「F」と一致するもの

Squarepusher - ele-king

 いよいよ明日31日にリリースされるスクエアプッシャーのニュー・アルバム『Be Up A Hello』ですけれども、なんとこのタイミングで新曲 “Terminal Slam” のMVが公開されました。監督を務めたのはライゾマティクスの真鍋大度。渋谷の風景がすごいことになっています。下記リンクより早急にチェック!

https://squarepusher.net/terminal-slam

[2月28日追記]
 近未来の東京を舞台にした “Terminal Slam” のMVですが、その制作の裏側に迫る特設ページが公開されました。街中の広告を消去したりスクエアプッシャー由来のものに入れ替えたりする試みが、どのようなプロセスを経て映像化されていったのかが明らかにされています。かなり興味深いです。下記リンク先をチェックしましょう。また、監督・真鍋大度よりコメントも到着しています。

遠い未来ではなく近い未来を現代の技術を駆使して実装しよう、というところからアイディアが始まり、近未来の広告をテーマに議論して制作しました。最後の最後まで Squarepusher 本人にたくさんの細かいフィードバックをもらいながら映像表現を調整しました。彼のグリッチやインタラクションに対するクリエイティブなこだわりをチーム全体で享受でき、非常にエキサイティングな制作でした。また今回、撮影した動画の中に含まれる人やオブジェクト、広告を、AIを駆使して自動認識させ、それらを現実から消去したり、広告を別のものに置き換えるなどの処理をしています。かなり近い将来、デバイスを装着して街中を歩きながら今回のMVと同じように広告を自由に書き換える体験が出来るなと思いワクワクしています。 ──真鍋大度(Rhizomatiks)

https://research.rhizomatiks.com/s/works/squarepusher/

SQUAREPUSHER
いよいよ今週金曜にリリースとなる
5年ぶりの最新作『BE UP A HELLO』より
真鍋大度が監督、超近未来の東京を舞台とした
“TERMINAL SLAM” MVを解禁!

常に新しい響きと新たな試みを求め、リスナーに驚きと衝撃を与え続けている唯一無二のアーティスト、スクエアプッシャー。来日公演が4月に決定し話題となる中、いよいよ発売が今週金曜日に迫った最新作『Be Up A Hello』より、新曲 “Terminal Slam” のMVが公開!

「Terminal Slam」MV
https://squarepusher.net/terminal-slam

さきほど0:00、渋谷スクランブル交差点の巨大スクリーンにて、突如このビデオがプレミア上映された。超近未来の東京を舞台にし、街に蔓延する広告の数々とARグラスを主題とした本ビデオのプレミアにマッチしたロケーションであり、明日に迫ったリリースを待つ日本のファンにとっても嬉しいサプライズとなった。

映像はスクエアプッシャーの長年のコラボレーターでもある真鍋大度(Rhizomatiks)が監督。ライゾマティクスのディレクターであり、創設者のひとりでもある彼は、国内外の様々なアーティストとのコラボレーションを行う日本が世界に誇るアーティスト、プログラマー、DJ。スクエアプッシャーと真鍋は2013年のスクエアプッシャー x Z-MACHINES のプロジェクトで初めてコラボレート、2015年の来日公演では真鍋がオープニングアクトを務め、2017年のソニックマニアで披露されたショバリーダー・ワンのライブではビジュアルセットをライゾマティクスチームが担当するなど、親交を深めてきた。

遠い未来ではなく近い未来を現代の技術を駆使して実装しよう、というところからアイディアが始まり、近未来の広告をテーマに議論して制作しました。最後の最後まで Squarepusher 本人にたくさんの細かいフィードバックをもらいながら映像表現を調整しました。彼のグリッチやインタラクションに対するクリエイティブなこだわりをチーム全体で享受でき、非常にエキサイティングな制作でした。また今回、撮影した動画の中に含まれる人やオブジェクト、広告を、AIを駆使して自動認識させ、それらを現実から消去したり、広告を別のものに置き換えるなどの処理をしています。かなり近い将来、デバイスを装着して街中を歩きながら今回のMVと同じように広告を自由に書き換える体験が出来るなと思いワクワクしています。 ──真鍋大度(Rhizomatiks)

