「!K7」と一致するもの

ハテナ・フランセ - ele-king

 みなさんご無沙汰してます。今日は7月15日にW杯でフランスが優勝したことと、そこに若干絡んだマクロン大統領のスキャンダルについてお話ししたく。

 7月15日はフランス住民にとって久しぶりに訪れた純粋な歓喜の瞬間だった。2015年のパリ同時多発テロ以来、「Même pas peur(怖くなんかない)!」というスローガンを掲げながらもフランスに住む人間の心のどこかには、いつも恐怖があった。 非常事態宣言が敷かれ、フランス名物ともいえるデモがめっきりと減った。行われても機動隊がこれまでになく高圧的にデモ参加者を取り締まった。そんなフランス人の溜めに溜め込んだうっぷんが一時的にでも一気に解消されたのが、このW杯優勝だ。

 決勝当日私は日本から旅行に来たカップルと一緒にパリ郊外パンタンのパブリック・ビューイングに参加した。サッカーはさっぱりわからないが、みんながただただ楽しそうなこの祭りにどうしても参加したかったのだ。ただパリ市内は人が多すぎると思ったので、以前は柄が悪かったがシャネルやエルメスがアトリエを移したりして、近年”フランスのブルックリン化”が進んでいるらしいパンタンに行くことにした。日本から来たばかりの2人を連れて行って柄の悪いサッカーファンに体当たりされないか若干不安ではあったが、白人の若者や子供連れも多く、終始和やかなお祭り騒ぎだった。
 優勝した瞬間から街中のあらゆる車やスクーターやバイクがクラクションを鳴らしまくり、箱乗りして国旗を振り回したり、ウィリーしたりとカオス状態が始まった。シャンゼリセ通りはオフィシャルに車を締め出したが、あらゆる道に人が溢れ、歌ったり踊ったり叫んだりしていた。バスも一切走らなくなった。人出が多すぎると判断したメトロの駅はいくつも封鎖され、運行中のメトロの中でも観客が飛び跳ねるものだから車輌が揺れに揺れた。いつもだったらお祭り騒ぎ時に嫌な顔をする人が必ずいるフランスなのに、この日はどこに行ってもとにかく皆ハッピーだった。もちろん騒ぎに便乗、もしくは調子に乗りすぎて器物破損をする輩もいたようだったが。

 フランスだけではないだろうが、パブリック・ビューイングに行かない人も、多くが大画面TVを持つサッカー好きの家に集まりウォッチ・パーティをしていた。サッカー音痴でも親戚や友達に必ずサッカー・ファンがいるので、必然的にそこに引っ張られる。そのサッカー・ファンたちのお気に入りの褒め言葉が「今回のブルー(代表チーム愛称)は、皆がエゴを捨てチームに奉仕した!」というものだった。98年のW杯優勝の時にスローガンとなった「black blanc beurre(ブラック・ブロン・ブール)」黒人、白人、アラブ系が一体となったチームがフランスを象徴しているという文言。当時はあらゆる人種が混ざり合い調和したフランス、という幻想を人々は信じたがった。そのような夢物語は、フランス国内での分断が進んだ2018年には誰も語らない。だが、その分断が、少しの間だけでも忘れられたのが、このW杯優勝だったのだ。

 そしてそのW杯をイメージ戦略に利用しようとしたとして、マクロン大統領は一部のメディアから批判された。特別観覧室で飛び上がってガッツポーズを決める大統領は、加工されアヴェンジャーズの一員になったりピカチューと闘ったりしてSNS上でヴァイラルとなった。98年W杯優勝時にジャック・シラクが支持率を回復させたことが、無邪気風ガッツポーズを決めたマクロンの頭に全くなかったと言えるだろうか。妻も余計な発言はせず、イメージコントロールとSNSを含めた広報に長けたマクロンなのに、だ。元ロスチャイルド銀行幹部のこの大統領は、当選するなり新自由主義的な政策を打ち出し、2018年に入って不支持率が支持率を上回っていた。その支持率はW杯優勝で回復することなく、余韻をぶち壊すスキャンダルが7月18日に発覚した。大統領官邸エリゼ宮にフランス代表を送迎するバスに、我が物顔で乗っていた人物、アレクサンドル・ベナラによるデモ市民への暴行事件だ。

 メーデーの5月1日に、フランスではデモをすることが恒例行事となっている。デモが多いフランスにおいて、もっとものどかで家族連れが多かったのがメーデーのデモだ。だがテロ以来機動隊との衝突が増え、ここ2〜3年は参加者の間で注意喚起がされるようになっていた。そのような状況の中、今年のメーデーでその事件は起きた。
 学生や若者の多いカルチェ・ラタンで、デモ参加者の若い女性が機動隊員の一人に乱暴に押さえ付けれられ、若者が殴る蹴るの暴行を受け地面に引きずり倒された。その様子はスマホで撮影され、SNSで拡散された。7月18日、ついにその機動隊員の身元を探し当てた大手新聞『ル・モンド』が大々的に報道。その人物とはマクロン大統領官房長官補佐アレクサンドル・ベナラだった。
 選挙キャンペーン中からエマニュエル・マクロンの警備を担当していたベナラは、大統領当選後は大統領官房に入り引き続き警備を担当していた。そのベナラによる暴行事件がなぜスキャンダルになったのか。それは大統領府が取った処置がまずかったからだ。
 この動画の存在を知って大統領府は、5月4日にアレクサンドル・ベナラを2週間の業務停止とした。法に乗っとった方法で一般市民に身体的制裁を加えていいのは、警察のみである。アレクサンドル・ベナラは機動隊員でもなければ警察でもないのに、事件当日機動隊の装備と警察の腕章を付け、一般市民に暴行を加えた。その制裁が2週間の業務停止である。
 そしてそのことは、法的義務があるにも関わらず、検察局に報告されなかった。『ル・モンド』紙の報道が出た翌日、7月19日内務省の主導のもと慌ただしく調査委員会が立ち上がる。7月20日ベナラとメーデー時行動を共にしていたとのことで、マクロンの政党「En Marche(前進)」の職員ヴァンサン・クラスもベナラと共に検察に拘留される。同日大統領府は、防犯カメラの映像を警察に要求したとの理由でアレクサンドル・ベナラを懲戒処分にする。7月22日今度は左寄り新聞『リベラシオン』により、アレクサンドル・ベナラとヴァンサン・クラスがデモ参加者たちに向かっていく直前の様子が詳細に映った別の動画が公開。

