「AY」と一致するもの

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Rocket Juice & The Moon

Rocket Juice & The Moon Rocket Juice & The Moon Honest Jon's / UK / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
2012年<HONEST JON'S>が送るスーパー・プロジェクトROCKET JUICE & THE MOONフルアルバム!TONY ALLENの燻し銀ドラム捌きを軸に繰り広げられる極上ネオ・アフロ・グルーヴ!

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Rocket Juice & The Moon feat. Erykah Badu

Rocket Juice & The Moon feat. Erykah Badu Manuela / Mark Ernestus Dub Honest Jon's / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
超実力派ミュージシャン達によるスペシャル・プロジェクト=ROCKET JUICE & THE MOON、フル・アルバムより先行10"シングル2種同時リリース!こちらはそのアルバムには未収録となるERYKAH BADUをフィーチャーしたネオ・アフロ・ソウル!C/WにはMARK ERNESTUSによるダブ・ミックスを搭載です!

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Vakula

Vakula Leleka 002 Leleka / UKR / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
毎度フレッシュな衝撃を届けてくれる脅威の4トラックス!スタンプラベルの限定盤。様々なレーベルから物凄い勢いでリリースを重ね、そしてそのど れもが圧倒的なクオリティを誇るというウクライナの天才VAKULAによるオウンレーベル<LELEKA>第2弾!

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Tom Noble

Tom Noble Dancing Hard Clone Loft Supreme Series / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
レーベル前作収録のTOM NOBLE"DANCING HARD"リミキシーズ!ディスコ・マエストロ=AL KENTによる爽快ブギー・ディスコ・リミックス◎!

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Joaquin Joe Claussell

Joaquin Joe Claussell Unofficial Edits And Overdubs Vol.1 Sacred Rhyth Music / US / 2012/4/9 »COMMENT GET MUSIC
先行プロモCD/12"/7"いずれも好評の「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズ、お待たせの総集編2CD!新たに生まれ変わった「BODY & SOUL」クラシックをはじめ、名楽曲の数々、勿論初音盤化多数!全23トラック(スキット含む)!

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Rocket Juice & The Moon

Rocket Juice & The Moon Leave-Taking / 1-2-3-4-5-6 / Forward Sweep Honest Jon's / UK / 2012/4/11 »COMMENT GET MUSIC
超実力派ミュージシャン達によるスペシャル・プロジェクト=ROCKET JUICE &THE MOON、フル・アルバムに先駆け10"シングル2種同時リリース!こちらはそのアルバム収録ナンバー3曲の先行シングル・カット!ハイブリッドな極上モ ダン・アフロ・グルーヴ◎

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Animation

Animation Sanctuary (Joe Claussell's Two Part Hidden Revealed Remix) Sacred Rhythm Music / US / 2012/3/25 »COMMENT GET MUSIC
「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズも絶好調のJOE CLAUSSELLが手掛けるジャズ・リミックス・プロジェクト!電化マイルスへのオマージュを込めたANIMATIONによる楽曲を独自解釈によりクラ ブ・サウンドでアップデートした限定2トラックス10"!

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Kenji Takimi

Kenji Takimi Middle Tempo(≒Life) Crisis Dad Gag / JPN / 2012/4/14 »COMMENT GET MUSIC
<CRUE-L>主宰瀧見憲司ニュー・ミックス!バレアリック~スロー・ハウス/ニュー・ディスコ/リエディットetc..独特すぎる世界観で繋 いだ圧巻の約70分。

9

Joaquin Joe Claussell

Joaquin Joe Claussell Unofficial Edits And Overdubs 12" Promo Sampler Part ? Sacred Rhythm Music / US / 2012/3/17 »COMMENT GET MUSIC
推薦盤!LTD.300pcs.!!!!「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズ・アルバムから先行プロモ・サンプラーEP第2弾!こちらも初12"化音源収録/限定プレスというレアリティの高い一枚です!

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V.A.

V.A. Ahyewa Soundway / UK / 2012/3/16 »COMMENT GET MUSIC
QUANTICエディット収録!アンディスカヴァリーな上質ワールド/辺境ミュージック復刻の権威<SOUDWAY>からDJユースなアフリカ物 リエディット12"到着しました!

Chart by JET SET 2012.04.16 - ele-king

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Jazzanova Feat. Paul Randolph

Jazzanova Feat. Paul Randolph I Human (Sonar Kollektiv) »COMMENT GET MUSIC
リリースを控える最新アルバム『Funkhaus Studio Sessions』から、"Still Music"や"Mahogani"周辺での活躍知られるベーシスト/シンガーPaul Randolphを招いた話題作が到着。

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Kenji Takimi

Kenji Takimi Middle Tempo(=Life) Crisis (Dad Gag) »COMMENT GET MUSIC
甘くドリーミーな導入からスローモー~ミドル・ディスコ、テックハウス・スクリューを挟みながら活気を帯びていく瀧見氏ならではの世界観。"Sexual Balearic"をテーマとした心地良いレイドバック感覚やアダルトな艶、高揚をかき立てるワイルドなグルーヴが絶妙な塩梅で織り交ぜられ、幅広いシチュエーションでお楽しみ頂ける最高のミックスとなっています。大推薦!!

3

Discodromo & Massimiliano Pagliara

Discodromo & Massimiliano Pagliara Samba Imperiale (Cocktail D'amore) »COMMENT GET MUSIC
鬼才イタリアン・デュオDiscodromoが主宰する"Cocktail D'amore music"最新作3番。"Live At Robert Johnson"からのリリースが好評となっているMassimiliano Pagliaraを迎えた大注目作が遂に解禁です!!

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Boys From Patagonia

Boys From Patagonia Rimini '80 / It's So Exciting (International Feel) »COMMENT GET MUSIC
Davide Armour & Philipe Masceranoからなるイタリア~パタゴニアを繋ぐ新鋭ユニットBoys From Patagoniaによる話題の1stシングル。Todd Terje, Soulclap, Bicep, Balearic Mike, Soft Rocks, Lovefingersらが挙ってサポート中!!

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Yakaza Ensemble Meets Syunoven

Yakaza Ensemble Meets Syunoven Yakaza Ensemble Meets Syunoven Ep (Crosspoint) »COMMENT GET MUSIC
Joe Claussellが賛辞を送る話題の12インチ。呪術的なトラックをフロア仕様にアップデータしたリミキサーの手腕が光る1枚です。

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Rickey Calloway

Rickey Calloway Work It (Funk Night) »COMMENT GET MUSIC
Dap-Kingsとのコラボも素晴らしかったファンク・ヒーロー、Rickey Callowayのニュー!! 今回はバックにWill Sessionsを従えての新作です!!

7

Kindness

Kindness Gee Up (Female Energy) »COMMENT GET MUSIC
2009年のデビュー・7インチ「Swingin' Party」のB面曲だった激人気曲が12インチで登場!!B-1は完全新曲、B-2は「Swingin' Party」の別ヴァージョン!!

