「S」と一致するもの

Cornelius - ele-king

 8月にニュー・アルバム『REFRACTIONS』のリリースを控えるコーネリアスが、新たなシングルを配信で公開している。“Twisting & Glistening” と題されたそれは、4月の “夢寝見”、5月の “Aeons” につづくもので、今回はなんともダンサブルな1曲に仕上がっている。
 9月からはツアーも予定、チケットの四次先行受付もはじまっているが、東京公演は予定枚数終了も近いようなので、早めにチェックしておきましょう。

Corneliusのデジタル・シングル「Twisting & Glistening」配信開始‼
ツアー・チケット四次先行受付もスタート。

8月19日に待望のニュー・アルバム「REFRACTIONS」を発売するコーネリアスが、
アルバムに先駆けてのデジタル・シングル「Twisting & Glistening」の配信をスタートした。
コーネリアスは4月「夢寝見」、5月「Aeons (Cornelius・Sean Ono Lennon)」と立て続けにデジタル・シングルを配信中。今作「Twisting & Glistening」は今年3作目のシングルであり、本人ヴォーカルによるダンサブルでエレクトロニックな楽曲となる。

また、ニュー・アルバム「Refractions」を携えた全国ツアー“CORNELIUS REFRACTIONS TOUR 2026”への期待も高まるなか、チケット四次先行受付がスタート。オフィシャルチケット先行受付は今回で最後となり、東京公演は予定枚数終了間近となっている。ぜひこの機会をお見逃しなく。

【「Twisting & Glistening」Digital Single】
配信URL:https://Cornelius.lnk.to/TwistingGlistening
配信元:ワーナーミュージック・ジャパン

【CORNELIUS REFRACTIONS TOUR 2026】
9/10(木) 神奈川・KT Zepp Yokohama
9/12(土) 広島・広島クラブクアトロ
9/13(日) 福岡・Zepp Fukuoka
9/19(土) 北海道・Zepp Sapporo
9/22(火/祝) 愛知・Zepp Nagoya
9/23(水/祝) 大阪・Zepp Namba (OSAKA)
9/26(土) 宮城・仙台PIT
10/2(金) 東京・Zepp Haneda (TOKYO)
10/3(土) 東京・Zepp Haneda (TOKYO)
10/6(火) 東京・Zepp Shinjuku (TOKYO)

■チケット四次先行受付
受付期間:2026/7/8(水)12:00~2026/7/20(月)23:59  
受付URL:https://l-tike.com/cornelius/

【商品情報】
■「REFRACTIONS」(CD/WPCL-13774/¥3,300+税)
2026年8月19日 発売
1.Refractions
2.まざらない/ Mazaranai
3.You Make me Cyborg Cornelius・Bid
4.Aeons Cornelius・Sean Ono Lennon
5.Mirrors
6.Bad Advice Cornelius・Arto Lindsay
7.夢寝見 / Yumenemi
8.Mind Train
9.Twisting & Glistening
10.溶解線 / Dissolving Line

Linkfire : https://cornelius.lnk.to/refractions

Tadekui - ele-king

 3月の渋谷WWWは満員。この7月にはフジロックへの出演も控えている。いま、早耳筋のあいだで話題になっているバンドがタデクイだ。ブルース、ジャズ、ブラジル音楽などから影響を受ける彼らは、2021年、北海道出身のおさななじみ3人で結成。一風変わったネーミングも魅力的だけれど、物販などで限定発売されていたファースト・アルバム『MOTHER』はNOT WONK加藤修平がプロデュースしたことも評判に。その『MOTHER』CD盤がついに全国流通開始、のみならず本日、LP盤もリリースされている。今後より注目を集めていくことになるだろう彼ら、期待の新人の登場です。

タデクイ衝撃の1stアルバム『MOTHER』、待望のLP盤がついに本日7/8(水)リリース。
さらに、一部限定発売だったCDも全国流通が開始!

北海道釧路市・阿寒湖温泉出身の幼馴染で結成された3ピースバンド、タデクイ。2月にリリースされ既に各所で話題を呼んでいる1stアルバム『MOTHER』待望のLP盤が本日7/8(水)リリース。加藤修平(NOT WONK、SADFRANK)がプロデュースを担当した本作は、ブルース、ジャズ、ボッサ、サイケ等、様々な音楽を参照しながら、タデクイ独自ともいえるサウンドで唯一無二のロックを表現。廣野大地(Ba)、OMI(Dr)による若さながらの瑞々しさと早熟な老獪さとを兼ね備えた盤石のグルーヴの上で、下倉幹人(Vo/Gt)による内省的でありながら時に感情を熱く吐露するような歌が、彼らの故郷を思わせる寒々としながら大らかな情景を、どこかままならないようなもどかしさや寂しさを携えて奏でる。
厳しい道程ながらも決して希望を捨てぬかのような力強さを以て船出を描いた「舟」を皮切りに、ボッサ風のサウンドから万華鏡のようなサイケな音像が広がる「灯台」、歌うように流麗なべースソロがとても印象的な「夢を見ながら」、静謐な歌の後ろでノイジーなギターが爆発する「蛹」、ドラムンベースの影響も感じさせる異色のインスト「潜水」、 目に見えぬ愛を求めながらどこか分かり合えない寂しさを歌うような「友人」、跳ねるリズムとポップなメロディが印象的な「グレア」、アルバム中では最もストレートなロック「やさしさ」、船旅を経て最後に穏やかな場所に辿り着くような「海に来て」と、全曲が個性を持った名曲揃い。2026年のインディシーンを間違いなく代表するであろう、衝撃の傑作である。