 7月24日それまで沈黙を貫いてきたマクロンがやっと口を開いた。与党議員のカクテル・パーティに飛び入りし「メディアは馬鹿げたことをたくさん言っている。アレクサンドル・ベナラはアルマ(セーヌ川ほとりの超高級官舎)に300㎡のアパルトマンを充てがわれてなどいない(実際は80㎡だそう)。アレクサンドル・ベナラは10,000€の月給を受け取ってなどいない(実際は手取り6000€だそう。フランスの平均賃金に比べ相当な高給取り)。アレクサンドル・ベナラは私の愛人ではない(根強いゲイ説を自虐的に否定。議員たちはワザとらしく大笑い)」などと勢いよく演説して、身内からやんやの喝采を受けた。しかも「この件の責任は全て私にある。責任者を探しているなら私はここにいる。捕まえに来ればいい!」と高らかに宣言。大統領特権で司法調査の対象にならない事は、一般常識として誰もが知っていることなのに、である。
 この大統領の態度、そして事件をめぐる一連の大統領府、内閣、議会、省庁の右往左往は、この政権のあり方を浮き彫りにした。フランスでは当選して間も無くマクロン大統領を「ジュピター(ラテン神話の全能の神)」や「太陽王」、政権を「マクロン君主制」などと呼び始めた。それほどマクロンはその絶対権力を躊躇なく振りかざしてきたのだ。
 ベナラ事件をきっかけに全野党が提出した内閣不信任案は、7月31日に国民議会で否決された。だが討論の最中「フランス・アンスミーズ(屈しないフランス)」党首のジャン=リュック・メランションがした発言が非常に象徴的だった。「ベナラは問題の原因ではなく、症状だ。彼はうまく機能しなかった例ではなく、機能のあり方そのものだ」
 つまりベナラ事件はマクロン政権にたまたま起きた間違いではなく、マクロン政権のあり方そのものだというのだ。同じく「フランス・アンスミーズ」の議員フランソワ・リュファンも、自身のYoutube番組でとてもうまく説明していた。「王子(マクロン)の強大な権力の元、その取り巻きも何をしても罰せられないだろうという思い込み。その傲慢さがこの問題の本質。ジュピターを地に引き戻さねば」。果たしてそれは可能なのだろうか。大統領警備担当の暴走、という表面的な事項のみを汲み取り、問題人物を排除すればそれでこの問題は全て解決。大統領と与党の目論んでいるそのような幕引きを、フランス国民は果たして受け入れるのだろうか。

後半のベナラ関連動画です。
リュファンのYoutube番組
https://www.youtube.com/channel/UCIQGSp79vVch0vO3Efqif_w

メーデーのベナラ映像

https://www.youtube.com/watch?v=V8hKq_L7NPQ

Kanye West - ele-king

 タイトルの「ye」とはもちろん〈Kan“ye”〉のことだ。しかし同時にこれは古語で「汝ら」を指す。アートワークで宣言される、双極性障害との付き合い。オープニングの“I Thought About Killing You”の「You」とは誰か。
 計画殺人。カニエはその暗い企図を吐露する。それは、アウト・オブ・コントロールの自己だ。
 人の思考は自由だ。人の発言は自由だ。それは何者にも抑圧されてはならない。俺は自分自身を愛している。お前よりもずっと。だけど俺は自殺について考える。そしてお前を殺すことを真剣に考える。これは計画殺人だ。
 カニエが語りかけるその声色は、度々ピッチが上がり下がり、変化する。ふたつの極を行き来するように。そして挿入される、オートチューンでコントロールされた鼻歌。無意識的に現れる、もうひとりの自己。

 度々ピッチ/フォルマントが変わりゆく声色によるまた別のヴァースを、僕たちは知っている。ケンドリック・ラマーの“PRIDE.”(=傲慢さ)がそれだ。死の観念に取り憑かれているのは、ケンドリックもカニエと同様だ。しかしそれ以上に共通点はあるだろうか。ふたりが匿う、別のピッチを持つ声色は、一体誰のものか。
 ふたりのヴァースに共通する言葉がある。「go numb=感覚が麻痺する」というフレーズ。
 同曲の後半のラップパートでカニエは「とても眩しいが/太陽じゃない/とてもでかい音だけど/俺には聞こえない/でかい声で叫んで/声量はなくなって/傷付いて/俺の感覚は麻痺する(I go numb)」とライムする。
 一方のケンドリックは「この前はどうでもいいって感じだったけど/今でもそれは変わってないぜ/俺の感覚は麻痺してるのかもしれない(My feelings might go numb)/お前はそんな冷たい奴を相手にしてるんだ」とヴァースをキックする。彼が自分の不完全さをあからさまに描くヴァースの一節だ。そのピッチの上下の不安定さは、七つの大罪のうち最も重いとされている、傲慢さとの関係性を示している。ルシファーが紐づけられた、罪の重み。自分の意思で自由にコントロールできない傲慢さが現れたり消えたりするにつれて、ピッチは上下する。
 ではカニエはどうか。ピッチの変化は、アウト・オブ・コントロールになった自己が、ある極へと振られている様を示す。件のラインでは、双極性障害を考え合わせれば、躁状態の症状でもある尊大さの表れとして「太陽」が引き合いに出される。だがすぐに太陽は堕ち、暗闇で何も聞こえない震える自己の身体だけが残る。「感覚が麻痺する」ことで、自分の身体がより一層意識される。
 その輪郭を意識させるのは、言葉だ。そしてその言葉を発声することだ。発声し、ビートに寄り添わせることだ。ビートのグリッドに、自らを押し込むことだ。
 同曲の後半のビートは、ウワネタに叫び声(=スーパーヒーローの雄叫び)がコラージュされた電気仕掛けの箱だ。カニエは箱の内側から、ライムでドンドンと壁を叩きまくる。それが壊れてしまうまで。だが声色のピッチはもはやブレない。
 その尊大さと、これまでヒップホップの歴史の中で、ラップの一人称が培ってきたメンタリティの違いを、どのように見ればよいのか。その境界は極めて曖昧だ。
 同曲のラストをカニエはこう締めくくる「“ye”のことを話し続けろ/お前の歯がフリトレーみたいに欠けちまわないように」。

