASED ON KYOTO

BASED ON KYOTO SUNRISE EP JAPONICA/JPN / 3月8日 »COMMENT GET MUSIC
我らがBASED ON KYOTOの傑作アルバムからシングル・カット第3弾!アルバム収録曲の中でも"FLOWER"と並び人気の高い、た胸キュン・ディープ・ナンバー"SUNRISE"に、アルバムの中でも最もダンサンブルなナンバー"JUST AFTER THERAIN"をニュージーランドの天才RECLOOSEが、MARK E等の活躍で注目を集めるポスト・ビートダウンの注目株FRANK BOOKERと共同リミックス!

2

UNKNOWN

UNKNOWN STORY #3 STORY/GER / 3月7日 »COMMENT GET MUSIC
まったくの詳細不明ながら第1弾、第2弾ともに大反響を呼んだ"STORY"シリーズの最新第3弾が到着!今回も誰が手掛けたか不明ながら、ダビーでスモーキーな極上の黒さをまとったダウンビート系ディープ・ハウスを4作品!とにかく素晴らしい出来なので是非ともチェックしてみて下さい!

3

MENDO

MENDO ENCANTOS CADENZA / GER / 12月20日 »COMMENT GET MUSIC
大ヒットを記録した"REMEMBER"に続いて、LUCIANO主宰CADENZAから2枚目となるスイスのベテランによる本作は、子供声が癖になるフロア・キラーなミニマル・トライバル!FRANCK ROGER、RADIO SLAVE、SASCHA DIVE、MATHIAS KADEN、PETETONGら、錚々たる面々がプレイ!

4

BILLY LOVE (THEO PARRISH feat. BILL BEAVER)

BILLY LOVE (THEO PARRISH feat. BILL BEAVER) MELLOGHETTOMENTAL SOUND SIGNATURE / US / 3月2日 »COMMENT GET MUSIC
JEFF MILLSやMIKE BANKS、NIKO MARKSも在籍した伝説的なユニットMEMBERS OF THE HOUSEのメンバーであったBILL BEAVERが、THEO PARRISHとの共同プロデュースでお届けする話題作!"SUMMERTIME IS HERE"でも参加していたヴォーカリストGREEN PICKLESや、MEMBERS OF THE HOUSE(UR)、ROTATING ASSEMBLY等の作品でヴォーカリストを努めてきたベテランBILLY LOをフィーチャー!

5

KAFKA

KAFKA KAFKA REMIXED MIGHTY HIGHNESS/AUS / 12月25日 »COMMENT GET MUSIC
オーストラリア発、新興クロスオーヴァー・レーベル<MIGHTY HIGHNESS>第二弾!ブラック・ルーツ・ミュージックをふんだんに取り込んだオーストラリアのアフロ・ファンク・バンド「KAFKA」のリミックス EPとなる今作。アフロ・ディスコ、ロービート・ダビー・ブレイクス、ビートダウン?ニュー・ディスコなアフロ・ファンク・ブレイクビーツまでジャンルレスに全方位対応型の粒揃いなナイス・リミックスEP!

6

SOFRITO SPECIALS

SOFRITO SPECIALS TROPICAL SOUNDCLASH! SOFRITO SPECIALS/UK / 3月10日 »COMMENT GET MUSIC
素材のレアグルーヴ独特の土着的質感を活かしながらもディスコ?ハウス・フィールドにまでばっちり対応できてしまうナイスなエディット4トラック収録!中でも<G.A.M.M>からリリースされた"AFRICAN RHYTHM"のリエディットで注目を集めたスウェーデンのTROPICAL TREATSによるA面2トラックはリズム・アンサンブル主体のハウス?ブレイクビーツ・フィールなかなり秀逸な出来!

7

HOLGER CZUKAY

HOLGER CZUKAY A GOOD MORNING STORY CLAREMONT 56/UK / 2月16日 »COMMENT GET MUSIC
先日リリースされた限定10インチが瞬く間にソールドアウトとなったクラウト・ロックの伝説的グループCANのオリジナル・メンバー、ホルガー・シューカイが99年にリリースした大傑作アルバムが10年の時を経て2LPで登場!当時もCDオンリーでのリリースだったため今回が初のアナログ化!未発表音源を 3曲収録、見開きジャケット仕様、ナンバリング入りの世界限定500枚プレス!

8

LOWER EAST SIDE PIPES

LOWER EAST SIDE PIPES MINI DEMO SAMPLER SACRED RHYTHM/US / 3月9日 »COMMENT GET MUSIC
DANNY KRIVITの最新MIXCDに収録された"DISORGANIZED CORRUPTION"に続く本作、リードトラックとなるA1"DRAGON"は熱いギターリフとホーンへ程よい深みを備えたダビーかつドープなエフェクトを多用させたダンストラック!タイトルにはかつてJOE CLAUSSELLが勤めていた"DANCE TRACKS RECORDS NEW YORK"の所在地"91EAST THIRD STREET"を掲げた入魂のDUB VERSION!