さらに、物販など一部限定での発売となっていた『MOTHER』CDの全国流通も開始。タワーレコード、ディスクユニオンの各店で取扱いが開始されている。CD盤は、メンバーが手作業にてセットした特別使用となっており、LPと合わせてこちらも見逃せないフィジカルとなっている。

アーティスト:タデクイ
タイトル:MOTHER
フォーマット:LP
発売日:2026/07/08
品番:PLP-8353
定価:¥4,950 (税抜 ¥4,500)
レーベル:P-VINE
https://p-vine.lnk.to/dtyr5h

■Track List
SIDE A
1. 舟
2. 灯台(Album Ver.)
3. 夢を見ながら
4. グレア
5. やさしさ
SIDE B
1. 蛹
2. 潜水
3. 友人
4. 海に来て

アーティスト:タデクイ
タイトル:MOTHER
フォーマット:CD
品番:ukgm-0001
定価:¥3,000 (税抜 ¥2,727)
レーベル:ukigmo

■Track List
1.舟
2.灯台(Album Ver.)
3.夢を見ながら
4.蛹
5.潜水
6.友人
7.グレア
8.やさしさ
9.海に来て


【ライヴ情報】
タデクイ × ざぶ〜ん
2026.08.02 (日)
@KOBEQUILT


開場17:30 / 開演18:30
✧ タデクイ ワンマンライブ
●料金●
一般 前売4,000円
学割 前売3,000円
(別途1ドリンク代700円)

●予約●
Livepocket
https://livepocket.jp/e/cl97v
●お問い合わせ●
ohana.zabun.87@gmail.com
もしくは
@sakana_bozu
DMまで
ーーーーーーーー
26.07.11(Sat)
ベランダ presents 「夜明け生まれの人たち vol.09」

出演:ベランダ、タデクイ
OPEN18:00 / START18:30

26.07.25(Sat)
FUJI ROCK FESTIVAL '26

ORANGE ECHO

26.08.09(Sun)
Now 2

下北沢 近道
出演:タデクイ、ゆうらん船
OPEN18:30 / START19:00

26.09.23(Wed)
MACHIFES. 2026

群馬県みどり市 小平の里キャンプ場

26.09.06(Sun)
nest 30th Anniversary “MONO NO AWARE × タデクイ”

Spotify O-nest
出演:タデクイ、MONO NO AWARE
OPEN18:15 / START19:00

26.10.11(sun)
"SHIN-ONSAI"

SHINJUKU BUNKA CENTER

DJ Stingray 313 - ele-king

 いよいよ今週末、7年ぶりの来日を果たし渋谷O-EASTにてDJセットを披露するヴェテラン、DJスティングレイ313。いろいろと忙しい活動の合間を縫って、現在は新しいレコードの制作を進めているという。せっかくの機会なので、彼にいくつか質問を投げかけてみた。

現在のホームはベルリンですよね。移住してから10年くらいでしょうか? あなたの目から見て、いまのベルリンのクラブ・シーンはどのように映っていますか?

DJ Stingray 313(以下、S):週末ごとのイヴェントの数や、ドイツや世界各国から集まるアーティストの質という点では盛りあがっているんじゃないですかね。だいたいクラブでの週末は木曜日にはじまり、月曜日まで続きます。いろんなジャンルのイヴェントが盛りだくさんで、クラブ・カルチャーはほとんど穏やかな雰囲気です。

たまにはデトロイトに帰ることもあるのですか? もしあれば、現在のアメリカにどんな思いを抱きましたか?

S:いつも年に数回帰っています。シーンを守り、さらに発展させるために頑張っているプロモーター、ヴェニュー、アーティストが数多くいることは断言できます。アメリカについても状況は同様で、南部や西部のプロモーターたちは、ポップ、ロック、ヒップホップ、カントリー・ミュージックにほぼ一極集中しているこの国に、クオリティの高いエレクトロニック・ミュージックを広めようと挑戦しています。

音楽制作にのぞむうえで、アーバン・トライブ名義とスティングレイ名義とでは、どのような違いがありますか?

S:アーバン・トライブはより実験的で、ヒップホップに近いスタイルでしたが、最近はスティングレイとしてのプロダクションに注力していました。じつは2027年に〈Planet E〉からアーバン・トライブのLPをリリース予定なんですよね。スティングレイ名義のLPが秋ごろに完成したあと、その制作にとりかかる予定です。そのころには、スタイルの違いがより明確にあらわれると思います。

スティングレイ名義ではエレクトロのスタイルにこだわっています。あなたにとって、エレクトロという音楽がもつ最大の魅力はなんですか?