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Pillowtalk

Pillowtalk Soul Edits (W + L Black) »COMMENT GET MUSIC
Wolf+Lamb所属のSF人気新星トリオPillowtalkによる'60年代ソウル名作エディットEP!!

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Ari up

Ari up Forward (Ska In The World) »COMMENT GET MUSIC
即完売したVic Ruggieroとのコラボ作"Rare Singles And More~"に続き、Ska In The WorldからAri Upの貴重音源が限定7"リリース!!

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Will Sessions

Will Sessions True Story (Funk Night) »COMMENT GET MUSIC
『The Elmatic Instrumentals』が大ヒットとなったWill Sessions。A面はPhat Kat"True Story"を下敷きにしたナンバーで、壮大なストリングスが予想以上の感動です!!

Grouper / En Japan Tour 2012 - ele-king

 サイケデリック......と言う言葉を使うとき、受け手によってその解釈はさまざまだが、リズ・ハリスのそれは田園的だ。風が吹き、草原は揺れ、古い家が見える。日が暮れて、星が瞬く。まどろみの時間がいつまでも続く。
 リズ・ハリスがグルーパーの名義で昨年出した2枚、『ドリーム・ロス』と『エイリアン・オブザーバー』(どうしてもヴァイナルで欲しくて努力して買った)は僕の昨年のベスト・アルバムの1枚(というか2枚)である。まだ聴いてないが、1曲36分と1曲51分の新作も発表したばかりだ。
 彼女が来日する。今月は〈ソナー・フェス〉もあるんですけど(ラスティ、マウント・キンビー......とか、すごいメンツ)、しかし、夢見る人たちよ、敢えて言おう。これこそ「見逃すな」と!


■ Grouper / En Japan Tour 2012
  ポートランドを拠点に活動する女性アーティスト、Liz HarrisによるプロジェクトがGrouper。Tiny VipersとのMirroringやIlyas AhmedとのVisitorなどコラボレーション・ワークを活発化させるなか、ソロとして2年ぶり2度目となる来日を果たします!
 今回は、Grouperもリリースするサンフランシスコの人気レーベル〈Root Strata〉を運営するMaxwell Croy率いる美麗ドローン・ユニット、Enが同時来日。柔らかく爪弾かれるギター、幻想的なアンビエンスに溶けていく儚い歌声が人気のGrouper、日本の箏や様々な生楽器から至上のアンビエント・ミュージックを作り出すEn。Julia HolterやTeen Daze参加の新作EPを発表間近の新世代女性アーティスト、Cuusheも4公演に参加するアヴァン・フォーク/サイケデリック・ドローン最高峰のパフォーマンスをお見逃し無く!

04/21 (土) 東京@養源寺
live at Yogenji vol.3
open 12:30 / start 13:00
adv.: 3,500yen /door: 4,500yen
出演:Grouper, En, ILLUHA, 青葉市子, Yusuke Date
FOOD: 浅草橋天才算数塾
info: live at Yogenji / kualauk@gmail.com
https://www.kualauktable.com/event/yougenji3/

04/23 (月) 大阪@CONPASS
open 18:30 / start 19:00
adv./door 2,300/2,800yen(drink別)
出演:Grouper, En, Cuushe
info: CONPASS
https://conpass.jp/325.html

04/24 (火) 岡山@城下公会堂
open 19:00 / start 19:30
adv./door 2,500/3,000yen
出演:Grouper, En
info: moderado music / moderadomusic@gmail.com
https://moderado.jugem.jp/?eid=206

04/25 (水) 名古屋@parlwr
open 19:00 / start 19:30
adv/door: 2,800/ 3,300yen
出演:Grouper, En and more
info: Telefonbook
https://iscollagecollective.org/?page_id=407

04/28 (土) 京都@ヴィラ九条山
night cruising meets villa kujoyama
open 16:30 / start 17:00
door: 2,000yen
出演:Grouper, En, Cuushe, Rimacona
info: night cruising
https://www.nightcruising.jp/120428

04/29(日)金沢@アートグミ
open 18:30 / start 19:00
ticket: 2,500yen(会員・学生-500yen)
出演:Grouper, En, Cuushe, Asuna
予約メール:windowofacloudyday@gmail.com
電話:(080-4259-5823)
https://d.hatena.ne.jp/cloudyday/20120429

04/30 (月) 東京@VACANT
FOUNDLAND
open 16:00 / start 17:00
adv/door: 3,000/ 3,500yen
出演:Grouper, En, Cuushe, Sapphire Slows, Ikebana, Bun/Fumitake Tamura
DJ:真っ青
https://www.flau.jp/events/foundland10.html

参考URL
Grouper / En Japan Tour 2012
https://www.flau.jp/events/grouper_en.html

お問い合わせ
flau / info@flau.jp

Delano Smith - ele-king

 先日、平日の火曜日に私用で静岡に帰ったときのこと。まあ、閉まっているだろうなと、ダメ元で〈ラディシャン〉に行ったら、なんと「1000円ワン・ドリンク」のDJパーティをやっていた。しかもこのご時世にターンテーブル2台を使ったアナログ盤主体の、いわばオールドスクール・スタイルのDJだ。もっとも、やっている本人たちにはそれが"オールドスクール"であるという意識はまったくない。
 「よくやってるね~、こんな平日の深夜に。なんかいいことでもあったの?」とDJのひとりに訊いたところ、「やっぱ平日から盛り上げたいじゃないですか」という返事が返ってきた。さすがやる気のないダメ人間の街=静岡だけのことはある。そこにいるほぼすべての人間が明日の朝から仕事で、DOMMUNEの放送も終わっている深夜過ぎだというのに、テクノのレコードをかけ、テクノで踊っている。いや~、まだまだ自分も甘い、そう思いながらお茶割りを飲んでいると「最近、何が好きっすか?」と客に訊かれたので、「テクノで気に入ってるのは、アンディ・ストットやクラロ・インテレクトみたいなのかな」と言うと、「誰すか、それ?」と言われた。さすがやる気のないダメ人間の街=静岡だ。

