「AY」と一致するもの

TETSUJI TANAKA - ele-king

日本のD&B/DUBSTEPの総本山、11月で15周年を迎えるDBSがビッグカムバック!UKベースミュージック界の頂点DJ ZINC、世界一のターンテーブリストDJ KENTAROを向かえ、世界最高峰のビッグベースセッションズを9/17に開催決定!!もちろんテツジタナカも出演しますので是非!
https://www.dbs-tokyo.com/top.html

DRUM&BASS SESSIONS 15th.Anniversary Countdown!! [1996-2011]
DBS presents "BIG BASS SESSIONS"
feat. DJ ZINC + SCRIPT MC / DJ KENTARO / with: Eccy / Dj P.O.L.Style / DJ MASSIVE
vj/laser: SO IN THE HOUSE
B3/SALOON: TETSUJI TANAKA, DJ MIYU, ENDLESS , ATSUKI (MAMMOTHDUB)
2011. 9.17 (SAT) @ UNIT open/start 23:30
adv.3300yen door 3800yen info. 03.5459.8630 UNIT

日本唯一のドラムンベース専門ラジオ番組"TCY RADIO TOKYO LOCALIZE!!"が8/10より毎週水曜日22時〜24時にてレギュラー・オンエア!!
TCY RADIO TOKYO LOCALIZE!!
DRUM & BASS SHOW BY TETSUJI TANAKA & MC CARDZ
https://www.tcyradio.com
https://mixlr.com/tcyradio
https://twitter.com/TETSUJI_TANAKA

TETSUJI TANAKA DRUM & BASS DJ CHART


1
ATARI TEENAGE RIOT - Black Flags -TAKU RMX

2
T-AK & TOBY - Electric Dejavu - fragrence records dub

3
DANNY WHEELER & THE SUITBOYS aka TAKU TAKAHASHI -Let It Flow

4
CAMO & KROOKED - In The Fall ft FUTUREBOUND & JENNA G - HOSPITAL

5
GENETIC BROS - Everyday Of My Life -VIPER

6
SUB FOCUS - Stomp -RAM

7
NETSKY - The Lotus Symphony - HOSPITAL

8
N-PHECT & FOURWARD - Without Your Touch -FOKUZ

9
PROTOTYPES - Your Future -SHOGUN AUDIO

10
RAZE - Break 4 Love(BLAME RMX) -CHAMPION

SAY IT LOUD! - ele-king

 ユニットに到着したのは3時半だった。すでに何人かの子供たちがDJのビートに反応していた。子供たち......というは本当に子供たちのこと。20年前は、ある特定の世代しかいなかったクラブ・カルチャーも、ここには6歳以下の子供から20代、僕のような40代までと幅広い層がいる。

 脱原発の動きも、この数か月のあいだに大衆運動として根付きつつあるように思える。が、そのいっぽうで、この日に集まった同世代と話ながら「いつまでこの意識を持続できるかがポイントだよね」という言葉がいろんな人から聴かれたように、80年代末の過ちは繰り返したくないという思いも強いようだ。
 でもまあ、しかしですよ......ちょうどこのイヴェントの2日前に渋谷のライトハウス・レコードに入ったらニューヨークからやって来たアレックス・フロム・トーキョーと会って、「日本はどうなってしまうのか心配で......」と気の良いフランス人が言うので、「いやー、日本はどうなるかわからないけど、日本のDJカルチャーの意識の高さは素晴らしいよ。彼らと同時代を生きていることを誇りに思うよ」と言ったばかりだった。いまこの国のDJカルチャーの何人かは勇気をもって意見を言って、社会運動への関心の高さを身をもって示している。
 〈SAY IT LOUD!〉は、テクノDJのタサカとムーチーのふたりを発端にはじまった、要するに「原発問題を考える」パーティだ。クラブのパーティにおいて「考える」ことが矛盾しないのは、そこが「集まる」場所でもあるからで、クラブ・ミュージックのリスナーがいまもっとも関心のある社会問題について意見を述べ合い、意識を共有することは本当に素晴らしいことだと思う。

 オープニングDJのワン・ドリンクが終わると、タサカと岡本俊浩氏の紹介で、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏とメディア・ジャーナリストの津田大介氏との対談がはじまった。このときがもっともフロアが埋まっていたわけだが、対談の内容は現状確認といったところだったが、質疑応答がなかなか熱く、「菅首相は支持すべきか」「廃棄物の処理に関してはどう考えるか」「信用すべき企業は?」「どこのメーカーの家電は買うべきではないか?」などなど、けっこう具体的な質問が途絶えなかった。なかにはアメリカ国債に関する質問する人までいて、まあ、自分のように株なんかには無興味な人間にはどうでもいい話だが、それでも幅広い角度から原発問題への関心が集まっていることが浮き彫りになったことはたしかだ。
 その後は、クボタタケシ、DJケント、そしてタサカへとDJは繋がれて、夜の10時にパーティは終わった。夕方過ぎまでダンスフロアを占拠していたのは子供たちで、その微笑ましい光景を眺めながら大人たちは「原発やめろ」じゃなくて「やめよう」って言ったほうが印象良くない? とか、実際に福島に行った人たちのさまざまな感想(本当はそれはいろんな言葉があった)とか、いろんな話が飛び変わっていた。当たり前の話だが、みんな真剣なのだ。

 8月27日にも渋谷でデモがあり、また9月11日は素人の乱主宰のデモがある。9月19日はでっかいのがあるし......そうしたデモはもちろん重要だが、しかし、今回の〈SAY IT LOUD!〉のように、政治の側から提案されたイヴェントではなく音楽の側からことをおこしていることが我ら音楽ファンにとっては心強いし、より身近に感じることができる。
 〈SAY IT LOUD!〉、ぜひまたやって欲しいし、みんなでこのパーティを盛り上げていけたらと思う。