S:トラディショナルなエレクトロには、フューチャリスト的視点や美学があったし、いまもあると思います。それと、いわゆる “ブロークン・ビート” のドラム・パターンやBPM、ヴォーカル、SF的なテーマなどは、より退屈なスタイルやなんの特徴もないポップ・ミュージックにたいする一種の抵抗みたいなものじゃないでしょうか。

「スティングレイ」の名づけ親である、ドレクシアのジェイムズ・スティンソンについて教えてください。あなたにとって、彼はどのような人物でしたか?

S:ジェイムズ・スティンソンに初めて会ったのはデトロイトの〈Buy Rite Music〉というレコ屋でした。この店のオーナーはクリフ・トーマスというひとで、彼はもっと多くのひとに知られてしかるべき、名もなきレジェンドです。私が知るかぎり、ジェイムズは率直で、創造力豊かで、真面目なひとでした。彼の先見の明、ドレクシアのプロダクション、そして彼の急逝により実現しなかったツアーのツアーDJとして私を選んでくれたことには、感謝してもしきれません。でも、彼をもっとよく知っていて、より深い話ができるひとたちがいますよ。

現時点での最新作は、2024年に〈Tresor〉から出た「Industry 4.0 EP」でしょうか? いまも新しい音楽を制作中ですか?

S:いまは〈Tresor〉からリリースするLPを仕上げているところです。ほぼ毎週末DJが入っているから、その間につくり直したくなるような曲が出てきてしまって、完成にかなり時間がかかってしまいました。それと、とあるサウンド・パレットを探していて、ようやくそこにたどり着ける気がします。どこかしらのタイミングで、制作をストップして作品をリリースする決断はしなければならないですよね。

DJとして尊敬している人がいたら教えてください。

S:何人かいるけど、ヘレナ・ハウフ(Helena Hauff)とジョジー・レベル(Josey Rebelle)はずっと大好きで尊敬しているプロフェッショナルなふたりです。

デトロイト・エレクトロのアイコンDJ Stingray 313、7年ぶりの来日決定!

[公演情報]
MIDNIGHT EAST invites DJ Stingray 313
2026年7月10日(金)
OPEN / START 23:00

会場:
MIDNIGHT EAST (Spotify O-EAST / AZUMAYA)
東京都渋谷区道玄坂2-14-8
https://shibuya-o.com/east/schedule/dj-stingray-313/

DOOR ¥4,500
ADV ¥3,500
EARLY BIRD / BEFORE 0:00 ¥3,000
UNDER 25 ¥2,500

TICKET URL
ZAIKO
RA

LINE UP:
=O-EAST=
DJ Stingray 313
KABUTO
SAKUMA

=AZUMAYA=
MAYUDEPTH B2B Akey
NYAO
ADAK7
SOGI

DJ Stingray 313として知られるデトロイト出身のDJ/プロデューサーSherard Ingram は、自身とCarl Craig、MoodymannことKenny Dixon Jr.、そしてAnthony Shake ShakirからなるプロジェクトUrban Tribeの創設者であり、James Stinsonによる伝説的なユニットDrexciyaのツアーDJとしても活動していたベテランだ。2010年代後半に起こった高速エレクトロの再興によって、彼は真に世界中から注目される存在となり、現在はアンダーグラウンドクラブミュージックシーンにおいて最も多忙なDJの一人として、ベルリンを拠点に毎週末各地を飛び回っている。
今回Stingrayは、O-EASTメインフロアのパワフルなサウンドシステムで、自身のシグネチャーサウンドであるエネルギッシュなエレクトロ/テクノを披露。ローカルからは国内外のヘッズから熱く支持される存在であり、Stingrayとは2013年以来の共演となるKABUTO、そして渋谷WOMBでModestを主催するSAKUMAが決定した。
東間屋フロアではエレクトロニックミュージックパーティーVITALの共同オーガナイザーMAYUDEPTHとAkeyがB2Bセットを披露するほか、西麻布Trafficを拠点としaxiom、DtRMを主催するNYAO、テクノを軸にエクスペリメンタルな要素を織り交ぜ、リスナーを美しい混乱へと導くADAK7、そしてSlow Techno CrabのオーガナイザーSOGIがプレイする。

Sherard Ingram, a Detroit-born DJ and producer known as DJ Stingray 313, is a veteran who founded the Urban Tribe project—featuring Carl Craig, Kenny Dixon Jr. (aka Moodymann) and Anthony ‘Shake’ Shakir—and also served as the tour DJ for James Stinson’s legendary duo Drexciya. The resurgence of fast-paced electro in the late 2010s propelled him into the global spotlight, and he is now one of the most in-demand DJs in the underground club music scene, touring around the world from his current home in Berlin every weekend.
Stingray will showcase his signature sound of hi-octane electro and techno on our main floor’s powerful sound system. He’ll be joined by the local hero KABUTO (they also shared the lineup in Tokyo back in 2013) and the Modest organiser SAKUMA.
In Azumaya, MAYUDEPTH and Akey will play back-to-back (they co-organise the electronic music party VITAL). Also NYAO, a DJ based at Nishiazabu Traffic and the organiser of axiom / DtRM, ADAK7 who weaves experimental elements into techno, guiding listeners to the state of beautiful confusion, and SOGI, the organiser of Slow Techno Crab are on the bill.