いよいよ明日1月31日に発売となる5年ぶりの最新作『Be Up A Hello』は、エレクトロニック・ミュージックに目覚めた当時の思いや記憶を綴った日記のようでもありつつ、直感と初期衝動に従って一気に完成させ、強烈で、スピーディで、目まぐるしくて、刺激的で、先の予測のつかない、「これぞスクエアプッシャー」と言える内容となった最新アルバム。

本日1月30日(木)には、タワーレコード渋谷店限定で「Squarepusher『Be Up A Hello』リリース前夜祭」と称し、アルバムの全フォーマット世界最速販売に加え、真鍋大度 (Rhizomatiks) & mito (clammbon) & たなしん (グッドモーニングアメリカ/タナブロ)によるトークショーを開催! 今回解禁となったこのMVについてもたくさん裏話が聞けるだろう。店頭での観覧は無料となっており、タワレコTVにてネット生配信も行われる。

【詳細はこちら】
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10808

国内盤にはボーナストラックが追加収録、解説書封入、ボーナスDLカードが封入される。また数量限定でオリジナルTシャツ付セットも発売決定! Tシャツセットにのみ付属される限定DLカードからは、CDに収録された音源とは異なるボーナストラックがダウンロードでき、これらのバリエーション豊かなボーナストラック群からは、90年代のアナログ機材が多用されたという本作の制作中、様々なアイデアを試み、様々な形でファンに届けようとするトム・ジェンキンソンの積極的な姿勢が垣間見られる。

ここ何年かの中で、彼の最高傑作だ。 ──The Wire

25年のキャリアを経てなお、ジェンキンソンは遊び心を全く失っていない。 ──Crack ★★★★★★★★

label: Warp Records / Beat Records
artist: Squarepusher
title: Be Up A Hello
release date: 2020.01.31 FRI ON SALE

国内盤CD BRC-624 ¥2,200+税
国内盤CD+Tシャツ BRC-624T ¥5,500+税

国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説書封入/ボーナスDLカード封入
(Tシャツセットには限定ボーナストラックDLカードも封入)

Nervelevers (Official Audio)
https://youtu.be/qtSJA_U4W1U

Vortrack (Original Mix)
https://youtu.be/s3kWYsLYuHc

Vortrack (Fracture Remix)
https://youtu.be/59ke5hp-p3E

5年ぶりとなる超待望の単独来日公演が大決定!!

2020年4月1日(水) 名古屋 CLUB QUATTRO
2020年4月2日(木) 梅田 CLUB QUATTRO
2020年4月3日(金) 新木場 STUDIO COAST

TICKETS : ADV. ¥7,000+1D
OPEN 18:00 / START 19:00
※未就学児童入場不可

MORE INFO: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10760

チケット情報
2月1日(土)より一般発売開始!

Little Dragon - ele-king

 いまから1年とちょっと前、〈Ninja Tune〉との電撃契約が話題になったリトル・ドラゴンだけれど、どうやらついにアルバムが完成したようである。バンドの基本に立ち返った内容になっているとのことで、新しいチャレンジを試みると同時に内省的なムードもある作品に仕上がっているようだ。新曲 “Hold On” が公開中なので、まずはそれを聴いて想像を膨らませておこう。

LITTLE DRAGON
唯一無二の歌声を持つ日系スウェーデン人のボーカリスト、
ユキミ・ナガノ率いるスウェーデン発4人組バンド、リトル・ドラゴンが
最新作『New Me, Same Us』をリリース決定!
同時に新曲 “Hold On” を公開!

インディペンデントな女性アーティストとして長年活躍する日系スウェーデン人のミステリアスなボーカリスト、ユキミ・ナガノに加え、キーボードのホーカン・ヴィレーンストランドとベースのフレドリック・ヴァリン、そしてドラムとパーカッションを担当するエリック・ボダンの4人から成るスウェーデンのバンド、リトル・ドラゴン。2014年リリースの『Nabuma Rubberband』がグラミー賞にノミネートされ、ゴリラズ、サブトラクト、フライング・ロータス、フルーム、ケイトラナダ、デ・ラ・ソウル、DJシャドウ、マック・ミラーといった錚々たるアーティスト達とのコラボレーションの経験からもわかる通り、世界的なトップアーティストとして活躍する彼らの待望の最新作『New Me, Same Us』が3月27日にリリースされることが決定した。また、同時に新曲 “Hold On” が公開。