 1979年、高校生だったデレノ・スミスが初めて目撃した"立ってDJ"するDJがケン・コリアーだった。コリアーはデトロイトにおけるラリー・レヴァンないしはフランキー・ナックルズみたいな人で、デレノ・スミスがそれまで見たことのあるDJは1台のターンテーブルを使って、そして座ってプレイしていた。ショックを受けたスミスは友だちの2台のターンテーブルを使って練習した。1981年に高校を卒業すると、週末のクラブでスミスはまわすようになった。明け方になるとDJはコリアーにバトンタッチした。コリアーは自分の知っているテクニックを惜しみなくスミスら若い世代に伝授した。
 1982年、モーターシティはディスコからプログレッシヴの時代へと突入した。プログレッシヴとはドナ・サマー、クラフトワーク、イタロ・ディスコ(あるいはサイボトロン)などといった当時のエレクトロニック・ダンス・ミュージックのデトロイトにおける呼び名だ。そんな言葉が普及するほど、それら"黒くない電子音楽"はデトロイトにおいて特別な人気があった。
 プログレッシヴの時代、もっとも人気のあったDJがケン・コリアーで、デレノ・スミスはその門下生のひとりだった。5年後、プログレッシヴを終わらせて、そしてハウスの時代の到来を決定づけることになるデリック・メイやエディ・フォークスは、彼らの客でもあった。進学のために故郷を離れていたスミスが〈ミュージック・インスティテュート〉を訪れ、デトロイト・テクノの熱狂を知ったとき、彼は自分の時代が終わったことをしみじみと認識したようである。
 そんなデレノ・スミスを現場にカムバックさせたのは、マイク・クラークだった。デトロイトをテクノからハウスへ、ハウスからディスコへ......というバック・トゥ・ベーシックなコンセプトのクラーク(そしてノーム・タリーのふたり)による"ビートダウン"プロジェクトは、1999年、スミスにあらたな居場所を与え、同時にスミスをヨーロッパや日本に紹介した。この10年、スミスはコンスタントに作品を発表しているが、今年に入ってベルリンのレーベルからリリースされた本作『アン・オデッセー』は、彼にとって初めてのアルバムとなる。察するところ、スミスの年齢は僕やデリック・メイやジェフ・ミルズとほぼ同じであろうから、30代後半にして作品デビュー、そして40代末にして初のアルバムという渋いキャリア......いや、ある意味人生において夢を与えるような展開をしている。だいたいこの年齢になってもダンス・ミュージックを作れるということは、それなりのスタミナを証明している。僕がアンディ・ストットみたいなダビーで、アブストラクトで、IDMめいた方向に傾いているのは、自分の体力の低下に関係しているんじゃないだろうか。サウンド的にはたしかに新鮮だが、大勢で盛り上がるという感じではない(いやいや、それでも"We Stay Together"というくらいだから......)。
 若い頃はプログレッシヴのDJだけあって、『アン・オデッセー』は"ビートダウン"一派にしてはテクノ寄りだ。ベーシック・チャンネルのモーリッツィオ名義によるディープ・ハウスないしはアリル・ブリカあたりと同じ系列に感じられる。シンセサイザーの綺麗なコード弾きとシンプルなビートを基調としながら、130BPMの気持ちよさで走っていく。目新しさはないが、クラブ好きにとってはフレンドリーな音だ。UR風のビートもあるが、作家性を強く主張している作品ではない。場数を踏んでいるDJらしいというか、インパクトよりも「踊ってくれよ」ということを重視したアルバムだ。

 そうだとしても、平日火曜日の深夜にDJしたり、あるいは踊ったりしている場面はまるで、そう、90年代にタイムトリップしたようだ。この非生産的なライフスタイルこそ真の意味での90年代リヴァイヴァルと言えよう。もっともこれはリヴァイヴァルなどではなく、90年代からの地続きの空間だ。ただずっと続き、生存している......。静岡には本格的にデリック・メイを研究している若いDJがいる。彼はあるとき試しに家でデリック・メイと同じ選曲で同じ曲順でミックスして、「でも、どうしてもデリック・メイみたいなミックスにならないんすよ」と言う。「だよねぇ。で、明日は?」「もちろん朝から仕事ですよ~」......すでに午前3時半、この無駄なエネルギー、夢を見ないことの夢......クラブ・カルチャーよ、やる気のないダメ人間たちよ、永遠に......僕もそっち側の人間でい続けよう。

※静岡の名誉のために言っておくが、「やる気のないダメ人間」とはこのときに目にしたある求人広告に記されたキャッチコピー。いわく「やる気のないダメ人間募集!」――素晴らしいセンス。我が故郷を誇りに思う。さあ、今週末はダービーだ。

Chart by JET SET 2012.04.09 - ele-king

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SLUGABED

SLUGABED SEX »COMMENT GET MUSIC
300枚限定リリースされたリミックス・プロモ12"もヒット中、スクウィー勢との交流も盛んなカラフルUKベース人気者Slugabedが、淡く美しいシンセが舞う名曲を届けてくれました!!

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CUT CHEMIST

CUT CHEMIST OUTRO (REVISITED) »COMMENT GET MUSIC
トラックメイカー/DJ/コレクターとして世界的に知れ渡るCut Chemistがおよそ2年ぶりとなる新作をリリース。盟友DJ Shadowにも見られたハードロック/ノイズへ接近したキラー・ブレイクビーツを展開!

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MIND FAIR PRESENTS NO STRESS EXPRESS

MIND FAIR PRESENTS NO STRESS EXPRESS REACH THE STARS »COMMENT GET MUSIC
Theo Parrish & Legowelt Remix収録で話題を集めた"International Feel"17番「Kerry's Scene」にて堂々のユニット・デビューを飾った注目の敏腕ユニットによる注目の第二弾。

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KURUSU

KURUSU LOCAL ANESTHECIA »COMMENT GET MUSIC
Black Smokerミックス・シリーズにKurusu(Future Terror)が登場!Future Terrorのカラーを十二分に反映させた、ハメ系ディープ・ミニマル・ミックスを収録!

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ERIK OMEN

ERIK OMEN GRADE E / PAYPHONE »COMMENT GET MUSIC
Midnight JuggernautsのDanielが運営するSiberiaからのニュー・カマー、Erik Omen!!衝撃的に最高すぎるデビューEP、遂に入荷しました!!

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QUANTIC & ALICE RUSSELL WITH THE COMBO BARBARO

QUANTIC & ALICE RUSSELL WITH THE COMBO BARBARO LOOK AROUND THE CORNER »COMMENT GET MUSIC
数々の名曲を産み出してきたQuanticとAlice Russellのコンビが、キューバン・プロジェクトCombo Barbaroと組んで作り上げた待望のニュー・アルバム!!

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KINDNESS

KINDNESS WORLD, YOU NEED A CHANGE OF MIND »COMMENT GET MUSIC
あの「Swingin' Party」から3年。遂に届きました。めくるめく引用、揺れ動くグルーヴ、淡いファンクネス。これこそ最先端のインディ・アーバン・シンセ・サウンド!!

8

SAN PROPER

SAN PROPER ANIMAL (RICARDO VILLALOBOS REMIXES) »COMMENT GET MUSIC
鬼才San Properがリリースを控えるデビュー・アルバム『Animal』から、Ricardo Villalobosによる超強力作をカップリングした話題の先行リミックス・カットが到着。

9

UNKNOWN ARTIST

UNKNOWN ARTIST UNTITLED »COMMENT GET MUSIC
これは最高です。ニュー・ディスコのようでシンセ・ダンスのようでハウスのようで、そのどれでもない。ディープで爽やかなブリージン・シンセ・ディスコ・キラー!!