※U25チケットは当日券のみの販売になります。(要顔写真付き身分証明書)
※20歳未満入場不可。(要顔写真付き身分証明書)
※出演者は予告なく変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
※客席を含む会場内の映像・写真が公開されることがあります。

※UNDER 25 tickets are only available at the DOOR. (Photo ID required)
※Must be 20 or over with Photo ID to enter.
※Please note that the performers are subject to change without notice.
※Please be aware that videos and photos during the event, including the audience, may be released.

なぜ私たちは “未来の音楽” を求め、
エレクトロニック・ミュージックを愛するのか
もっとも影響力のある音楽ライターによる
「生涯をかけて聴くに値するエレクトロニック・ミュージックのガイド」、ついに翻訳登場!

 サイモン・レイノルズの『未来マニア』は、「明日の前兆」を感じさせる音楽への祝福に満ちている。
 ジョルジオ・モロダーとドナ・サマーをめぐる鮮烈な第1章に始まり、クラフトワーク、タンジェリン・ドリーム、シンセポップ、YMO、坂本龍一……そしてガバ、エレクトロニック・ボディ・ミュージック、アシッド・ハウスを経て、ジャングル、ボーズ・オブ・カナダ、ベリアル、ダフト・パンクの核心に迫るプロファイルが並ぶ、そしてオートチューンこそが21世紀ポップの決定的なサウンドであるという議論、ニューエイジとアンビエントの2010年代……。
 『未来マニア』は、1970年代から現代に至るマシン・ミュージックの歴史をクロニカルな物語へと昇華させている。ここには、生涯をかけるに値する電子音楽のリスニング体験が詰まっている。

「これほど巧みに時代精神を捉えて定義する音楽ジャーナリストはいない」 ──『ザ・ガーディアン』

A5判ソフトカバー/400ページ

サイモン・レイノルズ
1963年、イギリス・ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、1986年より音楽週刊紙『Melody Maker』のスタッフ・ライターとしてキャリアをスタート。1990年代半ばにニューヨークへ拠点を移し、以降はフリーランスとして『The New York Times』『The Wire』『Pitchfork』など数多くの有力メディアで鋭い批評を展開している。ポストパンクの歴史を総括した名著『ポストパンク・ジェネレーション 1978-1984(原題:Rip It Up and Start Again)』(2005年)をはじめ、レイヴ・カルチャー史を辿りながら名高い「ハードコア・コンティニュアム」論を提示した『Energy Flash』(1998年)、ポピュラー音楽における過剰な過去への回帰を分析した『Retromania』(2011年)など、多くの重要作を執筆。2026年には、シューゲイザー、グランジ、ドリームポップの台頭を射程に収めた待望の最新刊『Still In A Dream: Shoegaze, Slackers And The Reinvention Of Rock, 1984–1994』を上梓した。

目次

序論

PART 1
未来からの音楽:ドナ・サマー、ジョルジオ・モロダーとピート・ベロッテによる「アイ・フィール・ラヴ」と、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの発明
クラフトワークはいかにしてポップの未来を創造したか:フローリアンを中心とした物語
一九七〇年代のアナログ・シンセの神々:ファイナル・フロンティア
テクノポップ:イエロー・マジック・オーケストラと坂本龍一
ダブ・レゲエ:キース・ハドソン、クリエイション・レベル、ダブ・シンジケート
UKシンセポップ:エレクトロニック・ドリーマーズ
インダストリアル・ダンスとエレクトロニック・ボディ・ミュージック
アシッド・ハウス:イントゥ・ザ・フューチャー
レイヴ:エイセンの『トリップII・ザ・ムーン』
ガバとグルームコア──ザ・ムーヴァーとPCPレコード
ジャングル:オムニ・トリオのブレイクビート交響曲
アートコア:ア・ガイ・コールド・ジェラルドの『ブラック・シークレット・テクノロジー』
ミニマル・テクノ:ガスとヴォルフガング・フォークトのゲルマン的ヴィジョン
IDM:ボーズ・オブ・カナダ

PART 2
グライム:ウィ・ラン・ザ・ローズ
ダブステップ:ベリアル
マキシマル・ネーション:ラスティとデジタル・マキシマリズムの台頭

PART 3
女性電子音楽家たちの新しい波:シンセと感受性
ゼノマニア(異国的なるものへの熱狂):拡大し続けるインターネットの音の世界で “異質なもの” を愛すること 
フットワーク:ジェイリンの武道的な芸術形式
ダフト・パンク:「デジタル・ラヴ」、『ランダム・アクセス・メモリーズ』、そして未来の失敗
ライフ・オブ・オートチューン:ピッチ補正はいかにして二一世紀のポップ・ミュージックに革命を起こしたか──アフロビーツからアトランタ・トラップまで
アンビエントとニューエイジへの永久回帰:庭に戻ろう
コンセプトロニカ