 ヒップホップは、これまで新しい一人称像を求め続けてきた。ギャングスタ、コンシャス、ブラックリーダー、ナード、グッドキッド……。ありきたりな話を聞いてもつまらない。だからギャングスタであれば一層ハードコアな描写が求められるし、逆にマッチョなステレオタイプに抗うように、自分の殻に引きこもったり、悶々と悩んだりするキャラクターが要請される。「ye」の存在を公言するカニエは、これまでもそうだったが、その一人称の新しさの地平を開拓し続けている。

 このピッチの不安定な一人称は、続く“Yikes”においても顕著だ。
 上目遣いで自身の窮乏を訴えかけるようなフックのトーン。ヴァースをキックしているカニエの自信過剰でこちらを煽るようなトーン。そしてその煽りを凝縮し爆発させる喋りのトーン。
 これら三つのトーンの危ういバランス感が、この曲に名状しがたい緊張感を張り巡らせている。ビートの浮ついたシンセ音が、まさに地に足のつかない感覚を助長する。「ときどき自分が怖くなるんだ」とフックで歌い上げる彼のトーンには、確かに切実さが宿っている。しかしラストの喋りのパートでは、リスナーやメディアを挑発し、嘲笑するかのように、このアウト・オブ・コントロールの自己こそを「ye」と名付け、スーパーパワーなのだと喝破する。
 楽曲を締めくくる、スーパーヒーロー「ye」誕生の雄叫び。あるいはそれはルシファーの咆哮なのだろうか。しかしその雄叫びの直後に聞こえてくるのは、その声の持ち主の誕生を賛美する、柔らかく静謐なオルガンの調べに他ならない。
 4曲からラストの7曲目までに通底する感覚は、このオルガンのサウンドにも象徴されるように、「ソウルフル」の一言に尽きる。家族を賛美するコーラスが、妻のキム・カーダシアンと二人の娘たちに捧げられる。家族と魂。かつての子供が親になり、子供を持ち、子供に歌う。
 混迷した私生活とソウル・ミュージックといえば即座にマーヴィン・ゲイ、スライ・ストーン、そしてダニー・ハサウェイと言った名前が想起させられる。一方に『Yeezus』のような緻密で攻撃的なサウンドがあり、他方に今作のようなラフでソウルフルなスケッチが鎮座する。これらもまた、互いに「極」を示しているのだろう。
 ここで聞こえるのは、これまでの彼のアルバムの緻密なプロダクションとは対極的な、先行する感情だけを凝縮しパッケージしたような非常にラフなものだ。しかしそれだけに、余分なレトリックなしに、彼と音楽の関係性が透けて見えるようなのだ。

 鍵は6曲目の“Ghost Town”にある。PARTYNEXTDOOR が歌い上げる冒頭部。天まで響きわたるオルガンと、温かみのあるオーヴァードライヴのギターサウンドは、否応無しに教会という場における歌の効用を思い起こさせられる。
 白眉は後半だ。オルガンの持続音が響くなか、天上を指差しながら Kid Cudi が歌うのは、Vanilla Fudge の“Take Me For A Little While”の冒頭の一節だ。「俺は君に愛されるように努力してる/でもそうすればするほど君は遠くへ行ってしまう」。
 すると雲の間から漏れる光のように 070 Shake の歌声が降臨する。ゴーストタウンを闊歩しながら、彼女は朗々と歌い上げる。
 「もうなにがあっても傷つかない/なんだか自由を感じる/私たちはあのときと同じ子供のままだから/ストーブに手を当てて/まだ血が流れているか確かめる」
 背後で響きわたるスネアと炸裂する残響音は、子供のころに見上げた花火の残照だ。七色の閃光が、ゴーストタウンを見下ろす。大人が築き上げ、やがて荒廃した世界を見下ろす。
 そしてこの子供であることの自由は、カニエの Kid Cudi との KIDS SEE GHOSTS 名義のセルフ・タイトルのアルバム収録の“Freeee (Ghost Town, Pt.2)”へと引き継がれる。「もう痛くない/なんでか分かる?/自由だからだよ/もうなにがあっても傷つかない」。
 070 Shake は「ローリングストーン」のインタヴューに答えて言っている、「血を流しているときは、感覚が麻痺してなくなって(it’s so numb)なにも感じさえしない」と。
 カニエとケンドリックのリリックに表れていた「go numb」に連なるようにここで示唆されているのは、子供になること=感覚をなくすことではないか。
 感覚をなくすこととは、音楽制作に没頭することだ。ワイオミングの大自然の中で。さらには、頭を空っぽにして、韻だけを頼りに即興的にリリックを書いていくことだ。たとえば“I Thought About Killing You”では「親戚(cousins)」と「ムスリム(Muslims)」が、“Yikes”では「ゾンビ(zombie)」と「ガンジー(Gandhi)」と「アバクロ(Abercrombie)」が隣に並び、突発的に縁を持ってしまう。
 精神の空白地帯に頭をもたげる言葉を、即興的に吐き出すこと。彼のライムも、そして様々の発言も、そのような突発を患っている。

 カニエが連発する7曲入りのアルバム群もまた、突発の申し子だ。その中でも、『KIDS SEE GHOSTS』のリズム/サウンドの両面で子供が持ちうる冒険心に溢れる楽曲の数々は、『ye』と対にして、あるいは併せてひとつのアルバムと捉えうる性質を持っている。
 両者が示してくれるのは、カニエが決して手放さないサンプリングという手法を交えて音楽を作ることが、いかに子供に「なる」という感覚と密接かということだ。人生のあるモメントにおいて、それが重要な役割を果たしてくれるかということだ。
 カニエの自己への倒錯的な愛情が、表面張力ギリギリで形をなす彼の音楽に、どのような波紋を広げていくのか。彼自身がまさにそれを期待しているように、僕たちはその一挙手一投足から、目が離せない。

WWW & WWW X Anniversaries - ele-king

 これまで数々のイベントを企画・実現し、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきた、渋谷のライヴ・スペース「WWW」と上階の2号店「WWW X」。今秋、前者はオープン8周年を、後者は2周年を迎える。それら両会場の周年を記念し、特別シリーズの開催が決定した。題して「WWW & WWW X Anniversaries」。現在、6公演が発表されており、スネイル・メイル、D.A.N.、ジェイミー・アイザック、モーゼス・サムニー、イ・ラン、七尾旅人、エラースミスと、目のくらむような強力なアクトが勢ぞろいしている。さらに後日には追加発表もあるとのことで、10月は「WWW」と「WWW X」に入りびたることになりそうだ。詳細は下記よりチェック。