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FEADZ & KITO

FEADZ & KITO ELECTRIC EMPIRE »COMMENT GET MUSIC
説明不要のフレンチ・エレクトロ天才Feadzと、Skreamに見出され、タッグ名義ではMad Decentデビューも飾ったオージー・ブロンド美女ダブステッパーKitoによる電撃コラボ盤が登場!!

My Morning Jacket - ele-king

 春のはじまりは楽しいライヴを観るのがいいに決まっている。野田編集長はノルウェーからキュートな女子がやって来たのにウキウキしていたようだが、僕はと言えば、アメリカの田舎からヒゲもじゃのおっさんたちが来たことにニヤニヤしていた。会場は埋まりきっていないものの、真面目なUSインディ好き......だけでなく、何だか妙にテンションの高い大人が集まってきていた。僕の周りにいた3、40代の酒が入った男女のグループが、フジロックにスティーブ・キモックが出演する話で盛り上がっている......と、別のグループの40代が話に参加しはじめる。僕は会話に加わりはしないが、そのわかりやすさに笑みを浮かべる。ここにいる誰もが、いまからステージで、情熱的で、豪快な演奏が繰り広げられることを知っている......。

 暗転して現れたメンバーはジェケット姿で洒落た楽団風でありながら、長髪とヒゲのむさ苦しさは隠せていない。"ヴィクトリー・ダンス"の不穏なイントロからじわじわと熱を上げていく。「勝利の舞を見たいんだ/毎日の仕事の後で」、その通り! エレキがソロを歌い、バンドか狂おしくそれに答えれば、フロアからは叫び声が上がる。続く"サーキタル"の時点で、僕はもう笑いが止まらなくなっていた。巨体のドラマー、パトリックが力いっぱいドカドカとスネアを叩きまくる。日本の街を歩いていたら、獣と間違われても仕方ないだろう......。ギターのリフが繰り返され、やはり長髪でヒゲ面のジム・ジェームズがハイトーンでメランコリックなメロディを歌う......と、ドラムが加わり、視界が開ける。軽快にキーボードが加わり、フィルを繰り返すドラムは決して走らない。そしてメンバーが目配せすると、完璧なタイミングでアタックが叩きつけられる。その快感に身体を預けるだけでいい、すべてがそこでは開放されていく。僕はヒートテックのタイツを履いてきたことを後悔していた。 

 それから2時間強のあいだで起きた、細かいことを書いても仕方ないだろう。万単位の会場を端っこまで熱狂させるアメリカのジャム・バンドが、手加減することなく日本のステージで力いっぱい演奏したのだ。カントリー、ブルーズ、ハード・ロックにメタル、フォーク、ファンク、あるいはエレクトロニカや室内楽までを貪欲に取り込み、ダラダラしたジャムに持ち込むことなくそれらをエモーションの昂ぶりへと変換させていく。ジムの高い声はよく伸びて、耳から入って脳のなかに響く。抜きん出た演奏力で非常によくコントロールされているものの、音源で垣間見せる繊細さはライヴでは野性に獰猛に食い散らかされ、ラウドなギターが吼える。かと思えば、"スロウ・スロウ・チューン"、"ムーヴィン・アウェイ"といった穏やかなバラードではゆっくりとした時間が広がっていく。しかしそのスケールの大きさはどの曲も同じ。アメリカの田舎の大地が、そのまま宇宙まで繋がっているかのようだ。どこからこんなエネルギーがやってくるのかまったくわからないが、米国のジャム・バンド特有のワイルドさと大らかさが、そこではありったけ祝福されていた。オーディエンスを叫び声を上げ、あるいは思わずガッツポーズを取り、両の手を掲げてそれに応えた。
 20分近くはやっていただろう燃えたぎるサイケデリック・ジャム"ドンダンテ"の狂乱は、バンドのあちこちのライヴを何十回と聴いてきたという超コア・ファンの友人をして「これまででいちばん凄かった」と言わしめるほどの極みを見せ、そして本編ラストはキラーの"ワン・ビッグ・ホリデイ"だ。エレキギターを髪の毛を振り乱して演奏する姿はやっぱり獣にしか見えない......が、バンドはそんなことお構いなしに爆発する。僕の隣の40代は「ぎゃー!」と叫んでいる。「俺たちは大いなる休暇を生きるんだ」......その溢れんばかりの生命力を、ロック・ミュージックへと変換させることへの迷いのなさ。

 そう、マイ・モーニング・ジャケットのライヴは生きるためのエネルギーの爆発そのものだ。ライヴが終わってしまうと僕は次の日の仕事のことを忘れ、ビールを飲んでお好み焼きをたらふく食って、にやけた顔のまま帰った。(ただ、ジムの体調不良とはいえ、名古屋の公演中止はあまりにも残念だ。次はぜひ名古屋も宇宙に連れて行ってほしいと思う)

interview with Daniel Rossen - ele-king


Daniel Rossen
Silent Hour / Golden Mile

Warp/ビート

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 2012年は、ブルックリンの音楽が再び賑わいそうな気配だ。ザ・ナショナルやベイルートのメンバーと作り上げたシャロン・ヴァン・エッテンの素晴らしいアルバムが発表されたばかりだが、山ごもりして制作していると言われるダーティ・プロジェクターズのアルバムは新曲を聴く限り順調のようだし、アニマル・コレクティヴの新作も出るかもしれない。そして秋以降だという噂のグリズリー・ベアの新譜が揃えば、2009年のブルックリンの熱がぶり返すことだろう。
 そんな季節を予兆するように、グリズリー・ベアのメンバーであり、デパートメント・オブ・イーグルスのダニエル・ロッセンから5曲入りのソロEP『サイレント・アワー/ゴールデン・マイル』が届いた。ピアノやギター、管弦楽器があくまで抑制を効かせて演奏される親密な室内楽であり、フォークとジャズと現代音楽の知的な交配でもあり、そこに含まれる、端正だが何かが歪んでいる不気味さ、エレガントさのなかの狂気、甘く妖しいサイケデリア......はグリズリー・ベアの音楽の魅惑そのものだ。ビーチ・ボーイズを日陰に連れて行ったような翳りを交えた柔らかいコーラス、センシティヴなメロディ、アコースティックの弦楽器や打楽器の余韻たっぷりの響き。その隙間にひたすら埋もれていきたくなる、あまりにも快楽的で優美な一枚だ。グリズリー・ベアはエド・ドロステのバンドでありつつも優れた音楽集団であり、なかでもロッセンの貢献がどれほど大きいかこれを聴くとよくわかる。
 そして、これはロッセンが自分の内面に潜っていった記録でもある。内省的な問いかけは対話に置き換えられ、抑圧はムーディなサイケデリアとなり、最終的にそこからの開放が力強いリズムへと昇華されている。とくにラスト2曲、ダークでジャジーなピアノ・バラッド"セイント・ナッシング"から、甘美さを保ったまま荒々しくドラムとギターが躍動するエクスタティックな"ゴールデン・マイル"へ至るダイナミズムには目が覚めるようだ。自らの暗い感情や狂気が、そこでは美しい音楽に向けてぶちまけられている。ミュージシャンとしてのダニエル・ロッセンの自己救済のような過程を含みながら、このような聴き手を陶酔させる音楽が生み出されてしまうことに感嘆せずにはいられない。グリズリー・ベアの新作はとんでもないことになるだろう......が、それまではこのEPにひたすら酔っていたい。

なんだろうな、暗闇から自分を解き放つ瞬間のようなものなんだ。自分を悪循環の輪から解放させる勇気を見つけること。魔法の言葉が見つかればこの瞬間を美しい何かに変えられる気がするんだ。

素晴らしいソロEP、聴きました。まず、このEPを出すまでの経緯について聞きたいのですが、グリズリー・ベアのツアーが終わってからはどのように過ごしていましたか? ここに収録された楽曲はいつ頃できたものなのでしょう?

