「Lea Lea」と一致するもの

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1

Rocket Juice & The Moon

Rocket Juice & The Moon Rocket Juice & The Moon Honest Jon's / UK / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
2012年<HONEST JON'S>が送るスーパー・プロジェクトROCKET JUICE & THE MOONフルアルバム!TONY ALLENの燻し銀ドラム捌きを軸に繰り広げられる極上ネオ・アフロ・グルーヴ!

2

Rocket Juice & The Moon feat. Erykah Badu

Rocket Juice & The Moon feat. Erykah Badu Manuela / Mark Ernestus Dub Honest Jon's / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
超実力派ミュージシャン達によるスペシャル・プロジェクト=ROCKET JUICE & THE MOON、フル・アルバムより先行10"シングル2種同時リリース!こちらはそのアルバムには未収録となるERYKAH BADUをフィーチャーしたネオ・アフロ・ソウル!C/WにはMARK ERNESTUSによるダブ・ミックスを搭載です!

3

Vakula

Vakula Leleka 002 Leleka / UKR / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
毎度フレッシュな衝撃を届けてくれる脅威の4トラックス!スタンプラベルの限定盤。様々なレーベルから物凄い勢いでリリースを重ね、そしてそのど れもが圧倒的なクオリティを誇るというウクライナの天才VAKULAによるオウンレーベル<LELEKA>第2弾!

4

Tom Noble

Tom Noble Dancing Hard Clone Loft Supreme Series / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
レーベル前作収録のTOM NOBLE"DANCING HARD"リミキシーズ!ディスコ・マエストロ=AL KENTによる爽快ブギー・ディスコ・リミックス◎!

5

Joaquin Joe Claussell

Joaquin Joe Claussell Unofficial Edits And Overdubs Vol.1 Sacred Rhyth Music / US / 2012/4/9 »COMMENT GET MUSIC
先行プロモCD/12"/7"いずれも好評の「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズ、お待たせの総集編2CD!新たに生まれ変わった「BODY & SOUL」クラシックをはじめ、名楽曲の数々、勿論初音盤化多数!全23トラック(スキット含む)!

6

Rocket Juice & The Moon

Rocket Juice & The Moon Leave-Taking / 1-2-3-4-5-6 / Forward Sweep Honest Jon's / UK / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
超実力派ミュージシャン達によるスペシャル・プロジェクト=ROCKET JUICE &THE MOON、フル・アルバムに先駆け10"シングル2種同時リリース!こちらはそのアルバム収録ナンバー3曲の先行シングル・カット!ハイブリッドな極上モ ダン・アフロ・グルーヴ◎

7

Animation

Animation Sanctuary (Joe Claussell's Two Part Hidden Revealed Remix) Sacred Rhythm Music / US / 2012/3/25 »COMMENT GET MUSIC
「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズも絶好調のJOE CLAUSSELLが手掛けるジャズ・リミックス・プロジェクト!電化マイルスへのオマージュを込めたANIMATIONによる楽曲を独自解釈によりクラ ブ・サウンドでアップデートした限定2トラックス10"!

8

Kenji Takimi

Kenji Takimi Middle Tempo(≒Life) Crisis Dad Gag / JPN / 2012/4/14 »COMMENT GET MUSIC
<CRUE-L>主宰瀧見憲司ニュー・ミックス!バレアリック~スロー・ハウス/ニュー・ディスコ/リエディットetc..独特すぎる世界観で繋 いだ圧巻の約70分。

9

Joaquin Joe Claussell

Joaquin Joe Claussell Unofficial Edits And Overdubs 12" Promo Sampler Part ? Sacred Rhythm Music / US / 2012/3/17 »COMMENT GET MUSIC
推薦盤!LTD.300pcs.!!!!「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズ・アルバムから先行プロモ・サンプラーEP第2弾!こちらも初12"化音源収録/限定プレスというレアリティの高い一枚です!

10

V.A.

V.A. Ahyewa Soundway / UK / 2012/3/16 »COMMENT GET MUSIC
QUANTICエディット収録!アンディスカヴァリーな上質ワールド/辺境ミュージック復刻の権威<SOUDWAY>からDJユースなアフリカ物 リエディット12"到着しました!

Chart by JET SET 2012.04.16 - ele-king

Shop Chart


1

Jazzanova Feat. Paul Randolph

Jazzanova Feat. Paul Randolph I Human (Sonar Kollektiv) »COMMENT GET MUSIC
リリースを控える最新アルバム『Funkhaus Studio Sessions』から、"Still Music"や"Mahogani"周辺での活躍知られるベーシスト/シンガーPaul Randolphを招いた話題作が到着。

2

Kenji Takimi

Kenji Takimi Middle Tempo(=Life) Crisis (Dad Gag) »COMMENT GET MUSIC
甘くドリーミーな導入からスローモー~ミドル・ディスコ、テックハウス・スクリューを挟みながら活気を帯びていく瀧見氏ならではの世界観。"Sexual Balearic"をテーマとした心地良いレイドバック感覚やアダルトな艶、高揚をかき立てるワイルドなグルーヴが絶妙な塩梅で織り交ぜられ、幅広いシチュエーションでお楽しみ頂ける最高のミックスとなっています。大推薦!!

3

Discodromo & Massimiliano Pagliara

Discodromo & Massimiliano Pagliara Samba Imperiale (Cocktail D'amore) »COMMENT GET MUSIC
鬼才イタリアン・デュオDiscodromoが主宰する"Cocktail D'amore music"最新作3番。"Live At Robert Johnson"からのリリースが好評となっているMassimiliano Pagliaraを迎えた大注目作が遂に解禁です!!

4

Boys From Patagonia

Boys From Patagonia Rimini '80 / It's So Exciting (International Feel) »COMMENT GET MUSIC
Davide Armour & Philipe Masceranoからなるイタリア~パタゴニアを繋ぐ新鋭ユニットBoys From Patagoniaによる話題の1stシングル。Todd Terje, Soulclap, Bicep, Balearic Mike, Soft Rocks, Lovefingersらが挙ってサポート中!!

5

Yakaza Ensemble Meets Syunoven

Yakaza Ensemble Meets Syunoven Yakaza Ensemble Meets Syunoven Ep (Crosspoint) »COMMENT GET MUSIC
Joe Claussellが賛辞を送る話題の12インチ。呪術的なトラックをフロア仕様にアップデータしたリミキサーの手腕が光る1枚です。

6

Rickey Calloway

Rickey Calloway Work It (Funk Night) »COMMENT GET MUSIC
Dap-Kingsとのコラボも素晴らしかったファンク・ヒーロー、Rickey Callowayのニュー!! 今回はバックにWill Sessionsを従えての新作です!!