Little Dragon - Hold On
https://www.youtube.com/watch?v=JmDvTxGeJuY

学校終わりに集まっては、ジャムセッションをしたり、ア・トライブ・コールド・クエストやアリス・コルトレーンのレコードを聴いたりして過ごしたイェーテボリでの学生時代からずっと活動を共にしてきた彼らにとって『New Me, Same Us』のサウンドは、バンドの基本に立ち返り、自分たちの楽器、つまりドラム、ベース、キーボード、ハープ、ギター、ボーカルに対する愛情を再び深めたものであり、その結果、バンド史上最も意欲的で紛れもなく最高の音楽が生まれた。

『New Me, Same Us』は、進化を続けるリトル・ドラゴンがまた新たなステージに進んだことを象徴する作品であり、堅実でありながら型にはまらないR&B、ポップ、エレクトロニックという独特のスタイルに新しい方向性を見いだしながら、変わることなく若々しい精力的なサウンドを鳴らしている。同時にアルバムには内省的な空気も感じられ、ユキミの特徴的な歌声は、移り変わるものごとや憧れの感情や別れを告げることに思いを馳せている。

あらゆる変化を経験し、それでも自分たちが信じる物語によって団結している。その物語こそが今の自分たちを築いたのだから。 ──Little Dragon

リードシングル “Hold On” は、自立して前に進んでいくというメッセージであり、“Rush” は失われた愛を懐かしがり、“Another Lover” は心の痛みを伴う白日夢として描かれ「自分のしていることが理解できない/自分たちがどこに向かっているのかわからない」と歌詞の冒頭でユキミが嘆く。“Sadness” というぴったりなタイトルの付いた曲では「誰かを理解した気になってもやがて時間が経てば新たな一面が現れる」とバンドは述べる。“Where You Belong” は、喪失と死への不安に満ちた子守歌だ。ただし、楽観主義の入り込む余地も残されている。“New Fiction” は歌の世界の中にその空白を模索し、新たな物語を創造して自らの進路を歩むことを促す。そして “Are You Feeling Sad” は、時には一歩下がることや、不安になりすぎないということを聴き手に思い出させる。

アートワークを担当したのは、数々の賞を受けてきたスウェーデンの映画監督、プロデューサー、脚本家、アニメーターであるヨハネス・ニホームが務めた。

リトル・ドラゴンの最新作『New Me, Same Us』は、3月27日(金)に〈Ninja Tune〉よりリリース! 国内盤CDにはボーナストラック “Let Me Know” が追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。また、現在 iTunes でアルバムを予約すると公開中の “Hold On” がいち早くダウンロードできる。

label: NINJA TUNE / BEAT RECORDS
artist: LITTLE DRAGON
title: New Me, Same Us
release date: 2020.03.27 FRI ON SALE

国内盤CD BRC-632 ¥2,200+税
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説・対訳冊子封入

[ご予約はこちら]
BEATINK.COM:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10811

TRACKLISTING
01. Hold On
02. Rush
03. Another Lover
04. Kids
05. Every Rain
06. New Fiction
07. Sadness
08. Are You Feeling Sad?
09. Where You Belong
10. Stay Right Here
11. Water
12. Let Me Know *Bonus Track for Japan

Caribou - ele-king

 カリブーといえば、フォー・テットとほぼ同じ時期に登場したエレクトロニック・ミュージシャンで、カナダ出身の数学者でもある。カリブーの音楽にはつねに参照されるモノ(アーサー・ラッセルからセオ・パリッシュまで)があるように思われるが、しかし彼のずば抜けたアレンジ能力と咀嚼力が彼にしかできないエレクトロ・ポップへと押し上げる。『Swim』(2010)もそうだったし、『Our Love』(2014)もそうだった。
 ダフニ名義ではダンス・トラックをコンスタントに発表しているダン・スナイスが、カリブー名義で久しぶりにアルバムを出す。タイトルは『Suddenly』。2020年2月28日発売。まずは先行シングル曲 “Never Come Back” をどうぞ。

CARIBOU - Never Come Back

Artist: Caribou
Title: Suddenly
Label: PLANCHA / City Slang
Cat#: ARTPL-128
Format: CD / Digital
※解説・歌詞・対訳付き予定
※紙ジャケット仕様
Release Date: February 28, 2020
Price(CD): 2,200yen + 税