DR:自分のための曲とグリズリー・ベアのデモにと考えた曲をいろいろレコーディングしたんだ。そのときはあんまり深く考えていなかったけど、結構ささっとできたんだよね。歌詞を書いてからレコーディングするまで1、2日しかかからなかったんだけど、そこからどうするか決めてなくてしばらく放置してたんだ。去年の秋頃、"セイント・ナッシング"のトラックを完成させてからこの5曲がうまくまとまっていると感じたんだ。そうなればもうプロジェクトと称してEPに出してしまおうと決めた。いままでやったことがなかったし、グリズリー・ベアのアルバムができるまで時間もあったからちょうど良かったんだ 。

当初はグリズリー・ベアのニュー・アルバムのデモになる可能性もあったということですが、そうはならず、「これはダニエル・ロッセンの曲なんだ」と気づいたポイントはどこにあったのでしょう ?

DR:曲のほとんどを自分の手で作ったから、自分のものにしたかったのが大きい理由だな。何も変える必要はないと感じたし、曲のほとんどの基礎のパートをワン・テイクで録ったレコーディングの思い出もあったからね。その前の1、2 年間は独学でドラムやチェロを習ったりしたよ。自分の楽器のスキルを伸ばすのも楽しいし、今回のようにワンマンバンドとしてEPを出すのも面白いかなって思ったんだ。コラボで制作したトラックもあるけど、全部自分で演奏できたらどうなるか試したかったんだ。

クリス・テイラーのキャントに刺激を受けた部分もありますか?

DR:うーん......直接影響されたわけじゃないけど、去年の秋までのブランクが長すぎたのがいちばんのきっかけかな。クリスは仕事、エドは旅をして時間を埋めていたけど僕は何も予定がなかった。このままぼーっとしてるか、自分でプロジェクトをスタートするかって選択を迫られた結果だったんだ。もともと落ち着きがない性格だから、じっと待っているなんてできないんだ(笑)。

制作の過程で、グリズリー・ベアやデパートメント・オブ・イーグルスでのこれまでの経験ともっとも違った部分はどのようなものでしたか?

DR:まず全体の気軽さだね。完璧にしなければというプレッシャーもなかったし、とにかくやってみて、ひとりでレーベルに持っていったらそのままリリースが決まったんだ。とにかく全体的にトントン拍子で物事が進んだ。グリズリー・ベアだったら当然そんな風にはいかないね。人数や物事が多いほど責任も重くなるけど、ソロ・プロジェクトでライヴも必要なかったからとても簡単にことが進んだんだ。あれこれ考えずに自分の作品をリリースできるのもたまには気持ちがいいね。

"セイント・ナッシング"はワン・テイクで録られたそうですが、そこにこだわったのはどうしてですか?

DR:ワン・テイクで録ったのは全部じゃなくピアノとヴォーカルのパートだったんだ。いちばんフレッシュな時に録りたかったから、書き上げてすぐレコーディングした。感情をもっとも込められるチャンスなんだよね。あの歌は11月にレコーディングして、イアンとクリスに1週間とか10日間でアレンジをかけてもらい、1月にはもう発表できたんだ。2ヶ月で作曲とレコーディングを完成させてリスナーに届けられるんなんて、すごいことなんだよ。あのスピードには非常に満足させられる物があった。普通だったら何ヶ月もミックスを繰り返し、宣伝とかもいろいろしてからようやくリスナーに届くのに。そのあいだずっと待っているのはつまらないし、音楽自体にも飽きてくるんだ。今回はフレッシュなままで世間に出せたのが嬉しかった。

5曲を聴いた印象としては、とくにメロディやドラムの音色、サイケデリックなムードなど、グリズリー・ベアやデパートメント・オブ・イーグルスと共通するものを感じました。それだけバンドでのあなたの存在が大きいのだと改めて気づきましたが、これまでバンドでの自分での役割があるとすれば、それはどのようなものだと認識していましたか?

DR:ほとんどの場合はいつも似たような役割だけど、ときどき誰かとポジションを交代することもある。レコーディングをもっと楽しくするために毎回少しずつコラボできるパートを増やしているんだ。その方がもっとオープンな流れになるしね。僕は作詞をもっと提供したし、エドは新しいアイデアを色々出した。ふたりで色々試行錯誤したり、他のメンバーもパートを交換してみたりして、全員がしっくりくるまで新しい形を模索したんだ。
 グリズリー・ベアのメンバーとしているときは、そのとき必要なパートがあればそれを引き受ける。たまにリズム担当を任されてアレンジや歌い方を気にしなくてもいいのも楽だね。その方がバラエティも広がるし、自分だったら考えもしないような演奏法をエドに提案されたり、仲間や自分自身の新たな面に気付かされるんだ。それがバンドでいることの醍醐味かな。

いっぽうで、バンドのときよりも楽曲ごとに中心となる楽器の使い分けがはっきりしているように思いました。数多くの楽器をこなすあなたらしさが出ているように感じましたが、それぞれの曲で楽器の選択はどのようにしているのでしょうか?

DR:そこらへんにある楽器をとりあえず使ってみたのさ(笑)。ひとりでレコーディングしたときは、ドラムとベースとチェロとピアノだけ使ったよ。あまり深く考えずに自然に感じるものを選んだんだ。一人で作業をしていると、誰にもいちいち説明しなくていいから、とにかくやってみるんだ。アレンジのほとんどは直感でひらめきながら模索してやってみた。
 クリス(・ノルト)とのアレンジは、とりあえずよさそうな雰囲気を出せる素材を探し当てるすごく楽しい、新しい作業だった。「ここは低い金管楽器みたいな音がほしい」とか、なんとなく感覚で提案したら本当にその演奏者が揃って実現したんだ。ずっとひとりで閉じこもって作業してた僕にとっては嬉しいことだったね。

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作りたい音楽は大衆音楽から離れた場所にあると思うよ。ポップスではないんだ。自分が送りたい生活をこのまま送れたらそれでいいんだ。お金がたくさん欲しいわけじゃないし、メジャーでビッグになりたいとも思わない。


Daniel Rossen
Silent Hour / Golden Mile

Warp/ビート

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歌詞についていくつか訊かせてください。自分の内面と向き合うような内容が目立ちますが、これはあなた自身のごく個人的な感情や感覚をモチーフにしたものなのでしょうか?

