「R」と一致するもの

Tom Misch - ele-king

今や若手クリエイターの巣窟となりつつあるサウス・ロンドンでは、例えば日本で言う昨今の東東京リバイバルとも似て、賃料の安さゆえ自然と若者が集りここ数年で急速に活発な音楽シーンが醸成されつつある。一個のシーンとしては未だ確固とした音楽的傾向があるとは言い難いものの、ゴートガールやシェイムといったロック・バンド、またはロイル・カーナーやアミ・ボーイズなどのヒップ・ホップ・アクト、そしてジャズの世界でもプーマ・ブルーやジョー・アーモン・ジョーンズ、ヘンリー・ウーなどといった、ロバート・グラスパーをはじめとするUS勢と呼応するような数多くの新しき才能が揺動している状況だ。それぞれUK伝統のDIY精神を湛えながら、ジャンル越境的で且つインディー~メジャーの区分に割り振れないようなポピュラリティの高いアクトが次々登場しているなか、ここに紹介するトム・ミッシュこそはその圧倒的「ポップ・ミュージック性」から、シーン出身者の中で最大の成功を手にすることになるかもしれない。

 2015年に発表されたミックス・テープ“Beat Tape 2”で、若きトラック・メイカーとして注目を集めたトム・ミッシュ。そのミックス・テープでは、いかにもJディラ再評価以降の世代らしく、アンチ・クオンタイズな有機的ビートと、ジョン・メイヤーをアイドルと公言する(その感じも、素直な青年感満点)のも納得の歌心系ギターが融合し、なんとも快楽指数の高い音楽を奏でていたわけだが、今回登場したデビュー・アルバム『ジオグラフィー』では、ジャズの薫りを色濃く湛えながらも、自身のクルーナー・ボーカルを武器にSSW的なポピュラリティの高いソウル世界へ漕ぎ出した。
 一聴して、かつてのアシッド・ジャズ~UKソウル、もしくはそれ以前から活動するベン・ワットらに代表されるネオアコを起源とするシンガー・ソングライター像など、80年代から90年代を賑わした音楽との類似性を指摘したくなるわけだが、それにしてもこれは時に赤面してしまうほどに実直なスムース・ポップだ。しかも超ハイ・クオリティの。たしかに先述の通り、ギタープレイにはジョン・メイヤーからの影響色濃いが、それ以上に感じるロニー・ジョーダン的クラブ・ジャズ感。おそらく「あの時代」に青春を過ごした方々にとっては、悶絶モノだろう。しかしここ日本でも、あのサチモスがかつて90年代に青春を過ごした音楽ファンへ郷愁を提供しながらも、むしろバンドと同世代やより若年層から支持を得ていること考えると、これを単にリヴァイヴァルだとかノスタルジーだとかいう言葉で片付けてしまうこともできない……(というか、トム・ミッシュの音楽の魅力を論じようとするとき、そういう言葉で片付けたくなる気持ちをぐっとコラえる必要がある)。
 
 この非常に青々しく爽やかな音楽愛に溢れたトム・ミッシュ氏の内奥に、グログロと渦巻く作家性をなんとか見つけて暴き立てるようなお馴染みのロック精神主義的筆致は当然退けられるべきだろうし、その上、米ラッパーのゴールドリンクや、これまた「あの時代」のレジェンドであるデ・ラ・ソウル、サウス・ロンドン・シーンから先述のロイル・カーナーをフィーチャーしているといった客演情報を挙げていっても、あるいはクルセイダーズの佳曲‘My lady’をサンプリング使用しているとか、ここ10年のディスコ~ブギー・リヴァイヴァルからの影響を指摘できるとか、スティーヴィー・ワンダーの(恥ずかしくなるくらいの)名曲“Isn’t She Lovely”をギターで気持ちよさそうにカヴァーしているといった情報を挙げていっても、なにやらそれは語義通り本当にただ情報を挙げていくだけ以上のことでないように思ってしまうのだった。
 常日頃多くの「作家的」音楽について投げかけられているようなオーセンティックな批評言語や、DJ~ディガー的視点をともなった博物学的興味のようなものからするするっと透過し、むしろそれを相対化してしまうような無邪気なセンスと、感嘆すべき手際・仕事の鮮やかさがかえって前景化してくるのだ。

 かつて、ネオ・アコースティックから派生しつつブラック・ミュージックへ接近していったようなエブリシング・バット・ザ・ガールといった「歌もの」のアーティストたちも、過去の音楽への歴史的見取り図を少なからず携えていたと思うし、その後のアシッド・ジャズやUKソウル・ムーヴメントは、レア・グルーブ・ムーヴメントや、もっと遡ればノーザン・ソウルやモッズ・カルチャーをルーツとし、いかに享楽的シーンに見えようとも、ハウスやヒップホップをも吸収したUKクラブ文化に継承された諧謔性や批評性というものが(良い悪い別として)潜んでいたとはずだが、明らかにトム・ミッシュによる音楽は、そういった縦軸的な文化継承意識とは浮遊した地点にある。その、衒いなく興味の赴くままに音楽を参照していくような様は、かつてあったような通史的感覚に基づく己のリファレンス・センスの鍛錬によるものというよりも、ここ10年で登場した、例えばジェイムス・ブレイクやキング・クルールといったアーティストと近似性を指摘すべき、先述のサウス・ロンドン・ジャズ・シーンのニュー・アクトたちとも共通する、時制とアーカイヴを自由に行き来する極めてインターネット空間的感性によって培養されているものだろう。
 