TRACK LIST:
01. Sister
02. You and I
03. Sunny’s Time
04. New Jade
05. Home
06. Lime
07. Never Come Back
08. Filtered Grand Piano
09. Like I Loved You
10. Magpie
11. Ravi
12. Cloud Song

―――――

Caribou
カナダ出身ロンドン在住、ダン・スナイスのソロ・プロジェクト。元々はマニトバ名義で活動をスタートし、名門Leafから『Start Breaking My Heart』(2001年)『Up in Flames』(2003年)にリリースした後、現在のCaribouに名義に変更する。そして2005年にサード・アルバム『The Milk of Human Kindness』を発表し、初来日を果たす(共演はフォー・テット、ムーギーソン)。その後City Slang / Mergeへと移籍し4作目『Andorra』をリリースし、カナダの”マーキュリー・プライズ” にあたる国民的音楽賞、ポラリス・ミュージック・プライズを受賞した。2010年にリリースした『Swim』も高い評価を経て、ポラリス・ミュージック・プライズにノミネートされる。2012年にはフジロックに初出演し、ホワイト・ステージでパフォーマンスを行った。2014年にリリースした『Our Love』はさらに高い評価を得て、その年の様々な媒体の年間ベストの上位に名を連ねた。リリースするたびにその評価を高め続ける中、ついに約5年ぶりのアルバムを完成させた。

Tribe Of Colin - ele-king

 正体を不明にしておくこと。それは一見、ネット上に氾濫する膨大な匿名の投稿たちとひじょうに親和性が高いようにも思われる。しかし彼はねらーでもなければクソリプラーでもなく、表現を発信する側の人間だ。であれば通常は、ころあいを見計らってバズを生成し、しかるべきタイミングで大きな花火を打ち上げる、本人のキャラは立っていればいるほどいい──となるわけだけれど、彼のやり方はそのような SNS を意識した昨今の戦略とは真逆の発想といえる。

 トライブ・オブ・コリンなるこの特異なプロデューサーは、ほとんど素性を明らかにしていない。おそらくは男性であり、どうやらロンドンを拠点にしているらしいことは推測できるが、それ以外はこれまでのリリース履歴を辿ることができるのみ。ジョン・T・ガストの〈5 Gate Temple〉からデビュー作を発表していること、そのガストと一緒にドーサイルというユニットを組み、〈The Trilogy Tapes〉からシングルを送り出していること、ほかにいくつかの12インチやCDで高い評価を得ていること、NTS に幾度もミックスを提供していること、そして今回の新作が〈Honest Jon’s〉からリリースされていること。わかるのはそれくらいである。あるいは『FACT』誌での貴重な発言によれば、父親がナイジェリア出身でレコード蒐集家であること、その父からの影響が大きいこと、ローランドの SP-404 を使用していること。あとは音を聴いて判断するしかない。

 一言でいえばテクノでありダブだが、この『Age Of Aquarius』では、その枠組みじたいを押し広げるような果敢な試みが数多くなされている。音響的にはアクトレスやディーン・ブラント以降を強く感じさせ、低音はよりフロアを意識したつくりになっている。くぐもったキックとハットとアシッドの反復がベースラインを際立たせる “Creator God” は、情報ではなくサウンドの強度でもって彼の特異性を世に知らしめる、ある種の宣言のようなトラックといえる。“Woman Of Amazon” のアフロ・ミニマリズム、“Paradise Lost” におけるトラップを崩したビートとスペイシーな音空間との両立、“Frequency Interference” の擬似ダンスホールなども興味深いが、よりひきこまれるのはデトロイトからの影響を独自に昇華した部分だ。

 最後の “Cradle To The Sunset” なんかはまさに「マシン・ソウル」と呼ぶべきトラックだし、ジャジーにしてインダストリアルな “Self / Distance” はセオ・パリッシュとドレクシアの両方を同時に想起させる。中盤に差しはさまれる旋律が不思議な違和効果をもたらす “Eye Of Ra” も、ありえたかもしれないドレクシアのべつの可能性を探っているかのようだ。“Alan” 冒頭のフィールド・レコーディングによくあらわれているように、アルバム全体をとおして水中を意識したような音響処理が施されているのも、かの不世出のデュオのコンセプトが念頭に置かれているからにちがいない(曲名も神話的だし)。その点で本作はトゥ・ローン・スウォーズメンの『Stay Down』を彷彿させもする。ホープ・ウィ・ネヴァー・サーフィス。なるほど、正体を明かさないわけだ。バズとかキャラじゃねえんだよと、つまりはそういうことだろう。ここには矜持がある。アンダーグラウンドの底力を再確認させてくれる、想像性に満ちたアルバムである。