7

Kindness

Kindness Gee Up (Female Energy) »COMMENT GET MUSIC
2009年のデビュー・7インチ「Swingin' Party」のB面曲だった激人気曲が12インチで登場!!B-1は完全新曲、B-2は「Swingin' Party」の別ヴァージョン!!

8

Pillowtalk

Pillowtalk Soul Edits (W + L Black) »COMMENT GET MUSIC
Wolf+Lamb所属のSF人気新星トリオPillowtalkによる'60年代ソウル名作エディットEP!!

9

Ari up

Ari up Forward (Ska In The World) »COMMENT GET MUSIC
即完売したVic Ruggieroとのコラボ作"Rare Singles And More~"に続き、Ska In The WorldからAri Upの貴重音源が限定7"リリース!!

10

Will Sessions

Will Sessions True Story (Funk Night) »COMMENT GET MUSIC
『The Elmatic Instrumentals』が大ヒットとなったWill Sessions。A面はPhat Kat"True Story"を下敷きにしたナンバーで、壮大なストリングスが予想以上の感動です!!

DJ Doppelgenger - ele-king

Top 10 list

今回は日本のダブステップにクローズアップしました。アンリリース音源が中心となりますが、各曲サウンドクラウドにUPされているので、是非チェックしてみて下さい。アンダーグラウンドでは、日本各地から続々ヤバいクリエイターが出現してきています。この現状を少しでも皆さんに届けられるきっかけとなれれば、幸いです。


1
DJ Doppelgenger - Paradigm shift - Guruz

2
DJ Doppelgenger - Kill or sleep - Guruz

3
Goth trad - Sublimation - Deep medi

4
Ena - Analysis code - 7even recordings

5
Seimei & Taimei - Last bass samurai - unrelease track

6
Ten billion dubz - Dump - unrelease track

7
Yunakajima - 47 - unrelease track

8
Ryoichi ueno - New dawn - unrelease track

9
Ryoichi ueno - Brain - unrelease track

10
Helmut - Case - unrelease track

Jesse Ruins - ele-king

 〈キャプチャード・トラックス〉のロゴをバシッとプリントされながら、いやそれであるからこそ、パッケージされている音が実際には圧倒的に日本的な情緒をたたえていたことに心を動かされた。いったいこの音を海外の人間がどんなふうに聴くのだろうか。無名の才能がブログ文化を通じて次々とフック・アップされる昨今、国も年齢も編成も知らずに音を聴く機会は増えたし、実際に海外のサイトがジェシー・ルインズに対しておこなったインタビューには「あなたがたは日本人か?」というような質問から始めるものもあったが、これとていまやめずらしいことではない。そうした流れにまきこまれるようにして輸出され、また逆輸入される運動において、ジェシー・ルインズはさながら木箱にオレンジとともに詰められてきたチェブラーシカのごと、日本訛りの正体不明な魅力としてさまざまな人の耳を惑わすのではないかと筆者はロマンチックに想像し期待している。

 チルウェイヴや現在のUSインディ・シーンに同機する音楽性を東京周辺から抽出し、独自のカラーで存在感を示す〈コズ・ミー・ペイン〉の主宰として、また別名義のナイツ(https://cuzmepain.com/RELEASE.html)としても知られるサクマ・ノブユキことジェシー・ルインズのファーストEPが、先日シングルとともにUSの重要レーベル〈キャプチャード・トラックス〉からリリースされた。同レーベルのやってきたことは、レーベル・カラーとしてはっきりと打ち出されているように、ニューウェイヴやポスト・パンクとシューゲイズとのハイブリッドであり、参照点を80年代に置くバンドを多く輩出している。ジェシー・ルインズもダーク・ウェイヴの影響濃い音をしているが、それらを下敷きにしながらも非常に明るいアウトプットを持っており、そのことにも筆者はいたく共感した。

 ナイツ名義で〈コズ・ミー・ペイン〉のコンピレーションに収録されていた"ケイティ"という美しい小品を耳にしたときに、すでにその感触があった。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインをチルウェイヴの感性で翻案するようなドリーム・ポップだが、重要なのは曲なかばから入ってくるまるで不器用なシンセサイザーのフレーズだ。そこに筆者が述べようとする「明るさ」の感覚のほぼすべてがある。単純で、あからさまで、音量のレベルも大きすぎる。16小節もつづく。だがそれをまったくけれんみのない手つき、態度でやってしまう無垢(それは完全に無自覚になされているわけでもない、だがあざとさではあり得ない、確信に内側からみたされた、パンダ・ベアトロ・イ・モワやその他フォトディスコなど2000年代から2010年代へのスイッチ世代に顕著な感覚だ。)に、いまという時代のエートスを感じる。そのいっぽうで、あの旋律、鍵盤ハーモニカのように無遠慮で無邪気な、しかし強度にみちた旋律には他の国の人がやらないようなある濃密な日本くささがある。さきに日本的情緒などと雑な言い方をしてしまったが、そこにはわれわれはたしかにそれを知っているというような、ある時代の、ある肉感的な記憶を喚び起こすなにかが埋め込まれている。

 本EPでは"ソフィア"や"ラスト・アンド・フェイム"のシンセ・リフにそうしたノスタルジーが刻まれている。基本線としては、シカゴのアリエルシークレット・シャインの近作のように〈サラ〉の雰囲気を持ったドリーミーなノイズ・ポップ......しばらく前にネオ・シューゲイザーと呼ばれたようなバンド群や、マンハッタン・ラブ・スーサイズなどジーザス・アンド・メリーチェインの遺伝子たちのまわりを低空飛行しつつ、"アイ・ニュー・イット"や"シャッター・ザ・ジュエル"などでジョイ・ディヴィジョンなどダーク・ウェイヴをかすめ、場合によってはセーラムなどを通過しながらダーク・アンビエントやブラック・メタルにものびていきかねない芽を予感させるものになっていて、だからもちろん純邦楽的な要素ともフォークロア的な文脈とも無関係なのだが、あの旋律にふれればきっとなにか日本に生きて目にした具体的な風景や感傷を引き出されるのではないかと思う。筆者の場合、それは90年代の後半の情景である。田舎の高校生活、ルーズソックスとポケベル、夏服とニルヴァーナ、運動部ならば顧問の先生が運転するワゴンでは誰かが『スラムダンク』を読み、誰かがポータブルのMDプレーヤーでミッシェル・ガン・エレファントを聴いている。そうした自分の記憶が山本直樹や宮台真司を通過して再構成されたような、幻想の90年代ともいうべきあの空気の薄い時代の記憶がなぜかしらたちあがってくる。そのころ日本の社会がどん詰まってから、とくに明るい兆しなどないまま今日まで一直線だが、のんきなのかシニカルなのか、わりに屈託ない明るさを持った眠りの音楽(=チルウェイヴ)をわれわれはいま好んで聴いている。サクマ・ノブユキ氏は筆者とは同年輩だろうか? ジェシー・ルインズの音楽は、筆者にはそうした奇妙な明るさでもってこの10数年をしずかにながめ、弔う音であるようにも思われてくる。