 強く「あの時代」を匂わせながらも、これほどまでに摩擦係数の抑制された完成度の高い「ポピュラー音楽」を22歳の多感な若者が作り出したという事実は単純に新時代の技術論的な視点からも驚嘆に値すべきである(FACT Magazineサイト上に彼の曲作りの模様が映像としてアップされているので要チェック。https://www.factmag.com/2018/03/28/tom-misch-clock/)のと同時に、単なるリヴァイヴァリストとして批判されることもなく割合素直にここ日本でも音楽ファンから賞賛されている状況は、多くのリスナーも、作り手トム・ミッシュその人と同様に、もはや通史的な音楽理解から浮遊した地点で日々音楽を摂取しているということを鮮やかに物語っているのかもしれない。
 そういった意味でも今、2018年の「ポップ・ミュージック」として、これほどまでに正しいものはないかもしれない。

078 KOBE 2018 - ele-king

 GWの4月28日、神戸のクロスカルチャー・フェスティバル「078」にて、デトロイト・テクノ・シーンのカリスマ、URがライヴ出演します。今回はマイク・バンクスとマーク・フラッシュのふたりによるDepth Charge名義でのライヴ、シンプルなテクノ・セットのなかで往年の名曲が聴けると思われます。「078」は無料の野外フェスです。こんな機会、なかなかないです。行ける方はぜひ行きましょう。(ほかにもKyoto Jazz Sextet+菊地成孔のライヴもあります)
 なお、4月30日には渋谷のCONTACTでもライヴ公演があります。神戸まで行けない方はこちらをどうぞ。

078 KOBE 2018 - MUSIC

 「若者に選ばれ、誰もが活躍するまち」神戸を実現するため、未来に向け魅力と活力あふれる都市として発展する神戸を発信するため、2017年から始まった市民参加型のクロスカルチャー・フェスティバル。
「078」は、神戸市のエリア・コードです。
 2年目となる2018年は、MUSIC X FILM X INTERACTIVE X FOOD X FASHION X KIDS X ANIMATIONの7つのサブジェクトが融合し、交差し、スケールアップして開催されます。MUSIC部門では、日本に最初にJAZZが降り立った街 "KOBE"として、国際色豊かな
ラインナップが揃っています。特筆すべきは、これまで15年に渡り、数々の楽曲制作を行い、KOBEを日本のホームタウンと呼ぶ"Underground Resistance"が、Mad MikeとMark Flashによる"Depth Charge"として来日。日本JAZZの聖地に、Hi-Tech JAZZを
響渡せます。また、今回は、完全なフリー・コンサートということもあり、DetroitTechnoファンには、初期DEMFを彷彿させるのではないでしょうか?

2018/4/27 - 29
*MUSIC部門は、4/28-29。UR出演は、4/28。
11:00 - 21:00
会場:神戸メリケンパーク内、特設野外ステージ
Time Table:
4/28(土)
12:00~12:30 THE APPLES
13:00~13:30 ハロルド
14:00~14:30 The Songbards
15:00~15:30 SODA!
16:00~16:30 Young Juvenile Youth
17:00~17:30 The fin.
18:00~19:00 Kyoto Jazz Sextet feat. Navasha Daya & 菊地成孔
19:00~20:45 UNDERGROUND RESISTANCE as Depth Charge
20:45~21:00 セッション

4/29(日)
11:00~11:20 バーバリアン
11:30~13:00 Japan × Asia Friendshipプロジェクト
13:10~13:30 神戸タータン × 神戸松蔭女子学院大学ファッションショー
14:00~14:30 黒猫チェルシー
15:00~15:30 THE NEATBEATS
16:00~16:30 レッツゴーSUN弾き(うじきつよし[子供ばんど] / 鈴木賢司[シンプリー
レッド] / 佐藤タイジ[シアターブルック])
17:00~17:30 ザ50回転ズ
18:00~18:30 THE TOMBOYS
19:00~19:40 WEAVER
20:10~20:40 KJPR ELECTRIC BAND

Underground Resistance (Detroit. USA)
1989年、Jeff MillsとMike Banksの2人によって、デトロイトで結成されたテクノ・グループ。彼らの融合は、Hip Hop、Jazz、Punk Rock、Funkを本質に、攻撃的な電子音を掛け合わせることで、独自のスタイルを構築し、90年代以降のエレクロニック・ミュージック・シーンに多大な影響を与え、彼らをリスペクトするミュージシャンは世界中、推挙に暇がない。