Westbam & Takkyu Ishino - ele-king

 なんとウェストバムと石野卓球がタッグを組み、東阪ツアーをおこないます。東京は2月7日(金)LIQUIDROOM、大阪は2月8日(土)Club joule。ウェストバムといえば、われわれも『夜の力』という自伝を翻訳刊行していますけれど、ドレイクやタイラー、ケンドリックなど、昨年リリースされたアルバム『The Risky Sets!!!』のそうそうたるゲスト陣を見てもわかるように、ドイツにおける伝説級の大物です。昨年はベルリンの壁崩壊30周年ということでその壁でプレイしたりと、いまだハングリー精神も衰えることなく……それがご存じ盟友=石野卓球との共同ツアーとなれば、これはもう行かない理由がありません。詳細は下記。

渡邊琢磨 - ele-king

 映像とその場での演奏とが合わさって初めてひとつの作品となる映画『ECTO』が、2月11日に東京都写真美術館で上演される。同作は、これまで多くの映画音楽を手がけてきた渡邊琢磨が水戸芸術館ACM劇場からの委嘱でみずから監督を務めたホラー作品で、映像には染谷将太、川瀬陽太、佐津川愛美が出演、作中ではベンヤミンやバシュラールのことばがカットアップされているという。当日はそこに弦楽五重奏による演奏が生で重ねられる。ジョニー・グリーンウッドやダニエル・ロパティンなど、音楽と映画の新たな結びつきがひそかに熱を帯びているいまだからこそ、この挑戦的な試みは体験しておきたい。詳細は下記より。

奇才・渡邊琢磨が、染谷将太、川瀬陽太、佐津川愛美をキャストに迎えて放つ、謎のアンビエントホラー《ECTO》の上映+弦楽五重奏によるサウンドトラック上演が、第12回恵比寿映像祭にて2/11に開催!!

【公演情報】
第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」
スペシャル上映 渡邊琢磨《ECTO》[サウンドトラック生演奏付き上映]
日程:2020年 2月11日(火・祝)
時間 : 昼の部 14:00 / 夜の部 18:00 ※各回冒頭に楽曲上演が付きます。
会場:東京都写真美術館 1F ホール
料金:前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000
演奏者:吉田篤貴 (1st Vn)、地行美穂 (2nd Vn)、須原杏 (Va)、徳澤青弦 (Vc)、千葉広樹 (Cb)、中村督 (Operation)、渡邊琢磨 (Cond)
※チケットぴあにてチケット発売中[P コード:763-342]

監督・脚本・編集・音楽・効果: 渡邊琢磨
映像出演: 染谷将太、川瀬陽太 / 佐津川愛美
抽象場面監督:TAKCOM / 撮影: 四宮秀俊 / 照明: 秋山恵二郎 / 衣装: エドストローム淑子/ 特殊効果: 伊東篤宏 / 抽象場面VFX:木村和正 / 録音: 山口宣大 / 音響: 中村督 / 監督助手: 平島悠三 / 助監督: 上野修平 / 制作: 三好安洋 /プロデューサー: 西ケ谷寿一 / 製作: 水戸芸術館ACM 劇場

【恵比寿映像祭オフィシャル・ホームページ】www.yebizo.com

◆《ECTO》オフィシャル・トレーラー
https://youtu.be/n_9hR_GuLIg

Roger & Brian Eno - ele-king

 ロジャー・イーノとブライアン・イーノによるコラボレイション・アルバム『Mixing Colours』が、クラシカルの老舗〈Deutsche Grammophon〉より3月20日にリリースされる。フォーマットはLP、CD、デジタルの3種類。両者のコラボじたいはこれまで何度もおこなわれてきたが(たとえば昨年リイシューされたダニエル・ラノワとの『Apollo』や『Thursday Afternoon』など)、ふたりが共同名義でアルバムを発表するのは今回が初めて。発売に先がけ収録曲 “Celeste” がスポティファイアップル・ミュージックで先行配信中。なおブライアンのほうは年末にも新曲を公開したばかり。

ブライアン&ロジャー兄弟による初のデュオ・アルバムリリース決定!
先行トラックも配信スタート!