Various Artists - ele-king

 マイク・ガオとダイスケ・タナベのスプリットやDZA、古いところではオンラ&ケツアルのアナログ化にロボット・コッチ周辺など、話題のリリースが続くベルリン・ベースのヒップホップ・レーベルから10周年記念ボックス・セット。フィジカルはホワイト・ヴァイナル4枚組+ダウンロード14曲=46曲で、それらを一括して配信で買うと5400円も安くなる(......って、利益の分配は一体、どうなっているのだろう?)。

 スクリームやフライング・ロータス以降、ヒップホップやブレイクビーツを扱ってきたレーベルがじわじわと変容しつつあるのは周知の通りで、いわゆるジャジーでコンシャスとか、そんな感じだった月の輪計画もダブステップやクラウド・ラップなども取り入れた総合的なビートを扱うレーベルへと完全脱皮(1年半前にリリースされた編集盤『ムーン・カムズ・クローサー』。勢いだけだったら、かつての〈ワープ〉や〈ニンジャ・チューン〉が企画したレーベル・コンピレイションに匹敵するドキュメントだといえる。

 全体にどこか思慮深いというのか、それぞれのリリースでは明るく派手なところをアピールしているプロデューサーも示し合わせたように落ち着いた曲を提供し、そういう意味では、あくまでも「ジャジーでコンシャス」なレーベルを貫いているともいえる(明るい曲もあるけれど、なぜか暗い曲はない)。クリストフ・エル・トルエントやジャービタットが編み出すテクスチャーは実に良く練られていて、それこそ〈ワープ〉が「家で聴くテクノ・ミュージック」を構想した『アーティフィシアル・インテリジェンス』の21世紀モデルとでもいいたくなる。あるいはそれにモワックス『ヘッズ』を掛け合わせた感じとも。〈オール・シティ〉や〈ハイパーダブ〉からリリースされてもまったく不思議ではないというか。

 レーベルの看板といえるロボット・コッチは振幅の激しいダブステップだけでなく、ジョン・ロビンソンとのロボット・ロビンソンを新たに結成し、かつてはハドソン・モーホークとタッグを組んでいたマイク・スロットもインドネシア系らしきディアネ・バディエをヴォーカルに迎えて、うっとりとするような桃源郷を創り出す。昨年末の「ホールド・オンEP」が大ヒットだったKRTSはやはりデトロイト・タッチを邁進し、順調にリリースを重ねている1000ネームスはもはや独特の境地。ステイトレスからキッドカネヴィルのソロ、ダブステップのメモトーンとスーシュが組んだメムーシュ、レイン・ドッグ、ロング・アーム、オムニット......あー、全部、紹介するのはさすがに面倒くさい。サブスタンシャルをフィーチャーしたシン(CYNE)など、〈ベータ・ボディーガ〉傘下ボタニカ・デル・ジバロとの付き合いも深いので、その辺りのエントリーもちらほら。

 "ファイネスト・イーゴ"で注目のダイスケ・タナベのほかにはフランスでつくられた日本人ビート・メイカーの編集盤『日の出合唱団』にも収録されていたイチローもどこかギクシャクとした"カエデマツシマ"を提供。これは、もしか......しなくてもAV女優の松島かえでのことでしょうw(ダウンロード・セクションにはイナーサイエンスも)。ちなみにイチローのファースト・アルバムには"コバヤシ・ケイジュ"とか"タキガワ"といった固有名詞を使った曲名が多い。
 
 オソロしいのは、半分ぐらいは新人じゃないのかなと思うんだけれど、完成度がまったく引けを取っていないことで、むしろ新しい発想のほうがいまは世に出やすく、明らかにいまはチャンスなのだろう。人気はあるのかもしれないけれど、Dデイ・ワンや40ウィンクスのほうが古く感じられてしまうのもそのせいだろう。

Chart by JET SET 2012.04.02 - ele-king

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坂本慎太郎

坂本慎太郎 幻とのつきあい方 »COMMENT GET MUSIC
坂本慎太郎「幻とのつきあい方」の初回盤のみに収録されていた、インストバージョン全曲を収録した、坂本慎太郎の2枚組アナログLPを、zelone recordsから発売する事が決定しました。

2

STILL GOING

STILL GOING D117 »COMMENT GET MUSIC
Eric Duncan(Rub N Tug) X Liv Spencer(House Of House)の最強コンビStill Goingが手掛ける話題のセルフ・レーベルから、自身による待望の新作トラックをリリース。

3

BURIAL + FOUR TET

BURIAL + FOUR TET NOVA »COMMENT GET MUSIC
毎度即完売するFour Tet率いるTextからの完全限定プレス新作が到着。Hyperdubからの『Kindred EP』も爆裂ヒット中のBurialと主宰によるメガアンセム化確定ボムを収録です!!

4

V.A.

V.A. CRUE-L CAFE »COMMENT GET MUSIC
Being Borings、Crystal、The Beautyなどの最新12インチ曲に加え、約2年ぶりとなるDiscossessionの待望新曲、Tim Deluxe、Eddie C、House Mannequinなど海外勢も参加。ハウス、テクノ、ニューディスコ、バレアリック、ラウンジ・シーンの新次元を提示します!!

5

ROCKET JUICE & THE MOON

ROCKET JUICE & THE MOON MANUEL »COMMENT GET MUSIC
メンバーはDamon AlbarnにレッチリのFlea、そしてアフロ・ファンクの巨人Tonny Allen!!リリース前から話題のアルバムに先駆けてのシングル・カット第1弾!