Chart by Underground Gallery 2011.08.11 - ele-king

Shop Chart


1

JERRY WILLIAMS

JERRY WILLIAMS Ease On Yourself (ghost town) »COMMENT GET MUSIC
DAVID MANCUSO、DJ HARVEY、IDJUT BOYS、PRINS THOMAS、FRANCOIS.Kなど、ここでは紹介しきれない程、沢山のDJ達がプレイしまくっている、話題作が遂に入荷!過去のリリース、そのいずれもが大ヒットを記録したNYの大人気リエディットレーベル[Ghost Town]新作は、既に上記著名DJ陣もビッグサポート中の超・超・超話題作!何と言ってもお勧めは、[Flexx]や[Hands Of Time]、[Sentrall]、[Adult Contemporary]からも作品を残す、カリフォルニアのプロデューサーTHE BEAT BROKERが、ERIC CLAPTONらにも楽曲を提供していた事でも知られる、スワンプ・ロック界の雄 JERRY WILLIAMSの79年リリース作「Gone」に収録されていた「Ease On Yourself」のリミックス A1。オリジナルの情熱的なファンク・ロックな雰囲気はそのままに、サイケデリックな鍵盤やエフェクティブなリフなどを鳴らし、程よく緩いバレアリック感を抽出させた、傑作ダブ・ブギー・ディスコに仕上げています。既に国内外を問わず、色々なDJ陣が各地でプレイしまくっているようですので、聴いた事があるという人も本当に多くいるはず!1stプレス盤は即完売、リプレス待ちの状態だっただけに、買い逃していた人は絶対にこの機会をお見逃し無く!!またカップリングには、同曲のオリジナル B2に加え、同アルバム収録の「Call To Arms」のDENNIS KANEリミックスを収録。オススメ!

2

 JEFF MILLS

JEFF MILLS 2087 (AXIS) »COMMENT GET MUSIC
JEFF MILLS「The Power」に続く、完全限定アルバム「2087」完成!1966年に公開されたクラシックS.F 映画「Cyborg(サイボーグ): 2087」の架空のサウンド・トラックとして制作された今作、繊細で深淵な電子音によって描かれた、神秘的な音風景により、映像的なイメージが喚起されてく、コンセプチャルな作品。

3

 TRY TO FIND ME

TRY TO FIND ME I'm Dancer / Needs Ending (Golf Channel) »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYのパワープレイが話題となった前作「Get To My Baby-TBD Extension」でお馴染みのTRY TO FIND ME、待望の最新作! NYの鉄板地下レーベル[Golf Channel]新作は、LEE DOUGLASとのTBD名義でも活躍する JUSTIN VANDERVOLGENのリエディットプロジェクト TRY TO FIND ME。今回はSide-Aで、炸裂系のドラムグルーブにエッジの効いた80'sなギタープレイを響かせた、ロッキンディスコ「I'm Dancer」。Side-Bには、メランコリックなメロディー、ソフトな女性ヴォーカルが◎なレイト・ドリーミーなバレアリックディスコ作「Needs Ending」。どちらもそれぞれの場面に応じたキラーチューンになりそうですね〜。

4

VLADISLAV DELAY QUARTET

VLADISLAV DELAY QUARTET Vladislav Delay Quartet (Honest Jon's) »COMMENT GET MUSIC
話題の即興四重奏、VLADISLAV DELAY QUARTETデビューアルバム! ここ最近はMORITZ VON OSWALD TRIOのメンバーとして活動をしてきた、フィンランドのダブテクノ第一人者、VLADISLAV DELAYが、元PAN SONICの奇人MIKA VANIO、アルゼンチン人ミュージシャンのLUCIO CAPECE (ソプラノサックス/バスクラリネット)、"Improvised Music From Japan"のコンピレーションにも参加経歴を持つインプロヴァイザーDEREK SHIRLEY(ベース)を率いて、VLADISLAV DELAY QUARTETを結成! 旧ユーゴスラビア、セルビアのベオグラードにある、元ラジオ局だったというスタジオにて、僅か一週間で録音されたという今作、アコースティックとエレクトロニックが同居した、フリーインプロヴィゼーションを展開。

5

JAMES BLAKE

JAMES BLAKE Order / Pan (Hemlock Recordings) »COMMENT GET MUSIC
ベースの振動の聴け!!出来るだけ爆音でどうぞ...。 少し遅れていましたが、この夏の話題盤、やっと入荷しました!説明不要の若き天才JAMES BLAKEの最新12インチ!これがかなり実験的かつドープでヤバい!!アルバムで魅せたような、ソウルフルなヴォーカルは一切なく、ベースの振動とリズムのみに焦点を当てた、新境地といえる問題作!無駄を徹底的に省き、ベースの鳴りを追求した、とにかくヘビーな一枚!家庭用のオーディオ機材で、どれくらい再生されるのかは、判りませんがが、凄い音がなっています。出来るだけ爆音でどうぞ

6

HEROES OF THE GALLEON TRADE

HEROES OF THE GALLEON TRADE Neptunes Last Stance (Golf Channel) »COMMENT GET MUSIC
限定盤!レーベル買い出来る数少ないレーベルの一つ、UGヘビー・プッシュのN,Yアンダーグラウンド[Golf Channel]新作は、70'sクラウト/サイケロックな1枚。 同レーベル4番に登場していたSEXICANことGALLEON TRADEと、レーベル13番に登場していたGHOST NOTEのCHRIS MUNZOによるユニットHEROES OF THE GALLEON TRADEによる作品。Side-Aでは、泣きのギターリフが印象的なブルージーでフォーキーなアコースティック・サイケ・ロックナンバー「Neptunes's Last Stand」。QUIET VILLAGEや[Whatever We Want]作品、70'sロック方面の方には特にオススメですね〜。Side-Bでは、軽やかなパーカッションを鳴らしたハウストラックに浮遊感のあるスペーシーなコズミックシンセ、ディストーション・ギター、[Flying Dutchman]で知られる 超大御所ジャズ・ヴォーカリストLEON THOMASの歌声、トランペットを交えた コズミック・ハウス作「Winter Island Romance」。どちらも間違いありません!当然、今回も超一押しです!