PART 4
コーダ:ソニック・フィクション(二部構成による考察)
第一部 「これが未来だというなら、どうして音楽はこれほどまでにダサいのか?」映画におけるサイエンス・フィクション
第二部 音の未来像:SF作家たちは未来の音楽を空想する

あとがき
謝辞
未来マニアのための音楽
未来への読書案内

刊行に寄せて
索引

オンラインにてお買い求めいただける店舗一覧
amazon
Rakuten ブックス
◇7net(セブンネットショッピング) *
ヨドバシ・ドット・コム
◇Yahoo!ショッピング *
HMV
TOWER RECORDS
disk union
◇紀伊國屋書店 *
MARUZEN JUNKUDO
◇e-hon *
◇Honya Club *

全国実店舗の在庫状況
◇紀伊國屋書店 *
◇三省堂書店 *
丸善/ジュンク堂書店/戸田書店、ほか
◇有隣堂 *
◇くまざわ書店 *
◇TSUTAYA *
大垣書店
◇未来屋書店/アシーネ *

* 発売日以降にリンク先を追加予定。

AMBIENT KYOTO - TOKYO - ele-king

 AMBIENT KYOTOが東京でも開催される。その第一弾が、坂本龍一と高谷史郎による「async - immersion」、これは〈AMBIENT KYOTO 2023〉において初展示された、『async』をベースに、高谷史郎による映像と、ZAKによる立体音響によっ て構成されたインスタレーション作品。同イベント中、もっとも多くの人たちを没入させた大作。これを、京都と同じ規模感にいて、展示する。


Photo: Satoshi Nagare|坂本龍一 + 高谷史郎 | async - immersion 2023


Photo: Neo Sora ©︎2020 KAB Inc.

RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI AMBIENT KYOTO - TOKYO

会期:2026年8月28日(金)~10月25日(日)/無休・59日間の開催
会場:麻布台ヒルズギャラリー
アーティスト:坂本龍一 + 高谷史郎
チケット:8月上旬発売予定
主催:AMBIENT KYOTO 実行委員会(TOW / Traffic)
企画制作:TOW / Traffic
広報協力:HOW INC.
特別協力::KAB Inc. / Dumb Type Office
Official Website:ambientkyoto.com
X:x.com/ambientkyoto
Instagram:instagram.com/ambientkyoto
Facebook:facebook.com/ambientkyoto

Fumiya Tanaka - ele-king

 田中フミヤが主催するパーティ〈CHAOS〉は、近年ではマンチェスターやアムステルダム、ロンドン、NYなどでも実施されているが、このたびその東京編が開催されることになった。7月18日(土)、会場は渋谷WWW X。今回のゲストは、京都を拠点に活動するレーベル〈NC4K〉のふたり、Stones TaroとLomaxだ。なんでも、彼らが〈NC4K〉をスタートするきっかけになったのが、田中フミヤのDJセットを体験したことだったそうで、めぐりめぐっての共演、これは楽しみです。

Fumiya Tanaka主催パーティー『CHAOS』東京編がWWW Xにて開催。今回のゲストはStones Taro & Lomax、京都拠点[NC4K]コンビ!

Stones TaroとLomaxは京都拠点のレーベル、[NC4K]の中核を担う二人。2017年に立ち上げられたこのレーベルは、2026年5月現在6枚のレコード、デジタル作品を含めると40以上のタイトルを手がける要注目の拠点です。
当[NC4K]やセルフ・レーベルのみならず、ロンドン[Scuffed Recordings]やLA[Fast At Work]等、優良レーベルからリリースを重ねワールドワイドにツアーを回るStones Taro。[NC4K]のホーム京都West Harlemの門番として、当地のダンサーが絶大な信頼を寄せるLomax。両名によるB2Bセットは先日のRainbow Disco Clubでも抜群の出音でフロアをロック、見事にピークタイムの入口を飾っていました。今回は、それぞれ単独での登壇です。

さて去る2025年の7月、CIRCUS Osakaにて開催されたNC4KパーティーではFumiya Tanakaがゲストで招かれており、Stones Taro曰く「Lomaxと二人でNC4Kをスタートしたきっかけの一つがStar Festivalでの田中フミヤさんのDJセット」であったとのこと。巡り巡って2026年、WWW Xでの『CHAOS』開催が恒例となってきたこのタイミングで、東京にて再邂逅であります。

硬質なハウス/モダンなベースミュージックを基軸に、それぞれのスタイルで境界領域を軽やかに往来、グルーヴキープとエポックメイクを怠らないStones TaroとLomaxのDJプレイはオーセンティックであり新感覚。厳ついボトムとベースラインでキープするポストUKガラージ/モダン・ミニマル隆盛の2026年、近年また進化しているFumiya Tanakaとの選盤とも相通じ、若武者たちの'CHAOS'への意外な抜擢かと思いきや、一晩の強靭なグルーヴを共有する相手としては申し分無し。そして約30年の'CHAOS’正史にとっても、新顔を迎える新展開。この夜も、期待以上を期待しても良いでしょう。お時間合う方はぜひ。

Text by DNG (CYK / Lighthouse Records)