6

POLLYN

POLLYN PIECES IN PATTERNS EP »COMMENT GET MUSIC
L.A.の新星スリーピース・バンドPollynがリリースを控えているニュー・アルバムからの先行リミックス・カットが登場。Rough Trade傘下レーベル"For Us"最新作です。

7

YOSHIO OOTANI

YOSHIO OOTANI JAZZ ABSTRACTIONS »COMMENT GET MUSIC
ジャズからエレクトロニック・ミュージックまで、多彩な活動を行う大谷能生によるジャズとヒップホップのアブストラクト・アマルガメイション!

8

DIPLO & OLIVER TWIZT / 6BLOCC

DIPLO & OLIVER TWIZT / 6BLOCC GO (SWARMS REMIX) / BOUNCE »COMMENT GET MUSIC
Mad Decentからデータ限定リリースされたコラボ・ボムを、ブリストル・トリオSwarmsがリミックスした激美麗ダブステップA1がLo DubsとのWネームで限定ヴァイナル化されました!!

9

KENTARO IWAKI

KENTARO IWAKI KENTARO IWAKI NONSTOPMIX »COMMENT GET MUSIC
Kentaro Iwaki自身が設立したレーベル、Resonance Recordsよりミックスをリリース。本作は、レーベルのプロモーション用として製作。今後のレーベルとしての活動が非常に楽しみになる1枚です。

10

QUAKERS

QUAKERS S.T. »COMMENT GET MUSIC
Guilty Simpson, MED, Aloe BlaccらのStones Throw勢をはじめ、あらゆるエリアから総勢35名の豪華すぎるMC陣が参加した超大作全41曲を収録! 2012年話題作が遂にアナログで!

Chart by Underground Gallery 2012.03.29 - ele-king

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1

BURIAL + FOUR TET

BURIAL + FOUR TET Nova (Text Records / 12Inch) »COMMENT GET MUSIC
FOUR TET率いる[Text]の新作は、ダブステップ界の大ボスBURIALと、レーベル主催、レフトフィールド・ミニマルの天才FOUR TETのコラボレーション! FOUR TETらしい、アコースティックなギター・リフで軽やかに展開していく、ディープ・テック・トラック!

2

ROCKET JUICE & THE MOON FEATURING ERYKAH BADU

ROCKET JUICE & THE MOON FEATURING ERYKAH BADU Manuela / Mark Ernestus Dub (Honest Jon'S / 12Inch) »COMMENT GET MUSIC
BLUR/GOZILLAZのDAMON ALBARN、RED HOT CHILI PEPERSのFLEA、FELA KUTI BANDの TONY ALLENという、とんでもない面子による、スペシャル・ユニット ROCKET JUICE & THE MOONが、間もなくリリースを予定している1stアルバムに先駆けたリミックス12インチ! 言わずと知れた歌姫、ERYKAH BADU嬢をフィーチャーし、アルバム未収録作品を、何と、ベルリンのダブマスター、BASIC CHANNEL / RHYTHM & SOUNDでお馴染みのMARK ERNESTUSがリミックス!屈指のロックミュージシャン2人と FELA KUTIと共にアフロ・ビートを作り上げたTONY ALLENをバックに従え、"Neo-Soul"の女王 ERYKAH嬢による悩ましげなヴォーカルがダビーに響き渡る、濃密なブラック・アフロ・ソウル作品!

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BUBBLE CLUB

BUBBLE CLUB In Consequence Of A Wish (International Feel / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
ERIC DANCAN、BRENNAN GREEN、SOFT ROCKSらがリミックスで参加した 自身主宰レーベルも好調な、ロンドンのバレアリック・ディスコ・ユニット BUBBLE CLUBが、前作「The Goddess」以来、久々となる新作を、DJ HARVEYのプロジェクトなど、話題作連発な [International Feel]からリリース。 前作「The Goddess」に、スライド・ギターを加え、よりレフトフィールド/コズミック風ディスコへと昇華させた「In Consequence Of A Wish」、疾走感のあるリズムにライブ・パーカッションやバレアリックなシンセ類を散りばめた「Seven Hills」、BRIAN ENOの「Apollo」や、Daniel Lanois諸作品を思わせるような、ペダル・スチールでとろけるような甘いムードを演出したチル・アウト・チューン「Ex-Voto」の 3作を収録。今回もJOSE PADILLA周辺の"Ibiza~Big Chill"方面を中心に大きな話題を集める事は、まず間違いありません!

4

ANIMATION

ANIMATION Sanctuary (Sarcred Rhythm / 10inch) »COMMENT GET MUSIC
[Blue Note]等で活躍するアメリカのサックス奏者/コンポーザー、BOB BELDENによるANIMATION名義でのアルバム「Agemo」に収録されていた楽曲「Sanctuary」を、レーベル・オーナー JOE CLAUSSELLがリミックスした大注目の1枚。まず Side-Aでは、JOE CLAUSSELLらしい 空間を巧く活かした スモーキー & トリッピーなウワモノを響かせた 傑作ロービート・ダブ「Part.1」。Side-Bには、90年代後期の UK/クロスオーヴァー作品を彷彿とさせるような、疾走感のあるジャズ/ブレイクビーツ風のトラックに、鮮やかな高揚感を持って響く鍵盤やサイケ & ディープなストリングス/Saxリフなどを散りばめた、グルーヴィーなフロアートラック「Part.2」を収録。

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KEVIN SAUNDERSON FEAT. INNER CITY

KEVIN SAUNDERSON FEAT. INNER CITY Future (Carl Craig / Kenny Larkin Remixes) (Defected / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
JUAN ATKINS / DERRICK MAYとともに、デトロイト・テクノを誕生させた、パイオニアの一人、KEVIN SAUNDERSONのメイン・プロジェクトINNER CITY、約11年振りとなる新作「Future」を、CARL CRAIG & KENNY LARKINがリミックス!