7

PARRIS MITCHELL

PARRIS MITCHELL Juke Joints Vol.1 (Deep Moves) »COMMENT GET MUSIC
94、5年頃、DERRICK MAYがヘビー・プレイしたカルト・シカゴ・チューンが復刻! うぉー!!これだったんだ!DERRICK MAYが、[Dance Mania]や[Relife]辺りのシカゴ・ハウスを連発していた94、5年頃に、毎回欠かさずプレイしていた、ジャッキン・ハウスが復刻! 94年に[Dance Mania]からリリースされた2枚組「Life In The Underground」から、4曲が抜粋されて復刻!何と言ってもA2に収録されている「Rubber Jazz Band」がイチオシ!ジャジーなウッド・ベースとチープにフランジングするウワ音のみで超ファンキーに攻めるシカゴ・チューン!94、5年頃のDERRICK MAYのDJプレイで、欠かさずプレイされていいました!個人的にも15年以上探していたので、これは本当に嬉しい

8

2000 AND ONE

2000 AND ONE Kreamm (Bang Bang!) »COMMENT GET MUSIC
VILLALOBOSとLUCIANOが"B2B"でプレイしている、TYREE「Video Clash」 のカヴァーがコレです! 既にヨーロッパで話題となっているキラー・チューン![100%Pure]のディスコ・ライン人気レーベル[Bang Bang!]の新作は、ボス2000 & ONE自らが、いろんな意味で強烈な一枚をドロップ!シカゴ・クラシック古典、TYREE「Video Clash」 の、カヴァー?リメイク?リミックス?リエディット?コピー? 笑いが出るくらいに「Video Clash」 なんですが、とにかくカッコイイです! ヴァイナル・オンリーです!

9

PIGON

PIGON Sunrise Industry (Dial) »COMMENT GET MUSIC
両者共にソロ活動が活発化し、各自順調な活躍を魅せていた、EFDEMINとRNDMコンビが久々にPIGON名義で新作をリリース!温度感もテンションも「絶妙」!決して熱くならない、程良い高度感を保ちながら、淡々とビートを刻んでいく「Painting The Tape」、丁寧な音響工作も光る、アトモスフェリックなディープ・テクノの「Sunrise Industry」、拍子木のような音が、巧みに変化そながら転がっていく「Flip_Over Pill」など、全曲完璧!

10

REWARDS

REWARDS Equal Dreams (Dfa) »COMMENT GET MUSIC
BEYONCEの実妹 SOLANGE KNOWLESをフィーチャーした ソウルフルなNu-Disco作!コレ、本当にオススメです! TEST ICICLESの元メンバーとしての活躍でも知られる DEVONTE HYNES新作が NYの名門[Dfa]から登場。何と言ってもオススメは、Side-Aに収録されたタイトル作「Equal Dreams」で、グルーヴィーなブギーファンクグルーブとメランコリックな鍵盤、生っぽいフルートなどが交差するトラックに、ソウルフルな歌声を響かすSOLANGE KNOWLES嬢のヴォーカルが見事にハマる、Nu-Disco〜Deep House方面にかけて幅広くオススメしたい 超大推薦作!!カップリングには、同作のインストと、80年代のシンセポップな雰囲気を感じさせる「Asleep With The Lights On」。是非、チェックしてみて下さい!

Chart by STRADA 2011.08.09 - ele-king

Shop Chart


1

HIROSHI WATANABE

HIROSHI WATANABE ISOLATED SOUL-KUNIYUKI REMIX UNDERTONE(UK) / »COMMENT GET MUSIC
新興レーベルUNDERTONE RECORDINGSの初12インチ・リリースは日本が世界に誇るアーティストHiroshi Watanabe aka KAITO!パーカッシヴでアフロ・ダブ・テイストなKUNIYUKIによるリミックスを収録!繊細でグルーヴィーなディープ・ハウスのオリジナルもグッド!

2

TORN SAIL

TORN SAIL BIRDS(COS/MES & FRANKIE VALENTINE REMIXES) CLAREMONT 56(UK) / »COMMENT GET MUSIC
スライド・ギターの音色に心地良いパーカッションやダビーに処理された男性ヴォーカルにハマるCOS/MESによるリミックスがオススメ!ベテランFrankie Valentineによるノリの良いフォーク・ロック調のミックスもナイス!

3

TRY TO FIND ME

TRY TO FIND ME TRY TO FIND ME VOL.3 GOLF CHANNEL(US) / »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYらもプレイし大ヒットとなった「Get To My Baby」で知られるユニットTry To Find Me(Justin Vandervolgenによる変名ユニットという噂)の第3弾12インチ!エレクトリックなベースを軸にギターやパーカッション、男性ヴォーカルが絡むファンキーなディスコ・チューンのA面、メロディアスでムーディーな女性ヴォーカルもののミッド・テンポもののB面共に◎!

4

PAPERCLIP PEOPLE

PAPERCLIP PEOPLE 4 MY PEEPZ-DUBFIRE REWORK PLANET E (US) / »COMMENT GET MUSIC
Carl Craigによる変名プロジェクトPAPERCLIP PEOPLEの98年リリースの名作「4 MY PEEPZ」に新たなリミックス・ヴァージョン登場!DUBFIREがグルーヴィーで図太いトラックにアップデートしております!これは盛り上がる!

5

S.A.S.

S.A.S. ARE YOU SATISFIED E.P. FOOT & MOUTH(UK) / »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYがリミックスしたことでも知られる89年のシカゴ・ハウス・クラシックス『HOUSE NATION UNDER A GROOVE』を含む初期ハウスのリエディット4曲入りの12インチが登場!オールドスクール&クラシカルな雰囲気はそのままに、現在のフロアでバッチリつかえる様チューニングされたオススメの一枚!RADIO SLAVEらが絶賛サポート!

6

ROBERT OWENS

ROBERT OWENS ONE BODY:INTERPRETATIONS EP NEEDWANT(UK) / »COMMENT GET MUSIC
ハウス・ミュージック黎明期から常に活躍しているベテラン・シンガーROBERT OWENSがナントNicholas、Mario Bassanov、Kaineといった新世代のアーティスト達を随え、強力な12インチをリリース!Nicholasらしいヘヴィーでちょっと遅めの90'sハウスっぽいミックスを筆頭に、各人気合の入ったシカゴ・ハウス・テイストな仕上がり!

7

JOHNWAYNES

JOHNWAYNES LET'S GET LOST VOL.8 LET'S GET LOST(UK) / »COMMENT GET MUSIC
絶好調のLet's Get Lost第8弾は第7弾に引き続きJohnwaynesが担当!アフロ・テイストなコズミック・チューンJasper Van't Hof「Hoomba Hoomba」のエディットをはじめ、恐ろしくドープに生まれ変わったGwen McCrae「Funky Sensation」、図太いベースが圧巻のダブ~レゲエ・ハウスのB2と、今回も大充実の内容!