WWW & WWW X Anniversaries 第1弾発表 6公演

●10月6日(土)「SNAIL MAIL」 出演:SNAIL MAIL @ WWW X
●10月8日(月・祝)「TIMELESS #4」 出演:D.A.N. / Guest Act:Jamie Isaac @ WWW X
●10月9日(火) 「Hostess Club Presents Moses Sumney」 出演:Moses Sumney @ WWW X
●10月12日(金)「Emotions」 出演者近日発表 @ WWW & WWW X & WWW β
●10月13日(土)「In&Out」 出演:イ・ラン (from Korea) / 七尾旅人 @ WWW
●10月20日(土/深夜) 「Local X World」 出演:Errorsmith and more @ WWW X


WWW & WWW X Anniversaries
https://www-shibuya.jp/news/009343.php


あまりにも瑞々しいUSローファイ・ロックのニュースター、若干19歳のSNAIL MAIL(スネイル・メイル)。
早くも初来日公演が決定!!

タイトル:WWW & WWW X Anniversaries "SNAIL MAIL"
日程:10月6日(土)
会場:WWW X
出演:SNAIL MAIL
時間:OPEN 18:00 / START 19:00
料金:前売 ¥5,500 (税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
一般発売:8/4 (土) 10:00~
e+ / ローソンチケット[L:73611] / チケットぴあ[P:124-356] / iFLYER / WWW店頭

公演詳細:https://www-shibuya.jp/schedule/009277.php


D.A.N.によるレギュラー企画 “TIMELESS” #4の開催が決定。
ゲストは、先日初来日単独公演が発表された、話題のサウス・ロンドン出身24歳の新鋭Jamie Isaac(ジェイミー・アイザック)。
海を越え呼応する同世代のミニマル・メロウネスが2018年の東京で出会う一晩をお見逃し無く。

タイトル:WWW & WWW X Anniversaries “TIMELESS #4”
日程:2018年10月8日(月祝)
会場:WWW X
出演:D.A.N. / Guest Act: Jamie Isaac
時間:OPEN 18:00 / START 19:00
料金:前売 ¥3,800 (税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
チケット
■先行予約:8/4(土)12:00~8/12(日)23:59 ※先着
https://eplus.jp/dan-jamie-timeless/
■一般発売:8/18(土)10:00~
e+ / チケットぴあ[P:126-358] / ローソンチケット[L:70429]

公演詳細:https://www-shibuya.jp/schedule/009347.php


その甘美な歌声がデビュー前から話題を呼び、ジェイムス・ブレイクやスフィアン・スティーヴンスのUSツアーのオープニングに抜擢、そして今年3月には第90回アカデミー賞授賞式で映画『君の名前で僕を呼んで』の主題歌「Mystery of Love」をスフィアン・スティーヴンスやセイント・ヴィンセントに並び披露するなどアーティストからも厚い支持を得るカリフォルニア出身SSWモーゼス・サムニー。チケット即ソールドアウトとなった6月のソロセットでの初来日公演に続き、早くもバンドセットでの再来日が決定!

タイトル:Hostess Club Presents Moses Sumney
日程:2018年10月9日(火)
会場:WWW X
出演:Moses Sumney
時間:OPEN 19:00 / START 20:00
料金:¥6,800 (税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
チケット
■先行予約:8月4日(土)10:00~
ticketboard
■一般発売日 8月18日(土)10:00~

公演詳細:https://www-shibuya.jp/schedule/009348.php


シーンの変化を象徴する様々なジャンルのオルタナティブな新世代アーティストがラインアップされ、多様な「感情(Emotions)」の交わりから「現在(いま)」が浮かび上がるフライデーナイトパーティーシリーズ「Emotions」、第3弾開催決定! 詳細は後日発表!

タイトル:WWW & WWW X Anniversaries "Emotions"
日程:2018年10月12日(金)
会場:WWW・WWW X・WWWβ
詳細後日発表

公演詳細:https://www-shibuya.jp/schedule/009326.php


WWWによるアジアインディロックシーンの交流地点シリーズ「In&Out」
アニバーサリー記念として開催する今回は、その歌声、文章、活動姿勢やインタビューを通しての発言が大きな注目を浴びている韓国ソウルのマルチ・アーティスト "イ・ラン" と、WWWでもこれまで「百人組手」、「兵士A」など衝撃的ライブパフォーマンスで数々の名演を生み出している "七尾旅人" が邂逅!

タイトル:WWW & WWW X Anniversaries "In&Out"
日程:2018年10月13日(土)
会場:WWW
出演:イ・ラン (from Korea) / 七尾旅人
時間:OPEN 18:00 / SATRT 19:00
料金:前売 ¥3,800 / 当日 ¥4,300 (税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
チケット:
■先行受付 8/4(土)10:00~8/12(日)18:00
e+
■一般発売 8/18(土)10:00~
e+ / ローソンチケット[L:70990] / チケットぴあ[P:126-056] / WWW店頭

公演詳細:https://www-shibuya.jp/schedule/009327.php


フューチャー・クラシックなテクノ意匠! 13年ぶりのアルバムを〈PAN〉より投下、未曾有のアフロ&ダンスホール×ミニマルな大傑作で昨年の年間ベスト・チャートを賑わせたベルリンの異能 ERRORSMITH が満を持してWWW Xへ拡張された第10回記念のLocal X Worldに登場。RAにて枚数限定の早割¥1,300も販売開始。追加発表も乞うご期待!