ミキシング・カラーズ
ロジャー・イーノ & ブライアン・イーノ

MIXING COLOURS
ROGER ENO and BRIAN ENO

発売日:2020年3月20日(金)
CD品番:483 7771
LP品番:483 7772
オープン・プライス(輸入盤)

▼『Celeste』(セレステ)先行配信中
https://classic.lnk.to/RE_CelestePR

■収録曲
01. Spring Frost
02. Burnt Umber
03. Celeste
04. Wintergreen
05. Obsidian
06. Blonde
07. Dark Sienna
08. Verdigris
09. Snow
10. Rose Quartz
11. Quicksilver
12. Ultramarine
13. Iris
14. Cinnabar
15. Desert Sand
16. Deep Saffron
17. Cerulean Blue
18. Slow Movement: Sand

[海外プレスリリース]

ロジャーとブライアンのイーノ兄弟は、初のデュオ・アルバム『ミキシング・カラーズ』でサウンドの方向性を追求した。この2人のドイツ・グラモフォン・デビュー盤は、デジタル、LP、デジパックCDの3形態で2020年3月20日に世界リリースが予定されており、今後の活動へつながる大きな第一歩となる。アルバムに収められた18曲のサウンドスケープは、聴き手を曲の奥底に漂う永遠の空間へといざなう。

『ミキシング・カラーズ』の内容は何年もかけて磨きあげられたもので、作曲家、プレイヤー、プロデューサーとしての長年にわたる2人の経験が活かされている。アルバムづくりは、ロジャー・イーノがまず1曲ずつMIDIキーボードを使って録音するところから始まった。こうして収録されたデジタルのMIDIファイルを、ロジャーが兄に送り、兄は曲の内容に手を加えたり処理したりして、1曲ごとに独自のサウンド世界を作り上げた。この共同作業の結果、最終的にはきわめて自然なダイナミズムが生みだされた。

『ミキシング・カラーズ』には、2005年頃に書かれ、大作に組み込まれることは想定されていなかった初期の曲も収められている。

「ぼくらは当時、こういう結果になることは想定していなかった──これは15年以上にわたる、ぼくらの会話のやりとりのようなものだね」とロジャーは語る。
「ぼくは朝起きて、そのまますぐに2階へ行き、楽器の準備をして即興で曲をつくり、ブライアンが喜びそうなフレーズを彼に送った。フルアルバムにするというアイディアは、曲がいくつかまとまったとき、頭に浮かんだのさ。そして実際やってみたら、わるくないと思えた。ぼくにしてもブライアンにしても、1人じゃ到底実現できなかった内容になったからね」

『ミキシング・カラーズ』は、音楽の過去と未来のあいだに橋をかけている。
ロジャーの曲にはシューベルト後期の憧れにみちたメロディがあり、ブライアンのサウンドデザインには革新的なエレクトロニック・ミュージックを使ったコンセプチュアル・アートが取り入れられており、新しいメディアがもつ創造的可能性を追求し続ける彼の、変わらぬ姿勢が反映されている。この半世紀のあいだ、ポップス界はエレクトロニック・ミュージックがもつ巨大な可能性を追求し続け、かつては想像できなかったサウンドの色彩やインストルメンタルの響きを作りあげてきた。

収録された18曲には、1曲をのぞいてすべて色と関連したタイトルがついている。〈暗い琥珀色〉〈黒曜石〉〈緑青〉などだ──抽象画で使われる色彩と共通するところがある。そしてすべての曲が一体となり、音色や音のコントラストに対する深い瞑想が生みだされている。最後の魅惑的な〈緩徐楽章:砂〉は、音楽を音色、響き、リズムという基本に立ち返らせる作品である。

ブライアンはこう語っている。「これまで従来の楽器の世界では、クラリネットが小さな島をつくり、ヴィオラが別の島を、グランド・ピアノがまた別の島を、といったぐあいに楽器が使われてきた。どの楽器も音の可能性の面では限界があって、音の可能性という無限の海の中に浮かぶ孤島として存在していたった。だけどエレクトロニクスの世界では、こうした孤島と孤島のあいだの部分に目が向けられて、これまで存在していなかった、まったく新しいサウンドが生まれたのさ。そんな海を、ロジャーのたぐいまれな曲と一緒に渡っていけたのは、ほんとうにうれしかったね」