8

CITY 2 CITY

CITY 2 CITY CITY 2 CITY BALANCE(FR) / »COMMENT GET MUSIC
CHEZ DAMIERが主宰するBalance Recordingsからデトロイト・テクノのフレイヴァー満開の1枚登場!CITY 2 CITYというユニット名からしてURのGalaxy 2 GalaxyやWorld 2 Worldを連想させますが、そんなネーミングを名乗るだけあって、クオリティーの高いディープで洗練されたデトロイト・テクノ~ハウスを展開しております!

9

ASHFORD & SIMPSON

ASHFORD & SIMPSON ONE MORE TRY-DIMITRI FROM PARIS EDIT WARNER (US) / »COMMENT GET MUSIC
RhinoレーベルからリリースされたAshford & SimpsonのCDにのみ収録されていた(アナログ・ボックス・セットには未収録)「One More Try」のDimitri From Parisによるエディット・ヴァージョンがアナログ12インチになって登場!ダンサブルなビートに強化された好エディットだっただけにこれは嬉しいアナログ化!しかもオリジナルの12インチ・ヴァージョンも収録されております!

10

MTUME

MTUME SO YOU WANNA BE A STAR EPIC (US) / »COMMENT GET MUSIC
【DANNY KRIVITプレイ!】オリジナルUS12インチはプロモ・オンリーのためレアな1980年の名曲が再発!メロディアスで伸びやかな女性ヴォーカルも最高な一発!同じく80年制作のファンキーな作品「Give It On up」をカップリング

FUJI ROCK FESTIVAL '11 - ele-king

 日本には2、3万人ほど、盆休みよりも7月最終週の週末に休みを必死で取る人種がいる。彼らにとって、いや僕たちにとって苗場は故郷のようなもので、日本で最大級の野外フェスティヴァルであるフジロックフェスティヴァルが開かれるその週末は、ほぼ必ずそこに「帰省する」ことになっているのだ。

 僕が初めてフジロックに参加したのは2003年のことで、当時18歳の僕は大阪から12時間ほどかけて青春18切符で苗場にひとりで行った。僕なりにいろいろと調べて行ったつもりだったのだけれど、それでも認識が甘かった。眼鏡が吹っ飛んで壊れ、姉のスペイン土産だった腕時計も吹っ飛んで壊れ、両足靴擦れで流血し、ペース配分もよく分からないまま初日から雨に打たれまくり3日目の昼間には草むらで気絶していた。で......アンダーワールドとビョークを、それはたくさんの人がいる山の中で興奮して叫んで踊りながら観た。いい大人が心の底から楽しんでいる、開放されている姿をひたすら見続けた。こんな場所がこの日本にあることが10代の自分には衝撃的で、それからは絶対にここに毎年戻ってこようと誓ったのだった。
 以来、毎年欠かさず僕はフジに参加している。大学生の時はテスト期間と重なっていたから、夜行で大阪まで帰って来て大学の水道で頭を洗っていた。前夜祭で踊る苗場音頭は、確実に上達していると思う。いったい何本のライヴを観たことだろう。

 しかし慣れというのは恐ろしいもので、特にここ数年フジロックに大きな驚きを覚えなくなっている自分を発見しつつある。雨が降ってもそれに十分対応できる装備もあるし、ご飯は何が美味しいのか知っているからほとんど毎年同じメニューになってきている。体力の配分も掴んでいるし、テントを立てる場所も大体決まっていて、いつも利用している風呂屋の割引券まで持っている......。はじめの興奮があまりに大きかったために、なんだかもったいないことをしているような気がするのである。無理せず快適に、だらだらと......それでいいのか俺は? とふと思うときがある。18歳の僕がいまの僕のフジでのだらだらした過ごし方を見たならば、きっと文句を言うだろう。
 思うにこれは僕だけでなく、ここ数年のリピーターだらけの、そして年齢層が高めになりつつあるフジロック全体に言えることではないだろうか。オーディエンスのほとんどは野外フェスティヴァルでの過ごし方を熟知していて、無理なくそれぞれの楽しみ方をしている。その光景は気持ちのいいものだが、まったく個人的にはそろそろ新しい驚きがあっていいようにも思える。
 とはいえ、それは日本のフェス文化が成熟した証でもある。僕自身、フジぐらいでしか会えない知人や友人もずいぶん増えたから、彼らと会って酒を飲んだり近況を聞いたり音楽の話をしたりできるだけでも、充実した過ごし方をしていると言える。1年に3日間だけ出現する音楽好きの村のようなものだと思えばいいのだろう。子連れの姿がここ数年特に目立っているが、子どもたちが山で遊んでいるのを見ていると、あたかも親戚のようにその成長が楽しみになってくる。フジロックは日本では有数の、一種のコミュニティのようなフェスティヴァルだ。いまでは、それこそが最大の魅力だろう。

 今年も基本的にそんな感じだった。ざっと見る感じほとんどのオーディエンスは慣れた様子だったからリピーターだったろうし、雨と泥にもレインコートと長靴で難なく対応していた。初対面でも機会があれば話したりもするし、酔っ払いも多い。いい大人たちの開放的な姿、それは毎年変わることはない。
 ただし、今年は震災があってNGO団体からのメッセージは震災復興と脱原発が主であった。国内外問わずアーティストからのメッセージもあった。たくさんの人びとが集まる場でいまいちど我々が直面していることを共有するのは価値のあることだと思う。

 今年で9回目の参加となる僕は、輪をかけてだらだらしていた。いつもなら暑さのせいでテント生活では8時には嫌でも目が覚めるのだけど、天候が優れなかった今年は連日11時ぐらいまでは寝ていた。1日目深夜は一児の父の33歳の友人の「5時からシステム7を観ようぜ!」との誘いを無視して3時過ぎには寝たし、2日目深夜は「朝まで酔っ払って踊りたい」と言う同い年の友人をほったらかして寝た。33歳は泥だらけのオレンジコートで深夜に筋金入りのパーティ・ピープルときつい雨に打たれながら踊ったらしく、26歳は酔っ払ってその辺で寝潰れて救護のひとに思い切りビンタされて起こされたらしい。あー、僕よりフジを満喫しているなあー、と思ったが、まあ僕はテントでぐっすり寝て快適だった。
 彼らに比べれば僕は真面目に昼ごろからライヴを観ているほうなので、アクトについては書き出すとキリがないけれど、やはり印象に残ったものについては書いておきたい。