Depth Charge (デプス・チャージ)
過去29年に及ぶUnderground Resistanceとしての活動をすべて網羅したユニットを作ろうというテーマのもとに生まれたの が、今回出演するDepth Charge (デプス・チャージ)。リーダーであるMad Mike Banksと、初期からのメンバーであるMark Flashの2人による、Keyboards、Drum Machine、Turntables、Percussionsを駆使したパフォーマンスで、過去のURクラシック スから未発表曲までを縦横無尽に演奏する、これぞURというユニットである。一昨年の来日時には、1回のフェスティバ ルのみの公演であったが、いよいよ、彼らが日本のホームタウンと呼ぶ「KOBE」に凱旋を果たす。

078 KOBE 2018 公式ページ:
https://078kobe.jp/
078 KOBE 2018 - MUSIC ページ:
https://078kobe.jp/events_category/music/


■東京公演
日程:4/30
会場:CONTACT
17:00 Open / 23:00 Close
Time Table:
17:00 - DJ WADA
19:00 - Ken ISHII
20:30 - 22:30 Depth Charge
https://www.contacttokyo.com/schedule/underground-resistance-as-depth-charge
-live-in-tokyo/

R.I.P. Cecil Taylor - ele-king

 セシル・テイラーが亡くなった。

 4月5日にブルックリンの自宅でピアニストにして詩人は息を引き取る。89歳だった。最高気温は7度くらいだろう。寒くて雨がちだったこの日、家族のほかに彼を見送ったのは、サキソフォン奏者のエヴァン・パーカーと〈Cadence〉レーベルの主宰者ロバート・ラッシュだという(『ガーディアン』紙電子版)。巨漢のパーカーが共演したライヴは数え切れないし、ラッシュは最後のアルバムを作った人だ。1956年に出された最初の作品『Jazz Advance』から62年の時間が流れたのである。

 少し暖かくなったニューヨークの街では今ごろ、彼の音楽に励まされた人たちが記憶を紡ぐ催しを準備していることだろう。私もここでその試みに加わりたいと思う。

 3年前に彼がオーネット・コールマンの葬儀で演奏した音を聴きながら、これを書いている。2015年6月27日、場所はマンハッタンの西ハーレムにあるリバーサイド教会である。シャルトルの大聖堂を模したゴシック教会の高いドームに響くのは金属的なハイトーンだ。これが倍音を含んでちょっとハープシコードみたいに聞こえる。年を追うごとに南方に向かい、カーニヴァル的になっていったオーネットを送るセシルのピアノは、対照的に大都会の森厳な杜で鳴っているのである。ある種の「同志的」な共感が伝わってくるのと同時に、大きく距離をとった天空の眼を思わせる。骨に響き、脳幹を貫くすばらしい演奏だった。そう感じるのは、決して同じ時代を生きた者たちだけではないだろう。

 1929年のクイーンズ生まれ。この地区でニューヨーク万博が開かれたのは10歳の時である。セシルは根っからのニューヨーク人なのである。モンクやローチ、それにロリンズもそうだった。音楽は「街の気流」だ。どれほど孤独な音楽実験も、「自然」を志向するサウンドも、人びとの間で生まれる。実はモンクが産声を上げた1917年から1930年のロリンズまで13年間しかない。意外なのはロリンズの方がセシルより1歳若いこと。そしてオーネットはテキサス州フォートワースで生を享けたが、ロリンズと同い年だということだ。マイルスはセシルの3つ年上なだけ。何が言いたいのかって? つまりバップからフリーまで、すべてがこの街の蒸気と暗がりの中で一気に群がり起こったのである。

 訃報を伝える内外のどんな記事も「フリージャズの先覚者」という。オーネットの時もそうだった。そんな見出しを眼にすると「ああ、人はそうやって棺桶に蓋をされるのか」と思う。「棺桶」にもいろいろある。藝術の棺桶、ジャズの棺桶、フリーの棺桶、現代音楽の棺桶。そして立派な墓が立つ。20世紀の殿堂という墓穴に入れられて、それで一丁上がりである。

 セシルは、移民の缶詰のようなクイーンズ区の北東部で黒人ミドルクラス家庭の一人っ子として生まれた。「イミグラントでいないのは日本人くらいかな」と友人はいう。6歳でピアノを始め、後にボストンのニューイングランド音楽院に学んでいる。ボストンは批評家のナット・ヘントフが多民族エリアの縁でジャズに酔い痴れた街である。これはバイオグラフィーじゃない。エリントン、ミンガス、マイルスと続く自意識が絡み合うその足跡だ。そして「主流派のジャズクラブから追放された彼は」と『ガーディアン』紙でローラ・スネイプスは書いている。皿洗いやクリーニング屋(!)でどうにか喰いつないだという。民族混淆の下水道のような新宿2丁目の洗濯屋稼業で凌いだ身としては、実になんとも汚水が眼に染みてしょうがないのである。