6

KRISP

KRISP Lovestomp (Sex Tags Ufo / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
ノルウェーのカルトレーベル[Sex Tags Mania]傘下[Sex Tags UFO]新作! 今回は、90年代初頭より活躍する 同地の巨匠 BJORN TORSKEによる変名 KRISPによる1枚で、何と言っても注目してもらいたいのがB面に収録された「Lovestomp」。 往年のディスコクラシックをサンプリングし、フィルター処理を交え、ファンキー & グルーヴィーに展開させた、BJORN TORSKE流のディスコ・ハウスを展開。MOODYMANN辺りのデトロイト勢縲怎Vカゴ系のファンキー。ハウス好きまで、多方面にオススメです!!さらにA面には、トビを効かせた、疾走感のあるオールドスクーリーなドラム・マシーン・リズムに、BJORN TORSKEらしい、妖しくダビーな上モノを配しながら展開させたハウス・チューン「Truckstomp」を収録。

7

MOOMIN

MOOMIN Sleep Tight ( Smallville / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
昨年秋にリリースされたフルアルバム『The Story About You』が、ここ日本でも高く評価され、一躍注目の的となったMOOMINが、待望の新作12インチをリリース! 傑作アルバム『The Story About You』の延長線上にある、アコースティック楽器を上手く取り入れた、極上のディープ・テックハウス作品。零れ落ちるような、エレガントなピアノ・フレーズと、哀愁を帯びたサックス・サンプルが交差するA面「Sleep Tight 」が最高の仕上がり!CHRISTOPHER RAUにも通じるような、オールドスクーリーなリズムマシーン+淡い空間シンセで構成されたフローティング・ハウスの「Humbling Love」、きらびやかなストリングス・フレーズはループする、ディープなディスコ・ハウスを展開した「Catch A Cold」も、隙の無いカッコ良さ!全曲◎!

8

DA SAMPLA (ANTHONY

DA SAMPLA (ANTHONY "SHAKE" SHAKIR) West Side Sessions (Wild Oats / 12inch+7inch) »COMMENT GET MUSIC
ANTHONY "SHAKE" SHAKIRのレアマテリアルが未発表曲を加えて再発!デトロイトの若手実力派、KYLE HALLが主催する[Wild Oats]レーベル新作は、ANTHONY "SHAKE" SHAKIR aka DA SAMPLAが、1997年に、デトロイトのレコードショップ "Record Time" が運営し、ALTON MILLERやRICK WADEがリリースした事でも知られる、カルト・レーベル[M3]からリリースした傑作「M3 Sessions」に、未発表トラックや、KYLE HALLとのコラボ作等を加えて、12インチ+7インチの2枚組にて再発!

9

UGANDAN METHODS

UGANDAN METHODS Beneath The Black Arch (Ancient Methods / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
インダストリアル・テクノ最高峰!REGIS+ANCIENT METHODS =UGANDAN METHODS! 限定盤!これは最強!過去作品の再発など、このところ高く再評価されている、UKのミニマリスト大ベテランREGISと、HARDWAXが流通するインダストリアル・テクノ・レーベルからのリリースでカルトな人気のANCIENT METHODSによる、新ユニットUGANDAN METHODS! 全3曲、凄まじい鳴りとグルーヴにお手上げです...。全てのモノをなぎ倒し巻き込みながら進んでいくような、重圧なビートと攻撃的なグルーヴ、手も足も出ない最強のインダストリアル・テクノが3トラック!プレス枚数が少ない限定盤ですので、ファンの方はお早めに!

10

STILL GOING

STILL GOING D117 (Still Going / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
しばらく前から世界中の著名DJ達の Twitter、Facebook、Blog、チャート、プレイリストなどに取り上げられ、ファンの間でリリースが待ち望まれていた、STILL GOING主宰レーベル、第1弾シングルが遂に解禁! LCD SOUNDSYSTEMのPAT MAHONEY、FISCHERSPOONERのLIZZY YODERがゲストで参加した今作は、不穏な雰囲気を漂わせた、スペーシーなテック・ディスコ風のトラックに、MANUEL GOTTSCHINGっぽい、サイケ・ギターを響かせた1曲。カップリングでは、そのギター・プレイをより全面に押し出した、別ヴァージョンを収録。STILL GOING自ら、「お気に入りのアーティスト、楽曲、さらには自らの作品は、今後、このレーベルを中心にリリースしていく」と力強く語っているこの新レーベル、来月には早くも第2弾シングルも控えているようですし、今後の動向からも目が離せません。ディスコ~ハウス・ファンの方は絶対に要チェックですよ!

Himuro Yoshiteru - ele-king

 ジョセフ・ナッシングワールズ・エンド・ガールフレンドと同世代のブレイクビート・メイカーによる7作目は配信(と限定カセット)だけのリリースとなった。〈リフレックス〉や〈プラネット・ミュー〉の子分みたいなレーベルから98年にデビューし(パッケージには福岡の小さな町からやってきたごく普通の男とかなんとか書いてあった)、世界中の様々なレーベルと、日本では〈ファイル〉から4作目、〈マーダー・チャンネル〉から5作目と来て、DJオリーヴ・オイルのレーベルからは初となる(だんだんシフトが日本に寄ってきているということか)。

 ジョン・ピール・セッションにも出演していて、遊び心が豊富でジャズと高速ブレイクビーツを絡ませたら右に出る者はいないとか、海外での評価は初期の『クリアー・ウイズアウト・アイテムズ』がもっとも高いようだけれど、未聴なので、ダブステップを取り入れるようになった最近のものと比較すると、ジャズ・ベースからはじまり、全体に跳ねるようなファンク・ビートを強調した『ヒア・アンド・ゼア』とはだいぶ様相を異にし、『アワー・タウン、エニータイム』は実に思わせぶりなムードで幕を開ける。そして、半分ぐらいの曲では重い腰をゆっくりと回転させるような官能的で、簡単にいえば黒っぽいビートに突き進んでいく。もしかすると同世代のブレイクビート・メイカーたちとは接点が薄くなりつつあり、表面的な派手さもそれほどわかりやすいかたちでは出てこなくなっているので、こうなるとカール・クレイグやヨーロッパのデトロイト・フォロワーに近い部分が今後のスタイルとなっていくのかもしれない。エイフェックス・ツインとジャズというテーマは、なぜか、三毛猫ホームレスのヒロニカ秘宝感の佐藤えりかなど、日本では多発しやすいテーマなのかも知れず、あるようでなかった融合点がここでは聴くことができるのではないだろうか。もちろん、従来通りの派手なブレイクビーツも力を失っているわけではなく、ビートが与える説得力が増している結果だということで。

 アース・ノー・マッドフラグメントなど、日本のヒップホップが好調ならば、それらのビートメイカーが波に乗らないわけがなく、なぜかフランスのネット・レーベルがその辺りをコンパイル(しかも、それがそのレーベルにとって初のフィジカル・リリースとは?)。