9

TRISHES

TRISHES DIDN'T I ? / MAKE A SMILE FOR ME THE LOUD MINORITY/AUS / 3月9日 »COMMENT GET MUSIC
ドイツの<MELTING POT>からのリリースもあるオーストラリアのDJ/プロデューサーTRISHESによる今作。イチオシはA面"DIDN'T I?"!"DARONNDO/DIDN'T I"のヴォーカル・パート、メロディー・ラインに"JAY DEE/F*CK THE POLICE"ネタでおなじみ"RENE COSY/SCRABBLE"のドラムブレイクを被せた超絶マッシュ・アップでDARONNDOの名曲を絶妙なハマリ具合でフロア仕様へとアップデートしたかのような逸品!

10

ERDBEERSCHNITZEL

ERDBEERSCHNITZEL 4 MONTHS FAUX PARR/UK / 3月3日 »COMMENT GET MUSIC
ドイツの新鋭ERDBEERSCHNITZEL自身による"4 MONTHS"オリジナルVer.はジャズ・ソウル感覚をふんだんに盛り込み、ビルドアップしていくデトロイト・サウンドにも通じる黒光りした秀逸ディープ・ハウス・トラック!さらにボトムへヴィに展開されるMARK E節炸裂のリミックスももちろん◎!そして"TONIGHT IS TODAYIS TOMORROW"もスペイシー・ジャジーなビートダウン?ディープ・ハウス・トラックでこちらも文句なし!

Derrick May - ele-king

 もう随分と前にリリースされたこのデリック・メイの13年ぶりのミックスCD。すでにele-kingでもデリック本人のインタヴュー記事が掲載されているし、推薦文書いてるのが野田編集長であるからして、もう大半の人が購入して聴いていることと思う。だったら、なんでいまになってレヴューを? ということだが、その推薦人に「たまにはケンゴのデリック・メイ論を読んでみたいじゃないか」などと言われてしまったからだ。いやぁ、論などというほど立派なものをもちあわせてるわけじゃないんだけど。そう、でもそれで思い出したのは、1993年5月、ロンドンで体験したデリックのDJのことだった。

 あのころ、UKではレイヴがどんどん巨大化してきちんとスポンサーが付いたり許可を取って開催されるものが増えて、なかでもシカゴ・ハウスからジャングル、そして当時急激に注目されはじめてたジャーマン・トランスまでとにかく全部集めたというようなラインナップでいちばん人気だったのが〈Universe -Tribal Gathering〉だった(〈Rising High〉が公式コンピやテーマ曲出したりしてた)。その金曜には郊外で2.5万人を集めたそのレイヴがあり、僕はチケット買えなくてそっちは行けなかったんだけど、翌日の晩にブリクストンのVOXって巨大なハコでやったテクノの伝説的パーティ〈LOST〉も、UKに集結したトップDJたちを集めたという感じで普段より豪華だった。そこにヘッドライナーとして名前を連ねていたのが、デリック・メイだった。

 当時の僕はといえば、もうハードコアやジャングルからトランスに夢中になりかけていたころで、正直言ってデトロイト・テクノとかもう古いっしょ的な生意気な若者にありがちな勘違いをしていた。が、その晩のデリックはデトロイトがどうとかテクノの歴史がこうだとかそういうことはもういっさい粉砕して、異国の体育館みたいな誰ひとり知り合いもいない真っ暗で汗と埃の臭いのするだだっぴろいフロアでひとり寂しく踊る僕の頭上に天使を舞い降りさせた。いや、実際には天使は隅のほうでうろうろしてた黒人のカラフルなウエストポーチの中から飛び出してきたのかもしれないけど、いずれにしてもそのときのデリックは本当に神がかっていた。

 デリック・メイの選曲が一概にテクノではない、いやむしろハウスと言ったほうがしっくりくるというのは、実際に彼のプレイを聴いたことある人なら誰でも思うだろうし、これまで彼が世に出したたった1枚のミックス盤『Mix-Up vol.5』を覚えていれば納得するはずだ。このときもデリックは古いアシッド・ハウスからアムスあたりで掘ってきた最新のトラックまで、ファンキーでセクシーでアグレッシヴなグルーヴを紡いだ。なにより驚かされたのは、次々に曲を繰り出して、バックスピンやせわしないフェーダーさばきなど手数多く出音をいじって彼流のリズムをDJプレイに与えていく、あのスタイルだった。もちろん、それは彼ひとりで作りあげたスタイルではないのだが、日本でデリックがプレイして以降それを見たDJたちがこぞって同じようなトリックを自分のプレイでも取り入れていったことは疑いない。ある程度「デリック・メイっていうすごいやつが来る!」っていう事前情報があってもそれだけ衝撃的だったのだから、そのときの僕のやられ具合を想像してみて欲しい。リル・ルイスの"French Kiss"という、ブレークで喘ぎ声だけになってスローなビートがだんだんスピードアップしていって元の激しい4つ打ちのビートに戻るという曲がある(デリックの十八番でもある)。このときデリックは、あれみたいなことを手動でやっていた。でかいブレークを作って、しばらく無音にして、そのあとレコードを手でゆっくりゆっくり回転させはじめた。しかも、逆回転で。片方の手でテンポが128くらいになるまでレコードを回し続け、もう片方のターンテーブルから正回転の、ずぶといキックの音が重なってきたときの絶叫に近いフロアの盛り上がりは、一生忘れられないだろう。