 初日は雨がしとしとと降り続けていたが、グリフ・リースの人柄が滲み出たサイケ・ロックの温かさとロン・セクスミスの深い歌声に嬉しくなって大して気にならなかった。それに、アークティック・モンキーズの堂々たる成長にも目を剥いた。たしか数年前に観たライヴではもっと照れがあったというか、アレックス・ターナーがもっと少年ぽかったはずだ。が、ずいぶん精悍にスターらしい佇まいになっていて、あの甘い声とドライヴィンなロックンロールを真正面から鳴らしていた。CSSの超元気なライヴを観てゲラゲラ笑った後には、ウォッシュト・アウトの大人気ぶりに驚かされた。5人編成のバンドのライヴは音源のフワフワ感よりも圧倒的にアグレッシヴでその分大いに盛り上がっていたが、どこか拙さを残したもので......やっぱり僕はそこが気になって乗り切れなかったが、チルウェイヴの日本での人気の高さは分かった。続くSBTRKTは丁寧にもマスクをつけて現れ、マッシヴなビートと複雑なエレクトロニクスをあくまで洗練された手つきで鳴らして、しかも生ドラムとサンファの生のヴォーカルでソウルフルにダイナミックにフロアを揺らしていて、こちらは僕も踊りまくったのだった。フォー・テットはこの前の単独のライヴの時よりもフロアライクだったように思うのだけれど、このとき僕は酔っ払った外国人グループに絡まれてぬるいビールを飲まされていたので記憶が曖昧である。友人と「良かったなー、良かった良かった」と言っていたのは覚えているのでたぶん良かったのだろう。XXのジェイミーのDJも途中まで観ていて「おーかっこいい」と思った気がするのだけれど......。

 2日目は昼過ぎまでぐだぐだしていたけど、ちゃんと観たバトルスは春に観たときよりもかなりまとまっていた。ドラムのジョンはセクシーだし。でもタイヨンダイがいない"アトラス"はちょうどひとり分パートが簡略化されていて、それはちょっと寂しかった。夏野菜カレーを食べながら観たトッド・ラングレンは相当良かった。マイクスタンドを持ってポーズを決めたり、謎の踊りを披露したりと機嫌良く、声もかなり出ていたし、何よりその洒脱で甘い歌はいまこそ再評価されているのも十分頷けるものだった。ラングレンを泣く泣く途中で切り上げて観た、マーク・リーボウと偽キューバ人たちの情熱的な演奏も素晴らしかった。そして泥を長靴で踏みしめて踊りまくったコンゴトロニクスvsロッカーズ、アフロ・ポップとロックがごちゃ混ぜになったそのパワフルさが最高だった......こういうのはまさにフジならではだ。祭には打楽器が一番だ。

 3日目はハンバーガーを食べながら観たトクマルシューゴのギターのテクニックとバンドのアンサンブルの掌握ぶりに感服するところからはじまった。そしてビーチ・ハウス、これが予想以上に素晴らしかった。正直、もっとぼんやりしたライヴを想像していたのだけれど、バンドの最大の魅力、すなわちヴィクトリアの中性的な声が魅力的に響くように音のバランスが熟慮されているように感じた。ヴィクトリアが髪を振り乱しながらあの甘いメロディを歌えば、もう完全にあの『ティーン・ドリーム』の世界だ。溶けた。モグワイの轟音にいつもながら歓声を上げ、ケイクの相変わらずの哀愁とエンターテイメントを楽しんだ。しかし僕にとって、今年は何と言ってもウィルコだった。カントリーが背負う歴史の重みに新しい音を切り拓こうとする実験を乗せ、ときにパワー・ポップやアーシーなロックまでを行き来する音楽性の幅。そしてジェフ・トゥウィーディーがややかすれた声で柔らかいメロディを歌う。グレン・コッチェの多彩な音を叩くドラム! "ジーザス、エトセトラ"のブリッジのオーディエンスの合唱は、昨年の単独公演のときよりも、より熱を感じるものだった。

  僕らの愛/僕らの愛/僕らにあるのはその愛だけ
  僕らの愛/神の財産はその愛だけ/誰もが燃え上がる太陽

 ああそうか......と僕は思った。フェスティヴァルはオーディエンスのもので、音楽はそこに集まった人びとでたしかにシェアされる。それは実際にそこに集まり、体験しなければ実感できないものだ。その美しい夜を感じるために、僕はやはり来年もあの場所に帰ることだろう。

Chart by JET SET 2011.08.08 - ele-king

Shop Chart


1

TORN SAIL

TORN SAIL BIRDS REMIXES »COMMENT GET MUSIC
サイキック・バレアリカ日本代表、Cos/Mesによるグレイテスト・リミックス収録!!Smith & Mudd一派のSSW、Huw Costin率いるニュー・プロジェクトTorn Sailによるデビュー・シングル"Birds"のリミックスEP。もはや説明不要のCos/Mes、さらにUKハウスを代表する重鎮Frankie Valentineによる豪華二本立て!!

2

SLOW MOTION REPLAY PRESENTS DUNK SHOT BROTHERS

SLOW MOTION REPLAY PRESENTS DUNK SHOT BROTHERS RUN IN THE HOUSE / JAMBE! »COMMENT GET MUSIC
Slow Motion Replayによるマッシュアップ専科シリーズ第2弾! 注目はJB'z"I'll House You"が華麗なブラジリアン・ジャズファンクVer.に変貌したA1!

3

SUZANNE KRAFT

SUZANNE KRAFT GREEN FLASH EP »COMMENT GET MUSIC
Chill Rave? Pill Wave? Running Backから何ともイイ感じの1枚が登場。Discotheque Recordsから発表したCDR、カセット・テープでにわかに注目を集めたLA発の新進プロデューサーD. E. Herreraによる1st.ヴァイナル・リリースは既に名門の風格のRunning Backから。

4

CHICAGO DAMN

CHICAGO DAMN DIFFERENT WORLDS »COMMENT GET MUSIC
話題のミステリアス・アクトChicago Damnが"Claremont 56"のリエディット部門から渾身の1トラックをドロップ!!Jazによる前作"Soopahluv"も好評を博しているClaremont 56傘下"Sixty Five"から早くも新作エディットが到着です。

5

BENOIT & SERGIO / SLOW HANDS

BENOIT & SERGIO / SLOW HANDS COVERS EP »COMMENT GET MUSIC
Wolf + LambメンバーGadi Mizrahi主宰Double Standard新作は、Benoit & Sergio、Slow Handsというポッセによる驚きのカヴァー・トラックをカップリングした限定10"ホワイト・ヴァイナル!!