 『Jazz Advance』の“You’d be so nice to come home to”には、セシルの自意識が辿ったこういう泥道が伺える。「ニューヨークの溜め息」ヘレン・メリルが歌うメロディーを弾くピアノはギクシャクと路地を曲がりくねって即興に突入していくのである。こういう捻れを振り払うように『Conquistador!』や『Unit Structures』の構造的土石流が押し寄せただろう。私には1980年代のFMPに残された稠密な集団即興が今でも耳に轟いている。

 オーネットへの葬送曲が、セシル・テイラー自身によるセシルへの挽歌のように聞こえないか。カテドラルの空間を昇っていくその何本もの音の線が、ラヴェルのヴァイオリン・ソナタが秘めた爆発的な繊細さを思わせるのである。そこから洩れてくる声は弔いの儀式にふさわしくない。「すべての棺桶をこじ開けろ」と私に囁くのである。

Moodymann - ele-king

 なんと、ムーディマンが6月に新作LPをリリースする。タイトル含め、アンプ・ドッグ・ナイト(アンプ・フィドラー)が参加していること以外はまだ何も明かされていないが、先行シングルと思われる12インチ「Pitch Black City Reunion / Got Me Coming Back Rite Now」はすでにリリース済み。いや、これ、むちゃくちゃかっこいいです。売り切れる前にレコ屋へ急げ!


これ一冊でいまのプロレスがわかる!

「奇跡のV字回復」を果たした新日本プロレスを中心に、「プ女子」と呼ばれる女性ファンも巻き込んで、いま新たなプロレスブームが訪れようとしています。
そんな盛り上がりをよそに「これからプロレスを見てみよう」という新たなファンのための入門書があまり見当たりません。そこで、「これ一冊でいまのプロレスがわかる」本を目指したガイドブックを刊行します!

巻頭インタビューには新日本プロレスの大舞台などでも活躍中の飯伏幸太選手、そして過激すぎるデスマッチ映像でお茶の間でも話題沸騰の葛西純選手のインタビューを掲載!

主要団体や現在注目の選手70人以上を掲載、初めての観戦に向けた手引き、生観戦を満喫するための便利グッズ紹介、さらには日々の生活をプロレスで満たすためのショップガイド、プロレスへの理解と愛情がさらに深まるブック&映画ガイドなど、この本で確実に「あなたの好きなプロレス」が見つかります!


目次

はじめに
巻頭インタビュー1 飯伏幸太
巻頭インタビュー2 葛西純
団体紹介
ローカル団体
アメリカン・プロレス(WWE)
アマチュア(学生・社会人プロレス)
今、注目の選手を一挙紹介! レスラー名鑑
タイプ別レスラー紹介
レジェンドレスラー
チーム・ユニットで構図が見えてくる
Column プロレスとアパレル レスラーとSNS
Column レスラーになるには
Column プロレス好きの有名人
観戦の手引き
観戦のおともに~便利グッズあれこれ
プロレス会場の数々
グッズショップから飲食店まで――お店ガイド
Column リング外のイベント
奇想天外! 変わり種興行
在宅観戦
Column レスラーと音楽
プロレスの歴史
プロレスのルール
Column アイドルファンとプロレスファン
技がわかればプロレスがわかる! プロレス技ガイド
プロレスが10倍おもしろくなるブックガイド
熱いドラマから奇想天外なドキュメンタリーまで プロレス映画ガイド
FAQ
あとがき



Daniel Avery
Song For Alpha

Phantasy Sound / ホステス

TechnoArtificial Intelligence

Amazon Tower HMV iTunes

 化けた。そう言うべきだろう。
 タイトルとは裏腹にアシッドきらめくダンス・レコードだった2013年の前作『Drone Logic』から一転、ダニエル・エイヴリーのセカンド・アルバム『Song For Alpha』は、全篇にわたって幽遠なアンビエント・タッチのシンセを導入している。このアルバムを覆っているのは、かつて「リスニング・テクノ」や「アンビエント・テクノ」と名指されていた類のサウンドである。前作にその要素がなかったわけではないが、本作ではそれが大々的に展開されている。
 この変化に関してエイヴリー本人は、「DJ以外の活動も含めて、自分のアーティストとしての全体の活動の影響を、スタジオのなかに取り入れたものなんだ」とオフィシャル・インタヴューで語っている。以前は何よりもまずクラブでプレイされることに曲作りの基準があった、と彼は言う。しかし『Song For Alpha』はそれとは異なる方位を見据えている。

自分にとってテクノというのは、ヒプノティックな、逃避できる音楽だと思っているんだ。DJとしてのゴールというのは、自分にとって、フロア全体でみんなが手をあげて楽しむというような状況よりも、目を閉じてそのセットにはまっているような状況を作り出すことなんだ。 (オフィシャル・インタヴューより)