ロジャーは、「この作品は、ぼくらが共有するアート、音楽、文学への興味から出発し、まさにコラボレーションそのものとして実ったものだ」とつけ加えた。「このアルバムを聴けば聴くほど、とりわけブライアンが作り出したすばらしい世界に触れれば触れるほど、聴き手は巨大な風景の中に入り込み、その中で無限の時間を過ごせるようになる」と語っている。

アルバム・ジャケットに使われている絵は、ドム・セオバルドの作品で、とりわけショッキングな1枚は、ロジャーからブライアンにプレゼントされたものである。

https://www.universal-music.co.jp/brian-eno/news/2020-01-24-release/

漢 a.k.a. GAMI監修『MCバトル全書』 - ele-king

昨年9月に発売されたD.Oの自伝『悪党の詩』も話題になりましたが、今度は漢 a.k.a. GAMI監修のMCバトル名鑑、『MCバトル』全書が1月14日に発売されています!
『フリースタイルダンジョン』によっていまやお茶の間にまで急速に浸透したMCバトルですが、そんなMCバトル黄金期だけでなく、黎明期のシーンにも触れられているのは、漢の監修だからこそ。
B BOY PARKを懐かしいと思うほど、盛り上がりを見せている現行のジャパニーズ・ヒップホップシーンですが、その発起人CRAZY-A氏のインタヴューも掲載されているようでこれまた気になるところ。他にもZeebra、晋平太、サイプレス上野、呂布カルマ等錚々たるメンバーのインタヴューも。まだまだ続いていくであろうMCバトルをこれから牽引していく若手ラッパーたちについても『MCバトル全書』でチェックできますよ◎
UMB、R-指定という名前を確認できないところがまたまた気になるところではありますが、MCバトルでよく見かける花形ラッパーたちのインタヴューをこれほどまでまとめて読める本はなかなかないのではないでしょうか……?

漢 a.k.a. GAMI監修『MCバトル全書』

全国各地の強者ラッパーが、ビートに乗せて即興のラップで戦い、そのスキルで勝敗を決する「MCバトル」。

今やヘッズのみならず、お茶の間の話題ともなりつつあるMCバトルの歴史と現在、そして選りすぐりの人気MCたちのインタビューを含む、詳細なプロフィールを紹介し、誰も知らなかった彼らの全貌を露わにする。

また、今や歴史として語られるあの事件や、あの名バトルの裏側も初掲載。

モンスター級のベテランMCのみならず、昨今目覚ましく活躍する若きMCたちにもフォーカス。MCバトルは、もはや流行を超えて時代の一部となろうとしているのか!? 監修は、MCバトル黎明期からシーンを牽引してきた鎖グループ代表、漢 a.k.a. GAMI。

ジャパニーズヒップホップの“リアル”が体現された1冊が誕生した。

-目次-
<特集1>
MC漢 独占インタビュー!! 新宿ストリート発 MCバトルのリアル

<特集2>
MC漢VS般若 対談

<全国 MCバトル紹介>
B BOY PARK MCバトル
SPOTLIGHT
THE罵倒 MC BATTLE
戦極MC BATLE
KING OF KINGS
ENTA DA STAGE
口喧嘩祭
MRJ
高校生RAP選手権
フリースタイルダンジョン

<インタビュー>
CRAZY-A
Zeebra
ダースレイダー
KEN THE 390
HIDADDY&ERONE
晋平太
FORK
サイプレス上野
呂布カルマ
輪入道
TKda黒ぶち
NAIKA MC
裂固
・MCバトル参戦ラッパー紹介

Four Tet - ele-king

 先日ツイッターにて、2017年の『New Energy』以来となるニュー・アルバムの完成をアナウンスし、トラックリストも発表したフォー・テットだけれど(どうやら昨年リリースされたシングル曲 “Teenage Birdsong” も収録されている模様)、それに続いて新たにシングル曲 “Baby” が公開されている。ポップ・シンガーのエリー・ゴールディングがヴォーカルで参加。アルバムは3月に発売予定とのこと。