 よくわからないけれど、ネットに上がっていた日本人の音源をフランス人があれこれと探索した結果、全17人、22曲の構成と決めたようで、その基準はよくわからない(そのうち二木信が取材してくるでしょう)。しかし、外国の耳を経由した把握の仕方はそれだけで示唆的で、まずは単純に構成力があって聴き応えがある。テンポがよく、何度も聴いてしまうし、聴くたびに発見がある......って、普通のことを書いてしまった。

 可能な限り紹介すると、スカしたオープニングに続いて冒頭からもっさりと重く響くイル・ジ・エッセンスはロー・ファイ・クォンターズの名義でもリリースがあり(未聴)、四角四面を逆手にとったようなジャジムはどこかファニーな感触がとてもいい。もっと聴きたい。『ディスコトピア』にもフィーチャーされていたブンは二木信がいま、もっとも夢中になっているルーキーで、ヒムロと同じく〈オイル・ワークス〉からもリリースがあるダイナミックな展開(全体のマスタリングも彼がやってるらしい)。イルムラと組んだアグレッシヴなラップ・ナンバーも続けて収録されている。

 バグシードはウィズ・カリファ(紙エレキング2号P99)とのあいだでひと悶着あったばかりで、簡単にいえば230万人がアクセスしたというカリファのミックス・テープ・サイトにバグシードの曲が使われていたにもかかわらず、クレジットがドープ・クチュールというL.A.のストリート・ブランドの名義となっており、当のデザイナー・ブランドも自分たちの名前が使われていることに戸惑いを感じ、ツイッターなどで、この曲はバグシードのものだと明言しているというもの(https://bmr.jp/news/detail/0000012861.html)。その後、どうなったかは知らないけれど、ここに収録されている曲はなるほどカリファが好きそうなスモーカーズ・ブレイクビート。続くブドリは大袈裟にいうとフライング・ロータスとベイシック・チャンネルを同時に聴いているような質感がかなりよく、アルバムはないのかなーと検索をかけたら、近所にある喫茶店が出てきた(は!)。いまとなっては少し懐かしいカット・アップ・スタイルを聴かせるリピート・パターンによるリミックスも収録され、ブンによるリピート・パターンのリミックスもなんといっていいのかわからない奇妙な仕上がり。

 マインド・タッチによるモンド風の小品が折り返し地点を明確にし、このなかでは唯一、フルで(これもまた〈オイル・ワークス〉からの)アルバムを聴いたことがあるイチロー.も、同じような意味で変わった感覚を楽しませてくれる(この人はヘン!)。RLPが少しとぼけた風味を出したと思ったら、一転して、AZによる重いけれど明るく爽快なビートへと続き、クロージング・トラックは、このところダブステップにスタイルを変えたというKKによる濃密なダーク・ファンタジー。なんという充実作だろうか。

 ここには日本だから......という感じはまったくない。最近でいえば、L.A.の『ロウ・エンド・セオリー・ジャパン・コンピレイション 2012』やデトロイトの『ビッグ3』とも互角だし、勝っている部分だってあると思える。それこそ同じフランスでTTCやラ・コウションなどを集めたアンダーグラウンド・ヒップ・ホップのコンピレイション『プロジェット・ケイオス』が11年前にリリースされた時、何かが起きるのではないかとそわそわしてしまったことを思い出してしまった。

 そわそわ、そわそわ......

Various Artists - ele-king

 先日、チン↑ポムが監修した美術手帖の打ち上げがあり、いま、ロシアで指名手配されながら美術活動を続けるヴォイナとのコーディネイトを務めたアンドレイ・ボールト氏と話をする機会があった。ヴォイナがどれだけ危険な状況にあるかは同誌に詳しくインタヴューが載っているので、そちらを参照していただくとして、2年前までロシアに住んでいたボールトさんに、ついあれこれと話題を持ちかけるなか、アンドレイ・ネクラーソフ監督『暗殺・リトビネンコ事件』は観たかと訊いてみたところ、それは観ていないけれど、僕の友だちもプーチンに逆らったために、いまも獄中にいると声を落とし、それまでの笑顔が少し曇ってしまった。ボクシングの試合に姿を現したプーチンに観客席からいっせいにブーイングが巻き起こるなど、全盛期の強権的支配が急速に翳りを見せているとはいえ、結局はヴォイナもパキスタンに脱出せざるを得ず(そのため、3月31日からワタリウムで行われるチン↑ポムとの共同展覧会に本人たちも来られることになったとはいえ)、表現者たちにとって厳しい状況が続いていることに変わりはない(『暗殺・リトビネンコ事件』ではイギリスに亡命したリトビネンコについてロシア国内で取材を続けていたジャーナリストたちが、最初はカメラに向かって様々な取材成果を語っていたのに、ドキュメンタリーが終わる頃にはひとり残らず死んでいたりする)。

 ロシアが資本主義化していく過程で生まれた新興の金持ちはオリガルヒと呼ばれ、時代の変化に対応できたのは当然、若い世代が中心だったために、彼らが好んだもののひとつにハウス・ミュージックがあった(プーチンもオリガルヒのチョイスだとされる)。現在、ロシアのディスコ・カルチャーは空前のイタロ・ブームに沸いていて、『フロム・ロシア・ウイズ・イタロ-ディスコ』といったコンピレイションがつくられたりと、まー、とにかく資本主義が謳歌されていることは間違いない。「働かざる者、食うべからず」というのはレーニンの言葉だし、その段階ですでにカトリック的な価値観は打ち捨てられていたのだから(カトリックというのは働いても食べるものが得られなければ、それも神の思し召しだと考え、労働量とその成果に明確な関係はないとするところがある)、自分の稼いだ金で遊ぶという面白さを制限できるわけがない。そして、そのような文化的な高揚のなかから、もしも面白い音楽が生まれているのなら聴かせていただくまでのことである。