6

MURO

MURO THE B-SIDE WINS AGAIN »COMMENT GET MUSIC
これまでサントラで使われていたヒップホップ楽曲をいつかミックスしてみたい...。Muro氏が今まで温めてきた企画が遂にベールを脱ぎます! 全ヒップホップ、ブラック・ミュージック・ファン必聴です!

7

HUDSON MOHAWKE

HUDSON MOHAWKE SATIN PANTHERS »COMMENT GET MUSIC
盟友Flying Lotusと共にニュービート・シーンを築き、Mark RonsonやJamie XX等と共に最も注目される新世代プロデューサー、Hudson Mohawke最新作アナログ・エディションが到着。

8

RAPTURE

RAPTURE HOW DEEP IS YOUR LOVE? »COMMENT GET MUSIC
片面収録のプロモ盤も大好評だったThe Rapture久々の新曲が遂に正規リリース。プロモ盤収録のオリジナルに加えて、The Emperor Machine(Andy Meecham of Chicken Lips)による強力なリミックスを収録した文句なしのマスト・バイ・アイテムです!!

9

AFRIKA BAMBAATAA, CHARLIE FUNK & THE MIGHTY MOCAMBOS

AFRIKA BAMBAATAA, CHARLIE FUNK & THE MIGHTY MOCAMBOS ZULU WALK »COMMENT GET MUSIC
全作大ヒットのMighty Mocambosの新曲は、ドファンキーな演奏をバックにAfrika BambaataaとCharlie Funkが歌ってラップする、超キラーな1曲!!

10

ONUR ENGIN

ONUR ENGIN EDITS VOL.4 »COMMENT GET MUSIC
Disco DevianceからのPatrice Rushen"Number One"を調理した前作も大好評、オブスキュアなネタ探しに奔走するシーンを尻目に、誰でも楽しめる王道のネタ選びで高いクォリティのリリースを続けるOnur Enginにょる主宰レーベルからの第4弾。

Chart by JAPONICA 2011.08.06 - ele-king

Shop Chart


1

HIKARU

HIKARU LAID BACK TOWN SMR / JPN / 2011/7/29 »COMMENT GET MUSIC
「SUNSET MILESTONE」の爆裂ヒットから約一年、来ましたHIKARUさん待望のニュー・ミックスは意外やSLOW MOTION REPLAYが始動させた<SMR>から到着!一日中リピート再生しちゃってください。この真夏時期、体感温度きっと下がります。 JAPONICA激推薦ミックス!

2

TORN SAIL

TORN SAIL BIRDS REMIXES CLAREMONT 56 / UK / 2011/8/4 »COMMENT GET MUSIC
先頃、<CLAREMONT 56>よりリリースされ話題を呼んだデビュー12"「BIRDS」のリミックス盤が登場!スライドギターにハスキーなボーカルが哀愁を誘うウエストコース ト・ロック~カントリー・ロックなオリジナルを世界中から注目を集めるCOS/MESと、UKハウスの大ベテランFRANKIE VALENTINEがリミックス!

3

CHICAGO DAMN

CHICAGO DAMN DIFFERENT WORLDS SIXTY FIVE / UK / 2011/8/4 »COMMENT GET MUSIC
<SIXTY FIVE>第7弾は<MERC>からのデビューで注目を集める新鋭CHICAGO DAMN!MARK E直系、ダビーでスモーキーなズッシリ重厚なビートにシャッフル気味のピアノ・ループでグルーヴィにぐいぐい引っ張り、ピアノブレイク~ソウルフルな ヴォーカル・サンプルで一気に盛り上げるビートダウン・エディット傑作!

4

V.A.

V.A. SHOES OFF EP HOUSE OF DISCO / UK / 2011/8/3 »COMMENT GET MUSIC
NICHOLAS、PSYCHEMAGIK等、現行ニュー・ディスコ/リエディット・シーンを彩る精鋭4組によるオムニバスEP!新興レーベル <HOUSE OF DISCO>第1弾。

5

COS/MES & CHIDA

COS/MES & CHIDA 12 INCHES FOR JAPAN ESP INSTITUTE / UK / 2011/8/3 »COMMENT GET MUSIC
COS/MESを世界規模へとフックアップしたLOVEFINGERSが主宰する<ESP INSTITUTE>より、震災後の日本復興へ向けて送るその名も「12 INCHES FOR JAPAN」第1弾。ワールドワイドに注目を集めるCOS/MESと<ENE>主宰CHIDAの大注目ジャパニーズ・スプリット盤。

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PATCHWORKS

PATCHWORKS TRIBUTE TO GIL SCOTT HERON HEAVENLY SWEETNESS / FRA / 2011/8/3 »COMMENT GET MUSIC
タイトル/ラベルからもお分かり、先日惜しくも急逝したGIL SCOTT-HERONへ捧げた極上トリビュート・ナンバーで、JOHN COLTRANEとBILLY HOLIDAYへのトリビュートとして71年に発表した"LADY DAY & JOHN COLTRANE"をエレピ/フルートを織り交ぜたスピリチュアル・ジャズ・テイストのアレンジにて極上カヴァー!

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YA△MA

YA△MA BEFORE THE WIND COSMIC LAB / JPN / 2011/8/5 »COMMENT GET MUSIC
静かなイントロで幕を開け、涼しげで心地良いスロー・ハウスを中心にスムーシーにグルーヴ・アップ、現場プレイそのままのポジティブ・ヴァイブス を内包しつつ一気に駆け抜ける爽快ミックス!このミックスを聴いていると常にフロアを温かく優しい空気感で満たすYA△MAさんのDJ姿が目に浮 かびます。ドライブには勿論、部屋聴きにもばっちり。

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GROOVEBOY

GROOVEBOY GROOVEBOY EP3 UNKNOWN / US / 2011/7/21 »COMMENT GET MUSIC
80S'R&B名曲ALEXANDER O'NEAL feat. CHERELLE"NEVER KNEW LOVE LIKE THIS"をMARK E/EDDIE Cばりにざっくりとミニマル・ビートダウン化したA面"LOVE LIKE DIS"、そしてこちらも80S'ソウル名曲にしてサンプリング・ソースとしてもお馴染みのMTUME"JUICY FRUIT"を斬新にもレゲエ/ダブ・テイストでリコンストラクトしてしまったB面"WHAT U ARE"の今回も現行シーンの流れを的確に突いたDJフレンドリーな好エディットを披露の最高すぎる2トラック!