DR:歌詞のほとんどは自分のなかの不安や恐れを世界に向けた内容だ。それが文字通りの世界なのか、愛する人との関係の世界なのかは解釈の自由だけど。

「you」とのとても親密な関係性が描かれていますが、この「you」があなたにとってどのような存在なのか説明していただけますか?

DR:正直、そういう言葉は自分自身に向けている場合が多いんだよ(笑)。他人に呼びかけている場合もあるけど、ほとんどの場合自分に宛てているね。自然にそんな歌詞になったんだ。

"speak for me"、"speak to me"、そして"say the words"など対話によるコミュニケーションへの欲求がいくつかの曲で見受けられます。このことについては意識的でしたか?

DR:このEPには個人的な感情がたくさん込められてる。自分の体験を美化したような内容もあるし。
 ダイレクトに話しかけているつもりではないけど、たしかにコミュニケーションを求めている内容だね。自分自身の体験を再現していたのかもしれない。人から離れてよく引きこもりがちになるんだけど、この数年間は音楽やツアーで忙しくて、ひとりになりたいと思う時期が長く続いた。自分の人生が世の中とどうつながっているのか、これから自分はどう進むのかって大きな葛藤があったんだ。もともと内面的な性格を一新したというか、自分の優れた部分を抜き取って作品にすることができた。

最後のナンバー、"ゴールデン・マイル"はドラムのワイルドな響きが力強いナンバーですが、その最後で「言葉を放て、呪いを解け/心のなかで言葉を放て、大声で叫ぶ前に」という印象的なフレーズで締めくくられ、その「言葉」とは何か、リスナーに考えさせます。もちろん正解はないと思いますが、この「言葉」がどのようなものなのか説明することはできますか?

DR:自分が書いた歌詞を人にわかりやすく説明するのはあまり好きじゃないんだけど、ニューヨーク州の北にある自然に囲まれた田舎でEPの歌詞のほとんどを書いていた。個人的な悩みなどをいろいろ抱えていて頭がおかしくなりそうな時期だったけど、同時に圧倒されるぐらい美しい風景のなかにいたんだ。それまで抱えていた悩みや問題から解放されると同時に、この美しい世界のなかを絶えず動き続けながら、自分のなかの狂気を目の前の大自然に反映しようとしていたんだ。
 質問の答としては、歌詞を何度も繰り返したりする変わったループが好きなんだ。「Say the words, break the spell (言葉を出そう、呪文を解こう)」ってとこは......なんだろうな、暗闇から自分を解き放つ瞬間のようなものなんだ。自分を悪循環の輪から解放させる勇気を見つけること。魔法の言葉が見つかればこの瞬間を美しい何かに変えられる気がするんだ。ある意味、それがこのEPのメッセージだ。美しい世界に囲まれているのにハマってしまった居心地の悪い場所から抜け出せる言葉を見つけよう。まわりの風景に幸せを感じ、自分のダークな部分をポジティヴなものに変える方法を見つけよう、って。

この作品での体験は今後どのように生かされると思いますか?

DR:この体験を通してとっても前向きになれた。驚くほどいい結果が出たんだ。グリズリー・ベアのアルバムに取り組むためにも頭の整理ができたし、次のステップへの準備にもなった。実は1年ほど前、自分が何をしているのか分からなくなってもう音楽を辞めようかとさえ思った時期があったんだ。このEPを完成する事でずいぶん癒されたし、自信が持てた。自分は音楽を続けるべきなんだ、このままでいいんだって。グリズリー・ベアと活動を続けるための準備ができたんだ。

昨年はボン・イヴェールやフリート・フォクシーズ、セイント・ヴィンセント、ベイルートなどのアルバムが高く評価されるだけではなく、人気を集めました。現在のアメリカではより音楽的なものに注目が集まっているように見えます。あなたやグリズリー・ベアにとっては喜ばしいことではないかと思うのですが、そんなかで、グリズリー・ベアがやるべきことはどのようなことだと、あなたは考えていますか?

DR:このバンドのメンバー全員に聞いたらそれぞれ違う答えが出てくるだろうけど、僕が作りたい音楽は大衆音楽から離れた場所にあると思うよ。ポップスではないんだよね。それに近い曲を出すこともあるけど、やっぱり違うよね......世間に受けられる音楽を創ろうとするより、自分のなかの不思議な音楽の世界を探るほうがずっといい。音楽のキャリアをこのまま続けることができて、自分の音楽を聴いてくれる人達が十分にいてくれて、自分が送りたい生活をこのまま送れたらそれでいいんだ。お金がたくさん欲しいわけじゃないし、メジャーでビッグになりたいとも思わない。そういう音楽を作りたいとも思わなければ、ミュージシャンとして作らなくてもいいんだ。
 でも、メジャー・シーンで活躍している彼らはすごいと思うし、彼らの成功をすごく嬉しく思うよ。みんなとてもいいひとたちだし、音楽を大事にするミュージシャンだ。メジャー界が彼らの音楽に注目していることに希望を感じるよ。

クリス・テイラーはプロデュースも手がけるようになっていますが、あなたが今後挑戦してみたいことはありますか?

DR:いつかこのEPをライヴで演奏できたらいいね。まずはグリズリー・ベアのアルバムを収録してからかな。本当にできたら嬉しいけど、その時のフィーリングにもよるね。必ずやらなければいけないことでもないから、上手くいきそうに見えて素材が十分揃ったら、ライヴで演奏したいね。

Jesse Ruins - ele-king

 〈キャプチャード・トラックス〉のロゴをバシッとプリントされながら、いやそれであるからこそ、パッケージされている音が実際には圧倒的に日本的な情緒をたたえていたことに心を動かされた。いったいこの音を海外の人間がどんなふうに聴くのだろうか。無名の才能がブログ文化を通じて次々とフック・アップされる昨今、国も年齢も編成も知らずに音を聴く機会は増えたし、実際に海外のサイトがジェシー・ルインズに対しておこなったインタビューには「あなたがたは日本人か?」というような質問から始めるものもあったが、これとていまやめずらしいことではない。そうした流れにまきこまれるようにして輸出され、また逆輸入される運動において、ジェシー・ルインズはさながら木箱にオレンジとともに詰められてきたチェブラーシカのごと、日本訛りの正体不明な魅力としてさまざまな人の耳を惑わすのではないかと筆者はロマンチックに想像し期待している。

 チルウェイヴや現在のUSインディ・シーンに同機する音楽性を東京周辺から抽出し、独自のカラーで存在感を示す〈コズ・ミー・ペイン〉の主宰として、また別名義のナイツ(https://cuzmepain.com/RELEASE.html)としても知られるサクマ・ノブユキことジェシー・ルインズのファーストEPが、先日シングルとともにUSの重要レーベル〈キャプチャード・トラックス〉からリリースされた。同レーベルのやってきたことは、レーベル・カラーとしてはっきりと打ち出されているように、ニューウェイヴやポスト・パンクとシューゲイズとのハイブリッドであり、参照点を80年代に置くバンドを多く輩出している。ジェシー・ルインズもダーク・ウェイヴの影響濃い音をしているが、それらを下敷きにしながらも非常に明るいアウトプットを持っており、そのことにも筆者はいたく共感した。