 そうした退廃的ムーヴメントというか、日本人が置かれている環境と同じモードになっている場面にあって、どちらかというと暗いムードのコンピレイション・アルバムが耳を引いた。タイトルも『悲しいパターンの騎士たち』と、どこかオリガルヒに対して距離を取っているような印象もなくはない。モスクワのアントン・クビコフ(SCSI-9)とL.A.のエド・ヴェルトフが運営にあたり、早くからドイツのコンパクトにディストリビューションを委ねてきたレーベルの集大成である(対露投資では当然、ドイツが世界一なので、この関係はむしろ、言葉的にはドイツがロシアを食い物にするパターンだといえなくもない)。SCSI-9は〈サロ〉や〈フォース・トラックス〉からもリリースがある10年選手なので、ジャーマン・テクノを追っていた人なら名前ぐらいは目にしたことがあるだろう。同編集盤には「40分からの問題」と題された彼らの曲も収録され、煩雑になるので、いちいち名前は挙げないけれど、ロシアン・アンダーグラウンドからミニマル・ハウスのフロントラインがそれぞれにボコボコと重いベースを尖らせている(ジョン・テイヤーダがカリフォルニア、スーキーことシシー・カリーナ・ローマイヤーはベルリンからのエントリーか?)。ざわざとした店のムードとともにはじまる(英語読みで)テクニーク&ヤロースラヴ"チェック・ユア・アティチュード"からいきなりズブズブでドープ極まりなく、多少はしゃきっとしたところも見せつつ、クロージング・トラックにあたるドイエク"オールモスト・グリーン"ではリバーヴがあまりにも深く響き渡り、『悲しいパターン』は不思議なほど穏やかな気分で幕を閉じていく。

『ザ・ナイツ・オブ・ザ・サッド・パターン』に収録された8曲はどれも掛け値なしにハウス・ミュージックである。だけれども、ベースがあまりにゴツゴツとしているせいか、ダブステップを通過したハウス・ミュージックとして話題のBNJMNことベンジャミン・トーマスの近作にどことなく似通った印象を抱かせるところもある。デトロイト・テクノにしか聴こえないダブステップの逆パターンというのか、ブレインフィーダーのティーブスとジャックハイの名義でリリースした「トロピックEP」がブレイクのきっかけとなったトーマスは、ソロでは昨年、『プラスティック・ワールド』と『ブラック・スクエア』を立て続けにリリースし、今年になって、その2枚のアルバムから選ばれた14曲が初めてCD化されている。後者のアナログ盤はジャケットの内袋に外袋のデザインを印刷し、外袋には内袋のデザインを施したために、一見すると単なる12インチ・シングルにしか見えないというもので、錯視を利用したラッシュ・アワーのデザインをさらに遊び倒したものといえる。サウンドの方は、しかし、作を追うごとに機能的となり、軽妙洒脱な洗練と引き替えに遊び心は減少傾向にあるようにも感じられる。それでも、ハウス・ミュージックに新風を吹き込もうとする意欲は充分に伝わってくる(タイトル・トラックにはヴェルヴェット・アンダーグラウンドのサンプルが使われているらしい)。

 また、〈ラッシュ・アワー〉からオランダの老舗である〈デルシン〉に移籍したコンフォースことボリス・ブニクによるセカンド・アルバム『エスケイピズム』もハード・ワックスから支持されるだけあって、ベイシック・チャンネルを湿地帯でぶわぶわにしたような展開が実に気持ちよく、ダブとハウスの親和性をここでも印象付けてくれる(アナログの方が例によってデザインがいい。現場で作業しているのは理研軽金属工業株式会社の斉藤さんか?)。冒頭の「シャドウズ・オブ・ザ・インヴィジブル」からあっさりと持っていかれ、エレクトロの導入もいいアクセントになっている。なるほど「現実逃避」という感じかもしれない......

Chart by Underground Gallery 2012.03.15 - ele-king

Shop Chart


1

THE HOUSEFACTORS

THE HOUSEFACTORS Play It Loud (Black Market / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
ロンドンの名門[Black Market Records]が、レーベルのクラシック作品を正規再発していくシリーズ第三弾は、シカゴ・レジェンドLARRY HEARDがTHE HOUSEFACTORS名義にて88年にリリースした幻の1stシングル「Play It Loud」! このシリーズ、本当に見逃せませんよ!数あるLARRY HEARDの中でも、マッドさ、レアさ、共にトップ・クラスのカルト作品「Play It Loud」がリマスタリング復刻!ドカドカと打ち鳴らされたTR909のグルーヴに、マッドなうねるアシッディーなアルペジオ・シンセがグルグルと回り続ける、"裏"LARRY HEARDを代表するクラシック!DERRICK MAYもその昔ヘビー・プレイしていました。ちなみに、中古市場では、70ユーロなんて金額で取引されています。音質も音圧もばっちりなので、オリジナル盤を持っているって方も、これは見逃せません

2

IUEKE

IUEKE Tapes (Antinote / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
フランスはパリの新興レーベル[Antinote]の第一弾は、IUEKEなる素性不明なアーティストが、1991年~92年にかけて、ロンドンのレゲエ・スタジオで制作し、カセットテープにてリリースされていたという、超マニアックな作品が、ヴァイナルにて復刻! とにかく音がマッド!ザラザラしたアナログ感は、現在主流の作品では味わえない、独特の質感があって、とにかくヤバイ...。ノイジーなウワ音とLO-FIなグルーヴを軸に、クレイジーに暴れるアシッド・シンセがマッドに飛び交うA面「Tape 1」、ドラッギーな電子音が入り乱れたインダストリアル・トラックのB1「Tape 2」など、3トラックを収録。JAMAL MOSSにも通じるマッドさと、初期APHEX TWIN的な実験性をもった、かなり危険は一枚!

3

SEAHAWKS

SEAHAWKS After Sunrise (Ocean Moon / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
限定500枚!DR.DUNKS aka. ERIC DANCAN / GATTO FRITTO リミックス! UKの名門レーベル[Lo Recordings]のオーナーJON TYEと、ATPフェスのアートワークもを手がけるPETE FAWLERによるバレアリック・デュオSEAHAWKSが、昨年末にリリースした 2ndアルバム「Invisible Sunrise」収録作を、RUB'n TUG、STILL GOINGでも活躍する ERIC DANCANのプロジェクト DR.DUNKS、[International Feel]や DJ HARVEYのへヴィープレイでも話題を呼んだ「Invisible Collage」のヒットで知られる GATTO FRITTOがリミックス。 アルバム内でも特に人気の高かった「Catch A Star」を、ERIC DANCANがダヴィーなシンセを効かせた、メロー・バレアリックなスローモー・ディスコ・リミックスへリミックスしたA面、アルバム・タイトル作「Invisible Sunrise」を GATTO FRITTOがディープ・エレクトロ・コズミック・サウンドにリミックスしたB面と、どちらも抜かり無し!