タイトル:WWW & WWW X Anniversaries “Local X World Errorsmith”
日程:2018年10月20日(土)深夜
会場:WWW X
出演:Errorsmith [PAN | from Berlin] - LIVE - / + more
時間:OPEN 23:30 / START 23:30
料金:前売 ¥2,000 / 当日 ¥2,500 / U23 ¥1,500 / Early Bird ¥1,300 *枚数限定
チケット:
8月2日(木)19:00~ 枚数限定 Early Bird発売 @ Resident Advisor

公演詳細:https://www-shibuya.jp/schedule/009325.php

Laraaji - ele-king

 まさに待望といっていいでしょう。70年代にストリートでパフォーマンスをはじめたところからキャリアをスタートし、ブライアン・イーノにその才を見出されたアンビエントの大御所、ララージ。近年のニューエイジ・ブームともリンクしながら、いまなお現役として新作の発表やさまざまなアーティストとのコラボを繰り広げている彼が、ついに来日ツアーを開催します。東京は単独公演、全席座りで2回のロング・セットを披露とのこと。大阪と京都もまわります。この絶好の機会を逃すなかれ。

Laraaji Boiler Room London - Deep Listening Session

[8/30追記]
ララージ待望の来日ツアーに、追加公演が決定しました。9月13日、渋谷WWW X にて開催。7FO、UNIT aa+畠山地平、Chee Shimizu も出演します。詳細は下記をご参照ください!

Laraaji Japan Tour 2018

澄み渡る空、開かれる静域。巨匠 Brian Eno に見出され、近年のニューエイジ/アンビエントの再興により生ける伝説となったNYCのパーカッション奏者/電子音楽家 Laraaji (ララージ)待望の単独初来日ツアー。

9.15 sat WWW Tokyo
9.16 sun Nanko Sunset Hall Osaka
9.17 mon Metro Kyoto

テン年代初頭よりエレクトロニック・ミュージックの新潮流の一つとして拡張を続けるニューエイジ/アンビエントの権化とも言える、ミュージシャン、パーカッション奏者、“笑い瞑想”の施術者でもある Laraaji (ララージ)の東京は単独公演、全席座りで2回のロング・セットを披露、大阪、京都を巡る待望の単独初来日ツアーが決定。そのキャリアは70年代のストリート・パフォーマンスから始まり、Brian Eno に発見されアンビエント・シリーズへ参加以降、Harold Budd、Bill Laswell、John Cale、細野晴臣、Audio Active などとコラボレーションを果たし、近年のニューエイジの再興から発掘音源含む再発で再び注目を集め、後世に影響を与えたオリジネーターとして新世代の音楽家 Blues Control、Sun Araw、Seahawks とのコラボレーション作品、遂には新譜もリリース、各国でのツアーやフェスティバルに出演し、ワールドワイドに活動の幅を広げている。風のようにそよぎ、水のように流れる瑞々しいアルペジオや朗らかなドローン、土のようにほっこりとしたソウルフルなボーカルや温かなアナログ・シンセ、ドラム・マシーン、テープ・サンプリング、瞑想的なアンビエントから時にボーカルも織り交ぜたパーカッシヴなシンセ・ポップ、ヨガのワークショップまでも展開。風、水、空、土といった自然への回帰と神秘さえも感じさせる圧倒的な心地良さと静的空間、情報渦巻く現代のデジタル社会に“癒し”として呼び起こされる懐かしくも新しいサウンドとヴィジョン、ニューエイジの真髄が遂に本邦初公開を迎える。

ツアー詳細:https://www-shibuya.jp/feature/009311.php

■9/15土 東京 単独公演 at Shibuya WWW
Title: Laraaji - Tokyo Premiere Shows -
1st set OPEN 16:00 / START 16:30
2nd set OPEN 19:00 / START 19:30
ADV ¥5,500+1D *各セット150席限定・全席座り / Limited to 150 seats for each set
Ticket Outlet: e+ / Lawson [L:73365] / PIA [P:125-858] / RA / WWW *8/1 (水) 一般発売
LIVE: Laraaji *solo long set
more info: https://www-shibuya.jp/schedule/009310.php

■9/16日 大阪 at Nanko Sunset Hall
Title: brane
OPEN 17:30 / START 18:00
ADV ¥4,800 / DOOR ¥5,500
Ticket Info: TBA
LIVE: Laraaji + more
Visual Installation: COSMIC LAB
info: https://www.newtone-records.com

■9/17月・祝 京都 at Metro
Title: Laraaji Japan Tour in Kyoto supported by 外/Meditations
OPEN 18:30 / START 19:30
ADV ¥4,500 / DOOR ¥5,000
Ticket Info: 公演日・お名前・枚数を(ticket@metro.ne.jp)までお送りください。
LIVE: Laraaji + more
more info: https://www.metro.ne.jp

Laraaji [from NYC]

本名エドワード・ラリー・ゴードン・ジュニア、1943年生まれのアメリカ人。ツィターによる瞑想的な演奏と共に、ニューエイジ/アンビエント・ミュージックの生ける伝説として知られる。70年代にストリート・パフォーマンスをはじめ、ワシントン・スクエア公園で演奏していた Laraaji を見かけた Brian Eno に声をかけられたことから、1980年リリースの名作、アンビエント・シリーズ第3弾『Ambient 3: Day of Radiance』に参加し、脚光をあびる。その他の代表作には、神々しい弦の反響と反復を繰り返す『Celestial Vibration』、電子モードのツィターが天空のドローンを描く『Essence / Universe』、大胆なボーカルとともに深く拡張していく Audio Active とのダブ作『The Way Out Is The Way In』などがあり、また Harold Budd、Brian Eno、Bill Laswell、John Cale、細野晴臣などとのコラボレーションやライブ音源含め、これまでに多数の作品を発表している。近年は〈All Saints〉から新作『Bring On The Sun』やコンピレーション『Celestial Music 1978 - 2011』に加え、Blues Control (〈RVNG Intl.〉より)や Sun Araw、最新作ではSeahwks とのコラボレーション、また〈Leaving Records〉からの発掘音源など、近年のニューエイジ/アンビエントのリヴァイヴァルも相交わり新旧共に活発なリリースとライブを展開中。音楽と平行して笑い瞑想のワークショップも行っている。

https://laraaji.blogspot.com

Laraaji - Celestial Music 1978 - 2011 [All Saints RE2013]
https://laraajimusic.bandcamp.com/album/celestial-music-1978-2011

■9/13木 追加公演 at WWW X

Title: Balearic Park - Laraaji - *FLOOR LIVE
OPEN / START 19:00
ADV ¥3,300 / DOOR ¥3,800 / U23 ¥2,800
Ticket Outlet: e+ / Lawson [L:71297] / PIA [P:127-579] / RA / WWW *8/22 (水) 一般発売

Laraaji [from NYC]
7FO [EM Records / RVNG Intl.]
UNIT aa (YoshidaDaikiti & KyuRi) + Chihei Hatakeyama [White Paddy Mountain]
Chee Shimizu [Organic Music / 17853 Records]