===
CHAOS

Fumiya Tanaka
Stones Taro
Lomax

2026.7.18 saturday midnight
Shibuya WWW X
open/start 23:59

Adv.* ¥3,000
Under23* ¥2,500
Door ¥3,500
* LivePocket
* RA

※U23 : LivePocket only
※You must be 20 and over with photo ID.
info:WWW X 03-5458-7688

https://www-shibuya.jp/schedule/019820.php

Visible Cloaks - ele-king

 2017年に発表された『Reassemblage』は、米国ポートランドを拠点とするスペンサー・ドーラン(Spencer Doran)とライアン・カーライル(Ryan Carlyle)によるユニット、ヴィジブル・クロークス(Visible Cloaks)の名を広く知らしめた作品であり、2010年代を代表するアンビエント作品のひとつとして高い評価を受けた。
 電子音響と環境音楽、デジタル技術と有機的な響き、日本の環境音楽からの影響、そしてポストインターネット的な感覚を独自の手法で結びつけながら、彼らは異国趣味を反転させたような「未来的エキゾティシズム」を2010年代に提示した。

 待望の新作『Paradessence』は、そのようなインターネット以降のアンビエント音楽の美学的問題意識を継承しながら、さらに流動的なサウンドへと発展させた電子音楽作品である。『Reassemblage』が精緻に設計された仮想空間を描いていたとすれば、本作『Paradessence』は、空間が絶えず変容し続けるその過程そのものを描き出している。なお、ヴィジブル・クロークスは2019年に尾島由郎と柴野さつきとの共作『FRKWYS Vol.15: serenitatem』を発表しているが、オリジナル・アルバムとしては9年ぶりの新作である。
 彼らの作品には一貫して自然と人工の境界を問い直す視点が存在してきたが、本作ではその姿勢がさらに深化している。ここで目指されているのは両者の融合ではなく、自然と人工という区分そのものを無効化することだ。
 とりわけ印象的なのは音響の質感である。本作には、近年のアンビエント作品にしばしば見られる牧歌性やノスタルジアがほとんど存在しない。代わって現れるのは、極度に洗練された人工的なテクスチャーだ。ガラスのような透明感と金属的な滑らかさを備えた音の内部には微細なノイズや歪みが潜み、その美しさは安らぎよりもわずかな不穏さを伴っている。この感覚は、デジタル技術が日常の隅々まで浸透した現代社会の風景とも重なって見える。

 本作全体は、ひとつの連続した音響体として設計されている。『Reassemblage』では各曲が独立した風景画のような役割を担っていたのに対し、『Paradessence』では曲間の境界が意図的に曖昧化されている。音は生成され、変形し、消失する。その循環運動こそが作品の主題となっている。
 また、本作では沈黙も重要な構成要素として機能する。音が鳴る瞬間だけでなく、消え去る過程までもが作品の形態を決定している。ふたりが参照したという建築理論家クリストファー・アレグザンダーの「ポジティヴ・スペース」の概念を踏まえれば、ここでの空白は単なる余白ではなく、積極的に空間を形成する要素として機能している。

 タイトルの『Paradessence』は、「paradoxical(逆説的な)」と「essence(本質)」を組み合わせた造語であり、相反する要素の共存を示唆している。アルバム全体は、この概念を音響的に実践した試みとして捉えられる。
 1曲目 “Apsis” から6曲目 “Telescoping” までは、独自のアンビエント空間が展開される。シンセサイザーはどこか生楽器のような質感を帯びつつ、その電子処理によって人工的な響きへと変容していく。透明でありながら粒子的でもあるアンビエンスが生成され、その結果、耳に届く音の出自は判別不能となる。3曲目 “Disque” にはモーション・グラフィックス(Motion Graphics)が参加し、人工的な音響空間のなかに微かなノスタルジアを添えている。

 アルバム中盤では、環境音楽の系譜と結びつくコラボレーションが展開される。7曲目 “Shape” には日本の環境音楽を代表する音楽家である尾島由郎と柴野さつきが参加し、続く8曲目 “Thinking” では両者に加え、フランスのエクスペリメンタル音楽家フェリシア・アトキンソンの声が加わる。
 ここでの声は言語的な意味を伝えるためのものではなく、ひとつの音響素材として扱われている。言葉は解体され、旋律や残響と同列の存在として空間へ配置される。その手法はアンビエントというより、むしろ電子音響やサウンド・アートに近い。本作は、1980年代の環境音楽と2020年代のアンビエント/エクスペリメンタル・ミュージックによる世代を超えた音楽的な対話でもある。
 9曲目 “Zinna” と10曲目 “Swirl” では、ピアノや声の断片が現実と仮想の境界を漂うように響く。この2曲では、“Shape” と “Thinking” を引き継ぐかのような精密かつ繊細な環境音楽が展開されている。
 続く11曲目 “Steel” と12曲目 “Intarsia” では、本作に通底してきた緊張感がより鮮明になる。旋律は現れては崩れ、ノイズは静寂へと回帰する。秩序と無秩序、構築と解体が反復されるその運動は、絶えず更新され続ける現代の情報環境を思わせる。
 13曲目 “Capgras” では環境音と断片的な電子音が交錯し、世界が新たな姿へと再構成されたかのような静謐なサウンドを生み出している。スペンサー・ドーランによる「不確定性サイバー室内楽」プロジェクト、コンポニウム・アンサンブル(Componium Ensemble)が参加した14曲目 “System” では、それまでの音響的要素が穏やかに交錯し、アルバムの終幕にふさわしい天上的な音世界が広がる。