 目を閉じてそのセットにはまっているような状況――つまり彼はフロアだけでなくベッドルームのことも考えるようになったということだろう。とはいえ、その変化は必ずしもダンスの放棄を意味するわけではない。なんといっても彼は、アンディ・ウェザオールやエロル・アルカンから祝福を受け、『Fabriclive』や『DJ-Kicks』といった名ミックス・シリーズに抜擢されるほどのDJである。とうぜん本作にも“Sensation”や“Quick Eternity”といった機能的なトラックは搭載されている。しかし、それらはあくまで全体に緩急をつけるためのいちアクセントにすぎないように聴こえる。ためしに目を閉じてこのアルバムが奏でるサウンドに耳をすましてみてほしい。きっと思いもよらないさまざまな情景が浮かび上がってくるはずだ。ノスタルジックなシンセだけではない。打撃音や金属音など、『Song For Alpha』で鳴らされている細やかなノイズの数々は、私たちリスナーを想像の彼方へと運び去っていく。

 これはまさに、かつて〈Warp〉が「アーティフィシャル・インテリジェンス」シリーズで試みていたことではないか――そう考えると、本作が90年代前半のテクノ黄金期の諸作を彷彿させる音色/音響で埋め尽くされていることにも納得がいく。『Song For Alpha』を聴いていると、デトロイト・テクノやそこから影響を受けたリロードやB12、あるいはプラスティックマンなどのサウンドを思い浮かべずにはいられない。“Citizen // Nowhere”なんて『Incunabula』~『Amber』の頃のオウテカのようだ。つまりこのアルバムは、その企図としても結果としても、いまという時代のなかで「アーティフィシャル・インテリジェンス」を標榜・実践しているのである。

デトロイトのテクノはもちろんだけど、だけど同じくらい〈WARP〉なんかの1990年代のテクノ・サウンドからも影響もうけているよ。あとは同時にエレクトロニック・ミュージックだけではなく、ブライアン・イーノとかウィリアム・バジンスキーとか、アンビエントや実験音楽なんかにももちろん影響はうけているよね。自分にとって、それぞれ同等の価値がある音楽なんだ。テクノだけではなく、そういう音楽からの影響も同レベルだと言えると思うんだ。 (オフィシャル・インタヴューより)

 バジンスキからの影響は、冒頭の“First Light”やインタールードの“TBW17”、“Embers”などのビートレスなトラックに表れ出ている。とはいえ、どれほどウェイトレスなシンセが全体を覆い尽くしていようとも、本作はいわゆるアンビエントのアルバムではない。たとえば、リッチー・ホウティンを思わせる“Clear”や“Diminuendo”、“Glitter”などのミニマルなキックやハットは、どう考えてもダンスを希求している。ようするに、そのようなふたつの志向の交錯にこそ本作の肝があるということだ。
 機能性と想像性の共存という点において、本作にもっとも大きな影響を与えているのは、やはり、エイフェックス・トゥインである。“Stereo L”や“Slow Fade”のアシッドの使い方はプラスティックマン的であると同時にどこかAFXを想起させるし、“Projector”のハットなんてまるで『Selected Ambient Works 85-92』のようだ。じっさい、エイヴリーはオールタイム・フェイヴァリットにエイフェックスの『85-92』を挙げている。「あのアルバムはずっと聴いているんだ。本当にパーフェクトなアルバムなんだ」と彼は語る。

初期のエイフェックス・ツインの感覚がまさにそうなんだけど、あとは〈WARP〉のやっていたエレクトロニック・ミュージックなんかは、マシン・ミュージックでもあるんだけど、同時に人間味を感じる音楽だったと思うんだ。それにすごく影響を受けていて、機械が作る音楽なんだけど魂があるような、そういった音楽にこそ自分としては“繋がり”を感じることができるんだ。 (オフィシャル・インタヴューより)

 このような『Drone Logic』から『Song For Alpha』への変化は、90年代初頭に起こったテクノの旋回――ダンサブルなアシッド・ハウスから想像力豊かな「アーティフィシャル・インテリジェンス」へ――をそのままなぞっているかのようである。しかし、ではなぜエイヴリーは、いまこのような転身を遂げなければばらなかったのだろうか。

 時代が要請した。
 結局はそういうことになるのだろう。
 近年は、多角化する以前の〈Warp〉のサウンドを継承しようと試みる〈Central Processing Unit〉が頭角を現してきたり、エイフェックスなど90年代初頭のサウンドを取り入れたバイセップが高い評価を受けたりする時代である。ダニエル・エイヴリーのこの『Song For Alpha』もまた、そのような時代の無意識を的確に捉えた作品だと言うことができる。
 いったい「アーティフィシャル・インテリジェンス」とはなんだったのか。あるいは、いったいエイフェックス・トゥインとはなんだったのか――ダニエル・エイヴリーのこの新作は、いま改めてそれを考える機運が高まっていることを仄めかしているのである。

Gang Gang Dance - ele-king

 ギャング・ ギャング・ダンスといえば、ゼロ年代NYのアンダーグラウンド・シーンにおいてアニマル・コレクティヴと並んでひときわ異彩を放っていたバンドである。世界中のさまざまな音楽の要素を取り入れながら巧みに実験精神とポップネスとの融合を試みていた彼らだけれど、前作『Eye Contact』が2011年だから、あれからもう7年ものときが流れていたのだ。そんな長きにわたる沈黙を破り、来る6月22日、ついにGGDが新作『Kazuashita』をリリースする。先行公開された新曲“Lotus”を聴く限り、その折衷的なスタイルはいまなお健在の様子で……ところで「カズアシタ」って何?