ニューエイジの権化 Laraaji 追加公演! 都市型アンビエント・イベント《Balearic Park》 WWW X 初開催のフロア・ライヴに登場。国内からは昨年NYの〈RVNG Intl.〉からアルバムを発表、間もなく〈EM Records〉よりリリースされるニューエイジ・ダブな最新作『竜のぬけがら』で更なる反響を呼ぶ大阪の電子音楽家 7FO、古典から電子音楽まで様々なフィールドで活躍するシタール奏者 YoshidaDaikiti とタブラ奏者 KyuRi による UNIT aa に数々の作品を残すアンビエント/ドローン作家、レーベル〈White Paddy Mountain〉主宰の Chihei Hatakeyama 参加のスペシャル・セッション、そしてディスク・ガイド、再発、コンピレーションの監修等、日本含め様々なオブスキュアを世界へ広める東京屈指のディガー Chee Shimizu (Organic Music) がDJ出演。今回は Laraaji のチターを始め、ギター、シタール、タブラ等の生楽器を主体としたフロア・ライブをフィーチャー、Gigi Masin、Suzanne Kraft、Andras、Visible Cloaks に続く《Balearic Park》の新境地をお見逃しなく。

https://www-shibuya.jp/schedule/009420.php

Imaizumi Koichi - ele-king

 LGBTブームとともに日本社会にも変化の季節は訪れているようにも見える。件の「生産性」発言にしても、ある意味では、近年の潮流が日本の保守的な価値観をも揺らがし、脅威を与えていることの表れだとも捉えられるかもしれない。しかしながら、海外のようにそこに文化が連動しているのだろうか……というのが、『ゲイ・カルチャーの未来へ』の重要な問題提起のひとつだった。
 今泉浩一は、日本においてインディペンデントでゲイ映画を地道に、ひたすら地道に作り続けてきたこの国では非常に稀有な映画作家である。彼の映画には、日本の片隅に生きるリアルなゲイたちの姿がたしかに息づいていたはずだ。その最新作にして、海外のクィア映画祭を中心にすでに評価を集めている『伯林漂流』が日本で初公開される。脚本を務めたのは先日『弟の夫』がアイズナー賞を受賞したことでますます注目を集める田亀源五郎。日本のゲイ文化にとっても重要な意味をなす作品だろう。
 渋谷で2日間限定の上映。併せて過去作の上映と、様々なゲストとのトークも予定されている。日本のゲイ文化が培った今泉浩一による「リアル」の現在地を目撃しない手はないだろう。 (木津毅)

『伯林漂流(Berlin Drifters)』国内初上映&関連企画上映
今泉浩一 生前追悼上映会
‘Pre-departure’ mourning screening of works by actor-director Imaizumi Koichi

2018年8月11日(土)&12日(日)@ Galaxy - Gingakei

今泉浩一は1985年より「東京グランギニョル」に参加、その後二代目一条さゆりの黒子として全国のストリップ劇場を巡業する。1990年、佐藤寿保監督『激射・なぶる!』で映画俳優としてデビューし、佐藤監督、佐野和宏監督らのピンク映画を中心に約100本の映像作品に出演した。1999年、岩佐浩樹とともに映画・音楽制作レーベル〈habakari-cinema+records〉を立ち上げ自主映画の制作を開始し、現在に至るまでに5本の長編作と3本の短編作を監督した。2008年に監督した、ある高校生のゲイとしてのアイデンティティーの目覚めを描いた長編作『初戀』はベルリン国際映画祭パノラマ部門にも公式招待されている。

今泉浩一の最新長編作『伯林漂流(Berlin Drifters)』は、日本からベルリンに辿り着いたゲイの漂流者たちの物語である。脚本は今作で初めて映画の脚本を手掛ける事となった、日本を代表するゲイ・エロティック・アーティストである田亀源五郎(ただし本作は『弟の夫』を含む、これまで田亀が描いてきたマンガ作品の映画化ではなくオリジナル)この10年で日本のゲイの恋愛とセックスを取り巻く何が変わり、そして何が変わらなかったのか?を「ベルリン」という反射鏡を触媒として描き出す。彷徨い続ける男たちが踊る、21世紀版『ラスト・タンゴ・イン・パリ(・オヴ・ゲイ)』。香港を皮切りにポルトガル、ドイツ、オーストリア、アメリカでの上映を経ての日本初上映となる。

『伯林漂流』予告編
https://vimeo.com/225738258

8月11日(土・祝)は新作『伯林漂流』の上映に加え、『初戀』以降の長編、短編作を制作年順に上映し、8月12日(日)には『伯林漂流』と共に、ピンク映画俳優として今泉浩一が過去に出演したピンク映画を上映する。また各回の上映後には多彩なゲストを迎えたトークを予定している。

【上映会の詳細は以下のページで】
https://www.shiroari.com/habakari/Tokyo_BerlinDrifters2018.html

会場:Galaxy - Gingakei
東京都渋谷区神宮前5-27-7-B1
TEL: 03-6427-2099
https://www.thegalaxy.jp/

※各回完全入替制で当日券のみ、また作品ごとに料金が違います。
※8/11の『初戀』は15歳以上、それ以外の全ての作品は18歳以上が入場可能です(要ID)。

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https://www.facebook.com/habakari
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 新作『Sonatine』が絶好調のD.A.N.の新しいPVが公開された。映像を手掛けるのはオオクボリュウ。デビューEPの「Ghana」以来3年ぶりの共演になるそうで、オオクボリュウのミニマルな叙情性がばっちりハマっておりますね。

D.A.N. - Sundance (Official Video)

 なお、周知のようにD.A.N.はこの秋、全国ツアーを控えています。チケットの先行発売も受付中なので、確実に行く人は申し込んじゃいましょう。

<D.A.N. TOUR 2018 "Sonatine">

- CHINA -
9月05日(水) 成都(Chengdu)@Little Bar Space
9月06日(木) 深圳(Shenzhen)@B10 Live
9月07日(金) 北京(Beijing)@YugongYishan
9月08日(土) 上海(Shanghai)@Mao Livehouse