 ヴィジブル・クロークスは政治的なメッセージを前面に押し出すアーティストではない。しかし本作には、パンデミック後の社会やAI、SNSによって変容する認知環境への感覚的な応答が刻まれている。そこにあるのは未来への楽観でも悲観でもなく、不確実性そのものを受容する視線である。
 もっとも、本作は決してディストピア的ではない点も重要だ。終盤に向かうにつれて音響は徐々に開かれ、散在していたモチーフは緩やかな統一感を獲得していく。そこには、崩壊の先にもなお残り続ける美しさへの信頼が感じられる。『Reassemblage』がテクノロジーと異文化の交差から生まれる未来像を描いた作品だったとすれば、『Paradessence』は、その未来がすでに現実となった世界を見つめた作品である。
 テクノロジーと身体、現実と仮想、自然と人工。その境界がかつてなく曖昧になった時代において、ヴィジブル・クロークスは音楽を通じて現代の知覚環境を精緻に描き出した。『Paradessence』は環境音楽の歴史を継承した優れたアンビエント作品であると同時に、2020年代の新たな感覚構造そのものを映し出した重要作である。
 『Paradessence』は環境音楽でもニューエイジでも電子音響でもない。それら複数の領域を横断しながら、「聴く」という行為そのものを再構築しようとする作品である。

Beatrice M. - ele-king

 ベリアルがファースト・アルバムを出してから早20年。ダブステップは、ポスト・ダブステップと呼ばれたり、ベース・ミュージックと呼ばれたり、ゴスやインダストリアルと結ばれたり、当のベリアルはワケのわからない無形的な展開へと向かったり……。だからいまベアトリス・Mの“Dear Dubstep”を聴くことは、この20年を思うことでもあった。
 ベリアルがファースト・アルバムを出したとき、誰もがそれを賛辞したわけではなかった。あの当時、ぼくはUKのアーティストに取材するたびにそのことを訊いた。否定派の意見は、「あれは新しくない。すでに誰かがやったこと」というもので、たいてい「グライムと違ってね」と付け足された。
 ひとつ面白かった意見はアンドリュー・ウェザオールで、最初はたいしてピンとこなかったけれど、それを車のなかで聴いたとき、これはロンドンの風景にぴったりだと思ったと彼は言った。そのとらえ方は当たっていた。なぜならベリアルのファーストが目指したものは、おそらく、リズムを更新することでも、手法的な目新しさを披露することでも、機能的なダンス・トラックを作ることでもなかったからだ。あれはたしかにひとつの「景色」を見せることだった。遠のいていく灯りと伸びていく巨大な影に覆われながら、人びとはなんとか生活し、週末には重低音を感じながら踊る。そんな今日的な侘しさと、小綺麗なプール付きのホテルに泊まりながらセンスの良いDJたちがかけるミニマルやハウスを楽しむ光景と、どちらがほんとうの意味で「生命」を感じられるのだろう。究極的に言えば、ベリアルが問いかけたのはそういうことだった。

 「沈む」と題されたベアトリス・Mのデビュー・アルバムは、もはやそんなことを誰も気にしなくなった今日に、またいちどそこに接続しているかのようだ。まずはアルバム最後の曲、“Years”から聴いてもいいかもしれない。もちろん1曲目の“Ever”からでもいいのだが、それというのも、このアルバムがどこに立脚しているのかがよくわかるからである。すなわち、アンダーグラウンドと呼びうる場所に。
 ダブの強度が上がっている。リズムの観点でいえば、これはダブステップとは言いがたいし、2ステップでもない。ジャングルではなく、よりテクノに寄ったそれらの変異体で、“Motion”のような曲、そして本作でもっともダンサーを熱くさせる“Disco Corner”のような曲ではそれが鮮明化される。決して新しい風を運ぶ曲ではないが、頭を吹っ飛ばす曲ではある。ふたりのMCがラップを吹き込む“In Touch”も気に入っている。90年代後半の〈スヴェック〉のダブ・テクノを思い出す“Juice”も良いトラックだが、アルバムの最初と最後の3曲が出色だと思う。つまりアルバムは円環を描いている。

 レーベルはブリストルの〈テクトニック〉で、ピンチもミキシングを手伝っている。エレクトロニック・ダンス・ミュージックが好きで、とくにダブとミニマルが好きであるなら、これは間違いない1枚だ。ダンス・カルチャーも不自然なほど綺麗になっていくなか、アンダーグラウンドからやり直すには、いまほど良いタイミングはないのだから。