 ナイツ名義で〈コズ・ミー・ペイン〉のコンピレーションに収録されていた"ケイティ"という美しい小品を耳にしたときに、すでにその感触があった。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインをチルウェイヴの感性で翻案するようなドリーム・ポップだが、重要なのは曲なかばから入ってくるまるで不器用なシンセサイザーのフレーズだ。そこに筆者が述べようとする「明るさ」の感覚のほぼすべてがある。単純で、あからさまで、音量のレベルも大きすぎる。16小節もつづく。だがそれをまったくけれんみのない手つき、態度でやってしまう無垢(それは完全に無自覚になされているわけでもない、だがあざとさではあり得ない、確信に内側からみたされた、パンダ・ベアトロ・イ・モワやその他フォトディスコなど2000年代から2010年代へのスイッチ世代に顕著な感覚だ。)に、いまという時代のエートスを感じる。そのいっぽうで、あの旋律、鍵盤ハーモニカのように無遠慮で無邪気な、しかし強度にみちた旋律には他の国の人がやらないようなある濃密な日本くささがある。さきに日本的情緒などと雑な言い方をしてしまったが、そこにはわれわれはたしかにそれを知っているというような、ある時代の、ある肉感的な記憶を喚び起こすなにかが埋め込まれている。

 本EPでは"ソフィア"や"ラスト・アンド・フェイム"のシンセ・リフにそうしたノスタルジーが刻まれている。基本線としては、シカゴのアリエルシークレット・シャインの近作のように〈サラ〉の雰囲気を持ったドリーミーなノイズ・ポップ......しばらく前にネオ・シューゲイザーと呼ばれたようなバンド群や、マンハッタン・ラブ・スーサイズなどジーザス・アンド・メリーチェインの遺伝子たちのまわりを低空飛行しつつ、"アイ・ニュー・イット"や"シャッター・ザ・ジュエル"などでジョイ・ディヴィジョンなどダーク・ウェイヴをかすめ、場合によってはセーラムなどを通過しながらダーク・アンビエントやブラック・メタルにものびていきかねない芽を予感させるものになっていて、だからもちろん純邦楽的な要素ともフォークロア的な文脈とも無関係なのだが、あの旋律にふれればきっとなにか日本に生きて目にした具体的な風景や感傷を引き出されるのではないかと思う。筆者の場合、それは90年代の後半の情景である。田舎の高校生活、ルーズソックスとポケベル、夏服とニルヴァーナ、運動部ならば顧問の先生が運転するワゴンでは誰かが『スラムダンク』を読み、誰かがポータブルのMDプレーヤーでミッシェル・ガン・エレファントを聴いている。そうした自分の記憶が山本直樹や宮台真司を通過して再構成されたような、幻想の90年代ともいうべきあの空気の薄い時代の記憶がなぜかしらたちあがってくる。そのころ日本の社会がどん詰まってから、とくに明るい兆しなどないまま今日まで一直線だが、のんきなのかシニカルなのか、わりに屈託ない明るさを持った眠りの音楽(=チルウェイヴ)をわれわれはいま好んで聴いている。サクマ・ノブユキ氏は筆者とは同年輩だろうか? ジェシー・ルインズの音楽は、筆者にはそうした奇妙な明るさでもってこの10数年をしずかにながめ、弔う音であるようにも思われてくる。

RAZIKA - ele-king

 イーライ・ウォークスの取材が終わって、渋谷へダッシュ。山手通りでタクシーを拾い、道玄坂上で渋滞しているのでタクシーを飛び降りて坂を下り、そのままホテル街へ、エレヴェイターに駆け込み、受付までさらにまた50mダッシュ。こう見えても僕は中学時代は陸上部だったので快速なのである......などと自慢している場合ではない。お金を払っていると、ちょうど"ユース"(アルバムの1曲目)のギターのリフとコーラスが聴こえる。螺旋階段を下りて扉をあけてハイネケンを手にしながら目を前方にやる。満員の会場の向こう側のステージにはノルウェーからやって来た4人のキュートな女性が演奏している。すでに会場の1/3は踊っている。「来て良かった!」と思った。
 そしてラジカは、最後まで幸せな気分にさせてくれた。決してうまい演奏ではないが、とくに目新しいことのないスカのビートで身体を揺らすことが、こんなにも気持ちが良いことだとあらためて感じた。なにせ彼女たちは見た目をきまっている。ツチャツチャツチャツチャと刻まれるギターとともにオーディエンスも大はしゃぎ。いいぞ、お姉さんビールをもう一杯! いや、すいません、「女を見たら女中と思うな」と叱らないでください。しかし、ラジカにはそんなことも許してくれそうな大らかさがあると、勝手に妄想する。まわりくどい説明はいらない。エクスキューズもいらない。男と女の痛々しいメロドラマもいらない。ビートがあって、コーラスがある。曲もこざっぱりしている。
 ラジカを聴いているとなにゆえこうも嬉しくなるのか言えば、僕の場合は、自分がどこから来たのかを再認識するからなんだろう。それとも、より普遍的な、いわゆる"原点回帰"としての悦びがここにあるからなのだろうか。
 しかし......いや、待てよ、一瞬、そう考えたところで戸惑いを感じる。ザ・スペシャルズの"必死さ"を思い出してしまう。彼女たちはたしかに素敵だが、この社会の醜悪さに敢然と立ち向かったポスト・パンク時代のスカ・バンドを思い出すと、ラジカからは反抗心といったものを感じない。これでいいのか......。まあまあまあ、いいじゃないですかと、写真家の小原になだめられる。これは娯楽なんですよ。まあ、たしかにそうだ。これは上等なポップ・ミュージックだ。いまはそれで充分。スカンジナヴィア半島のキュートな女性がカリブ海のリズムを刻んでいる、そして最後の最後には誰もが楽しそうに踊っている......。そうだ、難しいことは二木に任せておけばいいのだ。