 ......ほんと、このときの話は新書一冊分くらい書けるんだけど、またそれは別の機会に。今回のミックスCD、アナログ盤を使って昔ながらの手法と技法で録音された25曲は、いかにもデリックというスタイルと音をしている。彼がここ数年東京では一番頻繁にプレイしている代官山のAIRとのコラボレーションという形をとっているからか、ダイナミックで多少の失敗はものともしないライヴ感溢れるミックスだ。おもしろいなと思ったのは、かなりボトムの強調されたキックが目立つ曲が多くて、いまどきの線の細いミニマルやクリックを聴き慣れた耳にはちょっと驚くほど重いビートが襲ってくることだ。ベン・クロックとかベン・シムズとかキラー・プロダクションズあたりに象徴的だが、デリックがそういう音をジャジーな旋律がいかにもな曲と並行してチョイスしているのは意外にすら思った。一方で純粋にデトロイトの曲となると、恐らく冒頭のアンソニー・シェイカーたった1曲だけなのだから。

 実際のところ、今回のCDが「作品」として後世に残るようなモノでないことは誰の目にも明らかだとは思うが、逆にそれがデリックの「俺はまだまだこんなところで終わるつもりはないぜ、DJ活動の総決算を作るのはずっと先」っていう宣言にも感じられて頼もしい。理想を追い、あれやこれやと考えすぎて結局形にならない、ということをこれまでずっと繰り返してきた気がするデリック・メイ。それは、彼が自己を含めて客観視できるプロデューサー的視点を持っているから起きた不幸とも言えるだろうし、彼が非常に優秀なリスナーであるゆえに自作のペースや質が理想に追いつかなかった結果生じたとも言える。しかし、リスナーとしての貪欲さとかセンスというのは、DJとしては決して失ってはならないもので、それはデリック同様、かつてダンス・ミュージックの歴史に永遠に刻まれる革命を起こしたトッド・テリーやベルトラムといった連中が、自分の曲ばかりをかけるという罠にはまってそこから抜け出せなくなってしまったことからも見て取れる。そういう意味で、デリック・メイは間違いなくいまでも現役トップのDJのひとりだろうし、ハコでのライヴ録音をそのまま切り取ったようなこの盤にしても、精緻に作り込まれたミックスでは失われがちな律動や空気感みたいなものをしっかりと備えている。デジタルVSアナログというのは、本来利便性や技法の問題なはずなのに、結局いつも精神論やオカルト的なところに話が落ち着いてしまうのがどうも納得いかないが、その土俵に敢えてのるなら、やはりプロにはできるだけアナログ盤を使ってほしいなと思う。そして、デリックには、とにかくセクシーでかっこよくあるためにヴァイナルを使い続ける責務があるし、無条件にそれを擁護する権利もあると、このCDを聴いて再確認した。

Pantha du Prince - ele-king

 これは、定家だ。注意深く選られたベルの音の連なり、これは新古今の昔、かの貴人の袖に降りかかったあの粉雪に違いない。グリューエン・フィア名義でも活動するドイツのプロデューサー、ヘンドリク・ウェーバーの、パンタ・デュ・プランス名義では3作目となるアルバム『ブラック・ノイズ』。これを聴いていると新古今時代随一の美学家、藤原定家が流転の果てにミニマル・ハウス界に生まれ落ちたのではないかと想像が止まない。
 彼の特徴はその叙情性にある。抑制のきいたミニマルなトラックが基調となってはいるが、強く情緒に働きかける彼独特のシンセ使いが、薄氷のようにその上を覆う。だが、「叙情」ということに関してはいくら注意を払っても払いすぎるということはない。さじ加減ひとつでウザくなるイタくなる、重たくなる。叙情というのはじつにやっかいだ。定家はどうしたのか。定家は叙情に集まる力を優美に分散させた。叙情のフラグメンツが一首全体にちらちらと降りかかる。ウェーバーも同様である。叙情がメロディという形に固着する前に、分散させてしまう。どことなくアンビエントな雰囲気を帯びているのは、そうしたメロディの亡霊が漂っているからだろう。