Bandcamp / Spotify / iTunes / YouTube

Yaporigami - ele-king

 これまで〈Mille Plateaux〉や〈Detroit Underground〉といった海外の名だたるレーベルから、あるいは日本の〈Signal Dada〉などからも作品を送り出してきた電子音楽家の Yaporigami こと Yu Miyashita が、今度は〈Virgin Babylon〉よりニュー・アルバムをリリースする。タイトルは『Decoded Sphere』で、サウンドはもちろん、映像やテーマもこだわりぬかれている模様。本人による興味深いコメントも公開されている。発売は2月29日。

これまで独〈Mille Plateaux〉、米〈Detroit Underground〉等国内外から多数の作品を発表し、2019年ヴェネチア国際映画祭にて上映された Jeremiah Mosese 監督作品の音楽を担当した Yaporigami が聖なるリズムと旋律を探求したニュー・アルバム『Decoded Sphere』を〈Virgin Babylon Records〉より2020年2月29日リリース決定。

全ての楽曲の拍子は6/4で展開され、耳の焦点を変えることによりメロディアスな音楽に聴こえたり、ハードなIDMにも響いたり、様々なレイヤーを持ち、新たな意味・解釈・世界を浮かび上がらせる。

動画 https://youtu.be/gwetcnOw02s
Music: Yaporigami
Visual: Kezzardrix
Venue: National Taiwan Museum of Fine Arts

CD先行予約ページ
https://www.virgin-babylon-records.com/unsupermarket/music_72.html

Yaporigami / Decoded Sphere
トラックリスト:

01. Windows X
02. Runner
03. Tilted
04. New Syndicate
05. Language
06. Xinri E
07. Escherian Rhythm
08. Music Makers
09. With Organs
10. Movers And Shakers

Yaporigami によるアルバム『Decoded Sphere』についてのセルフノート

この世界を僕達が各々のフィルターを通して知覚する時(というか、その様にしか認識出来ないのだけど)、浮かび上がってくるのがそれぞれの世界観で。このアルバムは「各々の色眼鏡を通して見えている世界の表象」という意味合いを込めて、『Decoded Sphere』と名付けました。非常に当たり前の事実なのだけど、ふとした時に俯瞰して思考してみると、人口の数だけ別の世界が存在する、という事実の森羅万象具合に圧倒される事が多々あって。

さらっと聞き流せるのだけど、集中して聞いてみた時に浮かび上がってくる構造に無限性を感じる様な音楽に僕は最近とても惹かれていて。例えば聖書を例に挙げると、物語として機能するレイヤーも備えつつ、ルターの様な敬虔な人が読めば圧倒的にハードコアに解釈されるレイヤーも備えていて。こういったピラミッド構造を持つ音楽を作る事に僕は非常に興味があって。

時間構造の話を少しだけしてみると、収録曲は全て拍子が6/4になっていて。多くの場合リズム要素を「6/4 x 2」で展開させて、メロディ要素を「8/8 x 3」で展開させていて。

今綴っている言葉が、僕の考えを「ここ」に留めるように機能するのは本意では無くて。そうではなくて、言葉が「ここ」から旅立って、新たな意味・解釈・世界を浮かび上がらせるように機能してもらうのが僕の本意であって。

最後にイヨネスコの言葉を引用すると、「言葉が未だかつて意味しなかったことをその言葉に言わせること」。僕はこのアルバムにそういう風に機能してもらいたくて。


Yaporigami プロフィール:
1984年山梨出身。ドイツ・ベルリン在住。
Yu Miyashita / Yaporigami の両名義を持つ電子音楽家。レーベル〈The Collection Artaud〉主宰。独〈Mille Plateaux〉、米〈Detroit Underground〉を含む国内外多数のレーベルから作品を発表。代表的なミュージック・ビデオに「SyncBody」、「Mimic」、「The Motion Paradox」、「Lilium」があり、各国のフェスティバルで選出、ノミネート、上映され続ける事となる 。近年では現代美術家の塩田千春、建築家の Asif Khan、米バーニングマンのインスタレーション記録映像に楽曲提供、ファッションブランド Viviano Sue の3期に渡るショー用音楽の制作に加え、国立台湾美術館にて Kezzardrix との共同展示を行う。2019年ヴェネチア国際映画祭にて上映された Jeremiah Mosese 監督作品のサウンドトラックを全編担当。

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