 ラジカはラジカについて言う。「ラジカっていうのは、知合いのアフリカ系の女の子の名前。なので、ノルウェー語ではなくアフリカの言葉だと思うわ」
 メンバー4人はみんな幼なじみ?
 「バンドのメンバーとは6歳のころから知合い。同じ学校だった。家も近所よ。15歳のころに4人でバンドを結成。昔から楽器を演奏できたというわけではなく、みなこのときからスタートして、バンドやりながら少しずつ上達していった感じ」
 いまどきなぜバンドを?
 「単純にカッコいいと思ったから。結成して3か月で初めてのライヴをやった。それ以来ずっと4人でやっている。たまにバンドに加わりたいという人もいたけど、楽器がヴァイオリンだったりとか、自分たちにはマッチしなかったり、あとは4人があまり仲良過ぎて、他の人が入り込めなかったりとか。とにかく4人で、まるで兄弟のように仲がいい。ボブ・ディラン、ビートルズ......地元ベルゲンのバンドなどのコピーからスタートして、でもすぐにオリジナルを作りはじめたわ」
 ベルゲンの音楽シーンって?
 「ベルゲンは小さな町なの。端から端まで30分くらいで歩いていけるほどのね。たいがいのライヴハウスも歩いていける。シーンも小さいから、ジャンルを超えてみなが団結している感じ。ライヴァルという感じはない。それでもスカンジナヴィアでもっとも影響力のある音楽シーンがあるわよ」
 なんでスカを?
 「きっかけはボブ・マーリー、最初はレゲエにハマったの。〈スタジオ・ワン〉とか昔のレゲエやスカを聴きはじめて、で、ツートーン――スペシャルズ、マッドネス、あるいはエルヴィス・コステロなんかを掘っていった。あと大きな影響としてはノルウェーのベルゲンのプログラム81というニューウェイヴ・バンドがあるの。メンバーの自宅の地下室で練習していたとき、たまたまこのバンドのレコードを親のコレクションから発見して、聴いて、衝撃を受けた。アルバムのタイトルも彼らのバンド名からとったのよ。自分たち1991年生まれなのでミックスさせて『プログラム91』ね。んー、同世代ではとくに気になるバンドはいないけど、アイスエイジは好きよ!」


 ライヴが終わってからも、余韻に浸るため、しばらく飲んで(実はラジカのライヴの前にもそれなりに飲んできていたのだが)、そして帰り際にラジカのメンバーに「カラオケに行ったら"アナーキー・イン・ザ・UK"を歌ってくださいね」と言い残すと、小原と一緒に同じ通りにあるクラブ・エイジアの〈ブラック・テラー〉に行った。途中から記憶が曖昧となって、翌日気がついたときには家の床のうえで寝ていた......。やらかしちゃったようです。みなさん、すいませんでした!

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ANIMATION

ANIMATION SANCTUARY (JOE CLAUSSELL'S TWO PART HIDDEN REVEALED REMIX) SACRED RHYTHM MUSIC / US / 2012/3/25 »COMMENT GET MUSIC
「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズも絶好調のJOE CLAUSSELLが手掛けるジャズ・リミックス・プロジェクト!電化マイルスへのオマージュを込めたANIMATIONによる楽曲を独自解釈によりクラ ブ・サウンドでアップデートした限定2トラックス10"!

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JOAQUIN JOE CLAUSSELL

JOAQUIN JOE CLAUSSELL UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS 12" PROMO SAMPLER PART SACRED RHYTHM MUSIC / US / 2012/3/17 »COMMENT GET MUSIC
「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズ・アルバムから先行プロモ・サンプラーEP第2弾!こちらも初12"化音源収録/限定プレスというレアリティの高い一枚です!JOE CLAUSSELL自身のDJプレイ感覚から派生したエディット・ワークスなだけに、現場での効力は絶大!

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POLLYN

POLLYN SOMETIMES YOU JUST KNOW FOR US / UK / 2012/3/21 »COMMENT GET MUSIC
超限定盤!MOODYMANNリミックス収録!LAの三人組ニュー・バンドPOLLYN、フルアルバムからの先行12"EP、勿論オシはその MOODYMANNリミックス!超限定盤につきお見逃し無く!

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STILL GOING

STILL GOING D117 STILL GOING / US / 2012/3/28 »COMMENT GET MUSIC
ERIC DUNCAN(RUB N TUG)とNYのプロデューサー/コンポーザーOLIVIER SPENCERによるユニット=STILL GOINGがオウン・レーベルを始動!サイケ0ニュー・ウェイブ感覚を漂わせたディスコ・ダブ推薦盤!はやくも海外では著名DJ陣の中で話題となっている模様です。

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MO KOLOURS

MO KOLOURS EP2 : BANANA WINE ONE HANDED MUSIC / UK / 2012/3/27 »COMMENT GET MUSIC
昨年リリースのデビューEPも衝撃的すぎたマルチ・クリエイターMO KOLOURSセカンド・リリース!その独特のアフリカン・ビート・ミュージックがさらに研ぎ澄まされた、これまたスゴイ一枚に仕上がってます!

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V.A.

V.A. AHYEWA SOUNDWAY / UK / 2012/3/16 »COMMENT GET MUSIC
QUANTICエディット収録!アンディスカヴァリーな上質ワールド/辺境ミュージック復刻の権威<SOUDWAY>からDJユースなアフリカ物 リエディット12"到着しました!純粋な発掘/復刻リリースも良いですがこういったエディット処理後の使える12"がDJ的には嬉しい限りです◎ 推薦盤!

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PHIL WEEKS

PHIL WEEKS RAW INSTRUMENTALS ROBSOUL / FRA / 2012/3/28 »COMMENT GET MUSIC
推薦盤!先行プロモ12"も好評の中2LPフルアルバム!カットアップ/エディット・スタイルで展開するMPCサウンドのヒップな極太ダンス・グ ルーヴ◎最近のANDRESワークスともリンクするイナたい鳴りのざらついた丸みのあるサウンドが好感触なグッド・ロウ・インスト・トラック集!

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LIQUID CRYSTAL PROJECT

LIQUID CRYSTAL PROJECT LCP 3 POLAR / GER / 2012/3/21 »COMMENT GET MUSIC
USの敏腕プロデューサーJ.RAWLSが指揮を執るLIQUID CRYSTAL PROJECTサード・アルバム!90'Sヒップホップのインスト・ジャズ・リメイクを中心とした極上盤◎先行シングル・カットされたDE LA SOULトリビュート・ナンバーをはじめ、今作でもそのヒップホップ愛が滲み出た絶品インスト・ジャズ・ブレイクスをたっぷり全15曲収録!

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JOAQUIN JOE CLAUSSELL

JOAQUIN JOE CLAUSSELL UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS VERY LIMITED 7" PACKAGE SACRED RHYTHM MUSIC / US / 2012/3/1 »COMMENT GET MUSIC
推薦盤!「UNOFFICIAL EDITS AND OVERDUBS」シリーズからリミテッド7"!レアグルーヴ・クラシックのグレイト・リエディッツ!共に7分越えのDJユース仕様です◎

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ONUR ENGIN

ONUR ENGIN MUSIC UNDER NEW YORK GLENVIEW / US / 2012/3/11 »COMMENT GET MUSIC
エディット・シーンの超新星ONUR ENGINのファースト・アルバムが緊急リリース!定番クラシックスをニュー・ディスコ/ビートダウン/ブレイクビーツ/ダウンテンポetc..とDJ ユースなフォーマットにリエディット仕上げた絶品トラックが並ぶ抜群の内容でございます◎
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