 本作は、地滑りで壊滅してしまったアルプスの小さな村にインスピレーション得て作られたという。実際にアルプスにおいてフィールド・レコーディングも試み、そこで採取された音はトラックの冒頭部分で聴くことができる(これはアーノルド・ドレイブラット・トリオのヨアヒム・シュッツ、ワークショップのステファン・アブリーとともにおこなっている)。ジャケットの絵はおそらくはその悲劇の前の、いまとなっては幻想のなかにのみ存在する村を描いたものだ。まるでレクイエムのように、シロフォンやグロッケン、あるいはベルの織りなすシマーな音が、アルバム全体を統べるモチーフとなっている。冒頭のトラックのタイトルが"レイ・イン・ア・シマー"。他にも"ザ・スプレンダー"や"ビハインド・ザ・スターズ"など、いずれも光を想起させる。冷たく澄んだ金属の音が複雑に綾を成して響きつづける。そして底のほうで暗く冷たく刻まれる、(ブリーピーな......と言うんだろうか?)ベース・ライン。災害前の美しく調和のとれた風景と、痛ましい破壊の跡とが渾然として浮かび、消えていく。現世において美など成立不可能、それが可能なのは過去か、まさに壊れゆかんとするもののなかにしかない......もしかすると彼にはこのようなイデアがあるのかもしれない。

 「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」藤原定家

「花」「紅葉」という絢爛なイメージを振りまきながら、それを「なかりけり」とする、戦慄するような打ち消し。後に残るのは滅びと寂寥と硬質な叙情。「花」「紅葉」のきらびやかな美は冷たい幻影となる。のちの人びとは彼の世界を「幽玄」と呼んだが、恐ろしい美意識だ。私はウェーバーの構築する音やビートに、どうしてもこの「幽玄」を聴き取らずにいられない。

 音を離れたことで言えば、本作は〈ラフ・トレード〉から初となるリリースである。リリースされるや『ピッチフォーク』をはじめとするロック寄りのメディアが賛辞を送っている。アニマル・コレクティヴのパンダ・ベアはヴォーカルとして参加(スティック・トゥ・マイ・サイド)、LCDサウンドシステムやチック・チック・チックで活躍するタイラー・ポープもベースで参加している(スプレンダー)。インディ・ロック・シーンまでも巻き込んで、より大きな文脈で彼を評価することができるようになったわけだ。
 たしかに聴いているとジャンルの概念をまたいで、どこか都現美あたりで大規模なインスタレーションでも眺めているような気持ちになる。古巣である独〈ダイアル・レコーズ〉からは、新しい音源のリリースも控えているようだが、いままで彼の音を耳にすることのなかった層と交わりながら、それを意識することで新たな展開が生まれれば素晴らしい。
 ちなみに当該トラックのパンダベアは、他では耳にしたことがないほどセクシーなヴォーカルを聴かせている。彼のなかにこのようにリニアな旋律を求めることは、少なくともアニマル・コレクティヴにおいては難しいだろう。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639 640 641 642 643 644 645 646 647 648 649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662 663 664 665 666 667 668 669 670 671 672 673 674 675 676 677 678 679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689 690 691 692 693 694 695 696 697 698 699 700 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 719 720 721 722 723 724 725 726 727 728 729 730 731 732 733 734 735 736 737 738 739 740 741 742 743 744 745 746 747 748 749 750 751 752 753 754 755 756 757 758 759 760 761 762 763 764 765 766 767 768 769 770 771 772 773 774 775 776 777 778 779 780 781 782 783 784 785 786 787 788 789 790 791 792 793 794 795 796 797 798 799 800 801 802 803 804 805 806 807 808 809 810 811 812 813 814 815 816 817 818 819 820 821 822 823 824 825 826 827 828 829 830 831 832 833 834 835 836 837 838 839 840 841 842 843 844 845 846 847 848 849 850 851 852 853 854 855 856 857 858 859 860 861 862 863 864 865 866 867 868 869 870 871 872 873 874 875 876 877 878 879 880 881 882 883 884 885 886 887 888 889 890 891 892 893 894 895 896 897 898 899 900 901 902 903 904 905 906 907 908 909 910 911 912 913 914 915 916 917 918 919 920 921 922 923 924 925 926 927 928 929 930 931 932 933 934 935 936 937 938 939 940 941 942 943 944 945 946 947 948 949 950 951 952 953 954 955 956 957 958 959 960 961 962 963 964 965 966 967 968 969 970 971 972 973 974 975 976 977 978 979 980 981 982 983 984 985 986 987 988 989 990 991 992 993 994 995 996 997 998 999 1000 1001 1002 1003 1004 1005 1006 1007 1008 1009 1010 1011 1012 1013 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 1026 1027 1028 1029 1030 1031 1032 1033 1034 1035 1036 1037