- TAIWAN -
9月20日(木) 台北(Taipei)@THE WALL
9月21日(金) 高雄(Kaohsiung)@Live Warehouse

- THAILAND -
9月23日(日) バンコク(Bangkok)@PLAY YARD by Studio Bar

- JAPAN TOUR -

11月17日(土) 仙台 darwin
11月21日(水) 福岡 BEAT STAITON
11月23日(金祝) 岡山 YEBISU YA PRO
11月30日(金) 札幌 PENNY LANE24
12月05日(水) 大阪 梅田CLUB QUATTRO
12月06日(木) 名古屋 BOTTOM LINE
12月08日(土) 金沢 vanvan V4
12月09日(日) 新潟 CLUB RIVERST
12月20日(木) 東京 新木場STUDIO COAST

<D.A.N. オフィシャル先行受付中>
https://d-a-n-music.com/news/d-a-n-tour-2018-sonatine/

【受付期間】7/25(水)20:00 〜 8/6(月)23:59

【枚数制限】お1人様4枚まで申し込み可
【入場制限】小学生以上有料/未就学児童無料(保護者同伴の場合に限る)

https://d-a-n-music.com/

Kajsa Lindgren - ele-king

 W杯期間中、とうぜんJ1リーグはお休みで、その間それぞれのチームは休養したり、練習したりしていたわけだが、ぼくが応援している清水エスパルスというここ数年ぱっとしないチームは、18チームのなかでもっとも長い休暇を取っていた。長谷川健太が指揮を執るFC東京などほぼ休みナシで練習していたというのに、スウェーデン人のヤン・ヨンソンが監督を務める清水エスパルスは16日間も休んでいたし、練習再開後も休みが多いので、サポーターは「大丈夫かよ?」と不安視しているのだが、考えてみればスウェーデンは「短縮労働」の先進国だ。高度化した育児休暇制度をはじめ、「フレキシブル・ワーク」の一般化のみならず、1日6時間労働による生産性の向上という実験もはじめている。欧米では評価されているこうしたスウェーデン式だが、忙しくしていないと落ち着かないという日本社会ではまだまだ浮いてしまっているのが実情だろう。

 カイサ・リンドグレンはスウェーデンの作曲家/エレクトロニック・ミュージッシャンで、本作『ウーム(子宮)』は彼女のファースト・アルバムになる。自然、そして身体におけるフィールド・レコーディングの素材をさらに水中で再構成したという作品で、まったく独特の音響が生成されている。アンビエントともウェイトレスとも言いたくない、引き合いに出されているのはイーノとジョン・ハッセルの『Possible Musics(第四世界の鼓動)』だが、というのもこのアルバムは、まだ見たことのない(聴いたことのない)世界を表現したいという欲望による、ある種の異世界を描いているからだ。彼女は最終的には、無生物の世界さえも空想しているようだ。

 あるいはまた、フランスの実験派の女性アーティスト、フェリシア・アトキンソンと比較されるリンドグレンは、安易な音旅行には舵を取らず、音響の深海へと潜水しているかのようだ。水中ミキシングということで涼を求めるなんてとんでもないです。とはいえ、この音楽は耳障りなわけではないし、人を動揺させるものでもない。極めて静的な音楽だ。
 彼女はこのアルバムのリリースにあわせて、ストックホルムでは水中コンサートを開いたそうだが、なんかそれも生活のなかに気持ちの余裕のあるスウェーデンらしさがゆえの実験なのだろうか。こんな生産性のないことに夢中になれることが羨ましい。それにしても最近は、エレクトロニック・ミュージックにおいて、聴いて良かったので作者を調べてみたら女性だったということがじつに多い。

Tony Allen × Jeff Mills - ele-king

 これは事件です。2016年の末、パリのジャズ・クラブにて共演を果たしたトニー・アレンとジェフ・ミルズの両巨頭ですが、その奇蹟のようなコラボがついにレコードへと結実。9月28日に10インチとしてリリースされます。しかも、レーベルは〈ブルー・ノート〉。このデトロイト・テクノの伝説とアフロビートの伝説との邂逅を逃す手はありません。先行公開されている収録曲“The Seed”を聴きながら、首を長くして待ちましょう。

artist: Tony Allen & Jeff Mills
title: Tomorrow Comes The Harvest
label: Blue Note
format: 10"
release: September 28th
EAN / JAN: 0602567786306

[tracklist]
A1. Locked And Loaded
A2. Altitudes
B1. On The Run
B2. The Seed

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disk union
HMV

Ali Shaheed Muhammad & Adrian Younge - ele-king

 おそらくウィルソン・ピケットの楽曲を由来とするのであろう『ザ・ミッドナイト・アワー』というアルバム。真夜中のソウルという言葉が実にふさわしいこのアルバムは、ア・トライブ・コールド・クエストのDJ/プロデューサーのアリ・シャヒード・ムハマドと、マルチ・ミュージシャンでプロデューサーのエイドリアン・ヤングのプロジェクトによるものだ。アリとエイドリアンの共演は、エイドリアンのプロデュースするソウルズ・オブ・ミスチーフのアルバム『ゼア・イズ・オンリー・ナウ』(2014年)にアリがフィーチャーされたことがきっかけで、その後TVドラマのサントラとなる『ルーク・ケイジ』(2016年)も共同制作している。その頃より『ザ・ミッドナイト・アワー』の制作は開始され、当初は2016年末頃にはリリース予定だったが、ここにようやく発表された。