4

NO MILK

NO MILK One Time Or One More Time Ep (Ragrange Records / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
RONDENIONが主催する[Ragrange]の新作は、[Outergaze]や[Capricious]、[Yore]、[Third Ear]などから作品をリリースしてきた、日本人プロデューサー NO MILKのNewシングル。 過去作品は、THEO PARRISHにへヴィー・プレイされるなど、数いる日本人アーティストの中でも、頭ひとつ抜けたハウス作品をリリースしてくれるNO MILK、今回はアシッド・テイストを散りばめたA1や、スピリチュアル・ジャズ的な不穏なオルガン・ループドラッギーなリズム・ベースで展開させたA2、NO MILK流のファンキー・ハウスのB1、ディスコ・クラシックのコーラス・パートをサンプリングした、アシッド・ハウスB2と、全4曲を収録。当然、大推薦な1枚です。

5

RONDENION

RONDENION Devotion (Faces Records / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
もはや説明不要のジャパニーズ・ディスコ・マスターRONDENIONが、日本人アーティストKEZ YMやMOTOR CITY DRUM ENSEMBLEなどもリリースしてきた、フランスの[Faces Records]から新作をドロップ。限定500枚! 絶妙にカット・アップされたディスコ・サンプルを、ねちっこく、エロティクに反復 させた、RONDENIONらしいブラック・ディスコ・ハウスが3トラック。US産にも通じる ザラついた荒々しい質感もグッと来ます。初期のKDJファンにもオススメです。全世界 限定500枚プレスとのアナウンスです。

6

V.A

V.A Magic Wand Vol.4 (Magic Wand / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
UKの人気バレアリックレーベル[Is It Balearic?]傘下に立ち上げられた リエディットレーベル[Magic Wand]新作。今回は 御馴染み COYOTEを筆頭に、[American Standard]からリリースを残す SAD GHOSTらが参加した 4トラックを収録。まず A1ではその SAD GHOSTが、聞き覚えのある男性ヴォーカルモノの 哀愁系アコスティック・フォークナンバーを ネタにした レイドバック・ダヴィーリミックス「Sweet Lady Magic」、A2には 詳細不明のアーティスト SWARTHY ROUGUESによる 緩やかな AOR系バレアリック・ダヴィー・ディスコ「Like Loving You」。B1には サイケデリック~アシッドフォーク系ファンの方には御馴染みの USのシンガー・ソングライター TIM BUCKLEYによる 69年作「Cafe」を、サイケ・ダヴィーなスローモー・ディスコ化にアレンジ B1、B2には エキゾチックな女性ヴォーカル・ブギーをネタにした、COYOTEがリエディットを手掛ける「I Dig Marion」を収録。

7

JOSE GONZALES

JOSE GONZALES Cycling Trivialites (SAHKO Recordings / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
5年前にリリースされた名盤「In Our Nature」に収録され、長年12インチ・カットが望まれていた名作「Cycling Trivialites」が、フィンランドの名門レーベル[Sahko]より遂に12インチ化! 幻想的な空気感を奏でる繊細なギターの音色と、心地の良い温もりを持ったヴォーカルが紡ぎだす美しい世界は、もはや圧巻の一言...。ほんとうに素晴らしすぎます。 アルバム収録曲とは別ヴァージョンでA面、B1には同作の"Radio Edit"、さらにB2には同じくアルバム「In Our Nature」から「The Nest」を収録。LPは今では入手困難な1枚となっていますので、持っていなかった方も是非この機会をお見逃しなく!間違いなく、2000年代を代表するアコースティック/チルアウト/フォークの名盤ですよ!

8

JASON GROVE

JASON GROVE 313.4 Ever (Skylax Records / 12inch) »COMMENT GET MUSIC
80年代後半からDJとして活動をはじめ、"WJLB"や"WDRQ"などの地元のローカルラジオ局にて活動してきた、デトロイトの隠れたベテラン・プロデューサーJASON GROVE、待望の1stアルバムがフランスの名門[Skylax]より登場! 昨年末[Skylax]傘下の新レーベル[Wax Classics]より、15年前に制作していたというテープ音源をリマスター12インチ化させ話題を集めたJASON GROVEが、自身のキャリア初となるフルアルバムをリリース!先行リリースされたの2作のシングル作品でも見せた、オールド・スクール感満載のリアル・アンダーグラウンド・デトロイト・ハウスを全12トラック(しかも全て新作)収録!OMAR-S、THEO PARRISH辺りの、リアル・ビートダウン・ファンの方なら間違いありませんよ~絶対にチェック!

9

RICHARD SCHNEIDER JR.

RICHARD SCHNEIDER JR. Dreamlike Land (Harvest/ LP) »COMMENT GET MUSIC
限定復刻! ドイツのマルチ・コンポーザー RICHARD SCHNEIDER JR.が[Harvest]から77年にリリース発表した、エレクトロニクスとワールドミュージックを融合させた、プログレ・ロック超名盤! ブラジリアンなサンバ、ボサノバ、メキシコやペルーなど南米音楽と、当時のドイツのシーンを象徴するかのような、ドラッギーでスペーシーなエレクトリックなシンセが見事に融合した、ナカナカ他では聴けないタイプの、70's ジャーマン・エレクトロ~プログレッシブ・ロック名盤。南米系ワールド・ミュージックファンや、AOR好きの方はもちろんですが、コズミック~レフトフィールド方面の方も、是非チェックしてもらいたい、踊れる楽曲も多数収録しているので、是非、騙されたと思って試聴だけでもしてみてください。本当に、カッコイイので、オススメです。限定プレスでのリリースとなっていますので、是非お早めに!

10

ASUSU

ASUSU Sister (Livity Sound/ 12inch) »COMMENT GET MUSIC
[Punch Drunk]を主催している事でもお馴染み、Peverelistが新たにスタートさせた、超限定ホワイト・シリーズ[Livity Sound]の第二弾は、地元ブリストルのトラックメイカーASUSUのよる、ダブステップ通過後のディープ・テクノ・サウンド! デトロイティシュな空間シンセと尖ったスネアが印象的な、ディープ・ハウス・ナンバーのA面も良いですが、ここで特筆すべきはB面に収録されたヘビー・ウェイト・ダブ・テクノ!非4つ打ちな、ドープグルーヴと、スモーキーなダブ空間でハメていく、ベース・ミュージック!かなりプレス枚数も少なく、現在のところは、入手が困難なシリーズなので、気になる方はお早めに!
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