Takashi Imashiro - ele-king

 2024年に劇場アニメ化され話題を呼んだ漫画、『化け猫あんずちゃん』。その作者、いましろたかしは数々のミュージシャンから支持され、オシリペンペンズなどのジャケットやTシャツも手がけてきた漫画家だ。この7月、そのいましろによる絵本『あそこまでいってみよう』の原画展が開催されることになった(東京では初の開催となる)。
 『あそこまで いってみよう』(エランド・プレス刊)はいましろにとって唯一の絵本で、昨年刊行10周年を迎えている。今回の展示では、同作の原画を中心に、長らく入手困難だった『化け猫あんずちゃん』原作コミックの復刻『完本化け猫あんずちゃん』のために描き下ろされた扉絵原画も加えられているとのこと。
 会期は明日7月3日(金)から7月20日(月祝)まで。会場は、これまで音楽との親和性が高い展示を実施してきた、神泉のJULY TREE(ジュライ・トゥリー)。坂本慎太郎がロゴを手掛ける小さなギャラリーで、今年3周年を迎える。
 会場では、いましろキャラの動物たちが躍動する完全描き下ろしのフライヤーのイラストを使用したTシャツ、トート・バッグ、さらにいましろマニア垂涎のかえるちゃんアクスタも先行発売されます。子どもから大人まで楽しめるスペシャルな展示、ぜひ足を運んでみよう。

▼展覧会名:TAKASHI IMASHIRO EXHIBITION
~Original Drawings from ”Asokomade Ittemiyou”

■坂本慎太郎:推薦コメント

いましろたかし先生の漫画には、ハードな作品はもちろん、一見ゆるくて脱力したような作品にも一貫してソリッドで切実な眼差しを感じます。
そこが自分がいましろ作品に惹かれる最大のポイントだと思っています。
そしてそれは絵本になっても同じでした。
──坂本慎太郎

■いましろたかし:プロフィール
1960年、高知県生まれ。漫画家。1986年、「ビジネスジャンプ」でデビュー。諦念と情熱の入り交じった唯一無二の独特の作風で知られ、各界のクリエイターをはじめとする熱狂的ファンに支持されている。著作多数。代表作に『初期のいましろたかし』『デメキング』『トコトコ節』『釣れんボーイ』『化け猫あんずちゃん』など。09年に『デメキング』(寺内康太朗監督)、18年に『ハード・コア』(山下敦弘監督)が実写映画化。24年には『化け猫あんずちゃん』(久野遥子、山下敦弘監督)アニメーション映画公開。
15年には本展示で取り上げられた初の絵本となる『あそこまで いってみよう』を発表。

■『あそこまで いってみよう』

作・絵:いましろたかし
仕様:A4変形/ハードカバー/32ページ(フルカラー)
発売日:2015年7月16日
価格:1450円+税

https://errandpress.com/info/ep001/

かえるちゃん、きょうはどこへいくのかな?
天気がいい日はおでかけしよう!
かえるちゃんとかめちゃんは岬の灯台をめざして歩き出します。
いくつになっても忘れがたい冒険の記録。
子供から大人までわくわく楽しめる絵本です。

■展覧会情報
TAKASHI IMASHIRO EXHIBITION
~Original Drawings from ”Asokomade Ittemiyou”
会期:07月03日(金)〜07月20日(月)
会場:JULY TREE(ジュライ・トゥリー)
営業時間:14:00~19:00
入場料:500円(オリジナル・ステッカー付)税込

☆営業時間は変更となる場合がございます。お問い合わせ、ご確認にについてはJULY TREE 公式Instagramにてお願いいたします。

〈店舗情報〉

JULY TREE(ジュライ・トゥリー)
住所:153-0042
東京都目黒区青葉台4-7-27 ロイヤルステージ01-1A
・HP: www.julytree.tokyo
・Instagram:https://instagram.com/july_tree_tokyo
・Twitter:https://twitter.com/julytree2023
営業日: 不定期での営業となります。
*営業日等お問い合わせについてはJULY TREE 公式Instagramにてお願いいたします。

Ryo Isobe - ele-king

 編集部の小林拓音は風邪をひいて、咳き込んでいるというのにタバコを吸っている。客観的にみて、これが中毒症状なのは明らかであるが、しかし、日本では合法なので罰せられることはない。
 他の先進国とくらべると日本は、ドラッグに関するとらえ方が著しく異なっている。アルコールには寛大、いや、むしろ良きモノだというイメージがはびこっている。欧米になるとはそうはならないし、実際アルコールは、それこそ暴力、犯罪、病気、事故、さまざまな社会的、医学的リスクがある。それが大々的に宣伝されているというのに、大麻に対する取り締まりは、相対的にみた場合、偏執的といえるほどの厳しさがある。禁酒法時代のアメリカではないが、こうした特異な状況において特異なドラッグ・カルチャーが生まれるのも無理はないのかもしれない。近年におけるその象徴的な地下ムーヴメントが、「脱法ドラッグ」なのだろう。興味のある方には、磯部涼(『ルポ川崎』の著者)の新刊、『脱法』をお薦めする。いったいそれはいかなるものなのか——そしてこの地下文化からは、「日本」社会が見えるのだった……。


磯部涼
脱法

大洋図書

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