9

NEBRASKA

NEBRASKA DISPLACEMENT RUSH HOUR / NL / 2011/7/27 »COMMENT GET MUSIC
オリジナルな観点からデトロイト/シカゴ・エッセンスを取り込み独自のフュージョニック・ハウスへと昇華するプロダクション・ワークで絶大な支持を得る<RUSH HOUR>の人気者NEBRASKA、約3年ぶりとなる待望のセカンド・アルバムをドロップ!クラシカルな王道ハウス路線から昨今のポスト・ビートダウン 的トラックまでセンス良く仕上げた全8トラック、全くもってハズレは無し!

10

IFEEL STUDIO

IFEEL STUDIO MORGENGRUSS III INTERNATIONAL FEEL / URY / 2011/7/22 »COMMENT GET MUSIC
入荷とともに姿を消したまさに幻の第1弾同様現行バレアリック最右翼的高水準サウンドを放つまたまた大注目の今作。WERNER HERZOG監督によるドイツ映画「AGUIRRE, THE WRATH OF GOD」のサントラにして同監督とも親交の深いプログレッシヴ・ロック・グループPOPOL VUHによるアルバム「AGUIRRE」収録曲"MORGENGRUSS Ⅱ"の続編的一曲で、雄大なギター/シンセの絡みに和みのある浮遊感が何とも言えない黄昏ムーディーな空気を創り上げる至高の逸品。

Toddla T - ele-king

 昔の話だが、ある女友だちから相談されたことがあった。彼女はいま言い寄られている男がいると、電話口で言った。その男のことは嫌いじゃないが、とくに好きでもないと彼女は打ち明けた。僕はそれで、彼女からいろいろとその男についての情報を仕入れた。そしてその男のレコード・コレクションについて突っ込んだところ、音楽の知識が豊富な彼女に対して男のほうのそれはあまりにも貧弱だということがわかった。「レゲエのレコードの1枚も持っていないような男とはつき合うなよ」というのがその晩の僕の結論だった。彼女はその言葉にものすごく納得した様子だった。そうね、ダブとロックステディの違いも満足にわからないような男じゃねと、彼女は言った。
 故トニー・ウィルソン(〈ファクトリー〉レーベルの創設者にして映画『24アワー・パーティ・ピープル』の主人公)に有名な言葉がある。「人は僕になぜマンチェスターからは良いバンドが生まれるんだ? と訊いてくる。答えは簡単だ。マンチェスターのキッズは、他のどの都市のキッズよりも良いレコード・コレクションを持っているからだ」
 僕にしてみたらこの発言は、UKの音楽シーン全体を言い当てているように思える。UKには他のどの国よりも良いレコード・コレクションを持っているキッズがいる(まあ、いまはデジタルの時代なのでレコード・コレクションではないのだが、しかしよく音楽を聴いているという点では昔と変わらない)。そうした"伝統"のなかで、とりわけUSのブラック・ミュージックとジャマイカ音楽のコレクションは、UKのポップ・ミュージックにおけるはっきりとした個性となっている。もう長いあいだそうなっている。これはもう、相変わらずの話だが、USのインディ・シーンが自国のブラック・ミュージックや距離的に近いジャマイカと繋がることはそうないが、より距離のあるUKにおいては、しかしより身近にインディ・シーンに影響を与えている。ジェームス・ブレイクにあってウォッシュト・アウトにないものは、USの主流のポップスであるR&Bからの影響である。ま、そういうわけで、トドラ・Tもまた、実にUKらしい魅力を持った作り手として僕はけっこう好きなのだ(JポップにもUSのブラック・ミュージックやジャマイカ音楽から影響されたというものがあるにあるが、おおよそ彼らの音楽には野太いベースもなければ唸るようなグルーヴもない、あるいはバカぎりぎりのファンキーさもない、見事に飼い慣らされているというか......)。

 トドラ・Tを特徴づけているのは何よりもまずはレゲエだ。とにかくダンスホールであり、そしてヒップホップとR&B......というとグライムのように思われるかもしれないが、トドラ・Tの音楽はつねにポップで、そして明るい。あの陰気な国にしては珍しくドライで、あの工業都市シェフィールド出身にしてはやけにアッパーで、ときに笑える。2009年にリリースされた彼のデビュー・アルバム『スカンキー・スカンキー』は、当時は「ダンスホールにおけるマイク・スキナー」と形容されたもので、昨年来日したときにそのことを本人に言ったところ「なぜそんな風に呼ばれたのかわからない」とこぼしていたが、それはもう、そのアルバムがスカンクを捲きながらゲラゲラ笑っているような、スカンキーな内容だからに決まっている。トドラ・Tの音楽の魅力とは、つまり、聴きながら1点を見つめてしまうようなものではないのだ。
 そういう意味では彼がルーツ・マヌーヴァから信頼され、また今回〈ニンジャ・・チューン〉に移籍したことも必然と言える。そして......彼のような根っからのパーティ野郎が、本当に20年ぶりのパーティの季節を迎えているUKにおいて新作を出したらどんなことになるか言うに及ばずだが......とにかくここにまた、時代が作らせたダンス・ポップのアルバムが誕生したわけだ。