GANG GANG DANCE

7年の沈黙を経て復活!!!
最新アルバム『KAZUASHITA』のリリースを発表&新曲公開!
秋には超待望の来日も!

アニマル・コレクティヴやLCDサウンドシステム、バトルズなど、その後ヘッドライナー級アクトへと成長する才能を生み出しまくった2000年代初頭のニューヨークにおいて、音楽とアートの境界線を破壊し、一際異彩を放った尖鋭的音楽集団ギャング・ギャング・ダンスが7年の沈黙を破り再始動! 待望の最新アルバム『Kazuashita』のリリースを発表し、新曲“Lotus”を解禁! さらに秋には2009年のフジロック以来となる超待望の来日公演も計画されている。詳細は後日発表予定。

Gang Gang Dance - Lotus (Official Audio)
https://youtu.be/ZIvCVYX__9c

リジー・ボウガツォス、ブライアン・デグロウ、ジョシュ・ダイアモンドを中心に2000年代前半に結成されたギャング・ギャング・ダンス。初期作品が当時ニューヨークで勢いのあった実験的音楽シーンの中で高く評価され、2008年8月8日にはボアダムズによる88 Boadrumで指揮を任され、その直後にリリースされた傑作『Saint Dymphna』で一躍カルト・バンドの域を超え、盟友アニマル・コレクティヴと共に、シーンの中心的存在となる。その後〈4AD〉との契約を経て『Eye Contact』をリリース。自身の作品をリリースした以外にも、若くしてこの世を去ったグラフィティ・アーティスト、ダッシュ・スノーやネイト・ローマン、ティンチー・ストライダー、ボアダムズなどとのコラボレートも知られる。

ポスト・ロックからエレクトロニカ、インダストリアル、シューゲイズ、サイケ、エクスペリメンタルなど、ありとあらゆるリズムとスタイルをひとつに纏め上げ、そこにリジー・ボウガツォスのシャーマニックなヴォーカルが加わることで、鮮かでトライバルな異世界へと誘う唯一無二の音楽で、多くに影響を与えてきた彼らが、7年もの沈黙を破って完成させたのが最新作『Kazuashita』。本作は、デグロウによってプロデュースされた作品で、ニューヨークのスタジオやアートスペースでレコーディング・セッションを何度か行ったのち、BOADRUMで出会ったドラマーのライアン・ソーヤー、アリエル・ピンクとのコラボでも知られ、本作ではプロダクションの一部とミキシングを担当したホルヘ・エルブレヒトと共に作品を完成させた。アルバムのジャケット・アートには、アメリカの若手アート・フォトグラファー、デヴィッド・ベンジャミン・シェリーの作品が起用されている。

ギャング・ギャング・ダンス7年ぶりの最新アルバム『Kazuashita』は6月22日(金)に世界同時リリース! 国内盤CDには、ボーナストラック“Siamese Locust”を追加収録し、解説と歌詞対訳が封入される。輸入盤LPの初回限定プレス盤はカラー・ヴァイナル(レッド)仕様となる。またiTunes Storeでアルバムを予約すると、公開された“Lotus”がいち早くダウンロードできる。

label: 4AD / Beat Records
artist: Gang Gang Dance
title: Kazuashita
release date: 2018.06.22 FRI ON SALE

[ご予約はこちら]
beatink.com: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=9602
amazon: https://amzn.asia/6ppXWDA
iTunes Store: https://apple.co/2GOpQWb

[Tracklisting]
01. ( infirma terrae )
02. J-TREE
03. Lotus
04. ( birth canal )
05. Kazuashita
06. Young Boy (Marika in Amerika)
07. Snake Dub
08. Too Much, Too Soon
09. ( novae terrae )
10. Salve On The Sorrow
11. Siamese Locust (Bonus Track for Japan)

Terekke - ele-king

 現在、80年代から90年代初頭前後のニューエイジ再評価が進んでいる。例えばオランダのレーベル〈ミュージック・フロム・メモリー〉が再発見(リイシュー)したジジ・マシンなどが音楽ファンに広く受け入れられている状況である。また、日本人環境音楽家の(故)吉村弘のファースト・アルバム『ミュージック・フォー・ナイン・ポスト・カード』を、ヴィジブル・クロークスのスペンサー・ドローンと〈ルート・ストラタ〉のマックスウェル・オーガスト・クロイによるレーベル〈エンパイア・オブ・サイン〉がリイシューするような流れも生まれている。海外では80年代の日本産アンビエントは「ファッショナブル」な存在になっていた。