 DJで熱心なレコード・ディガーであり、また法律の博士号も持つエイドリアンは、奥方と一緒にロサンゼルスでレコード・ショップ兼ジュエリー・ショップを経営し、また〈リニア・ラブズ〉というレーベルも運営している。もともとDJ/トラックメイカーだが、ヒップホップなどの元ネタから古いレコードをコレクトするようになり、そこからさらに楽器演奏を独学で学んでいった。1968年から1973年までを音楽の黄金時代ととらえ、その時期のソウル、ファンク、ジャズ、リズム・アンド・ブルース、ロックなどが好みという。当時のアナログな楽器や録音機材が生み出す温もりや奥行きのあるサウンドに魅入られ、自身で作品を作るときもそうした機材を導入するという凝りようだ。こうしたエイドリアンのこだわりにシンパシーを感じるアーティストは多く、これまでにアリやソウルズ・オブ・ミスチーフはじめ、デルフォニックス、ゴーストフェイス・キラー、ビラル、RZA、バスタ・ライムズ、スヌープ・ドッグ、ケンドリック・ラマーなどと作品制作、コラボ、共演している。ハモンド・オルガン、ミニ・モーグ、フェンダー・ローズなど鍵盤類から、サックス、ベース、ギターまで操る彼は、ヴェニス・ドーンというバンドも率いて『サムシング・アバウト・エイプリル』(2011年)、その第2集(2016年)もリリースしている。ヒップホップ方面との交流が深いエイドリアンだが、この第2集にはステレオラブのレティシア・サディエールをフィーチャーし、幅広い交友関係も見せている。そのレティシアと共演した“メモリーズ・オブ・ウォー”では、サントラのようにジャジーでシネマティックな曲作りも見せていたが、エイドリアンにとってサントラというのも重要なキーワードのひとつである。前述の『ルーク・ケイジ』ほか、デビュー作の『ブラック・ダイナマイト』(2009年)もブラックスプロイテーション映画のサントラだった。また、『サムシング・アバウト・エイプリル』も架空のサントラという設定で、ゴーストフェイス・キラーなどとのコラボ作にもそうした雰囲気が持ち込まれている。アイザック・ヘイズからモリコーネのサントラに影響を受け、ムーディーな音作りを好むというところも、彼のレコード・マニアたるゆえんだろう。

 『ザ・ミッドナイト・アワー』のプロジェクトに関して、エイドリアンはサンプリングなどをせず、全て楽器演奏だけで作ってみようと提案したそうだ。アリはソウルズ・オブ・ミスチーフの『ゼア・イズ・オンリー・ナウ』のリミックス・アルバムを手掛け、そのときは全ての楽曲を生演奏のみで作り変えた。アリにとって初めての楽器演奏によるアルバムとなったが、それが自信となって『ザ・ミッドナイト・アワー』の制作へと繋がっていったのである。ATCQが実際にサンプリング・ネタにしてもおかしくないようなアルバム、というのが念頭にあったそうだ。全部で20曲収録というたいへんヴォリュームのあるアルバムで、演奏はエイドリアンとアリのほか、ヴェニス・ドーンのメンバーらが参加している。従ってエイドリアン・ヤング、及びヴェニス・ドーンのアルバムの延長線上に位置する作品と言えるだろう。ゲスト・アーティストもエイドリアンやアリに関連する人が多く、ビラルやレティシア・サディエールに始まり、シーロー、ラファエル・サディーク、マーシャ・アンブロージアス、クエストラヴ、ジェイムズ・ポイザー、キーヨン・ハロルドらが参加。“ソー・アメイジング”にはルーサー・ヴァンドロスがフィーチャーされているが、彼が生前の1986年に残した歌を、アリとエイドリアンの新たな演奏に乗せる形となっている。“クエスチョンズ”は未完成段階のトラックをケンドリック・ラマーが聴いて気に入り、自身のヴァースを乗せて『アンタイトルド・アンマスタード』(2016年)に収録していた。そこでは“アンタイトルド・06”となっていたが、シーローの歌を入れて完成したヴァージョンとなる。

 ビラルの歌う“ドゥ・イット・トゥゲザー”は、ロータリー・コネクションの系譜に位置するような作品で、エイドリアンが自身の音楽を呼ぶダーク・サイケデリック・ソウルという言葉がピッタリだ。エイドリアンはビラルの『イン・アナザー・ライフ』(2015年)のプロデュースを行なったが、ゴスペル的なエモーショナルさを持ちつつも、オルタナティヴなテイストもあるビラルの歌の特性を生かした曲となっている。レティシア・サディエールが歌い、キーヨン・ハロルドがトランペット、クエストラヴがドラムを演奏する“ダンス・アス・モーメント・デランス”は、基本的にはビート感の強いジャズ・ファンクだが、レティシアのスキャットによって優美さや浮遊感が生まれており、相反する要素をひとつにまとめた好例と言えるだろう。新進女性シンガーのエリン・アレン・ケインが歌う“ラヴ・イズ・フリー”は、『ザ・ミッドナイト・アワー』全体のカラーに通じるヴィンテージ感を醸し出すR&B。ストリングスを用いたゴージャスなサウンドは、往年の〈モータウン〉や〈スタックス〉などの音作りを彷彿とさせる。“ダンス・アス・モーメント・デランス”も“ラヴ・イズ・フリー”も、一聴瞭然なのはドラムの音の太さで、これはやはりアナログ・テープで録音しないと生み出せないものだろう。『ザ・ミッドナイト・アワー』は、そうした音に対する贅沢なこだわり、飽くなき追求が見られるアルバムだ。

Likkle Mai - ele-king

 リクル・マイは、日本のレゲエ・シンガーとして国際舞台でもっとも評価されているひとりで、強いてたとえるなら日本のマーシャ・グリフィスと言えるような素晴らしいアーティストだ。彼女は、世界中の誰もがルーツ・レゲエは時代遅れだと認識していた90年代に真っ直ぐなルーツ・レゲエをやって世界を驚かせたバンド、ドライ&ヘヴィーのヴォーカリストとして登場した。バンドを脱退した後もソロ活動を続けているわけだが、すでに『Roots Candy』や『Dub Is The Universe』、『mairation』など魅力的な作品を残している。2014年には3・11への彼女なりのアンサーとして、レゲエと民謡を融和させた『きたぐにのはる』も話題になった。
 リクル・マイはいつだってレゲエをベースにしながら、人生や社会に関して、シンプルで力強い言葉をソウフルな声で歌う。彼女の音楽はいつだって大らかで、なおかつプロテスト・ミュージックで、いつだって人を元気にさせる。去る7月18日に、4年ぶりのミニアルバム『Rise Up』がリリースされた。ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬が参加し、彼女の盟友でもあるブリストルのロブ・スミスが1曲、ミックスしている。リクル・マイらしい、ポジティヴなヴァイブレーションのじつに溌剌とした作品だが、なによりもすごいのは、長年続けてきている人が持ち得る感情の深みが見えること。ぜひぜひチェックして欲しい。
 また、リクル・マイは精力的なライヴ活動もしている。10月からは「Likkle Mai Rise Up TOUR 2018」も予定されているので、近場の人はぜひ! 彼女のライヴは最高なんで。詳しくはリクル・マイのホームページをご覧ください。

https://likklemai.com/2/live-schedule/



LIKKLE MAI
Rise Up

Hanx Records/MK STARLINER
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