 『ウォッチ・ミー・ダンス』が主張しているのは、どう考えてもレイヴ・カルチャーである。ルーツ・マヌーヴァが吠えているタイトル曲の"ウォッチ・ミー・ダンス"のファンキーなグルーヴ(リミックス盤ではアンディ・ウェザオールがセイバーズ時代を彷彿させるダンス・ヴァージョンを披露)、ショーラ・アマをフィーチャーした"テイク・イット・バック"の1992年スタイルのレイヴ・ポップ......あるいは"クルーズ・コントロール"のブレイクビーツ・ハウスや"バッドマン・フルー"におけるどや顔のダンスホール・スタイル......イギリスっていう国は景気が良いときにはブリット・ポップで、景気が悪くなればそれに比例するかのようにダンス・カルチャーが燃えたぎるようである。まあ、デヴィッド・キャメロン首も保守党とはいえ、なにげに大麻好きをほのめかしているし、妻は入れ墨を入れているし......、よくわからん。
 僕がもっとも好きなのはあざやかな赤色のカラー・ヴァイナルで先行リリースされた、ロイシン・マーフィーが歌っている"チェリー・ピッキング"。シンプルだがブリブリと唸るベースを前面に打ち出しながらレゲエのグルーヴを応用した、実にUKらしいキャッチーなシンセ・ポップである。ミズ・ダイナマイトが歌っている2曲----ラヴァーズ・ロック調のメロウな"ハウ・ビューティフル・イット・ウッド・ビー"とルーツ・レゲエ調の"フライ"も素晴らしい。『ウォッチ・ミー・ダンス』は確実にダンスのアルバムだが、良いレコード・コレクションに基づいた、サーヴィス満点の多彩な作品である。
 
 ところで、冒頭に書いたエピソードだが、僕の友人は、同じようなシチュエーションで「ジミヘンを知らないような男とはつき合うなよ」と言ったそうである。もちろんこいうのはある種のたとえ話で、まあ、人それぞれ言い方があるのだろうけれど、音楽とは応援するフットボール・チームの選択と違ってある程度の「a way of life」を示すものなのだ。
 

 なお、末筆ながら、最高に格好良かったフットボーラー、松田直樹選手のご冥福を祈りたい。

Chart by TRASMUNDO 2011.08.03 - ele-king

Shop Chart


1

BUSHMIND

BUSHMIND 『GOOD DAYS COMIN’』 GET MUSIC

2

HIRATUKA DECODER

3

ISEHARA KAIDO BOYS 3TRACKS CD-R(NOT FOR SALE)

4

MANKIND CLASSICS ZINE -DJ HIKARU MIX-

5

WD sounds×jo-G×michioshka PACK TEE SHIRTS

6

PURE LIBERATE HI DISGUST VOL.1

7

DJ FUNK ACE DANGEROUS RAGGA MIX

8

YAHIKO KUCHIBILL

9

PULLING TEETH funerary

10

sunouchi kemm Harmonic Partials

Chart by JET SET 2011.08.01 - ele-king

Shop Chart


1

HIROSHI WATANABE

HIROSHI WATANABE ISOLATED SOUL »COMMENT GET MUSIC
Kuniyuki、Kaoru Inoueによるリミックスを収録した強力12インチ!『Sync Positive』が好調なHiroshi Watanabeが次に放つのは、デジタル・レーベルとしてスタートしたUndertoneからのフィジカル・リリース!

2

BIBIO

BIBIO T.O.Y.S. »COMMENT GET MUSIC
Mind Bokehの中でも最もダンサブルなキラー曲がシングル・カット!!その別ヴァージョンB-2、アルバム未収の2曲もダンサブルなエレクトロ度高め、またしても超強力盤です。

3

HIKARU

HIKARU LAID BACK TOWN »COMMENT GET MUSIC
『Sunset Milestone』から1年、夏を心地よく演出するHikaruのミックスが今年も沖縄から届きました!Slow Motion Replayが始動させたレーベルSMR Recordsの第3弾は、意外なことにあのHikaru(Blast Head)によるサマー・ミックス!Hikaru自身が撮影した沖縄の港の写真を、ナイジェルグラフの石田氏が加工したアートワークと、楠元伸哉氏(Slow Motion Replay)によるライナーにも注目です!

4

NEBRASKA

NEBRASKA DISPLACEMENT »COMMENT GET MUSIC
Rush Hourが満を持して送り出す気鋭Nebraskaによる待望のニュー・アルバムが到着!!NebraskaことAli Gibbsによる3年振りのリリースとなったニュー・アルバム"Displacement"。Rush Hourデビュー作"A Weekend On My Own"のような清涼な上モノを用いたモダン・ハウスから、ドープなベースラインを唸らせるポスト・ビートダウン~ダウンテンポまで、大充実の内容となっております。

5

UNKNOWN

UNKNOWN TRY TO FIND ME VOL.3 »COMMENT GET MUSIC
Golf Channel人気シリーズ"Try to Find Me"第3弾!!TBDとしてもヒット連発中のJustin Vandervolgen(ex.!!!)によるミックスCDを挟んでのTry to Find Me匿名リエディット12"第2弾。今回も素晴らしい内容です!!

6

SHAFIQ / OM MAS KEITH

SHAFIQ / OM MAS KEITH DNA (SPLICE MIX) / THE GIRLS A PLAYER »COMMENT GET MUSIC
All City Dublinによる話題のLA10"シリーズに、番外編ボーナス・ディスクとなる0番が登場! 遅れて参戦してきたのは何と!ShafiqとOm Mas Keith、つまりSa-Raの2人です!

7

MURO

MURO TROPICOOL BOOGIE 6 »COMMENT GET MUSIC
ディスコ、ファンク、ブギーはもちろん、レゲエ、カリブ、トリニダード産スティール・パンものなど織り交ぜつつ、国やジャンルを軽々と飛び越えた真のクロスオーバー・ミックス!

8

MAX ESSA

MAX ESSA IBERIA EXPRESS »COMMENT GET MUSIC
盟友John Dalyの主宰するFeel Musicからは'08年の"Instant Yellow EP"以来3年振りのリリースとなる、川崎在住のバレアリック派Max Essa。リリースラッシュが続きますが、クォリティは相変わらず高い!!

9

COBBLESTONE JAZZ

COBBLESTONE JAZZ MEMORIES (FROM WHERE YOU ARE) »COMMENT GET MUSIC
Matthew Jonson、Tyger Dhula、Danuel TateのトリオにThe MoleことColin de la Planteも参加してのカルテット編成で発表した傑作アルバム『The Modern Deep Left Qualtet』以来となる新作は面を分けての二部構成で送る強力大作です!!

10

HOLY GHOST!

HOLY GHOST! S.T. »COMMENT GET MUSIC
超オススメ★DFAからのシングルが全てヒットしてきたブルックリンのCut CopyことHoly Ghost!。驚くほどポップでブリージンなインディ・ニュー・ディスコ超傑作です!!
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