 これは長年歴史化されていなかった80年代の電子音楽やニューエイジを再評価するムーヴメントといえるが、おそらくは80年代にはまだ幼少期だった世代が長じて自分が子供のころに耳にした音楽とムードが似ているレコードを掘り始めたからではないかとも思う。いわば新時代のレア・グルーヴである。だからこそ実は「ジャンル」に限定されてもいない。じじつ、〈ミュージック・フロム・メモリー〉は『アウトロ・テンポ:エレクトロニック・アンド・コンテンポラリー・ミュージック・フロム・ブラジル 1978-1992』というブラジルの知られざる電子音楽のコンピレーション・アルバムや、高橋邦幸の初期作などもリイシューしている。ジャンルというより共通する音の質感を重視する姿勢だ。音楽マニアからの信頼が厚いのも頷ける。

 ゆえに〈ミュージック・フロム・メモリー〉では旧作のリイシューのみに留まらず、新作アルバムのリリースも追求されている。たとえばジジ・マシン、ジョニー・ナッシュ、ヤング・マルコらによるガウシアン・カーヴや、スペインのニューエイジ・コンポーザーのスーソ・サイスの新作アルバム『レインワークス』のリリースなどである。そして今回、〈ミュージック・フロム・メモリー〉が送り出した「新作」作品がニューヨークのテレッケことマット・ガードナーのアンビエント作品『インプロヴィゼーショナル・ループス』である。昨年〈L.I.E.S.〉から『プラント・エイジ』を出して話題になった人で、〈L.I.E.S.〉では最初期からシングルをリリースしてきたプロデューサーだ。この『プラント・エイジ』もまた天国的なミニマル・ダブ・トラックを収録した傑作であった。対して本作『インプロヴィゼーショナル・ループス』は、ノンビートのアンビエント作品である。夢のような微睡の音響が続くアルバムだ。

 アルバムには全8曲が収録されているが、“Another”、“Wav1”、“Ambien”などで聴かれるように、柔らかく桃源郷的な音世界を基調とする構成となっている。それらはまるで夢の中へと誘われるような催眠誘発効果も高い。一方、“Arrpfaded”や“l8r h8r”などのトラックは、電子音のアルペジオによって微かな緊張感を生んでいる。その意味ではアルバム・トータルで「陶酔と覚醒」を同時に引き起こすような効果も感じられた。

 いずれにせよ、ここまで濃厚なニューエイジ/アンビエントの「新譜」は稀ではないか。その意味ではビートは入っていないものの、音の本質は『プラント・エイジ』とそれほど差はないともいえる。成層圏的というか、天国的というか、重力から自由になったような感覚があるからだ。どうやら彼がニューヨークの「ボディ・アクチュアライズド・センター」のヨガ・クラスでの体験をもとに作られたという、まさにニューエイジなトラックらしいのだが、シンプルながら実に端正な仕上がりのアンビエント・トラックでもある。アナログ機材で作られたというトラックは、とにかく気持ち良いのだ。身体に「効く」アンビエントの逸品といえよう。

DJ Spoko - ele-king

 これからだったのに。
 3月14日。あまりにもはやく彼はその生涯を閉じることになってしまった。まだ35歳だった。

 DJスポコこと Marvin Ramalepe は、かつてDJムジャヴァとともに“Township Funk”を作り上げたことで知られる、南アフリカはプレトリアのプロデューサーである。彼の生み出すアフリカン・ハウス・ミュージックは「バカルディ・ハウス」という名で人口に膾炙しており、その活動は00年代半ばまで遡ることができるが、よく知られているのは「Ghost Town」(2013年)や『War God』(2014年)といった米英のレーベルから発表された作品だろう。2015年には Fantasma というコレクティヴの一員としてアルバム『Free Love』に参加、結核と診断されたことを明かしながら Bandcamp などをとおしてリリースを続け、2016年には再度ムジャヴァと組んだ決定的な1作「Intelligent Mental Institution」を発表、バカルディ・ハウスのオリジネイターの貫禄を思うぞんぶん見せつけてくれたのだった。
 そして、昨年。きっと彼は次の一手を模索していたのだと思う。マティアス・アグアーヨとの連名で送り出された「Dirty Dancing」は、スポコがもしかしたら今後生み落とすことになったかもしれない奇蹟的な名作を予感させる、実験的かつ越境的な試みだった。その経験が良い刺戟となったのだろう、以降も彼は積極的にコラボを重ねていたようで、ソンゴイ・ブルーズを発掘したスティーヴン・バッドによれば、スポコは死の前月までアフリカ・エクスプレスのアルバムの仕事に関わっていたのだという。
 ほんとうに、これからだったのだ。

 この「Spoko Forever」は遺されたスポコの家族を支援するために企画されたEPで、彼が生前取り組んでいた最後のトラックを収録している。バカルディ・ハウスの王道が示された冒頭“Bula ma”の風格にはただただひれ伏すほかないけれど、それ以上に2曲目以降のトラックがおもしろい。4つ打ちのキックとビッグ・ビート風のギターが織り成す躍動的なリズムのうえをウェイトレスなシンセとチョップされたヴォーカルが舞い踊る“The sweat of the Dragon”は、スポコが欧米からの影響を独自の形で消化=昇華していたことを教えてくれるし、90年代初頭のUKテクノを思わせるベースとズールーのギターが予想外の協演を繰り広げる“27 Strugles of our 4Fathers”は、陽気なはずなのにどこか不思議な哀愁を漂わせてもいて、繰り返し聴いていると目頭が熱くなってくる(フィーチャーされている Phuzekhemisi はマスカンディの先駆者のひとりで、レディスミス・ブラック・マンバーゾのアルバムに参加したことも)。

 さらに興味深いのはラファウンダをフィーチャーした“I lost my fear”で、バカルディ・ハウスのリズムにダブ・テクノのムードをかけ合わせながら、そこに実験的なヴォーカルを差し挟むという野心的な仕上がり。これまでの彼には見られなかったスタイルだけに、「恐れなんてない」という意味深げなラファウンダの声がいつまでも耳にこだまし続ける。

 ブレイクスルーとなった“Township Funk”からちょうど10年。スポコのネクスト・ステージを予告するこれらのトラックたちはいま、否応なく聴き手の身体を揺さぶると同時にその悲しみを増幅させもする。ありえたかもしれない彼の新たな音楽に想いを馳せながら私たちは、これから何度もこの遺作を聴き返すことになるのだろう。
 ほんとうに、これからだったのに。

Loyle Carner - ele-king

 昨年デビュー・アルバム『Yesterday's Gone』を発表し、一気にUKを代表する若手MCとなったロイル・カーナー。自身でトラックメイキングもこなす彼が、クウェズやトム・ミシュといったいまをときめくプロデューサーたちの助力を得て紡ぎ出したあのメロウネスは、グライムともトラップとも異なるヒップホップのあり方を提示するオルタナティヴなものだった。その若き才能が来る5月、日本で初めての公演をおこなう(この初来日を記念して『Yesterday's Gone』の日本盤もリリース)。本国では数千人規模のキャパでもすぐにソールドアウトしてしまうそうなので、この機会は見逃せない。5月17日、渋谷WWWにてそのパフォーマンスを思う存分堪能しよう。

Hostess Club Presents
Loyle Carner

2018/5/17(木)渋谷WWW
Open 18:30 / Start 19:30
Ticket:¥4,500(税込 / 1 Drink別途)
https://ynos.tv/hostessclub/schedule/20180517.html
主催:イーノス / WWW
制作・招聘:イーノス

※未就学児(6歳未満)のご入場をお断りさせていただきます。
※カメラ・ビデオテープレコーダー・カメラ付携帯電話などによる出演アーティストの撮影、録音は禁止致します。
※会場内・外で発生した事故・盗難について主催者・会場・アーティストは一切責任を負いません。

BBC SOUND OF 2016に選出されたUK期待のラッパー、ロイル・カーナーのデビュー・アルバムが遂に日本盤化!

BBC Sound Of 2016ノミネート! さらに本作は2017 年のマーキュリー・プライズにノミネート、2018 年のBrit Awardで2部(British Break-through Act / British Male Solo Artist)、NMEアワードでは 最優秀ブリティッシュ・ソロ・アーティスト賞を受賞するなどUKではすでにブレイクしているMC、ロイル・カーナーが満を持して日本デビュー!

●キング・クルールとは同級生! アデルやエイミー・ワインハウス、ケイト・ナッシュが卒業した名門BRIT SCHOOLを卒業!
●俳優としてのキャリアを持ち、イヴ・サンローランの男性用香水の広告モデルも務めた。

artist: Loyle Carner (ロイル・カーナー)
title: Yesterday's Gone (イエスタデイズ・ゴーン)
label: Virgin EMI UK / Hostess
format: CD
cat no.: HSU-10186
pos : 4582214517896
発売日: 2018/4/4 (水)
価格: 2,400円+税
※日本盤はボーナストラック、歌詞対訳、ライナーノーツ付(予定)

サウスロンドン出身、アデルやエイミー・ワインハウス、ケイト・ナッシュを輩出した名門BRIT SCHOOL を卒業し、キング・クルールとは同級生でもある。2014 年にデビューEP をリリース、2015 年にはジョーイ・バッドアスのUK ツアーのサポートに抜擢、更
にはグラストンベリー・フェスティバルにも出演を果たすなど早くから話題に。またヒュー•スティーブンスがホストを務めるBBC RADIO 1 の番組でカニエ・ウエストのカバーを披露するなど、メディアからも注目を浴び、BBC SOUND OF 2016 に選出。そして2017年にリリースされた本作にはKwes やTom Misch など若き才能がフィーチャリングで参加。UK初登場14位を記録し、 Independent 誌で2017年度の年間ベスト・アルバム第1位を獲得。The Sunday Time では9 位、NME では12 位と多くの媒体で年間ベスト上位を獲得した。更に2017年度のマーキュリー・プライズにノミネート、2018年のBrit Award で2 部(British Break-through Act / British Male Solo Artist)にノミネートされている。ミニマルなビートにゴスペルやジャズなどをサンプリングしたメロウな楽曲の数々はグライムのジャンルを飛び越え、UK では既にブレイクを果たしている。

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